JP2009081952A - 同期整流駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート耐圧以下でゲートを駆動し、かつターンオフを早くすることで、同時にオンすることを防止し、発振防止のゲート抵抗があっても、ターンオフを早くすることができる同期整流駆動回路を実現する。
【解決手段】還流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの負極端子との間に接続されている第一のゲート電圧駆動回路と、前記整流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの正極端子との間に接続されている第二のゲート電圧駆動回路と、を有し、前記第一のゲート電圧駆動回路および前記第二のゲート電圧駆動回路は、前記整流側電界効果トランジスタ及び前記還流側電界効果トランジスタを交互に導通させることにより、整流側電界効果トランジスタ及び還流側電圧効果トランジスタのターンオフ時にゲート抵抗を介さず、ダイオードを介してゲート電圧を下げるため、ターンオフが速くなるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、同期整流駆動回路に関し、詳しくはスイッチング電源等において用いられる同期整流駆動回路に関する。
図4は、従来の同期整流回路の一例を示す構成図である。図において、MOSFETのゲート電圧に、トランスの巻線電圧をトリガとして利用する構成になっている。
図4は、同期整流回路において、直流電圧1が印加されるトランス4と、トランス4の一次巻線に流れる電流をオン・オフするスイッチング素子3と、スイッチング素子3にオン・オフ制御信号を印加する1次制御部と、二次巻線に誘起されるスイッチング信号を整流平滑化する二次側回路とを備えた構成になっている。
動作としては、フォワード動作19とフライホイール動作20の2種類である。
このような構成からなる同期整流回路において、先ず、フォワード動作19は次の通りである。
1次側のスイッチング素子3がONすることにより、トランス4のA−Bピンに電圧がかかるため、電流が流れる。そして、トランス4のA−Bピンのエネルギーが、トランス4の2次側の巻線に誘起される。トランス4のA−Bピンのエネルギーがトランス4の2次巻線に誘起されることにより、2次側コイルの正極端子Cにトランス4の巻線比に相当する電圧が発生する。2次側コイルの正極端子Cにトランス4の巻線比に相当する電圧が発生した瞬間、正極端子Cの電圧がHiになることにより、整流側電界効果トランジスタ(以下、同期整流(フォワード)MOSFET5という)のゲート電圧がしきい値以上になる。同期整流(フォワード)MOSFET5のゲート電圧がしきい値以上に達することにより、同期整流(フォワード)MOSFET5のソース-ドレイン間が導通し、2次側インダクタ8に向かって電流が流れる。
次に、フライホイール動作20は、次の通りである。
1次側のスイッチング素子3がOFFすることにより、トランス4の電圧が反転する。そして、トランス4の電圧が反転することにより、トランス4の正極端子Cの電圧は降下する。トランス4の正極端子Cの電圧が降下することにより、同期整流(フォワード)MOSFET5のゲート電圧はしきい値以下になる。同期整流(フォワード)MOSFET5のゲート電圧がしきい値以下になることにより、同期整流(フォワード)MOSFET5はOFFする。同期整流(フォワード)MOSFET5がOFFすることにより、トランス4の負極端子Dが逆にHiに反転する。トランス4の負極端子DがHiに反転することにより、還流側電界効果トランジスタ(以下、同期整流(フライホイール)MOSFET7という)のゲートの電圧がしきい値以上になる。同期整流(フライホイール)MOSFET7のゲートの電圧がしきい値以上に達することにより、同期整流(フライホイール)MOSFET7のソース-ドレイン間が導通し、2次側インダクタ8に向かって電流が流れる。
したがって、このフォワード動作19とフライホイール動作20を繰り返すことで、出力電圧10を供給する。また、フォワード動作19とフライホイール動作20をすることで、通常のダイオード整流と同等の動作をし、整流素子の損失を低減することができるようになった。
図5は、従来の同期整流回路の一例を示す構成図である。
図5に示すように、同期整流回路において、トランス29の1次側コイルに接続されている1次側のスイッチング回路としてのアクティブクランプ回路と、トランス29の2次側コイルに接続されている整流回路とを備えた構成になっている。
1次側のアクティブクランプ回路は、主スイッチ25と、補助スイッチ27と、クランプコンデンサ28とを備えた構成になっている。トランス29の1次側コイルには、直流電圧1が接続されている。トランス29の1次側コイルの負極端子と直流電圧1との間に主スイッチ25が接続されている。補助スイッチ27とクランプコンデンサ28との直列接続体が、トランス29の1次側コイルに並列に接続されている。主スイッチ25のゲート電極には、ゲート信号発生回路24が接続されている。また、補助スイッチ27のゲート電極には、ゲート信号発生回路26が接続されている。主スイッチ25のゲート電極および補助スイッチ27のゲート電極には、ゲート信号発生回路24およびゲート信号発生回路26により交互にゲート信号が与えられて交互にオンされる。
2次側の整流回路は、整流側FET30と、還流側FET31と、平滑用コイル32と、平滑用コンデンサ33と、負荷34と、直流バイアスカットコンデンサ35と、ゲート電圧クランプ用FET36と、ゲート電圧クランプ用電源37と、直流バイアスカットコンデンサ38と、ゲート電圧クランプ用FET39とを備えた構成になっている。
整流側FET30は、ドレイン電極がトランス29の2次側コイルの負極端子に接続されている。還流側FET31のドレイン電極は、トランス29の2次側コイルの正極端子と直流バイアスカットコンデンサ38に接続されている。還流側FET31のゲート電極は、トランス29の2次側コイルの負極端子に直流バイアスカットコンデンサ35とゲート電圧クランプ用FET36とを介して接続されている。ゲート電圧クランプ用FET36のドレイン電極には直流バイアスカットコンデンサ35が接続されている。ゲート電圧クランプ用FET36のソース電極には還流側FET31のゲート電極が接続されている。ゲート電圧クランプ用FET39のゲート電極にはゲート電圧クランプ用電源37が接続されている。ゲート電圧クランプ用FET39のドレイン電極とトランス29の正極端子の間に直流バイアスカットコンデンサ38が接続されている。平滑用コイル32は、還流側FET31のドレイン電極と負荷34との間に接続されている。平滑用コンデンサ33は、負荷34と並列に接続されている。平滑用コイル32と平滑用コンデンサ33とは、平滑回路を構成している。ゲート電圧クランプ用FET36とゲート電圧クランプ用電源37とは、ゲート電圧クランプ回路を構成している。
これにより、還流側FET31と同様に整流側FET30のターンオフを速くすることができる。
このような構成からなる同期整流回路において、1次側のアクティブクランプ回路の主スイッチ25と補助スイッチ27とが交互にオンされると、トランス29の2次側コイルには、トランス巻数比に比例した矩形波電圧が発生する。発生した矩形波電圧を整流側FET30と還流側FET31とで整流する。発生した矩形波電圧を整流後、さらに平滑回路を構成する平滑用コイル32と平滑用コンデンサ33で平滑して出力する。
還流側FET31は、トランス29の負極の端子電圧をゲート電圧に利用する。このトランス29の負極の端子電圧に直流バイアスカットコンデンサ35を接続すると、直流バイアスカットコンデンサ35の一方の端子電圧は正負に振れる電圧波形となる。負側に振れることで、還流側FET31のターンオフを速くすることができる。
さらに、直流バイアスカットコンデンサ35と還流側FET31のゲート電極との間にゲート電圧クランプ回路を挿入することにより、端子電圧の正電圧を低く抑えることができる。これにより、端子電圧が負へ振れる時間を短くし、還流側FET31のターンオフを速くすることができる。
上記構成により、整流側FET30及び還流側FET31のターンオフを早くすることで、整流側FET30及び還流側FET31のサージ電圧および電圧の損失を防止することができる。
特許第3022535号公報
しかしながら、図4のような同期整流回路においては、下記のような問題点がある。
DC/DCコンバータは、9V/17A 150Wと高電圧、大電流であるため、トランスの2次側コイル電圧が高く、直接整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタのゲートを駆動すると、ゲート耐圧をオーバーしてしまうという問題がある。
また、上記図4の従来例に示される同期整流回路においては、整流側電界効果トランジスタのゲート容量Cissをゲート抵抗経由で放電させるため整流側電界効果トランジスタのOFFが遅くなるという問題がある。
同様に、還流側電界効果トランジスタのゲート容量Cissをゲート抵抗経由で放電させるため還流側電界効果トランジスタのOFFが遅くなるという問題がある。
そして、現在、所望されている製品が低背(高さ9mm以下)であるため、トランスに別巻線を追加するには狭小であるという問題がある。
次に、図5のような同期整流回路においては、下記のような問題点がある。
整流側FET及び還流側FETとトランス巻線間に接続されるのが直流バイアスカットコンデンサのみで、ゲートに直列に接続するゲート抵抗がないため、整流側FET及び還流側FETの寄生共振(発振)が発生する可能性がある。
整流側FET及び還流側FETの発振が発生した場合、整流側FET及び還流側FETにゲート抵抗を挿入して対策するが、ゲート抵抗を介して整流側FET及び還流側FETのゲート電圧を放電させるため、ターンオフが遅くなってしまうという問題がある。
また、ゲートクランプ用電源用に別途電源を設けなければならない。
本発明は、上記のような従来装置の欠点をなくし、電圧の高い2次巻線電圧を利用して、整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタのゲート耐圧以下でゲートを駆動すること、かつ整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタのターンオフを早くすることにより、整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタが同時にオンすることを防止すること、かつ発振防止のゲート抵抗がある場合においても、ターンオフを早くすることができる同期整流駆動回路を実現することを目的としたものである。
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1では、トランスの2次側コイルに接続されている整流側電界効果トランジスタと還流側電界効果トランジスタとを有し、前記整流側電界効果トランジスタは、ゲート電極が前記トランスの2次側コイルの正極端子に接続され、ドレイン電極が前記トランスの2次側コイルの負極端子に接続され、前記還流側電界効果トランジスタは、ドレイン電極が前記トランスの2次側コイルの正極端子に接続され、ゲート電極が前記トランスの2次側コイルの負極端子に接続されている同期整流回路において、前記還流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの負極端子との間に接続されている第一のゲート電圧駆動回路と、前記整流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの正極端子との間に接続されている第二のゲート電圧駆動回路と、を有し、前記第一のゲート電圧駆動回路および前記第二のゲート電圧駆動回路は、前記整流側電界効果トランジスタ及び前記還流側電界効果トランジスタを交互に導通させることを特徴とする。
請求項2では、請求項1の同期整流駆動回路において、前記第一または第二のゲート電圧駆動回路は、駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極を設定するツェナーダイオードと、駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電圧を下げるためのダイオードと、前記ツェナーダイオードと前記ダイオードの間に接続されているゲート電圧クランプ回路と、を有することを特徴とする。
請求項3では、請求項2の同期整流駆動回路において、前記ゲート電圧クランプ回路は、前記2次側コイルに誘起されるスイッチング信号の電圧を常に一定に制御するレギュレータと、駆動対象の電界効果トランジスタのゲートを駆動するためのゲート抵抗と、を有することを特徴とする。
請求項4では、請求項2または3の同期整流駆動回路において、前記ダイオードは駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極と前記2次側コイルの負極端子あるいは正極端子との間に接続されていることを特徴とする。
請求項5では、請求項4の同期整流駆動回路において、前記レギュレータは前記ダイオードと並列に接続されていることを特徴とする。
請求項6では、請求項3乃至5いずれかの同期整流駆動回路において、前記ゲート抵抗は駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極と前記レギュレータのソース電極との間及び前記ダイオードと前記レギュレータのソース電極との間に直列に接続されていることを特徴とする。
請求項7では、請求項2乃至6いずれかの同期整流駆動回路において、前記ツェナーダイオードは前記レギュレータのゲート電極と駆動対象の電界効果トランジスタのソース電極との間に接続されていることを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明に従うと、同期整流駆動回路において、トランスの2次側コイル電圧が高い場合においても、所望するゲート電圧になるように制御することで、安全に整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタを動作させることができるため、整流側電界効果トランジスタ及び還流側電界効果トランジスタのゲート耐圧を超えることなく、2次側コイル電圧を駆動のトリガ電圧とすることができる。このため、トリガ用別巻線を巻くスペースのない小型、低背トランスの場合においても、巻線電圧を利用して同期整流回路を駆動することができるようになる。
また、整流側電界効果トランジスタのターンオフ時にゲート抵抗を介さずに、ダイオードを介すことによりゲート電圧を下げるため、整流側電界効果トランジスタのOFFを速くすることができる。
そして、還流側電界効果トランジスタのターンオフ時にゲート抵抗を介さずに、ダイオードを介すことによりゲート電圧を下げるため、還流側電界効果トランジスタのOFFを速くすることができる。
次に、ゲート電圧を一定にするように、サージ電圧時及び矩形波の電圧時の際に降圧させる電圧を可変することにより、常に問題なくゲートを駆動することができる。
そして、入力電圧範囲が広い場合においても2次側コイル電圧を駆動のトリガ電圧とすることができる。
以下、図面を用いて、本発明の同期整流駆動回路を説明する。
図1は、本発明の同期整流駆動回路の一実施例を示す構成図である。図において、前記図4と同様のものは同一符号を付して示す。
図1に示すように、トランス4を介して1次側コンデンサ2にて平滑された電圧をスイッチング素子3及びアクティブクランプMOSFET23で駆動し、整流側電界効果トランジスタ(以下、同期整流(フォワード)MOSFET5という)と還流側電界効果トランジスタ(以下、同期整流(フライホイール)MOSFET7という)を用いて同期整流をして、2次側インダクタ8と2次側コンデンサ9にて整流平滑して出力電圧10を供給する構成になっている。
また、図1において、同期整流駆動回路は、1次側制御部と、2次側整流平滑部と、第一のゲート電圧駆動回路6aと第二のゲート電圧駆動回路6bを有している。
1次側制御部において、トランス4は、少なくとも1次側メイン巻線21と2次側出力巻線22を有し、2次側で整流平滑された出力電圧10をセンシングする2次側制御部とスイッチング素子3のオン・オフを制御する構成になっている。
2次側整流平滑部は、同期整流(フォワード)MOSFET5と同期整流(フライホイール)MOSFET7で同期整流をし、そのゲートトリガ信号はトランス4の2次側出力巻線22を利用する。同期整流MOSFET(フライホイール)7のゲートと2次側出力巻線22の負極端子D間には、ゲート駆動電圧を調整する第一のゲート電圧駆動回路6aを有し、同期整流(フォワード)MOSFET5のゲートと2次側出力巻線22の正極端子C間には、ゲート駆動電圧を調整する第二のゲート電圧駆動回路6bを有する構成になっている。
また、図2に示すように、第一のゲート電圧駆動回路6aは、第一のゲート電圧クランプ回路6cと、電圧設定用ツェナーダイオード16と、同期整流(フライホイール)MOSFET7のオフ時に、ゲート電荷を無くすためのダイオード12を有する構成になっている。
同様に、図2に示すように、第一のゲート電圧駆動回路6bは、第二のゲート電圧クランプ回路6dと、電圧設定用ツェナーダイオード15と、同期整流(フォワード)MOSFET5のオフ時に、ゲート電荷を無くすためのダイオード11を有する構成になっている。
そして、図2に示すように、第一のゲート電圧クランプ回路6cは、ゲート抵抗18と、電圧をクランプするレギュレータ14とを有する構成になっている。
同様に、図2に示すように、第二のゲート電圧クランプ回路6dは、ゲート抵抗17と、電圧をクランプするレギュレータ13とを有する構成になっている。
次に、本発明の第1の実施形態である同期整流駆動回路の動作を図2および図3に基づいて説明する。
図3は、スイッチング素子3によって動作するフォワード動作19及びフライホイール動作20の動作波形の例である。
フォワード動作19は、以下のような動作をする。
1次側制御部は、スイッチング素子3のオンの期間に、2次側はフォワード動作19となる。この時、トランス4の2次巻線の正極端子Cにはトランス4の巻線比に比例した電圧が発生する。図2の場合、電源電圧が48Vdc、トランス4の巻線比が8:4なので、48V/8Ts×4Ts=24Vの矩形波が発生する。
図3の動作波形により、同期整流(フォワード)MOSFET5と同期整流(フライホイール)MOSFET7の電圧は低減されているが、サージ電圧があるのでピーク電圧は更に高い電圧になっていることがわかる。同期整流に使用している同期整流(フォワード)MOSFET5と同期整流(フライホイール)MOSFET7は、低オン抵抗(Ron)である必要があるため、60V(Vds)/50A(Id)/16mΩ(Ron)を採用している。
この同期整流(フォワード)MOSFET5及び同期整流(フライホイール)MOSFET7のゲート耐圧は20Vmaxであることにより、2次巻線電圧で直接同期整流(フォワード)MOSFET5及び同期整流(フライホイール)MOSFET7を駆動することが出来ない。
トランス4の2次巻線正極端子Cに電圧が発生することにより、ツェナーダイオード15に電流が流れ、ツェナー電圧の7.5V(図2の場合、7.5V)にクランプされる。
この電圧で、レギュレータ13のゲート電圧を、7.5V一定にするために、レギュレータ13のドレインに入ってきた2次巻線正極端子Cの電圧(約24V)をレギュレータ13によりカットすることで、レギュレータ13のソースには5.5V程度の電圧が出力される。(ゲート電圧7.5V−Vgs2V=5.5V)
この電圧は、同期整流(フォワード)MOSFET5のゲート耐圧より十分低いため、安全に同期整流(フォワード)MOSFET5を駆動することができる。安全に同期整流(フォワード)MOSFET5を駆動することにより、同期整流(フォワード)MOSFET5はON状態になる。
同期整流(フォワード)MOSFET5がONすることにより、図2のフォワード動作19の電流が2次側回路に流れ、出力電圧10を供給する。
この時、トランス4の2次巻線負極端子Dの電圧は、同期整流(フォワード)MOSFET5がONしていることにより、2次側回路のGNDと導通し、0Vになっている。
次に、トランス4の2次巻線負極端子Dの電圧は、0Vであることにより、ツェナーダイオード16、レギュレータ14のドレイン、ソースも0Vとなる。
つまり、同期整流(フライホイール)MOSFET7は、OFF状態になる。
スイッチング素子3がOFFに反転することにより、トランス4の2次巻線正極端子Cの電圧は降下してくる。トランス4の2次巻線正極端子Cの電圧が同期整流(フォワード)MOSFET5のゲート電圧より低くなることにより、ダイオード11が導通し、ゲート電圧をOFF電圧まで急速に引き下げる。
そして、同期整流(フォワード)MOSFET5のゲートがOFF電圧まで下がることにより、同期整流(フォワード)MOSFET5はOFFする。
次に、フライホイール動作20は、以下のような動作をする。
1次側制御部のスイッチング素子3がOFFに反転することにより、今度はトランス4の2次巻線負極端子Dの電圧が、上昇する。
トランス4の2次巻線負極端子Dの電圧が発生することにより、ツェナーダイオード16に電流が流れ、ツェナー電圧(図2の場合、7.5V)にクランプされる。
この電圧で、レギュレータ14のゲート電圧を7.5V一定にするために、レギュレータ14のドレインに入ってきた2次巻線負極端子Dの電圧をレギュレータ14でカットすることにより、ソースには5.5V程度の電圧が出力される。(ゲート電圧7.5V−Vgs2V=5.5V)
レギュレータ14で出力される電圧は、同期整流(フライホイール)MOSFET7のゲート耐圧より十分低いため、安全に同期整流(フライホイール)MOSFET7を駆動することができる。安全に同期整流(フライホイール)MOSFET7を駆動することにより、同期整流(フライホイール)MOSFET7はON状態になる。
同期整流(フライホイール)MOSFET7がONすることにより、フライホイール動作20に移行し、フライホイール動作20の電流が2次側回路に流れ、出力電圧10を供給する。
再び、1次側制御部のスイッチング素子3がONに反転することにより、トランス4の2次巻線負極端子Dの電圧は降下し、正極端子Cの電圧が上昇するため、動作がフライホイール動作20からフォワード動作19へ移行する。
上記フォワード動作19と上記フライホイール動作20を繰り返す。
したがって、このフォワード動作19とフライホイール動作20を繰り返すことで、出力電圧10を供給する。
すなわち、トランス4の2次側コイル電圧が高い場合において、所望するゲート電圧にレベルシフトすることにより、安全に同期整流(フォワード)MOSFET5及び同期整流(フライホイール)MOSFET7を動作させることができる。安全に同期整流(フォワード)MOSFET5及び同期整流(フライホイール)MOSFET7を動作することにより、同期整流(フォワード)MOSFET5及び同期整流(フライホイール)MOSFET7のゲート耐圧を超えることなく、2次側コイル電圧を駆動のトリガ電圧とすることができる。
また、同期整流(フォワード)MOSFET5のターンオフ時には、ゲート抵抗17を介さずに、ダイオード11を介すことによりゲート電圧を下げるため、同期整流(フォワード)MOSFET5のOFFを速くすることができる。
同様に、同期整流(フライホイール)MOSFET7のターンオフ時には、ゲート抵抗18を介さずに、ダイオード12を介すことによりゲート電圧を下げるため、同期整流(フライホイール)MOSFET7のOFFを速くすることができる。
次に、ゲート電圧を一定にするように、サージ電圧時及び矩形波の電圧時の際に降圧させる電圧を可変することにより、常に問題なくゲートを駆動することができる。このため、トリガ用別巻線を巻くスペースのない小型、低背トランスの場合においても、巻線電圧を利用して同期整流回路を駆動することができるようになる。
また、入力電圧範囲が広い場合においても2次側コイル電圧を駆動のトリガ電圧とすることができる。
図1は本発明の同期整流駆動回路の一実施例を示す構成図である。 図2は本発明の同期整流駆動回路の一実施例を示す構成図である。 図3は本発明の同期整流駆動回路の図1のタイムチャートである。 図4は従来の同期整流回路の一例を示す構成図である。 図5は従来の同期整流回路の一例を示す構成図である。
符号の説明
1 直流電圧
2 1次側コンデンサ
3 スイッチング素子
4 トランス
5 同期整流(フォワード)MOSFET
6a 第一のゲート電圧駆動回路
6b 第二のゲート電圧駆動回路
6c 第一のゲート電圧クランプ回路
6d 第二のゲート電圧クランプ回路
7 同期整流(フライホイール)MOSFET
8 2次側インダクタ
9 2次側コンデンサ
10 出力電圧
11、12 ダイオード
13、14 レギュレータ
15、16 ツェナーダイオード
17、18 ゲート抵抗
19 フォワード動作
20 フライホイール動作
21 1次側メイン巻線
22 2次側メイン巻線
23 アクティブクランプMOSFET
24 ゲート信号発生回路
25 主スイッチ
26 ゲート信号発生回路
27 補助スイッチ
28 コンデンサ
29 トランス
30 整流側FET
31 還流側FET
32 平滑用コイル
33 平滑用コンデンサ
34 負荷
35 直流バイアスカットコンデンサ
36 ゲート電圧クランプ用FET
37 ゲート電圧クランプ用電源
38 直流バイアスカットコンデンサ
39 ゲート電圧クランプ用FET

Claims (7)

  1. トランスの2次側コイルに接続されている整流側電界効果トランジスタと還流側電界効果トランジスタとを有し、前記整流側電界効果トランジスタは、ゲート電極が前記トランスの2次側コイルの正極端子に接続され、ドレイン電極が前記トランスの2次側コイルの負極端子に接続され、前記還流側電界効果トランジスタは、ドレイン電極が前記トランスの2次側コイルの正極端子に接続され、ゲート電極が前記トランスの2次側コイルの負極端子に接続されている同期整流回路において、
    前記還流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの負極端子との間に接続されている第一のゲート電圧駆動回路と、
    前記整流側電界効果トランジスタのゲート電極と前記トランスの2次側コイルの正極端子との間に接続されている第二のゲート電圧駆動回路と、
    を有し、
    前記第一のゲート電圧駆動回路および前記第二のゲート電圧駆動回路は、前記整流側電界効果トランジスタ及び前記還流側電界効果トランジスタを交互に導通させることを特徴とする同期整流駆動回路。
  2. 前記第一または第二のゲート電圧駆動回路は、
    駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極を設定するツェナーダイオードと、
    駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電圧を下げるためのダイオードと、
    前記ツェナーダイオードと前記ダイオードの間に接続されているゲート電圧クランプ回路と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の同期整流駆動回路。
  3. 前記ゲート電圧クランプ回路は、
    前記2次側コイルに誘起されるスイッチング信号の電圧を常に一定に制御するレギュレータと、
    駆動対象の電界効果トランジスタのゲートを駆動するためのゲート抵抗と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の同期整流駆動回路。
  4. 前記ダイオードは駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極と前記2次側コイルの負極端子あるいは正極端子との間に接続されていることを特徴とする請求項2または3記載の同期整流駆動回路。
  5. 前記レギュレータは前記ダイオードと並列に接続されていることを特徴とする請求項4記載の同期整流駆動回路。
  6. 前記ゲート抵抗は駆動対象の電界効果トランジスタのゲート電極と前記レギュレータのソース電極との間及び前記ダイオードと前記レギュレータのソース電極との間に直列に接続されていることを特徴とする請求項3乃至5いずれかに記載の同期整流駆動回路。
  7. 前記ツェナーダイオードは前記レギュレータのゲート電極と駆動対象の電界効果トランジスタのソース電極との間に接続されていることを特徴とする請求項2乃至6いずれかに記載の同期整流駆動回路。
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