JP2009085848A - 疲労試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の作用をワークに与えることのできるようなサーボアンプへの目標波形を演算可能な疲労試験装置を提供する。
【解決手段】離散化された少なくとも一周期分の入力波形データをワークの変形量の変動波形のスペクトルに変換して初期スペクトルデータを生成し、初期スペクトルデータの各スペクトル成分に補正係数を乗じて第1のスペクトルデータを生成して第1のスペクトルデータを得、これを逆変換して得られる試験用波形データに基づいてテスト用ワークに荷重を加え、荷重が加えられているテスト用ワークの変形量の変動を示す出力波形データを取得し、出力波形データをテスト用ワークの変形量の変動波形のスペクトルに変換して第2のスペクトルデータを得、初期スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分と第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分とに基づいて補正係数を修正する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ねじり、引張、圧縮、曲げ方向の繰り返し荷重をワークに加える疲労試験装置に関する。
材料に静荷重や繰り返し荷重を加えて疲労強度を計測する疲労試験装置として、特許文献1に記載のもののようなサーボモータを用いたものが利用されている。このような疲労試験装置においては、材料の変形量を細かく制御できるため、正弦波や矩形波、三角波といった単純な繰り返し荷重のみならず、複雑なユーザ定義波形にてワークに繰り返し荷重を掛けることも可能である。特に、近年は高速の信号処理回路(DSP)や応答性の高いサーボモータが実現されつつあり、より複雑な波形をもってワークに荷重を加えることが可能となっている。
特開昭63−37233号
このような、ユーザ定義波形をもってワークに繰り返し荷重を加えて試験を行う目的として、そのワークが実際に使用されている環境を実験室にて再現し、その状態でのワークの挙動を観察する、というものが考えられる。例えば、ワークが自動車の動力伝達シャフトである場合、実際に自動車を走行させたときにシャフトに掛かる荷重や変形量等を計測し、この計測結果と同じ荷重や変形がワークに作用するように、試験装置を作動する、という再現試験が考えられる。
このような再現試験を行う場合、ワークを実際に使用した時の計測結果を、動力伝達系の特性(例えば減速機の減速比)やワークの弾性率を考慮して加工してサーボモータの目標波形を推定し、これをサーボアンプに入力することが考えられる。
しかしながら、特に高周波域においては、ワーク自身、或いは試験装置の動力伝達系の弾性や損失のため、計測結果から推定される目標波形をサーボアンプに入力しても、所望の荷重や変形をワークに与えられない(ワークを実際に使用した時の計測結果が再現されない)ことが多い。そのため、従来はオペレータの試行錯誤によって各種パラメータを調整する必要があった。
本発明は上記の問題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、サーボアンプへ入力する目標波形を、それによって所望の荷重や変形をワークに与えることのできるような値に演算可能な疲労試験装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の疲労試験装置は、離散化された少なくとも一周期分の入力波形データを入力する波形データ入力手段と、入力波形データをスペクトルに変換する演算を行い初期スペクトルデータを生成する第1のスペクトル演算手段と、初期スペクトルデータにおいて、周波数ごとに定められた補正係数を初期スペクトルデータの各スペクトル成分に乗じて第1のスペクトルデータを生成するスペクトルデータ補正手段と、第1のスペクトルデータを逆変換して 得られる試験用波形データに基づいてテスト用ワークを変形させるワーク試験手段と、ワーク試験手段によって加えられるテスト用ワークの変形量の変動を示す出力波形データを取得する出力波形データ取得手段と、出力波形データに基づいてテスト用ワークの変形量の変動波形のスペクトルを演算して第2のスペクトルデータを得る第2のスペクトル演算手段と、入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分と第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分とに基づいて補正係数を修正する補正係数修正手段と、を有する。
以上のように、本発明の疲労試験装置においては、入力波形データと出力波形データとをスペクトル解析し、周波数ごとに補正係数を求めている。そして、補正係数が修正された第1のスペクトルデータに基づいて演算される目標波形をサーボアンプに入力することによって、オペレータが試行錯誤を行うことなく、所望の波形で疲労試験を行うことができるようになる。
また、補正係数修正手段が入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分の量を第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分の量で割った値を、補正前の対応する周波数のスペクトル成分の補正係数に乗じることによって、周波数毎に定められた補正係数の修正を行うことが好適である。
また、入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分を第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分で割った値が所定の範囲内に納まっているかどうかに基づいて、対応する周波数のスペクトル成分の補正係数の修正が必要であるかどうかを判定する修正判定手段と、修正判定手段によって補正係数の修正が必要であると判定された時にワーク試験手段は補正係数修正手段によって補正係数が修正された第1のスペクトルデータを逆変換して得られる試験用波形データに基づいて、テスト用ワークの再試験を行う構成とすることが好適である。
このように、入力波形データと出力波形データが近づくまで再試験を繰り返すことによって、より好適な補正係数を得ることができる。
また、所定の範囲内は、0.95から1.05の間であることが好適である。さらに、所定の範囲内は、0.99から1.01の間であることがより好適である。
また、第1及び第2のスペクトル演算手段は、例えば離散フーリエ変換によってスペクトルを演算するものである。
また、例えば疲労試験装置はワークにねじり荷重を加えるねじり試験装置であり、ワークの変形量はワークのねじり角度である。或いは、疲労試験装置は送りねじ機構を介してワークに引張、圧縮又は曲げ荷重を加える万能試験装置であり、ワークの変形量は送りねじ機構によって駆動され且つワークを保持するアダプタの変位量である。
また、第1及び第2のスペクトル演算手段は、入力波形データや出力波形データからスペクトルを演算する前に、波形データの高周波成分のカットを行うことが好ましい。この構成は、入力波形データ及び出力波形データが離散化されたデータ群である場合に、本来高周波域のスペクトル成分が低周波域のスペクトル成分として演算されてしまう可能性を除外することができる。
以上のように、本発明によれば、所望の荷重や変形をワークに与えることができるようにサーボアンプへ入力する目標波形を演算可能な疲労試験装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の疲労試験装置のブロック図を示したものである。本実施形態の疲労試験装置は、試験片(ワーク)にねじり荷重を反復的に加えることができる。
図1に示されるように、本実施形態の疲労試験装置1は、ワークWにねじり荷重を加える装置本体10と、装置本体10のサーボモータ12を駆動するためのサーボアンプ20と、サーボアンプ20を制御する制御部30とを有する。
装置本体10は、チャック11a、11bと、サーボモータ12と、減速機13と、トルクセンサ14と、角度センサ15とを有する。チャック11a及び11bは、ワークWを両端から把持する。減速機13は、サーボモータ12の駆動軸と一方のチャック11aの間に配置され、サーボモータ12の駆動軸のトルクを増大してワークWに与える。また、他方のチャック11bは、トルクセンサ14を介して図示しない装置本体のフレームに固定されている。
以上説明した構成において、サーボモータ12を駆動すると、チャック11a、11bに把持されたワークWにねじり荷重が加わり、その大きさはトルクセンサ14によって計測される。また、角度センサ15が減速機13の出力軸に設けられ、チャック11a付近におけるワークWのねじれ角度を検出する。
サーボモータ12は、サーボアンプ20によって制御される。すなわち、サーボアンプ20は、制御部30から送信される目標値(目標とするサーボモータの回転軸の角度)に基づいてサーボモータ12を駆動するための駆動電力を生成し、これをサーボモータ12に送ってこれを駆動させる。サーボモータ12には、サーボモータ12の回転軸の回転数や角度等を検出するためのロータリーエンコーダ12aが設けられている。ロータリーエンコーダ12aの信号出力はサーボアンプ20に接続されており、サーボアンプ20はロータリーエンコーダ12aの計測結果に基づいて駆動電力のフィードバック制御を行う。
次いで、制御部30の構成につき説明する。図2は、本実施形態の制御部30のブロック図である。図2に示されているように、本実施形態の制御部30は、コントローラ31、信号変換手段32、A/D変換手段33、トルクセンサ用アンプ34a、角度センサ用アンプ34b、操作手段35、波形発生回路36、フレキシブルディスクドライブ(FDD)37、メモリ38及びアナログポート39を有する。なお、図1及び図2においては、制御部30は一つのブロックとして記載されているが、実際は複数のユニットによって形成される。例えば、トルクセンサ用アンプ34a、角度センサ用アンプ34bはそれぞれが独立したユニットとして形成される。また、操作手段35は、コントローラ31を含むユニットのケース外面に設けられる制御パネルであるが、ケーブルを介してコントローラ31に接続される独立したユニット(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
本実施形態の制御部30は、トルクセンサ14、角度センサ15(共に図1)によって検出されたワークWのトルクや角度を参照しながら、トルク又は角度の経時変動が所望の波形を示すように、サーボアンプ20(図1)に設定角度を送信するものである。
ワークWに与える作用(荷重や変形量)の波形は、操作手段35を用いて設定される。操作手段35は、例えばキーボードなどの入力手段と、この入力手段による入力結果を確認するための表示手段とを備えており、本実施形態のねじり試験装置1のオペレータは、操作手段35を操作して、繰り返しねじり試験を行う際のトルク、角度、又は角速度の範囲を設定することができる。例えば、正弦波状に往復ねじり運動を行う際の角度変動の振幅を設定することができる。操作手段35による設定結果は、コントローラ31に送信され、メモリ38に保存される。
また、波形発生回路36は、所望の周期・タイミングで正弦波、三角波、矩形波などの信号波形を生成する回路である。より具体的には、f(t)を時刻tを引数とする関数としたときに、式s=f(t)で示される値sを順次コントローラ31に出力するものである。なお、上式において、例えば波形が正弦波であれば、周期をT、位相をaとして、f(t)=sin(2π(t−a)/T)である。ここで、周期T及び位相aは、操作手段35を操作することによって任意の値に設定可能である。
コントローラ31は、波形発生回路36からコントローラ31に送信される値に、操作手段35によって別途設定される所定の定数を乗じて目標波形を演算し、この目標波形とトルクセンサ14が検出したトルク、角度センサ15が検出したねじれ角度(又はその時間微分値である角速度)とを比較して、サーボアンプ20に送るべき設定角度を演算する。演算された設定角度は、設定角度をパルスに変換する信号変換手段32を介してサーボアンプ20に送信される。
以上のような構成により、ワークWのねじり角、角速度、或いはトルクが、正弦波、三角波又は矩形波といった規定の波形に従って変動するように、サーボモータ12を駆動することが出来るようになっている。
また、本実施形態のねじり試験装置1は、上記の規定の波形の代わりに、装置のオペレータによって入力されるユーザ定義波形に基づいてワークWに与えるねじり角を変動させることが出来るようになっている。ユーザ定義波形は、あらかじめ他の計測装置にて計測されたデータを用いるかオペレータがPC等でユーザ定義波形データを生成することによって得られる。このように、外部の機器にて計測または生成されたユーザ定義波形データは、FDD37を介してメモリ38に読み取られる。或いは、アナログポート39に計測器(センサ及びセンサに付随する回路、アンプなど)を接続してねじり試験を行い、計測器の出力であるアナログ信号をA/D変換手段33でサンプリングしてデジタルのユーザ定義波形データを得てこれをメモリ38に保存することも可能である。
このようなユーザ定義波形に基づいたねじり試験は、例えばそのワークが実際に使用される状況においてかかりうる荷重変動や変形量を再現するために実施される。例えば、ワークWが自動車用のドライブシャフトである場合は、実際に自動車を走行させた時に自動車にマウントされたドライブシャフトに加わる負荷変動が再現できるように、ユーザ定義波形に基づいた試験が行われる。
ユーザ定義波形に基づいたねじり試験を高い再現性にて行うためには、減速機13(図1)等の伝達系やワークW自身の弾性による応答遅れや、これらの摩擦等による減衰の影響を考慮したうえで、サーボアンプ12に送る目標値(目標波形)を演算する必要がある。本実施形態においては、サーボモータ12に入力される信号と、実際にワークWに加わる荷重変動や変形量の計測値との関係を周波数スペクトル上で解析し、ワークWに所望の作用を与えられるような目標波形を得るようになっている。以下、その具体的な手順を説明する。
図3は、本実施形態において、ワークWに対して所望のユーザ定義波形に基づいたねじり試験を行う際に、サーボアンプ12に送る目標波形を演算する手順を示したフロー図である。以下、このフロー図に基づいて目標波形の演算手順について説明する。まず、装置1のオペレータは、前述の手段の何れかを用いて、ワークWに加えるべき荷重変動や変形量に対応したユーザ定義波形データを制御部30に入力する(ステップS1)。
続いて、オペレータは操作手段35を操作して、ユーザ定義波形の種別(波形が加速度、角加速度、角速度、角度のいずれを示すものであるのか)、単位(G、m/s、rad/s、rad/s、rad等)といったパラメータを入力する。また、ユーザ定義波形が加速度を示すものであれば、回転中心からセンサまでの距離l(単位:mm)も入力する(ステップS2)。
次いで、オペレータは装置1のチャック11a、11bに目標波形演算のためのテスト用ワークを取り付ける(ステップS3)。また、ステップS1で入力したユーザ定義波形が加速度の波形である場合は、テスト用ワークに加速度計を取り付ける。この加速度計の出力は、アナログポート39(図2)に接続される。
ステップS4では、波形データの整形が行われる。すなわち、サーボモータ12によって制御可能な角速度、角加速度には上限があるため、波形データの角速度や角加速度が所定の範囲内に納まるように波形データを修正する。また、本実施形態においては、高速離散フーリエ変換(FFT)によって波形データのスペクトルを求めているが、正確にスペクトルを求めるため、移動平均を行ってFFTの上限周波数を越える周波数をカットしている。この整形後の波形データをm(n)とする。なお、nは離散化された波形データに含まれる値のそれぞれに対して、時刻順に定められた標本番号である。すなわち、標本数がNである時、最初の標本に定められた標本番号は1であり、最後の標本に定められた標本番号はNである。
次いで、波形データm(n)のスペクトルをFFTによって演算する(ステップS5)。このスペクトルをM(k)とする。ここで、kは周波数順に定められたスペクトルデータの標本番号である。なお、本実施形態においては、フーリエ変換前の標本数とフーリエ変換後の標本数は同一である。さらに、サーボアンプ20に入力されるのは角度であるため、以下の数1によってM(k)をサーボアンプ20に入力される角度(単位:rad)のスペクトルV(n)に変換する。
Figure 2009085848
上式において、Gは重力加速度をmm/s単位で示したものであり、その値は約9806.65である。また、Tは周期(単位:s)、すなわちm(n)のユーザ定義波形を一周期実行する際に要する時間である。従って、Fはkに対応する周波数(単位:Hz)を意味する。また、Rは減速機13の減速比である。また、Aは標本番号k毎に定められる補正係数である。この補正係数Aは、伝達系やワークの応答の遅延や、減衰に対応した値であり、テスト用ワークにねじり荷重を加えて得られる計測値に基づいて算出される。なお、この時のAの値(初期値)は、kの値に関わらず1とする。
次いで、V(k)を逆フーリエ変換し、角度の変動を示す波形データv(n)を生成する(ステップS6)。なお、この時もAの値(初期値)は、kの値に関わらず1とする。また、A=1の時のV(k)をV(k)と定義する。次いで、v(n)に基づいてサーボモータ12を駆動し、テスト用ワークへのねじり荷重の付与をY周期(例えば30回)実行し、その時の角度、角速度、角加速度、又は加速度(元々の波形データに対応するもの)を記録する(ステップS7)。これによって得られた波形データをm’(n)とする。なお、yはそのデータを取得した荷重付与の周期の番号であり、1≦y≦Yである。すなわち、このステップにて波形データはY組生成される。
次いで、下記の数2に基づいてm’(n)の平均値m’(n)を演算する(ステップS8)。
Figure 2009085848
次いで、ステップS8で得られた波形m’(n)をフーリエ変換し、さらに数1に基づいて角度のスペクトルに変換する(ステップS9)。このスペクトルをV’(k)とする。
次いで、全てのkについて、V(k)とV’(k)との比較を行う(ステップS10)。全てのkについて、V(k)/V’(k)の比が所定基準以内であれば、その時のAを補正係数とするスペクトルV(k)を逆フーリエ変換してユーザ定義波形v(n)をサーボアンプに入力すれば、ワークWに荷重を加えた時に計測されるユーザ定義波形はm(n)に略一致する。すなわち、v(n)は所望の目標波形に相当するといえる。従って、このような時は(ステップS10:YES)、目標波形を得るための処理を完了させる。なお、上記所定基準は、例えば0.95〜1.05である。また、より高い再現性をもってワークWに荷重を加える場合は、所定基準を0.99〜1.01とすることが好ましい。
一方、ステップS10において、V(k)とV’(k)との比が所定基準を満たさないものが1つでもあれば、補正する必要のあるAが残されていることを意味する。従って、このような場合は(ステップS10:NO)、ステップS11に進み、テスト補正係数Aの修正を行う。
ステップS11においては、このスペクトルV’(k)と、スペクトルV(k)とを比較し、下記の数3に基づいて補正係数Aの修正を行う。ただし、V(k)とV’(k)の比が所定基準以内のものについては、補正係数の修正を行わない。Aの補正が終わった後、ステップS6に戻り、Aが補正されたV(k)を逆フーリエ変化して得られたv(n)にて再度テスト用ワークにねじり荷重を加える。
Figure 2009085848
以上の手順にて、全てのkについてV(k)とV’(k)の比が所定基準以内となるまで、テスト用ワークへのねじり荷重の付与とAの修正を繰り返し、ユーザ定義波形m(n)を再現できる目標波形v(n)を得る。
以上の手順にて求められた目標波形v(n)を用いて、テスト用ワークと同型のワークWの試験を行えば、所望のユーザ定義波形のねじり荷重をワークWに加えることができるようになる。
以上説明した本発明の第1の実施の形態は、ねじり試験装置に関するものである。しかしながら、本発明は上記構成に限定されるものではない。すなわち、本発明はサーボモータを使用する他のタイプの疲労試験装置においても適用可能である。以下に説明する本発明の第2の実施の形態の疲労試験装置は、サーボモータによって駆動される送りねじ機構によって、ワークに引張、圧縮、又は曲げ荷重を加える事が可能な、所謂万能試験装置である。
図4は、本実施形態の疲労試験装置101のブロック図を示したものである。本実施形態の疲労試験装置は、試験片(ワーク)に引張、圧縮、又は曲げ荷重を反復的に加えることができるようになっている。
図4に示されるように、本実施形態の試験装置101は、ワークWに荷重を加える装置本体110と、装置本体110のサーボモータ112を駆動するためのサーボアンプ120と、サーボアンプ120を制御する制御部130とを有する。装置本体110は、フレーム111と、サーボモータ112と、直動変換器113と、ロードセル114と、変位センサ115と、アダプタ118a及び118bとを有する。
直動変換器113は、サーボモータ112の回転軸の回転運動を直進方向の運動に変換するためのものであり、送りねじ113aと、ナット113bと、一対のガイドレール113cと、ガイドレール113cの夫々に対応したランナーブロック113dとを有する。ナット113bは、送りねじ113aと係合している。また、ランナーブロック113dは、ナット113bに固定されている。ランナーブロック113dは、対応するガイドレール113cに沿って移動可能であると共に、この方向以外には移動できないようになっている。このため、ランナーブロック113d及びナット113bの運動は、ガイドレール113cが伸びる方向に沿った一自由度に限定される。さらに、送りねじ113aの軸方向は、ガイドレール113cが伸びる方向と平行(すなわち上下方向)であるため、サーボモータ112によって送りねじ113aを回動させると、ナット113bはガイドレール113cに沿って移動する。図4に示されるように、サーボモータ112は、フレーム111のテーブル部111aの下に固定されており、また、ガイドレール113cはテーブル部111aの上に固定されている。このため、ナット113bはテーブル部111aに対して上下動することになる。なお、ナットの上には、ワークWを下から保持するための下部アダプタ118aが取り付けられる。
フレーム111の天井111bの下面から、上部ステージ116が吊り下げられている。また、テーブル部111aの上面には、図中上方向に伸びるガイドバー117cが設けられている。上部ステージ116の左右方向端部には、上下方向に穿孔された貫通孔116aが形成されており、この貫通孔116aにガイドバー117cが通されている。このため、上部ステージ116はガイドバー117cに沿って上下方向に移動可能となっている。また、上部ステージ116に設けられた図示しないボルトを締めることによって、貫通孔116aの内径を絞る事が出来るようになっており、これによって、ガイドバー117cに対して上部ステージ116を固定できるようになっている。
上部ステージ116の下面には、ワークWを上から保持するための上部アダプタ118bが取り付けられる。本実施形態においては、上部アダプタ118bと下部アダプタ118aとの間でワークWを保持した状態でナット113bを上下動させる事によって、ワークWに荷重を加える事が出来るようになっている。なお、上部及び下部アダプタ118a、118bはそれぞれ上部ステージ116、ナット113bに対して着脱可能に構成されており、ワークWに加えるべき荷重の種類に応じて適切なアダプタを選択可能となっている。図4は、ワークWに圧縮荷重を加える構成であるため、上部アダプタ118bの下面及び下部アダプタの上面は平面状に形成されている。ワークWに引張荷重を加える際は、ワークWを把持するチャックが設けられたアダプタ118a、118bが使用される。三点曲げ試験をおこなう際は、圧縮試験用のアダプタと三点曲げ用の治具とを組み合わせて使用する。
また、上部ステージ116は、フレーム111の天井111bから送りねじ117aによって吊り下げられている。天井111bには、送りねじ117aと係合する回転可能なナット(図示せず)が埋めこまれている。ナットは天井111bに配置されたモータ117bによって回転駆動されるようになっている。また、送りねじ117aと上部ステージ116とを連結するリンクによって、上部ステージ116に対して送りねじ117aはその軸回りに回転しないようになっている。従って、上部ステージ116のボルトを緩めて上部ステージ116を移動可能とした状態で、モータ117bによってこのナットを回動させることで、送りねじ117a及びこの送りねじ117aと連結している上部ステージ116を上下方向に駆動することができる。この機能は、ワークWの寸法に合わせてアダプタ118a、118bの間隔を調整する際に使用される。すなわち、試験を行う際はボルトを締めて上部ステージ116をガイドバー117cに固定する。
以上説明した構成において、アダプタ118a、118bでワークWを保持してサーボモータ112を駆動すると、ワークWに引張、圧縮又は曲げ荷重が加わり、その大きさはロードセル114によって計測される。また、変位センサ115は、下部のアダプタの変位、すなわちワークWの変形量を検出するセンサ(例えば、ロータリーエンコーダが組み込まれたダイヤルゲージ)である。
第1の実施形態と同様、サーボモータ112は、サーボアンプ120によって制御される。すなわち、サーボアンプ120は、制御部130から送信される目標値(目標とするサーボモータの回転軸の角度)に基づいてサーボモータ112を駆動するための駆動電力を生成し、これをサーボモータ112に送ってこれを駆動させる。サーボモータ112には、サーボモータ112の回転軸の回転数や角度等を検出するためのロータリーエンコーダ112aが設けられている。ロータリーエンコーダ112aの信号出力はサーボアンプ120に接続されており、サーボアンプ210はロータリーエンコーダ112aの計測結果に基づいてフィードバック制御を行う。
次いで、制御部130の構成につき説明する。図5は、本実施形態の制御部130のブロック図である。図示されているように、本実施形態の制御部130は、トルクセンサの代わりにロードセルが、角度センサの代わりに変位センサがそれぞれ接続できるようになっているほかは、図2に示される本発明の第1の実施の形態と同一である。従って、制御部130において本発明の第1の実施の形態と同一又は類似の構成要素には同一の符号を配し、また制御部130に関する詳細な説明は省略する。
本実施形態の制御部130は、ロードセル114、変位センサ115(共に図4に記載)によって検出されたワークWの荷重や変形量を参照しながら、荷重又は変形量の経時変動が所望の波形を示すように、サーボアンプ120(図1)に設定角度を送信するものである。
ワークWに与える作用波形は、操作手段35を用いて設定される。本実施形態の試験装置101のオペレータは、操作手段35を操作して、繰り返し試験を行う際の荷重、変形量等の幅を設定することができる。例えば、ワークWに正弦波状の復繰り返し圧縮変位を加える際の変位の振幅を設定することができる。
コントローラ31は、波形発生回路36からコントローラ31に送信される値に、操作手段35によって設定された値を乗じて目標値を演算し、この目標値とロードセル114が検出した荷重、又は変位センサ115が検出した変形量(又はそれらの時間微分値である変形速度)とを比較して、サーボアンプ120に送るべき設定角度を演算する。演算された設定角度は、信号変換手段32を介してサーボアンプ120に送信される。
以上のような構成により、ワークWに加わる荷重やワークWの変形量が、正弦波、三角波又は矩形波といった規定の波形に従って変動するように、サーボモータ112を駆動することが出来るようになっている。
また、第1の実施形態と同様、本実施形態の試験装置101は、上記の規定の波形の代わりに、装置のオペレータによって入力されるユーザ定義波形に忠実にワークWの変形量を変動させることが出来るようになっている。
このようなユーザ定義波形に基づいた繰り返し試験は、例えばそのワークが実際に使用される状況においてかかりうる荷重変動や変形量を再現するために実施される。例えば、ワークWが自動車用のドライブシャフトである場合は、ドライブシャフトが自動車にマウントされた状態で自動車を走行させた時にドライブシャフトに加わる負荷変動を再現できるように、ユーザ定義波形に基づいた試験を行う。
ユーザ定義波形に基づいた繰り返し試験を高い再現性にて行うためには、送りねじ機構113(図4)等の伝達系やワークW自身の弾性による応答遅れや、これらの摩擦や塑性変形等による減衰の影響を考慮したうえで、サーボアンプ120に送る設定角度(目標波形)を演算する必要がある。本実施形態においては、サーボアンプ120に入力される信号と、実際にワークWに加わる荷重変動や変形量の計測値とをスペクトル解析し、ワークWに所望の作用を加えられるような入力信号を得るようになっている。その手順は、一部演算式が異なるものの、基本的には図3にて説明した第1の実施形態のものと同じである。そこで、本実施形態における目標波形の演算手順を、図3のフローチャートを用いて以下に説明する。
本実施形態において、ワークWに所望のユーザ定義波形に忠実な変形を加えるための目標波形を得るには、まず、装置101のオペレータが、FDD37(図5)を介してユーザ定義波形データを制御部130に読み取らせ、これをメモリ38(図5)に保存する。或いは、アナログポート39(図5)にセンサ(例えば加速度計)を接続して、実際にワークが使用される環境において計測したユーザ定義波形のサンプリングを行い、これをメモリ38に保存する(ステップS1)。
続いて、オペレータは操作手段35(図5)を操作して、ユーザ定義波形の物理量(波形が加速度、速度、変位のいずれを示すものであるのか)、単位(G、mm/s、mm/s、mm等)といったパラメータを入力する。
次いで、オペレータは装置101のアダプタ118a、118bに目標波形演算のためのテスト用ワークを取り付ける(ステップS3)。また、ステップS1で入力したユーザ定義波形が加速度の波形である場合は、テスト用ワークに加速度計を取り付ける。この加速度計の出力は、アナログポート39(図2)に接続される。
ステップS4では、波形データの整形が行われる。すなわち、サーボモータ112によって制御可能な変位量、速度、加速度には上限があるため、波形データの速度や加速度などが所定の範囲内に納まるようにする。また、本実施形態においては、高速離散フーリエ変換によって波形データのスペクトルを求めているが、正確にスペクトルを求めるため、波形データの移動平均を行ってFFTの上限周波数を越える周波数をカットしている。この整形後の波形データをm(n)とする。なお、nは離散化された波形データに含まれる値のそれぞれに対して、時刻順に定められた標本番号である。すなわち、標本数がNである時、最初の標本に定められた標本番号は1であり、最後の標本に定められた標本番号はNである。
次いで、波形データm(n)のスペクトルをFFTによって演算する(ステップS5)。このスペクトルをM(k)とする。なお、本実施形態においては、フーリエ変換前の標本数とフーリエ変換後の標本数は同一である。さらに、サーボアンプ120に入力されるのは角度であるため、以下の数4によってM(k)を角度(単位:rad)のスペクトルV(n)に変換する。
Figure 2009085848
上式において、Gは重力加速度をmm/s単位で示したものであり、その値は約9806.65である。また、Tは周期(単位:s)、すなわちm(n)のユーザ定義波形を一回実行する際に要する時間である。従って、Fはkに対応する周波数(単位:Hz)を意味する。また、Lは送りねじ113aのリードである。また、Aは標本番号k毎に定められる補正係数である。この補正係数は、伝達系やワークの応答の遅延や、減衰に対応した値であり、テスト用ワークに荷重を加えて得られる計測値に基づいて算出される。なお、この時のAの値(初期値)は、kの値に関わらず1とする。
次いで、V(k)を逆フーリエ変換し、角度の変動を示す波形データv(n)を生成する(ステップS6)。なお、この時もAの値(初期値)は、kの値に関わらず1とする。また、A=1の時のV(k)をV(k)と定義する。次いで、v(n)に基づいてサーボモータ12を駆動し、テスト用ワークへの荷重の付与をY周期(例えば30回)実行し、その時のワークの変形量、変形の速度、加速度(元々の波形データに対応するもの)を記録する(ステップS7)。これによって得られた波形データをm’(n)とする。なお、yは荷重を加えた周期ごとに定められた番号であり、1≦y≦Yである。すなわち、このステップにて波形データはY組生成される。
次いで、前述の数2に基づいてm’(n)の平均値m’(n)を演算する(ステップS8)。
次いで、ステップS8で得られた波形m’(n)をフーリエ変換し、さらに数1に基づいて角度のスペクトルに変換する(ステップS9)。このスペクトルをV’(k)とする。
次いで、全てのkについて、V(k)とV’(k)との比較を行う(ステップS10)。全てのkについて、V(k)とV’(k)の比が所定基準(例えば1〜5%の間の特定の値)以内であれば、その時のAを補正係数とするスペクトルV(k)を逆フーリエ変換してユーザ定義波形v(n)をサーボアンプに入力すれば、ワークWに荷重を加えた時に計測されるユーザ定義波形はm(n)に略一致する。すなわち、v(n)は所望の目標波形に相当するといえる。従って、このような時は(ステップS10:YES)、目標波形を得るための処理を完了させる。
一方、ステップS10において、V(k)とV’(k)との比が所定基準を満たさないものが一つでもあれば、補正する必要のあるAが少なくともあるということを意味する。従って、このような場合は(ステップS10:NO)、ステップS11に進み、テス補正係数Aの修正を行う。
次いで、このスペクトルV’(k)と、スペクトルV(k)とを比較し、前述の数3に基づいて補正係数Aの修正を行う(ステップS11)。ただし、V(k)とV’(k)の比が所定基準以内のものについては、補正係数の修正を行わない。Aの補正が終わった後、ステップS6に戻り、Aが補正されたV(k)を逆フーリエ変化して得られたv(n)にて再度テスト用ワークにねじり荷重を加える。
以上の手順にて、全てのkについてV(k)とV’(k)の比が所定基準以内となるまで、テスト用ワークへのねじり荷重の付与とAの修正を繰り返し、ユーザ定義波形m(n)を再現できる目標波形v(n)を得る。
以上の手順にて求められた目標波形v(n)を用いて、テスト用ワークと同型のワークWの試験を行えば、所望のユーザ定義波形に基づいてワークWに引張、圧縮又は曲げ荷重を加えることができるようになる。
本発明の第1の実施の形態の疲労試験装置の概要を示したものである。 本発明の第1の実施の形態の疲労試験装置の制御部のブロック図である。 本発明の第1及び第2の実施形態において、補正係数の修正を行うための手順を示したフロー図である。 本発明の第2の実施の形態の疲労試験装置の概要を示したものである。 本発明の第2の実施の形態の疲労試験装置の制御部のブロック図である。
符号の説明
1 疲労試験装置
10 装置本体
12 サーボモータ
20 サーボアンプ
30 制御部
31 コントローラ
33 変換手段
35 操作手段
37 フレキシブルディスクドライブ
W ワーク

Claims (9)

  1. サーボモータによってワークに繰り返し荷重を加える疲労試験装置であって、
    離散化された少なくとも一周期分の入力波形データを入力する波形データ入力手段と、
    該入力波形データをスペクトルに変換する演算を行い初期スペクトルデータを生成する第1のスペクトル演算手段と、
    該初期スペクトルデータにおいて、周波数ごとに定められた補正係数を該初期スペクトルデータの各スペクトル成分に乗じて第1のスペクトルデータを生成するスペクトルデータ補正手段と、
    該第1のスペクトルデータを逆変換して得られる試験用波形データに基づいてテスト用ワークを変形させるワーク試験手段と、
    前記ワーク試験手段によって加えられるテスト用ワークの変形量の変動を示す出力波形データを取得する出力波形データ取得手段と、
    該出力波形データに基づいて該テスト用ワークの変形量の変動波形のスペクトルを演算して第2のスペクトルデータを得る第2のスペクトル演算手段と、
    該入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分と、該第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分とに基づいて、該補正係数を修正する補正係数修正手段と、
    を有する、疲労試験装置。
  2. 前記補正係数修正手段は、該入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分の量を該第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分の量で割った値を、補正前の対応する周波数のスペクトル成分の補正係数に乗じることによって、周波数毎に定められた補正係数の修正を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の疲労試験装置。
  3. 該入力スペクトルデータの各周波数のスペクトル成分を該第2のスペクトルデータの対応する周波数のスペクトル成分で割った値が所定の範囲内に納まっているかどうかに基づいて、対応する周波数のスペクトル成分の該補正係数の修正が必要であるかどうかを判定する修正判定手段と、
    前記修正判定手段によって該補正係数の修正が必要であると判定された時は、前記ワーク試験手段は、前記補正係数修正手段によって補正係数が修正された該第1のスペクトルデータを逆変換して得られる試験用波形データに基づいて、テスト用ワークの再試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の疲労試験装置。
  4. 該所定の範囲内とは、0.95から1.05の間である、ことを特徴とする請求項3に記載の疲労試験装置。
  5. 該所定の範囲内とは、0.99から1.01の間である、ことを特徴とする請求項4に記載の疲労試験装置。
  6. 前記第1及び第2のスペクトル演算手段は、離散フーリエ変換によってスペクトルを演算する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の疲労試験装置。
  7. 前記疲労試験装置が該ワークにねじり荷重を加えるねじり試験装置であり、該ワークの変形量が該ワークのねじり角度である、事を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の疲労試験装置。
  8. 前記疲労試験装置が、送りねじ機構を介して該ワークに引張、圧縮又は曲げ荷重を加える万能試験装置であり、該ワークの変形量は、該送りねじ機構によって駆動され且つ該ワークを保持するアダプタの変位量である、事を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の疲労試験装置。
  9. 前記第1及び第2のスペクトル演算手段は、該入力波形データや該出力波形データからスペクトルを演算する前に、波形データの高周波成分のカットを行う、ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の疲労試験装置。
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