JP2009083944A - 農作物排出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記農作物を一個毎に載置する複数の載置部11A毎に、農作物を前記搬送部外へ押し出すプッシャ部材21を有し、該プッシャ部材21を、載置部11Aに設定された農作物の押し出し開始位置P1と農作物の押し出し終了位置P2との間で往復動させる。
【選択図】図8
Description
又、規格外品の排出は、搬送路の一定位置において、搬送方向と直交する方向(横方向)からプッシャ部材を押し出すことによって行うようにしている。
すなわち、商品の搬送道中で、押し出し位置を固定したプッシャ部材の前方に至った商品が規格外であった場合に、該前記方向にプッシャ部材が押し出され、該プッシャ部材の押し出し動作により規格外品が搬送路外に排出されるものである。
又、搬送される商品が一定以上の品質(規格品)である場合には、前記プッシャ部材は作動せず、そのまま搬送される。
例えば、商品の搬送速度に対してプッシャ部材の押し出しのタイミングが遅かったり早かったりすると、プッシャ部材が商品の端部を押すような状態となるため、端部を押された商品が搬送路上で回転し、該搬送路上に排出されないまま残ると共に、搬送されてしまい、搬送路の終端部において箱詰めや袋詰めされるときに、規格外品が混入されてしまうことが生るからである。
図1〜図8は本発明の第1の形態に係る農作物排出装置の構成、及び動作を示す説明図である。
前記搬送部1は、チェーンやベルト等の無限軌道装置10に、農作物を一個載置する複数の載置部11Aを備えている。
前記載置部11Aは、長方形状の板状のものであり、該載置部11Aの長手方向を前記無限軌道装置10の無限軌道方向と直交する方向として、前記無限軌道装置10の無限軌道方向に沿って並列状に配している。
前記排出部2は、前記載置部11A毎に備えられ、該載置部11A上の農作物を載置部11Aの長手方向に移動して押し出すプッシャ部材21と、該プッシャ部材21を、前記載置部11A毎に、載置部11Aの長手方向で対面するように設定された、農作物の押し出し開始位置P1と農作物の押し出し終了位置P2との間で往復動させる往復動手段3とを備えている。
前記押し出し開始位置P1は、無限軌道装置10側に設定され、前記押し出し終了位置P2は、無限軌道装置10の反対側に設定されている(図3〜図8に示す)。
図中、符号Bは、農作物排出装置Aに農作物を移送する移送コンベア、符号Cは、農作物排出装置Aから規格品の農作物が移送される搬送コンベア、符号Dは、農作物排出装置Aから排出される規格外品の農作物が移送される排出コンベアである。
又、前記搬送面1A及び反搬送面1Bの前方(矢印方向)を無限軌道方向下流側とし、搬送面1A及び反搬送面1Bの後方を無限軌道方向上流側とする。
又、前記載置部11Aの長手方向における無限軌道装置10側を後方とし、該無限軌道装置10の反対側を前方とする。
又、前記押し出しガイドレール31の無限軌道下流側にあって、前記複数の載置部11A(図示では4枚)に亘り、該複数の載置部11Aの内、無限軌道最上流側の載置部11Aにおける押し出し終了位置P2から、無限軌道最下流側の載置部11Aにおける押し出し開始位置P1に至る範囲に配された戻りガイドレール32を備えている。
又、前記プッシャ部材21を支持し、前記押し出しガイドレール31、及び戻りガイドレール32に対して係脱し、係合状態において搬送部1の無限軌道動作に伴って、前記押し出しガイドレール31の無限軌道上流側から戻りガイドレール32の無限軌道下流側に亘って移動する支持部材33を備えている(図3〜図7参照)。
更に、前記押し出し開始位置P1で、前記支持部材33を前記押し出しガイドレール31に対して係合可能状態と係合不能状態とに切替える切替え手段34を備えている(図3〜図7参照)。
本形態の切替え手段34は、前記押し出し開始位置P1方向と押し出し終了位置P2方向とに伸縮可能なシリンダ34Aと、該シリンダ34Aを伸縮させる電磁弁34Bとから構成されている。
図中、符号340は、シリンダ34Aのチューブであり、符号341は、前記チューブ340に対してスライド伸縮するピストンロッド341である。
具体的には、側面(図2)において、前記押し出しガイドレール31が前記搬送面1A側に面し、且つ搬送面1Aに位置する後述する係合ローラ33Aの高さと同じ高さとなるように配されている。
又、前記戻りガイドレール32が前記反搬送面1B側に面し、且つ反搬送面1B側に位置する後述する係合ローラ33Aの高さと同じ高さとなるように配されている。
更に、前記両ガイドレールは、平面(図1)において後述する係合ローラ33Aの径分の間隔を空けて配されている。
符号11Bは、前記押し出し開始位置P1と押し出し終了位置P2に至る範囲で前記支持部材33の移動を案内する案内部であり、該案内部11Bは、前記押し出し開始位置P1と押し出し終了位置P2に至る範囲に開孔され、前記支持杆33Cが貫通する長孔状のものである。
前記支持軸33Bは、前記ピストンロッド341の先端に、搬送面1A方向(反搬送面1B方向)へ突出するように設けられ、その先端に前記係合ローラ33Aを回転可能に軸支している。
前記支持杆33Cは、前記案内部11Bに上下貫通し、下方端を前記チューブ340に連結固定している。
ここで、前記係合可能状態となる位置とは、前記係合ローラ33Aが前記押し出しガイドローラ31の押し出し終了位置P2に面する係合面31Aと無限軌道方向(搬送部1の搬送方向)で対面する位置であり、該位置で搬送部1が搬送動作すると、係合ローラ33Aが前記押し出しガイドレール31(戻りガイドレール32)の係合面31A(係合面32A)に接触係合する位置である。
又、前記係合面31Aは、押し出しガイドレール31の前方側の面であって、前記係合ローラ33Aの後方側が接触係合し、前記係合面32Aは、戻りガイドレール32の後方側の面であって、前記係合ローラ33Aの前方側が接触係合する。
農作物が規格品である場合には、ピストンロッド341の収縮状態が保持され、前記係合ローラ33Aの前記押し出しガイドレール31に対して係合不可能状態となる位置を保持する。
又、ここでいう各データとは、例えば、農作物の長さ・太さ・重さ、形状、更には、農作物内部の状態(「す」「腐敗」「芽」等の存在)である。
又、選別手段は、これらの各データが、あらかじめ設定された範囲にあれば規格品として選別し、範囲外であれば規格外品として選別し、規格外品として選別したときにのみ、規格外品の農作物が載置された載置部11Aの電磁弁34Bに対して出力し、前記のように係合ローラ33Aを係合不可能状態の位置から係合可能状態となる位置に移動させる。
先ず、多数の載置部11Aに連番となる識別番号を付与しておき、搬送部1の搬送動作において農作物が移送される位置(搬送面1Aの搬送方向最上流)に載置部11Aが至ると該載置部11Aの識別番号を選別手段で識別する。
このとき、前記農作物は、載置部11Aの識別番号の識別とほぼ同時に、該載置部11Aへ移送される。
すなわち、前記載置部11Aが一周して農作物が移送される位置に戻ってきたときに、該載置部11Aにおいて伸長させたピストンロッド341を収縮状態に戻し(係合ローラ33Aが係合不可能状態となる位置)、搬送部1の搬送動作において農作物が移送される位置では、係合ローラ33Aが必ず係合不可能状態となるようにする。
このとき、前記係合ローラ33Aの前進に伴ってプッシャ部材21が前進することにより、該プッシャ部材21が載置部11Aに載置された農作物を前方に押し出して搬送部1から排出する。
又、載置部11Aに載置された農作物が規格品であると選別されたものである場合、該載置部11Aにおける係合ローラ33Aは、係合不可能状態を保持するので、プッシャ部材21も動かず、農作物が載置部11Aに載置された状態で搬送方向に搬送される。
そして、載置部11Aが搬送面1Aから反搬送面1Bに反転し、該反搬送方向へ移動するとき、前記係合ローラ33Aが前記戻りガイドレール32に対して係合し、該戻りガイドレール32に案内されながら、前記案内部11Bに沿って押し出し終了位置P2から押し出し開始位置P1に後退する。
このとき、前記係合ローラ33Aの後退に伴ってプッシャ部材21が押し出し開始位置P1に戻り、これと同時に前記係合ローラ33Aは、戻りガイドレール32の終端で係合が解除され、この押し出し開始位置P1で保持した状態となるが、該係合ローラ33Aの係合可能状態は維持されている。
そして、載置部11Aが反搬送面1Bから搬送面1Aに反転し、該載置部11Aが識別番号を識別される位置(載置部11Aに農作物が移送される位置)に至り、前記したように識別番号が識別されると同時に、係合ローラ33Aが係合不可能状態にされる。
尚、プッシャ部材21の戻り動作は、前記プッシャ部材21の農作物排出動作と逆動作であり、すなわち、図6・図7−図4−図3・図5の順(図8における破線矢印方向の順)で動作する
したがって、農作物毎の調整を不要とすると共に、農作物の規格外品を確実に排出することができる。
具体的には、押し出しガイドレール31が、前記最初の形態と同様に、前記複数の載置部11A(図示では4枚)に亘り、該複数の載置部11Aの内、無限軌道最上流側の載置部11Aにおける押し出し開始位置P1から、無限軌道最下流側の載置部11Aにおける押し出し終了位置P2に至る範囲に、且つ搬送面1A側に面するように配されている。
又、戻りガイドレール32は、前記複数の載置部11A(図示では4枚)に亘り、該複数の載置部11Aの内、無限軌道最上流側の載置部11Aにおける押し出し終了位置P2から、無限軌道最下流側の載置部11Aにおける押し出し開始位置P1に至る範囲に、且つ搬送面1A側に面するように配されている。
すなわち、本形態の押し出しガイドレール31と戻りガイドレール32は、係合ローラ33Aの前進及び後退を搬送面1A側で行うようにしたものである。
尚、最初の形態と重複する部位については、同じ符号を付すことにより、当該部位の説明は省略する。
又、本形態で示す農作物排出手段Aは、例示した戻りガイドレール32以外は、前記第1の形態と同様の構成要素を有している。
具体的には、前記載置部11Aとプッシャ部材21とに亘って、該プッシャ部材21の後退方向に付勢力を作用させる付勢手段35である引張りばねを配設し、前記係合ローラ33Aが押し出しガイドレール31に係合して前進したときに、プッシャ部材21に対して後退させる方向に付勢するようにしたものである。
すなわち、前記押し出しガイドレール31に係合して前進する係合ローラ33Aに伴って前進するプッシャ部材21に対して後退方向の付勢力が生じ、押し出し終了位置P2において係合ローラ33Aの係合が解除されると、プッシャ部材21が前記付勢力によって押し出し開始位置P1に戻されることになる。
又、本形態で示す農作物排出手段Aは、例示した戻りガイドレール32が存在しないこと、及び付勢手段を有していること以外は、前記第1の形態と同様の構成要素を有している。
又、前記搬送部は、前記した形態のような複数の板状体を並列させた形態に限るものではなく、無端ベルト状とした形態(図示せず)としてもよく、この場合、該無端ベルトに前記載置部を複数設定し、且つ該載置部毎に前記案内部、プッシャ部材、切替え手段を配設すれば、同様の効果を得ることができる。
又、前記電磁弁は、バッテリーを内蔵し、該バッテリーの電力で動作すると共に、無線により選択手段からの出力信号を受信して動作する形態のものが好ましい。
又、本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
1:搬送部
2:排出部
3:往復動手段
1A:搬送面
1B:反搬送面
10:無限軌道装置
11A:載置部
11B:案内部
21:プッシャ部材
31:押し出しガイドレール
32:戻りガイドレール
33:支持部材
33A:係合ローラ
34:切替え手段
34A:シリンダ
34B:電磁弁
35:付勢手段
P1:押し出し開始位置
P2:押し出し終了位置
Claims (8)
- 無限軌道に沿って回動して農作物を搬送する搬送部と、
搬送される農作物の内、選別された農作物を前記搬送部から排出する排出部と、
を備え、
前記搬送部は、前記農作物を一個毎に載置する載置部を無限軌道方向に沿って複数並列状に備え、
前記排出部は、
前記載置部毎に備えられ、無限軌道方向と交差する方向に移動して、前記農作物を前記搬送部外へ押し出すプッシャ部材と、
前記載置部毎に前記プッシャ部材の移動方向で対面状に設定された、農作物の押し出し開始位置と農作物の押し出し終了位置との間で、前記プッシャ部材を往復動させる往復動手段と、
を備えていることを特徴とする農作物排出装置。 - 前記往復動手段は、
前記複数の載置部に亘り、該複数の載置部の内、無限軌道最上流側の載置部における押し出し開始位置から、無限軌道最下流側の載置部における押し出し終了位置に至る範囲に配された押し出しガイドレールと、
前記押し出しガイドレールの無限軌道下流側にあって、前記複数の載置部に亘り、無限軌道最上流側の載置部における前記押し出し終了位置から、無限軌道最下流側の載置部における前記押し出し開始位置に至る範囲に配された戻りガイドレールと、
前記プッシャ部材を支持し、前記押し出しガイドレール、及び戻りガイドレールに対して係脱し、係合状態において前記搬送部の無限軌道動作に伴って、前記押し出しガイドレールの無限軌道上流側から前記戻りガイドレールの無限軌道下流側に亘って移動する支持部材と、
前記押し出し開始位置で、前記支持部材を押し出しガイドレールに対して係合可能状態と係合不能状態とに切替える切替え手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の農作物排出装置。 - 前記押し出しガイドレールと前記戻りガイドレールとが一体に連設されていることを特徴とする請求項2に記載の農作物排出装置。
- 前記押し出しガイドレールと前記ガイドレールとが、前記搬送部の搬送面側に配されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の農作物排出装置。
- 前記押し出しガイドレールが前記搬送部の搬送面側に配され、前記戻りガイドレールが前記搬送部の反搬送面側に配されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の農作物排出装置。
- 前記往復動手段は、
前記複数の載置部に亘り、該複数の載置部の内、無限軌道最上流側の載置部における押し出し開始位置から、無限軌道最下流側の載置部における押し出し終了位置に至る範囲に配された押し出しガイドレールと、
前記プッシャ部材を支持し、前記押し出しガイドレールに対して係脱し、係合状態において搬送部の無限軌道動作に伴って該押し出しガイドレールに沿って移動する支持部材と、
前記プッシャ部材に対して前記押し出し終了位置から押し出し開始位置に戻す方向に付勢する付勢手段と、
前記押し出し開始位置で、前記支持部材を押し出しガイドレールに対して係合可能状態と係合不能状態とに切替える切替え手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の農作物排出装置。 - 前記載置部に、押し出し開始位置と押し出し終了位置に至る範囲で前記支持部材の移動を案内する案内部を備えていることを特徴とする請求項2乃至6いずれか1項に記載の農作物排出装置。
- 前記搬送部は、農作物を一個毎に載置する載置部を備えた板状体を、無限軌道方向に沿って複数並列させてなることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の農作物排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007251906A JP2009083944A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 農作物排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007251906A JP2009083944A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 農作物排出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=40657875
Family Applications (1)
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JP2007251906A Pending JP2009083944A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 農作物排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009083944A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101140382B1 (ko) | 2011-12-02 | 2012-05-03 | 김영석 | 수확한 농작물 배출장치 |
JP2015525724A (ja) * | 2012-07-05 | 2015-09-07 | レイトラム,エル.エル.シー. | 清掃可能なダイバータ |
JP2017521334A (ja) * | 2014-07-23 | 2017-08-03 | レイトラム,エル.エル.シー. | 清掃可能なダイバータ |
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JPH1171023A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-16 | Hiroshi Maeda | 搬送仕分けコンベア |
JP2003034425A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-07 | Maki Mfg Co Ltd | 物品の仕分装置 |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007251906A patent/JP2009083944A/ja active Pending
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