JP2009081529A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像再生時のユーザの観察状態を判断することで無駄な画像再生を停止させるとともに、この画像再生に起因する電力の消耗を抑える。
【解決手段】 観察者の頭部に装着される装着部と、観察者の頭部に装着部が装着されたときに、該観察者の眼前に配置される画像表示部と、画像表示部における画像表示中に、観察者の少なくとも一方の瞼の開閉動作を検出する動作検出部と、動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から、画像表示部における画像表示が観察されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたことを受けて、画像表示部における画像表示を停止する表示停止手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 観察者の頭部に装着される装着部と、観察者の頭部に装着部が装着されたときに、該観察者の眼前に配置される画像表示部と、画像表示部における画像表示中に、観察者の少なくとも一方の瞼の開閉動作を検出する動作検出部と、動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から、画像表示部における画像表示が観察されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたことを受けて、画像表示部における画像表示を停止する表示停止手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ユーザの頭部に装着して、ユーザの視野に画像を表示するヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
ユーザの頭部に装着して、表示される静止画や動画などを視聴するヘッドマウントディスプレイ装置が知られている。このようなヘッドマウントディスプレイ装置は、ユーザの頭部に装着される装着部と、ユーザの眼前に配置される画像表示部とを備えており、画像表示部によって表示される画像をユーザの眼前で結像させることで、ユーザに画像を観察させている。また、このようなヘッドマウントディスプレイ装置では、装着部に設けられたスピーカなどによって、画像表示部の画像表示に合わせて出力される音声を聴くことができる(特許文献1)。
特開2004−236187号公報
このようなヘッドマウントディスプレイ装置においては、ユーザによる停止操作が行われない限り、画像が再生され続けるのが一般的である。例えば動画を再生しているときにユーザが不意に寝てしまった場合、ユーザが目覚めたときには、ユーザが視聴していない箇所まで動画再生が進んでいたり、動画再生が最後まで進んでしまうことになる。このような場合、動画再生を不必要に行うことから、ヘッドマウントディスプレイ装置の電力を無駄に消耗させてしまうことになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、画像再生時のユーザの観察状態を判断することで無駄な画像再生を停止させるとともに、この画像再生に起因する電力の消耗を抑えることができるようにしたヘッドマウントディスプレイ装置を提供することを目的とする。
第1の発明のヘッドマウントディスプレイ装置は、観察者の頭部に装着される装着部と、前記観察者の頭部に前記装着部が装着されたときに、該観察者の眼前に配置される画像表示部と、前記画像表示部における画像表示中に、前記観察者の少なくとも一方の瞼の開閉動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から、前記画像表示部における画像表示が観察されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたことを受けて、前記画像表示部における画像表示を停止する表示停止手段と、を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記判断手段は、前記動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から得られる単位時間当たりの開閉動作数が予め設定された基準数を超過した場合に、前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたときに、前記画像表示部における画像表示を一時的に停止させる一時停止手段と、前記一時停止手段により前記画像表示部における画像表示が一時的に停止された後に、前記観察者に対して警告動作を実行する警告手段と、を備えていることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、前記警告手段は、記画像表示部における画像表示を引き続き行うか否かを前記観察者に促す画像を前記画像表示部に表示することで、前記警告動作を実行することを特徴とする。
また、第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記装着部は、前記観察者への装着時に該観察者の耳部に当接される耳当て部と、該耳当て部に設けられ、前記画像表示部における画像表示とともに音声を出力する音声出力部とを備えており、前記警告手段は、前記音声出力部を用いて警告音を出力することで、前記警告動作を実行することを特徴とする。
また、第6の発明は、第3〜第5の発明のいずれかにおいて、前記画像表示部における画像表示の開始時、又は画像表示の停止時に操作される操作パネルを備えており、前記表示停止手段は、前記警告手段による警告動作が行われてから所定時間内に前記操作パネルの操作が行われないときに、前記画像表示部における画像表示を停止することを特徴とする。
また、第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記表示停止手段によって画像表示が停止されてから、さらに一定時間経過したときに、装置各部への給電が停止されることを特徴とする。
本発明によれば、観察者の瞼の開閉動作を確認することで、例えばユーザが居眠り状態に入りそうな時には再生表示を停止させることで、視聴されてない再生表示を中止させることができ、無駄な電力の消耗を抑制することができる。
図1及び図2に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、装置本体11と、ターミナル12とから構成されており、装置本体11とターミナル12とはケーブル15などにより接続される。なお、図1及び図2のヘッドマウントディスプレイ装置10の構成は、その一例であり、図の形態に限定されるものではなく、装置本体11にターミナル12が設けられているヘッドマウントディスプレイ装置であってもよい。
装置本体11は、湾曲形状からなる伸縮自在のバンド20と、バンド20の両端に設けられる耳当て部21,22とを備えている。なお、バンド20を湾曲形状とすることで、装置本体11をユーザの頭部に装着したときに、バンド20の付勢力によって耳当て部21,22がユーザの耳部にそれぞれ当接される。耳当て部21,22には、それぞれスピーカ23,24が内蔵され、後述する画像表示部26の画像表示に合わせて音声が出力される。耳当て部22には、支持部25を介して画像表示部26が設けられている。
画像表示部26は、LCD30と、拡大光学系31と、瞼開閉検出部32とを備えている。このLCD30による画像は拡大光学系31により拡大され、ユーザの左眼の眼前で結像される。なお、本実施形態では、ユーザの左眼の眼前で画像を結像する画像表示部としているが、これに限定されるものではなく、ユーザの両眼の眼前で画像を結像する画像表示部であってもよい。
瞼開閉検出部32は、照明光をユーザの眼に照射する発光部32aと、眼で反射した照明光を受光する受光部32bとから構成されている。例えば瞼が開いているときには、照明光は眼で反射するため、受光部32bにおける照明光の受光量は小さくなる。一方、瞼が閉じているときには、照明光は瞼によって反射するが、その反射率が眼の反射率よりも大きいため、受光部32bにおける受光量は大きくなる。この受光部32bにおける受光量の変化を利用して瞼の開閉動作を検出する。
ターミナル12は、LCD30に画像信号を出力するとともに、スピーカ23,24に音声信号を出力する。このターミナル12には、操作パネル35が設けられており、この操作パネル35の操作を受けて、LCD30における画像表示やスピーカ23,24における音声の出力が制御される。なお、ターミナル12に操作パネル35を設けた実施形態としているが、これに限定される必要はなく、例えば、ターミナルとは別に、操作部を設けたり、装置本体に操作パネルを設けることも可能である。
図3は、ヘッドマウントディスプレイ装置10の電気的構成を示すブロック図である。ターミナル12は、動作制御用コントローラ40、再生制御用コントローラ41を備えている。動作制御用コントローラ40は、不図示のCPU、ROM及びRAMを含んで構成され、ヘッドマウントディスプレイ装置10の各部を統括的に制御する。この動作制御用コントローラ40には、操作パネル35が電気的に接続されており、操作パネル35の操作に基づいて、ヘッドマウントディスプレイ装置10が制御される。また、動作制御用コントローラ40には、瞼開閉検出部32が電気的に接続されており、この瞼開閉検出部32からの電気信号に基づいた処理が実行される。なお、符号42は、ヘッドマウントディスプレイ装置10の各部に給電を行う電源部である。なお、この電源部42としては、電池等の直流電源が挙げられる。
再生制御用コントローラ41は、不図示のCPU、ROM及びRAMを含んで構成され、画像表示部26のLCD30における表示制御を行う。このLCDディス30における表示制御とは、例えばLCD30の液晶板30aの制御及びバックライト30bの点灯制御が挙げられる。この他に、再生制御用コントローラ41は、スピーカ23,24における音声の出力制御を行う。なお、符号45は、LCD30のドライバであり、符号46はスピーカ23,24のドライバである。
情報記憶部47は、例えば光学ディスクや、磁気ディスクや、不揮発メモリなどから構成されている。この情報記憶部47は、静止画及び動画などの画像データや、音声データからなるコンテンツ情報が単数、又は複数記憶され、そのいずれかのコンテンツ情報が再生制御用コントローラ41によって読み出される。なお、この情報記憶部47は、ターミナル12に内蔵されていても、ターミナル12に対して着脱自在であってもよい。
次に、本実施形態における処理の流れを図4のフローチャートに基づいて説明する。ステップS1は、操作パネル35による再生操作が行われたか否かを判断する処理である。つまり、操作パネル35は動作制御コントローラ40と電気的に接続されていることから、操作パネル35により再生操作が実行されると、その操作信号が動作制御コントローラ40に入力される。この操作信号を受けて、動作制御コントローラ40は、再生操作が行われたと判断し、ステップS2に進む。一方、このステップS1において操作パネル35による再生操作が行われてないと判断された場合には、ステップS1の処理が引き続き行われる。
ステップS2に進むと、画像表示及び音声の出力を開始する処理である。ステップS1において操作パネル35における再生操作が行われたことが判断されていることから、動作制御コントローラ40は、再生制御コントローラ41に再生開始信号を出力する。これを受けて、再生制御コントローラ41は、情報記憶部47から該当するコンテンツ情報を読み出す。読み出されたコンテンツ情報である画像データと音声データとは画像信号及び音声信号にそれぞれ変換された後、ドライバ45,46にそれぞれ出力される。これにより、画像表示部26のLCD30に画像が表示され、スピーカ23,24から画像に合わせた音声が出力される。このステップS2の処理の後、ステップS3〜S7までの処理が実行される。
ステップS3は、瞼の開閉動作の検出を開始する処理である。つまり、このステップS3においては、瞼開閉検出部32が作動され、その発光部32aからユーザの瞳に向けて照明光が照射される。そして、その反射光を受光部32bにて受光する。この処理の後、ステップS4に進む。
ステップS4は、瞼の開閉動作の検出する処理である。動作制御コントローラ40には、瞼開閉検出部32の受光部32bからの受光信号が入力されていることから、この受光信号を用いて、瞼の開閉動作を検出する。つまり、瞼が開いている場合には、受光部32bからの受光信号の値は小さく、瞼が閉じられると、受光部32bからの受光信号の値が変動し、その値が大きくなる。この受光信号の値が変動することを利用して、瞼の開閉動作を検出する。
ステップS5は、瞼の開閉動作検出されたときに、その検出数をカウントする処理である。
ステップS6は、ステップS5においてカウントされた検出数から、単位時間当たりの開閉動作数Nを算出する処理である。単位時間当たりの開閉動作数Nの算出方法としては、以下の方法が挙げられる。再生開始信号が動作制御コントローラ40から再生制御コントローラ41に再生開始信号が出力されたときに、動作制御コントローラ40に設けられたタイマ(図示省略)を作動させる。そして、動作制御コントローラ40は、再生開始信号が出力されてから瞼の開閉動作が行われるまでの時間を求め、カウントされた検出数を求めた時間で割ることで単位時間当たりの開閉動作数(例えば1分当たりの開閉動作数)Nを算出する。この単位時間当たりの開閉動作数Nは、瞼の開閉動作が検出される度に算出される。単位時間当たりの開閉動作数Nを算出する処理が実行されると、ステップS7に進む。なお、単位時間当たりの開閉動作数Nとしては、上述した方法で算出する他に、例えば1分間毎にカウントされる開閉動作の検出数を単位時間当たりの開閉動作数Nとしてもよい。
ステップS7は、単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0を超過しているか否かが動作制御コントローラ40にて判断する処理である。ユーザが睡眠状態に入る直前には、瞼の開閉動作数が多くなることから、このステップS7の処理を行うことによって、ユーザが睡眠状態に入る直前であるか否かを判断することができる。例えば単位時間当たりの開閉動作数Nが予め設定された基準数N0を超過している(N>N0)場合には、ユーザが睡眠状態に入る直前であり、表示される画像を視聴していないと判断し、ステップS8に進む。一方、単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0以下となる(N≦N0)場合には、ユーザが睡眠状態に入る直前ではなく、表示される画像を視聴していると判断し、ステップS4に進む。なお、基準数は予め実験などから求められた値を用いればよい。
ステップS8は、ステップS7において、単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0を超過していると判定された場合に、画像表示及び音声出力を一時停止する処理である。つまり、ステップS7において、単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0を超過していると判定された場合に、動作制御コントローラ40は、再生制御コントローラ41に向けて一時停止信号を出力する。これを受けて、再生制御コントローラ41は、画像表示、及び音声の出力、つまり再生を一時停止する。
ステップS9は、LCD30に警告表示を行う処理である。再生制御コントローラ41には予め警告表示となる画像データ(警告画像データ)が記憶されており、再生制御コントローラ41は一時停止信号に基づいて再生を一時停止した後で、この警告画像データを読み出し、警告画像信号としてドライバ45に出力する。これを受けて、LCD30において警告表示が実行される。なお、この警告表示としては、例えば「再生を止めますか?」などの表示が挙げられる。この警告表示が行われたときには、再生制御コントローラ41から動作制御コントローラ40に向けて警告開始信号が出力される。この警告表示が行われると、ステップS10に進む。なお、この警告表示は、ステップS10の処理が行われている間も引き続き実行される。
ステップS10は、LCD30における警告表示が行われた後の基準時間T1内に操作パネル35の操作が実行されたか否かを判断する処理である。ステップS10において、再生制御コントローラ41から動作制御コントローラ40に警告開始信号が出力されることを受けて、動作制御コントローラ40は図示しないタイマを作動させる。そして、例えば基準時間T1が経過するまでの間に操作パネル35からの操作信号が入力されない場合に、操作パネル35が操作されていないと判断する。この場合、ステップS11に進む。一方、基準時間T1が経過するまでの間に操作パネル35からの操作信号が入力された場合には、操作パネル35が操作されたと判断する。この場合、ステップS15に進み、操作パネル35の操作に基づいた処理が実行される。なお、この基準時間T1は、少なくとも操作パネル35の操作を行うことができる時間であればよい。
ステップS11は、ステップS10で、基準時間T1が経過するまでの間に操作パネル35が操作されていないと判断された場合、動作制御コントローラ40からドライバ45に対して消灯信号が出力される。この消灯信号を受けて、ドライバ45は、LCD30のバックライト30bを消灯する。
ステップS12は、基準時間T1経過後、さらに基準時間T2(0<T2<T1)が経過するまでの間に操作パネル35が操作されたか否かを判断する処理である。基準時間T2が経過するまでの間に操作パネル35からの動作制御コントローラ40に入力されていない場合、操作パネル35が操作されていないと判断され、ステップS13に進む。一方、基準時間T2が経過するまでの間に操作パネル35からの動作制御コントローラ40に入力された場合、操作パネル35が操作されたと判断され、ステップS15に進む。
ステップS13は、一時停止された画像表示及び音声の出力を自動停止させる処理である。つまり、ステップS12において、基準時間T2が経過するまでの間に操作パネル35が操作されていないと判断された場合、動作制御コントローラ40から再生制御コントローラ41に向けて自動停止信号が出力される。この自動停止信号を受けて、再生制御コントローラ41は、一時停止された再生処理を完全に停止させる。この処理が実行された後、ステップS14に進む。
ステップS14は、ヘッドマウントディスプレイ装置10のオフ処理である。再生制御コントローラ41により再生処理が完全に停止されると、再生制御コントローラ41は、動作制御コントローラ40に対して、停止完了信号を出力する。これを受けて、電源部45によるヘッドマウントディスプレイ装置10の各部への給電が停止させる。これにより、ヘッドマウントディスプレイ装置10がオフとなる。
ステップS15は、ステップS10で基準時間T1が経過するまでの間に操作パネル35の操作が実行されたと判断された場合や、ステップS12で基準時間T2が経過するまでの間に操作パネル35の操作が実行された場合に行われる処理である。例えば操作パネル35によって停止操作が行われた場合には、その旨の操作信号が動作制御コントローラ40に入力される。これを受けて、動作制御コントローラ40は再生制御コントローラ41に再生停止信号を出力する。この再生停止信号に基づいて、再生制御コントローラ41は、ドライバ45,46を介して画像表示や音声の出力を完全に停止させる。
これにより、動画などを視聴しているユーザが睡眠状態に入る直前であると判断され、停止操作を所定時間内に行わなければ、自動的に画像の再生が停止されるので、画像再生が無駄に行われなくなる。このため、画像再生時の電力消費を抑えることができる。また、画像を一時停止させた後告表示を行うことで、ユーザに注意を促すことができる。
本実施形態では、LCD30に警告表示を行うことで、ユーザに注意を促すようにしているが、これに限定される必要はなく、例えば警告音の出力を行うことも可能である。図5は、警告音を出力する場合についての処理の流れを示すフローチャートである。なお、この場合、ヘッドマウントディスプレイ装置10の構成は本実施形態と同一の構成であることから、同一の符号にて説明する。また、ステップS21〜S28については、本実施形態のステップS1〜S8と同一の処理内容であるため、ここでは、説明を省略する。
ステップS28において画像表示及び音声出力を停止する処理が実行されると、ステップS29に進む。
ステップS29は、警告音を出力する処理である。再生制御コントローラ41には、予めアラーム音を出力する際のアラーム音声データが記憶されており、再生制御コントローラ41は、このアラーム音声データを音声信号としてドライバ46に出力する。これにより、スピーカ23,24からアラーム音などの警告音が出力される。再生制御コントローラ41は、音声信号の出力とともに、警告開始信号を動作制御コントローラ40に出力する。
ステップS30は、スピーカ23,24からアラーム音が出力されてから基準時間T3経過したときに、操作パネル35が操作されたか否かを判断する処理である。動作制御コントローラ40は、警告開始信号を受けてタイマを作動させて、経過時間T3経過するまでの間に操作パネル35からの操作信号が入力されたか否かによって、操作パネル35が操作されたか否かを判断する。なお、操作パネル35の操作が行われたと判断された場合にはステップS31に進み、停止パネル35の操作が行われたと判断された場合にはステップS35に進む。
ステップS31は、一時停止されている画像表示及び音声出力を自動停止させる処理である。ステップS30にて操作パネル35が操作されたか否かが判断されている例えば操作パネル35により停止操作が行われると、操作パネル35から動作制御コントローラに向けて停止操作信号が出力される。停止操作信号を受けて、動作制御コントローラ40は、再生制御コントローラ41に再生停止信号を出力する。再生制御コントローラ41は、ドライバ45,46を介して、一時停止された画像表示及び音声出力を完全に停止させる。
ステップS32は、ヘッドマウントディスプレイ装置10のオフ処理である。再生制御コントローラ41により再生処理が完全に停止されると、再生制御コントローラ41は、動作制御コントローラ40に対して、停止完了信号を出力する。これを受けて、電源部45によるヘッドマウントディスプレイ装置10の各部への給電が停止させる。これにより、ヘッドマウントディスプレイ装置10がオフとなる。
ステップS35は、ステップS30で操作パネル35が操作されたと判断された場合に、アラーム音の再生を停止する処理である。この処理が行われた後、操作パネル35が操作されると、操作パネル35の操作に応じた処理が行われる。
なお、このアラーム音の出力と、本実施形態の警告表示とは、それぞれ別個の機能として使用することができるとともに、これら機能を組み合わせることも可能である。つまり、単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0を超過した場合に、アラーム音を出力した後、警告表示を行うようにすることも可能である。また、上記のステップで出力されるアラーム音は、連続的に出力しても良いし、断続的に出力しても良い。
本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置が自動的にオフ処理された後、再度、再生処理を行う場合については記載していないが、例えば再生処理が開始されてから単位時間当たりの開閉動作数Nが基準数N0を超過するまでの経過時間を計測し、ユーザが同じコンテンツ情報を再生する際に、その経過時間に該当する箇所から再生することも可能である。また、この他に、経過時間から所定時間を差し引いた時間、つまり、経過時間の所定時間前から同一のコンテンツ情報を再生させることも可能である。このように経過時間から所定時間前の箇所から同一のコンテンツ情報を再生させることで、ユーザの記憶を呼び起こさせ、コンテンツ再生時の違和感を抑止することができる。なお、ステップS15及びステップS35において、再生続行の操作が選択された場合も、同様の処理を適用してもよい。
本実施形態では、LCDのバックライトを消灯した後、さらに一定時間経過したときにヘッドマウントディスプレイ装置自体をオフにしているが、これに限定する必要はなく、ヘッドマウントディスプレイ装置自体をオフにする必要はなく、LCDのバックライトを消灯した状態で保持させておくことも可能である。つまり、LCDのバックライトを点灯させた場合の電力消費量は大きいことから、LCDディスのバックライトをしょうとするだけでも電力消費を抑えることが可能である。
また、本実施形態では、瞼検出を再生開始後から実行しているが、電源投入後のメニュー表示時など、再生動作以外の動作が行われることを契機として瞼検出及び警告動作などを実行するようにしてもよい。
10…ヘッドマウントディスプレイ装置、11…装置本体、12…ターミナル、26…画像表示部、23,24…スピーカ、30…LCD、30a…液晶板、30b…バックライト、32…瞼開閉検出部、35…操作パネル、40…動作制御用コントローラ、41…再生制御用コントローラ
Claims (7)
- 観察者の頭部に装着される装着部と、
前記観察者の頭部に前記装着部が装着されたときに、該観察者の眼前に配置される画像表示部と、
前記画像表示部における画像表示中に、前記観察者の少なくとも一方の瞼の開閉動作を検出する動作検出部と、
前記動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から、前記画像表示部における画像表示が観察されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたことを受けて、前記画像表示部における画像表示を停止する表示停止手段と、
を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記判断手段は、前記動作検出部における瞼の開閉動作の検出数から得られる単位時間あたりの開閉動作数が予め設定された基準数を超過した場合に、前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記画像表示部における画像表示が観察されていないと判断されたときに、前記画像表示部における画像表示を一時的に停止させる一時停止手段と、
前記一時停止手段により前記画像表示部における画像表示が一時的に停止された後に、前記観察者に対して警告動作を実行する警告手段と、
を備えていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項3記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記警告手段は、記画像表示部における画像表示を引き続き行うか否かを前記観察者に促す画像を前記画像表示部に表示することで、前記警告動作を実行することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項3又は4記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記装着部は、前記観察者への装着時に該観察者の耳部に当接される耳当て部と、該耳当て部に設けられ、前記画像表示部における画像表示とともに音声を出力する音声出力部とを備えており、
前記警告手段は、前記音声出力部を用いて警告音を出力することで、前記警告動作を実行することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記画像表示部における画像表示の開始時、又は画像表示の停止時に操作される操作部を備えており、
前記表示停止手段は、前記警告手段による警告動作が行われてから所定時間内に前記操作部の操作が行われないときに、前記画像表示部における画像表示を停止することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 請求項1〜6いずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記表示停止手段によって画像表示が停止されてから、さらに一定時間経過したときに、装置各部への給電が停止されることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。
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