JP2009084996A - 防音パネル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルトを使用せずに、製作手間や施工手間を少なくさせる。
【解決手段】間隔をおいて設置した一対のパネル支持用の枠体2夫々に対する嵌合部1Bを、両端辺部1Aに設けた防音パネル1と、枠体2夫々に防音パネル1の両端辺部1Aを嵌合させた状態で、枠体2と嵌合部1Bとの間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して防音パネル1を枠体2に保持する板バネ製の固定具4とを設けてあり、固定具4に、隙間に侵入自在でその侵入に伴って隙間を押し広げようとする弾性付勢部4Aを設けると共に、防音パネル1に対する係止爪13を設け、防音パネル1に係止爪13が係止する被係止穴14を設けてある。
【選択図】図2
【解決手段】間隔をおいて設置した一対のパネル支持用の枠体2夫々に対する嵌合部1Bを、両端辺部1Aに設けた防音パネル1と、枠体2夫々に防音パネル1の両端辺部1Aを嵌合させた状態で、枠体2と嵌合部1Bとの間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して防音パネル1を枠体2に保持する板バネ製の固定具4とを設けてあり、固定具4に、隙間に侵入自在でその侵入に伴って隙間を押し広げようとする弾性付勢部4Aを設けると共に、防音パネル1に対する係止爪13を設け、防音パネル1に係止爪13が係止する被係止穴14を設けてある。
【選択図】図2
Description
本発明は、間隔をおいて設置した一対のパネル支持用の枠体夫々に対する嵌合部を、両端辺部に設けた防音パネルと、前記枠体夫々に前記防音パネルの両端辺部を嵌合させた状態で、前記枠体と前記嵌合部との間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して前記防音パネルを前記枠体に保持する板ばね製の固定具とを設けてある防音パネル装置に関する。
従来の防音パネル装置は、一般的に、一対の前記枠体夫々に防音パネルの両端辺部を嵌合させて、ボルトとナットで固定していた。そのために、前記枠体と前記両端辺部夫々にボルト挿通用の穴を多数加工しなければならず、加工手間が多くかかり、しかも、ボルト径と穴径との関係で調整代が少ないために、高い施工精度が要求され、防音パネルを1枚ずつ枠体に嵌合させてボルトとナットとで固定するについて、一対の枠体どうしで各防音パネルに対応するボルト挿通用の穴の位置が施工誤差でずれた場合、防音パネルの固定が困難になったり、防音パネルの固定姿勢が歪んだりして、施工性や仕上がりの外観が悪くなったりするという欠点があり、その上、振動に伴うボルトの破断を防止すべく、保守点検を多くする必要性があった。
そこで、防音パネルが道路用の遮音壁として取付施工される場合、防音パネルに前記枠体と前記嵌合部との間の嵌合しあう隙間に、弾性復元力に抗して侵入して前記防音パネルを前記枠体に保持する板バネ製の固定具を設ける防音パネル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、防音パネルに対するその固定具を設けることによって、枠体に対する穴加工が不要になって施工手間が減少し、防音パネルの固定位置の調整も自在に行えるものの、前記固定具は防音パネルにボルトで固定しなければならず、やはり、ボルトを取り付けるための穴加工が必要になったり、その穴にボルトを取り付ける製作手間が多くかかるものであった。
本発明の目的は、ボルトを使用せずに、製作手間や施工手間を少なくさせることを目的とする。
本第1発明は、間隔をおいて設置した一対のパネル支持用の枠体夫々に対する嵌合部を、両端辺部に設けた防音パネルと、前記枠体夫々に前記防音パネルの両端辺部を嵌合させた状態で、前記枠体と前記嵌合部との間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して前記防音パネルを前記枠体に保持する板バネ製の固定具とを設けてある防音パネル装置であって、
前記固定具に、前記隙間に侵入自在でその侵入に伴って前記隙間を押し広げようとする弾性付勢部を設けると共に、前記防音パネルに対する係止爪を設け、前記防音パネルに前記係止爪が係止する被係止穴を設けてあることを特徴とする。
前記固定具に、前記隙間に侵入自在でその侵入に伴って前記隙間を押し広げようとする弾性付勢部を設けると共に、前記防音パネルに対する係止爪を設け、前記防音パネルに前記係止爪が係止する被係止穴を設けてあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
一対の前記枠体への防音パネルの固定においては、前記防音パネルの両端辺部を夫々の前記枠体に嵌合させると共に、板バネ製の前記固定具を枠体と嵌合部との間の隙間に弾性的に侵入させることによって、簡単に前記防音パネルの保持と位置決め及び位置調整をできながら、前記板バネ製の固定具は、前記防音パネルに設けた被係止穴に係止爪を係止させることによって、ボルトを使用せずとも前記固定具が前記防音パネルに簡単に固定され、そのために、製作手間を少なくできて取付施工手間も少なくできるようになった。
一対の前記枠体への防音パネルの固定においては、前記防音パネルの両端辺部を夫々の前記枠体に嵌合させると共に、板バネ製の前記固定具を枠体と嵌合部との間の隙間に弾性的に侵入させることによって、簡単に前記防音パネルの保持と位置決め及び位置調整をできながら、前記板バネ製の固定具は、前記防音パネルに設けた被係止穴に係止爪を係止させることによって、ボルトを使用せずとも前記固定具が前記防音パネルに簡単に固定され、そのために、製作手間を少なくできて取付施工手間も少なくできるようになった。
本第2発明は前記一対の枠体どうしの対向部夫々に、その長手方向に沿ったフランジ部を設け、前記フランジ部に外嵌する溝部を前記防音パネルの両端辺部夫々に設け、前記固定具に、前記溝部の縁に外嵌して弾性的に挟持可能な挟持取付部を設けると共に、その挟持取付部の内側に前記係止爪を設け、前記挟持取付部が挟持する前記防音パネルの縁部に前記被係止穴を形成し、前記挟持取付部が前記溝部の縁を挟持するに伴って、前記弾性付勢部が前記溝部内に侵入するように形成してあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
前記枠体のフランジ部に、防音パネルの溝部を外嵌させることによって、前記枠体が防音パネルによって外方から覆いやすく、そのために、外観性をよくできると共に、防音効果も向上させることができる。
また、固定具の防音パネルに対する取付については、挟持取付部を設けることによって、その挟持取付部を防音パネルの溝部の縁に外嵌させて弾性的に挟持させることによって、安定して防音パネルに取り付けられ、その上で、挟持取付部の内側に設けた係止爪を被係止穴に係止させることによって、固定具は確実に防音パネルに外れないように取り付く。
そして、溝部内に侵入した弾性付勢部によって、枠体に対する弾性保持が簡単にできる。
前記枠体のフランジ部に、防音パネルの溝部を外嵌させることによって、前記枠体が防音パネルによって外方から覆いやすく、そのために、外観性をよくできると共に、防音効果も向上させることができる。
また、固定具の防音パネルに対する取付については、挟持取付部を設けることによって、その挟持取付部を防音パネルの溝部の縁に外嵌させて弾性的に挟持させることによって、安定して防音パネルに取り付けられ、その上で、挟持取付部の内側に設けた係止爪を被係止穴に係止させることによって、固定具は確実に防音パネルに外れないように取り付く。
そして、溝部内に侵入した弾性付勢部によって、枠体に対する弾性保持が簡単にできる。
本第3発明は、前記挟持取付部において、前記係止爪の取付部に対向する部分に前記係止爪の先端が侵入自在な侵入穴を設けてあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
前記挟持取付部が防音パネルの縁部を弾性的に挟持する時に、その挟持取付部の内側に設けた係止爪が前記被係止穴に侵入して係止することによって、防音パネルに固定具が取り付くのであるが、係止爪の先端が、被係止穴を挿通して更に前記侵入穴に侵入することによって、係止爪は被係止穴のみならず侵入穴にも係止して、防音パネルに対する固定具の取り付けは、より強固になり外れにくくなる。
その上、防音パネルから、固定具を外そうとする時には、侵入穴から工具等を侵入させて、係止爪を侵入穴及び被係止穴から抜けるように押し戻せば簡単に外れ、安定した取付ばかりか、取り外して交換するときなどのメンテナンスをも簡単に出来るようになった。
前記挟持取付部が防音パネルの縁部を弾性的に挟持する時に、その挟持取付部の内側に設けた係止爪が前記被係止穴に侵入して係止することによって、防音パネルに固定具が取り付くのであるが、係止爪の先端が、被係止穴を挿通して更に前記侵入穴に侵入することによって、係止爪は被係止穴のみならず侵入穴にも係止して、防音パネルに対する固定具の取り付けは、より強固になり外れにくくなる。
その上、防音パネルから、固定具を外そうとする時には、侵入穴から工具等を侵入させて、係止爪を侵入穴及び被係止穴から抜けるように押し戻せば簡単に外れ、安定した取付ばかりか、取り外して交換するときなどのメンテナンスをも簡単に出来るようになった。
本第4発明は、前記一対の枠体夫々に複数の前記防音パネルを嵌合して並べた状態で、一方の防音パネルの前記嵌合部と前記枠体との間の隙間に侵入する第1弾性侵入部と、他方の防音パネルの前記嵌合部と前記枠体との隙間に同時に侵入する第2弾性侵入部を、前記弾性付勢部に設けてあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
前記第1弾性侵入部と第2弾性侵入部とは、併設する複数の防音パネル夫々の前記隙間に侵入することによって、併設する防音パネルどうしを同時に一つの固定具で固定でき、少ない部材で施工性を更に向上させられる。
前記第1弾性侵入部と第2弾性侵入部とは、併設する複数の防音パネル夫々の前記隙間に侵入することによって、併設する防音パネルどうしを同時に一つの固定具で固定でき、少ない部材で施工性を更に向上させられる。
本第5発明は、前記一対の枠体どうしの対向面に、前記防音パネルの両端辺部を嵌めこみ自在な凹溝を夫々設け、前記凹溝に前記防音パネルの端辺部を嵌めこんだ状態で、前記凹溝の内周面と、その内周面に対向する前記防音パネルの対向外周面との隙間に、弾性的に圧入自在に前記固定具を構成してあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
例えば、防音壁などのように、立てかけて設置したH型鋼から成る一対の枠体の凹溝に、防音パネルの端辺部を嵌め込んで設置する際に、固定具が防音パネルに取り付いた状態で、凹溝内の防音パネルとの隙間に弾性的に固定具が圧入され、安定した固定を可能にする。
例えば、防音壁などのように、立てかけて設置したH型鋼から成る一対の枠体の凹溝に、防音パネルの端辺部を嵌め込んで設置する際に、固定具が防音パネルに取り付いた状態で、凹溝内の防音パネルとの隙間に弾性的に固定具が圧入され、安定した固定を可能にする。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図9は、本発明の防音パネル装置の一実施形態を示すもので、その防音パネル1は、図1〜図4に示すように高速道R等の高架道路の下面側に設けられる横梁と横梁の間に亘って設置されるもので、下方の道路からの騒音を吸音するようにするために、道路の長手方向に互いに間隔をおいて複数併設する横梁から成る枠体2間に、吸音性能のある防音パネル1の両端辺部1Aを掛け渡して支持させて、高架道路の下面を覆ってある例を示す。
図1〜図9は、本発明の防音パネル装置の一実施形態を示すもので、その防音パネル1は、図1〜図4に示すように高速道R等の高架道路の下面側に設けられる横梁と横梁の間に亘って設置されるもので、下方の道路からの騒音を吸音するようにするために、道路の長手方向に互いに間隔をおいて複数併設する横梁から成る枠体2間に、吸音性能のある防音パネル1の両端辺部1Aを掛け渡して支持させて、高架道路の下面を覆ってある例を示す。
前記枠体2は、図2〜図4に示すようにH型鋼から成り、その枠体2のフランジ部2Aに嵌合する嵌合部1Bとして溝部3が、防音パネル1の両端辺部1Aに形成してあり、枠体2夫々に防音パネル1の両端辺部1Aの溝部3を嵌合させた状態で、枠体2と溝部3との間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して防音パネル1を枠体2に保持する板バネ製の固定具4を設けてある。
前記防音パネル1は、図4、図5に示すように、その内方に吸音マット5を収容する収容空間を形成すべく、高耐候性メッキ鋼板の下面板6と上面板7と四方の側面板8とで略直方形の筐体9に形成してある。そして、その筐体9の下面板6は、下からの音を内方の吸音マット5に吸音させるように多数の貫通孔を形成したパンチングメタルでできており、上面板7には、ワイヤ等で吊り下げながら取り付け作業できるように、両端辺部1A側に夫々アイボルト10を取り付けてある。
また、防音パネル1の前記溝部3は、両端辺部1Aで厚み方向の上面板7近くに配設して、しかも、平面視で幅方向の全幅に亘って形成してある。更に、下面板6の幅方向の両端辺部1Aには、防音パネル1どうしを隣接した時に互いに重なり合う突出辺11と、厚み方向に引退する段部12とが形成されており、その突出辺11と段部12とが重なることにより、防音パネル1間に隙間が形成されないようにできている。
また、防音パネル1の前記溝部3は、両端辺部1Aで厚み方向の上面板7近くに配設して、しかも、平面視で幅方向の全幅に亘って形成してある。更に、下面板6の幅方向の両端辺部1Aには、防音パネル1どうしを隣接した時に互いに重なり合う突出辺11と、厚み方向に引退する段部12とが形成されており、その突出辺11と段部12とが重なることにより、防音パネル1間に隙間が形成されないようにできている。
前記吸音マット5は、ポリエステル繊維の綿をポリエステル特殊撥水クロスで出来た袋状体内に収容して形成してある。
そして、前記固定具4には、図2〜図4、及び図6〜図9に示すように、枠体2のフランジ部2Aに防音パネル1の溝部3を嵌合させて出来る前記隙間に、侵入自在でその侵入に伴って隙間を押し広げようとする弾性付勢部4Aを設けると共に、防音パネル1に対する係止爪13を設け、溝部3の縁に外嵌して弾性的に挟持可能な挟持取付部4Bを設けると共に、その挟持取付部4Bの内側に係止爪13を設け、挟持取付部4Bが挟持する防音パネル1の縁部に被係止穴14を形成し、挟持取付部4Bが溝部3の縁を挟持するに伴って、図8aから図8bに示すように、弾性付勢部が溝部3内に侵入するように形成してある。
また前記挟持取付部4Bにおいて、係止爪13の取付部に対向する部分に係止爪13の先端が侵入自在な侵入穴15を設けてあり、従って、挟持取付部4Bを防音パネル1の溝部3の縁に外嵌させて弾性的に挟持させることによって、安定して防音パネル1に取り付けられ、その上で、挟持取付部4Bの内側に設けた係止爪13を被係止穴14に係止させることによって、固定具4は確実に防音パネル1に外れないように取り付く。更に、係止爪13の先端が、被係止穴14を挿通して侵入穴に侵入することによって、係止爪13は被係止穴14のみならず侵入穴15にも係止して、防音パネル1に対する固定具4の取り付けは、より強固になり外れにくくなる。
その上、防音パネル1から、固定具4を外そうとする時には、侵入穴15から工具等を侵入させて、係止爪13を侵入穴15及び被係止穴14から抜けるように押し戻せば簡単に外れ、安定した取付ばかりか、取り外して交換するときなどのメンテナンスをも簡単に出来る。
また、一対の枠体2夫々に複数の防音パネル1を嵌合して並べた状態で、一方の防音パネル1の嵌合部1Bと枠体2との間の隙間に侵入する第1弾性侵入部16と、他方の防音パネル1の嵌合部1Bと枠体2との隙間に同時に侵入する第2弾性侵入部17を、板バネのU字状折り曲げによって形成した弾性付勢部4Aに設けてあり、防音パネル1に対しては、固定具4を溝部3の長手方向の一端側に装着するだけで、他端側に装着せずとも隣接する防音パネル1どうしを、少ない部材で共に固定できる(図3)。
その上、防音パネル1から、固定具4を外そうとする時には、侵入穴15から工具等を侵入させて、係止爪13を侵入穴15及び被係止穴14から抜けるように押し戻せば簡単に外れ、安定した取付ばかりか、取り外して交換するときなどのメンテナンスをも簡単に出来る。
また、一対の枠体2夫々に複数の防音パネル1を嵌合して並べた状態で、一方の防音パネル1の嵌合部1Bと枠体2との間の隙間に侵入する第1弾性侵入部16と、他方の防音パネル1の嵌合部1Bと枠体2との隙間に同時に侵入する第2弾性侵入部17を、板バネのU字状折り曲げによって形成した弾性付勢部4Aに設けてあり、防音パネル1に対しては、固定具4を溝部3の長手方向の一端側に装着するだけで、他端側に装着せずとも隣接する防音パネル1どうしを、少ない部材で共に固定できる(図3)。
次に、併設するH型鋼から成る両枠体2に対する防音パネル1の取り付け施工を説明すると、防音パネル1の溝部3の縁に、固定具4の挟持取付部4Bを装着して、固定具4の付いた防音パネル1を、両端辺部1Aの溝部3を併設する枠体2の夫々のフランジ部2Aに各別に外嵌する様に端から挿入していき、順次他の防音パネル1を取り付けて、高架道路の下面を覆うように設置する(図9参照)。
尚、最初に挿入する防音パネルに対しては、最端部の位置決めのために、予め、図3に示す防音パネル端部位置決め具18を、枠体2のウェブに固定しておく。
尚、最初に挿入する防音パネルに対しては、最端部の位置決めのために、予め、図3に示す防音パネル端部位置決め具18を、枠体2のウェブに固定しておく。
〔第2実施形態〕
本発明の防音パネル1は、高架道路の下面に取り付けた施工例を示したが、道路や鉄道あるいは特定の土地などの横側に設置する防音壁にも応用できる(図10参照)。
図10に別実施形態を示すと、H型鋼から成る枠体2を支柱として横方向に一定の間隔を置いて立設し、そのH型鋼のフランジ部2Aで囲まれる凹溝2Bに防音パネル1の左右両端辺部1Aを夫々嵌め入れて設置するもので、凹溝2Bの内周面と防音パネル1の外周面との間に、板バネ製の固定具4を弾性的に侵入するようにして固定してある。
この場合も、固定具4は、係止爪13が防音パネル1に形成した被係止穴14に係止して取り付けられるようにしてある。
本発明の防音パネル1は、高架道路の下面に取り付けた施工例を示したが、道路や鉄道あるいは特定の土地などの横側に設置する防音壁にも応用できる(図10参照)。
図10に別実施形態を示すと、H型鋼から成る枠体2を支柱として横方向に一定の間隔を置いて立設し、そのH型鋼のフランジ部2Aで囲まれる凹溝2Bに防音パネル1の左右両端辺部1Aを夫々嵌め入れて設置するもので、凹溝2Bの内周面と防音パネル1の外周面との間に、板バネ製の固定具4を弾性的に侵入するようにして固定してある。
この場合も、固定具4は、係止爪13が防音パネル1に形成した被係止穴14に係止して取り付けられるようにしてある。
〔別実施形態〕
前記枠体2は、H型鋼以外に、T型鋼やコの字型のチャンネル材でもよい。
前記防音パネル1は、吸音性能のあるもの以外に、遮音性能のあるものでもよく、この場合、矩形のフレーム内に透明板を嵌めこんだ透光性のパネルに応用できる。
前記吸音マット5は、ガラス繊維綿をガラス繊維クロスで包んだ物でもよい。
前記被係止穴14は、パネルの厚み方向に貫通したものの他に、貫通せずに係止爪13が係入できる凹み部であってもよい。
前記侵入穴15は、貫通した穴を示したが、貫通していなくて単に凹み部だけであっても係止爪13の係止作用の向上は期待できる。
前記枠体2は、H型鋼以外に、T型鋼やコの字型のチャンネル材でもよい。
前記防音パネル1は、吸音性能のあるもの以外に、遮音性能のあるものでもよく、この場合、矩形のフレーム内に透明板を嵌めこんだ透光性のパネルに応用できる。
前記吸音マット5は、ガラス繊維綿をガラス繊維クロスで包んだ物でもよい。
前記被係止穴14は、パネルの厚み方向に貫通したものの他に、貫通せずに係止爪13が係入できる凹み部であってもよい。
前記侵入穴15は、貫通した穴を示したが、貫通していなくて単に凹み部だけであっても係止爪13の係止作用の向上は期待できる。
1 防音パネル
1A 端辺部
1B 嵌合部
2 枠体
2A フランジ部
2B 凹溝
3 溝部
4 固定具
4A 弾性付勢部
4B 挟持取付部
13 係止爪
14 被係止穴
15 侵入穴
16 第1弾性侵入部
17 第2弾性侵入部
1A 端辺部
1B 嵌合部
2 枠体
2A フランジ部
2B 凹溝
3 溝部
4 固定具
4A 弾性付勢部
4B 挟持取付部
13 係止爪
14 被係止穴
15 侵入穴
16 第1弾性侵入部
17 第2弾性侵入部
Claims (5)
- 間隔をおいて設置した一対のパネル支持用の枠体夫々に対する嵌合部を、両端辺部に設けた防音パネルと、前記枠体夫々に前記防音パネルの両端辺部を嵌合させた状態で、前記枠体と前記嵌合部との間の嵌合しあう隙間に弾性復元力に抗して侵入して前記防音パネルを前記枠体に保持する板バネ製の固定具とを設けてある防音パネル装置であって、
前記固定具に、前記隙間に侵入自在でその侵入に伴って前記隙間を押し広げようとする弾性付勢部を設けると共に、前記防音パネルに対する係止爪を設け、前記防音パネルに前記係止爪が係止する被係止穴を設けてある防音パネル装置。 - 前記一対の枠体どうしの対向部夫々に、その長手方向に沿ったフランジ部を設け、前記フランジ部に外嵌する溝部を前記防音パネルの両端辺部夫々に設け、前記固定具に、前記溝部の縁に外嵌して弾性的に挟持可能な挟持取付部を設けると共に、その挟持取付部の内側に前記係止爪を設け、前記挟持取付部が挟持する前記防音パネルの縁部に前記被係止穴を形成し、前記挟持取付部が前記溝部の縁を挟持するに伴って、前記弾性付勢部が前記溝部内に侵入するように形成してある前記請求項1記載の防音パネル装置。
- 前記挟持取付部において、前記係止爪の取付部に対向する部分に前記係止爪の先端が侵入自在な侵入穴を設けてある請求項2記載の防音パネル装置。
- 前記一対の枠体夫々に複数の前記防音パネルを嵌合して並べた状態で、一方の防音パネルの前記嵌合部と前記枠体との間の隙間に侵入する第1弾性侵入部と、他方の防音パネルの前記嵌合部と前記枠体との隙間に同時に侵入する第2弾性侵入部を、前記弾性付勢部に設けてある前記請求項1〜3のいずれかに記載の防音パネル装置。
- 前記一対の枠体どうしの対向面に、前記防音パネルの両端辺部を嵌めこみ自在な凹溝を夫々設け、前記凹溝に前記防音パネルの端辺部を嵌めこんだ状態で、前記凹溝の内周面と、その内周面に対向する前記防音パネルの対向外周面との隙間に、弾性的に圧入自在に前記固定具を構成してある請求項1記載の防音パネル装置。
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-
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- 2008-06-03 JP JP2008146105A patent/JP2009084996A/ja not_active Withdrawn
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