JPH0589557A - リモートコントロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモコン上に表示手段を設け、その表示手段
にタイマー予約情報を表示させて、簡単にタイマー予約
設定が行えることを目的とした。 【構成】 タイマー予約情報をワイヤレスにて送信する
送信手段を備えるＶＴＲ１と、ＶＴＲ１からのタイマー
予約情報を受信する受信手段を備えたリモコン４におい
て、前記受信したタイマー予約情報を映出する表示手段
６と、タイマー予約情報を設定する設定手段６０と、タ
イマー予約情報を記憶する記憶手段６１と、タイマー予
約情報をＶＴＲ１に転送する転送手段９とを備え、タイ
マー予約設定終了後、転送手段７を操作することで記憶
されたタイマー予約情報をＶＴＲ１に送出し、ＶＴＲ１
でタイマー予約情報を保持する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、タイマー予約設定機能
を備えたリモートコントロール装置（以下リモコン）に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、磁気記録再生装置等のタイマー予
約設定方法として、例えば、特開昭５９−２０２７７８
号公報（Ｈ０４Ｎ５／４４）に記載されているように、
テレビジョンディスプレイ上にタイマー予約情報を表示
させながら、磁気記録再生装置の本体、或るいはリモコ
ン等に配されたタイマー予約設定キーを操作して、タイ
マー予約を行うという装置が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前述する従
来技術の場合、タイマー予約設定、或るいはタイマー予
約確認時は、テレビジョン放送、或るいはＶＴＲの再生
画面を消去してタイマー予約情報のみをテレビジョンデ
ィスプレイ上に表示させているので、例えばテレビジョ
ン放送、またはＶＴＲの再生画を視聴しながら、タイマ
ー予約設定、或るいはタイマー予約確認を行うときな
ど、テレビジョン放送、またはＶＴＲの再生を中断しな
ければならず非常に不便であった。

【０００４】また、例えば新聞等を見ながらタイマー予
約設定を行うときは、新聞、テレビジョンディスプレ
イ、及び磁気記録再生装置の本体、或るいはリモコン等
に配されるタイマー予約設定キーを夫々見ながら行うた
め、タイマー予約設定作業が非常に繁雑になるという欠
点があった。さらに、タイマー予約設定した内容を確認
するときは、テレビジョンディスプレイ上に表示させて
確認するため、遠く離れた位置からではテレビジョンデ
ィスプレイ上に表示された文字が小さく判りづらいとい
う欠点があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明のリモコンは、磁気記録再生装置よりワイヤレスに
て送信されたタイマー予約情報を受信する受信手段と、
受信したタイマー予約情報を映出する表示手段と、タイ
マー予約情報を設定する設定手段と、設定されたタイマ
ー予約情報を記憶する記憶手段と、記憶されたタイマー
予約情報を磁気記録再生装置に転送する転送手段とを夫
々具備したことを特徴とする。

【０００６】

【作用】よって、本発明によれば、タイマー予約設定、
或るいはタイマー予約確認時、磁気記録再生装置よりタ
イマー予約情報がワイヤレスにてリモコンに送信され、
タイマー予約情報がリモコンの表示手段に映し出され、
使用者はこの表示画面を見ながらタイマー予約情報の設
定、或るいは確認が可能となる。

【０００７】

【実施例】図１及至図４を参照しつつ本発明の一実施例
を説明する。図１において、１は通常の記録再生機能を
備えたビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）である。２はテ
レビジョン受像機（ＴＶ）である。このＴＶ２はチュー
ナ（図示せず）を内蔵するとともに図示しないＴＶ用リ
モコンにより制御され、例えば内蔵したチューナにより
選局した映像とＶＴＲ１からの映像信号を選択的に映し
出す。４はＶＴＲ１用のリモコンである。Ａはリモコン
用信号であり、リモコン４より送出されてＶＴＲ１を制
御する。６はリモコン１４に設けられたブラウン管また
は液晶表示部であり、映像信号を映出する表示手段を形
成している。ＶＴＲ１は映像信号及び音声信号をワイヤ
レス信号Ｂとして送出する。リモコン４はこの信号Ｂを
受信して表示手段６に映し出す。

【０００８】図２にＶＴＲ１のブロック図を示す。尚、
一点鎖線内は映像信号、音声信号及びタイマー予約情報
を送信する送信部１００である。

【０００９】図２において、１１は映像信号入力端子で
あり、ＶＴＲに内蔵されたチューナ（図示せず）にて選
局された映像信号或るいは再生された映像信号を入力す
る。１２は映像信号のノイズ除去のためのローパスフィ
ルタ、１３はプリエンファシス処理するためのプリエン
ファシス回路、１４は映像信号を所定のホワイトレベル
とぺデスタルレベルに固定するためのホワイト・ダーク
クリップ回路、１５は映像信号をワイヤレス信号に変換
するためのＦＭ変調回路、１６は増幅回路、１７は加算
回路である。

【００１０】また、１８は音声信号入力端子であり、通
常は上述した映像信号と同期して入力される。１９はプ
リエンファシス処理するためのプリエンファシス回路、
２０はリミッタ回路、２１は音声信号をワイヤレス信号
に変換するためのＦＭ変調回路、２２は増幅回路であ
る。したがって、映像信号と音声信号は加算回路１７で
加算され、ＬＥＤ駆動回路２３、ＬＥＤ２４により赤外
線にて送出される。

【００１１】一方、２５はＶＴＲ１用リモコン４より送
出されたリモコン用信号Ａを受信するためのＬＥＤ、２
６は増幅回路、２７はリモートコントロール用信号Ａの
データコードを解析してＶＴＲを通常動作モード、或る
いはタイマー予約モードに制御する制御回路である。２
８はタイマー予約情報を記憶する記憶回路、２９はタイ
マー予約情報をＦＭ変調するためのＦＭ変調回路、３０
は増幅回路であり、タイマー予約情報は前述した加算回
路１７に入力されて、映像信号及び音声信号とともに赤
外線にて送出される。

【００１２】尚、ここでＦＭ変調回路１５、２１、２９
は互いの干渉を避けるため夫々中心周波数（ｆ１、ｆ
２、ｆ３）が異なっている。

【００１３】２はＴＶであり、このＴＶはチューナ（図
示せず）を内蔵している。８１はブラウン管、８２はス
ピーカである。

【００１４】図３はリモコン４のブロック図を示す。
尚、一点鎖線内は映像信号、音声信号及びタイマー予約
情報を受信する受信部２００である。

【００１５】図３において、４０は信号Ｂを受信するＬ
ＥＤ、４１は増幅回路、４２は映像信号のみを抽出する
バンドパスフィルタ、４３はリミッタ、４４はＦＭ復調
回路、４５はノイズ除去のためのローパスフィルタ、４
６はディエンファシス処理するためのディエンファシス
回路、４７は増幅回路、４８はリモコン４のタイマー予
約釦８をオン、オフすることによりａ側またはｂ側に切
換わるスイッチ、４９は表示駆動回路である。したがっ
てタイマー予約釦８がオフ状態、即ちスイッチ４８がｂ
側にあるとき、受信した映像信号は表示手段６に写し出
される。

【００１６】また、５０は音声信号のみを抽出するバン
ドパスフィルタ、５１はＦＭ復調回路、５２はディエン
ファシス処理するためのディエンファシス回路、５３は
増幅回路、５４はスピーカ、５５はイヤホンジャックで
ある。よって、受信した音声信号はスピーカ５４、イヤ
ホンジャック５５にて聴取することができる。

【００１７】一方、５６はタイマー予約情報のみを抽出
するバンドパスフィルタ、５７はＦＭ復調回路、５８は
増幅回路、５９はＶＴＲ１本体を制御するモードやリモ
コン上に映像、音声が視聴できるよう制御するモード、
或るいはタイマー予約を制御するモード等を行う制御回
路、６０はＶＴＲ１を制御する釦やタイマー予約情報を
設定する釦等を備えたキー入力手段、６１はタイマー予
約情報を記憶する記憶回路、６２は映像信号より垂直、
水平同期信号を分離する同期分離回路、６３はタイマー
予約情報に基づいてキャラクタを発生するキャラクタジ
ェネレータ、６４はＶＴＲ１本体を制御するとき、或る
いはタイマー予約情報を転送するときに動作するＬＥＤ
駆動回路、６５はリモコン信号Ａを送出するＬＥＤであ
る。

【００１８】次に図１を参照しつつ動作を説明する。リ
モコン４の電源釦７を押すとリモコン信号Ａが図３に示
すようにＬＥＤ駆動回路６４、ＬＥＤ６５を介してＶＴ
Ｒ１本体に送出される。ＶＴＲ１ではこの信号Ａを制御
回路２７で解析して電源オン状態とする。そして、使用
者は他の釦を操作して従来通りのＶＴＲ１のリモコン操
作を行う。

【００１９】本実施例では、ＶＴＲ１の送信部１００、
及びリモコン４の受信部２００を節電するため送受信電
源釦７０を備えている。この送受信電源釦７０を押す
と、リモコン４は図２の送信部１００をオンせしめるリ
モコン信号Ａを出力する。尚、通常の電源オン状態で
は、送信部１００以外の回路は、常に電源電圧が供給さ
れている。また、これと、同時にリモコン４は図３の受
信部２００に電源電圧を供給する。よって、ＶＴＲ１よ
り送出された信号はリモコン４で受信されて、表示手段
６にＶＴＲ１からの映像が映し出されるとともに、イヤ
ホーン５５より音声を聴取することができる。尚、リモ
コン４は、通常受信部２００以外は、常に電源電圧が供
給されている。

【００２０】リモコン４で映像及び音声を視聴しないと
きは、送受信電源釦７０を再び押すと、リモコン４は図
２の送信部１００をオフせしめるリモコン信号を出力す
る。またこれと同時に、リモコン４は図３の受信部２０
０への電源電圧の供給を停止して節電を行う。尚、この
送受信電源釦７０を押圧しなくても、ＶＴＲ１の電源を
オフとするための電源釦７を使用者が押せば、リモコン
４はＶＴＲ１に電源オフのリモコン信号を送出するとと
もに、図３の受信部２００への電源電圧の供給を停止す
る。

【００２１】次にタイマー予約設定について説明する。

【００２２】リモコン４で映像信号を受信中、リモコン
４のタイマー予約釦８を押すと、リモコン信号Ａが送出
される。ＶＴＲ１では図２に示すように、この信号Ａを
制御回路２７で解析してタイマー予約情報を記憶回路２
８から読み出し、送信部１００内のＦＭ変調回路２９、
増幅回路３０に供給する。これによって、タイマー予約
情報は映像信号及び音声信号と加算されて赤外線にて送
出される。ここで記憶回路２８は複数のタイマー予約情
報を記憶することができる。尚、本実施例ではタイマー
予約釦８を映像信号受信中に押した場合について説明し
たが、これに限ることなく映像信号を受信していない場
合にタイマー予約釦８を押しても良い。このときはＶＴ
Ｒ１の送信部１００、及びリモコン４の受信部２００に
電源電圧が供給され上述した動作が為される。

【００２３】リモコン４ではタイマー予約釦８が押され
ることにより、図３に示すようにスイッチ４８がａ側に
倒れる。そしてＶＴＲ１より送出された信号Ｂは所定の
帯域のみを抽出するバンドパスフィルタ４２、５０、５
６により映像信号、音声信号及びタイマー予約情報に夫
々抽出され、ＦＭ復調回路４４、５１、５７に供給され
る。

【００２４】ここでＦＭ復調回路５７に供給されたタイ
マー予約情報は、制御回路５９に供給され、制御回路５
９内のＲＡＭ６６に格納される。これにより、ＶＴＲ１
より送出された信号Ｂを１回のみ受信すれば、それ以後
はリモコン４がＶＴＲ１に向けられていない場合でも、
タイマー予約情報はキャラクタジェネレータ６３に入力
される。キャラクタジェネレータ６３に入力されたタイ
マー予約情報は、同期分離回路６２より分離された垂
直、及び水平同期信号に基づいて、図４に示すように表
示手段６の所定の位置に表示される。尚、同期分離回路
６２で垂直、及び水平同期信号が分離できないときは映
像信号がないと判断し、自動的にブルーバック信号を発
生させるようになされている。またタイマー予約情報が
見やすいようにタイマー予約設定釦に連動して強制的に
ブルーバック信号に切換えるようにしても良い。

【００２５】この状態で、新たにタイマー予約情報を設
定するときは、表示手段６を見ながらキー入力手段６０
を操作して設定する。このとき設定されたタイマー予約
情報は、表示手段６に表示されるとともに記憶回路６１
に記憶される。そして、タイマー予約設定終了後、転送
釦９を押すことにより記憶回路６１に記憶されたタイマ
ー予約情報がＬＥＤ駆動回路６４、ＬＥＤ６５を介して
リモコン信号ＡとしてＶＴＲ１に送出される。このと
き、転送釦９が押されることにより、記憶回路６１に記
憶されたタイマー予約情報と表示手段６に表示されたタ
イマー予約情報は消去される。

【００２６】ＶＴＲ１ではこの信号Ａを受けて制御回路
２７で解析され、タイマー予約情報のみを記憶回路２８
に記憶する。ここで記憶したタイマー予約情報はすぐさ
ま送信部１００に供給されて、送出される。これよっ
て、すでに記憶されたタイマー予約情報とともに新たに
設定されたタイマー予約情報をリモコン４の表示手段６
で表示することができるため、正確に転送されたか否か
の確認が行える。また、記憶回路２８に記憶されたタイ
マー予約情報は、記録実行された後、消去される。

【００２７】タイマー予約設定が完了すると、タイマー
予約釦８を再び押してタイマー予約モードを終わる。こ
れによって、映像信号及び音声信号を再び表示手段６及
びスピーカ５４等で視聴することができる。

【００２８】次にタイマー予約確認について説明する。

【００２９】リモコン４で映像信号を受信中、或るいは
映像信号を受信していないときに、リモコン４のタイマ
ー予約確認釦１０を押すとリモコン信号Ａが送出され
る。これを受けてＶＴＲ１よりタイマー予約情報が記憶
回路２８から読み出され、送信部１００にて送出され
る。このときＶＴＲ１の送信部１００、及びリモコン４
の受信部２００に電源電圧が供給されている。

【００３０】リモコン４ではタイマー予約確認釦１０が
押されることにより、図３に示すようにスイッチ４８が
ａ側に倒れ、タイマー予約情報は制御回路５９に供給さ
れ、制御回路５９内のＲＡＭ６６に格納される。そして
タイマー予約情報はキャラクタジェネレータ６３に入力
され、キャラクタジェネレータ６３に入力されたタイマ
ー予約情報は、同期分離回路６２より分離された垂直、
及び水平同期信号に基づいて、図４に示すように表示手
段６の所定の位置に表示される。尚、同期分離回路６２
で垂直、及び水平同期信号が分離できないときは映像信
号がないと判断し、自動的にブルーバック信号を発生さ
せるようになされている。またタイマー予約情報が見や
すいようにタイマー予約確認釦に連動して強制的にブル
ーバック信号に切換えるようにしても良い。

【００３１】

【発明の効果】上記の如く、本発明によれば、タイマー
予約設定、或るいはタイマー予約確認時、ＶＴＲよりタ
イマー予約情報を、ワイヤレスでリモコンに送信し、リ
モコン［表示手段に映し出すようにしたため、テレビジ
ョン放送、或るいはＶＴＲの再生画を継続してＴＶ等で
見ることが可能であるため、見たい映像を見逃すことな
くタイマー予約設定、及びタイマー予約確認が行える。
また、リモコン上にてタイマー予約設定、或るいはタイ
マー予約確認が行えるため、新聞等の番組欄を見ながら
容易にタイマー予約設定が行えるとともに、手元にて確
実に確認作業が行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す図である。

【図２】ＶＴＲ側における映像、音声及びタイマー予約
情報を送信する回路を示す図である。

【図３】リモコン側における映像、音声及びタイマー予
約情報を受信する回路を示す図である。

【図４】リモコンの表示手段にタイマー予約情報を表示
した画面を示す図である。

【符号の説明】

６ 表示手段 ８ タイマー予約釦 ９ 転送釦 １０ タイマー予約確認釦 ２８ 記憶回路 ６０ キー入力手段（タイマー予約情報設定手段） ６１ 記憶回路 ７０ 送受信電源釦 １００ 送信部 ２００ 受信部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 タイマー予約情報をワイヤレスにて送信
   する送信手段を備える磁気記録再生装置と、前記磁気記
   録再生装置からのタイマー予約情報を受信する受信手段
   を備えたリモートコントロール装置において、前記受信
   したタイマー予約情報を映出する表示手段と、タイマー
   予約情報を設定する設定手段と、タイマー予約情報を記
   憶する記憶手段と、タイマー予約情報を前記磁気記録再
   生装置に転送する転送手段とを備え、タイマー予約情報
   を設定終了後、転送手段の操作に基づいて記憶手段に記
   憶されたタイマー予約情報を磁気記録再生装置に転送す
   ることを特徴とするリモートコントロール装置。
2. 【請求項２】 前記磁気記録再生装置に配された前記送
   信手段、及びリモートコントロール装置に配された前記
   受信手段の電源をオンオフ制御する送受信電源釦を前記
   リモートコントロール装置に具備したことを特徴とする
   請求項１に記載のリモートコントロール装置。
3. 【請求項３】 前記リモートコントロール装置より転送
   されたタイマー予約情報を前記磁気記録再生装置に配さ
   れる記憶手段に記憶することを特徴とする請求項１に記
   載のリモートコントロール装置。