JP2005260829A - 移動式情報端末装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
移動式情報端末装置において、通話状態や通信状態などを継続したまま、放送データも取得可能にする。
【解決手段】
通話状態や通信状態を形成するための操作がオン状態にあるか否かを判定し、判定の結果、番組予約された時刻に上記操作がオン状態にあるときは、受信放送データの記録を開始する。また、該オン状態が終了したときは、該受信放送の記録を継続するとともに、上記記録した放送データの番組を再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機やカーナビなどの移動式情報端末装置に係り、特に、テレビ放送などを受信可能なものに関する。
近年、携帯電話機などにおいても、テレビなどの放送受信機能を有するようになってきている。これらの携帯端末では、ユーザの操作が頻繁であったり、あるいは外部からの割込みが発生したりする。これに対応するための技術としては、例えば、特開2003−111004号公報(特許文献1)に記載された技術がある。該公報には、テレビ番組視聴中に着信があった場合、自動的に録画を開始し、通話終了後に記録データを読み出して追いかけ再生を行うとする技術が記載されている。
特開2003−111004号公報
上記公報記載の従来技術の場合、例えば、視聴するテレビ番組などの開始時刻に携帯端末装置が電話通話の状態やメール編集・通信の状態にある場合、ユーザは、該電話通話やメール編集・通信を中断してテレビ番組などの視聴を始めるか、該テレビ番組などの視聴をあきらめて電話通話やメール編集・通信を続けるかのいずれか一方を選択する必要がある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、移動式情報端末装置において、視聴するテレビ番組などの開始時刻に装置が電話通話やメール通信などの状態にある場合でも、該状態を継続したまま、該テレビ番組などの放送データも取得することができるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、使い勝手性の良い移動式情報端末装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、カーナビや携帯電話機などを含む移動式情報端末装置において、カーナビなどにおける移動情報取得状態、携帯電話機などにおける入力・編集・閲覧状態、通話状態または通信状態を形成するための操作がオン状態にあるか否かを判定し、判定の結果、番組予約された時刻に上記操作がオン状態にあるとされるときは、該番組予約された受信放送データの記録を開始する。また、該オン状態が終了したとされるときは、該受信放送データの記録を継続するとともに、上記記録した放送データの番組を再生する。
具体的には、上記を基本要件とする移動式情報端末装置及びその制御方法を、本発明として提案する。
本発明によれば、移動式情報端末装置において、通話状態や通信状態などにあるときにも、該状態を継続したまま、テレビ番組などの放送データも取得することができ、装置の使い勝手性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図8は、本発明の実施例としての移動式情報端末装置の説明図である。図1は、本発明の実施例としての携帯電話機のハードウェア構成の概要を示す図、図2は、図1の携帯電話機における番組視聴データの説明図、図3は、図1の携帯電話機における視聴開始処理の説明図、図4は、図1の携帯電話機におけるメッセージの表示例を示す図、図5は、図1の携帯電話機における監視処理の説明図、図6は、図1の携帯電話機におけるメッセージの表示例を示す図、図7は、図1の携帯電話機における記録可能時間の説明図、図8は、図1の装置における再生処理の説明図である。
図1において、100は携帯電話機、101は、周辺部の制御やデータ処理や通信に関わる各種プログラムの実行を行う制御手段としてのシステム制御部、102は、携帯電話機における入力・編集・閲覧状態、電話の通話状態またはメール通信等の通信状態などを形成するための操作を行う操作手段を含み、該操作により該通話状態または通信状態を形成する携帯電話部、103は、LCD(Liquid Crystal Device)ディスプレイ及びLCDの制御ソフトウェアを備えた表示制御部、104は、例えば、スピーカと該スピーカの制御ソフトウェアを含んで成る音出力制御部、105は、RAM、Flash ROMなどで構成され、放送番組を予約する予約手段を含み、携帯電話機100に関する番組予約情報など各種設定情報を保存する設定記録部、106は、音出力制御部104を介して、各種警告音を発生させる警告音発信部、107は、例えばファイルシステムで構成され制御手段の一部を形成するストレージ制御部、108は、Flash ROMなどで構成され、受信放送を記録する放送記録手段としてのデータストレージ、109は、アンテナ、チューナ及びそれらを制御するソフトウェアを備えて構成される放送受信手段としてのテレビ放送受信部、111は、上記テレビ放送受信部109の出力をデマックスし、必要なデータの取り出しを行うDEMUX、110は、制御手段の一部を形成し、テレビ放送受信部109から受信した放送データをストレージ制御部107に渡したり、DEMUX111に渡したりする切り替え制御部、112は、上記DEMUX111から受け取る映像データのデコード処理を行い、上記表示制御部103を介して出力する映像出力部、113は、上記DEMUX111から受け取る音声データのデコード処理を行い、上記音出力制御部104を介して出力する音声出力部である。DEMUX111と映像出力部112と音声出力部113は、番組再生手段を形成する。以下の説明中で用いる図1の構成要素には、図1の場合と同じ符号を付す。
図2は、上記図1の携帯電話機100における番組視聴予約データの説明図である。
図2において、200は番組視聴予約データである。番組視聴予約データ200としては、視聴する番組の開始時刻201とチャンネル202とをペアで記録する。開始時刻201としては、年月日及び時間を記録する。チャンネル202としてはチャンネル番号を記録する。該番組視聴予約データ200は、放送番組を予約するための予約手段を含んで構成される設定記録部105に保存される。
図3は、図1の携帯電話機100において、上記番組予約データ200に登録された開始時刻201になったときに起動する視聴開始処理の説明図である。
図3において、300は視聴開始処理である。
視聴開始処理300において、
(1)制御手段としてのシステム制御部101は、携帯電話部102の状態を検出し、該携帯電話部102の操作手段がオン状態にあるか否かを判定する(ステップS301)。本実施例の携帯電話機100の場合、操作手段のオン状態とは、例えば、通話中、メール作成中、メール受信中、WWW(World Wide Web)サーバアクセス中、ホームページ閲覧中などの状態をいう。該オン状態の定義は、携帯電話機毎に異なってもよい。また、ユーザ毎に異なってもよい。
(2)上記判定の結果、操作手段がオン状態であるとされる場合は、番組開始時刻(=番組予約された時刻)になったときまたはその直前などに、システム制御部101は、番組開始時刻になった旨または番組開始時刻になる旨の警告を発信させるようにする(ステップS302)。該警告は、例えば、図4に示すように画面に警告メッセージを表示したり、または警告音を発したりする方法がある。なお、本ステップS302は、場合によっては省いてもよい。
(3)システム制御部101は、データストレージ108に対し、開始時刻201に対応するチャンネル202の番組の放送データの記録を開始させる(ステップS303)。すなわち、システム制御部101が、切り替え制御部110を制御し、ストレージ制御部107を介してデータストレージ108に、テレビ放送受信部109で受信した放送データを記録させる。
(4)システム制御部101とストレージ制御部107は、携帯電話機100に放送データを記録可能な残り時間を監視する処理(監視処理)を起動する(ステップS304)。
(5)ステップS301における判定の結果、操作手段がオン状態でないとされた場合は、システム制御部101は、テレビ放送受信部109が受信した放送データを番組再生手段に入力して再生処理を実行させる(ステップS305)。
図5〜図7は、放送データを、データストレージ108に記録可能な残り時間の監視処理310についての説明図である。該残り時間が少なくなった場合にはユーザに対して警告し、記録が間もなく不可能となる旨を知らせる。
図5において、
(1)制御手段としてのシステム制御部101またはストレージ制御部107は、データストレージ108において記録可能な残り時間を演算する(ステップS311)。
記録可能な残り時間は、録画開始時のデータストレージ108の空き容量と時間当り(例えば1秒当り)の記録容量、記録時間から演算する方法、空き容量の減り具合から演算する方法などがある。
(2)システム制御部101またはストレージ制御部107は、上記ステップS311で演算した残り時間が所定の時間以上(例えば3分以上)か否かを判定する(ステップS312)。
(3)システム制御部101は、上記ステップS312の判定の結果、残り時間が所定の時間以上の場合は、そのまま監視処理を終了させる。
(4)上記ステップS312の判定の結果、残り時間が所定の時間より短い場合、システム制御部101は警告を発信させる(ステップS313)。警告の方法としては、例えば、図6に示すようなメッセージを表示する方法や、図7に示すように画面に常に残り時刻を表示する方法や、警告音を発する方法などがある。なお、警告音を発する場合は、残り時間に応じて間隔を変更する、例えば、残り時間が短いほど警告音の間隔を短くするなど、ユーザにわかり易く使い勝手の良い方法とする。また、残り時間の間隔を変更せずに、音を変える、例えば、警告音の音階を低音から高音に変化させ、残り時間が短いほど高音を発するようにしてもよい。
(5)上記ステップS313の動作終了後は、一定時間の経過後に、再度、監視処理310を実行するようにしてもよいし、ステップS311の動作に戻ってもよい。
図8は、ユーザが通話やメール通信などの操作をやめた場合すなわち操作手段がオン状態を終了した場合に実行する再生処理320についての説明図である。
図8において、再生処理320では、
(1)制御手段としてのシステム制御部101とストレージ制御部107は、データストレージ108が放送データを記録中か否かを判定する(ステップS321)。
(2)ステップS321における判定の結果、放送データを記録中の場合は、記録をしながら再生を行ういわゆる追いかけ再生を開始する(ステップS322)。該追いかけ再生時は、切り替え制御部110により、ストレージ制御部107を介してデータストレージ108にテレビ放送受信部109の出力を記録するとともに、該ストレージ制御部107から、データストレージ108に記録されている放送データを読み出して、DEMUX111に入力する。
(3)上記ステップS321における判定の結果、放送データを記録中でない場合は再生処理320の動作を終了させる。
上記本発明の実施例によれば、携帯電話機100において、予約された番組開始時刻にユーザが通話などの操作を行っていた場合すなわち操作手段がオン状態の場合には自動的に放送データの記録を開始し、ユーザの該操作が終了したときすなわち操作手段がオン状態を終了したときに、番組の先頭から追いかけ再生をすることで、ユーザは番組の開始時刻を気にすることなく通話やメール通信などの操作を行うことができる。また、記録可能な残り時間が少なくなった場合には警告を出すことにより、ユーザに番組の一部が見られなくなる可能性を前もって通知することができ、利便性を向上させることができる。
なお、上記実施例では、移動式情報端末装置が携帯電話機である場合の一例につき述べたが、本発明はこれに限定されず、例えば、移動式情報端末装置がカーナビなどであってもよい。また、移動式情報端末装置は、デジタル式のものでもあってもよいし、アナログ式のものであってもよい。
本発明の実施例としての携帯電話機の構成例図である。 図1の携帯電話機における番組視聴データの説明図である。 図1の携帯電話機における視聴開始処理の説明図である。 図1の携帯電話機におけるメッセージの表示例図である。 図1の携帯電話機における監視処理の説明図である。 図1の携帯電話機におけるメッセージの表示例図である。 図1の携帯電話機における記録可能時間の説明図である。 図1の携帯電話機における再生処理の説明図である。
符号の説明
100…携帯電話機、
101…システム制御部、
102…携帯電話部、
103…表示制御部、
104…音出力制御部、
105…設定記録部、
106…警告音発信部、
107…ストレージ制御部、
108…データストレージ、
109…テレビ放送受信部、
110…切り替え制御部、
111…DEMUX、
112…映像出力部、
113…音声出力部、
200…番組視聴予約データ。

Claims (5)

  1. 移動情報取得機能、通話機能または通信機能を有する移動式情報端末装置であって、
    放送を受信する放送受信手段と、
    入力・編集・閲覧状態、通話状態または通信状態を形成するための操作を行う操作手段と、
    放送番組を予約する予約手段と、
    受信放送を記録する放送記録手段と、
    上記操作手段がオン状態にあるか否かを判定するとともに、該判定結果に基づき上記放送記録手段を制御する制御手段と、
    を具備し、上記番組予約された時刻に上記操作手段がオン状態にあるとされるとき、受信放送の記録を開始する構成としたことを特徴とする移動式情報端末装置。
  2. 移動情報取得機能、通話機能または通信機能を有する移動式情報端末装置であって、
    放送を受信する放送受信手段と、
    入力・編集・閲覧状態、通話状態または通信状態を形成するための操作を行う操作手段と、
    放送番組を予約する予約手段と、
    受信放送を記録する放送記録手段と、
    記録した番組を再生する番組再生手段と、
    上記操作手段がオン状態にあるか否かを判定するとともに、該判定結果に基づき上記放送記録手段及び上記番組再生手段を制御する制御手段と、
    を具備し、上記番組予約された時刻に上記操作手段がオン状態にあるとされるときは、受信放送の記録を開始し、該オン状態が終了したとされるときは、該受信放送の記録を継続するとともに、上記記録した番組を再生する構成としたことを特徴とする移動式情報端末装置。
  3. 上記制御手段は、上記放送記録手段が記録可能な時間が所定時間以下となる場合に警告を発するように制御する構成である請求項1または請求項2に記載の移動式情報端末装置。
  4. 上記制御手段は、上記放送記録手段で受信放送の記録が開始されるとき、該開始を表示または報知する構成である請求項1または請求項2に記載の移動式情報端末装置。
  5. 移動情報取得機能、通話機能または通信機能を有する移動式情報端末装置の制御方法であって、
    放送番組を予約するとともに、放送を受信するステップと、
    入力・編集・閲覧状態、通話状態または通信状態を形成するための操作がオン状態にあるか否かを判定するステップと、
    上記番組予約された時刻に、上記判定の結果、上記操作がオン状態にあるとされるときは、受信放送の記録を開始するステップと、
    を備えたことを特徴とする移動式情報端末装置の制御方法。
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