JP2009086559A - デジタルカメラと、そのフォーカス制御システム、フォーカス制御方法、フォーカス制御プログラム - Google Patents

デジタルカメラと、そのフォーカス制御システム、フォーカス制御方法、フォーカス制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】AF機能を有するデジタルカメラにおいて、撮影範囲における任意の場所に位置する被写体に対するピント合わせを容易に行うことを可能とする。
【解決手段】CCDにより撮像された画像から、レーザーポインタによって照射された点滅光の照射位置に対応する光点滅領域を検出し(S9)、光点滅領域が検出できたら(S10でYES)、光点滅領域を中心とするAFエリアを新たに設定し、そのAFエリアを対象とする合焦処理を行う(S12)。ユーザーにあっては、所望する被写体の特定部分に光ビームを照射するだけで、その特定部分にAFエリアを設定してピントを合わせることが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オートフォーカス機能を有するデジタルカメラと、そのフォーカス制御システム、フォーカス制御方法、フォーカス制御プログラムに関するものである。
従来、被写体をCCDやMOS型の固体撮像素子を用いて撮像するデジタルカメラではAF(オートフォーカス)機能を通常備えており、静止画撮影時にAF機能を使用する場合には、スルー画像を表示しているモニター内に、画角内でピント合わせの対象となる位置を示すためのAFエリアを表示するものが一般的である。また、AFエリアはモニター内の中央部に設定されているものが多いが、撮影時には、AFエリアが設定されている撮影範囲(画面中央)以外に位置する特定の被写体を合焦したい場合がある。その場合、一旦、カメラを振って撮影範囲画の中央に特定の被写体を位置させてからピント合わせを行い、その後に当該特定の被写体が撮影範囲の中央以外に位置するように再度カメラを振る必要がある。そのため、ユーザは繰り返しカメラを振るという煩わしい動作を強いられる。
ここで、例えば下記特許文献1には、AFエリアを複数設け、それらのマルチ(複数)AFエリアの中からユーザが切替スイッチの操作によって所望のAFエリアを選択することにより、撮影範囲の中央以外に位置する特定の被写体にピントを合わせる技術が開示されている。この特許文献1の技術によれば、ユーザが最初にカメラを構えた時点でピントを合わせたい被写体がマルチAFエリアの範囲内に位置していれば、カメラを振ることなく撮影範囲の中央以外に位置する被写体に合焦することができる。
特開2001−128056号公報
しかしながら、特許文献1の技術においても、マルチAFエリアの範囲から外れた被写体に合焦する場合は、カメラを振ってAFエリアの範囲を当該被写体に重ねた後に切替スイッチの操作によって所望のAFエリアを選択して合焦させる必要があり手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、撮影範囲における任意の場所に位置する被写体に対するピント合わせを容易に行うことが可能となるデジタルカメラと、そのフォーカス制御システム、フォーカス制御方法、フォーカス制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係るデジタルカメラにあっては、オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラにおいて、被写体像を撮像して画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像に、第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段と、前記撮像手段により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出手段と、前記撮像手段により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段と、前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係るデジタルカメラにあっては、前記検出手段は、前記撮像手段により取得された画像から、外部から照射されるとともに一定周期で点滅する指示光の照射位置を検出することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るデジタルカメラにあっては、前記検出手段は、撮像手段により取得された画像から、前記指示光の色と同様の色成分の画素情報を抽出する抽出手段を含み、この抽出手段により抽出された画素情報に基づいて前記指示光の照射位置を検出することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係るデジタルカメラにあっては、前記検出手段により照射位置がいったん検出された後、前記検出手段により照射位置が検出できなくなった後の経過時間を計測する計測手段と、この計測手段により計測された経過時間が所定時間に達したことをトリガとして、前記撮像手段に、撮像した画像の記録に向けた撮像動作を行わせる撮影制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係るデジタルカメラにあっては、前記第1の設定手段は、前記撮像手段により取得された画像に前記第1のフォーカス検出領域を複数設定し、前記撮像手段により取得された画像をスルー画像として表示する表示手段と、この表示手段に、画像内における前記複数の第1のフォーカス検出領域をそれぞれ示す複数のフォーカス枠を表示させる表示制御手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記表示制御手段が前記表示手段に表示させた複数のフォーカス枠のうちのいずれかのフォーカス枠の選択操作に応答し、前記検出手段による照射位置の検出動作を停止させるとともに、前記選択操作により選択されたフォーカス枠に対応するフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を前記合焦処理手段に行わせることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係るフォーカス制御システムにあっては、被写体に対して前記所定の指示光を照射する照射手段と、オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラであって、被写体像を撮像して画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像に、第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段と、前記撮像手段により取得された画像から、前記照射手段により照射された前記所定の指示光の照射位置を検出する検出手段と、前記撮像手段により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段と、前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理を行わせる制御手段とを備えたデジタルカメラとを備えたことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係るフォーカス制御方法にあっては、オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラにおけるフォーカス制御方法であって、撮像された画像に第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定ステップと、撮影により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出ステップと、撮影により取得された画像に、前記検出ステップで検出した照射位置に応じた領域を第2のフォーカス検出領域として設定する第2の設定ステップと、前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を行う合焦処理ステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明にあっては、オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラが有するコンピュータを、撮影により取得された画像に第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段、撮影により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出手段、撮影により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段、前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を前記合焦処理手段に行わせる制御手段、として機能させるためのフォーカス制御プログラムとした。
本発明によれば、撮影範囲における任意の場所に位置する被写体に対するピント合わせを容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本発明に係るフォーカス制御システムを示すブロック図であって、図示したように、フォーカス制御システムはデジタルカメラ1とレーザーポインタ51とから構成される。まず、デジタルカメラ1について説明すると、本実施形態のデジタルカメラ1は、AE(自動露出)、及び周知のコントラスト検出方式によるAF機能を備えたものであって、デジタルカメラ全体を制御するCPU2と、以下の各部から構成されている。
すなわちデジタルカメラ1は、カメラ本体内において図示しない駆動機構に支持されたフォーカスレンズ3と、フォーカスレンズ3を光軸方向に移動するためのフォーカスモータ4、フォーカスモータ4を駆動するためのモータードライバ5を有している。モータードライバ5はバス6を介してCPU2と接続されており、CPU2からの制御信号に基づきフォーカスレンズ3が光軸方向へ移動することによりフォーカス調整が行われる。
一方、本実施形態のデジタルカメラ1は撮像手段としてCCD7を有している。CCD7は、CPU2の命令に従いタイミング発生器(TG:Timing Generator)8が生成するタイミング信号に基づき垂直/水平ドライバ9によって駆動され、フォーカスレンズ3を介して結像された被写体の光学像を光電変換し、撮像信号としてアナログ信号処理部10に出力する。
アナログ信号処理部10は、CCD7の出力信号に含まれるノイズを相関二重サンプリングによって除去するCDS回路や、ノイズが除去された撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、ゲイン調整アンプ等から構成され、デジタルに変換した画像信号を画像処理部11へ出力する。
画像処理部11は、SDRAM12をワーキングメモリとして使用し、入力したデジタルの画像信号、すなわちCCD7のフィルター配列に応じた画素毎に異なる色の画像データ(ベイヤデータ)から画素補間、及び画素毎のRGBデータの生成を行った後、それを輝度(Y)、及び色差(Cb,Cr)の各データからなるYUVデータに変換する。その際、CPU2の指令に従いCb,Cr(R,Bデータでもよい。)のゲイン調整によるホワイトバランス調整などのデジタル信号処理を行う。
また、画像処理部11で生成されたYUVデータは順次SDRAM12に格納され、1フレーム分のデータ(画像データ)が蓄積される毎にビデオ信号に変換された後、本発明の表示手段である液晶モニタ(LCD)13においてスルー画像として表示される。また、記録モードでの撮影時には、SDRAM12に一時記憶された画像データ(YUVデータ)がCPU2により圧縮されてSDRAM12内のバッファ領域にいったん蓄積された後、最終的にはJPEG等の所定のフォーマットの画像ファイルとして外部メモリ14に記録される。なお、外部メモリ14は図示しないカードインターフェイスを介して接続されたカメラ本体に着脱自在なメモリカードである。
外部メモリ14に記録された画像ファイルは、再生モードにおいてユーザーの選択操作に応じてCPU2に読み出されるとともに伸張され、YUVデータとしてSDRAM12に展開された後、液晶モニタ13において表示される。
フラッシュメモリ15はカメラ本体に内蔵されたメモリであって、フラッシュメモリ15には、外部メモリ14(メモリカード)が装着されていない状態で撮影された画像のファイルが記憶される画像記憶領域や、デジタルカメラ1の動作に必要な各種のプログラムが記憶されたプログラム領域が確保されている。プログラム領域に記憶されているプログラムにはAE制御プログラムや、AF制御プログラム(本発明のフォーカス制御プログラム)が含まれており、係るAF制御プログラムに従い動作することにより、CPU2は本発明の検出手段、第1の設定手段、第2の設定手段、合焦処理手段、制御手段、抽出手段(計測手段を含む)、表示制御手段、撮影制御手段として機能する。
キー入力部16は、電源キーやシャッターキー、モード切替スイッチ、メニューキー、ディスプレーキー、コントロールキー、セットキー等の各操作キーから構成される。コントロールキーは、デジタルカメラにおいて一般的な上下左右の各方向が指示可能な1組(又は一体型)の方向キーであり、前記メニューキーの押下により液晶モニタ13に表示されるメニュー画面において設定項目や設定内容の選択に使用される。また、前記セットキーは、設定項目や設定内容の選択状態の確定等に使用される。そして、キー入力部16におけるキー操作状態はCPU2によって逐次スキャンされており、ユーザーによっていずれかの操作キーが操作されると、その操作内容がCPU2によって検出される。
次に、前述したレーザーポインタ51について説明する。前記レーザーポインタ51は、撮影時に、ユーザーが必要に応じて所望する特定の被写体や、任意の被写体の特定部分にレーザービーム(指示光)を照射する本発明の照射手段であり、赤色でかつ一定周期(1秒間に数十回)で点滅するレーザービームを発する構成を備えている。
以下、上述した構成からなるデジタルカメラ1の動作について説明する。図2は、記録モードにおいて、AF機能がオン設定されているときCPU2が実行する本発明に係る処理の内容を示したフローチャートである。
図2に示したようにCPU2は、記録モードの設定とともに処理を開始し、CCD7を所定のフレームレートで駆動しスルー画像の取得、及び液晶モニタ13への表示を開始した後(ステップS1)、液晶モニタ13の表示画面に、図3(a)に示したようにスルー画像100を表示中の画面中央部に3つ1組のAF枠101(マルチAF枠)を表示させる(ステップS2)。
引き続き、CPU2は、その時点でポインタ優先モードが設定されているか、つまりポインタ優先機能がオン設定されているか否かを確認する(ステップS3)。ポインタ優先モードは、後述するようにユーザーが撮影時にAF機能により所望する特定の被写体へのピント合わせを行う場合に、前記レーザーポインタ51の光によって、画角内における任意の位置をフォーカス位置として設定することができるモードである。
ここで、上記ポインタ優先モードが設定されていない場合には(ステップS3でNO)、直ちにユーザーにより前述した3つのAF枠101のいずれかの選択操作があるか否かをさらに確認する(ステップS4)。なお、AF枠101の選択は、ユーザーが前述したコントロールキー及びセットキーを操作することにより、例えばコントロールキーにより選択対象のAF枠101を変更し、セットキーにより選択の終了(AF枠101の決定)することにより行われる。
そして、AF枠101の選択操作が行われるまで(ステップS4,S7が共にNO)、AF枠101の選択操作の有無を繰り返し確認する。また、上記AF枠101の選択操作が行われたら(ステップS4でYES)、選択されたいずれかのAF枠101によって示される画像内のAFエリア(本発明における第1のフォーカス検出領域)を対象とする合焦処理、すなわちフォーカスレンズ3を移動させながらAFエリアにおけるコントラスト値が最大となるフォーカスレンズ位置をサーチし、サーチ位置にフォーカスレンズ3を移動するAF動作を行い、選択されたAF枠101に重なる(位置する)特定の被写体(又はある被写体の特定部分)へのピント合わせを行う(ステップS5)。
その後、シャッターキーが押されるまでの間は(ステップS6でNO)、ステップS4へ戻り、AF枠101の選択操作が再度行われたときには(ステップS)、その都度、合焦処理を繰り返す(ステップS4でYES、ステップS5)。そして、シャッターキーが押されたら(ステップS6でYES)、その時点でCCD7による画像記録に向けた撮像動作、撮像した画像の圧縮及び外部メモリ14への記録といった撮影処理を行う(ステップS17)。これにより1回の撮影動作を完了する。
一方、前述したステップS3の確認結果がYESであって、前述したポインタ優先モードが設定されていたときには、いったんユーザーによる前述したAF枠101の選択操作があるか否かを確認し、選択操作があれば(ステップS8でYES)、その時点でステップS5の処理へ移行する。すなわち、選択されたAF枠101に重なる(位置する)特定の被写体(又はある被写体の特定部分)へのピント合わせを行い、その後は、ポインタ優先モードが設定されていない場合と同様の処理を行う。
これに対し、AF枠101の選択操作がなければ(ステップS8NO)、所定のフレーム期間内(例えば0.5秒間)に、画像処理部11により生成されSDRAM12に一時記憶される各フレームのRGBデータからRデータのみを抽出し、フレーム毎に各画素の画素値を確認するとともに、画素値が一定周期で変化する画素が連続して並んだ光点滅領域を検出する(ステップS9)。つまりレーザーポインタ51の光ビーム(指示光)が照射されている場合における光ビームの照射位置を検出する。
そして、処理開始当初においては、光点滅領域が確認できず、かつ後述する光点確認フラグがオフであるため(ステップS10,S11が共にNO)、そのままステップS8へ戻る。その後、レーザーポインタ51によって画角内の任意の被写体部分に光ビームが照射され、それに伴い前記光点滅領域が確認できたら(ステップS10でYES)、光点滅領域を中心とするとともに前述した各々のAF枠101により示されるAFエリアと同じ大きさのAFエリア(本発明における第2のフォーカス検出領域)を新たに設定し、そのAFエリアを対象とする合焦処理を行う(ステップS12)。これにより、前記光ビームが照射された特定の被写体(又はある被写体の特定部分)へのピント合わせを行う。
図3(b)は、画角内の被写体にレーザーポインタ51の光ビームが照射されているときのスルー画像100に現れる光点Pを示した図3(a)に対応する図であって、図中に破線の矩形で示した領域がステップS11において新たに設定されるAFエリア102である。なお、同図は、光点Pの大きさを便宜上拡大して示した図である。
したがって、ユーザーにあっては、図に示したように、所望する被写体の特定部分(図の例では人物の手の部分)に光ビームを照射するだけで、3つのAF枠101に関係なく、その特定部分にAFエリアを設定してピントを合わせることができる。
また、CPU2は、上記のように光ビームが照射された特定の被写体(又はある被写体の特定部分)へのピント合わせを行った後には、光ビームが照射が開始されていることを示す光点確認フラグをオンした後(ステップS11)、ステップS8へ戻る。そして、前述した光点滅領域が確認できている間、つまり光ビームの照射が継続されている間には(ステップS10がYES)、ステップS12の合焦処理を繰り返す。
その後、光点滅領域が確認できなくなったら、つまり光ビームの照射が終了したら(ステップS10がNO)、その時点で、タイマを動作させて光ビームの照射終了後の経過時間のカウントを開始する(ステップS14でNO、ステップS15)。そして、カウント開始当初は、予め決められている所定時間が経過していないため(ステップS16でNO)、ステップS8へ戻って前述した処理を繰り返す。
その後も、光ビームの照射が終了してから所定時間が経過するまでの間は(ステップS16がNO)、ステップS8〜S16の処理を繰り返し、その間に、ユーザーによるAF枠101の選択操作があれば(ステップS8でYES)、その時点で直ちにステップS5の処理へ移行する。
やがて、光ビームの照射が終了してから所定時間が経過したら(ステップS16でYES)、それをトリガとして撮影処理、すなわちCCD7による画像記録に向けた撮像動作、撮像した画像の圧縮及び外部メモリ14への記録を行う(ステップS17)。これにより1回の撮影動作を完了する。
以上のように本実施形態のデジタルカメラ1においては、撮影時にポインタ優先モードを設定(ポインタ優先機能がオン設定)しておくことにより、ユーザーは所望する特定の被写体や、任意の被写体の特定部分に、レーザーポインタ51の光ビームを照射するといった簡単な作業を行うだけで、特定の被写体等がマルチAF枠のいずれかのAF枠101からも外れている場合であっても、その特定の被写体等にAFエリアを設定してピントを合わせることができる。つまり撮影範囲における任意の場所に位置する被写体に対するピント合わせを容易に行うことができる。
しかも、光ビームの照射を終了するだけで、シャッターキーを操作することなく直ちに撮影を行うことができる。その結果、主要被写体をマルチAF枠から外れる場所に位置させた構図の画像であっても、それを容易に撮影して取得することができる。
また、ポインタ優先モードが設定されている状態であっても、ユーザーはマルチAF枠のいずれかのAF枠101を選択すれば、特にポインタ優先モードを解除する操作を行わなくとも、前述したステップSA9以降の処理を停止させ、直ちにAF枠101を用いたピント合わせに移行することもできる。したがって、使い勝手も良好である。
ここで、本実施形態では、ユーザーに特定の被写体等の指示に使用させる光ビームを点滅光とし、フレーム毎に画素値が一定周期で変化する画素が連続して並んだ光点滅領域を検出し、それをユーザーに指定された位置と判断するため、ユーザーに指示された位置を高い精度で判断することができる。なお、指示位置の判断精度は低下することとなるが、定の被写体等の指示に使用させる光ビームは必ずしも点滅光でなくともよく、その場合には、フレーム毎に、周囲の他の画素よりも輝度が高い画素値を有する画素を検出することにより指示位置を判断するようにすればよい。
また、本実施形態では、前記光点滅領域を、ユーザーに特定の被写体等の指示に使用させる光ビームと同色のRデータ(画素情報)のみから検出するようにしたことから、前記光点滅領域の検出に要するCPU2の処理負担を軽減することができるとともに、これによってもユーザーに指示された位置を高い精度で判断することができる。なお、これに関しても、CPU2の処理負担が増大したり、指示位置の判断精度が低下したりするが、前記光点滅領域を全ての色成分の画像データから検出する構成としても構わない。
また、以上の説明においては本発明を一般的な構成を備えたデジタルカメラ1に適用する場合について述べたが、本発明は、当然、携帯電話端末等の他の情報機器に内蔵されたデジタルカメラにも適用可能である。
本発明に係るフォーカス制御システムのブロック図である。 同システムのデジタルカメラにおける記録モードでの動作を示すフローチャートである。 撮影待機時の表示画面例であり、(a)はマルチAFの表示された状態、(b)はレーザーポインタにより特定の被写体が指示された状態を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 CPU
3 フォーカスレンズ
4 フォーカスモータ
5 モータードライバ
7 CCD
11 画像処理部
12 SDRAM
13 液晶モニタ
14 外部メモリ
15 フラッシュメモリ
16 キー入力部
100 スルー画像
101 AF枠
102 AFエリア
P 光点

Claims (8)

  1. オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラにおいて、
    被写体像を撮像して画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された画像に、第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段と、
    前記撮像手段により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理を行わせる制御手段と
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記検出手段は、前記撮像手段により取得された画像から、外部から照射されるとともに一定周期で点滅する指示光の照射位置を検出することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記検出手段は、撮像手段により取得された画像から、前記指示光の色と同様の色成分の画素情報を抽出する抽出手段を含み、この抽出手段により抽出された画素情報に基づいて前記指示光の照射位置を検出することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記検出手段により照射位置がいったん検出された後、前記検出手段により照射位置が検出できなくなった後の経過時間を計測する計測手段と、
    この計測手段により計測された経過時間が所定時間に達したことをトリガとして、前記撮像手段に、撮像した画像の記録に向けた撮像動作を行わせる撮影制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のデジタルカメラ。
  5. 前記第1の設定手段は、前記撮像手段により取得された画像に前記第1のフォーカス検出領域を複数設定し、
    前記撮像手段により取得された画像をスルー画像として表示する表示手段と、
    この表示手段に、画像内における前記複数の第1のフォーカス検出領域をそれぞれ示す複数のフォーカス枠を表示させる表示制御手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記表示制御手段が前記表示手段に表示させた複数のフォーカス枠のうちのいずれかのフォーカス枠の選択操作に応答し、前記検出手段による照射位置の検出動作を停止させるとともに、前記選択操作により選択されたフォーカス枠に対応するフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を前記合焦処理手段に行わせる
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のデジタルカメラ。
  6. 被写体に対して前記所定の指示光を照射する照射手段と、
    オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラであって、
    被写体像を撮像して画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された画像に、第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段と、
    前記撮像手段により取得された画像から、前記照射手段により照射された前記所定の指示光の照射位置を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づくオートフォーカス処理を行わせる制御手段と
    を備えたデジタルカメラと
    を備えたことを特徴とするフォーカス制御システム。
  7. オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラにおけるフォーカス制御方法であって、
    撮像された画像に第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定ステップと、
    撮影により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出ステップと、
    撮影により取得された画像に、前記検出ステップで検出した照射位置に応じた領域を第2のフォーカス検出領域として設定する第2の設定ステップと、
    前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を行う合焦処理ステップと
    を含むことを特徴とするフォーカス制御方法。
  8. オートフォーカス機能を備えたデジタルカメラが有するコンピュータを、
    撮影により取得された画像に第1のフォーカス検出領域を設定する第1の設定手段、
    撮影により取得された画像から、被写体に対して照射された所定の指示光の照射位置を検出する検出手段、
    撮影により取得された画像に、前記検出手段により検出された照射位置に応じた第2のフォーカス検出領域を設定する第2の設定手段、
    前記第1のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理よりも優先して、前記第2のフォーカス検出領域の画像情報に基づく合焦処理を前記合焦処理手段に行わせる制御手段、
    として機能させるためのフォーカス制御プログラム。
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