JP2009078503A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 無駄な手間や時間を省略して、効率的に認証印刷を実行可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 認証印刷機能を有する画像形成装置に、認証印刷データ及び該認証印刷データの認証のための認証情報を格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを設け、制御部は、計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 認証印刷機能を有する画像形成装置に、認証印刷データ及び該認証印刷データの認証のための認証情報を格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを設け、制御部は、計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成処理を行う画像形成装置及び画像形成システムに関する。
複数のユーザにより共有使用される画像形成システムが、オフィス環境等に広く普及している。画像形成システムは、プリンタやプリンタ部及びスキャナ部を備える複合機等の画像形成装置と、ネットワークを介して該画像形成装置に接続するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置とを含んで構成され、情報処理装置から送信された画像データに基づいて、画像形成装置が印刷物の出力を行う。
このような画像形成システムでは、画像形成装置が複数のユーザに共有使用されるため、例えば個人情報や機密情報が記載された文書が印刷物として出力された場合、他者に印刷物を持ち去られて、或いは覗き見されて、情報が漏洩する危険性があった。
上記のような情報漏洩を回避すべく、近年、画像形成装置における印刷物の出力に先立ち、画像データの認証判断を行う認証印刷の技術が実用化されている。例えば、下記特許文献1に開示された印刷システムの技術では、パーソナルコンピュータ等のホストは、画像データとしての印刷データに認証情報としての識別コードを付与して、画像形成装置としてのプリンタへ送信する。プリンタは、識別コードが付与された印刷データを受信すると、該印刷データを識別コードと共に記憶領域に格納する。その後、プリンタにおいて識別コードが入力されると、プリンタは、入力された識別コードと印刷データに付与された識別コードとが一致するか否かを判断し、一致すると判断した場合にのみ、識別コードを入力した利用者が画像データを送信させた本人であると判断して印刷データを認証し、該印刷データに基づく印刷物の出力を行う。出力が完了すると、プリンタは、記憶領域から印刷データ及び識別コードを消去する。
ところで、上記した認証印刷の技術では、画像形成装置において、印刷データが認証されると、該印刷データの展開処理が実行されて、ラスタライズデータが生成される。そして、生成されたラスタライズデータに基づいて印刷物が出力されるので、認証情報の入力から印刷物の出力開始までに時間を要するという問題があった。
このような問題を解決するため、従来、受信した画像データを予め展開してラスタライズデータを生成し、記憶領域に格納しておく画像形成装置が存在する。
特開2000−177211号公報
しかしながら、画像データの受信後、長時間にわたって印刷物が出力されなかった場合、画像形成装置の記憶領域には、ラスタライズデータが消去されないまま残ってしまう。ラスタライズデータは、一般に、画像データと比較してファイルサイズが大きくなるため、出力されないまま残存するラスタライズデータの数が増えると、記憶領域の残量が少なくなってしまう。その結果、画像形成装置は、新たに画像データを受信しても、ラスタライズデータへの展開処理を実施できなくなってしまうという問題があった。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明に係る画像形成装置は、認証印刷機能を有し、認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを備え、制御部は、計時部の計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータ格納部に格納されたラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、認証印刷機能を有し、認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを備え、制御部は、計時部の計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータ格納部に格納されたラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行うことを特徴とする。
〈構成2〉
本発明に係る画像形成システムは、認証印刷機能を有する画像形成装置と、該画像形成装置と通信可能な情報処理装置とを含み、情報処理装置は、認証印刷データを生成するデータ生成部と、生成された認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを画像形成装置へ送信するデータ送信部とを備え、画像形成装置は、情報処理装置から認証印刷データ及び認証情報を受信する受信部と、受信した認証印刷データ及び認証情報を格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを備え、制御部は、計時部の計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータ格納部に格納されたラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムは、認証印刷機能を有する画像形成装置と、該画像形成装置と通信可能な情報処理装置とを含み、情報処理装置は、認証印刷データを生成するデータ生成部と、生成された認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを画像形成装置へ送信するデータ送信部とを備え、画像形成装置は、情報処理装置から認証印刷データ及び認証情報を受信する受信部と、受信した認証印刷データ及び認証情報を格納するデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、生成されたラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、印刷処理を制御するとともに、計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、ラスタライズデータ格納部からラスタライズデータを削除する制御部とを備え、制御部は、計時部の計時結果が第一の閾値内において認証印刷データの認証が行われると、ラスタライズデータ格納部に格納されたラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、計時部の計時結果が第一の閾値を超えて認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び画像形成システムによれば、画像形成装置における画像データの受信後、所定の時間が経過すると、保存されていたラスタライズデータが自動的に消去されるので、記憶領域の残量を確保可能となる。その後、画像データが認証されると、ラスタライズデータが再生成され、画像形成処理が実行されるので、効率性が向上される。
以下、本発明の実施形態を、図を用いて詳細に説明する。ここでは、本発明をプリンタ及びパーソナルコンピュータ(PC)からなる印刷処理システムに適用した場合を例に、説明する。
図2は、本発明の実施例1に係る印刷処理システムの概略構成図である。
本実施例の印刷処理システム10は、図2に示されるように、情報処理装置としてのPC11と、認証印刷機能を有する画像形成装置としてのプリンタ12とを含んで構成される。本実施例では、プリンタ12は、図2に示されるように、PC11を含む複数のPCとネットワーク13を介して通信可能であり、各PCのユーザにより共有使用される。
本実施例の印刷処理システム10は、図2に示されるように、情報処理装置としてのPC11と、認証印刷機能を有する画像形成装置としてのプリンタ12とを含んで構成される。本実施例では、プリンタ12は、図2に示されるように、PC11を含む複数のPCとネットワーク13を介して通信可能であり、各PCのユーザにより共有使用される。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷処理システムの機能構成を示すブロック図である。
印刷処理システム10は、図1に示されるように、PC11及びプリンタ12を含んで構成される。PC11及びプリンタ12は、図2に示されるように、ネットワーク13を介して相互に通信可能となっている。
印刷処理システム10は、図1に示されるように、PC11及びプリンタ12を含んで構成される。PC11及びプリンタ12は、図2に示されるように、ネットワーク13を介して相互に通信可能となっている。
PC11は、本実施例ではパーソナルコンピュータからなり、情報処理装置として、図1に示されるように、PC表示部14、PC入力部15、PC記憶部16、印刷ジョブ生成部17、PC通信部18及びPC制御部19を備えている。PC11は、本実施例では、固有のIPアドレス「12.34.56.78」を有する。このIPアドレスは、PC11を他のPCと識別するための識別情報として使用される。
PC表示部14は、例えばディスプレイからなり、PC制御部19の制御に基づき各種画面を表示する機能を有する。
図3は、PC表示部に表示される認証印刷設定画面の一例を示す説明図である。
認証印刷設定画面34は、プリンタ12における認証印刷処理の印刷条件、即ち認証印刷条件を設定するための画面である。
認証印刷設定画面34は、プリンタ12における認証印刷処理の印刷条件、即ち認証印刷条件を設定するための画面である。
認証印刷設定画面34は、図3に示されるように、任意の桁の数値からなる認証情報としての認証番号を入力するための入力領域35と、プリンタ12において印刷データを保存する時間を示す印刷データ保存時間を入力するための入力領域36と、プリンタ12においてラスタライズデータを保存する時間を示すラスタライズデータ保存時間を入力するための入力領域37とを有する。ここで、印刷データは、PC11において生成され、プリンタ12へ送信されるデータであり、ラスタライズデータは、プリンタ12において印刷データを展開して生成されるデータである。
また、認証印刷設定画面34には、図3に示されるように、認証印刷条件の設定を選択するための「OK」ボタン38と、認証印刷条件の設定を取り消すための「キャンセル」ボタン39とが、表示されている。
PC入力部15は、例えばキーボード及びマウスからなり、認証印刷を要求するための認証印刷要求や、認証情報としての認証番号、印刷データ保存時間、ラスタライズデータ保存時間等の入力データを入力する。PC入力部15により入力された入力データは、PC制御部19へ送られる。
なお、本実施例では、PC入力部15は、プリンタ12における印刷時認証に用いる認証情報として、任意の桁の数値からなる認証番号を入力するが、これに限定されない。例えば、複数の英数字からなるパスワードの入力や、指紋、声紋、静脈、虹彩等の生体情報の取得を行うことも可能である。また、PC入力部15として、ICカードから認証情報を読み取るICカードリーダを採用することも可能である。
また、PC入力部15により入力される印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間は、本実施例では、印刷データ保存時間がラスタライズデータ保存時間以上となるべく設定される。
PC記憶部16は、例えばメモリ或いはハードディスクからなり、データ記憶部として、PC制御部19から印刷データを受け取って記憶する。
PC11に実装されるメモリやハードディスクには、印刷データの格納領域としてのPC記憶部16の他に、例えば各種プログラムの格納領域や、プログラムの実行時に使用される作業領域等が含まれ、各領域には、メモリ或いはハードディスクにおける所在を特定するための情報として、パスが割り当てられている。本実施例では、PC記憶部16には、パス「spool」が割り当てられているものとする。
また、各印刷データには、後述する印刷ジョブ生成部17による作成時に、それぞれファイル名が付与される。したがって、PC11内に保存されている各印刷データは、パス及びファイル名に基づいて特定される。例えば、ファイル名「0001.prn」が付与され、PC記憶部16に保存される印刷データは、パス及びファイル名を用いて、「spool/0001.prn」と表すことができる。このパス及びファイル名からなるデータ「パス/ファイル名」を、該印刷データの所在、即ち保存先を示すデータとして、以下、保存先データと記す。
印刷ジョブ生成部17は、データ生成部として、PC制御部19からの生成指示に基づいて、認証印刷データとしての印刷データを含む印刷ジョブを生成する機能を有する。印刷ジョブ生成部17は、図示しないアプリケーション部により作成された印刷用データを、プリンタ12により解釈可能なページ記述言語(Page Description Language)に変換して、印刷データを作成する。
また、印刷ジョブ生成部17は、PC制御部19から、上記した生成指示と共に、認証印刷設定画面34(図3)において設定された認証番号、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間と、PC11のIPアドレス「12.34.56.78」及びPC記憶部16のパス「spool」とを受け取る。そして、印刷ジョブ生成部17は、作成した印刷データにファイル名を付与すると、該ファイル名と、PC制御部19から受け取ったIPアドレス及びパスとに基づいて、PC側保存先データ「IPアドレス:パス/ファイル名」を生成する。例えば、ファイル名「0001.prn」が付与された印刷データに対して、印刷ジョブ生成部17は、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」を生成する。このPC側保存先データは、PC11における印刷データの保存先を示すデータとして、プリンタ12において利用される。
更に、印刷ジョブ生成部17は、作成した印刷データに、PC制御部19から受け取った認証番号、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間と、生成したPC側保存先データとを付加して、印刷ジョブを生成する。生成された印刷ジョブは、PC制御部19へ送られる。
PC通信部18は、データ送信部及びデータ受信部として、ネットワーク13を介してプリンタ12との間で通信を行う。
PC通信部18は、PC制御部19から受け取った印刷ジョブを、プリンタ12へ送信する。また、PC通信部18は、プリンタ12から印刷データ及び保存先データを受け取って、PC制御部19へ送る。更に、PC通信部18は、プリンタ12から印刷データの再送を要求する再送要求と、保存先データとを受け取って、PC制御部19へ送る。
PC通信部18は、PC制御部19から受け取った印刷ジョブを、プリンタ12へ送信する。また、PC通信部18は、プリンタ12から印刷データ及び保存先データを受け取って、PC制御部19へ送る。更に、PC通信部18は、プリンタ12から印刷データの再送を要求する再送要求と、保存先データとを受け取って、PC制御部19へ送る。
PC制御部19は、PC11の各部を制御する機能を有し、PC入力部15からの認証印刷要求の入力を受けて、認証印刷条件を設定するための認証印刷設定画面34(図3)をPC表示部14に表示させる。また、認証番号、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間の入力を受けて、印刷ジョブの生成指示と共に、入力された認証番号、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間と、PC11の識別情報としてのIPアドレスと、PC記憶部16のパスとを、印刷ジョブ生成部17へ送る。また、PC制御部19は、印刷ジョブ生成部17から印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブをPC通信部18へ送る。
更にPC制御部19は、プリンタ12から受信した印刷データ及び保存先データを、PC通信部18から受け取ると、該保存先データに基づいて、印刷データをPC記憶部16に記憶させて保存する。また、プリンタ12からの再送要求と保存先データとを、PC通信部18から受け取ると、該保存先データに基づいて、PC記憶部16に保存されている印刷データを読み出して、PC通信部18へ送る。
プリンタ12は、例えばLEDプリンタ等の電子写真方式ページプリンタからなり、認証印刷機能を有する画像形成装置として、図1に示されるように、プリンタ通信部20、データ格納部21、ラスタライズ部22、オペレーションパネル23、認証部24、印刷部25、タイマー26、判断部27、消去部28、要求生成部29及びプリンタ制御部30を備えている。
プリンタ通信部20は、受信部及び送信部として、ネットワーク13を介してPC11と通信を行う。プリンタ通信部20は、PC11から印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブをプリンタ制御部30へ送る。
また、プリンタ通信部20は、読出送信部として、プリンタ制御部30からIPアドレス、保存先データ及び印刷データを受け取るとともに、該IPアドレスに基づいて、保存先データ及び印刷データをPC11へ送信する。
更に、プリンタ通信部20は、生成送信部として、要求生成部29により生成された再送要求(後述)と、IPアドレス及び保存先データとを、プリンタ制御部30から受け取って、該IPアドレスに基づき、再送要求及び保存先データをPC11へ送信する。
データ格納部21は、例えばメモリ或いはハードディスクからなり、図1に示されるように、印刷データ格納部31、付加データ格納部32及びラスタライズデータ格納部33を有する。
印刷データ格納部31は、格納部として、プリンタ制御部30から受け取った印刷データを格納する。印刷データ格納部31には、本実施例では、パス「printdata」が割り当てられている。
ラスタライズデータ格納部33は、格納部として、ラスタライズ部22から受け取ったラスタライズデータを格納する。ラスタライズデータ格納部33には、本実施例では、パス「rasterdata」が割り当てられている。
付加データ格納部32は、格納部として、印刷ジョブ毎に、プリンタ制御部30から受け取った付加データを格納する。
図4は、付加データ格納部の構成を示す説明図である。
図4は、付加データ格納部の構成を示す説明図である。
付加データ格納部32には、図4に示されるように、印刷ジョブ毎に認証番号項目が設けられ、認証情報としての認証番号が格納されている。この認証番号は、PC11において設定され、印刷ジョブに付加して送信された後、プリンタ12において、プリンタ制御部30により該印刷ジョブから取り出され、付加データ格納部32に格納される。
付加データ格納部32には、また、図4に示されるように、印刷ジョブ毎にPC側保存先データ項目が設けられ、PC側保存先データが格納されている。このPC側保存先データは、PC11のIPアドレスと、PC11における印刷データの保存先を示す保存先データとからなり、上記した認証番号と同様に、PC11において印刷ジョブに付加して送信された後、プリンタ12において取り出されて格納される。
付加データ格納部32には、更に、図4に示されるように、印刷ジョブ毎に、印刷データ保存先データ項目と、ラスタライズデータ保存先データ項目とが設けられている。
印刷データ保存先データ項目には、プリンタ12における印刷データの保存先を示す印刷データ保存先データが格納されている。この印刷データ保存先データは、印刷データ格納部31のパスと印刷データのファイル名とからなり、プリンタ制御部30により生成して格納される。
また、ラスタライズデータ保存先データ項目には、プリンタ12におけるラスタライズデータの保存先を示すラスタライズデータ保存先データが格納されている。このラスタライズデータ保存先データは、ラスタライズデータ格納部33のパスとラスタライズデータのファイル名とからなり、ラスタライズ部22により生成して格納される。
付加データ格納部32には、また、図4に示されるように、印刷ジョブ毎に、印刷データ保存時間項目と、ラスタライズデータ保存時間項目とが設けられている。
印刷データ保存時間項目には印刷データ保存時間が、ラスタライズデータ保存時間項目にはラスタライズデータ保存時間が、それぞれ格納されている。印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間は、PC11において設定され、印刷ジョブに付加して送信された後、プリンタ12において取り出して格納される。
印刷データ保存時間項目には印刷データ保存時間が、ラスタライズデータ保存時間項目にはラスタライズデータ保存時間が、それぞれ格納されている。印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間は、PC11において設定され、印刷ジョブに付加して送信された後、プリンタ12において取り出して格納される。
図4において、付加データ格納部32には、印刷ジョブ「印刷ジョブ1」に対応する各項目に、認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」、印刷データ保存時間「360(分)」、ラスタライズデータ保存時間「30(分)」が、それぞれ格納されている。
ラスタライズ部22は、展開生成部として、印刷データの展開処理を行って、ラスタライズデータを生成する。
ラスタライズ部22は、プリンタ制御部30からのラスタライズ指示に基づいて、印刷データ格納部31から印刷データを読み出して、該印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する。ラスタライズ部22は、生成したラスタライズデータにファイル名を付与して、ラスタライズデータ格納部33に送って保存させると共に、付与したファイル名とラスタライズデータ格納部33のパスとに基づき、ラスタライズデータ保存先データを生成し、付加データ格納部32のラスタライズデータ保存先データ項目に、該ラスタライズデータ保存先データを送って格納させる。
例えば、ラスタライズデータにファイル名「0001.ras」が付与された場合、ラスタライズ部22は、ラスタライズデータ格納部33のパス「rasterdata」と該ファイル名とから、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を生成し、該ラスタライズデータ保存先データを付加データ格納部32へ送って、図4(a)に示されるように、ラスタライズデータ保存先データ項目に格納させる。
ラスタライズ部22は、プリンタ制御部30からのラスタライズ指示に基づいて、印刷データ格納部31から印刷データを読み出して、該印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する。ラスタライズ部22は、生成したラスタライズデータにファイル名を付与して、ラスタライズデータ格納部33に送って保存させると共に、付与したファイル名とラスタライズデータ格納部33のパスとに基づき、ラスタライズデータ保存先データを生成し、付加データ格納部32のラスタライズデータ保存先データ項目に、該ラスタライズデータ保存先データを送って格納させる。
例えば、ラスタライズデータにファイル名「0001.ras」が付与された場合、ラスタライズ部22は、ラスタライズデータ格納部33のパス「rasterdata」と該ファイル名とから、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を生成し、該ラスタライズデータ保存先データを付加データ格納部32へ送って、図4(a)に示されるように、ラスタライズデータ保存先データ項目に格納させる。
オペレーションパネル23は、入力部として、プリンタ12の利用者の操作に基づき、認証情報としての入力番号を入力し、プリンタ制御部30へ送る。本実施例におけるオペレーションパネル23の外観を、図5に示す。
図5は、オペレーションパネルの外観の一例を示す図である。
本実施例のオペレーションパネル23は、図5に示されるように、表示部40及び入力部41を備えている。
本実施例のオペレーションパネル23は、図5に示されるように、表示部40及び入力部41を備えている。
表示部40は、例えば液晶ディスプレイからなり、プリンタ12の利用者への各種通知等を表示する。
入力部41は、例えば入力ボタンからなり、任意の桁の数値を入力番号として入力する。入力された入力番号は、プリンタ制御部30へ送られる。
入力部41は、例えば入力ボタンからなり、任意の桁の数値を入力番号として入力する。入力された入力番号は、プリンタ制御部30へ送られる。
なお、本実施例では、入力部41は、印刷時認証に用いる認証情報として、任意の桁の数値からなる入力番号を入力するが、これに限定されない。例えば、複数の英数字からなるパスワードを入力することも可能である。また、認証情報の入力部として、オペレーションパネル23に代えて、指紋、声紋、静脈、虹彩等の生体情報の取得を行う生体情報取得装置や、ICカードから認証情報を読み取るICカードリーダを採用することも可能である。
認証部24は、プリンタ制御部30から送られた入力番号に基づいて、付加データ格納部32を検索し、該入力番号に一致する認証番号の格納の有無に基づき、利用者がPC11のユーザ本人であるか否かの認証を行う。認証部24は、認証結果をプリンタ制御部30に通知する。
印刷部25は、出力部として、プリンタ制御部30からの印刷指示に基づいて、ラスタライズデータ格納部33からラスタライズデータを読み出して、記録媒体への印刷を行う。また、印刷部25は、ラスタライズ部22から受け取ったラスタライズデータに基づいて、印刷を行う。印刷部25は、印刷が完了すると、プリンタ制御部30へ印刷完了を通知する。
タイマー26は、計時部として、プリンタ制御部30の制御に基づき計時を行い、印刷データ格納部31に印刷データが格納されてからの経過時間を計測する。タイマー26は、付加データ格納部32から付加データが消去されると、経過時間の計測を停止する。
判断部27は、第1判断部として、タイマー26を監視して、計測された経過時間と、付加データ格納部32に格納されているラスタライズデータ保存時間とを比較し、経過時間がラスタライズデータ保存時間内であるか否かを判断する。そして、ラスタライズデータ保存時間に到達したと判断すると、判断部27は、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。例えば、付加データ格納部32にラスタライズデータ保存時間「30」が格納されている場合、判断部27は、タイマー26による計時結果が30分に到達すると、ラスタライズデータ保存時間を経過したと判断し、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。
また、判断部27は、第1判断部として、タイマー26により計測された経過時間と付加データ格納部32に格納されている印刷データ保存時間とを比較し、経過時間が印刷データ保存時間内であるか否かを判断する。そして、印刷データ保存時間に到達したと判断すると、判断部27は、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。例えば、付加データ格納部32に印刷データ保存時間「360」が格納されている場合、判断部27は、タイマー26による計時結果が360分に到達すると、印刷データ保存時間を経過したと判断し、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。
判断部27は、更にタイマー26を監視して、経過時間と、予め定められた付加データ保存時間とを比較し、経過時間が付加データ保存時間内であるか否かを判断する。そして、付加データ保存時間に到達したと判断すると、判断部27は、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。本実施例では、付加データ保存時間として「720」が設定されているものとする。即ち、判断部27は、タイマー26による計時結果が720分に到達すると、付加データ保存時間を経過したと判断し、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。なお、この付加データ保存時間は、プリンタに固有の値であっても良い。
消去部28は、プリンタ制御部30からの消去指示に基づいて、ラスタライズデータや印刷データ、付加データのデータ格納部21からの消去を行う。
要求生成部29は、再送要求生成部として、プリンタ制御部30からの生成指示に基づいて、印刷データの再送をPC11に要求するための再送要求を生成して、プリンタ制御部30へ送る。
プリンタ制御部30は、プリンタ12の各部を制御する機能を有すると共に、第2判断部、実行部及び読出送信部としての各機能を有する。
プリンタ制御部30は、プリンタ通信部20から印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブから認証番号、印刷データ保存時間、ラスタライズデータ保存時間及びPC側保存先データと、印刷データとを取り出す。そして、プリンタ制御部30は、取り出した印刷データにファイル名を付与して、印刷データ格納部31に送って格納させると共に、印刷データ格納部31のパスと、印刷データに付与したファイル名とに基づいて、印刷データ保存先データを生成する。その後、プリンタ制御部30は、取り出した認証番号、PC側保存先データ、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間と、生成した印刷データ保存先データとを、付加データ格納部32に送って格納させると共に、該印刷データ保存先データと共に、ラスタライズ指示をラスタライズ部22へ送る。
また、プリンタ制御部30は、第2判断部として、認証部24から認証結果を通知されると、付加データ格納部32におけるラスタライズデータ保存先データ及び印刷データ保存先データの格納の有無を判断する。
ラスタライズデータ保存先データが格納されていると判断すると、プリンタ制御部30は、ラスタライズデータ保存先データを読み出して、印刷指示と共に印刷部25へ送る。
印刷データ保存先データのみが格納されていると判断すると、プリンタ制御部30は、実行部として、印刷データ保存先データを読み出して、ラスタライズ指示と共にラスタライズ部22へ送る。
ラスタライズデータ保存先データ及び印刷データ保存先データが共に格納されていないと判断すると、プリンタ制御部30は、再送要求の生成指示を要求生成部29へ送る。そして、生成された再送要求を要求生成部29から受け取ると、付加データ格納部32からPC側保存先データを読み出して、該PC側保存先データに含まれるIPアドレス及び保存先データと共に、再送要求をプリンタ通信部20へ送る。
ラスタライズデータ保存先データが格納されていると判断すると、プリンタ制御部30は、ラスタライズデータ保存先データを読み出して、印刷指示と共に印刷部25へ送る。
印刷データ保存先データのみが格納されていると判断すると、プリンタ制御部30は、実行部として、印刷データ保存先データを読み出して、ラスタライズ指示と共にラスタライズ部22へ送る。
ラスタライズデータ保存先データ及び印刷データ保存先データが共に格納されていないと判断すると、プリンタ制御部30は、再送要求の生成指示を要求生成部29へ送る。そして、生成された再送要求を要求生成部29から受け取ると、付加データ格納部32からPC側保存先データを読み出して、該PC側保存先データに含まれるIPアドレス及び保存先データと共に、再送要求をプリンタ通信部20へ送る。
また、プリンタ制御部30は、判断部27から、タイマー26による計時結果がラスタライズデータ保存時間を経過したとの判断結果を通知されると、ラスタライズデータの消去指示を消去部28へ送る。
更に、プリンタ制御部30は、判断部27から、計時結果が印刷データ保存時間を経過したとの判断結果を通知されると、読出送信部として、付加データ格納部32からPC側保存先データを読み出すと共に、印刷データ格納部31から印刷データを読み出す。そして、読み出したPC側保存先データに含まれるIPアドレス及び保存先データと、読み出した印刷データとを、プリンタ通信部20へ送る。その後、プリンタ通信部20により印刷データがPC11へ送信されると、プリンタ制御部30は、印刷データの消去指示を消去部28へ送る。
また、プリンタ制御部30は、判断部27から、計時結果が付加データ保存時間を経過したとの判断結果を通知されると、付加データの消去指示を消去部28へ送る。
なお、ここで付加データ保存時間の一例として、720分とする。
更に、プリンタ制御部30は、判断部27から、計時結果が印刷データ保存時間を経過したとの判断結果を通知されると、読出送信部として、付加データ格納部32からPC側保存先データを読み出すと共に、印刷データ格納部31から印刷データを読み出す。そして、読み出したPC側保存先データに含まれるIPアドレス及び保存先データと、読み出した印刷データとを、プリンタ通信部20へ送る。その後、プリンタ通信部20により印刷データがPC11へ送信されると、プリンタ制御部30は、印刷データの消去指示を消去部28へ送る。
また、プリンタ制御部30は、判断部27から、計時結果が付加データ保存時間を経過したとの判断結果を通知されると、付加データの消去指示を消去部28へ送る。
なお、ここで付加データ保存時間の一例として、720分とする。
次に、本実施例の印刷処理システム10の動作について、説明する。
まず、PC11において印刷ジョブが生成され、プリンタ12へ送信された後、プリンタ12において該印刷ジョブから印刷データを含む各データが取り出され、データ格納部21に格納されるまでの処理の流れについて、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
図6は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1におけるジョブ送信格納動作を示すフローチャートである。
まず、PC11において印刷ジョブが生成され、プリンタ12へ送信された後、プリンタ12において該印刷ジョブから印刷データを含む各データが取り出され、データ格納部21に格納されるまでの処理の流れについて、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
図6は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1におけるジョブ送信格納動作を示すフローチャートである。
PC11において、ユーザがPC入力部15を操作して、認証印刷を要求すべく入力を行うと、PC入力部15が認証印刷要求を入力して、PC制御部19へ送る(ステップS101)。
PC制御部19は、認証印刷要求の入力を受けると、PC表示部14を制御して、認証印刷条件を設定すべく認証印刷設定画面34(図3)を表示する(ステップS102)
認証印刷設定画面34において、図3に示されるように、入力領域35に認証番号「0123」が、入力領域36に印刷データ保存時間「360」が、そして入力領域37にラスタライズデータ保存時間「30」が、それぞれ入力された後、「OK」ボタン38が選択されると、PC入力部15は、認証番号「0123」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」を入力して、PC制御部19へ送る(ステップS103)。
続いて、PC制御部19は、印刷ジョブの生成指示と共に、入力された認証番号「0123」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」と、PC11のIPアドレス「12.34.56.78」と、PC記憶部16のパス「spool」とを、印刷ジョブ生成部17へ送る。
印刷ジョブ生成部17は、印刷ジョブの生成指示を受け取ると、図示されないアプリケーション部から受け取った印刷用データに基づき、印刷データを作成する(ステップS104)。そして、該印刷データにファイル名「0001.prn」を付与すると、印刷ジョブ生成部17は、該ファイル名と、PC制御部19から受け取ったIPアドレス「12.34.56.78」及びパス「spool」とに基づいて、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」を生成する(ステップS104)。
続いて、印刷ジョブ生成部17は、作成した印刷データに、PC制御部19から受け取った認証番号、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間と、生成したPC側保存先データとを付加して、印刷ジョブを生成する(ステップS105)。生成された印刷ジョブは、PC制御部19へ送られる。
PC制御部19は、印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブをPC通信部18へ送る。そして、PC通信部18が、受け取った印刷ジョブをプリンタ12へ送信する(ステップS106)。
プリンタ12において、プリンタ通信部20がPC11から印刷ジョブを受信する(ステップS107)と、該印刷ジョブはプリンタ制御部30へ送られる。
プリンタ制御部30は、印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブから認証番号「0123」、印刷データ保存時間「360」、ラスタライズデータ保存時間「30」及びPC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」と、印刷データとを取り出す(ステップS108)。
そして、プリンタ制御部30は、取り出した印刷データにファイル名「0001.prn」を付与すると、該印刷データを印刷データ格納部31に送って格納させる(ステップS109)。また、印刷データの印刷データ格納部31への格納に伴い、タイマー26が経過時間の計測を開始する(ステップS109)。
プリンタ制御部30は、続いて、印刷データ格納部31のパス「printdata」と、印刷データに付与したファイル名「0001.prn」とに基づいて、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」を生成し、該印刷データ保存先データと、印刷ジョブから取り出した認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」とを、付加データ格納部32に送って格納させる(ステップS110)。
次に、プリンタ制御部30は、ラスタライズ指示と印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」とを、ラスタライズ部22へ送る。ラスタライズ部22は、ラスタライズ指示及び印刷データ保存先データを受け取ると、該印刷データ保存先データに基づき、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを読み出して、該印刷データに対する展開処理を行い、ラスタライズデータを生成する(ステップS111)。
そして、ラスタライズ部22は、生成したラスタライズデータにファイル名「0001.ras」を付与すると、該ラスタライズデータをラスタライズデータ格納部33に送って格納させる(ステップS112)。
続いて、ラスタライズ部22は、ラスタライズデータ格納部33のパス「rasterdata」と、ラスタライズデータのファイル名「0001.ras」とに基づいて、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を生成し、該ラスタライズデータ保存先データを、付加データ格納部32に送って格納させる(ステップS113)。付加データ格納部32には、図4(a)に示されるように、認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」が、それぞれ対応して記憶される。これにより、印刷処理システム10におけるジョブ送信格納処理は終了する。
上記のように、PC11において、印刷データに認証番号や印刷データ保存時間、ラスタライズデータ保存時間を付加して印刷ジョブが生成され、プリンタ12へ送信される。そして、プリンタ12において、印刷データを展開してラスタライズデータが生成して保存されると共に、タイマーによる計時が開始される。
次に、プリンタ12において、印刷データ及びラスタライズデータがデータ格納部21に格納された後の処理の流れについて、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
図7は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における保存消去動作を示すフローチャートである。
図7は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における保存消去動作を示すフローチャートである。
プリンタ12において、付加データ格納部32には、図4(a)に示されるように、認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」が格納され、印刷データ格納部31にはファイル名「0001.prn」を有する印刷データが、ラスタライズデータ格納部33にはファイル名「0001.ras」を有するラスタライズデータが、それぞれ格納されている。また、タイマー26は、印刷データの格納に伴い計時を開始し、経過時間の計測を行っている。
判断部27は、タイマー26を監視して、タイマー26による計時結果と、付加データ格納部32に格納されているラスタライズデータ保存時間「30」とを比較し、ラスタライズデータ保存時間内であるか否かを判断する(ステップS201)。タイマー26による計時結果が30分に到達すると、判断部27は、ラスタライズデータ保存時間を経過したと判断し(ステップS201)、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。
ラスタライズデータ保存時間内に認証印刷処理が実行される(ステップS209)と、印刷処理システム10における保存消去処理は終了する。認証印刷処理の詳細な流れについては、後述する。
ラスタライズデータ保存時間を経過すると、プリンタ制御部30は、判断部27からの通知を受けて、付加データ格納部32(図4(a))から対応するラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を読み出す。そして、プリンタ制御部30は、消去部28に、消去指示と、読み出したラスタライズ保存先データとを送る。そして、消去部28が、消去指示及びラスタライズデータに基づいて、ラスタライズデータ格納部33からファイル名「0001.ras」を有するラスタライズデータを消去する(ステップS202)。また、プリンタ制御部30が、付加データ格納部32(図4(a))からラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を消去する(ステップS202)。付加データ格納部32からは、図4(b)に示されるように、ラスタライズデータ保存先データが消去される。
ラスタライズデータ保存時間の経過後、判断部27は、タイマー26の監視を継続し、計時結果と、付加データ格納部32に格納されている印刷データ保存時間「360」とを比較して、印刷データ保存時間内であるか否かを判断する(ステップS203)。タイマー26による計時結果が360分に到達すると、判断部27は、印刷データ保存時間を経過したと判断し(ステップS203)、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。
印刷データ保存時間内に認証認証印刷処理が実行される(ステップS210)と、印刷処理システム10における保存消去処理は終了する。
印刷データ保存時間を経過すると、プリンタ制御部30は、判断部27からの通知を受けて、付加データ格納部32から対応する印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」と、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」とを読み出す。そして、プリンタ制御部30は、PC側保存先データから、PC11のIPアドレス「12.34.56.78」と保存先データ「spool/0001.prn」とを取り出すと、保存先データに基づいて、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを読み出す。そして、プリンタ制御部30は、取り出したIPアドレス及び保存先データと、読み出した印刷データとを、プリンタ通信部20へ送る。プリンタ通信部20は、受け取ったIPアドレス「12.34.56.78」に基づいて、印刷データ及び保存先データをPC11へ送信する(ステップS204)。
PC11において、PC通信部18がプリンタ12から印刷データ及び保存先データ「spool/0001.prn」を受信すると、PC制御部19は、該保存先データに基づいて、印刷データをPC記憶部16に送って記憶させる(ステップS205)。そして、PC制御部19は、印刷データの受信完了を示す受信完了信号を、PC通信部18によりプリンタ12へ送信する。
プリンタ12において、プリンタ通信部20がPC11から受信完了信号を受信すると、プリンタ制御部30は、消去部28に、消去指示と印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」とを送る。消去部28は、消去指示及び印刷データ保存先データを受け取ると、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを消去する(ステップS206)。また、プリンタ制御部30は、付加データ格納部32(図4(b))から対応する印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」を消去する(ステップS206)。付加データ格納部32からは、図4(c)に示されるように、印刷データ保存先データが消去される。
印刷データ保存時間の経過後、判断部27は、更にタイマー26の監視を継続し、計時結果と、予め設定された付加データ保存時間「720」とを比較し、付加データ保存時間内であるか否かを判断する(ステップS207)。タイマー26による計時結果が720分に到達すると、判断部27は、付加データ保存時間を経過したと判断し(ステップS207)、該判断結果をプリンタ制御部30に通知する。
付加データ保存時間内に認証認証印刷処理が実行される(ステップS211)と、印刷処理システム10における保存消去処理は終了する。
付加データ保存時間が経過すると、プリンタ制御部30は、判断部27からの通知を受けて、消去部28に消去指示を送る。消去部28は、消去指示を受け取ると、付加データ格納部32(図4(c))から格納されている付加データ、即ち認証情報「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」を消去する(ステップS208)。これに伴い、タイマー26は計時を停止し(ステップS208)、印刷処理システム10における保存消去処理は終了する。
上記のように、プリンタ12において、タイマー26による計時開始後、設定されたラスタライズデータ保存時間を経過すると、データ格納部21に保存されているラスタライズデータは消去される。また、印刷データ保存時間を経過すると、データ格納部21に保存されている印刷データは、PC11に返送して記憶された後、データ格納部21から消去される。
次に、プリンタ12において、利用者の認証を行って印刷を行う認証印刷処理の流れについて、図8及び図9に示すフローチャートに沿って説明する。
図8は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャート(その1)であり、図9は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャート(その2)である。
図8は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャート(その1)であり、図9は、本発明に係る印刷処理システムの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャート(その2)である。
まず、PC11からプリンタ12へ印刷ジョブが送信された後、ラスタライズデータ保存時間内に認証印刷を実行させる場合、即ち図7におけるステップS209の認証印刷処理の流れについて、図8に沿って説明する。
プリンタ12のオペレーションパネル23において、利用者の操作に基づき、入力番号「0123」が入力され(ステップS301)、プリンタ制御部30に送られると、プリンタ制御部30は、該入力番号を認証部24へ送る。
認証部24は、プリンタ制御部30から入力番号「0123」を受け取ると、付加データ格納部32を検索し、該入力番号に一致する認証番号が格納されているか否かを判断する(ステップS302)。付加データ格納部32には、図4(a)に示されるように、認証番号「0123」が印刷ジョブ1に対応して格納されているので、認証部24は、利用者がユーザ本人である、即ち印刷可と判断し(ステップS303)、該認証結果をプリンタ制御部30に通知する。
プリンタ制御部30は、通知された認証結果に基づいて、印刷を実行すべく、ラスタライズデータの保存の有無を判断する(ステップS304)。即ち、プリンタ制御部30は、認証番号「0123」に対応するラスタライズデータ保存先データが、付加データ格納部32に格納されているか否かを判断する(ステップS304)。付加データ格納部32には、図4(a)に示されるように、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」が格納されているので、プリンタ制御部30は、ラスタライズデータが保存されていると判断し(ステップS304)、該ラスタライズデータ保存先データを読み出して、印刷指示と共に印刷部25へ送る。
印刷部25は、プリンタ制御部30から印刷指示及びラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」を受け取ると、該ラスタライズデータ保存先データに基づいて、ラスタライズデータ格納部33からファイル名「0001.ras」を有するラスタライズデータを読み出す。そして、印刷部25は、読み出したラスタライズデータに基づいて、印刷を行う(ステップS305)。印刷が完了すると、印刷部25は、印刷完了をプリンタ制御部30へ通知する。
プリンタ制御部30は、印刷部25から印刷完了を通知されると、印刷が完了した印刷ジョブに関する各データをデータ格納部21から消去すべく、消去部28に、消去指示と、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」及びラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」とを送る。そして、消去部28が、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを、ラスタライズデータ格納部33からファイル名「0001.ras」を有するラスタライズデータを、それぞれ消去する(ステップS306)。また、プリンタ制御部30は、付加データ格納部32(図4(a))から付加データ、即ち認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」、ラスタライズデータ保存先データ「rasterdata/0001.ras」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」を消去する(ステップS306)。これに伴い、タイマー26は計時を停止し(ステップS306)、印刷処理システム10における認証印刷処理は終了する。
上記のように、認証処理が実行された後、保存されているラスタライズデータに基づいて、印刷処理が実行される。
次に、ラスタライズデータ保存時間が経過して、ラスタライズデータが消去された後、印刷データ保存時間内に認証印刷を実行させる場合、即ち図7におけるステップS210の認証印刷処理の流れについて、図8及び図9に沿って説明する。
プリンタ12のオペレーションパネル23において入力番号「0123」が入力され(ステップS301)、該入力番号に一致する認証番号が付加データ格納部32に格納されていると判断される(ステップS302)と、認証部24は、印刷可と判断し(ステップS303)、該認証結果をプリンタ制御部30に通知する。
プリンタ制御部30は、まず、ラスタライズデータの保存の有無を判断すべく、認証番号「0123」に対応するラスタライズデータ保存先データが、付加データ格納部32に格納されているか否かを判断する(ステップS304)。付加データ格納部32には、図4(b)に示されるように、ラスタライズデータ保存先データが格納されていないので、プリンタ制御部30は、ラスタライズデータが保存されていないと判断する(ステップS304)。
続いて、プリンタ制御部30は、印刷データの保存の有無を判断する(ステップS309)。即ち、プリンタ制御部30は、認証番号「0123」に対応する印刷データ保存先データが、付加データ格納部32に格納されているか否かを判断する(ステップS309)。付加データ格納部32には、図4(b)に示されるように、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」が格納されているので、プリンタ制御部30は、印刷データが保存されていると判断し(ステップS309)、該印刷データ保存先データを読み出して、ラスタライズ指示と共にラスタライズ部22へ送る。
ラスタライズ部22は、プリンタ制御部30からラスタライズ指示及び印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」を受け取ると、該印刷データ保存先データに基づいて、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを読み出す。そして、ラスタライズ部22は、読み出した印刷データを展開して、ラスタライズデータを生成する(ステップS310)。ラスタライズ部22は、生成したラスタライズデータを印刷部25へ送る。
印刷部25は、ラスタライズ部22からラスタライズデータを受け取ると、該ラスタライズデータに基づいて印刷を行う(ステップS311)。印刷が完了すると、印刷部25は、印刷完了をプリンタ制御部30へ通知する。
プリンタ制御部30は、印刷部25から印刷完了を通知されると、消去部28に、消去指示と、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」とを送る。そして、消去部28が、印刷データ格納部31からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを消去する(ステップS312)。また、プリンタ制御部30は、付加データ格納部32(図4(b))から付加データ、即ち認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存先データ「printdata/0001.prn」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」を消去する(ステップS312)。これに伴い、タイマー26は計時を停止し(ステップS312)、印刷処理システム10における認証印刷処理は終了する。
上記のように、ラスタライズデータの消去後、印刷データ保存時間内に認証処理が実行されると、保存されている印刷データに基づいてラスタライズデータが生成され、印刷処理が実行される。
次に、印刷データ保存時間が経過して、印刷データが消去された後、付加データ保存時間内に認証印刷を実行させる場合、即ち図7におけるステップS211の認証印刷処理の流れについて、図8及び図9に沿って説明する。
プリンタ12において、入力番号「0123」が入力された(ステップS301)後、ラスタライズデータが保存されていないと判断される(ステップS304)までの処理の流れは、印刷データ保存時間内に認証印刷処理が実行される場合と同一なので、説明を省略する。
ラスタライズデータが保存されていないと判断する(ステップS304)と、プリンタ制御部30は、印刷データの保存の有無を判断すべく、認証番号「0123」に対応する印刷データ保存先データが、付加データ格納部32に格納されているか否かを判断する(ステップS309)。付加データ格納部32には、図4(c)に示されるように、印刷データ保存先データが格納されていないので、プリンタ制御部30は、印刷データが保存されていないと判断する(ステップS309)。
続いて、プリンタ制御部30は、再送要求の生成指示を要求生成部29へ送る。要求生成部29は、生成指示を受け取ると、再送要求を生成して、プリンタ制御部30へ送る。また、プリンタ制御部30は、付加データ格納部32(図4(c))からPC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」を読み出して、該PC側保存先データからIPアドレス「12.34.56.78」と保存先データ「spool/0001.prn」とを取り出す。そして、プリンタ制御部30は、取り出したIPアドレス及び保存先データと、要求生成部29から受け取った再送要求とを、プリンタ通信部20へ送る。プリンタ通信部20は、受け取ったIPアドレス「12.34.56.78」に基づいて、再送要求及び保存先データ「spool/0001.prn」をPC11へ送信する(ステップS313)。
PC11において、PC通信部18がプリンタ12から再送要求及び保存先データ「spool/0001.prn」を受け取ると、PC制御部19は、保存先データに基づいて、PC記憶部16からファイル名「0001.prn」を有する印刷データを読み出して、PC通信部18を介してプリンタ12へ送信する(ステップS314)。
プリンタ12において、プリンタ通信部20がPC11から印刷データを受信すると、プリンタ制御部30は、該印刷データを、ラスタライズ指示と共にラスタライズ部22へ送る。そして、ラスタライズ部22が、ラスタライズ指示に基づいて、印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する(ステップS315)。生成されたラスタライズデータは、印刷部25へ送られる。
印刷部25は、ラスタライズデータを受け取ると、該ラスタライズデータに基づいて印刷を行う(ステップS316)。印刷が完了すると、印刷部25は、印刷完了をプリンタ制御部30へ通知する。
プリンタ制御部30は、印刷部25から印刷完了を通知されると、付加データ格納部32(図4(c))から付加データ、即ち認証番号「0123」、PC側保存先データ「12.34.56.78:spool/0001.prn」、印刷データ保存時間「360」及びラスタライズデータ保存時間「30」を消去する(ステップS317)。これに伴い、タイマー26は計時を停止し(ステップS317)、印刷処理システム10における認証印刷処理は終了する。
上記のように、印刷データの消去後、認証処理が実行されると、PC11からプリンタ12へ印刷データが再送される。そして、該印刷データに基づいて、ラスタライズデータが生成され、印刷処理が実行される。
なお、付加データ保存時間の経過後、入力番号が入力された(ステップS301)場合、入力番号に一致する認証番号が付加データ格納部32に格納されていない(ステップS302)ので、認証部24は、印刷不可と判断する(ステップS307)。そして、該認証結果をプリンタ制御部30に通知する。
プリンタ制御部30は、通知された認証結果に基づいて、印刷不可を通知するための不可通知画面をオペレーションパネル23に表示させる(ステップS308)。これにより、印刷処理システム10における認証印刷処理は終了する。
以上のように、本実施例のプリンタは、PCから印刷データを受信した後、印刷処理が実行されないまま所定時間が経過すると、ラスタライズデータを自動的に消去する。そして、更に所定時間が経過すると、プリンタは、印刷データをPCへ再送して保存させたうえで、印刷データを消去するので、記憶領域の残量を確保可能となる。また、印刷時認証の実行時に、ラスタライズデータが消去されていた場合、プリンタは、保存されていた印刷データに基づき、ラスタライズデータを再生成し、印刷処理を実行する。その際、印刷データが消去されていた場合、プリンタは、PCに保存しておいた印刷データを再送させて、印刷処理を実行するので、無駄な手間や時間を省略して、効率的な印刷処理の実行が可能となる。
なお、本実施例では、プリンタ12における印刷データの消去時に、プリンタ12からPC11へ印刷データを返送して、PC記憶部16に保存しているが、PC11における印刷データの作成時に、該印刷データをPC記憶部16に記憶しておくことも可能である。この場合、印刷データの消去時に、プリンタ12からPC11へ印刷データを返送する必要がなくなるので、更なる効率性の向上が可能となる。
図10は、本発明の実施例2に係る印刷処理システムの機能構成を示すブロック図である。
本実施例の印刷処理システム50は、ラスタライズ部22によるラスタライズデータの生成時間を測定するための測定部52をプリンタ51に追加する構成が、実施例1とは異なる。
なお、本実施例において、実施例1と同様な構成については同一の符号で示し、これらについての詳しい説明を省略する。
本実施例の印刷処理システム50は、ラスタライズ部22によるラスタライズデータの生成時間を測定するための測定部52をプリンタ51に追加する構成が、実施例1とは異なる。
なお、本実施例において、実施例1と同様な構成については同一の符号で示し、これらについての詳しい説明を省略する。
印刷処理システム50は、図10に示されるように、ネットワークを介して相互に通信可能なPC11及びプリンタ51を含んで構成される。
PC11は、本実施例ではパーソナルコンピュータからなり、情報処理装置として、図10に示されるように、PC表示部14、PC入力部15、PC記憶部16、印刷ジョブ生成部17、PC通信部18及びPC制御部19を備えている。PC11は、本実施例では、識別情報として、固有のIPアドレス「12.34.56.78」を有する。
プリンタ51は、例えばLEDプリンタ等の電子写真方式ページプリンタからなり、認証印刷機能を有する画像形成装置として、図10に示されるように、プリンタ通信部20、データ格納部21、ラスタライズ部22、オペレーションパネル23、認証部24、印刷部25、タイマー26、判断部27、消去部28、要求生成部29、測定部52及びプリンタ制御部53を備えている。
測定部52は、プリンタ制御部53からの測定指示に基づいて、ラスタライズ部22による印刷データの展開処理及びラスタライズデータの生成処理に要する時間を、ページ毎に測定する。そして、測定部52は、測定した各時間を、1ページあたりのラスタライズデータの生成時間として、プリンタ制御部53に通知する。
プリンタ制御部53は、実施例1の機能に加えて、更に、第3判断部としての機能を有する。即ち、プリンタ制御部53は、測定部52から各ページの生成時間を通知されると、通知された各生成時間の値を比較して、最も大きな値を選択する。そして、プリンタ制御部53は、選択した生成時間を、ラスタライズ部22によるラスタライズデータのページ生成時間とする。
更に、プリンタ制御部53は、ページ生成時間とページ印刷時間とを比較する。ここで、ページ印刷時間とは、印刷部25による1ページ毎の印刷に要する時間であり、例えば、印刷速度が20ppm(Page Per Minute)のプリンタでは、ページ印刷時間は3秒となる。プリンタ制御部53は、プリンタ51のページ印刷時間を予め記憶しており、このページ印刷時間とページ生成時間とを比較して、何れが長いかを判断する。ページ印刷時間がページ生成時間より長いと判断すると、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータの保存が不要であると判断し、ラスタライズ部22にラスタライズデータの削除指示を送る。また、ページ生成時間がページ印刷時間より長いと判断すると、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータを保存すると判断し、ラスタライズ部22にラスタライズデータの保存指示を送る。
更に、プリンタ制御部53は、ページ生成時間とページ印刷時間とを比較する。ここで、ページ印刷時間とは、印刷部25による1ページ毎の印刷に要する時間であり、例えば、印刷速度が20ppm(Page Per Minute)のプリンタでは、ページ印刷時間は3秒となる。プリンタ制御部53は、プリンタ51のページ印刷時間を予め記憶しており、このページ印刷時間とページ生成時間とを比較して、何れが長いかを判断する。ページ印刷時間がページ生成時間より長いと判断すると、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータの保存が不要であると判断し、ラスタライズ部22にラスタライズデータの削除指示を送る。また、ページ生成時間がページ印刷時間より長いと判断すると、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータを保存すると判断し、ラスタライズ部22にラスタライズデータの保存指示を送る。
次に、本実施例の印刷処理システム50の動作について、説明する。
ここでは、PC11において印刷ジョブが生成され、プリンタ51へ送信された後、プリンタ51において該印刷ジョブから印刷データを含む各データが取り出され、データ格納部21に格納されるまでの処理の流れについて、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
図11は、本発明に係る印刷処理システムの実施例2におけるジョブ送信格納動作を示すフローチャートである。
ここでは、PC11において印刷ジョブが生成され、プリンタ51へ送信された後、プリンタ51において該印刷ジョブから印刷データを含む各データが取り出され、データ格納部21に格納されるまでの処理の流れについて、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
図11は、本発明に係る印刷処理システムの実施例2におけるジョブ送信格納動作を示すフローチャートである。
PC11において、認証印刷要求が入力され(ステップS101)、認証印刷設定画面34(図3)が表示された(ステップS102)後、印刷ジョブが生成され(ステップS105)、プリンタ51へ送信される(ステップS106)までの処理の流れは、実施例1(図6)と同一なので、説明を省略する。
プリンタ51において、プリンタ通信部20がPC11から印刷ジョブを受信する(ステップS107)と、該印刷ジョブはプリンタ制御部53へ送られる。
プリンタ制御部53は、印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブから認証番号、印刷データ保存時間、ラスタライズデータ保存時間及びPC側保存先データと、印刷データとを取り出す(ステップS108)。
そして、プリンタ制御部53は、取り出した印刷データにファイル名を付与すると、該印刷データを印刷データ格納部31に送って格納させる(ステップS109)。また、印刷データの印刷データ格納部31への格納に伴い、タイマー26が経過時間の計測を開始する(ステップS109)。
プリンタ制御部53は、続いて、印刷データ格納部31のパスと、印刷データに付与したファイル名とに基づいて、印刷データ保存先データを生成し、該印刷データ保存先データと、印刷ジョブから取り出した認証番号、PC側保存先データ、印刷データ保存時間及びラスタライズデータ保存時間とを、付加データ格納部32に送って格納させる(ステップS110)。
次に、プリンタ制御部53は、ラスタライズ指示と印刷データ保存先データとをラスタライズ部22へ送ると共に、測定指示を測定部52へ送る。ラスタライズ部22は、ラスタライズ指示及び印刷データ保存先データを受け取ると、該印刷データ保存先データに基づき、印刷データ格納部31から対応する印刷データを読み出して、該印刷データに対する展開処理を行い、ページ毎にラスタライズデータを生成する(ステップS401)。また、測定部52は、測定指示を受け取ると、ラスタライズ部22による印刷データの展開処理及びラスタライズデータの生成処理に要する時間を測定し、ページ毎の測定結果を生成時間としてプリンタ制御部53に通知する(ステップS401)。
プリンタ制御部53は、測定部52から各ページの生成時間を通知されると、通知された各生成時間の値を比較して、最も大きな値をページ生成時間として選択する。そして、プリンタ制御部53は、選択したページ生成時間と、記憶しているページ印刷時間とを比較して、ページ生成時間がページ印刷時間より長いか否かを判断する(ステップS402)。
ページ生成時間がページ印刷時間より短い場合、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータの保存が不要であると判断し(ステップS403)、ラスタライズデータの削除指示をラスタライズ部22に送る。
ラスタライズ部22は、削除指示を受け取ると、生成したラスタライズデータを保存せずに削除する。これにより、印刷処理システム50におけるジョブ送信格納処理は終了する。
ステップS402において、ページ生成時間がページ印刷時間より長い場合、プリンタ制御部53は、ラスタライズデータを保存すると判断し(ステップS404)、保存指示をラスタライズ部22に送る。
ラスタライズ部22は、保存指示を受け取ると、生成したラスタライズデータにファイル名を付与して、該ラスタライズデータをラスタライズデータ格納部33に送って格納させる(ステップS405)。
続いて、ラスタライズ部22は、ラスタライズデータ格納部33のパスとラスタライズデータのファイル名とに基づいて、ラスタライズデータ保存先データを生成し、該ラスタライズデータ保存先データを付加データ格納部32に送って格納させる(ステップS113)。これにより、印刷処理システム50におけるジョブ送信格納処理は終了する。
上記のように、ラスタライズデータの生成時間が印刷時間に比較して長い場合、即ちラスタライズデータの生成に時間を要する場合にのみ、プリンタは、ラスタライズデータを保存する。
データ格納部21におけるラスタライズデータ、印刷データ及び付加データの保存及び消去に関する処理の流れと、プリンタ51における認証印刷処理の流れとについては、実施例1(図7〜図9)と同一なので、説明を省略する。
以上のように、本実施例のプリンタは、PCから印刷データを受信した後、ラスタライズデータの生成に際して、生成時間を測定し、該生成時間が印刷時間よりも長い場合にのみ、生成したラスタライズデータを保存しておく。したがって、効率性を保持しつつ、記憶領域の残量の確保に更なる効果が得られる。
本発明の各実施例では、画像形成装置として印刷動作を行うプリンタを例に、説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。印刷や、スキャン、FAX等の複数の機能を有する複合機や、スキャナ、FAX、コピー機等の画像形成装置に適用可能である。
10、50 印刷処理システム
11 PC
12、51 プリンタ
14 PC表示部
15 PC入力部
16 PC記憶部
17 印刷ジョブ生成部
18 PC通信部
19 PC制御部
20 プリンタ通信部
21 プリンタ格納部
22 ラスタライズ部
23 オペレーションパネル
24 認証部
25 印刷部
26 タイマー
27 判断部
28 消去部
29 要求生成部
30、53 プリンタ制御部
52 測定部
11 PC
12、51 プリンタ
14 PC表示部
15 PC入力部
16 PC記憶部
17 印刷ジョブ生成部
18 PC通信部
19 PC制御部
20 プリンタ通信部
21 プリンタ格納部
22 ラスタライズ部
23 オペレーションパネル
24 認証部
25 印刷部
26 タイマー
27 判断部
28 消去部
29 要求生成部
30、53 プリンタ制御部
52 測定部
Claims (5)
- 認証印刷機能を有する画像形成装置であって、
認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを格納するデータ格納部と、
前記認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、
生成された前記ラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、
前記認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、
印刷処理を制御するとともに、前記計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、前記ラスタライズデータ格納部から前記ラスタライズデータを削除する制御部とを備え、
前記制御部は、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値内において前記認証印刷データの認証が行われると、前記ラスタライズデータ格納部に格納された前記ラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値を超えて前記認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行う
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記認証印刷データの再送を要求する再送要求生成部を更に備え、
前記制御部は、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値より大きい前記第二の閾値を超えると、前記データ格納部から前記認証印刷データを削除するとともに、前記認証情報に対応する認証が行われると、前記再送要求生成部により前記認証情報に対応する前記認証印刷データの再送を要求し、該要求に基づいて前記認証印刷データを受信して印刷処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 認証印刷機能を有する画像形成装置と、該画像形成装置と通信可能な情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
前記情報処理装置は、
認証印刷データを生成するデータ生成部と、
生成された前記認証印刷データと、該認証印刷データの認証のための認証情報とを前記画像形成装置へ送信するデータ送信部とを備え、
前記画像形成装置は、
前記情報処理装置から前記認証印刷データ及び前記認証情報を受信する受信部と、
受信した前記認証印刷データ及び前記認証情報を格納するデータ格納部と、
前記認証印刷データの格納に伴い、該認証印刷データを展開し、ラスタライズデータを生成する展開生成部と、
生成された前記ラスタライズデータを格納するラスタライズデータ格納部と、
前記認証印刷データの格納に伴い、計時を開始する計時部と、
印刷処理を制御するとともに、前記計時部の計時結果が第一の閾値を超えると、前記ラスタライズデータ格納部から前記ラスタライズデータを削除する制御部とを備え、
前記制御部は、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値内において前記認証印刷データの認証が行われると、前記ラスタライズデータ格納部に格納された前記ラスタライズデータに基づいて印刷処理を行い、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値を超えて前記認証印刷データの認証が行われると、該認証印刷データに基づいて印刷処理を行う
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記情報処理装置は、
認証印刷データを記憶するデータ記憶部を更に備え、
前記画像形成装置は、
前記認証印刷データの再送を前記情報処理装置に要求する再送要求生成部を更に備え、
前記制御部は、前記計時部の計時結果が前記第一の閾値より大きい前記第二の閾値を超えると、前記データ格納部から前記認証印刷データを削除するとともに、前記認証情報に対応する認証が行われると、前記再送要求生成部により前記認証情報に対応する前記認証印刷データの再送を前記情報処理装置に要求し、
前記情報処理装置は、前記画像形成装置から前記再送を要求されると、前記データ記憶部から前記認証印刷データを読み出して前記画像形成装置へ再送する
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。 - 前記制御部は、前記情報処理装置から再送された前記認証印刷データを受信して印刷処理を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007251033A JP2009078503A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 画像形成装置及び画像形成システム |
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-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007251033A patent/JP2009078503A/ja active Pending
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