JP2009085893A - 車両用応力センサシステム、アンチロックブレーキシステム、トラクションコントロールシステムおよび車両用軸受装置 - Google Patents

車両用応力センサシステム、アンチロックブレーキシステム、トラクションコントロールシステムおよび車両用軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回動部材の応力を直接測定することにより、タイヤにかかる荷重の変化を正確に検知することができる車両用応力センサシステムを供給する。
【解決手段】固定部材には電力供給用の電波を発信する電波発信装置30と受信装置32と第2の応力センサ31が備えられている。回転部材にはICタグ20が固定されている。ICタグ20は第1の応力センサ21を備えており、回転部材に加わる応力を常に測定している。ICタグ20に備えられた送信装置22から送信用アンテナ24を介して送信された固定側の応力データは受信装置32によって受信され、制御装置33に入力される。制御装置33は回動部材の応力データと固定部材の応力データを比較し、回動に伴う応力のみを抽出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用応力センサシステムに関する。更に特定的には、車軸または車軸とともに回動する回動部材の応力を直接測定できる車両用応力センサシステムに関する。またアンチロックブレーキシステム、トラクションコントロールシステムおよび車両用軸受装置に関する。
現在の自動車には、制動時のタイヤのロックを防止するアンチロックブレーキシステムや加速時のタイヤの空転を防止するトラクションコントロールシステムを装備することが一般化している。このアンチロックブレーキシステムおよびトラクションコントロールシステムにおいては制動時または加速時のタイヤまたは車輪の回動状態を測定し、その測定結果よりタイヤのロックまたは空転を検出した場合にブレーキ力(制動力)やトラクション(駆動力)をコントロールする方式が主流である。
しかし、タイヤが実際にロックまたは空転してから制動力または駆動力をコントロールすると、タイヤがロックまたは空転された状態から解除されるまで時間がかかる。そこで、転がり軸受装置にかかる荷重をリアルタイムにかつ連続的に測定する技術が提起されている(例えば、特許文献1)。転がり軸受装置にかかる荷重がリアルタイムにかつ連続的に測定されれば、タイヤにかかる荷重もリアルタイムにかつ連続的に推定可能となり、タイヤにかかる荷重の変化よりタイヤがロックまたは空転する直前の状況を検知し得る。
特開2006−194673号公報
ここで、特許文献1に記載の方法は、軸受の回転側軌道輪にエンコーダを設け、静止側軌道輪に設けられたセンサで特性変化を測定するものである。しかし、この方法では回転側軌道輪と静止側軌道輪との相対的な変位より回転側軌道輪にかかる荷重を推定することはできるが、現実に回転側軌道輪に加わっている荷重を直接測定することはできない。従って、実際にタイヤにかかる荷重の大きさや方向を正確に推定することは困難になるとともに、タイヤがロックまたは空転する直前のタイヤにかかる荷重の変化を正確に検知することも困難になるという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、軸受の回転側軌道輪等の回転部材の応力を直接測定することにより、タイヤにかかる荷重と回転部材の応力変化を正確に検知することができる車両用応力センサシステムを供給することを目的とする。
本発明にかかる車両用応力センサシステムは、回動可能な車軸または該車軸とともに回動する回動部材の応力を測定する第1の応力センサと、前記第1の応力センサが測定した第1の応力データを無線送信する送信装置とを備える。また前記第1の応力センサおよび前記送信装置が、前記車軸または前記回動部材に設けられることを特徴とする。
上記構成によると、回動可能な車軸または車軸とともに回動する回動部材の応力を測定する第1の応力センサが、車軸または車軸とともに回動する回動部材に設けられるため、車軸または回動部材に加わる応力を直接測定することができる。そのため、従来の間接的測定に比べ正確な応力データが得られる。また、第1の応力センサが測定した第1の応力データを無線送信する送信装置が、車軸または車軸とともに回動する回動部材に設けられるため、無線送信された第1の応力データを車軸または回動部材以外の任意の場所で受信することができる。従って、当該場所において、正確な応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができる。かかる応力データを処理することにより、タイヤにかかる荷重と回転トルクをリアルタイムかつ連続的に更に正確に推定することが可能となり、ひいては、タイヤにかかる荷重と回転トルクの変化を正確に検知することが可能となる。また、応力データの受信および処理場所については特に限定されず、設計自由度が高い。
なお、回動部材とは車軸とともに回動する部材をすべて含む概念で、例えばタイヤ、車輪、軸受装置の回動側部材などを含む。また、回転部材の応力はタイヤにかかる荷重および回転トルクによって生じ、回転部材の応力を測定することにより、回転部材の応力はタイヤにかかる荷重を検知することができる。
本発明にかかる車両用応力センサシステムは、電力供給用の電波を発信する電波発信装置と、該電力供給用の電波を受信するとともに該電波を電力に変換して前記第1の応力センサおよび前記送信装置に該電力を供給する電力供給装置とを更に備え、前記電力供給装置が前記車軸または前記回動部材に設けられることが好ましい。
上記構成によると、電波発信装置から発信された電力供給用の電波を電力供給装置によって電力に変換し第1の応力センサおよび送信装置に供給するため、回動部材に設けられている電力供給装置に外部から電力を供給するための配線が不要となり、回路構成が容易となる。また、電池も不要であるため、電池交換の必要がなくメインテナンスが容易である。更に、電力供給装置が車軸または回動部材に設けられるため、同じく車軸または回動部材に設けられる第1の応力センサおよび送信装置への電力供給は回動部材内部の配線のみにより容易に可能となる。
本発明にかかる車両用軸受装置は、車体または該車体に固定される固定部材に設けられるとともに、前記第1の応力データを補正するための第2の応力データを測定する第2の応力センサを更に備えることが好ましい。
上記構成によると、第1の応力データを補正するための第2の応力データを測定する第2の応力センサを更に備えるため、一層正確な応力データを得ることができる。ここで、第2の応力センサは車体または該車体に固定される固定部材に設けられるため、車体または固定部材に生じる第2の応力を測定する。この固定部材等に加わる第2の応力は回動と無関係に生じ、かつ回動部材にも同様に生じていると考えられる。かかる回動と無関係に生じる第2の応力を補正により第1の応力から消去するため、回動に伴う応力をより正確に得ることが可能となる。即ち、第2の応力センサが測定した第2の応力データに基づいて第1の応力センサが測定した応力データを補正することにより回動に伴う応力データをより正確に得ることができる。
なお、固定部材とは車体に固定される部材をすべて含む概念で、例えばナックル、軸受装置の回動側部材などを含む。
本発明によれば、回動部材の応力を直接測定することにより、タイヤにかかる荷重の変化を正確に検知することができる車両用応力センサシステムを供給することができる。
本発明にかかる車両用応力センサシステムを用いたアンチロックブレーキシステム(ABS)、トラクションコントロールシステム(TCS)および車両用軸受装置の一実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる車両用軸受装置の外輪1は略円筒状である。この外輪1は外周方向に伸びる略環状のフランジ部2を有するとともに、このフランジ部には螺子穴(不図示)が設けられている。この螺子穴を介して外輪1は車体より延設されたナックル3に螺子止め固定されている。この外輪1とナックル3が固定部材を構成している。外輪1の外周面には電力供給用の電波を発信する電波発信装置30と受信装置32と第2の応力センサ31とが備えられている。なお、電波発信装置30の発信する電波は国際基準に基づく個別認識信号を有している。また、外輪1の内周面には軌道6,7が設けられており、軌道6,7には円錐ころ8,9がそれぞれ転動可能にそれぞれの外周面で接している。
一方、本実施形態にかかる車両用軸受装置の内輪10は略円筒状である。内輪10はその内周面が車軸11の外周面に嵌合固定されている。内輪10の外周面には軌道16,17が設けられており、軌道16,17には円錐ころ8,9がそれぞれ転動可能にそれぞれの外周面で接している。したがって、内輪10の外周面に設けられた軌道16,17が、円錐ころ8,9を介して外輪1の内周面に設けられた軌道6,7にそれぞれ対向している。
内輪10が嵌合固定されている車軸11の端部には、車軸11の外周方向に伸びる略環状のフランジ部12が設けられるとともに、同フランジ部12には螺子穴(不図示)が設けられている。この螺子穴を介して車軸11には車輪14が螺子止め固定されている。また、同車輪14にはタイヤ13が嵌合されるとともに接着固定されている。内輪10、車軸11、車輪14およびタイヤ13によって回動部材が構成されている。なお、車軸11のフランジ部12の付根近傍にICタグ20が固定されている。
また、図2に示すように、ICタグ20は第1の応力センサ21を備えており、この第1の応力センサが21内輪10に加わる応力を連続的に測定する構成となっている。なお、この第1の応力センサ21は、例えば歪みゲージで構成されている。また、ICタグ20は、送信装置22を備えているため、第1の応力センサ21によって測定された第1の応力データは送信用アンテナ24を有する送信装置22を介してリアルタイムに送信される。また、第1の応力センサ21および送信装置22には、ICタグ20に備えられた電力供給装置23から電力が供給される。この電力供給装置23は受信用アンテナ25を備えるとともに、同受信用アンテナ25が受信した電力供給用の電波を電力に変換して、かかる電力を第1の応力センサ21および送信装置22に供給する。
このICタグ20に備えられた送信装置22から送信用アンテナ24を介して送信された第1の応力データは、受信装置32によって受信され、制御装置33に入力される。この制御装置33には更に第2の応力センサ31によって連続的に測定された固定部材である外輪1の第2の応力データと、ブレーキ36がかけられていることを示す制動信号と、アクセル37が開けられていることを示す駆動信号とが入力される。制御装置33は第1の応力データと第2の応力データを比較し、両応力データの共通する部分は回動にかかわらず生じた応力のデータであるため消去する。かかる補正をすることにより、回動に伴う応力データのみが抽出される。
このように本実施形態においては、タイヤ13の回動に伴う応力データがリアルタイムにかつ連続的に得られるため、タイヤ13にかかる荷重と回転トルクもリアルタイムにかつ連続的に推定可能となり、タイヤ13にかかる荷重と回転トルクの変化を検知することができる。タイヤ13にかかる荷重の変化を検知することにより、タイヤ13がロックまたは空転する直前の状況を検知し得る。その結果、例えば、制動信号が入力中にタイヤ13がロックする直前の状況を検知すれば、アンチロックブレーキシステム35に信号を発し、制動力を調整する。逆に駆動信号が入力中にタイヤ13が空転する直前の状況を検知すれば、トラクションコントロールシステム34に信号を発し、駆動力を調整する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態にかかる車両用応力センサシステムにおける第1の応力センサ21は、回動部材である車両用軸受装置の内輪10に設けられるため、回動部材である内輪10に加わる応力を直接かつ連続的に測定することができる。また、第1の応力センサ21が測定した応力データを無線送信する送信装置22も内輪10に設けられるため、応力データをリアルタイムにかつ連続的に外部に送信することができ、送信装置22から受信装置32への配線は不要である。従って、無線送信された応力データを受信できる任意の場所において、応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができる。内輪10に加わる応力データをリアルタイムかつ連続的に得ることができるため、タイヤ13にかかる荷重をリアルタイムかつ連続的に更に正確に推定することが可能となる。従って、タイヤ13にかかる荷重の変化を正確に検知することが可能となる。
(2)本実施形態にかかる車両用応力センサシステムにおいて、電波発信装置30から発信された電力供給用の電波を電力供給装置23によって電力に変換し第1の応力センサ21および送信装置22に供給するため、外部から電力供給装置23に電力を供給する配線が不要となり、回路構成が容易となる。また、電池も不要であるため、電池交換の必要がなくメインテナンスが容易である。また、電力供給装置23が内輪10に設けられるため、同じく内輪10に設けられる第1の応力センサ21および送信装置22への電力供給のための配線は容易である。
(3)また、本実施形態において、第1の応力センサ21,送信装置22および電力供給装置23がICタグ20として一体的に備えられているため、内輪10にはICタグ20を取り付けるだけでよく、設計および取り付けが容易である。
(4)本実施形態において、固定部材である外輪1の応力を測定する第2の応力センサ31が測定した応力データに基づいて第1の応力センサ21が測定した応力データを補正するため、一層正確な応力データを得ることができる。第2の応力センサ31により測定される外輪1の応力は回動と無関係に生じていると考えられる。同様の応力は内輪10にも生じていると考えられるため、この応力を第1の応力センサ21の測定結果から消去することにより、回動に伴う応力のみを抽出することが可能となる。
(5)本実施形態において、車両用応力センサシステムにより内輪10の応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができるため、タイヤ13に加わる荷重をリアルタイムにかつ連続的に算出することが可能となる。従って、タイヤ13がロックする直前の荷重変化を検出し得る。そのため、同車両用応力センサシステムを用いたアンチロックブレーキシステムはタイヤ13がロックする直前に制動力をコントロールすることが可能となり、タイヤ13の回動を測定することによりタイヤ13のロックを検知した後に制動力をコントロールする従来のアンチロックブレーキシステムに比べ、より早い段階で作動させることが可能となる。
(6)本実施形態において、車両用応力センサシステムにより内輪10の応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができるため、タイヤ13に加わる荷重をリアルタイムにかつ連続的に算出することが可能となる。従って、タイヤ13が空転する直前の荷重変化を検出し得る。そのため、同車両用応力センサシステムを用いたトラクションコントロールシステムはタイヤ13が空転する直前に駆動力をコントロールすることが可能となり、タイヤ13の回動を測定することによりタイヤ13の空転を検知した後に駆動力をコントロールする従来のトラクションコントロールシステムに比べ、より早い段階で作動させることが可能となる。
(7)本実施形態において、車両用応力センサシステムは、車両用軸受装置に用いられているため、同軸受装置を車両へ取り付けるのみで、同車両用応力センサシステムを車両に導入することができる。従って、設計および取り付けが容易であり、コストダウンにも資する。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においてはアンチロックブレーキシステムおよびトラクションコントロールシステムの両方を備えているが、いずれか一方のみ備えていても良い。一方のみ備えれば、コストダウンに資する。
・また上記実施形態においては第2の応力センサ31を設けない構造としても良い。第2の応力センサ31を省略することにより部品点数が減少するため、構成が簡単となりコストダウンに資する。第2の応力センサ31を設けない場合であっても、回動部材である内輪10にかかる応力を直接測定できることには変わりなく、従来の間接的測定に比べ高精度の応力データを得ることができる。
・上記実施形態においては、第1の応力センサ21,送信装置22および電力供給装置23が一体的に備えられてICタグ20を構成しているが、それぞれ別々に内輪10に備えられても良い。取り付けが面倒となるが、汎用技術を使用することができる。
・また上記実施形態においては、電波発信装置30および受信装置32が外輪1上に設置されているが、この位置に設置されることが必須ではない。電波発信装置30および受信装置32と、電力供給装置23および送信装置22との送受信が可能であれば、他の固定部材上あるいは車体に設置しても良く、設計自由度が高い。
・上記実施形態においては、第1の応力センサ21および第2の応力センサは歪みゲージで構成されているが、他の構成でも良い。例えば、応力によるインダクタンスの変化を利用したものや、電気容量変化を利用したものでも良い。
・上記実施形態においては、電力供給装置23から第1の応力センサ21および送信装置22に電力供給を行っているが、例えば、電池により電力供給をしても良い。この場合電池の寿命が問題となるが、電波発信装置30および電力供給装置23が不要となり部品点数が減少するため、コストダウンが可能となり、回路構成も単純化される。
・また上記実施形態においては、第1の応力センサ21、送信装置22および電力供給装置23が車軸11上に設置されているがこの位置に設置されなくともよい。それぞれ内輪10上または他の回動部材上に設置しても良く、設計自由度は高い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記第1の応力センサ、前記送信装置および前記電力供給装置が一体的に備えられることを特徴とする請求項2に記載の車両用応力センサシステム。
従って、この(a)に記載の発明によれば、第1の応力センサ、前記送信装置および前記電力供給装置が一体的に備えられるため設計および取り付けが容易となる。
(b)請求項1〜3または(a)のいずれか1項に記載の車両用応力センサシステムを用いたアンチロックブレーキシステム。
従って、この(b)に記載の発明によれば、車両用応力センサシステムにより車軸または回動部材にかかる応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができるため、タイヤにかかる荷重と回転トルクをリアルタイムにかつ連続的に算出することが可能となる。従って、タイヤがロックする直前の荷重と回転トルクの変化を検出し得る。そのため、本発明にかかる車両用応力センサシステムを用いたアンチロックブレーキシステムはタイヤがロックする直前に制動力をコントロールすることが可能となり、タイヤの回動を測定することによりタイヤのロックを検知した後に制動力をコントロールする従来のアンチロックブレーキシステムに比べ、より早い段階で作動させることが可能となる。
(c)請求項1〜3または(a)のいずれか1項に記載の車両用応力センサシステムを用いたトラクションコントロールシステム。
従って、この(c)に記載の発明によれば、車両用応力センサシステムにより車軸または回動部材にかかる応力データをリアルタイムにかつ連続的に得ることができるため、タイヤにかかる荷重と回転トルクをリアルタイムにかつ連続的に算出することが可能となる。従って、タイヤが空転する直前の荷重と回転トルクの変化を検出し得る。そのため、本発明にかかる車両用応力センサシステムを用いたトラクションコントロールシステムはタイヤが空転する直前に駆動力をコントロールすることが可能となり、タイヤの回動を測定することによりタイヤの空転を検知した後に駆動力をコントロールする従来のトラクションコントロールシステムに比べ、より早い段階で作動させることが可能となる。
(d)請求項1〜3または(a)のいずれか1項に記載の車両用応力センサシステムを備えた車両用軸受装置。
従って、この(d)に記載の発明によれば、車両用軸受装置に本発明にかかる車両用応力センサシステムを用いれば、かかる軸受装置を車両へ取り付けるのみで、本発明の車両用応力センサシステムを車両に導入することができるため、設計および取り付けが容易である。
本発明の車両用応力センサシステムは、特に、アンチロックブレーキシステムまたはトラクションコントロールシステムを備えた車両用として広く利用可能である。
本発明を適用した車両用軸受装置の一実施形態を説明する図面であって、車軸方向の断面図である。 本発明の車両用応力センサシステムをアンチロックブレーキシステムおよびトラクションコントロールシステムに適用した一実施形態を説明するブロック図である。
符号の説明
1・・・外輪、2・・・フランジ部、3・・・ナックル、6,7・・・軌道、10・・・内輪、11・・・車軸、12・・・フランジ部、13・・・タイヤ、14・・・車輪、16,17・・・軌道、20・・・ICタグ、21・・・第1の応力センサ、22・・・送信装置、23・・・電力供給装置、24・・・送信用アンテナ、25・・・受信用アンテナ、30・・・電波発信装置、31・・・第2の応力センサ、32・・・受信装置、33・・・制御装置、34・・・トラクションコントロールシステム(TCS)、35アンチロックブレーキシステム(ABS)、36・・・ブレーキ、37・・・アクセル。

Claims (3)

  1. 回動可能な車軸または該車軸とともに回動する回動部材の応力を測定する第1の応力センサと、前記第1の応力センサが測定した第1の応力データを無線送信する送信装置とを備えた車両用応力センサシステムにおいて、
    前記第1の応力センサおよび前記送信装置が、前記車軸または前記回動部材に設けられることを特徴とする車両用応力センサシステム。
  2. 電力供給用の電波を発信する電波発信装置と、
    該電力供給用の電波を受信するとともに該電波を電力に変換して前記第1の応力センサおよび前記送信装置に該電力を供給する電力供給装置とを更に備え、
    前記電力供給装置が前記車軸または前記回動部材に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用応力センサシステム。
  3. 車体または該車体に固定される固定部材に設けられるとともに、前記第1の応力データを補正するための第2の応力データを測定する第2の応力センサを更に備えることを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の車両用応力センサシステム。
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