JP2009082795A - 生ごみ乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の装置で効率的に生ごみを乾燥でき、しかも簡単なシールでも乾燥機から臭気成分が漏洩することのない、生ごみ乾燥機を提供する。
【解決手段】生ごみを撹拌しながら乾燥するドライヤー10と、そのドライヤー10の排ガス口21と乾燥用空気供給口20とを結ぶ空気循環ライン26と、排ガス口21側の空気循環ライン26aに接続された誘引ファン28と、その誘引ファン28の吸込側の空気循環ラインに接続された給気ライン31と、誘引ファン28からの排ガスの一部を大気に放出する排気ライン36と、排気ライン36に接続され、排気ライン36の排ガスを高温にして脱臭する脱臭器37と、脱臭後の排気ライン36と誘引ファン28の吐出側の空気循環ライン26bに接続され、脱臭器37からの高温排ガスと空気循環ライン26bの乾燥空気を間接加熱するエアヒータ40とを備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】生ごみを撹拌しながら乾燥するドライヤー10と、そのドライヤー10の排ガス口21と乾燥用空気供給口20とを結ぶ空気循環ライン26と、排ガス口21側の空気循環ライン26aに接続された誘引ファン28と、その誘引ファン28の吸込側の空気循環ラインに接続された給気ライン31と、誘引ファン28からの排ガスの一部を大気に放出する排気ライン36と、排気ライン36に接続され、排気ライン36の排ガスを高温にして脱臭する脱臭器37と、脱臭後の排気ライン36と誘引ファン28の吐出側の空気循環ライン26bに接続され、脱臭器37からの高温排ガスと空気循環ライン26bの乾燥空気を間接加熱するエアヒータ40とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、食品工場や飲食店等から出る生ごみを乾燥する生ごみ乾燥機に係り、特に、小型、省エネルギーで、生ごみを乾燥できる生ごみ乾燥機に関するものである。
従来、生ごみ乾燥機は、生ごみを乾燥するために比較的低い熱風(100〜300℃)で乾燥する必要があるため、熱源として燃焼炉からの高温の燃焼排ガスを用いることはできず、燃焼排ガスと乾燥用の空気とを熱交換して乾燥空気とし、これを乾燥機に供給するようにしている。
例えば、特許文献1,2に示されるように、乾燥容器内の生ごみを乾燥する空気を、押込ファンを用いて、燃焼炉のジャケットに流して間接加熱して100〜300℃の乾燥空気とし、これを乾燥容器内に供給し、生ごみと乾燥空気とを混合撹拌して乾燥している。乾燥後の空気は、熱交換器を通し、そこで燃焼炉の燃焼排ガスと熱交換して熱回収した後、これを燃焼炉の燃料の燃焼空気として供給することで、乾燥後の空気に含まれる臭気成分を燃焼で脱臭して排気するようにしている。
この生ごみ乾燥機は、乾燥容器からの排気と入口の熱風の温度差が小さいため(100℃程度)、燃焼炉で生じた熱を乾燥用空気と熱交換させても、熱交換後の排気によって持ち去られる熱量が乾燥に使用される熱量に対し大きな比率(効率が悪い)となっている。
そこで、本発明者は、特許文献3に提案されるように、乾燥機で乾燥後の空気の一部を、燃焼器(脱臭器)で間接加熱した熱風と混合して循環することにより、熱効率を高めることを提案した。
この特許文献3では、乾燥機からの排ガスの一部を高温の乾燥用空気に合流させて循環させることで、ブロアーや脱臭器を大型化することなく、効率的に生ごみを乾燥処理することができるものである。
しかしながら、特許文献3では、乾燥用空気供給用の押し込みファンと乾燥後の空気を循環する循環ファンの二台が必要となり、大量の生ごみを乾燥処理するには問題はないものの、1日当たり50〜300kg程度(一回の処理量10〜100kg以下)の生ごみを乾燥処理する乾燥機に適用しようとすると、小型化には適さない問題がある。
また乾燥機に高温の乾燥空気を供給する際には、乾燥機内が正圧となるため、乾燥機から臭気を含む乾燥空気の漏洩を防止するために、投入ドアや排出ドアのシールを必要とするが、高温でのシールのためそのシールが難しく、さらに装置のコストアップを招く問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、小型の装置で効率的に生ごみを乾燥でき、しかも簡単なシールでも乾燥機から臭気成分が漏洩することのない、生ごみ乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、生ごみを撹拌しながら乾燥するドライヤーと、そのドライヤーの排ガス口と乾燥用空気供給口とを結ぶ空気循環ラインと、排ガス口側の空気循環ラインに接続された誘引ファンと、その誘引ファンの吸込側の空気循環ラインに接続された給気ラインと、誘引ファンからの排ガスの一部を大気に放出する排気ラインと、排気ラインに接続され、排気ラインの排ガスを高温にして脱臭する脱臭器と、脱臭後の排気ラインと誘引ファンの吐出側の空気循環ラインに接続され、脱臭器からの高温排ガスと空気循環ラインの乾燥空気を間接加熱するエアヒータとを備えたことを特徴とする生ごみ乾燥機である。
請求項2の発明は、ドライヤーは、下部が半円筒状に形成され、上部が箱状に形成されたドライヤー本体と、そのドライヤー本体の半円筒状の下部に、水平軸周りに回転自在に設けられ、ドライヤー本体下部に溜まった生ごみを掻き上げて乾燥空気と混ぜて撹拌するミキサーとからなり、ドライヤー本体の上部に生ごみ投入ドアが設けられ、下部に排出ドアが設けられ、ドライヤー本体の中央下部に乾燥用空気供給口が設けられ、ドライヤー本体上部に排ガス口が設けられると共にその排ガス口にバグフィルターからなる除塵器を介して吸込側の空気循環ラインが接続される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
請求項3の発明は、誘引ファンがインバータモータで駆動され、ドライヤーの排ガス口に圧力調整器が設けられ、その圧力調整器での圧力が略大気圧となるようにインバータモータで誘引ファンの排気量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
請求項4の発明は、空気循環ラインと排気ラインが三方弁を介して接続され、エアヒータからドライヤーの乾燥用空気供給口に至る空気循環ラインに温度計が設けられ、その温度計により、三方弁が切り替えられて、空気循環ラインのエアヒータと排気ラインの脱臭器に流す乾燥空気の比率が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
請求項5の発明は、脱臭器には、電気ヒータが設けられ、その脱臭器の排出側の排気ラインに温度計が接続され、その温度計で電気ヒータの発熱量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
請求項6の発明は、脱臭器には、燃焼バーナが設けられ、その脱臭器の排出側の排気ラインに温度計が接続され、その温度計で燃焼バーナでの燃焼量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
請求項7の発明は、乾燥用空気供給口に至る空気循環ラインに、ドライヤーでの乾燥終了後に、ドライヤーに冷却用空気を供給する冷却用空気供給ラインが接続される請求項1記載の生ごみ乾燥機である。
本発明によれば、生ごみを乾燥するドライヤーに空気循環ラインを接続すると共にその空気循環ラインにドライヤー内を吸引して乾燥空気を循環する誘引ファンを接続し、その空気循環ラインに排気ラインを接続し、三方弁で空気循環ラインの乾燥空気の一部を排気すると共にその排気量に見合って循環用の乾燥空気を加熱することで、ファンが一台で、しかも熱効率の良い乾燥が行え、小型にして省エネルギーの生ごみ乾燥機が得られるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1において、10はドライヤーで、下部が半円筒状に形成され、上部が箱状に形成されたドライヤー本体11を有し、そのドライヤー本体11の半円筒状の下部に、水平軸周りに回転自在にミキサー12が設けられて構成される。
ミキサー12は、水平な回転軸13に、放射状に掻き取り羽根14が設けられて形成され、インバータモータ15により回転数可変に駆動される。
ドライヤー本体11の上部には、開閉自在な生ごみ投入ドア16が設けられ、下部に開閉自在な排出ドア17が設けられ、また排出ドア17を開けた際に、その排出口に、乾燥ゴミを受けボックス18に案内するシュート19が設けられる。
ドライヤー本体11の中央よりやや下部の両側には、乾燥用空気供給口20、20が設けられ、ドライヤー本体11の上部には、排ガス口21が設けられる。
排ガス口21には、バグフィルターからなる除塵器22が接続される。除塵器22は、排ガス口21に接続した除塵筒23に筒状のフィルター24を設けて構成される。
この除塵器22の出口25と、ドライヤー本体11の乾燥用空気供給口20を結んで空気循環ライン26が接続される
この空気循環ライン26の排ガス口21側には、誘引ファン28が接続され、その誘引ファン28がインバータモータ30にて能力可変に回転制御される。
この空気循環ライン26の排ガス口21側には、誘引ファン28が接続され、その誘引ファン28がインバータモータ30にて能力可変に回転制御される。
誘引ファン28の吸込側の空気循環ライン26aには、乾燥用空気を供給する給気ライン31が接続される。この給気ライン31には、流量計32が接続され、その流量計32にて吸入空気量を調整する調整弁33が接続され、また流量計32と調整弁33間に遮断弁34が接続される。
誘引ファン28の吐出側の空気循環ライン26bには、三方弁35を介して、誘引ファン28からの循環空気の一部を排ガスとして大気に放出する排気ライン36が接続され、その排気ライン36に脱臭器37が接続される。
脱臭器37の排気側の排気ライン36と空気循環ライン26bには、脱臭器37からの高温排ガスと空気循環ライン26bの循環空気を間接加熱するエアヒータ40が接続される。
エアヒータ40から乾燥用空気供給口20、20に至る空気循環ライン26cには、ドライヤー10での乾燥終了後に、ドライヤー10内に冷却用空気を供給する冷却用空気供給ライン41が接続され、その冷却用空気供給ライン41に電磁開閉弁42が接続される。
空気循環ライン26cは、乾燥用空気供給口20、20と接続すべく2つに分岐され、その各ラインに電磁開閉弁43,43が接続される。
ドライヤー本体11の排ガス口21には、圧力調整器45が接続され、この圧力調整器45にて、ドライヤー本体11内が略大気圧か陰圧となるように、インバータモータ30にて誘引ファン28の排気量が制御される。
また除塵器22から誘引ファン28に至る空気循環ライン26aには、排ガス(循環空気)の温度計46が接続され、その温度計46にてミキサー12のインバータモータ15が制御される。
エアヒータ40から乾燥用空気供給口20、20に至る空気循環ライン26cには循環空気の温度を検出する温度計48が接続され、その温度計48により、三方弁35が切り替えられて、空気循環ライン26のエアヒータ40と排気ライン36の脱臭器37に流す排ガスの比率が制御される。
脱臭器37には、電気ヒータ50が設けられ、その脱臭器37の排出側の排気ライン36に排ガス温度計51が接続され、その温度計51で電気ヒータ50の通電を制御する温度制御スイッチ52が開閉されて発熱量が制御される。
除塵器22には、筒状のフィルター24の目詰まりを防止すべく逆洗用の圧縮空気を吹き込む圧縮空気ライン55を介して小型圧縮機56が接続され、その圧縮空気ライン55に電磁開閉弁57が接続される。
なお、60は、ドライヤー10から排出される循環空気(排ガス)の温度を表示する温度表示計、61は脱臭器37から排出される排ガスの温度を表示する温度表示計、62は、エアヒータ40からドライヤー10に循環供給される乾燥用空気の温度を表示する温度表示計である。また、ドライヤー10、脱臭器37、エアヒータ40等の機器は、図示していないがケーシングに一体に設けられ、インバータモータ15,30等が自動制御され、またそのケーシングには、乾燥運転状況を確認するための上記した温度表示計60、61、62が取り付けられ、さらに、これら温度表示計60、61、62の温度を見ながら各種乾燥運転条件を設定する操作盤が設けられている。
次に、本発明の生ごみ乾燥機による生ごみの乾燥を説明する。
先ず、廃食品としての生ごみ(ジャガイモ、玉ねぎ等の野菜類、魚類、残飯、パン類、麺類)を、乾燥しやすいように、数センチサイズにカットし、これを例えば一回の処理当たり6.25kgを秤量して、生ごみ投入ドア16からドライヤー本体11内に投入する。
誘引ファン28を起動してドライヤー本体11内の空気を空気循環ライン26にて循環し、その一部を三方弁35を介して排気ライン36より脱臭器37に流し、脱臭器37で、その排ガス温度を650℃以上に加熱してエアヒータ40を介して排気する。この際、温度計51にて排ガス温度を検出し、排ガス温度が650℃となるように電気ヒータ50の発熱量を制御する。
エアヒータ40では、空気循環ライン26を循環する空気が650℃以上の排ガスとの熱交換により200℃程度に加熱されて乾燥用空気とされ、ドライヤー10に供給される。
ドライヤー10に供給された乾燥用空気は、生ごみとミキサー12により混合されて生ごみから水分を蒸発させ、除塵器23を通して再度誘引ファン28に吸引される。この際、給気ライン31から乾燥用空気が空気循環ライン26に供給されて乾燥後の循環空気と混合されて誘引ファン28で再度循環されると共に、乾燥空気とほぼ等量の循環空気(排ガス)が三方弁35を介して排気ライン36に流され、脱臭器37で650℃以上に加熱されることで、排ガス中の臭気成分が分解され、エアヒータ40の熱源に供された後、大気に放出される。
このドライヤー10による乾燥では、誘引ファン28は、ドライヤー10の排ガス口21の圧力を圧力調整器45で検出し、その圧力が略大気圧となるように誘引ファン28の排風量を制御することで、ドライヤー本体11内から乾燥に伴う臭気成分が投入ドア16などから漏れ出すことことがなく、また略大気圧のため投入ドア16のシールも簡単なものですむ。
誘引ファン28による空気の循環量は、生ごみ処理量6.25kgに対して全体で130Nm3/hの空気を循環し、給気ライン31から30Nm3/hの乾燥用空気を供給し、排気ライン36から乾燥後の空気を排ガスとして30Nm3/hを排出するようにする。この場合、エアヒータ40から出た循環空気の温度を温度計48で検出し、その温度が200℃となるように三方弁35にて循環空気量と排気する排ガス量を調節する。
このドライヤー10による乾燥においては、インバータモータ15でミキサー12の回転を100rpmで回転しながら撹拌するが、生ごみに残飯などの炭水化物が多く含まれる場合、餅化を防止するために、インバータモータ15を数秒〜数10秒程度回転し、その後数10秒〜数分程度停止する間欠運転を行い、含水分が少なくなったら連続回転を行う。すなわち、含水分が多い状態でミキサー12を回転すると、残飯の粒子同士が撹拌によりこねられて団子状態となり餅化するが、間欠運転することで、残飯同士の団子化を防止して乾燥を促し、その後含水分が少なくなったならば、餅化が起こらなくなり、除塵器22から排出される温度が、上昇するためインバータモータ15でミキサー12を連続回転させ、さらに温度が100℃以上になると、ほぼ含水率が10%以下となり、乾燥終了となる。また含水率を多くする必要があれば、乾燥終了温度を100℃でなく、100℃以下の温度(例えば80℃前後)に設定すれば、設定の含水率で乾燥が行える。
ドライヤー本体11に乾燥用空気を導入する際に、乾燥用空気供給口20、20の電磁開閉弁43,43を交互に開閉してドライヤー本体11の両側から乾燥用の循環空気を交互に導入することで、生ごみの片寄りや乾燥むらをなくすことができる
このように、空気循環ライン26で乾燥用の空気を循環し、その循環空気の一部を排気ライン36から排気し、その排気ガスを脱臭器37で加熱し、その高温となった排ガスを循環空気の熱源とすることで、省エネルギーで、効率の良い乾燥が行える。
このように、空気循環ライン26で乾燥用の空気を循環し、その循環空気の一部を排気ライン36から排気し、その排気ガスを脱臭器37で加熱し、その高温となった排ガスを循環空気の熱源とすることで、省エネルギーで、効率の良い乾燥が行える。
従来では、200℃程度の低い熱風で乾燥する場合、乾燥後の排気は、高くても100℃であり、入口と出口の熱風温度差(100℃)が小さいため、乾燥後の排気によって持ち去られる熱量が、乾燥に使用される熱量に対して約半分となり、効率が悪いものとなっていたが、本発明によれば、排気された乾燥後の空気を循環使用し、その循環空気の一部を脱臭器37に供給し、これを650℃以上に上昇、脱臭させた後、エアヒータ40を通し、熱を空気循環ライン26の循環空気に伝えて、エアヒータ40で、充分冷却してから大気放出されるため、排気量が乾燥に使用される気体の量より少なく、脱臭器37で与える熱量は、従来の1/3以下ですむ。従って、乾燥前の温度が200℃で、排気温度が100℃の場合では、大気放出される排気量は、従来の1/4程度となり排ガス損失が少なくなり、周辺環境へ及ぼす影響も小さくてすむ。
また、従来においては、乾燥空気として外気を間接加熱して絶対湿度の低い空気で乾燥して生ごみを乾燥しているが、この低湿度の乾燥空気で生ごみを乾燥すると、乾燥速度は速くなるものの、生ごみの表面が乾燥されやすくなり、内部は含水分の多いままとなり、乾燥にむらが生じるが、本発明においては、空気循環ライン26で空気を循環するため相対湿度が高く、生ごみの全体を、時間をかけながら(約8時間程度)加熱して蒸発を促す乾燥となり、その蒸発量に見合った水分を排気ライン36から排気するために乾燥にむらが生じないで乾燥が行える。
また、乾燥終了後は生ごみは高温のため、給気ライン31からの給気を停止し、冷却用空気ライン41から冷却用空気を空気循環ライン26に供給し、その冷却用空気を誘引ファン28にて吸引し、これを空気循環ライン26に循環させないで排気ライン36に流し、脱臭器37で加熱して脱臭して排気させることで、乾燥後の生ごみを常温近くまで冷却して乾燥ごみとすることで、ドライヤー10の生ごみを冷却すると共に残留する水分もさらに排出することができる。この際、誘引ファン28は、そのQ−H曲線に従って排風量が加減される。
冷却後の乾燥ごみは、排出ドア17から受けボックス18に排出して乾燥を終了する。
なお、乾燥ごみの含水分をさらに下げる場合には、給気ライン31から乾燥用空気を導入すると共に空気循環ライン26から冷却用空気を導入して、これを循環しつつ、その一部を排気ライン36に流し、脱臭器37で加熱して脱臭させてエアヒータ40を介して排気し、循環空気をエアヒータ40で加熱することで、さらに乾燥後の生ごみの含水率を下げることができる。この場合、乾燥用空気と冷却用空気の割合と、排気ライン36に流す排ガス量を調整することで、乾燥後の生ごみの含水率を調整できる。
除塵器22の筒状のフィルター24の目詰まりが生じた場合には、乾燥ごみを取り出す前に、圧縮空気ライン55から間欠的に圧縮空気を吹き出して、フィルター24に付着した固形分を除去する。このフィルター24の逆洗は、運転終了後に行うが、フィルター24の目詰まりを防止するために、乾燥運転中に行うようにしてもよい。
このように、本発明によれば、従来の強制通風では、ドライヤー10内部の圧力が高く、投入ドア16、排出ドア17のシール性が難しかったが、ドライヤー10内圧力は略大気圧に保つことが可能となり、シール部分の保守が簡単になると共に誘引ファン28の1台で空気を循環させるだけなので、生ごみ乾燥機のコストダウンが行える。
すなわち、従来ドライヤー内を負圧にするためには、平衡通風方式が採用されていたが、ファンが2台となり、コストアップとなるが、本発明では、1台のファンで、ドライヤー10内圧力を負圧に保つことができ、コストダウンが図れる。
次に、図2により、本発明の他の実施の形態を説明する。
図2は、図1の生ごみ乾燥機と基本的には同じであるが、脱臭器37の熱源を代えたものである。
すなわち、脱臭器37の上部には、燃焼バーナ53が設けられ、その燃焼バーナ53に燃料としてのオイルベーパを供給する燃料ライン65が接続されると共に流量調節弁66が接続され、またバーナ53に、燃焼用空気を供給するファン67が空気ライン68を介して接続される。
この図2の形態においては、生ごみ乾燥は図1の実施の形態と同じであるが、脱臭器37では、脱臭器37の出口温度が温度計51で検出され、その温度で燃料ライン65の流量調節弁66が制御されてバーナ53での燃焼量が制御されて、排ガス温度を650℃に制御するようになっている。
なお、図2の形態においては、除塵器22の筒状のフィルター24の有底部が下部に位置させて、圧縮機56での逆洗ができるようにしたが、本形態では、有底部が上方に位置するようにして誘引ファン28による吸引力で形状を保持できるように保持されている。
10 ドライヤー
20 乾燥用空気供給口
21 排ガス口
26 空気循環ライン
28 誘引ファン
36 排気ライン
37 脱臭器
40 エアヒータ
20 乾燥用空気供給口
21 排ガス口
26 空気循環ライン
28 誘引ファン
36 排気ライン
37 脱臭器
40 エアヒータ
Claims (7)
- 生ごみを撹拌しながら乾燥するドライヤーと、そのドライヤーの排ガス口と乾燥用空気供給口とを結ぶ空気循環ラインと、排ガス口側の空気循環ラインに接続された誘引ファンと、その誘引ファンの吸込側の空気循環ラインに接続された給気ラインと、誘引ファンからの循環空気の一部を排ガスとして大気に放出する排気ラインと、排気ラインに接続され、排気ラインの排ガスを高温にして脱臭する脱臭器と、脱臭後の排気ラインと誘引ファンの吐出側の空気循環ラインに接続され、脱臭器からの高温排ガスと空気循環ラインの循環空気を間接加熱するエアヒータとを備えたことを特徴とする生ごみ乾燥機。
- ドライヤーは、下部が半円筒状に形成され、上部が箱状に形成されたドライヤー本体と、そのドライヤー本体の半円筒状の下部に、水平軸周りに回転自在に設けられ、ドライヤー本体下部に溜まった生ごみを掻き上げて乾燥空気と混ぜて撹拌するミキサーとからなり、ドライヤー本体の上部に生ごみ投入ドアが設けられ、下部に排出ドアが設けられ、ドライヤー本体の中央下部に乾燥用空気供給口が設けられ、ドライヤー本体上部に排ガス口が設けられると共にその排ガス口にバグフィルターからなる除塵器を介して吸入側の空気循環ラインが接続される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
- 誘引ファンがインバータモータで駆動され、ドライヤーの排ガス口に圧力調整器が設けられ、その圧力調整器での圧力が略大気圧となるようにインバータモータで誘引ファンの排気量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
- 空気循環ラインと排気ラインが三方弁を介して接続され、エアヒータからドライヤーの乾燥用空気供給口に至る空気循環ラインに温度計が設けられ、その温度計により、三方弁が切り替えられて、空気循環ラインのエアヒータと排気ラインの脱臭器に流す乾燥空気の比率が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
- 脱臭器には、電気ヒータが設けられ、その脱臭器の排出側の排気ラインに温度計が接続され、その温度計で電気ヒータの発熱量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
- 脱臭器には、燃焼バーナが設けられ、その脱臭器の排出側の排気ラインに温度計が接続され、その温度計で燃焼バーナでの燃焼量が制御される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
- 乾燥用空気供給口に至る空気循環ラインに、ドライヤーでの乾燥終了後に、ドライヤーに冷却用空気を供給する冷却用空気供給ラインが接続される請求項1記載の生ごみ乾燥機。
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- 2007-09-28 JP JP2007253782A patent/JP2009082795A/ja active Pending
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