JP2009085912A - 環境試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークの槽内滞留時間を確保しつつ温度槽の小型化を達成することのできる環境試験装置を提案すること。
【解決手段】ワークを載せたワーク搬送パレット2を搬送するための搬送路4は、温度槽3内を直線状に水平に延びる上流側水平搬送路7と、この上流側水平搬送路7の延長線上の同じ高さで直線状に水平に延びる下流側水平搬送路8と、上流側水平搬送路7から受け取ったワーク搬送パレット2を上方に搬送する上流側垂直搬送路9と、この上流側垂直搬送路9から受け取ったワーク搬送パレット2を下流側水平搬送路8の高さ位置まで下方に搬送して、この下流側水平搬送路8に引き渡す下流側垂直搬送路10からなる。ワークは水平方向に搬送される途中で垂直方向に迂回させられる。ワークを温度槽3内に滞留させる時間を確保するための搬送路4の長さを、水平方向に短縮できる。
【選択図】図3
【解決手段】ワークを載せたワーク搬送パレット2を搬送するための搬送路4は、温度槽3内を直線状に水平に延びる上流側水平搬送路7と、この上流側水平搬送路7の延長線上の同じ高さで直線状に水平に延びる下流側水平搬送路8と、上流側水平搬送路7から受け取ったワーク搬送パレット2を上方に搬送する上流側垂直搬送路9と、この上流側垂直搬送路9から受け取ったワーク搬送パレット2を下流側水平搬送路8の高さ位置まで下方に搬送して、この下流側水平搬送路8に引き渡す下流側垂直搬送路10からなる。ワークは水平方向に搬送される途中で垂直方向に迂回させられる。ワークを温度槽3内に滞留させる時間を確保するための搬送路4の長さを、水平方向に短縮できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ワークを載せたワーク搬送パレットを温度等が調整されている温度槽を経由する搬送路に沿って搬送してワークを所定の温度に到達させた後に、当該ワークに通電試験などの環境試験を行う環境試験装置に関する。
この種の環境試験装置は、一般に、横長の直方体状の温度槽を備えており、その一方の端にパレット搬入口が形成され、他方の端にパレット搬出口が形成されている。温度槽内には、パレット搬入口からパレット搬出口に至る直線状の水平搬送路が形成されている。ワークを載せたワーク搬送パレットは、温度槽内をパレット搬入口からパレット搬出口に向けて水平搬送路に沿って一定の送りピッチで間欠的に搬送される。水平搬送路の途中に通電試験位置があり、ここに搬送されてきたワーク搬送パレット上のワークに対して通電試験が行われる。このような環境試験装置は特許文献1に記載されている。
特開平9−197000号公報
ここで、環境試験を効率良く行うためには、水平搬送路に沿って搬送されるワーク搬送パレットを、環境試験位置で必要とされるワーク試験時間によって規定される時間間隔で間欠的に搬送すればよい。このようにワークの間欠送りの時間間隔を決めると、温度槽のパレット搬入口から環境試験位置までの水平搬送路は、ワークが環境試験用の温度状態に到達するのに必要な槽内滞留時間が得られるように、一定の長さ以上にしておく必要がある。
したがって、環境試験位置に向けてワークを一定の送りピッチで間欠送りする環境試験装置では、環境試験を効率良く行うために、温度槽内に所定長さの搬送路を確保しておく必要がある。そのために、温度槽の小型化には限界があり、環境試験装置の小型化を図ることが困難である。
本発明の課題は、ワークの槽内滞留時間を確保しつつ温度槽の小型化を達成することのできる環境試験装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の環境試験装置は、槽内温度が所定の状態に調整される温度槽と、この温度槽内に配置した環境試験位置と、前記温度槽に投入したワークを載せたワーク搬送パレットを前記環境試験位置に導く搬送路と、この搬送路に沿って、前記ワーク搬送パレットを、一定の送りピッチで、前記環境試験位置でのワーク試験時間によって規定される時間間隔で間欠的に搬送する搬送機構とを有し、前記搬送路は、直線状に延びる上流側水平搬送路と、直線状に延びる下流側水平搬送路と、前記上流側水平搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを垂直方向に搬送した後に前記下流側水平搬送路に引き渡す垂直搬送路とを備えており、前記環境試験位置に到達するまでの間に前記ワーク搬送パレット上のワークが所定の温度状態になるように、前記搬送路の長さが設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ワークを載せたワーク搬送パレットは、温度槽内を直線状に延びる上流側水平搬送路および下流側水平搬送路に沿って搬送される途中で、垂直搬送路を経由する。ワークが環境試験用の温度状態に到達するのに必要な槽内滞留時間を確保するための搬送路の長さは垂直搬送路によって垂直方向にも確保されるので、上流側水平搬送路および下流側水平搬送路の長さを短縮することができる。従って、ワークの槽内滞留時間を確保しつつ、温度槽の小型化を達成することができる。
ここで、温度槽内は一般の横長の直方体形状とされ、搬送路の上側に環境試験用のプローブ、その昇降機構などが配置される。したがって、環境試験位置以外の部分では搬送路の上側に垂直搬送路を設置するためのスペースを確保しやすい。したがって、前記上流側水平搬送路と前記下流側水平搬送路を同一直線上に位置させ、前記垂直搬送路を、前記上流側水平搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを上方に搬送する上流側垂直搬送路と、この上流側垂直搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを前記下流側水平搬送路の高さ位置まで下方に搬送する下流側垂直搬送路とを備えた構成とすることが望ましい。
また、前記上流側水平搬送路を、前記ワーク搬送パレットがスライド可能な状態で載る左右の上流側ガイドレールが一定の間隔で平行に配置された構成のものとすることでき、前記下流側水平搬送路も、前記上流側ガイドレールの延長線上にそれぞれ位置し、前記ワーク搬送パレットがスライド可能な状態で載る左右の下流側ガイドレールが一定の間隔で平行に配置された構成のものとすることができる。この場合には、前記上流側垂直搬送路に、左右の前記上流側ガイドレールの延長線上のパレット受け取り位置を通る上下方向に延びる左右の循環経路に沿って一定の間隔で配置された複数対の左右の上流側昇降レールを配置し、各対の左右の上流側昇降レールを、これらの間に前記ワーク搬送パレットが載るように、同一高さ位置に保持しておけばよい。同様に、前記下流側垂直搬送路に、左右の前記上流側ガイドレールの延長線上のパレット引渡し位置を通る上下方向に延びる左右の循環経路に沿って、前記上流側昇降レールと同一間隔で配列された複数対の左右の下流側昇降レールを配置し、各対の左右の下流側昇降レールを、これらの間に前記ワーク搬送パレットが載るように、同一高さ位置に保持しておけばよい。
この構成によれば、ワーク搬送パレットを水平に押し出すだけで、上流側水平搬送路の左右の上流側ガイドレールの下流端から、上流側垂直搬送路におけるパレット受け取り位置の左右の上流側昇降レールに当該ワーク搬送パレットを移送できる。同様に、下流側垂直搬送路におけるパレット引渡し位置の左右の下流側昇降レールから、下流側水平搬送路の左右の下流側ガイドレールの上流端に、当該ワーク搬送パレットを移送できる。
したがって、搬送路に沿ってワーク搬送パレットをスライドさせながら搬送するための搬送機構としては:左右の前記上流側ガイドレールに沿って一定の送りピッチで間欠的に各ワーク搬送パレットを送り出すと共に、左右の前記上流側ガイドレールの下流端に位置しているワーク搬送パレットを前記上流側垂直搬送路における前記パレット受け取り位置に位置している左右の前記上流側昇降レールに送り出す上流側パレット送り出し機構と;左右の前記上流側昇降レールおよび左右の前記下流側昇降レールを、前記上流側パレット送り出し機構による送り出し動作と同期を取って、各循環経路に沿って間欠的に循環させるパレット循環機構と;前記上流側垂直搬送路における最上端に位置している左右の上流側昇降レールに載っているワーク搬送パレットを水平に押し出して、左右の前記上流側昇降レールと同じ高さに位置している前記下流側垂直搬送路における左右の下流側昇降レールに載せるパレット押し出し機構と;左右の前記下流側ガイドレールに沿って一定の送りピッチで、前記上流側パレット送り出し機構による送り出し動作と同期を取って、各ワーク搬送パレットを送り出すと共に、前記下流側垂直搬送路における前記パレット引渡し位置に位置している左右の前記下流側昇降レールに載っているワーク搬送パレットを左右の前記下流側ガイドレールの上流端に送り出す下流側パレット送り出し機構と;を備えた構成とすればよい。
この場合には、前記上流側パレット送り出し機構および前記下流側パレット送り出し機構として:前記上流側ガイドレールおよび下流側ガイドレールに沿って配置されている搬送シャフトと、この搬送シャフトの軸線方向に沿って前記送りピッチと同一間隔で当該搬送シャフトに取り付けられている複数本の送りピンと、前記搬送シャフトを前記軸線方向に沿って前記送りピッチ分だけ往復移動させるための往復移動用エアシリンダと、前記搬送シャフトをその軸線回りに回転させるための回転駆動用エアシリンダとを備えており;前記搬送シャフトを軸線回りに所定角度回転すると各送りピンが前記上流側ガイドレールおよび前記下流側ガイドレールに載っている各ワーク搬送パレットに係合し、この状態で搬送シャフトを前進させると、各ワーク搬送パレットが1ピッチ分だけ送り出されるようになっているものを用いることができる。
また、前記パレット循環機構として:前記上流側垂直搬送路における左右の前記循環経路に沿って掛け渡されている左右の上流側無端チェーンと、前記下流側垂直搬送路における左右の前記循環経路に沿って掛け渡されている左右の下流側無端チェーンと、左右の各上流側無端チェーンおよび左右の各下流側無端チェーンを、それぞれの循環経路に沿って循環させるための上流側チェーン駆動モータおよび下流側チェーン駆動モータとを備えており;左右の各上流側無端チェーンには一定の間隔でそれぞれ左右の各上流側昇降レールが水平に取り付けられており、左右の各下流側無端チェーンには一定の間隔でそれぞれ左右の各下流側昇降レールが水平に取り付けられている構成のものを用いることができる。
本発明の環境試験装置によれば、ワークを載せたワーク搬送パレットは、温度槽内を直線状に延びる上流側水平搬送路および下流側水平搬送路に沿って搬送される途中で、垂直搬送路を経由する。ワークが環境試験用の温度状態に到達するのに必要な槽内滞留時間を確保するための搬送路の長さは、垂直搬送路によって垂直方向にも確保されるので、上流側水平搬送路および下流側水平搬送路の長さを短縮することができる。また、垂直搬送路における送りピッチを水平搬送路の送りピッチよりも狭くしておけば、当該垂直搬送路の搬送時間を長くすることができる。従って、ワークの槽内滞留時間を確保しつつ、温度槽の小型化を達成することができる。
以下に、図面を参照して本発明を適用した環境試験装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係る環境試験装置を示した概略縦断面図である。環境試験装置1は、電子基板などのワークを載せたワーク搬送パレット2を温度や湿度が調整された温度槽3内を延びる搬送路4に沿って搬送して通電試験位置Aに供給し、通電試験を行うものである。
図1は本実施の形態に係る環境試験装置を示した概略縦断面図である。環境試験装置1は、電子基板などのワークを載せたワーク搬送パレット2を温度や湿度が調整された温度槽3内を延びる搬送路4に沿って搬送して通電試験位置Aに供給し、通電試験を行うものである。
環境試験装置1は、温度槽3と、搬送路4と、この搬送路4に沿ってワーク搬送パレット2を搬送するための搬送機構5と、通電試験位置Aに設置されている通電試験装置6とを有している。搬送機構5は、一定の送りピッチで、環境試験位置Aにおける通電試験装置6のワーク試験時間によって規定される時間間隔でワーク搬送パレット2を間欠的に搬送する。搬送路4の長さは、温度槽3に投入されたワークが搬送機構5によって環境試験位置Aまで搬送される間に環境試験用の温度状態になるのに必要な長さに設定されている。
温度槽3は断熱パネルで形成されており、直方体形状をしている。その内部は冷却器および加熱器を備えた温度制御機構(不図示)によって所定の温度状態に保持されている。
搬送路4は温度槽3の一方の端3aから他方の端3bに向って直線状に水平に延びている上流側水平搬送路7と、この上流側水平搬送路7の延長線上の同じ高さ位置で他方の端3bに向って直線状に水平に延びている下流側水平搬送路8と、これら上流側水平搬送路7および下流側水平搬送路8の間において、上流側水平搬送路7から受け取ったワーク搬送パレット2を上方に搬送する上流側垂直搬送路9と、この上流側垂直搬送路9から受け取ったワーク搬送パレット2を下流側水平搬送路8の高さ位置まで下方に搬送して、この下流側水平搬送路8に引き渡す下流側垂直搬送路10を備えている。通電試験位置Aは下流側水平搬送路8上に配置されている。
上流側水平搬送路7には、ワーク搬送パレット2がスライド可能な状態で載る左右の上流側ガイドレール11が一定の間隔で平行に配置されている。下流側水平搬送路8には、左右の上流側ガイドレール11の延長線上の同じ高さにそれぞれ位置し、ワーク搬送パレット2がスライド可能な状態で載る左右の下流側ガイドレール12が一定の間隔で平行に配置されている。
上流側垂直搬送路9には、左右の上流側ガイドレール11の延長線上のパレット受け取り位置Bを通る上下方向に延びる左右の循環経路13に沿って一定の間隔で配置された複数対の左右の上流側昇降レール14(0)〜14(7)が配置されている。各対の左右の上流側昇降レール14は、これらの間にワーク搬送パレット2が載るように、同一高さ位置に保持されている。
下流側垂直搬送路10には、左右の上流側ガイドレール11の延長線上のパレット引渡し位置Cを通る上下方向に延びる左右の循環経路15に沿って、上流側昇降レール14(0)〜14(7)と同一間隔で配列された複数対の左右の下流側昇降レール16(1)〜16(8)が配置されている。各対の左右の下流側昇降レール16は、これらの間にワーク搬送パレット2が載るように、同一高さ位置に保持されている。
搬送機構5は、左右の上流側ガイドレール11に沿って一定の送りピッチで間欠的に各ワーク搬送パレット2を送り出すと共に、左右の上流側ガイドレール11の下流端に位置しているワーク搬送パレット2を上流側垂直搬送路9におけるパレット受け取り位置Bに位置している左右の上流側昇降レール14に送り出す上流側パレット送り出し機構17を有している。
また、左右の上流側昇降レール14および左右の下流側昇降レール16を、上流側パレット送り出し機構17による送り出し動作と同期を取って、各循環経路13、15に沿って間欠的に循環させるパレット循環機構18と、上流側垂直搬送路9における最上端に位置している左右の上流側昇降レール14に載っているワーク搬送パレット2を水平に押し出して、左右のこの上流側昇降レール14と同じ高さに位置している下流側垂直搬送路10における左右の下流側昇降レール16に載せるパレット押し出し機構19を備えている。
また、左右の下流側ガイドレール12に沿って一定の送りピッチで、上流側パレット送り出し機構17による送り出し動作と同期を取って、各ワーク搬送パレット2を送り出すと共に、下流側垂直搬送路10におけるパレット引渡し位置Cに位置している左右の下流側昇降レール16に載っているワーク搬送パレット2を左右の下流側ガイドレール12の上流端に送り出す下流側パレット送り出し機構20を備えている。
ここで、ワーク搬送パレット2は一定厚さの長方形のパレット本体板を有しており、ワークはパレット本体板の上面のワーク積載面2aに載せられて位置決め固定された状態で搬送される。また、ワーク搬送パレット2はその長手方向の両端部が左右の上流側ガイドレール11、左右の上流側昇降レール14、左右の下流側昇降レール16および左右の下流側ガイドレール12に載せられて搬送される。
(上流側パレット送り出し機構および下流側パレット送り出し機構)
図2は上流側パレット送り出し機構17および下流側パレット送り出し機構20を説明するための概略斜視図である。図2の点線はパレット受け取り位置Bおよびパレット引渡し位置Cである。パレット受け取り位置Bには上流側垂直搬送路9における左右の上流側昇降レール14(0)〜(7)のうちの下から2番目の上流側昇降レール14(1)が、左右の上流側ガイドレール11および左右の上流側ガイドレール11と同じ高さに位置している。パレット引渡し位置Cには、下流側垂直搬送路10における左右の下流側昇降レール16(1)〜16(8)のうちの最下端の下流側昇降レール16(1)が、左右の上流側ガイドレール11および左右の下流側ガイドレール12と同じ高さに位置している。
図2は上流側パレット送り出し機構17および下流側パレット送り出し機構20を説明するための概略斜視図である。図2の点線はパレット受け取り位置Bおよびパレット引渡し位置Cである。パレット受け取り位置Bには上流側垂直搬送路9における左右の上流側昇降レール14(0)〜(7)のうちの下から2番目の上流側昇降レール14(1)が、左右の上流側ガイドレール11および左右の上流側ガイドレール11と同じ高さに位置している。パレット引渡し位置Cには、下流側垂直搬送路10における左右の下流側昇降レール16(1)〜16(8)のうちの最下端の下流側昇降レール16(1)が、左右の上流側ガイドレール11および左右の下流側ガイドレール12と同じ高さに位置している。
図2に示すように、上流側パレット送り出し機構17および下流側パレット送り出し機構20は単一のパレット送り出し機構25から構成されている。パレット送り出し機構25は、左右の上流側ガイドレール11および左右の下流側ガイドレール12に沿って配置されている左右一対の搬送シャフト26と、この搬送シャフト26を前後方向にスライド自在、且つその中心軸線を中心として回転自在に支持する軸受部材(不図示)と、搬送シャフト26を軸線方向に沿って送りピッチ分だけ往復移動させるための往復移動用エアシリンダ(不図示)と、搬送シャフト26をその軸線回りに回転させる左右の回転駆動用エアシリンダ(不図示)を有している。各搬送シャフト26には、この搬送シャフト26の軸線方向に沿って複数本の送りピン27が送りピッチと同一間隔で取り付けられている。
図2(a)は、左右の上流側ガイドレール11、左右の下流側昇降レール16(1)および左右の下流側ガイドレール12にそれぞれワーク搬送パレット2が載っており、それらが停止している状態である。送りピン27は一対の搬送シャフト26の内側に向けて水平方向に倒されている。
この状態から、図2(b)に示すように、パレット送り出し機構25は各送りピン27が垂直方向を上に向くように搬送シャフト26を所定の角度だけ回転させて、各送りピン27をワーク搬送パレット2の後端面2bに係合させる。しかる後に、搬送シャフト26を前方へ1ピッチ分送り出す。
この結果、図2(c)に示すように、ワーク搬送パレット2は一括して送りピッチ分搬送される。すなわち、左右の上流側ガイドレール11から左右の上流側昇降レール14(1)へワーク搬送パレット2が送り出される。また、左右の下流側昇降レール16(1)から左右の下流側ガイドレール12へワーク搬送パレット2が送り出される。
ワーク搬送パレット2が1ピッチ分送り出された後は、図2(d)に示すように、パレット送り出し機構25は搬送シャフト26を回転させて送りピン27を内側に向けて水平方向に倒し、送りピン27とワーク搬送パレット2の後端面2bとの係合を解除する。しかる後に、図2(e)に示すように、搬送シャフト26を1ピッチ分戻す。この時、上流側ガイドレール11の上流端には、ワークを載せた新たなワーク搬送パレット2が載せられる。かかる動作を繰り返して行うことにより、温度槽3に投入されたワーク搬送パレット2を水平方向に一定の送りピッチで間欠的に搬送することができる。
ここで、図2において一点鎖線で示すように、搬送シャフト26の送りピン27のうち、下流側垂直搬送路10の手前の送り位置(パレット受け取り位置B)から下流側垂直搬送路10(パレット引渡し位置C)までワーク搬送パレット2を送り出すための送りピン27aは省略してある。従って、上流側昇降レール14(1)に載っているワーク搬送パレット2が下流側昇降レール16(1)に送り出されてしまうことはない。
(パレット循環機構、パレット押し出し機構)
図3(a)はパレット循環機構18およびパレット押し出し機構19を温度槽3の一方の端3aの側から見た概略正面図であり、図3(b)はその概略側面図である。
図3(a)はパレット循環機構18およびパレット押し出し機構19を温度槽3の一方の端3aの側から見た概略正面図であり、図3(b)はその概略側面図である。
パレット循環機構18は、上流側垂直搬送路9における左右の循環経路13に沿って掛け渡されている左右の一組の上流側無端チェーン30と、下流側垂直搬送路10における左右の循環経路15に沿って掛け渡されている左右の一組の下流側無端チェーン40と、左右の一組の上流側無端チェーン30および左右の一組の下流側無端チェーン40を、それぞれの循環経路13に沿って循環させるための上流側チェーン駆動モータ31および下流側チェーン駆動モータ41とを備えている。左右の一組の上流側無端チェーン30には一定の間隔でそれぞれ左右の各上流側昇降レール14が水平に取り付けられており、左右の一組の下流側無端チェーン40には一定の間隔でそれぞれ左右の各下流側昇降レール16が水平に取り付けられている。
左右の一組の上流側無端チェーン30は、左右の上流側ガイドレール11よりも下方において、それらの回転軸がそれぞれ左右の上流側ガイドレール11に平行になるように同軸に配置されている左右の一組の下スプロケット32と、左右の上流側ガイドレール11よりも上方の温度槽3の天井近傍において、それらの回転軸がそれぞれ左右の上流側ガイドレール11に平行になるように同軸に配置されている左右の一組の上スプロケット33に掛け渡されている。左右の一組の下スプロケット32は不図示のバネによって下方に付勢されているので、左右の一組の上流側無端チェーン30はそれぞれ撓みなく循環する。
上流側チェーン駆動モータ31は、右側の一組の上スプロケット33を時計周りに、左側の一組の上スプロケット33を反時計回りに所定の角度ずつ同期させて間歇的に回転させる。これにより左右の上流側昇降レール14は上流側垂直搬送路9に沿って間歇的に上昇するので、左右の上流側昇降レール14に載せられているワーク搬送パレット2は所定のピッチだけ間歇的に上昇させられる。
左右の一組の下流側無端チェーン40は、左右の上流側ガイドレール11よりも下方において、それらの回転軸がそれぞれ左右の上流側ガイドレール11に平行になるように同軸に配置されている左右の一組の下スプロケット42と、左右の上流側ガイドレール11よりも上方の温度槽3の天井近傍において、それらの回転軸が左右の上流側ガイドレール11に平行になるように同軸に配置されている左右の一組の上スプロケット43に掛け渡されている。左右の一組の下スプロケット42は不図示のバネによって下方に付勢されているので、左右の一組の下流側無端チェーン40はそれぞれ撓みなく循環する。
下流側チェーン駆動モータ41は、右側の一組の上スプロケット43を反時計周りに、右側の一組の上スプロケット43を時計回りに同期させて所定の角度ずつ間歇的に回転させる。これにより、左右の下流側昇降レール16は下流側垂直搬送路10に沿って間歇的に下降するので、左右の下流側昇降レール16に載せられたワーク搬送パレット2は所定のピッチだけ間歇的に下降させられる。
ここで、下流側の循環経路15は上流側の循環経路13よりも所定のピッチ分だけ高い位置に配置されている。また、上流側チェーン駆動モータ31の駆動と下流側チェーン駆動モータ41の駆動とは同期するように制御されている。従って、上流側垂直搬送路9における左右の上流側昇降レール14(0)〜14(7)が上昇するタイミングと下流側垂直搬送路10における左右の下流側昇降レール16(1)〜16(8)が下降するタイミングとは一致しており、各上流側昇降レール14および各下流側昇降レール16が停止した時には、上流側垂直搬送路9における最も低い位置にある左右の上流側昇降レール14(0)と下流側垂直搬送路10における最も高い位置にある左右の下流側昇降レール16(8)とを除き、左右の上流側昇降レール14(1)〜14(7)の高さ位置と左右の下流側昇降レール16(1)〜16(7)の高さ位置とは一致している。
次に、パレット押し出し機構19はシリンダとピストンロッドとを備えるプッシャーである。左右の上流側昇降レール14および左右の下流側昇降レール16が停止すると、最上端にある左右の上流側昇降レール14(7)に載っているワーク搬送パレット2の後端面2bをピストンロッドの先端部分で押し、このワーク搬送パレット2を同じ高さ位置にある上から2番目の左右の下流側昇降レール16(7)に押し出す。
ここで、パレット循環機構18が左右の上流側昇降レール14を上昇させることによりワーク搬送パレット2を上昇させる時点は、パレット送り出し機構25がワーク搬送パレット2を送り出した後に搬送シャフト26を引き戻した時点(図2(e)の時点)となっている。また、上流側チェーン駆動モータ31と下流側チェーン駆動モータ41とは同期するように駆動制御されているので、パレット循環機構18が左右の下流側昇降レール16を下降させてワーク搬送パレット2を下降させる時点も、パレット送り出し機構25がワーク搬送パレット2を送り出した後に搬送シャフト26を引き戻した時点(図2(e)の時点)となっている。
従って、左右の上流側ガイドレール11上を間歇的にスライドさせられてきたワーク搬送パレット2は、パレット送り出し機構25によって順次に左右の上流側昇降レール14に載せられ、パレット循環機構18によって間歇的に上昇させられる。また、パレット押し出し機構19によって順次に左右の下流側昇降レール16に載せられ、パレット循環機構18によって間歇的に下降させられる。そして、パレット送り出し機構25によって左右の下流側昇降レール16から左右の下流側ガイドレール12に引き渡され、左右の下流側ガイドレール12上を間歇的にスライドさせられて、通電試験位置Aに供給される。通電試験位置Aに供給されるワークは環境試験用の温度になっている。
通電試験はワークをワーク搬送パレット2に載せた状態のままで行われる。試験が終了すると、ワークを載せたワーク搬送パレット2はパレット送り出し機構25によって温度槽3の他方の端3bから搬出される。
(本形態の効果)
図4は環境試験装置1と従来の環境試験装置100とで搬送路の水平方向の長さを比較して模式的に示した概略縦断面図である。環境試験装置100では、温度槽3内にワークを滞留させる時間を確保するための搬送路の長さを水平方向に確保している。
図4は環境試験装置1と従来の環境試験装置100とで搬送路の水平方向の長さを比較して模式的に示した概略縦断面図である。環境試験装置100では、温度槽3内にワークを滞留させる時間を確保するための搬送路の長さを水平方向に確保している。
図4(a)に示すように、環境試験装置1によれば、ワークを載せたワーク搬送パレット2は、温度槽3内を直線状に延びる上流側水平搬送路7および下流側水平搬送路8に沿って搬送される途中で、垂直に延びる上流側垂直搬送路9および下流側垂直搬送路10を迂回する。ワークが環境試験用の温度状態に到達するのに必要な槽内滞留時間を確保するための搬送路の長さは上流側垂直搬送路9および下流側垂直搬送路10によって垂直方向にも確保されているので、上流側水平搬送路7および下流側水平搬送路8の搬送路の長さを短縮することができる。
ここで、上流側垂直搬送路9および下流側垂直搬送路10が水平方向に占めるスペースは、パレット送り出し機構25による送りピッチ2つ分のスペースであるが、本例では、このスペースを利用して12枚のワーク搬送パレット2を垂直方向に所定のピッチで間欠的に搬送している。この結果、図4(b)に示す従来の環境試験装置と比較して、温度槽3を水平方向に1/2まで短縮化することができる。
また、垂直搬送路9、10においては、ワーク搬送パレット2が厚さ方向に一定の間隔で搬送される。よって、垂直搬送路9、10における送りピッチは、水平搬送路の送りピッチに比べて大幅に狭くでき、垂直搬送路9、10の高さ寸法も、水平搬送路7、8をそのまま垂直にした場合に比べて大幅に小さくできる。したがって、温度槽における水平搬送路の上側の空きスペースを利用して垂直搬送路9、10を配置することが可能であり、温度槽の高さ寸法を増加させる必要がない。
(その他の実施の形態)
上記の例では、パレット押し出し機構19は、上流側垂直搬送路9における最上端の左右の上流側昇降レール14(7)に載っているワーク搬送パレット2を、下流側垂直搬送路10における上から2番目にある左右の下流側昇降レール16(7)に送り込んでいるが、パレット押し出し機構19がワーク搬送パレット2を左右の下流側昇降レール16に送り込む位置はこの位置に限られるものではない。例えば、ワークが所定温度に到達するための搬送路の長さが短くて済む場合には、上から2番目にある左右の上流側昇降レール14(6)に載っているワーク搬送パレット2を上から3番目にある左右の下流側昇降レール16(6)に送り込むようにパレット押し出し機構19の位置を変更してもよい。
上記の例では、パレット押し出し機構19は、上流側垂直搬送路9における最上端の左右の上流側昇降レール14(7)に載っているワーク搬送パレット2を、下流側垂直搬送路10における上から2番目にある左右の下流側昇降レール16(7)に送り込んでいるが、パレット押し出し機構19がワーク搬送パレット2を左右の下流側昇降レール16に送り込む位置はこの位置に限られるものではない。例えば、ワークが所定温度に到達するための搬送路の長さが短くて済む場合には、上から2番目にある左右の上流側昇降レール14(6)に載っているワーク搬送パレット2を上から3番目にある左右の下流側昇降レール16(6)に送り込むようにパレット押し出し機構19の位置を変更してもよい。
また、上記の例では上流側垂直搬送路9および下流側垂直搬送路10によってワーク搬送パレット2を垂直方向の上方に迂回させているが、下方に迂回させるように構成することもできる。この場合には、各循環経路13、15をパレット受け取り位置Bおよびパレット引渡し位置Cを通る下方に配置するとともに、上流側垂直搬送路9ではワーク搬送パレット2を下降させ、下流側垂直搬送路10ではワーク搬送パレット2を上昇させるように構成する。また、パレット押し出し機構19は上流側垂直搬送路9における最下端に位置する左右の上流側昇降レール14に載っているワーク搬送パレットを、左右のこの上流側昇降レール14と同じ高さ位置にある下流側垂直搬送路10における左右の上流側昇降レール16に押し出す。また、一対の搬送シャフト26を左右の上流側ガイドレール11および左右の下流側ガイドレール12よりも上方に配置して、送りピン27をワーク搬送パレット2のワーク積載面2aの側から後端面2bに係合させる。
また、上記の例では、ワーク搬送パレット2を垂直方向に迂回させる上流側垂直搬送路9および下流側垂直搬送路10を備えているが、上流側垂直搬送路9のみを備える構成とすることもできる。この場合には、下流側水平搬送路8を上流側水平搬送路7よりも高い位置に配置するとともに、上流側垂直搬送路9は上流側水平搬送路7から受け取ったワーク搬送パレット2を垂直方向の上方に所定のピッチで間歇的に搬送し、下流側水平搬送路8に引き渡す。あるいは、下流側水平搬送路8を上流側水平搬送路7よりも低い位置に配置するとともに、上流側垂直搬送路9は上流側水平搬送路7から受け取ったワーク搬送パレット2を垂直方向の下方に所定のピッチで間歇的に搬送し、下流側水平搬送路8に引き渡す。このようにしても、垂直方向に搬送路の長さを確保することができるので、上流側水平搬送路7および下流側水平搬送路8の搬送路の長さを短縮することができる。
1 環境試験装置
2 ワーク搬送パレット
3 温度槽
4 搬送路
5 搬送機構
6 通電試験装置
7 上流側水平搬送路
8 下流側水平搬送路
9 上流側垂直搬送路
10 下流側垂直搬送路
11 上流側ガイドレール
12 下流側ガイドレール
13、15 循環経路
14、14(0)〜14(7) 上流側昇降レール
16、16(1)〜16(8) 下流側昇降レール
19 パレット押し出し機構
17、20、25 パレット送り出し機構
26 搬送シャフト
27 送りピン
30 上流側無端チェーン
40 下流側無端チェーン
31 上流側チェーン駆動モータ
41 下流側チェーン駆動モータ
A 通電試験位置
B パレット受け取り位置
C パレット引渡し位置
2 ワーク搬送パレット
3 温度槽
4 搬送路
5 搬送機構
6 通電試験装置
7 上流側水平搬送路
8 下流側水平搬送路
9 上流側垂直搬送路
10 下流側垂直搬送路
11 上流側ガイドレール
12 下流側ガイドレール
13、15 循環経路
14、14(0)〜14(7) 上流側昇降レール
16、16(1)〜16(8) 下流側昇降レール
19 パレット押し出し機構
17、20、25 パレット送り出し機構
26 搬送シャフト
27 送りピン
30 上流側無端チェーン
40 下流側無端チェーン
31 上流側チェーン駆動モータ
41 下流側チェーン駆動モータ
A 通電試験位置
B パレット受け取り位置
C パレット引渡し位置
Claims (6)
- 槽内温度が所定の状態に調整される温度槽と、
この温度槽内に配置した環境試験位置と、
前記温度槽に投入したワークを載せたワーク搬送パレットを前記環境試験位置に導く搬送路と、
この搬送路に沿って、前記ワーク搬送パレットを、一定の送りピッチで、前記環境試験位置でのワーク試験時間によって規定される時間間隔で間欠的に搬送する搬送機構とを有し、
前記搬送路は、直線状に延びる上流側水平搬送路と、直線状に延びる下流側水平搬送路と、前記上流側水平搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを垂直方向に搬送した後に前記下流側水平搬送路に引き渡す垂直搬送路とを備えており、
前記環境試験位置に到達するまでの間に前記ワーク搬送パレット上のワークが所定の温度状態になるように、前記搬送路の長さが設定されている環境試験装置。 - 請求項1に記載の環境試験装置において、
前記上流側水平搬送路と前記下流側水平搬送路は同一直線上に位置しており、
前記垂直搬送路は、前記上流側水平搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを上方に搬送する上流側垂直搬送路と、この上流側垂直搬送路から受け取ったワーク搬送パレットを前記下流側水平搬送路の高さ位置まで下方に搬送する下流側垂直搬送路とを備えている環境試験装置。 - 請求項2に記載の環境試験装置において、
前記上流側水平搬送路には、前記ワーク搬送パレットがスライド可能な状態で載る左右の上流側ガイドレールが一定の間隔で平行に配置されており、
前記下流側水平搬送路には、前記上流側ガイドレールの延長線上にそれぞれ位置し、前記ワーク搬送パレットがスライド可能な状態で載る左右の下流側ガイドレールが一定の間隔で平行に配置されており、
前記上流側垂直搬送路には、左右の前記上流側ガイドレールの延長線上のパレット受け取り位置を通る上下方向に延びる左右の循環経路に沿って一定の間隔で配置された複数対の左右の上流側昇降レールが配置され、各対の左右の上流側昇降レールは、これらの間に前記ワーク搬送パレットが載るように、同一高さ位置に保持されており、
前記下流側垂直搬送路には、左右の前記上流側ガイドレールの延長線上のパレット引渡し位置を通る上下方向に延びる左右の循環経路に沿って、前記上流側昇降レールと同一間隔で配列された複数対の左右の下流側昇降レールが配置され、各対の左右の下流側昇降レールは、これらの間に前記ワーク搬送パレットが載るように、同一高さ位置に保持されている環境試験装置。 - 請求項3に記載の環境試験装置において、
前記搬送機構は、
左右の前記上流側ガイドレールに沿って一定の送りピッチで間欠的に各ワーク搬送パレットを送り出すと共に、左右の前記上流側ガイドレールの下流端に位置しているワーク搬送パレットを前記上流側垂直搬送路における前記パレット受け取り位置に位置している左右の前記上流側昇降レールに送り出す上流側パレット送り出し機構と、
左右の前記上流側昇降レールおよび左右の前記下流側昇降レールを、前記上流側パレット送り出し機構による送り出し動作と同期を取って、各循環経路に沿って間欠的に循環させるパレット循環機構と、
前記上流側垂直搬送路における最上端に位置している左右の上流側昇降レールに載っているワーク搬送パレットを水平に押し出して、左右の前記上流側昇降レールと同じ高さに位置している前記下流側垂直搬送路における左右の下流側昇降レールに載せるパレット押し出し機構と、
左右の前記下流側ガイドレールに沿って一定の送りピッチで、前記上流側パレット送り出し機構による送り出し動作と同期を取って、各ワーク搬送パレットを送り出すと共に、前記下流側垂直搬送路における前記パレット引渡し位置に位置している左右の前記下流側昇降レールに載っているワーク搬送パレットを左右の前記下流側ガイドレールの上流端に送り出す下流側パレット送り出し機構とを備えている環境試験装置。 - 請求項4に記載の環境試験装置において、
前記上流側パレット送り出し機構および前記下流側パレット送り出し機構は、前記上流側ガイドレールおよび下流側ガイドレールに沿って配置されている搬送シャフトと、この搬送シャフトの軸線方向に沿って前記送りピッチと同一間隔で当該搬送シャフトに取り付けられている複数本の送りピンと、前記搬送シャフトを前記軸線方向に沿って前記送りピッチ分だけ往復移動させるための往復移動用エアシリンダと、前記搬送シャフトをその軸線回りに回転させるための回転駆動用エアシリンダとを備えており、
前記搬送シャフトを軸線回りに所定角度回転すると各送りピンが前記上流側ガイドレールおよび前記下流側ガイドレールに載っている各ワーク搬送パレットに係合し、この状態で搬送シャフトを前進させると、各ワーク搬送パレットが1ピッチ分だけ送り出されるようになっている環境試験装置。 - 請求項4または5に記載の環境試験装置において、
前記パレット循環機構は、
前記上流側垂直搬送路における左右の前記循環経路に沿って掛け渡されている左右の上流側無端チェーンと、前記下流側垂直搬送路における左右の前記循環経路に沿って掛け渡されている左右の下流側無端チェーンと、左右の各上流側無端チェーンおよび左右の各下流側無端チェーンを、それぞれの循環経路に沿って循環させるための上流側チェーン駆動モータおよび下流側チェーン駆動モータとを備えており、
左右の各上流側無端チェーンには一定の間隔でそれぞれ左右の各上流側昇降レールが水平に取り付けられており、左右の各下流側無端チェーンには一定の間隔でそれぞれ左右の各下流側昇降レールが水平に取り付けられている環境試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007259568A JP2009085912A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 環境試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007259568A JP2009085912A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 環境試験装置 |
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JP2009085912A true JP2009085912A (ja) | 2009-04-23 |
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ID=40659503
Family Applications (1)
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JP2007259568A Pending JP2009085912A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 環境試験装置 |
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JP (1) | JP2009085912A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105043968A (zh) * | 2015-09-02 | 2015-11-11 | 中华人民共和国无锡出入境检验检疫局 | 盐雾氙灯温湿度试验一体箱 |
CN113899518A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-01-07 | 中国飞机强度研究所 | 一种飞机试验驱动系统及驱动方法 |
-
2007
- 2007-10-03 JP JP2007259568A patent/JP2009085912A/ja active Pending
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