JP2009080407A - 光束形状変換光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、矩形の光束形状を円形に変換したり、その逆を行うことが可能な効率の良い光束形状変換装置を提供する。
【解決手段】 少なくとも1つの後述する自由曲面を有する光学素子を備えた光束形状変換光学系である。そして、自由曲面は、両べきが同一な偶数次項を有する回転非対称な形状からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は光学系に関し、特に、レーザ光線などの平行光線の光束形状を矩形から円形又はその逆の円形から矩形に変換する機能を有する光束形状変換光学系に関するものである。
従来、光束形状を揃えるために、束ねたオプティカルファイバーの端面やインテグレーターロッドの形状を円形や矩形にしたものがあった。また、特許文献1に示すような回折光学素子や、ホログラフィック光学素子を使用し、光束形状を変更するものがあった。
特開2006−267284号公報
しかしながら、オプティカルファイバーの場合はファイバーの充填率に限界があり、無駄になる光線が多かった。また、インテグレーターロッドの場合は光束が太くなると大型のものが必要になり、小型で安価なものが無かった。さらに、回折光学素子やホログラフィック光学素子は製作が特殊であり、高価になってしまう問題が生じていた。
本発明は、従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、矩形の光束形状を円形に変換したり、その逆を行うことが可能な効率の良い光束形状変換光学系を提供することである。
上記目的を達成する本発明の光束形状変換光学系は、少なくとも1つの自由曲面を有する光学素子を備えた光束形状変換光学系において、前記自由曲面は、両べきが同一な偶数次項を有する回転非対称な形状からなることを特徴とする。
また、前記光学素子は、第1光学素子と、第2光学素子とから構成され、前記2つの光学素子の四隅の部分的パワーは正と負を組み合わせることを特徴とする。
また、前記自由曲面は、前記第1光学素子に入射した平行光束が、前記第2光学素子を通過後、平行光束で射出することを特徴とする。
また、前記自由曲面は、X22項を有することを特徴とする。
以上の本発明の光学系においては、簡単な構成で、矩形の光束形状を円形に変換したり、その逆を行うことが可能な効率の良い光束形状変換光学系を得ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明の光学系について説明する。
図1は、後述する実施例1の光学系1の斜視図である。なお、以下の説明は、結像光学系として説明するが、投影光学系として用いることもできる。
本発明に係る光束形状変換光学系1は、少なくとも1つの後述する自由曲面を有する光学素子を備えた光束形状変換光学系である。そして、自由曲面は、両べきが同一な偶数次項を有する回転非対称な形状からなることが望ましい。
また、光学素子は、第1光学素子と、第2光学素子とから構成され、2つの光学素子の四隅の部分的パワーは正と負を組み合わせることが好ましい。
さらに、自由曲面は、第1光学素子に入射した平行光束が、第2光学素子を通過後、平行光束で射出することが好ましい。
また、自由曲面は、X22項を有することが好ましい。
以下に、本発明の光学系の実施例1〜3を説明する。これら光学系の構成パラメータは後記する。
座標系は、順光線追跡において、例えば図1に示すように、絞りと中心軸2と交差する点を光学面の原点Oとし、中心軸2に直交する方向をY軸正方向とする。そして、図1の面5側の方向をZ軸正方向とし、Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸正方向とする。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面は、面間隔、面の曲率半径、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
また、後記の構成パラメータ中の屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。
また、本発明で用いられる自由曲面の面の形状は、以下の式(a)で定義されるものである。なお、その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
Z=(r2 /R)/[1+√{1−(1+k)(r/R)2 }]

+Σ Cj m n ・・・(a)
j=1
ここで、(a)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。
また、球面項中、
R:頂点の曲率半径
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2 +Y2
である。
自由曲面項は、
66
Σ Cj m n
j=1
=C1

+C2 X+C3
+C4 2 +C5 XY+C6 2
+C7 3 +C8 2 Y+C9 XY2 +C103
+C114 +C123 Y+C132 2 +C14XY3 +C154
+C165 +C174 Y+C183 2 +C192 3 +C20XY4
+C215
+C226 +C235 Y+C244 2 +C253 3 +C262 4
+C27XY5 +C286
+C297 +C306 Y+C315 2 +C324 3 +C333 4
+C342 5 +C35XY6 +C367
・・・・・・
ただし、Cj (jは1以上の整数)は係数である。
上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではXの奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式(a)においては、C2 、C5 、C7 、C9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
また、Yの奇数次項を全て0にすることによって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例えば、上記定義式においては、C3 、C5 、C8 、C10、C12、C14、C17、C19、C21、C23、C25、C27、C30、C32、C34、C36・・・の各項の係数を0にすることによって可能である。
なお、データの記載されていない自由曲面に関する項は0である。屈折率については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。
実施例1の光学系1の斜視図を図1に示す。また、この実施例の入射側のスポットダイヤグラムを図2、射出側のスポットダイヤグラムを図3に示す。
本実施例の光学系1は、屈折率が1より大きい外形矩形の透明媒体Pの例である。
透明媒体Pは、自由曲面からなる第1透過面11と、第1透過面11に対して面5側に形成される第2透過面12とを有する。
光学系1の図示しない面3から入射する光束は、結像光学系の場合、順光線追跡の順に、図2に示すように、各光線Lijにより矩形に形成され、第1透過面11を経て、透明媒体P内に入り、第2透過面12から外に出て、図3に示すように、円形に変換され、面5では円形になる。
具体的には、図2に示すように、矩形に形成された光束Aは、四隅の光線L11,L1n,Lm1,Lmnを含む各光線Lijが屈折され、図3に示すように、略円形に変換される。
この実施例1の仕様は、
入射瞳形状 □10×10
射出瞳形状 φ10
である。
実施例2の光学系1の斜視図を図4に示す。また、この実施例の入射側のスポットダイヤグラムを図5、射出側のスポットダイヤグラムを図6に示す。
本実施例の光学系1は、屈折率が1より大きい外形矩形の第1透明媒体P1及び屈折率が1より大きい外形円形の第2透明媒体P2の例である。
第1透明媒体P1は、自由曲面からなる第1透過面11と、第1透過面11に対して面5側に形成される第2透過面12とを有する。
第2透明媒体P2は、自由曲面からなる第3透過面21と、第3透過面21に対して面5側に形成される第4透過面22とを有する。
光学系1の図示しない面3から入射する光束は、順光線追跡の順に、図5に示すように、各光線Lijにより矩形に形成され、第1透過面11を経て、第1透明媒体P1内に入り、第2透過面12から外に出て、第3透過面21を経て、第2透明媒体P2内に入り、第4透過面22から外に出て、図6に示すように、円形に変換され、面5では円形になる。
具体的には、図5に示すように、矩形に形成された光束Aは、四隅の光線L11,L1n,Lm1,Lmnを含む各光線Lijが屈折され、図6に示すように、略円形に変換される。
この実施例2の仕様は、
入射瞳形状 □10×10
射出瞳形状 φ10
である。
実施例3の光学系1の斜視図を図7に示す。また、この実施例の入射側のスポットダイヤグラムを図8、射出側のスポットダイヤグラムを図9に示す。
本実施例の光学系1は、屈折率が1より大きい外形矩形の第1透明媒体P1及び屈折率が1より大きい外形円形の第2透明媒体P2の例である。
第1透明媒体P1は、自由曲面からなる第1透過面11と、第1透過面11に対して面5側に形成される第2透過面12とを有する。
第2透明媒体P2は、自由曲面からなる第3透過面21と、第3透過面21に対して面5側に形成される第4透過面22とを有する。
光学系1の図示しない面3から入射する光束は、順光線追跡の順に、図5に示すように、各光線Lijにより矩形に形成され、第1透過面11を経て、第1透明媒体P1内に入り、第2透過面12から外に出て、第3透過面21を経て、第2透明媒体P2内に入り、第4透過面22から外に出て、図6に示すように、円形に変換され、面5では円形になる。
具体的には、図5に示すように、矩形に形成された光束Aは、四隅の光線L11,L1n,Lm1,Lmnを含む各光線Lijが屈折され、図6に示すように、略円形に変換される。
この実施例3の仕様は、
入射瞳形状 □8×6
射出瞳形状 φ5.5
である。
以下に、上記実施例1〜3の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の “FFS”は自由曲面を示す。
実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 FFS[1](絞り) 1.00 1.5163 64.1
2 ∞ 13.00
像 面 ∞
FFS[1]
C13 1.0000E-03
実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 FFS[1](絞り) 1.00 1.5163 64.1
2 ∞ 13.00
3 FFS[2](絞り) 1.00 1.5163 64.1
4 ∞ 10.00
像 面 ∞
FFS[1]
C13 1.0000E-03
FFS[2]
C13 -3.0000E-03
実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 FFS[1](絞り) 1.00 1.5163 64.1
2 ∞ 13.00
3 FFS[2](絞り) 1.00 1.5163 64.1
4 ∞ 5.00
像 面 ∞
FFS[1]
C4 1.8000E-02 C13 1.5000E-03
FFS[2]
C4 -2.0000E-02 C13 -3.0000E-03
本発明の実施例1の光学系の斜視図である。 実施例1の入射側のスポットダイヤグラムである。 実施例1の射出側のスポットダイヤグラムである。 本発明の実施例2の光学系の斜視図である。 実施例2の入射側のスポットダイヤグラムである。 実施例2の射出側のスポットダイヤグラムである。 本発明の実施例3の光学系の斜視図である。 実施例3の入射側のスポットダイヤグラムである。 実施例3の射出側のスポットダイヤグラムである。
符号の説明
1…光学系
2…中心軸
3…面
5…面

Claims (4)

  1. 少なくとも1つの自由曲面を有する光学素子を備えた光束形状変換光学系において、前記自由曲面は、両べきが同一な偶数次項を有する回転非対称な形状からなることを特徴とする光束形状変換光学系。
  2. 前記光学素子は、第1光学素子と、第2光学素子とから構成され、前記2つの光学素子の四隅の部分的パワーは正と負を組み合わせることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記自由曲面は、前記第1光学素子に入射した平行光束が、前記第2光学素子を通過後、平行光束で射出することを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 前記自由曲面は、X22項を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10067314B2 (en) 2016-01-21 2018-09-04 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens system and camera system including the lens system
CN112346209A (zh) * 2019-08-09 2021-02-09 华为技术有限公司 摄像头模组及终端设备

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