JP4355849B2 - 記録装置、記録装置の電源制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯テレビ受像機等に好適な記録装置、記録装置の電源制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置として予約録画機能を有するビデオテープレコーダで、録画予約設定時にテープ残量時間を演算することで、予約番組のすべてが記録できない状況の発生を回避するようにしたものが考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開平05−151647号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載した技術は、常時AC電源が供給されている、所謂「据置き」型の機器を対象としたものであり、予約した内容がテープ残量に対応する時間を越えているか否かを唯一の判断材料としている。
【0005】
したがって、電源環境が安定していない携帯型のビデオ録画機器を想定した場合には、予約録画に際して、まず電源をしっかり確保することが肝要であり、その点が上記特許文献1の技術では考慮されていない。
【0006】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電源環境が容易に変化しうる環境下でも、確実に予約録画を実行することが可能な携帯テレビ録画装置、携帯テレビ録画装置の電源制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、電池電源と外部電源に対応した記録装置であって、画像データを取得する画像データ取得手段と、この画像データ取得手段で取得された画像データを記録する記録手段と、この記録手段による画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約手段と、この記録予約手段による記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断手段と、この判断手段で上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告手段と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、更に、上記記録予約手段は、指定した時間に1回だけ記録するか、指定した時間に毎日繰り返し記録するか、指定した時間に毎週繰り返し記録するかを指定して予約することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、更に、上記電源警告手段は、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合であっても、初回の記録の場合には外部電源の接続を促す警告を発することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、更に、上記電源警告手段での警告後に上記外部電源による電源供給がなされた場合にこれを判断し、上記記録予約手段による記録待機状態に復帰する予約復帰制御手段を更に備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、更に、上記記録予約手段は、上記外部電源による電源供給があることを確認した上で記録の待機状態に移行することを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、更に、上記記録予約手段により予約を行う際に、上記外部電源による電源供給がないと判断した場合に外部電源の接続を促す警告を発する電源警告手段と、この電源警告手段での警告後に上記外部電源による電源供給がなされた場合にこれを判断し、上記記録予約手段で予約された記録の待機状態に移行する予約記録制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、更に、電池電源と外部電源に対応した記録装置の電源制御方法であって、画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約工程と、この記録予約工程による記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断工程と、この判断工程で上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告工程と、を有したことを特徴とする。
【0014】
請求項8記載の発明は、更に、電池電源と外部電源に対応した記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約ステップと、この記録予約ステップによる記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断ステップと、この判断ステップで上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を記録装置としてポータブルテレビレコーダに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、同実施の形態に係るポータブルテレビレコーダ1の外観構成を示すもので、矩形厚板状の本体ボディ2を立てた状態で、その正面中央にバックライト付きのカラーTFT液晶パネルでなる表示部3が配設されると共に、その左側にはビデオ機能の「再生」「録画」「停止」「一時停止」「巻戻し」「早送り」を指示するビデオキー4とスピーカ部5とが配置される。
【0021】
また、本体ボディ2正面の表示部3の右側には、リングキー6及び決定キー7と、「MP3」「録画予約」「取消」「機能」の各ファンクションキー8が配置される。
【0022】
リングキー6は、例えばその左右方向にある「−」「+」キーで受信チャンネルを選局指示する一方で、その上下方向にある「△」「▽」キーで上記スピーカ部5またはステレオジャック15に接続されるヘッドホンでの音量を上下調整する。
【0023】
決定キー7は、上記リングキー6の中央に位置し、メニュー項目等を選択している状態で操作することによりその選択している状態を決定する。
【0024】
「MP3」キーは、このポータブルテレビレコーダ1を音楽レコーダ及びプレーヤとして使用する際に操作する。
【0025】
「録画予約」キーは、録画予約の設定当初に操作する。
【0026】
「取消」キーは、各種選択、指示状態を解除する。
【0027】
「機能」キーは、上記以外の詳細な機能メニューを機能メニューの表示を指示する際に操作する。
【0028】
さらに、上記ビデオキー4の上側、本体ボディ2の正面上端から上面にかけて「電源(PWR)」「充電(CHG)」「録画(REC)」の各状態時に点灯あるいは点滅発光するインジケータ部9が配置される。
【0029】
加えて、本体ボディ2の上面には、電源をオン/オフするための電源キー10と、ワンタッチで再生中の動画の位置を指定し、再度再生させるための「しおり」キー11とが配置され、さらに上面後端から背面側にかけてヘリカルアンテナ12が取付けられる。
【0030】
このヘリカルアンテナ12は、図中に矢印Aで示すように水平面に沿って回動可能であり、表示部3を設けた本体ボディ2正面の向きを一定にしたままで、テレビジョン放送電波を最もよい状態で受信できるよう調整可能となる。
【0031】
また、本体ボディ2の左側面には、外部アンテナ入力端子13、AV入力端子14、ヘッドホンを接続するステレオジャック15、及びACアダプタを接続するDCジャック16を設ける。
【0032】
さらに、図示はしないが本体ボディ2の右側面には、メモリカード17を矢印Bに示す方向に挿入して格納するためのメモリカードスロットが設けられ、このメモリカードスロットに格納したメモリカード17を記録媒体としてテレビジョン放送や音声等を記録(録画、録音)する。
【0033】
次に図2により、上記ポータブルテレビレコーダ1の回路構成を示す。
【0034】
同図で、ヘリカルアンテナ12により受信されたテレビジョン放送のRF信号はチューナ21に供給される。
【0035】
このチューナ21は、制御部22から指定されたチャンネル(周波数)を選択して中間周波信号に変換し、これをフィルタリングにより映像中間周波信号と音声中間周波信号とに分離するもので、映像中間周波信号を映像増幅回路23へ、音声中間周波信号を音声検出回路24へそれぞれ出力する。
【0036】
映像増幅回路23は、送られてきた映像中間周波信号を増幅した後に映像検波してビデオ信号とし、さらにビデオ信号に含まれる水平同期信号H−SYNC及び垂直同期信号V−SYNCを分離する一方、ビデオ信号にクロマ処理を施してR,G,Bの3原色からなるクロマ信号を得るもので、分離した水平同期信号H−SYNC及び垂直同期信号V−SYNCとクロマ信号とを映像出力回路25へ出力する。
【0037】
映像出力回路25は、水平同期信号H−SYNC及び垂直同期信号V−SYNCとクロマ信号とに基づいて、カラーTFT液晶表示パネルでなる上記表示部3を制御駆動し、テレビジョン画像を表示させる。
【0038】
一方、音声検出回路24は、チューナ21からの音声中間周波信号を音声検波、FM復調して可聴周波数範囲の音声信号とし、音声増幅回路26へ送出する。
【0039】
音声増幅回路26は、音声検出回路24からの音声信号を制御部22に指定される増幅率をもって音声増幅し、得た信号で上記スピーカ部5を拡声駆動してテレビジョン音声を放音させるか、あるいは上記ステレオジャック15より出力する。
【0040】
制御部22は、CPUとその動作プログラムを記憶したROM、ワークメモリとして動作する一方、後述する録画予約情報等を保持するRAMなどにより構成され、キー入力部27からのキー入力に対応してこのポータブルテレビレコーダ1全体の動作制御を行なうもので、他に計時部28、上記メモリカード17、MPEG回路29、上記インジケータ部9、及び電源コントローラ30が接続される。
【0041】
キー入力部27は、上記ビデオキー4、リングキー6、決定キー7、各ファンクションキー8、電源キー10、及び「しおり」キー11を有し、そのキー操作に伴う操作信号を直接上記制御部22へ入力する。
【0042】
計時部28は、ポータブルテレビレコーダ1の電源のオン/オフに関係なく現在時刻を計時するもので、その時刻情報は制御部22に読出される。
【0043】
MPEG回路29は、例えばMPEG4規格に準拠し、標準モードで解像度:720×480ドット、フレームレート:30フレーム/秒で記録時にビデオ信号を圧縮してメモリカード17に記録させ、再生時にはメモリカード17から読出される、圧縮されているビデオ信号を伸長する。
【0044】
電源コントローラ30は、上記DCジャック16に図示しないACアダプタからの直流電圧が印加されている状態ではこのポータブルテレビレコーダ1内の各回路に該直流電圧による電力を供給する一方で、DCジャック16に図示しないACアダプタからの直流電圧が印加されていない状態ではこのポータブルテレビレコーダ1が内蔵する電池電源の発生する電力を供給する。
【0045】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0046】
図3及び図4は、上記ファンクションキー8中の「録画予約」キーを操作した場合に実行される処理の内容を示すもので、主として制御部22がROMに記憶している動作プログラムに基づいて動作制御を実行する。
【0047】
その処理当初には、まず録画予約のパターン、具体的には設定する時間帯及びチャンネルで「一回」だけ録画するのか、以後「毎日」録画するのか、または以後「毎週」同一の曜日に録画するのかを表示部3に表示されるガイドメッセージにしたがってリングキー6と決定キー7との操作により選択する(ステップS01)。
【0048】
その後、録画の開始時刻、終了時刻及びチャンネルをそれぞれ指定し(ステップS02〜S04)、最後に画質及び音質の相違により例えば「ファイン」「標準」「エコノミー」のいずれかのモードを選択する(ステップS05)。
【0049】
こうして選択されたモードと入力された時間範囲とにより、おおよそ必要な記録容量を概算することができるもので、制御部22はメモリカード17の空き容量をチェックした上で(ステップS06)、設定された予約内容ですべて録画できるだけメモリカード17に空き容量があるか否かを判断する(ステップS07)。
【0050】
ここで、空き容量が充分にある場合には問題ないが、空き容量が不足するものと考えられる場合には、表示部3で例えば
「メモリの残量が不足しています
メモリを差し替えるか、入力内容を変更して下さい」
のようなガイドメッセージを表示し、対処を促しながら(ステップS08)、実際にメモリカード17が差し替えられたか否か(ステップS09)、再入力の指定があったか否か(ステップS10)、を繰返し判断することで、これらの対処のいずれかがなされるのを待機する。
【0051】
しかして、メモリカード17が差し替えられて場合には、上記ステップS09でこれを判断し、上記ステップS06に進んで新たに差し替えられたメモリカード17の空き容量をチェックする。
【0052】
また、再入力の指定があった場合にはステップS10でこれを判断し、再び上記ステップS01の処理からやり直す。
【0053】
しかして、上記ステップS07で設定された予約内容ですべて録画できるだけメモリカード17に空き容量があると判断した場合には、以上で1つの録画予約を終えたものとして、予約を終了するか否か、換言すればさらにまだ他の録画予約を行なうか否かを選択させる操作を促してその操作結果により判断する(ステップS11)。
【0054】
ここで、予約を終了せず、まだ他の録画予約を続行するとの操作がなされた場合には、再度上記ステップS01からの処理に戻って、メモリカード17の空き容量の範囲内で他の録画予約に関する処理を続行する。
【0055】
そして、メモリカード17の空き容量に記録できるだけの録画予約をすべて実行した後に予約を終了するとの操作がなされるとステップS11でこれを判断し、それまでに録画予約された入力情報をすべて制御部22内部に一括して保持設定した後に(ステップS12)、その時点で上記DCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されているか否かを電源コントローラ30からの信号により判断する(ステップS13)。
【0056】
ここでDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されていないと判断した場合には、このまま予約録画の状態に移行しても、電池電源のみで最後まで予約録画動作を実行し得るとは考えられないものとして、ACアダプタの接続を促す警告メッセージを表示部3で表示しながら(ステップS14)、実際にDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されたか否かを判断する(ステップS15)、という処理を繰返し実行することにより、ACアダプタからの電源供給がなされるのを待機する。
【0057】
図5は、このとき表示部3でひしされる警告メッセージを例示するもので、ここでは、警告を表す大きな感嘆符「!」と共にメッセージ
「ACアダプタを
接続してください」
と表示することにより、このポータブルテレビレコーダ1の録画予約を行なっているユーザに警告を発している。
【0058】
しかして、ステップS15でDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されたと判断するか、あるいは上記ステップS13ではじめからDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されていると判断した場合には、あらためて録画予約の状態に移行するべく、必要な操作、例えば決定キー7あるいは電源キー10の操作を促すメッセージを表示した上で(ステップS16)、実際にそのキー操作がなされるのを待機する(ステップS17)。
【0059】
そして、上記ステップS17で必要なキー操作がなされたと判断すると、予約録画の待機状態に移行し(ステップS18)、以後上記DCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されているか否か(ステップS19)、計時部28の計時する現在の時刻が保持している予約録画の開始時刻となったか否か(ステップS20)を繰返し判断しながら、予約録画の開始時刻となるのを待機する。
【0060】
この予約録画の待機状態において、なんらかの事故等の発生によりDCジャック16に接続されているACアダプタが外れてしまった場合、あるいはそのACアダプタ側のコンセントが外れてしまった場合などを含め、DCジャック16に印加されていた直流電圧が途絶えてしまった場合に上記ステップS19でこれを判断し、次にその時点でDCジャック16への直流電圧の印加が必要であるか否かを判断する(ステップS21)。
【0061】
これは、例えば予約録画で毎日または毎週の録画を予約している場合に、携帯使用が前提のポータブルテレビレコーダ1でACアダプタの接続を外す度毎に警告メッセージが表示されてしまうのを防止するための判断であり、上記ステップS01で選択した録画のパターンが毎日または毎週ではなく、1回だけの録画である予約がなされているか否か、及び、毎日または毎週の録画のパターンの録画予約がなされている場合で且つその初回の予約録画をまだ実行していないかどうかにより判断する。
【0062】
しかして、ステップS21でDCジャック16への直流電圧の印加が必要であると判断すると、そのまま予約した開始時刻になって録画を実行したとしても、電池電源のみで最後まで予約録画動作を実行し得るとは考えられないものとして、ACアダプタの接続を促す警告メッセージを表示部3で表示しながら(ステップS22)、実際にDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されたか否かを判断する(ステップS23)、という処理を繰返し実行することにより、ACアダプタからの電源供給がなされるのを待機する。
【0063】
図6は、このとき表示部3でひしされる警告メッセージを例示するもので、ここでは、警告を表す大きな感嘆符「!」と共にメッセージ
「ACアダプタが
外れてしまいました
接続しなおしてください」
と表示することにより、このポータブルテレビレコーダ1の録画予約を行なっているユーザに警告を発している。
【0064】
しかして、ステップS23でDCジャック16にACアダプタからの直流電圧が印加されたと判断するか、あるいは上記ステップS21でDCジャック16への直流電圧の印加が必要ではないと判断した場合には、続いて上記ステップS20に進み、再び予約された開始時刻となるまで予約録画の待機状態に復帰する。
【0065】
その後、予約された開始時刻となった時点でステップS20によりこれを判断すると、以後、選択された録画モード、チャンネルでの録画処理を実行しながら(ステップS24)、今度は現在の時刻がその予約録画の終了時間となったか否かを判断する(ステップS25)、という処理を繰返し実行することにより、予約録画処理を続行する。
【0066】
そして、ステップS25で終了時刻となったと判断した時点で予約録画の処理を停止し、1つの予約録画を完了したものとして、次に他にも予約録画した内容があるか否かを判断する(ステップS26)。
【0067】
ここで、まだ他にも予約録画した内容があると判断した場合には、再び上記ステップS19からの処理に戻って、次の予約録画に備える待機状態に移行する。
【0068】
一方、ステップS26で他に予約録画した内容はないと判断すると、以上で予約録画に関する一切の処理を終了したものとし、それ以上の無駄な電力消費を避けるために電源を完全にオフする。
【0069】
このように、予約録画の入力設定時にACアダプタからの直流電圧の印加がDCジャック16になされていない場合には、上記図5に例示した如く表示部3でこれを警告してユーザに報知し、ACアダプタが正しく接続されるようにした。
【0070】
これにより、ACアダプタからの安定した、且つ電源容量を心配する必要がない電源供給状態を確保した上で予約録画の待機状態に移行するようにしたため、不安定な内蔵電池による電源供給状態のまま予約録画の待機状態に移行してしまうようなことを確実に回避できる。
【0071】
加えて、一旦録画予約の待機状態となった後も、ACアダプタとの接続が途絶え、DCジャック16に直流電圧が供給されなくなった場合に、上記図6に例示した如く表示部3でこれを警告してユーザに報知し、ACアダプタが再度正しく接続されるようにした。
【0072】
これにより、ACアダプタからの安定した、且つ電源容量を心配する必要がない電源供給状態を取得してから予約録画の待機状態に復帰するようにしたため、待機状態でDCジャック16へのACアダプタの接続がなんらかの要因により外れてしまったとしても、これをユーザに警告することにより、接続が外れたままで予約録画の待機状態を続行してしまうようなことを回避できる。
【0073】
なお、上記図6にも示したステップS22でのメッセージ表示に際しては、併せてスピーカ部5よりアラーム音等を一定時間だけ、あるいは一定時間周期で間欠的に拡声出力するものとしてもよい。
【0074】
なお、上記実施の形態は、本発明をポータブルテレビレコーダ1に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、例えばテレビチューナを備えたノートブックタイプのパーソナルコンピュータなどにも容易に適用することが可能である。
【0075】
さらにテレビチューナを備えていなくても、テレビ放送を受信するのではなくインターネットに接続し、ネット上で配信される画像データを記録するストリーミング放送にも適用することができる。
【0076】
また、今後テレビ放送がデジタル放送になっても同様にデジタル放送が受信可能なチューナを備えたポータブルテレビレコーダやノートブックタイプのパーソナルコンピュータに適用できることは言うまでもない。
【0077】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0078】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、記録予約の待機状態で外部電源との接続が途絶えてしまった場合にこれを警告してユーザに報知するようにしたため、待機状態で例えば外部電源との接続が誤って外れてしまった場合などでも、そのまま電池電源による電源供給の状態で予約記録の待機状態に移行してしまうようなことを回避でき、更に、複数回繰り返し記録することが指定されている場合には警告を発せず、1回だけ記録することが指定されている場合に警告を発するようにしたので、携帯使用が前提のポータブルな記録装置でACアダプタの接続を外す度毎に警告メッセージが表示されてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係るポータブルテレビレコーダの外観構成を示す斜視図。
【図2】 同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態に係る録画予約時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】 同実施の形態に係る録画予約時の処理内容を示すフローチャート。
【図5】 同実施の形態に係る警告メッセージの表示画面を例示する図。
【図6】 同実施の形態に係る警告メッセージの表示画面を例示する図。
【符号の説明】
1…ポータブルテレビレコーダ、2…本体ボディ、3…表示部、4…ビデオキー、5…スピーカ部、6…リングキー、7…決定キー、8…ファンクションキー、9…インジケータ部、10…電源キー、11…「しおり」キー、12…ヘリカルアンテナ、13…外部アンテナ入力端子、14…AV入力端子、15…ステレオジャック、16…DCジャック、17…メモリカード、21…チューナ、22…制御部、23…映像増幅回路、24…音声検出回路、25…映像出力回路、26…音声増幅回路、27…キー入力部、28…計時部、29…MPEG回路、30…電源コントローラ。
Claims (8)
- 電池電源と外部電源に対応した記録装置であって、
画像データを取得する画像データ取得手段と、
この画像データ取得手段で取得された画像データを記録する記録手段と、
この記録手段による画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約手段と、
この記録予約手段による記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断手段と、
この判断手段で上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告手段と、
を具備したことを特徴とする記録装置。 - 上記記録予約手段は、指定した時間に1回だけ記録するか、指定した時間に毎日繰り返し記録するか、指定した時間に毎週繰り返し記録するかを指定して予約することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 上記電源警告手段は、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合であっても、初回の記録の場合には外部電源の接続を促す警告を発することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 上記電源警告手段での警告後に上記外部電源による電源供給がなされた場合にこれを判断し、上記記録予約手段による記録待機状態に復帰する予約復帰制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 上記記録予約手段は、上記外部電源による電源供給があることを確認した上で記録の待機状態に移行することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 上記記録予約手段により予約を行う際に、上記外部電源による電源供給がないと判断した場合に外部電源の接続を促す警告を発する電源警告手段と、
この電源警告手段での警告後に上記外部電源による電源供給がなされた場合にこれを判断し、上記記録予約手段で予約された記録の待機状態に移行する予約記録制御手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 電池電源と外部電源に対応した記録装置の電源制御方法であって、
画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約工程と、
この記録予約工程による記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断工程と、
この判断工程で上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告工程と、
を有したことを特徴とする記録装置の電源制御方法。 - 電池電源と外部電源に対応した記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
画像データの記録を指定した時間に実行することを予約する場合に、1回だけ記録するか複数回繰り返し記録するかを指定して予約する記録予約ステップと、
この記録予約ステップによる記録の待機状態で上記外部電源による電源供給が途絶えた時点でこれを判断する判断ステップと、
この判断ステップで上記外部電源による電源供給が途絶えたと判断した場合に、上記記録予約手段により複数回繰り返し記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発せず、上記記録予約手段により1回だけ記録することが指定されている場合には外部電源の接続を促す警告を発する電源警告ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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