JP2009085072A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009085072A
JP2009085072A JP2007254748A JP2007254748A JP2009085072A JP 2009085072 A JP2009085072 A JP 2009085072A JP 2007254748 A JP2007254748 A JP 2007254748A JP 2007254748 A JP2007254748 A JP 2007254748A JP 2009085072 A JP2009085072 A JP 2009085072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
engine
control
internal combustion
intake air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007254748A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Hosokawa
陽平 細川
卓 ▲角▼岡
Taku Kadooka
Tomohiro Shinagawa
知広 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007254748A priority Critical patent/JP2009085072A/ja
Publication of JP2009085072A publication Critical patent/JP2009085072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】低蒸発特性燃料使用時の始動性向上
【解決手段】燃焼室CC内に供給された燃料Fへの点火動作によって燃焼動作を行わせる内燃機関の制御装置(電子制御装置1)において、その燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いほど機関始動時の当該燃焼室CC内への吸入空気量を増加させる機関始動制御手段を設ける。ここでは、その機関始動制御手段は、クランキング回転数の低下制御,スロットルバルブ24の開弁制御又は吸気バルブ31の開弁時間拡大制御若しくはリフト量増大制御の内の少なくとも1つの制御を行うことによって吸入空気量を増加させるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低温始動性に劣る燃料についても使用可能な内燃機関の制御装置に関する。
近年、自動車業界においては、自動車を取り巻く環境の変化に対応させる為に様々な取り組みが行われている。例えば、内燃機関の分野では、異なる燃料性状の燃料を用いても運転を行うことのできる所謂多種燃料内燃機関についての取り組みが為されている。この種の多種燃料内燃機関が搭載された車輌は、一般にフレキシブル燃料車(FFV:Flexible Fuel Vehicle)と呼ばれており、その一例としては、ガソリン燃料,アルコール燃料又はこれらの混合燃料の何れを利用しても運転を可能にし、埋蔵量の限界が謳われ続けているガソリン燃料等の化石燃料の消費抑制などのような環境性能の向上を図らんとするものが知られている。例えば、下記の特許文献1には、ガソリン燃料とアルコール燃料からなるアルコール混合燃料を使用して運転させる多種燃料内燃機関について開示されている。
尚、下記の特許文献2には、冷却水の温度が低いほど、また、バッテリの充電状態が悪い(つまり、バッテリの残存蓄電量が少ない)ほど、機関始動時のクランキング目標回転数を低く設定して、機関始動が失敗した場合に再始動できるようバッテリの電力を確保しておく、という技術が開示されている。また、下記の特許文献3には、機関始動時に、燃料への点火が行われる圧縮上死点近傍でのクランクシャフトの回転数が高くなるようモータジェネレータを駆動制御し、燃焼によって発生するトルクを補助して始動性の向上を図る、という技術が開示されている。
特開平2−305335号公報 特開2003−314417号公報 特開2004−44491号公報
ところで、一般に、ガソリン燃料に比べるとアルコール燃料の方が蒸発特性に劣る(つまり、蒸発潜熱が大きい)ので、アルコール燃料又はアルコール混合燃料等の低蒸発特性燃料を使用して機関始動させる場合には、アルコール濃度が高いほど燃料の燃焼動作に伴ってクランクシャフトに付与される回転トルクが低くなる。従って、特に外気温や機関温度(冷却水の温度、潤滑油の温度)が低い状態での低温始動時には、クランクシャフトを回転させた際の摩擦損失が常温時よりも大きく、機関始動させる上で必要とされる回転トルクが高くなるので、スタータモータを駆動して機関始動補助(即ち、クランキング動作)を行ったとしても十分な回転トルクをクランクシャフトに対して付与することができず、機関始動させることができなくなってしまう可能性があった。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、低蒸発特性燃料使用時の始動性を向上させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1記載の発明では、燃焼室内に供給された燃料への点火動作によって燃焼動作を行わせる内燃機関の制御装置において、その燃焼室内における燃料の蒸発特性が悪いほど機関始動時の当該燃焼室内への吸入空気量を増加させる機関始動制御手段を設けている。
この請求項1記載の内燃機関の制御装置は、その蒸発特性が悪くても、吸入空気量の増加によって着火時の発生トルクを増大させることができ、機関始動、特に低温時における機関始動が可能になる。
ここで、例えば、その機関始動制御手段は、請求項2記載の発明の如く、クランキング回転数の低下制御,スロットルバルブの開弁制御又は吸気バルブの開弁時間拡大制御若しくはリフト量増大制御の内の少なくとも1つの制御を行うことによって吸入空気量を増加させるように構成すればよい。
また、上記目的を達成する為、請求項3記載の発明では、上記請求項2記載の内燃機関の制御装置において、機関始動時にクランキング回転数の低下制御が実行された場合、クランキング動作中の点火時期若しくはその前又は後に一時的にクランキング回転数の上昇制御を実行させるように機関始動制御手段を構成している。
この請求項3記載の内燃機関の制御装置は、クランキング回転数の低下に伴い減少したクランクシャフトに対するアシストトルクを一時的に増加させ、クランキング回転数の低下によって増大した着火時の発生トルクと共にクランキング回転数の上昇制御によって増加させたアシストトルクを加えて、機関始動させる上で必要な回転トルクをクランクシャフトに対して働かせる。従って、クランキング回転数の低下に伴うアシストトルク不足を補って機関始動(特に低温時の機関始動)が可能になる。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、吸入空気量の増加によって着火時の発生トルクを増大させるので、燃焼室内における燃料の蒸発特性が悪い場合でも機関始動させることができる。また、この内燃機関の制御装置は、その吸入空気量の増加をクランキング回転数の低下によって行う場合に、点火時期又はその前後にクランキング回転数の上昇制御を実行して、吸入空気量増加の為のクランキング回転数の低下に伴い不足していたアシストトルクを増加させるので、燃焼室内における燃料の蒸発特性が悪い場合でも適切に機関始動させることができる。つまり、本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、蒸発特性に劣る低蒸発特性燃料を使用した際の内燃機関の始動性の向上が可能になる。
以下に、本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明に係る内燃機関の制御装置の実施例1を図1から図4に基づいて説明する。以下においては、適用対象たる内燃機関の一例を説明しつつその制御装置について詳述する。
ここで例示する内燃機関とは、ガソリン燃料,アルコール燃料(エタノール、メタノール、ブタノール等)又はこれらの混合燃料等のように異なる燃料性状の燃料を用いても運転を行うことのできる所謂フレキシブル燃料車に搭載される多種燃料内燃機関であって、図1に示す電子制御装置(ECU)1によって燃焼制御等の各種制御動作が実行されるものである。つまり、この内燃機関の制御装置は、その電子制御装置1によって構成されている。尚、その電子制御装置1は、図示しないCPU(中央演算処理装置),所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM(Read Only Memory),そのCPUの演算結果を一時記憶するRAM(Random Access Memory),予め用意された情報等を記憶するバックアップRAM等で構成されている。
最初に、ここで例示する内燃機関の構成について図1に基づき説明を行う。尚、その図1においては1気筒のみを図示しているが、本発明は、これに限らず、多気筒の多種燃料内燃機関にも適用可能である。本実施例1においては、複数の気筒を具備しているものとして説明する。
この内燃機関には、燃焼室CCを形成するシリンダヘッド11,シリンダブロック12及びピストン13が備えられている。ここで、そのシリンダヘッド11とシリンダブロック12は図1に示すヘッドガスケット14を介してボルト等で締結されており、これにより形成されるシリンダヘッド11の下面の凹部11aとシリンダブロック12のシリンダボア12aとの空間内にピストン13が往復移動可能に配置される。そして、上述した燃焼室CCは、そのシリンダヘッド11の凹部11aの壁面とシリンダボア12aの壁面とピストン13の頂面13aとで囲まれた空間によって構成される。
この内燃機関は、機関回転数や機関負荷等の運転条件に従って空気と燃料を燃焼室CCに送り込み、その運転条件に応じた燃焼制御を実行する。その空気については、図1に示す吸気通路21とシリンダヘッド11の吸気ポート11bを介して外部から吸入される。一方、その燃料については、図1に示す燃料供給装置50を用いて供給される。
先ず、空気の供給経路について説明する。
この内燃機関の吸気通路21上には、外部から導入した空気に含まれる塵埃等の異物を除去するエアクリーナ22と、外部からの吸入空気量Gaを検出する吸入空気量検出手段23と、が設けられている。その吸入空気量検出手段23としては、吸入空気量Gaを直接検出するエアフロメータ等の空気量検出センサ、吸気通路21内の圧力(即ち、吸気圧)を検出する吸気管圧センサなどが考えられる。後者の吸気管圧センサを利用する場合、吸入空気量Gaは、その吸気圧と機関回転数Neから間接的に求める。この内燃機関においては、その吸入空気量検出手段23の検出信号が電子制御装置1へと送られ、その検出信号に基づいて電子制御装置1が吸入空気量Gaや機関負荷Kl等を算出する。尚、機関回転数Neについては、クランクシャフト15の回転角度の検出を行うクランク角センサ16の検出信号から把握させることができる。
また、その吸気通路21上における吸入空気量検出手段23よりも下流側には、燃焼室CC内への吸入空気量Gaを調節するスロットルバルブ24と、このスロットルバルブ24を開閉駆動するスロットルバルブアクチュエータ25と、が設けられている。本実施例1の電子制御装置1には、そのスロットルバルブアクチュエータ25を運転条件に従って駆動制御し、その運転条件に応じた弁開度(換言すれば、吸入空気量Ga)となるようにスロットルバルブ24の開弁角度を調節させるスロットルバルブ制御手段が用意されている。ここでは、そのスロットルバルブアクチュエータ25とスロットルバルブ制御手段とでスロットルバルブ開度制御手段を構成する。例えば、そのスロットルバルブ24については、運転条件に応じた空燃比を成す為に必要な吸入空気量Gaの空気が燃焼室CCへと吸入されるよう調節される。この内燃機関においては、そのスロットルバルブ24の弁開度を検出し、その検出信号を電子制御装置1に送信するスロットル開度センサ26が設けられている。
一方、吸気ポート11bはその一端が燃焼室CCに開口しており、その開口部分に当該開口を開閉させる吸気バルブ31が配設されている。その開口の数量は1つでも複数でもよく、その開口毎に吸気バルブ31が配備される。従って、この内燃機関においては、その吸気バルブ31を開弁させることによって吸気ポート11bから燃焼室CC内に空気が吸入される一方、その吸気バルブ31を閉弁させることによって燃焼室CC内への空気の流入が遮断される。
ここで、その吸気バルブ31としては、例えば、図示しない吸気側カムシャフトの回転と弾性部材(弦巻バネ)の弾発力に伴って開閉駆動されるものがある。この種の吸気バルブ31においては、その吸気側カムシャフトとクランクシャフト15の間にチェーンやスプロケット等からなる動力伝達機構を介在させることによってその吸気側カムシャフトをクランクシャフト15の回転に連動させ、予め設定された開閉時期に開閉駆動させる。ここで例示する内燃機関においては、このようなクランクシャフト15の回転に同期して開閉駆動される吸気バルブ31を適用する。
続いて、燃料供給装置50について説明する。
この燃料供給装置50としては、1つの燃料タンク内の燃料を吸気ポート11b内又は/及び燃焼室CC内に噴射するもの,複数の燃料タンク内に貯留された燃料性状の異なる燃料を燃料混合装置等で混ぜ合わせて吸気ポート11b又は/及び燃焼室CC内に噴射するもの等が考えられる。本実施例1においては、1つの燃料タンク41に貯留されている燃料Fを吸気ポート11bに噴射し、吸入空気と共に燃焼室CCへと導くポート噴射式のものを代表して例示する。
具体的に、この燃料供給装置50は、その燃料Fを燃料タンク41から吸い上げて燃料通路51に送出する燃料ポンプとしてのフィードポンプ52と、その燃料通路51の燃料Fを夫々の気筒に分配する燃料デリバリパイプ53と、この燃料デリバリパイプ53から供給された燃料Fを夫々の吸気ポート11bに噴射する各気筒の燃料噴射弁(燃料噴射手段)54と、を備える。
この燃料供給装置50は、そのフィードポンプ52及び燃料噴射弁54を運転条件に従って電子制御装置1の燃料噴射制御手段に駆動制御させ、これにより、その運転条件に対応させた燃料噴射量,燃料噴射時期及び燃料噴射期間等の燃料噴射条件で燃料Fが噴射されるように構成する。例えば、その燃料噴射制御手段には、その燃料Fをフィードポンプ52で燃料タンク41から吸い上げさせ、運転条件に応じた燃料噴射条件で燃料噴射弁54に噴射を実行させる。
このようにして吸気ポート11bに供給された燃料Fは、その吸気ポート11b内で上述した空気と混ざり合いながら吸気バルブ31の開弁と共に燃焼室CC内へと供給され、運転条件に応じた点火時期になると点火プラグ61の着火動作によって燃焼させられる。そして、その燃焼された後の筒内ガス(燃焼ガス)は、燃焼室CCから図1に示す排気ポート11cへと排出され、排気通路81を介して大気へと放出される。
その排気ポート11cには、燃焼室CCとの間の開口を開閉させる排気バルブ71が配設されている。その開口の数量は1つでも複数でもよく、その開口毎に上述した排気バルブ71が配備される。従って、この内燃機関においては、その排気バルブ71を開弁させることによって燃焼室CC内から排気ポート11cに燃焼ガスが排出され、その排気バルブ71を閉弁させることによって燃焼ガスの排気ポート11cへの排出が遮断される。ここで、その排気バルブ71としては、上述した吸気バルブ31と同様に、動力伝達機構を介在させたものにすればよい。
また、排気通路81上には排気浄化装置82が配設されており、排気ガス中の有害成分の浄化が行われる。
上述したが如く、本機関に使用可能な燃料Fとしては、主としてガソリン燃料,アルコール燃料又はアルコール混合燃料が考えられる。そのアルコール混合燃料とは、アルコール燃料とこれとは燃料性状の異なる少なくとも1種類の燃料との混合燃料であり、ここでは炭化水素系燃料(例えばガソリン燃料)と混合されているものとする。一般に、そのアルコール燃料やアルコール混合燃料は、ガソリン燃料と比べた場合に燃料性状が異なるが、特にガソリン燃料よりも蒸発特性の点で劣っている。つまり、そのアルコール燃料等は、ガソリン燃料に比べて発熱量Hが低いので、燃焼時の発生トルクが小さくなる。これが為、純粋なガソリン燃料が使用されているならば問題は起こり難いが、純粋なアルコール燃料やアルコール混合燃料等の如き低蒸発特性燃料が低温始動時に使用された場合には、点火プラグ61で着火させることができなくなる又は着火したとしても直ぐに失火してしまう可能性がある。かかる不都合は、アルコール濃度が高くなるにつれて顕著に表れるようになる。
そこで、本実施例1の内燃機関においては、かかる不都合に対処すべく、そのような低蒸発特性燃料で機関始動させる際に燃焼室CC内への吸入空気量Gaを増加させて、その低蒸発特性燃料の燃焼動作に伴う発生トルクが大きくなるようにする。従って、この内燃機関には、機関始動時の吸入空気量Gaの制御を行う機関始動制御手段を設ける。ここで例示する機関始動制御手段は、電子制御装置1の一機能として用意する。
ここで、その発生トルクは、上述したが如く、燃料Fの蒸発特性が劣るほど、つまり燃料Fの発熱量Hが低くなるにつれて小さくなる。これが為、本実施例1の機関始動制御手段は、機関始動させる際に、燃料Fの蒸発特性が悪いほど(即ち、燃料Fの発熱量Hが低いほど)に燃焼室CC内への吸入空気量Gaを増加させて発生トルクが大きくなるよう構成する。
具体的に、本実施例1においては、その吸入空気量Gaを調節する手段としてクランキング時の機関回転数(以下、「クランキング回転数」という。)Necrankの制御という手法を採る。つまり、吸入空気量Gaは図2に示す如く機関回転数Neが低くなるにつれて多くなるので、クランキング時の吸入空気量Gaを増加させる為には、クランキング回転数Necrankを低下させればよい。このようなことから、本実施例1の機関始動制御手段には、機関始動させる際に、燃料Fの蒸発特性が悪いほど(即ち、燃料Fの発熱量Hが低いほど)にクランキング回転数Necrankを低下させる。
また、上述したように、吸入空気量Gaの制御量は、燃料Fの燃料性状、つまり蒸発特性に応じて異なるものとなる。これが為、本実施例1の電子制御装置1には、燃料Fの燃料性状(少なくとも蒸発特性)の判断を行う燃料性状判定手段を設けておく。
ここでは、その燃料性状について、例えば、低温始動性の善し悪しを表す蒸発特性の指数値として表すことにする。従って、本実施例1の燃料性状判定手段には、その蒸発特性の指数値の大きさを観ることによって蒸発特性を判断させる。
その蒸発特性については、例えば排気ガス中のスモーク量、燃料給油時などに取得した燃料種別やアルコール濃度等の給油情報等に基づいて判断することができる。つまり、蒸発特性の指数値としてスモーク量やアルコール濃度等を利用し、燃料性状判定手段には、スモーク量が多いほど又はアルコール濃度が濃いほど蒸発特性が悪いと判断させる。ここで、そのスモーク量は、排気通路81上に配設したスモークセンサ83を用いて検出することができる。一方、給油情報については、例えば、給油作業者が給油燃料Fの燃料性状の入力を行う為の入力装置を車輌に設けて電子制御装置1に認識させることができ、給油設備と車輌との間の夫々の通信装置を介した送受信によって認識させることもできる。
以下に、本実施例1の電子制御装置1(内燃機関の制御装置)の制御動作について図3のフローチャートに基づき説明する。
先ず、本実施例1の電子制御装置1は、イグニッションONとされた際、つまりイグニッションON信号を受信した際に(ステップST5)、内燃機関の状態と燃料Fの燃料性状についての判断を行う(ステップST10,ST15)。
その内燃機関の状態とは、吸気温度や機関温度(冷却水及び潤滑油の温度)のことであり、図1に示す吸気温センサ17、水温センサ18や油温センサ19から各々検出する。また、燃料Fの燃料性状については、上述したが如く、スモークセンサ83により検出された排気ガス中のスモーク量や燃料Fのアルコール濃度に基づいて燃料性状判定手段が判断する。つまり、ステップST15においては、その燃料Fの蒸発特性についての判断が行われる。
これらについての判断を行った後、この電子制御装置1の機関始動制御手段は、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性の善し悪しを判断する(ステップST20)。
その燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性とは、その燃料Fの燃焼室CC内における燃焼し易さ(換言するならば、燃料Fの燃焼室CC内における燃焼し難さ)を表すものであり、内燃機関の状態(吸気温度及び機関温度)並びに燃焼室CCに供給される燃料Fの燃料性状及び温度から判断することができる。例えば、燃焼室CC内に供給された燃料Fは、吸気温度や機関温度、燃料Fの温度が低いとき、また、燃料Fの燃料性状が悪いときに発熱し難くなり、これ故にその燃焼室CC内で燃焼し難くなる。従って、このようなときには、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いと判断させる。ここでは、機関始動させることができない状態を燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いと定める。尚、その燃料Fの温度を検出すべく燃料Fの供給経路上に温度センサを設けてもよいが、機関始動時(特に低温始動時)には、外気温に大きく左右される燃料Fの温度と吸気温度に殆ど差が無いと考えられる。これが為、ここでは、その燃料Fの温度を求めずに吸気温度で代用する。
機関始動制御手段は、このステップST20で燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いと判断した場合、機関温度が所定温度α以下なのか否かについての判定を行う(ステップST25)。
このステップST25は、始動性に劣ることとなる低温機関始動時なのか、それとも通常の機関始動時なのかを判定するものである。従って、ここでの所定温度αは、例えば、上記ステップST20で判断された燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性において機関始動が不可能となる機関温度の上限値を設定する。この所定温度αは、その上限値の平均を取って予め設定しておいた固定値にしてもよく、その燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性に応じて変化する変数であってもよい。ここで、このステップST25においては、冷却水の温度又は潤滑油の温度の内の何れか一方の機関温度を用いて判定してもよく、その双方の機関温度を用いて総合的に判定してもよい。
このステップST25にて機関温度が所定温度α以下であるとの判定が為された場合、機関始動制御手段は、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いほど吸入空気量Gaを増加させる吸入空気量制御を実行する(ステップST30)。本実施例1の電子制御装置1は、この吸入空気量制御と共に燃料噴射弁54からの燃料噴射制御や点火プラグ61の点火制御等の燃焼制御を実行する。
本実施例1の機関始動制御手段は、上述したが如く、クランキング回転数Necrankを低下させることによって吸入空気量Gaの増加を図る。つまり、クランキング回転数Necrankを低下させることで燃焼室CC内に吸入される空気の量が増えるので、ここでは、かかる事象を利用する。
具体的に、この機関始動制御手段は、ステップST30において、先ず図4のマップデータを用いて燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性に応じたクランキング回転係数K(<1)を求め、このクランキング回転係数Kを通常の機関始動時のクランキング回転数Necrankに乗算して低温機関始動時のクランキング回転数Necrankを算出する。その図4に示すマップデータは、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性とクランキング回転係数Kとの対応関係を実験やシミュレーションの結果から導き出して表したものである。このマップデータに示しているように、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪くなるほど、クランキング回転係数Kは小さく、つまり、低温機関始動時のクランキング回転数Necrankは低くなる。ここで、その通常の機関始動時とは、本実施例1の吸入空気量制御が実行されないときの機関始動時のことをいい、主に低温機関始動時が該当する。
次に、この機関始動制御手段は、その低温機関始動時のクランキング回転数Necrankとなるように内燃機関の制御を行う。例えば、ここでは、回転数(換言すれば、出力トルク)を可変できる図1に示すスタータモータ91を用意し、このスタータモータ91の回転数を低下させることによって低温機関始動時のクランキング回転数Necrankを実現させる。つまり、この機関始動制御手段は、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪くなるほどスタータモータ91の回転数を低下させる。
このように、本実施例1においては、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪い場合、その蒸発特性が悪いほどスタータモータ91の回転数を下げてクランキング回転数Necrankを低下させ、燃焼室CC内への吸入空気量Gaを増加させる。これにより、内燃機関においては、その吸入空気量Gaの増加に伴って着火時の発生トルクが大きくなり、始動性が向上する。従って、ここでは、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪くても、内燃機関を始動させることができるようになる。
本実施例1においては、そのステップST30の吸入空気量制御中に低温機関始動制御停止条件となったのか否かについて判断する(ステップST35)。その低温機関始動制御停止条件とは、本実施例1の吸入空気量制御を停止させる為の条件のことであり、燃料Fの着火と燃焼が継続して実施できるようになった時点について表した条件のことをいう。例えば、この低温機関始動制御停止条件は、点火プラグ61からの着火動作が所定回数行われるまでなどのように実験やシミュレーションの結果に応じて設定しておく。従って、この低温機関始動制御停止条件については、予め設定しておいた固定値であってもよく、また、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性に応じて変化する変数であってもよい。
機関始動制御手段は、このステップST35にて低温機関始動制御停止条件になってはいないと判断した場合、上記ステップST30に戻って吸入空気量制御を含む燃焼制御を継続させる。一方、この機関始動制御手段は、ステップST35にて低温機関始動制御停止条件になったと判断した場合、本制御を終了させる。
ここで、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が良好な場合(つまり、上記ステップST20にて「良い」との判断が為された場合)には、機関始動時に吸入空気量Gaを増やさずとも失火等を起こすことのない燃焼動作の実現が可能になる。また、機関温度が所定温度αよりも高温になっている場合(つまり、上記ステップST25にて否定判定された場合)には、たとえ燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪くても、機関始動時に吸入空気量Gaを増やすことなく失火等の無い燃焼動作が実現可能である。従って、そのような場合、本実施例1の電子制御装置1は、上述した吸入空気量制御を行うことのない通常の機関始動制御を実行する(ステップST40)。
以上示した如く、本実施例1の内燃機関の制御装置(電子制御装置1)は、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪ければ、その蒸発特性に応じて吸入空気量Gaを増加させ、内燃機関の着火時の発生トルクが大きくなるようにしている。つまり、この内燃機関の制御装置は、吸入空気量Gaを増加させることによって内燃機関の始動性を高めることができる。従って、本実施例1の内燃機関の制御装置によれば、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪い場合に、特に低蒸発特性燃料を用いて低温で機関始動させる際に、内燃機関を失火等無く始動させることができる。
ところで、上述した本実施例1においてはクランキング回転数Necrankを低下させることによって吸入空気量Gaを増加させているが、その吸入空気量Gaについては、吸気バルブ31の開弁時間やリフト量、スロットルバルブ24の開弁角度を調節することによっても制御可能である。具体的に、上述した機関始動制御手段には、吸入空気量Gaを増加させる際に、吸気バルブ31の開弁時間の拡大や吸気バルブ31のリフト量の増大を図ってもよく、また、スロットルバルブ24の開弁角度の拡大を図ってもよい。つまり、機関始動制御手段は、クランキング回転数Necrankの低下制御,スロットルバルブ24の開弁制御又は吸気バルブ31の開弁時間拡大制御若しくはリフト量増大制御の内の少なくとも1つの制御を行うことによって吸入空気量Gaを増加させるように構成してもよい。尚、吸気バルブ31を制御する場合には、その吸気バルブ31の開閉時期やリフト量を変更可能な図示しない所謂可変バルブタイミング&リフト機構等の可変バルブ機構を内燃機関に具備しておく。
次に、本発明に係る内燃機関の制御装置の実施例2について図5及び図6に基づき説明する。本実施例2の内燃機関の制御装置は、前述した実施例1と同様に電子制御装置1の一機能として用意されているものとする。また、この制御装置の適用対象たる内燃機関についても実施例1と同様のものを例示する。
前述した実施例1においては、クランキング回転数Necrankの低下や吸気バルブ31の開弁時間の拡大等の手法を採って吸入空気量Gaの増加を図り、内燃機関の着火時の発生トルクが大きくなるようにしている。しかしながら、吸入空気量Gaの増加の為にクランキング回転数Necrankの低下という手法を採る場合には、吸入空気量Gaの増加による着火時の発生トルクの増大という有用な効果を得ることができる反面、スタータモータ91のクランキング動作によるアシストトルクが減少してしまい、機関始動させる上で必要なクランクシャフト15の回転トルクを発生させることができなくなる可能性がある。
そこで、本実施例2の電子制御装置1の機関始動制御手段は、夫々の気筒の点火時期又はこれを挟んだその前後の何れかのときにおいて一時的にクランキング回転数Necrankを上昇させ、クランキング回転数Necrankの低下によって吸入空気量Gaの増加(即ち、着火時の発生トルクの増大)を図りつつスタータモータ91のアシストトルクを増加させて、クランクシャフト15に機関始動させる上で必要な大きさの回転トルクを働かせるようにする。
具体的に、本実施例2の電子制御装置1は、図5のフローチャートに示す如く、先ずイグニッションONとされた際に(ステップST5)、内燃機関の状態と燃料Fの燃料性状についての判断を行う(ステップST10,ST15)。かかる判断は、実施例1のときと同様にして行われる。
そして、この電子制御装置1の機関始動制御手段は、実施例1のときと同様に、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性の善し悪しを判断し(ステップST20)、その蒸発特性が悪ければ、次に機関温度が所定温度α以下なのか否かについての判定を行う(ステップST25)。
尚、そのステップST20でその蒸発特性が良いと判断された場合、又はそのステップST25で機関温度が所定温度αよりも高いと判定された場合、電子制御装置1は、実施例1で示した通常の機関始動制御を実行する(ステップST40)。
一方、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪く且つ機関温度が所定温度α以下になっている場合、機関始動制御手段は、実施例1と同じ吸入空気量制御(つまり、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪いほど吸入空気量Gaを増加させる制御)を実行する(ステップST30)。電子制御装置1は、本実施例2においても実施例1と同様に燃焼制御を実行する。
そして、この機関始動制御手段は、クランキング回転数上昇条件となっているのか否かについて判定する(ステップST31)。
そのクランキング回転数上昇条件とは、上述したクランキング動作時のアシストトルクの増加を図るべく、上記ステップST30の吸入空気量制御中にクランキング回転数Necrankを一時的に上昇させる必要のある条件のことをいう。ここでは、このクランキング回転数上昇条件として点火時期と点火回数を利用する。
具体的には、クランキング動作中に夫々の気筒の点火時期となったとき、その点火時期に対して所定時間前となったとき、その点火時期に対して所定時間後となったとき、つまりクランキング動作中の点火時期若しくはその前又は後となったときが点火時期側のクランキング回転数上昇条件となる。かかる点火時期側のクランキング回転数上昇条件は、クランク角度で判断する。ここで、その点火時期に対する所定時間前とは、例えば、点火時期の直前又は少し前であって、吸入空気量Gaの大幅な減少を防ぎつつアシストトルクの増加が点火時期においても持続可能なときを指す。また、その点火時期に対する所定時間後とは、例えば、点火時期の直後又は少し後であって、着火による発生トルクをアシストトルクで補助可能なときを指す。一方、点火回数側のクランキング回転数上昇条件としては、機関始動時の最初の点火動作から起算した点火動作の所定回数(例えば4回)が該当する。即ち、ここでは、クランキング動作中に点火時期若しくはその点火時期に対して所定時間前又は所定時間後となり、且つ、そのときが最初の点火動作から起算して所定回数の範囲内に入っていれば、クランキング回転数上昇条件となる。
このステップST31にてクランキング回転数上昇条件ではないとの判定が為された場合、機関始動制御手段は、実施例1と同じく低温機関始動制御停止条件となったのか否かについて判断し(ステップST35)、低温機関始動制御停止条件でなければ上記ステップST30に戻って吸入空気量制御を含む燃焼制御を継続させる。
一方、そのステップST31にてクランキング回転数上昇条件であるとの判定が為された場合、機関始動制御手段は、図6に示す如く、下げていたクランキング回転数Necrankを所定期間(例えば、30°CA)だけ上昇させる(ステップST32)。つまり、ここでは、スタータモータ91のアシストトルクを増大させる。これにより、その際の内燃機関においては、吸入空気量Gaの増加により大きくなった着火時の発生トルクと共にスタータモータ91のアシストトルクが加わって、クランクシャフト15に対して機関始動させる上で必要な回転トルクを働かせることができる。尚、その図6の例示においては、各気筒(ここでは4気筒)の点火時期の直後にクランキング回転数Necrankの上昇を図るものとしている。
ここで、点火時期の前にクランキング回転数Necrankを上昇させた場合には、点火時期やその後に上昇させるよりも吸入空気量Gaが少なくなる可能性もあるが、その一方で燃焼室CC内の圧縮端温度が上昇するので、結局の所、着火時の発生トルクを大きくすることができる。
そして、この機関始動制御手段は、再びステップST35に進んで低温機関始動制御停止条件となったのか否かについての判断を行い、低温機関始動制御停止条件になっていなければ、再度上記ステップST30に戻って次のクランキング回転数上昇条件となるまで吸入空気量制御を含む燃焼制御を継続させ、クランキング回転数上昇条件となった際に再び所定期間だけクランキング回転数Necrankを上昇させる。図6に示す本実施例2においては、そのクランキング回転数Necrankの上昇を4度行った後に低温機関始動制御停止条件になったと判断されて、本制御を終了させる。これにより、本実施例2の内燃機関においては、図6に示す如く、機関回転数Neを実施例1のものに対して早い段階で上昇させることができるようになり、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪くても安定した機関始動が可能になる。
以上示した如く、本実施例2の内燃機関の制御装置(電子制御装置1)は、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪ければ、その蒸発特性に応じてクランキング回転数Necrankを下げて吸入空気量Gaを増加させ、内燃機関の着火時の発生トルクが大きくなるようにしている。そして、この内燃機関の制御装置は、そのクランキング回転数Necrankの低下に伴うアシストトルクの減少を点火時期又はその前後において一時的にクランキング回転数Necrankを上昇させることで抑制している。つまり、この内燃機関の制御装置は、その点火時期又はその前後におけるアシストトルクの増大と吸入空気量Gaの増加による着火時の発生トルクの増大とによって、機関始動させる上で必要な大きさの回転トルクをクランクシャフト15に発生させている。従って、本実施例2の内燃機関の制御装置によれば、燃焼室CC内における燃料Fの蒸発特性が悪い場合に、特に低蒸発特性燃料を用いて低温で機関始動させる際に、内燃機関を失火等無く適切に始動させることができるようになる。
以上のように、本発明に係る内燃機関の制御装置は、アルコール燃料等の低蒸発特性燃料を使用しているときの始動性を向上させる技術として有用である。
本発明に係る内燃機関の制御装置の適用対象となる内燃機関の一例について示す図である。 機関回転数と吸入空気量との関係を示す図である。 実施例1の制御装置による機関始動時の制御動作について説明するフローチャートである。 クランキング回転係数を求める為のマップデータの一例について示す図である。 実施例2の制御装置による機関始動時の制御動作について説明するフローチャートである。 実施例2のクランキング回転数制御について説明する図である。
符号の説明
1 電子制御装置(内燃機関の制御装置)
15 クランクシャフト
16 クランク角センサ
17 吸気温センサ
18 水温センサ
19 油温センサ
23 吸入空気量検出手段
24 スロットルバルブ
25 スロットルバルブアクチュエータ
31 吸気バルブ
41 燃料タンク
50 燃料供給装置
54 燃料噴射弁
61 点火プラグ
83 スモークセンサ
91 スタータモータ
CC 燃焼室
F 燃料

Claims (3)

  1. 燃焼室内に供給された燃料への点火動作によって燃焼動作を行わせる内燃機関の制御装置において、
    前記燃焼室内における燃料の蒸発特性が悪いほど機関始動時の当該燃焼室内への吸入空気量を増加させる機関始動制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記機関始動制御手段は、クランキング回転数の低下制御,スロットルバルブの開弁制御又は吸気バルブの開弁時間拡大制御若しくはリフト量増大制御の内の少なくとも1つの制御を行うことによって吸入空気量を増加させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記機関始動制御手段は、機関始動時に前記クランキング回転数の低下制御が実行された場合、クランキング動作中の点火時期若しくはその前又は後に一時的に前記クランキング回転数の上昇制御を実行させるように構成したことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。
JP2007254748A 2007-09-28 2007-09-28 内燃機関の制御装置 Pending JP2009085072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254748A JP2009085072A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254748A JP2009085072A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009085072A true JP2009085072A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40658810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254748A Pending JP2009085072A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009085072A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216204A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車
JP2014184894A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216204A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車
JP2014184894A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7664594B2 (en) Starting system and method of internal combustion engine
US7131413B2 (en) Start control apparatus of internal combustion engine
US20090271095A1 (en) Starting System and Method of Internal Combustion Engine
JP2010037968A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4270085B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US9890722B2 (en) Fuel injection control method for internal combustion engine
JP2009047071A (ja) 内燃機関の停止制御システム
US10294875B2 (en) Control device for adjusting first and second fuel ratios
JP2009121364A (ja) 燃料噴射制御装置
JP5029490B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2009085072A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010209859A (ja) 内燃機関の制御装置
US10001068B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP4466697B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2007315355A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008280865A (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP4529935B2 (ja) 筒内直噴エンジンの始動制御装置
JP5018660B2 (ja) 内燃機関の始動制御システム
JP4618281B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2009062874A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009138569A (ja) 燃料噴射制御装置
KR20030076949A (ko) 미연탄화수소의 배출저감을 위한 자동차의 시동 제어방법
CN107208558B (zh) 灵活燃料发动机
JP2008133794A (ja) 燃料噴射量制御装置
JP4877206B2 (ja) 燃料噴射制御装置