JP2009077215A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数サーチを行った際に受信可能な放送局を良好な受信品質で確実に選局することができる受信装置および受信方法を提供する。
【解決手段】互いに指向性を補完するようなメインアンテナ2aとサブアンテナ2bを設け、メインアンテナ2aとサブアンテナ2bが受信した信号が入力されて、どちらか一方に切替えるアンテナ切替回路4aと、Sメータ信号を生成する中間周波増幅回路4eと、アンテナから入力された信号を復調・再生する機能と、を備えたメインチューナ4と、サブアンテナ2bのみが接続されて、Sメータ信号を生成・出力する中間周波増幅回路4eを備えたサブチューナ6を、マイコン7がメインアンテナ2aでメインチューナ4に、サブアンテナ2bでサブチューナ6に受信させた状態で、同じ周波数から同時に周波数サーチ動作を行わせ、周波数サーチが停止したチューナが受信していたアンテナにメインチューナ4のアンテナを切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、放送局から送信された音声や映像などが含まれた信号を受信し音声信号や映像信号などに復調・再生して出力する受信装置および受信方法に関する。
従来のラジオ放送などを受信する受信装置の構成を図1に示す。図1に示した受信装置100は、アンテナ101と、RF増幅回路102と、フロントエンド103と、中間周波増幅回路104と、検波回路105と、ステレオ分離回路106と、オーディオアンプ107と、スピーカ108と、PLL回路109と、マイコン110と、を備えている。
RF増幅回路102は、入力された受信信号の高周波増幅を行いフロントエンド103に出力する。
フロントエンド103は、RF増幅回路102から入力された希望局の受信信号をPLL回路109からの局部発振信号を用いて搬送波の周波数から一定の周波数(中間周波数)に変換し、中間周波増幅回路104に出力する。
中間周波増幅回路104は、フロントエンド103で中間周波数に変換された信号を検波回路105で復調可能なレベルまで増幅し検波回路105に出力する。
検波回路105は、中間周波数に変換された信号を音声信号に復調してステレオ分離回路106に出力する。
ステレオ分離回路106は、検波回路105から入力された音声信号を右チャンネル(Rch)と左チャンネル(Lch)とに分離して、オーディオアンプ107に出力する。
オーディオアンプ107は、ステレオ分離回路106においてRchとLchに分離された音声信号をそれぞれ所定のレベルに増幅する。オーディオアンプ107で増幅された音声信号はスピーカ108から音声として出力される。
PLL回路109は、位相同期回路であって、マイコン110の指示によりフロントエンド103に対して、希望局の受信信号を中間周波数に変換するための局部発振信号を出力する。
マイコン110は、図示しないCPUやメモリなどを内蔵したマイクロコンピュータであり、受信装置100全体の制御および希望局の搬送波周波数を中間周波数に変換するための信号を出力するようにPLL回路109へ指示する。
上述した構成の受信装置100は、例えば車両などにラジオ受信機として搭載され、使用者の操作などによって受信できる放送局を検索する周波数サーチ動作が行われると、マイコン110がPLL回路109から出力する局部発振信号を変更して中間周波増幅回路104に出力し、中間周波増幅回路104では中間周波数に変換された信号から受信した電界の強度を表す信号であるSメータ信号を生成してマイコン110に出力し、マイコン110ではSメータ信号レベルが所定の大きさ以上であれば放送局を受信したと判断して、PLL回路109から出力する局部発振信号を固定し周波数サーチを停止させる。こうして使用者は受信できる放送局を選局することができる。
車両などに搭載されるラジオ受信機用のアンテナとしては無指向性のポールアンテナなどや指向性を持つプリントアンテナなどがある。ポールアンテナは無指向性のためどの方向からでも受信可能であるが反面マルチパスに弱いという欠点があるために、近年マルチパスに強い指向性を持ったプリントアンテナを用いることが多くなってきている。
指向性を持つアンテナ(プリントアンテナなど)は、その指向性のために、受信できる放送局のサーチ動作を行った際に本来受信できるはずであっても電波の入射方向によっては受信感度が十分でないと判断され選局できない、つまりサーチストップせずに取りこぼしてしまうことがあった。
このような問題に対しては、アンテナの感度を下げたり、例えば特許文献1に記載の車載デジタル通信受信装置などのように、アンテナを複数設けて受信感度が良い方のアンテナに切り替えるような方法が提案されている。特許文献1に記載の車載デジタル通信受信装置は、受信電力情報や誤り率情報に基づいて複数のアンテナを切り替えている。
特開2003−283405号公報
しかしながら、アンテナの感度を下げると、雑音などが多く受信品質が悪い状態でもサーチストップしてしまい音質が悪化してしまう。また、特許文献1に記載の車載デジタル通信受信装置などのようにアンテナを複数設けただけでは、周波数サーチによる周波数変更とアンテナ切り替えを同時に行った場合は切り替えたアンテナの指向性に依存してしまうことから受信感度が得られずにサーチストップしないことがある。また、一つの周波数において複数のアンテナを切り替えながら周波数サーチを行うと、周波数サーチに時間がかかってしまい使い勝手が悪くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、例えば、周波数サーチを行った際に受信可能な放送局を良好な受信品質で確実に選局することができる受信装置および受信方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の受信装置は、音声や映像などの情報が含まれる信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナに対応して設けられるとともに前記情報が含まれる信号を送信している放送局の周波数サーチを行うサーチ手段を備えた複数の受信手段と、を有する受信装置であって、前記複数のアンテナが、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持ち、前記複数の受信手段のうち一つの受信手段が、前記複数のアンテナが全て接続されるとともに、前記複数のアンテナのうち一つのアンテナを選択するアンテナ選択手段と、受信した信号から前記情報を再生する再生手段と、を備え、前記複数の受信手段に前記放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで前記一つの受信手段が受信するように前記アンテナ選択手段に選択させる制御手段を有することを特徴としている。
請求項6に記載の受信方法は、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持った複数のアンテナと、前記複数のアンテナに対応して設けられた複数の受信手段と、を用いて前記アンテナが受信した信号から受信可能な放送局の周波数サーチを行う受信方法であって、前記複数の受信手段に前記放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナを選択して前記複数の受信したうち一つの受信手段で受信して、受信した信号から音声や映像を再生することを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる受信装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる受信装置は、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持つ複数のアンテナと、その複数のアンテナに対応して設けられた複数の受信手段に対して、制御手段が、放送局の周波数サーチを行わせ、所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで受信するように、複数の受信手段のうち一つの受信手段に設けられたアンテナ選択手段に選択させているので、指向性の強いアンテナを用いることでマルチパスに強く、また、異なる指向性を持つとともに互いの指向性を補完するような複数のアンテナを用いるので、どの方向から放送波が入射されても確実に受信可能な放送局を選局することができる。さらに、所定以上の感度で受信することで、良好な受信状態とする感度を設定することができる。
また、制御手段が、アンテナ選択手段を他の受信手段が接続されているアンテナと異なるアンテナに切り替えるとともに、複数の受信手段に対して同じ周波数から同時に放送局の周波数サーチをスタートさせ、所定以上の感度で受信した受信手段を検出した際に周波数サーチを停止させて、一つの受信手段が所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで受信するようにアンテナ選択手段に選択させてもよい。このようにすることにより、複数の受信手段を同時に動作させて受信可能な放送局の周波数サーチを行っているので、周波数サーチ処理を従来と同等の時間で確実に選局することができる。
また、サーチ手段が、受信した信号から電界強度を検出するようにしてもよい。このようにすることにより、放送局をサーチ中の電界強度を検出することができるので、各受信手段の受信状態を容易に把握することができる。
また、制御手段が、サーチ手段が検出した電界強度に基づいて所定以上の感度を判定してもよい。このようにすることにより、サーチ中の電界強度が強いときに放送局を受信したと判定することができる。
また、制御手段が、複数の受信手段において所定以上の感度で受信した場合は、サーチ手段が検出した電界強度が最も強い受信手段が接続されていたアンテナで受信するように前記アンテナ選択手段に選択させてもよい。このようにすることにより、より強い電界強度で放送局を受信することができ、よりノイズの少ない良好な受信状態とすることができる。
本発明の一実施形態にかかる受信方法は、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持つ複数のアンテナと、その複数のアンテナに対応して設けられた複数の受信手段に対して、放送局のサーチを行わせ、所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで複数の受信手段のうち一つの受信手段で受信して受信した信号から音声や映像を再生しているので、指向性の強いアンテナを用いることでマルチパスに強く、また、異なる指向性を持つとともに互いの指向性を補完するような複数のアンテナを用いるので、どの方向から放送波が入射されても確実に受信可能な放送局を選局することができる。さらに、所定以上の感度で受信することで、良好な受信状態とする感度を設定することができる。
本発明の一実施例を、図2乃至図4を参照して説明する。本発明の一実施例にかかる受信装置1は、アンテナ2と、アンテナ分配回路3と、メインチューナ4と、スピーカ5と、サブチューナ6と、を備え、例えば車両に取り付けられラジオ放送を受信する装置である。
アンテナ2は、放送局などから送信されてくる音声などの情報が含まれる信号を受信し、メインアンテナ2aとサブアンテナ2bの2つのアンテナから構成されている。メインアンテナ2aとサブアンテナ2bの指向性を図3に示す。図3はアンテナ2の上方から見た指向性の特性図であり、メインアンテナ2aは図3(a)、サブアンテナ2bは図3(b)に示すようになっている。つまり、図3によれば、メインアンテナ2aは斜め方向の指向性を持ち、サブアンテナ2bは前後左右方向の指向性を持っている。すなわち、メインアンテナ2aとサブアンテナ2bは互いの指向性を補完するような特性を持っている。
アンテナ分配回路3は、メインアンテナ2aが受信した信号をメインチューナ4へ出力し、サブアンテナ2bが受信した信号をメインチューナ4とサブチューナ6へ分配する。
一つの受信手段としてのメインチューナ4は、アンテナ切替回路4aと、RF増幅回路4bと、フロントエンド4cと、PLL回路4dと、中間周波増幅回路4eと、検波回路4f、ステレオ分離回路4gと、オーディオアンプ4hと、を備えている。
アンテナ選択手段としてのアンテナ切替回路4aは、アンテナ分配回路3から出力されたメインアンテナ2aとサブアンテナ2bとがそれぞれ受信した信号を後述するマイコン7によって切り替えて、RF増幅回路4bへ出力する。すなわち、複数のアンテナが全て接続されるとともに、複数のアンテナのうち一つのアンテナを選択している。
RF増幅回路4bは、入力された受信信号(高周波信号)に高周波増幅を行いRF信号としてフロントエンド4cに出力する。
サーチ手段としてのフロントエンド4cは、RF増幅回路4bから入力されたRF信号を、PLL回路4dから入力される局部発振信号を用いて搬送波の周波数から一定の周波数(中間周波数)に変換し、中間周波増幅回路4eに出力する。
サーチ手段としてのPLL回路4dは、位相同期回路であって、マイコン7の指示によりフロントエンド4cに対して、希望局の受信信号を中間周波数に変換するための局部発振信号を出力する。
サーチ手段としての中間周波増幅回路4eは、フロントエンド4cで中間周波数に変換された信号を検波回路4fで復調可能なレベルまで増幅し検波回路4fに出力する。また、中間周波増幅回路4eは、中間周波数に変換された信号から受信した信号の電界強度を表す信号であるSメータ信号(SL1)を生成してマイコン7に出力する。
再生手段としての検波回路4fは、中間周波数に変換された信号を音声信号に復調してステレオ分離回路4gに出力する。
再生手段としてのステレオ分離回路4gは、検波回路4fから入力された音声信号を右チャンネル(Rch)と左チャンネル(Lch)とに分離して、オーディオアンプ4hに出力する。すなわち、検波回路4fおよびステレオ分離回路4gで受信した信号から音声などの情報を再生している。
オーディオアンプ4hは、ステレオ分離回路4gにおいてRchとLchに分離された信号をそれぞれ所定のレベルに増幅する。オーディオアンプ4hで増幅された音声信号はスピーカ5から音声として出力される。
他の受信手段としてのサブチューナ6は、RF増幅回路6bと、フロントエンド6cと、PLL回路6dと、中間周波増幅回路6eと、を備えている。
RF増幅回路6bは、入力された受信信号(高周波信号)に高周波増幅を行いRF信号としてフロントエンド6cに出力する。
サーチ手段としてのフロントエンド6cは、RF増幅回路6bから入力されたRF信号を、PLL回路6dから入力される局部発振信号を用いて搬送波の周波数から一定の周波数(中間周波数)に変換し、中間周波増幅回路6eに出力する。
サーチ手段としてのPLL回路6dは、位相同期回路であって、マイコン7の指示によりフロントエンド6cに対して、希望局の受信信号を中間周波数に変換するための局部発振信号を出力する。
サーチ手段としての中間周波増幅回路6eは、中間周波数に変換された信号から受信した信号の電界強度を表す信号であるSメータ信号(SL2)を生成してマイコン7に出力する。
なお、上述したように、RF増幅回路4bおよび6b、フロントエンド4cおよび6c、PLL回路4dおよび6d、中間周波増幅回路4eおよび6eは、それぞれ同じ回路構成である。
制御手段としてのマイコン7は、図示しないCPUやメモリなどを内蔵したマイクロコンピュータであり、受信装置1全体の制御およびPLL回路4d、6dへ周波数サーチや希望局の受信などのために局部発振信号の変更などを指示することおよび周波数サーチ時に中間周波増幅回路4e、6eから出力されたSメータ信号に基づいて、アンテナ切替回路4aにアンテナの選択を行わせる。
次に、上述した構成の受信装置1において、放送局の周波数サーチ動作(受信可能な放送局を検索して選局する動作)について図4に示したフローチャートを参照して説明する。図4に示したフローチャートはマイコン7のCPUが実行する。
まず、ステップS1において、サブチューナ6をメインチューナ4と同じ受信周波数にセットし、メインチューナ4のアンテナ切替回路4aをメインアンテナが選択されるように設定してステップS2に進む。つまり、PLL回路4d、6dの局部発振信号の周波数を同一にする。すなわち、アンテナ選択手段を他の受信手段が接続されているアンテナと異なるアンテナが接続されるように選択させているとともに、複数の受信手段に対して同じ周波数から同時に放送局の周波数サーチを開始させている。
次に、ステップS2において、メインチューナ4とサブチューナ6を同時にサーチスタートさせステップS3に進む。具体的には、まず、PLL回路4d、6dに対してステップS1で設定した局部発振信号の周波数を同じステップで変化させる。そうすると、周波数ステップごとのSメータ信号が出力される。局部発振信号の変化させるステップは放送局間の周波数よりも十分に小さいほうが望ましい、また、アナログ的に連続して変化させてもよい。
次に、ステップS3において、メインチューナ4とサブチューナ6が同時にサーチストップしたか否かを判断して、サーチストップした場合(YESの場合)はステップS4に進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS7に進む。サーチストップしたか否かは、中間周波増幅回路4e、6eが出力したSメータ信号(SL1,SL2)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであったか否かで判断する。Sメータ信号(SL1,SL2)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであった場合は放送局を受信したとしてサーチ動作を停止させる。すなわち、サーチ手段が検出した電界強度に基づいて所定以上の感度を判定している。
次に、ステップS4において、メインチューナ4のSメータ信号(SL1)と、サブチューナ6のSメータ信号(SL2)とを比較しステップS5に進む。つまり、SL1のレベルとSL2のレベルとを比較する。
次に、ステップS5において、SL1のレベルがSL2のレベル以上の場合(YESの場合)は、メインチューナ4はそのままメインアンテナ2aで受信した信号を復調してスピーカ5から音声を出力させる。SL1のレベルがSL2未満の場合(NOの場合)は、ステップS6に進む。
次に、ステップS6において、メインチューナ4のアンテナ切替回路4aにサブアンテナ2bを選択させて、サブアンテナ2bで受信した信号を復調してスピーカ5から音声を出力させる。すなわち、ステップS5、S6では、複数の受信手段において所定以上の感度で受信したと判定した場合は、サーチ手段が検出した電界強度が最も強い受信手段が接続されていたアンテナで受信するようにアンテナ選択手段に選択させている。
ステップS7においては、メインチューナ4がサーチストップしたか否かを判断して、サーチストップした場合(YESの場合)はメインチューナ4はそのままメインアンテナ2aで受信した信号を復調してスピーカ5から音声を出力させる。サーチストップしない場合(NOの場合)はステップS8に進む。サーチストップしたか否かは、ステップS3と同様に中間周波増幅回路4eが出力したSメータ信号(SL1)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであったか否かで判断する。Sメータ信号(SL1)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであった場合は放送局を受信したとしてサーチストップする。すなわち、サーチ手段が検出した電界強度に基づいて所定以上の感度を判定し、所定以上の感度で受信した受信手段を検出したときには周波数サーチを停止させて、一つの受信手段が所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで受信するようにアンテナ選択手段に選択させている。
次に、ステップS8において、サブチューナ6がサーチストップしたか否かを判断して、サーチストップした場合(YESの場合)はステップS9に進み、サーチストップしない場合(NOの場合)はステップS3に戻る。サーチストップしたか否かは、ステップS3やS7と同様に中間周波増幅回路6eが出力したSメータ信号(SL2)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであったか否かで判断する。Sメータ信号(SL2)のレベルが予め定めた所定以上のレベルであった場合は放送局を受信したとしてサーチ動作を停止させる。すなわち、サーチ手段が検出した電界強度に基づいて所定以上の感度で受信した受信手段を検出したときには周波数サーチを停止させている。
次に、ステップS9において、メインチューナ4のアンテナ切替回路4aにサブアンテナ2bを選択させて、サブアンテナ2bで受信した信号を復調してスピーカ5から音声を出力させる。すなわち、一つの受信手段が所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで受信するようにアンテナ選択手段に選択させている。
本実施例によれば、アンテナとして互いに指向性を補完するようなメインアンテナ2aとサブアンテナ2bを設け、メインアンテナ2aとサブアンテナ2bが受信した信号が入力されてどちらか一方に切り替えるアンテナ切替回路4aと、受信した信号から中間周波数に変換してSメータ信号を生成・出力するフロントエンド4cやPLL回路4dおよび中間周波増幅回路4eと、アンテナから入力された信号を復調・再生する検波回路4fおよびステレオ分離回路4gと、を備えたメインチューナ4と、サブアンテナ2bのみが接続されて、受信した信号から中間周波数に変換してSメータ信号を生成・出力するフロントエンド6cやPLL回路6dおよび中間周波増幅回路6eを備えたサブチューナ6を、マイコン7が、メインアンテナ2aでメインチューナ4に受信させ、サブアンテナ2bでサブチューナ6に受信させている状態で、同じ受信周波数から同時に周波数サーチを行わせ、周波数サーチが停止したチューナが受信していたアンテナ2aまたは2bにメインチューナ4のアンテナとして切り替えるようにしているので、マルチパスに強く、また、どの方向から放送波が入射されても確実に受信可能な放送局を選局することができる。さらに、複数のチューナを同時に動作させて受信可能な放送局の周波数サーチを行っているので、周波数サーチ処理を従来と同等の時間かつ確実に選局することができる。
また、所定以上のSメータ信号レベルを検出することでサーチ停止を行っているので、良好な受信状態とする感度を設定することができる。
また、メインチューナ4とサブチューナ6とで同時にサーチが停止した場合は、Sメータ信号レベルが強い方のアンテナで受信することで、よりノイズの少ない良好な受信状態とすることができる。
なお、上述した実施例ではアンテナは2本であったが、3本以上設けても良い。3本の場合は、メインチューナ4にはアンテナ分配回路3から3本の信号線が入力され、3本目のアンテナに対応するサブチューナが新たに追加される。新たに追加されるサブチューナはサブチューナ6と同じ構成である。また、アンテナを多くする場合は、より指向性の鋭いアンテナを用いることができるために、マルチパスに対してさらに強くすることができる。
また、上述した実施例ではFMラジオチューナの構成で説明したが、FMラジオに限らず、AMラジオやアナログテレビおよびデジタルテレビのチューナなどにも適用することができる。要するに、互いの指向性を補完するような複数のアンテナと、音声や映像などの情報が含まれた信号を受信して再生するチューナが少なくとも1つあって、他に少なくとも電界強度を示す信号が得られるチューナがアンテナの本数からメインチューナの分を除いたアンテナの本数分あれば良い。
前述した実施例によれば、以下の受信装置1および受信方法が得られる。
(付記1)音声や映像などの情報が含まれる信号を受信するアンテナ2a、2bと、アンテナ2a、2bに対応して設けられるとともに情報が含まれる信号を送信している放送局の周波数サーチを行うフロントエンド4c、PLL回路4d、中間周波増幅回路4eおよびフロントエンド6c、PLL回路6d、中間周波増幅回路6eを備えたメインチューナ4およびサブチューナ6と、を有する受信装置1であって、
アンテナ2a、2bは、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持ち、
メインチューナ4が、アンテナ2a、2bが全て接続されるとともに、アンテナ2a、2bのうち一つのアンテナを選択するアンテナ切替回路4aと、受信した信号から情報を再生する検波回路4fおよびステレオ分離回路4gと、を備え、
メインチューナ4およびサブチューナ6に放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上のSメータ信号レベルで受信したチューナに接続されていたアンテナ2aまたは2bでメインチューナ4が受信するようにアンテナ切替回路4aに選択させるマイコン7を有することを特徴とする受信装置1。
この受信装置1によれば、指向性の強いアンテナ2a、2bを用いることでマルチパスに強く、また、異なる指向性を持つとともに互いの指向性を補完するようなアンテナ2a、2bを用いるので、どの方向から放送波が入射されても確実に受信可能な放送局を選局することができる。さらに、所定以上のSメータ信号レベルで受信することで、良好な受信状態とする感度を設定することができる。
(付記2)異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持ったアンテナ2a、2bと、アンテナ2a、2bに対応して設けられたメインチューナ4、サブチューナ6と、を用いてアンテナ2a、2bが受信した信号から受信可能な放送局の周波数サーチを行う受信方法であって、
メインチューナ4、サブチューナ6に放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上のSメータ信号レベルで受信したメインチューナ4またはサブチューナ6に接続されていたアンテナ2aまたは2bを選択してメインチューナ4で受信して、受信した信号から音声や映像を再生することを特徴とする受信方法。
この受信装置1によれば、指向性の強いアンテナ2a、2bを用いることでマルチパスに強く、また、異なる指向性を持つとともに、互いの指向性を補完するようなアンテナ2a、2bを用いるので、どの方向から放送波が入射されても確実に受信可能な放送局を選局することができる。さらに、所定以上のSメータ信号レベルで受信することで、良好な受信状態とする感度を設定することができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
従来技術における受信装置のブロック図である。 本発明の一実施例にかかる受信装置のブロック図である。 図2に示されたアンテナの指向性を示す特性図である。 図2に示された受信装置の放送局のサーチ動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 受信装置
2a メインアンテナ
2b サブアンテナ
4 メインチューナ
4a アンテナ切替回路(アンテナ選択手段)
4c フロントエンド(サーチ手段)
4d PLL回路(サーチ手段)
4e 中間周波増幅回路(サーチ手段)
4f 検波回路(再生手段)
4g ステレオ分離回路(再生手段)
6 サブチューナ
6c フロントエンド(サーチ手段)
6d PLL回路(サーチ手段)
6e 中間周波増幅回路(サーチ手段)
7 マイコン(制御手段)

Claims (6)

  1. 音声や映像などの情報が含まれる信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナに対応して設けられるとともに前記情報が含まれる信号を送信している放送局の周波数サーチを行うサーチ手段を備えた複数の受信手段と、を有する受信装置であって、
    前記複数のアンテナが、異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持ち、
    前記複数の受信手段のうち一つの受信手段が、前記複数のアンテナが全て接続されるとともに、前記複数のアンテナのうち一つのアンテナを選択するアンテナ選択手段と、受信した信号から前記情報を再生する再生手段と、を備え、
    前記複数の受信手段に前記放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで前記一つの受信手段が受信するように前記アンテナ選択手段に選択させる制御手段を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記制御手段が、前記アンテナ選択手段を他の受信手段が接続されているアンテナと異なるアンテナが接続されるように選択させるとともに、前記複数の受信手段に対して同じ周波数から同時に前記放送局の周波数サーチを開始させ、前記所定以上の感度で受信した受信手段を検出したときには前記周波数サーチを停止させて、前記一つの受信手段が前記所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナで受信するように前記アンテナ選択手段に選択させることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記サーチ手段が、受信した信号から電界強度を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記制御手段が、前記サーチ手段が検出した電界強度に基づいて前記所定以上の感度を判定することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記制御手段が、複数の受信手段において前記所定以上の感度で受信したと判定した場合は、前記サーチ手段が検出した電界強度が最も強い受信手段が接続されていたアンテナで受信するように前記アンテナ選択手段に選択させることを判定することを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 異なる指向性を持つとともに、互いに補完するような指向性を持った複数のアンテナと、前記複数のアンテナに対応して設けられた複数の受信手段と、を用いて前記アンテナが受信した信号から受信可能な放送局の周波数サーチを行う受信方法であって、
    前記複数の受信手段に前記放送局の周波数サーチを行わせ、予め定めた所定以上の感度で受信した受信手段に接続されていたアンテナを選択して前記複数の受信したうち一つの受信手段で受信して、受信した信号から音声や映像を再生することを特徴とする受信方法。
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