JP2012524459A - セグメント化ビーム形成 - Google Patents

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Abstract

通信ネットワークにおけるビーム形成方法であって、一組のデバイス間のビーム形成セッションと関連付けられ、それぞれが異なるビームステアリングベクトルに対応する複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を生成する段階と、複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1タイムスロットの間に送信させる段階と、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを、第2タイムスロットの間に送信させる段階とを備え、第1タイムスロットと第2タイムスロットとは連続していないビーム形成方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、概して、通信システムに関し、より詳細には、通信システムで使用されるビーム形成技術に関する。
[優先権情報]
本出願は、2009年4月17日出願の米国仮出願61/170,492号、2009年5月1日出願の米国仮出願61/174,905号、及び2009年5月6日出願の米国仮出願61/176,085号の明細書"Segmented Beamforming Training for mmWave Systems(ミリ波システムにおけるセグメント化ビーム形成トレーニング)"の優先権を主張するものであり、前記出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の理解するための背景を、一般的に説明することを目的として、背景技術を説明する。以下、背景技術の章において説明される範囲及び出願時には従来技術として認められていない側面の範囲において、本願発明者の仕事は、本開示に対して明示的に又は非明示的にも、従来技術であるとは認めていない。
相対的に安価で低消費電力の無線データ通信サービス、ネットワーク及びデバイスが、ここ数年でかつてない程、多数利用可能となり、また、有線通信の転送速度及び信頼性に近い品質が提供されることも約束されている。例えば、IEEE規格802.11a(1999年)及びその改定及び修正版、IEEE規格802.11n、IEEEドラフト規格802.15.3、そして現在取りまとめられている最中である802.15.3cを含む、802IEEE規格に様々な無線技術が記載されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
一例として、無線ネットワークの一種である無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)は、必ずしもそうでなくてもよいが、IEEE規格802.11a又はIEEEドラフト規格802.11nに準拠するWLANのような無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)よりも、物理的に互いに近接して位置するデバイス同士の相互接続を行う。近年、このようなネットワークにおいて、特に高いデータ転送率(例えば、1Gbpsを超える)に対する関心及び要求が非常に高まっている。WPANにおいて高いデータ転送率を実現する1つの方法として、数百MHz又は数GHzの周波数帯を使用することが考えられる。例えば、無認可である60GHz周波数帯を使用すれば、このようなオペレーションが可能となる。
通常、60GHz付近又は60GHzを超える周波数では、アンテナ及び関連付けられる有効無線チャネルは、高度に指向性を有する。その結果、一組の通信デバイス間の距離が、その通信デバイスの組がサポート可能なデータ転送速度に対して、大きな影響を与える因子となっている。さらに、一方の又は双方の通信デバイスにおいて複数のアンテナが利用可能な場合には、効率的なビームパターンを形成することにより、デバイスが無線チャネルの空間感度を良好に利用することができ、そのチャネルで通信を行うデバイスのデータレートを上げることができる。一般的に、ビーム形成又はビームステアリング(ビーム操作)では、1以上の特定の方向に1以上の高いゲインを有するローブ又はビームを有し、その他の方向ではゲインが低くなっている空間的ゲインパターンを形成する。複数の送信アンテナのゲインパターンが、例えば、受信機の方向に高いゲインのローブを生成するように構成されている場合には、無指向性の送信で得られる伝送信頼性と比較して、良好な伝送信頼性を得ることができる。
2009年8月26日出願の米国特許出願公開第12/548,393号明細書"Beamforming by Sector Sweeping(セクタスイーピングによるビーム形成)"、及び2008年8月26日出願の米国特許仮出願第61/091,914号明細書"Beamforming by Sector Sweeping(セクタスイーピングによるビーム形成)"の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。これらの出願は、概して、"セクタスイーピングによるビーム形成"と称されるビーム形成技術に関する。 第1デバイスが、第2デバイスへとデータを送信する際に使用する送信ビーム形成パターンを決定するのに、セクタスイーピングを使用したビーム形成を行う一実装例では、第1デバイスは、複数のトレーニングパケットを第2デバイスに送信し、当該トレーニングパケットをそれぞれ送信する時に、第1デバイスは異なるビーム形成パターンを適用する。そして、通常、第2デバイスが、どのトレーニングパケットが最も高い品質を有していたかを判断し(例えば、最も高い信号対雑音比(SNR)、最も低いビット誤り率(BER)等)、それを第1デバイスに通知する。このようにして、第1デバイスは、最も品質が高いパケットを送信できた送信ビーム形成パターンを利用することができる。同様に、第1デバイスが、第2デバイスからデータを受信する際に使用する受信ビーム形成パターンを決定するには、第2デバイスが、複数のトレーニングパケットを第1デバイスに送信し、当該トレーニングパケットをそれぞれ受信する時に、第1デバイスは異なるビーム形成パターンを適用する。そして、通常、第1デバイスは、どのトレーニングパケットが最も高い品質を有していたかを判断し、最も高い品質となった受信ビーム形成パターンを利用することができる。
このように、一般的なビーム形成では、通信デバイス間でビーム形成トレーニングデータをやり取りする必要がある。このデータ及びその他の管理情報が、有効な周波数帯域の大部分を占め、データスループットが低くなってしまっている。この問題は、バッファ能力が低い適用例において、特に顕著となる。
通信ネットワークにおけるビーム形成方法であって、一組のデバイス間のビーム形成セッションと関連付けられ、それぞれが異なるビームステアリングベクトルに対応する複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を生成する段階と、複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1タイムスロットの間に送信させる段階と、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを、第2タイムスロットの間に送信させる段階とを備え、第1タイムスロットと第2タイムスロットとは連続していないビーム形成方法。
様々な実装形態において、以下の特徴の1以上を含めてもよい。ビーム形成セッションは、セクタスイーピングセッション又はビーム微調整セッションのうちの1つである。方法は、複数のBFT単位のそれぞれを異なるビームステアリングベクトルに対応させるべく、複数のBFT単位のそれぞれが複数のアンテナを介して送信される時に、異なるビームステアリングベクトルを複数のアンテナに適用する段階を更に備える。方法は、複数のBFT単位のそれぞれを異なるビームステアリングベクトルに対応させるべく、同じビームステアリングベクトルを使用して複数のBFT単位をそれぞれ送信し、異なるビームステアリングベクトルを使用してピアデバイスが複数のBFT単位のそれぞれを受信する段階を更に備える。第1タイムスロットは、第1ビーコン間隔と関連付けられており、第2タイムスロットは、1ビーコン間隔とは別の第2ビーコン間隔と関連付けられている。第1タイムスロットは、第1ビーコン時間(BT)タイムスロットであり、第2タイムスロットは、第2BTタイムスロットである。第1タイムスロットは、第1関連付けビーム形成トレーニング(A−BFT)タイムスロットであり、前記第2タイムスロットは、第2A−BFTタイムスロットである。第1タイムスロットは、BTタイムスロットであり、第2タイムスロットは、サービス期間(SP)タイムスロットである。第1タイムスロットは、A−BFTタイムスロット、SPタイムスロット又はコンテンションベース期間(CBP)タイムスロットのうちの1つであり、第2タイムスロットは、SPタイムスロット又はCBPタイムスロットのうちの1つである。複数のBFT単位のそれぞれが、少なくとも2つの連続していないタイムスロットの間において、ビーム形成セッションがセグメント化されていることを示すインジケータを含む。複数のBFT単位のそれぞれが、複数のBFT単位においてBFTを個別に特定するインデックスを有する。インデックスは、グローバルインデックスであって、第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第1サブセットにおけるBFT単位を個別に特定するローカルインデックスを更に有し、第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第2サブセットにおけるBFT単位を個別に特定するローカルインデックスを更に有する。複数のBFT単位の第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第1タイムスロットの継続時間を示す第1期間情報を更に有し、複数のBFT単位の第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第2タイムスロットの継続時間を示す第2期間情報を更に有する。複数のBFT単位の第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第1タイムスロットの終了までに残されている時間を示す第1残り時間情報を更に有し、複数のBFT単位の第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、第2タイムスロットの終了までに残されている時間を示す第2残り時間情報を更に有する。第1サブセットは、第1セグメントと関連付けられ、第2サブセットは、第2セグメントと関連付けられており、第1サブセット及び第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、BFT単位が関連付けられているセグメントを個別に特定するセグメントカウンタを更に有する。第1サブセットは、第1セグメントと関連付けられ、第2サブセットは、第2セグメントと関連付けられており、複数のBFT単位のそれぞれは、ビーム形成セッションと関連付けられているセグメントの総数を規定するインジケータを有する。方法は、第1サブセットが送信された後であって第2サブセットが送信される前に、フィードバックフレームを受信する段階を更に備え、第2サブセットを送信させる段階は、フィードバックフレームに含まれる情報要素に応答して、第2サブセットを送信させることを含む。第1サブセットが送信された後であって第2サブセットが送信される前に、少なくとも1つのスーパーフレームに関するスケジューリング情報を含むフレームを受信する段階と、スケジューリング情報に基づいて、第2タイムスロットを選択する段階とを更に備える。方法は、第1サブセットが送信された後であって第2サブセットが送信される前に、ビーム形成期間制限を含むビーコンフレームを受信する段階と、ビーム形成期間制限に従って、複数のBFT単位を、第1サブセット及び第2サブセットを含む複数のゼロでないサブセットに分割する段階とを更に備える。ビーム形成期間制限は、ビーム形成セッションに割り当てられた期間の継続時間を規定し、期間は、CBPタイムスロット又はSPタイムスロットのうちの1つと関連付けられている。
別の実施形態において、通信ネットワークにおけるビーム形成方法であって、セクタスーピングセッション及びビーム微調整セッションのうちの1つであるビーム形成セッションの第1セグメントの間に、複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位のゼロでない第1サブセットを受信する段階と、受信した前記複数のBFT単位の第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルが選択できるかを判断する段階と、受信した複数のBFT単位の第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルが選択できないと判断された場合にのみ、ビーム形成セッションの第2セグメントの間に、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを受信する段階とを備え、第1サブセット及び第2サブセットを含むセットにおけるBFT単位はそれぞれ、異なる方向と関連付けられている。
別の実施形態において、装置は、ビーム形成セッションと関連付けられている複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を、少なくともゼロでない第1サブセット及びゼロでない第2サブセットへとセグメント化し、第1サブセットを第1タイムスロットの間に送信させ、第2サブセットを第2タイムスロットの間に送信させるセグメント化ビーム形成制御部と、複数のBFT単位がそれぞれ送信される時に、異なるステアリングベクトルをアンテナアレイに適用するビーム形成制御部とを備え、第1タイムスロットと第2タイムスロットとは連続していない。
本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成トレーニング(BFT)技術を使用するデバイスの1組を含む通信システムのブロック図である。 ある通信プロトコル例に従った、セクタスイーピング及び微調整によるビーム形成のためのタイムスロットを含むスーパーフレームのブロック図である。 連続セクタスイーピング技術を例示したブロック図である。 別の連続セクタスイーピング技術を例示したブロック図である。 ビーム形成トレーニングを制御するべく、通信フレームで使用することができる情報要素(IE)の例を示したブロック図である。 本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成の技術を示した図である。 本開示の一実施形態に係る、完全なBFTセッションの期間を示すBFTフレームにおけるフィールドを使用したセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、競合BFTセッションの時間の期間を示すBFTフレームにおけるフィールドを使用したセグメント化ビーム形成の別の技術を例示した図である。
本開示の一実施形態に係るBFTフレームにおけるグローバルカウンタ及びローカルカウンタを使用したセグメント化ビーム形成技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係るBFTフレームにおけるセグメントカウンタ及びローカルカウンタを使用したセグメント化ビーム形成技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係るBFTフレームにおける、最終セグメントを示す特定の値を有するグローバルカウンタ及びローカルカウンタを使用したセグメント化ビーム形成技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係るBFTフレームにおける、グローバルダウンカウンタ、グローバルアップカウンタ及びローカルカウンタを使用したセグメント化ビーム形成技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、ビーコン期間(BT)の継続時間を示すBFTフレームにおけるフィールドを使用したセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、ビーコン期間(BT)の継続時間を示すBFTフレームにおけるフィールドを使用したセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、BTタイムスロットの間に行われる関連付けビーム形成トレーニング(A−BFT)が許可される最大期間を示すことを含むセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、BTタイムスロットの間に行われるA−BFTの最新の終了時間を示すことを含むセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、部分的BFTセッションに関するフィードバックを提供することを含むA−BFTタイムスロットの間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、コンテンションベースの期間(CBP)の間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、割り当てられたサービス期間(SP)の間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、コンテンションベースの期間(CBP)の間のセグメント化ビーム形成の別の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、許可フレームに続く連結されたSPの間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、ビーム形成トレーニング要求が存在しない場合、又はピコネット・セントラル・ポイント(PCP)からのSPの割り当ての場合の、複数のA−BFTタイムスロットにおける局ビーム形成が行われるシナリオを例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、PCPと複数の局間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、A−BFTタイムスロット及び少なくとも1つのその他の期間におけるセグメント化受信ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、ピコネット・セントラル・ポイント(PCP)及び複数の局(STAs)との間のセグメント化受信ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、PCPと関連付けられた2つの局の間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係る、1組の局間のビーム形成トレーニング時間(BFTT)の間のセグメント化ビーム形成の技術を例示した図である。 本開示の一実施形態に係るBFT制御フィールドを使用したセグメント化ビーム形成トレーニングの技術を例示下図である。 本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成トレーニングを実行可能な送信機の例のブロック図である。 本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成トレーニングを実行可能な受信機の例のブロック図である。 本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成セッションと関連付けられたBFT単位を送信する方法例を示したフローチャートである。 本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成セッションの間に、BFT単位を受信する方法例を示したフローチャートである。 本開示の技術を利用した高精細テレビのブロック図である。
図1には、例えば、局12及びピコネット・セントラル・ポイント(PCP)14の組のような、1組の通信デバイスが存在する無線通信システム10が示されており、共有無線通信チャネル16における高いデータスループットを維持すると同時に、効率的及び正確に好適なビーム形成構成を決定するべく、本開示の一実施形態に係るセグメント化されたビーム形成トレーニングが実装されている。一実施形態において、ビーム形成トレーニングセッションは、複数の異なるビーム形成トレーニング(BFT)単位(パケット、フレーム等)のセットを使用して実行され、BFT単位のセットは、2つ以上のサブセットに分割されて、2以上のタイムスロット(時間枠)で送信され、少なくとも2以上のタイムスロットの一部は連続しておらず、トレーニングセッションのセグメントのそれぞれを規定する。ビーム形成トレーニングに使用される連続していない複数のタイムスロットの間にスケジュールされるタイムスロットにおいて、デバイス12及びデバイス14はデータ通信を行い、時間内にビームトレーニングセッションを効率的に分配すると同時に、高データスループットを維持する。さらに、ある条件下では、無線通信システム10内のデバイス12及びデバイス14と通信チャネルを共有する別のデバイスは、セグメント化ビーム形成トレーニングに使用される連続していない複数のタイムスロットの間で、通信を行う。
複数のBFT単位からなる1セットを送信する又は受信する試みを行うのに、ある程度長い時間連続したブロックを必要とする連続ビーム形成セッション(図3A−B及び以下の記載を参照)とは異なり、セグメント化されたビーム形成トレーニングセッションでは、ビーム形成トレーニングの初期段階及びそれに続くビーム形成トレーニングの進行段階の両方において、デバイス12及びデバイス14に柔軟性を提供する。あるシナリオによれば、例えば、PCP14は、スーパーフレームにおいて利用可能な時間のうちのどれくらいの時間を、デバイス12及び14がビーム形成トレーニングデータのようなデータ管理に割り当てる"余裕"があるかを、アプリケーションの必要条件に照らし合わせて決定する。この決定に基づいて、PCP14は、ビーム形成トレーニングセッションを行うのに必要なスーパーフレームの数を決定し、決定されたスーパーフレームの数に従ってセッションを複数のセグメントに分割する。ある実施形態では、PCP14は、セグメントが同じ大きさを有するように等分にビーム形成トレーニングセッションを分割する。また、別の実施形態では、同じ大きさで分割しなくてもよい。
別の例のシナリオでは、局12は、2つ以上のセグメント、又は、セグメント化されたビーム形成トレーニングセッション全体が、1つのスーパーフレームに収まり、1つのタイムスロットには収まらないと判断する。本実施形態に係るシステム10によれば、局12はこの場合、ビーム形成トレーニングセッションの1セグメントを1タイムスロットで実行し、ビーム形成トレーニングセッションを継続するべく、更なるタイムスロットのPCP14からの割り当てを要求する。さらに、あるシナリオでは、局12又はPCP14は、ビーム形成トレーニングセッションが分割された複数のセグメントのうちの一部のみを完了するように選択し、部分的に完了したビーム形成トレーニングセッションの結果を使用して、好適なビームステアリングベクトルを選択する。
本明細書に記載されるビームトレーニングにおいて、"セッション"という言葉は、BFT単位それぞれに対して異なる送信ステアリングベクトル及び/又は異なる受信ステアリングベクトルを使用する一組のデバイスの間で、複数のBFT単位からなる1セットを送信する1つのインスタンスを意味する。したがって、当該1セットを送信する結果として、1以上の好適な送信及び/又は受信ステアリングベクトルが選択される。(セットにおける複数のBFT単位の何れも目的のデバイスに到達せず、ビーム形成トレーニングセッションが、好適なステアリングベクトルを生成できない場合も可能性として存在する)。説明を簡便にするため、ビーム形成トレーニングを以下、単に"ビーム形成"と称し、ビーム形成トレーニングセッションを、"ビーム形成セッション"と称し、ビーム形成トレーニングセッションのセグメントを、"ビーム形成セグメント"と称することにする。また、ビーム形成セッションと関連付けられた異なる複数のBFT単位のセット又はシーケンスを本明細書では、"ビーム形成セッションセット"と称する。
一実施形態において、1つのビーム形成セッションセットは、1つのアンテナアレイの送信又は受信における、異なる複数のアウトバウンド方向又はインバウンド方向から構成される1セットに対応する。一実施形態において、アウトバウンド又はインバウンド方向のそれぞれは、360度全空間又はその一部を表現する行列(コードブック)からの選択される異なる1つのベクトル(コードワード)に対応している。また、ある条件下では、ビーム形成セッションセットの全体又は一部分が、無指向性パターンモード又は準無指向性パターンモード(すなわち、無指向性モードに近似できるパターン)を使用して送信又は受信されるが、これについては、以下に詳細に説明する。
様々な実施形態において、デバイス12及びデバイス14は、セグメント化ビーム形成技術を、送信セクタスイーピング(TxSW)プロセス、受信セクタスイーピング(RxSW)プロセス、送信ビーム微調整プロセス、及び受信ビーム微調整プロセスの一以上に適用する。さらに、異なる実施形態において、例えば、ビーコン時間(BT)タイムスロット又は関連付けビーム形成トレーニング(A−BFT)タイムスロットのような、スーパーフレーム内の様々な期間の間にセグメント化ビーム形成が実行される。ある実施形態では、セグメント化ビーム形成セッションは、1つのスーパーフレームの複数のタイムスロット間に分配され、別の実施形態では、異なる複数のスーパーフレームにおける複数のタイムスロット間で分配される。ある条件下では、デバイスは、ビーム形成セッションの複数のセグメントのうちの一部分のみを完了するよう選択する。これを明瞭に説明するべく、スーパーフレーム及びタイムスロットのスケジューリング技術を、図2を参照して以下に説明する。また、一実施形態に係る、ビーム形成の様々な段階を制御するのに使用される情報要素(IE)について、図4を参照して以下に説明する。
一実施形態では、BFT単位はそれぞれ、ビーム形成セッションセットにおける複数のBFT単位を個別に特定する識別子を含む。ある実施形態では、BFT単位は更に、ビーム形成セグメントにおけるBFT単位を個別に特定する識別子、ビーム形成セグメントに使用されるタイムスロットの継続時間を示す期間インジケータ、又はビーム形成セッションセットがどのようにセグメント化されるかを示すその他の情報を含む。一実施形態において、デバイス12及びデバイス14の一方又は両方が、BFT単位以外のフレーム(又はその他のデータ単位)におけるビーム形成セッションのセグメント化に関する情報を提供する。BFT単位のフォーマット化、ビーム形成のセッションのセグメント化等の様々な技術を、図5−24を参照して以下に説明する。
図1を再び参照すると、例示されているシステム10におけるデバイス12は、高精細デジタルテレビであり、デバイス14は、チャネル16を介してデバイス12へとパケットを高いレートストリームで供給する高精細(HD)デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤーである。デバイス12及びデバイス14はそれぞれ、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI)ケーブルの代わりとなる無線接続を提供する1以上のアンテナ20−24及び30−34のセットをそれぞれ備える。この構成例におけるデバイス14は、デバイス12に対するPCPとして動作する(無論、その他の時間、及び/又は図1に示されていないその他のデバイスに対応する場合には、デバイス14は、PCPとは反対の局として動作することができる)。デバイス12及びデバイス14はそれぞれ、セグメント化ビーム形成制御部18及び19を含み、本開示のセグメント化ビーム形成技術を実装する。
図1に例示された無線通信システム10では、デバイス12及び14がそれぞれ3つのアンテナを有する構成であるが、通常の無線通信システム10では、あらゆる数のデバイスを含むことができ、また、デバイスそれぞれが同じ数のアンテナを備えていてもよいし、異なる数のアンテナを備えていてもよい(例えば、1つ、2つ、3つ、4つのアンテナ等)。しかしながら、ビーム形成のためには、デバイス12、14のうちの少なくとも一方が、2以上のアンテナを有する必要がある。通信システム10が、3以上のデバイスを含むような実施形態の場合には、これらのデバイスのうちの1つがPCPとして動作し、その他のデバイスは、局として動作する。
一般的に、無線通信システム10におけるデバイスは、複数のモード(例えば、送信モード及び受信モード)で動作する。ある実施形態では、アンテナ20−24及びアンテナ30−34は、送信及び受信の両方をサポートする。これに替えて又はさらに、所定のデバイスが、別の送信アンテナ及び別の受信アンテナを有する。実装形態に応じて、デバイス12及びデバイス14のそれぞれが、1つのアンテナ又は複数のアンテナを有することから、無線通信システム10は、複数入力複数出力(MIMO)システム、複数入力単出力(MISO)システム、単入力複数出力(SIMO)システム、又は単入力単出力(SISO)システムとして動作することができる。
セグメント化ビーム形成技術の詳細を説明する前に、図2、3A及び3Bを参照して、連続ビーム形成の例について簡単に説明する。
まず初めに図2に示すように、一実施形態では、ネットワークデバイス12及び14が通信を行うスケジュールは、様々な目的で使用される、本明細書では"タイムスロット"と称される複数の期間を有するスーパーフレーム50を含む。一般的に、タイムスロットは、以下に説明するように、1つ又は複数のデバイスに対する送信機会、受信機会又はその両方を表している。一実施形態において、スーパーフレーム50のタイミングは、PCPによって確立され、例えば、目的のビーコン送信時間(TBTT)を基準として測定される。2つの隣接するTBTTの時間間隔は、ビーコン間隔(BI)とも称される。スーパーフレーム50は、BTタイムスロット52、A−BFTタイムスロット54、通知時間(AT)タイムスロット56、データ送信時間(DTT)タイムスロット58、及びビーム形成トレーニング時間(BFTT)タイムスロット60を含む。スーパーフレーム50内の複数のタイムスロットは、実寸で図示されておらず、タイムスロット52−60それぞれの継続時間は、設定可能及び/又は実装形態に依存する。また、図2に示されたスーパーフレーム50には、特定の種類のタイムスロットが特定の順番で記載されているが、様々な実施形態では、更なる種類のタイムスロットが含まれてもよいし、図示されたタイムスロットうちの1以上が取り除かれてもよいし、所定のビーコン間隔の間に、タイムスロットの順番が異なっていてもよい。
一実装形態において、BTタイムスロット52は、PCP送信発見ビーコンによって使用される。ある実施形態では、PCPの近くに存在する局にPCPの存在を知らせることに加えて、BTタイムスロット52の間に送信されたデータが、ビーム形成に使用される。すなわち、BTタイムスロット52の間に送信されたビーコンは、ビーム形成セッションセットのBFT単位である。ネットワーク10において、新たに局が加わり、その局のビーム形成が行われていない場合、ある実施形態では、BTタイムスロット52の間に、ビーコンがそれぞれ異なる送信ビーム形成ベクトルを使用してPCPによって送信される時に、局は、無指向性受信範囲に対応する無指向性ビーム形成ベクトルを、局の受信アンテナに適用する。新たな局は、受信されたビーコンの品質をそれぞれ測定し(例えば、信号雑音比(SNR)、ビット誤り率(BER)等)、PCPは測定結果を使用して、例えば、アウトバウンド方向のビーム形成又は送信ビーム形成において最も良好な品質を提供するビーム形成ベクトルを決定する。BTタイムスロット52の間に送信される情報は、主に、ビーム形成がされていないデバイスによって使用されるため、PCPは多くの場合、この期間の間は低いデータレートでデータを送信する。
図2の例の形式では、A−BFTタイムスロット54が最初に割り当てられるため、ビーム形成が行われていない新たな局は、PCP14を使用してビーム形成トレーニングを実行することができる。あるシナリオでは、A−BFTタイムスロット54の間に、関連付けられていない局は、PCP14と、送信ビーム形成トレーニング又は受信ビーム形成トレーニングを実行する。BTタイムスロット52と同様、典型的なA−BFTタイムスロット54は、関連付けられた局及びビーム形成された局が使用することを意図している情報又は通信機会を含まない。
一実施形態において、BTタイムスロット52は、PCPからビーム形成されていない局へとBFT単位を送信する"順方向"送信セクタスイーピング(Fwd−TxSW)部分61を含み、A−BFTタイムスロット54は、ビーム形成されていない局からPCPへとBFT単位を送信する"反対方向"送信セクタスイーピング(Rev−TxSW)部分62及びビーム微調整部分64を含む。例えば、PCPが、BTタイムスロット52における連続順方向セクタスイーピングセッションの間に、36個又は64個のBFT単位を送信する場合、TxSW部分61は、これら36個又は64個のBFT単位を収容可能な大きさを有する必要がある。また、局が、A−BFTタイムスロット54における連続反対方向セクタスイーピングセッションの間に、36個又は64個のBFT単位を送信する場合、TxSW部分62は、これら36個又は64個のBFT単位を収容可能な大きさを有する必要がある。ある実施形態では、TxSW部分62は、新たな局がPCPにフィードバックを提供する期間を含む。セクタスイーピングセッションの全体が完了すると、ある実施形態では、PCP及び新たな局は、ビーム微調整へと進む。送信セクタスイーピング部分62と同様に、図2の実施形態におけるビーム微調整部分64は、ビーム微調整セッション全体を収容可能な大きさを有する必要がある。したがって、連続セクタスイーピング及びビーム微調整技術が使用される場合には、PCPは、長いトレーニング期間を収容可能な長い期間を確保する。
一実施形態において、ATタイムスロット56は、PCPが、例えば、ネットワークに既に関連付けられている局に対して、タイムスロット割り当て情報及びスケジューリング情報を通知するのに使用される。例えば、一実施形態において、PCPは、DTT期間58において、タイムスロットの種類及び対応する開始時間を示す。以下に記載するあるシナリオでは、PCPは、DTT期間58内に、短いプリアンブルPHYデータ単位と共に使用される、1以上のタイムスロット又はサービス期間を指定する。多くの場合、PCPは、サービス期間、コンテンションベース期間、BFT期間等のスケジューリング、チャネル測定、関連付け情報、及びその他のデータのスケジューリングと関連付けられたATタイムスロット56において、1つ以上の局と管理フレームを交換する。
さらに、DTTタイムスロット58は、PCPと通信局の間、又は2つ以上の通信局間で、データを送信するのに使用される。ある実施形態では、DTTタイムスロット58は、複数のタイムスロットに分割され、PCPは、ATタイムスロット56の間に、これら複数のタイムスロットのスケジューリング及び割り当てを通知する。例えば、DTTタイムスロット58は、コンテンションベース期間(CBP)の複数のサービス期間(SP)72A−Cを含む。通常、サービス期間は、PCPによって、例えば、互いに通信を行う2つの局のような、特定の機能に対して割り当てられる。コンテンション期間70A−Bは、(例えば、デバイスに時間を割り当てるようにPCPに要求し、割り当てられた時間がPCPによって通知されるのを待つのとは異なり、)通信デバイスがリアルタイムで動的に取得可能な時間リソースを規定する。
BFTTタイムスロット60は、PCPと1以上の関連付けられた局との間、又は一連の応答要求フレームによって互いに発見され関連付けられた複数局の間で、ビーム形成トレーニングを実行するのに使用される。
図3Aは、BFT期間(例えば、TxSW期間62の間)に、複数アンテナを有するデバイス100(Tx)と別のデバイス102(Rx)との間で、連続TxSWセッションの例の間に送信されたデータを例示したタイミングチャートである。一実施形態において、デバイス100及びデバイス102の一方は、PCPとして動作し、デバイス100及びデバイス102の他方は、局として動作する。効率的な送信ステアリングベクトルuTXを特定するために、この例における複数アンテナを有する局100は、一連の送信ステアリングベクトルu、u、・・・、uを反復して局100のアンテナアレイに適用して、N個の対応するBFT単位d、d、・・・、dを送信して、送信ステアリングベクトルu、u、・・・、uに対するアンテナアレイを介して、ビーム形成セッションセットSを規定する。したがって、BFT単位d、d、・・・、dのそれぞれは、送信ステアリングベクトルu、u、・・・、uのうちの1つに対応する(例えば、dはuに対応し、dはuに対応する等)。好ましくは、ピア局102は、同じ受信ステアリングベクトル(又は、1つのアンテナの場合には、無指向性又は準無指向性送信パターンモード)を使用して、BFT単位d、d、・・・、dを受信する、又は少なくとも受信を試みて、送信局100の送信アンテナアレイのみのパラメータとして、受信されたBFT単位d、d、・・・、dの品質を評価する。
図3Aにおける例では、TxSWセッションは、8つの個別のセクタ0−7をカバーする。一実施形態において、8つのセクタは、360度の空間を均等にカバーする、すなわち、これら8つのセクタ全部で無指向性受信範囲を提供する。BFT単位d、d、・・・、dのそれぞれは、8つのセクタ1、2、・・・、nのうちの異なる1つと関連付けられた方向において送信される。さらに、この実施形態では、BFT単位d、d、・・・、dのそれぞれは、例えば、媒体アクセスチャネル(MAC)層における情報要素における対応するセクタを特定するセクタ識別子112を含む。セクタ識別子112は、個別のビーム形成セッションに固有のBFT単位のインデックス(文字・記号)として機能する。簡便のため、これらのセクタ識別子は、図3Aでは、対応するBFT単位d、d、・・・、dを示すブロック内に記載された番号で表されている。
N個のBFT単位の通信の後に、一実施形態では、局102は、所望の技術を用いて受信されたBFT単位d、d、・・・、dそれぞれの品質を評価して、フィードバックフレーム110を局100に対して送信する。図3Aには、受信されたBFT単位d、d、・・・、dの相対的な品質が、棒グラフの高さで概略的に示されており、斜線で塗りつぶされているグラフは、品質レベルが、最低品質閾値を下回っていることを意味している。例示されたシナリオでは、局102は、BFT単位4及び3の受信には成功したが、BFT単位7−5及び2−0の受信には失敗している。受信したBFT単位3の品質が、受信したBFT単位4の品質よりも高いことから、局102は、フィードバックフレーム110にBFT単位3のIDを含める。
一実施形態において、セクタ識別子は、TxSWセッションの最後までのカウントダウンとして機能する。したがって、BFT単位3の受信に成功すると、局102は、更に4つのBFT単位が続いていると判断する。したがって、局102が残り4つのBFT単位のうちの1以上の受信に失敗したとしても、局102は、TxSWセッションに割り当てられた期間の終了を正確に判断することができる(この技術の詳細については、米国特許出願公開第12/548,393号明細書に記載されており、参照によってその内容が本明細書に組み込まれる)。
一実施形態では、図3Bに示すように、PCP120は、ビーコン期間132及び134のそれぞれにおける複数のBTタイムスロット122及び124の間に、BFT単位として発見ビーコンを送信する、そして、BTタイムスロット122及び124のそれぞれは、連続TxSWセッションの完全なインスタンスを含む。すなわち、PCP120は、BTタイムスロット122及び124のそれぞれの間に、同じ8つのセクタをスイープする。しかしながら、ビーコンの衝突を避けるために、PCP120は、各ビームセッションにおけるセクタをスイープする順番を変更する。したがって、この実施形態では、BFT単位のインデックスは、必ずしも常に、BFT単位が送信される方向に対応しておらず、ビーム形成セッションの終了へのカウントダウンとして主に機能する。
多くの場合、ある実施形態における連続ビーム微調整セッションは、図3A又は図3Bを参照して説明した連続TxSWセッションと同様なものである。一方向の(例えば、局12からPCP14への方向)送信セクタスイーピングに加えて、デバイスの組は、反対方向(例えば、PCP14から局12への方向)においても送信セクタスイーピングを実行すると共に、双方向で受信セクタスイーピングを実行し、また、本実施形態によれば、受信及び送信の両方に対する両方向におけるビーム微調整を実行してもよい。セクタ及び微調整といったビーム形成の段階、及び、受信方向及び送信方向といったビーム形成の方向の選択を効率的に制御するべく、ある実施形態では、PCP及び局は、様々な通信フレームにおいてビーム形成制御情報を交換する。図4には、ビーム形成の柔軟性を改善し、ビーム形成制御情報の通信に関するオーバーヘッドを低減するべく、通信フレームで使用される、本開示のある実施形態に係る、ビーム形成トレーニング(BFT)制御情報要素(IE)200の例が示されている。実施形態に応じて、BFT制御IE200は、発見ビーコンフレーム、その他のビーコンフレーム、BFT単位、BFT要求及びBFT応答フレーム等の一部又は全てにおいて送信される。
IE200の例としては、ビーム微調整制御要素202及びセクタスイープ制御要素204の一方又は両方が含まれる。ビーム微調整制御要素202は、L−TXフィールド210、L−RXフィールド212、L−TX−ACKフィールド214及びL−RX−ACKフィールド216を含む。同様に、セクタスイープ制御要素204は、L−TXSWフィールド220、L−RXSWフィールド222、L−TXSW−ACKフィールド224及びL−RXSW−ACKフィールド226を含む。ビーム微調整制御要素202及びセクタスイープ制御要素204は、BFT制御IE200を送信するデバイス(例えば、PCP又は局)が望むビーム形成プロセスを規定し、また、ピアデバイスが要求するビーム形成プロセスに対する同様な要求の承認又は拒否を行う。
L−TXフィールド210は、送信ビーム微調整トレーニングセッションの間に局が送信することを望むトレーニングシーケンスの数を規定し、L−RXフィールド212は、受信ビーム微調整トレーニングセッションの間に局が受信することを望むトレーニングシーケンスの数を規定する。ある実施形態では、ビーム微調整トレーニングセッションの間に使用されるトレーニングシーケンスは、セクタスイーピングセッションの間に使用されるビーム形成トレーニングパケットよりも短く、また、ある実施形態では、結合可能である。簡略化のため、本明細書で使用されている"BFT単位"という言葉は、トレーニングシーケンス、及び、セクタスイーピングで使用されるBFTパケットを指す。ある実施形態では、フィールド210及び212のそれぞれは、4ビットのフィールドである。別の実施形態では、フィールド210、212は、異なるビット数であってもよい、すなわち、4ビットより大きくても小さくてもよい。例えば0のような特定の値によって、局が、対応するビーム微調整トレーニングセッションを実行することを望まない又は実行することができないことを表してもよい。
フィールド214及び216は、1ビットフィールドであって、ピア局からの対応するビーム形成要求の確認又は拒否を表してもよい。図1に戻り、例示したシナリオにおける局12は、N>0にセットされたL−TXフィールド210を有するIE200を含むフレームをPCP14に送信する。これに応答して、PCP14は、同様に、L−TX−ACKフィールド214に0が設定されたIE200を含むフレームを局32に送信する。局12は、それに従って、送信ビーム微調整プロセスをスキップする。局12が、L−TX−ACKフィールド214に1が設定されたフレームを受信する場合には、局12は、送信ビーム微調整プロセスの間に、N個のデータ単位をPCP14に送信する。同様に、L−RX−ACKフィールド216に0が設定されている場合は、ピア局の特定の数のトレーニングデータ単位に対する要求が拒否されたことを表し、L−RX−ACKフィールド216に1が設定されている場合は、デバイスがそのような要求に応じたことを表す。また、フィールド214及び216を、ピア局が将来送信するかもしれない送信及び受信ビーム微調整要求の拒否(すなわち、事前にビーム調整要求を拒否する)に使用することもできる。
デバイスは、フィールド220−226についても同様な態様で利用可能である。このようにして、デバイスは、8つのBFTセッションのそれぞれについて、効率的に且つ独立して交渉を行うことができる。すなわち、第1デバイスから第2デバイスへの方向にビーム微調整を受信する、第1デバイスから第2デバイスへの方向にビーム微調整を送信する、第2デバイスから第1デバイスへの方向にビーム微調整を受信する、第2デバイスから第1デバイスへの方向にビーム微調整を送信する、第1デバイスから第2デバイスへの方向にセクタスイーピングを受信する、第1デバイスから第2デバイスへの方向にセクタスイーピングを送信する、第2デバイスから第1デバイスへの方向にセクタスイーピングを受信する、及び第2デバイスから第1デバイスへの方向にセクタスイーピングを送信するセッションである。
必要であれば、フィールド214及び216は、より大きなビット数を占めてもよく、ピアデバイスのBFTプロセスの間にデバイスが送信又は受信する予定のトレーニングデータ単位の数を表してもよい。これらの実施形態において、デバイスは、詳細な確認のために、フィールド214及び216を使用することができる。(例えば、局は、L−TX=Nであるフレームをピア局に送信して、ピアデバイスから送信されたフレームにおいてL−TX−ACK=Nであるかを確認してもよい。)あるシナリオでは、デバイスは、要求に対する対案(カウンターオファー)を出すのに、フィールド214及び216を使用する。(例えば、L−TX=Nであるフレームをピア局に送信する局が、ピア局からの応答に送信されたフレームでL−TX−ACK=Nであるフレームを受信する。)
次に図4示すように、デバイスは、フィールド220−226を同様な態様で使用することができる。具体的には、デバイスは、フィールド220及び222を使用して、送信セクタスイープビーム形成及び受信セクタスイープビーム形成を要求することができ、また、フィールド224及び226を使用して別のデバイスからのセクタスイープビーム形成要求を受諾又は拒否することができる。
多くの場合、ビーム形成制御IEは、ビーム微調整制御要素202及びセクタスイープ制御要素204の一方又は両方を含むことができる。例えば、プロトコルは、特定の規定された数のトレーニングデータ単位と共にセクタスイープビーム形成を必須とし、可変数のトレーニングデータ単位と共にビーム微調整を任意とするように命令してもよい。所望の実装形態に応じて、ビーム形成制御IEは、情報要素識別子(図4には示されていない)を含むことができる。
IE200と同様な情報要素についての詳細、及びビーム形成セッションを制御する関連技術についての詳細は、2010年2月19日出願の米国特許出願公開第12/709,115号明細書"Techniques for Flexible and Efficient Beamforming(柔軟な及び効率的なビーム形成の技術)"、及び2009年2月24日出願の米国特許仮出願第61/154,985号明細書"Flexible and Efficient Beamforming Training for mmWave Systems(ミリ波システムの柔軟な及び効率的なビーム形成トレーニング)"に記載されている。これら特許出願の両方の全開示内容が、参照によって、本明細書に組み込まれる。
次に、セグメント化されたビーム形成技術の例を、図5−24を参照して説明する。図25を参照してセグメント化ビーム形成を実行可能な送信機の例を、図26を参照してセグメント化ビーム形成を実行可能な受信機の例を、以下に説明する。以下の記載では、BFT単位に含まれる1つ又は複数のインデックス及び/又はその他のパラメータは、簡略化のため、対応するBFT単位を表すブロックの内側に示されている数字で表現されている(図3Aで使用された表記方法と同様である)。また、図示の簡略化のために、以下に説明する様々な実施形態で使用されているBFT単位は、N個のBFT単位d、d、・・・、dを有するビーム形成セッションとして称されている。しかしながら、このような同一の記載は、説明を簡易にする目的のみに使用されており、異なる実施形態におけるBFT単位は、異なった形式とされており、ビーム形成セッションにおけるBFT単位の数は、実施形態及び/又は設定オプションによって異なることは、明らかである。
最初に図5を参照して、8個のBFT単位d、d、・・・、dを有するビーム形成セッションセットS1を、等しいサイズの2つのセグメントSG1及びSG2に分割する。この例において、セットS1におけるBFT単位はそれぞれ異なるセクタに対応し、PCP250は、2つのビーコン間隔252及び254にわたって、送信セクタスイーピングの1セッションを実行する。具体的には、セグメントSG1は、ビーコン間隔252におけるBTタイムスロット256に対応し、セグメントSG2は、ビーコン間隔254におけるBTタイムスロット258に対応している。この例では、BFT単位d、d、・・・、dは、発見ビーコンであり、それぞれがセットSにおける固有のインデックスを含む。PCP250は、カウントダウン(7、6、・・・、0)を規定するべく、インデックスの降順でBFT単位d、d、・・・、dを送信する。このインデックスは、セットS1及び対応するセグメントSG1及びSG2において、複数のBFT単位を個別に識別し、送信されたBFT単位のインデックスがシーケンスを形成することから、このインデックスは、グローバルカウンタであると見なすことができる。
新たな局がビーコン間隔252の始まりを逃し、BT256の間に時間的に遅れて発見ビーコン/BFT単位を受信した場合には、少なくともある実施形態では、このBFT単位におけるグローバルカウンタは、新たな局が信頼性高くビーム形成セグメントの終了を決定するのに十分なものではない。例えば、新たな局がBFT単位5を受信しても、新たな局は、対応するビーム形成セッションが継続しており、BFT単位5のすぐ後には5つの更なるBFT単位が続くのか、又は、ビーム形成セッションがセグメント化されており、BT256が直ぐに終了するのかを判断することができない。(しかしながら、BFT単位5がセグメント化されたビーム形成セッションの最後のセグメントである場合には、BFT単位5の直後には、更に5つのBFT単位が続くこととなる。)
別のシナリオでは、BT256が終了した後であって、ビーコン間隔254及びBT258が開始する前に、新たな局は、PCP250がセットS1を送信する通信チャネルの走査を開始する。ある実施形態では、新たな局は、ビーコン間隔254の開始時に提供されるその他の情報に基づいて、BT258の継続期間を正確に判断することができ、したがって、BT258の間に幾つのBFT単位が送信されるか判断することができる。しかしながら、ある実施形態では、局は、BT258で送信されたBFT単位が、完全なビーム形成セッションに対応するのか、それとも、一セグメントのみに対応するのかを、依然として判断することができない。したがって、この実施形態のような局が、例えば、セクタ6に対応するインデックス2を有するBFT単位を受信した場合には、局は、より良好な品質の通信を提供できるその他のセクタが存在するのかどうか知ることができない。
一実施形態において、セットS1におけるBFT単位のそれぞれは、ビーム形成セッションが連続的か又はセグメント化されているかを示す更なるフラグ(例えば、1ビット)を含む。1つのシナリオ例では、受信に成功したBFT単位におけるフラグの値に基づいて、新たな局は、ビーム形成セッションを完結させるべく、後に続く1以上のビーコン期間において、チャネルを走査することを決定する。新たな局がチャネルの走査を開始した後に受信された第1BFT単位におけるグローバルカウンタ(例えば、5)の値よりも大きなグローバルカウンタの値(例えば、7)を有するBFT単位を、局が受信すると、その局は、ビーム形成セッションセットS1のサイズを決定することができる(例えば、0から7への遷移の検出に基づいて、BFT単位の最も大きなインデックスが7であり、したがって、セットS1のサイズが8であると判断する)。別のシナリオでは、局は、部分的に完了した順方向ビーム形成セッションを使用し、局が反対方向のビーム形成を開始する期間であるA−BFTタイムスロットに参加する。一実施形態では、BTタイムスロットの間にBFT単位/発見ビーコンの何れも受信に成功しなかった局は、少なくとも1つのビーコンを受信できるまで、チャネルを走査し続ける。
一実施形態において、PCP250からのTxSWセッションを部分的にしか完了していない局は、A−BFTタイムスロットにおいて、PCP250からの送信ビーム微調整をサポートすることによって、未完成のTxSWセッションの(少なくとも部分的に)穴埋めを行う。別の実施形態では、局は、PCP250の完成したTxSWセッションを、時間的に後ろのある時点(例えば、別のタイムスロット、別のスーパーフレーム等)で必要とする。
図6Aに示すように、セットS2におけるBFT単位のそれぞれは、各セグメントにおいてBFT単位を個別に特定するローカルカウンタ、及び、セットS2が分割されるセグメントの数を示すセッション期間インジケータを含む。一例において、8個の単位のセットS2は、4個の単位のセグメント2つに分割され、BFT単位それぞれにおけるセッション期間インジケータは、2に設定される。この例の実施形態では、2つのセグメントのそれぞれにおけるBFT単位のローカルカウンタは、3から0へのカウントダウンを規定する。
一実施形態において、PCP270は、2つの隣接するビーコン間隔272及び274にわたって、セットS2を送信する。局276は、ビーコン間隔274の始まり又はそれ以前に、チャネルの走査を開始し、ローカルカウンタにそれぞれ1及び0が設定された2つのBFT単位を受信する。一実施形態では、セッション期間インジケータの値(この例では、2)に基づいて、局276が次に続くビーコン間隔に幾つの更なるBFT単位を受信するのかを局276が判断する。図6Aに記載されたシナリオでは、局276は、完全でない部分的な結果を採用すると決定し、フィードバックフレーム278をPCP270に送信する。このようにして、局276は、効率的にビーム形成セッションの継続期間を制御することができ、十分に良好なセクタが特定できた後に、PCP280が余分なBFT単位を送信することを防ぐことができる。
別の実施形態では、ビーコン間隔272及び274は、互いに隣接していない。例えば、オーバーヘッドを低減するために、BTタイムスロットを有さない1以上のビーコン間隔を、ビーコン間隔272と274との間にスケジュールすることができる。一実施形態において、セッション期間インジケータは、完全なビーム形成トレーニングセッションが、BTなしビーコン間隔を含むビーコン間隔の幾つ分にわたっているかを示す。この場合、局は、ビーム形成トレーニングセッションを実行するのに必要となる時間の長さを容易に判断することができる。
図6Bに示す別のシナリオでは、局282は、PCP280のTxSWセッション、又は、少なくとも、ビーム形成セッションの1以上の更なるセグメントに参加するべく、更なるビーコン間隔を走査することを決める。一実施形態では、ビーコン間隔として測定されるビーム形成セッションの期間を、PCP280が動的に変更する。例えば、あるシナリオでは、PCP280は、TxSWセッションに対して1つおきのクタのみ(例えば、セクタ1、3、5・・・)を選択すると決定し、それに従ってセッション期間インジケータを更新する。
図7は、BTタイムスロットにおけるセグメント化ビーム形成の別の技術を例示した図面である。この実施形態において、セットS3におけるBFT単位のそれぞれは、各セグメントにおいてBFT単位を個別に特定するローカルカウンタ、及びセットS3におけるBFT単位を個別に特定するグローバルカウンタを含む。この例において、8個の単位を有するセットS3は、4個の単位のセグメント2つに分割され、PCP290は、ビーコン間隔292及び294の間にこのセグメントを送信する。上記で説明した実施形態と同様に、2つのセグメントのそれぞれにおけるBFT単位のローカルカウンタは、3から0へのカウントダウンを規定する。
図7に概略的に示されるように、局296が、グローバルカウンタが5及びローカルカウンタが1に設定されているBFTを受信した場合、局296は、一方で、現在のBTタイムスロットで幾つのBFT単位がさらに送信されるのか、そして他方で、現在のビーム形成セッションが、幾つの更なるビーコン間隔を占めるようにスケジュールされているのかを判断する。すなわち、局296は、現在のBTタイムスロットがいつ終了するようにスケジュールされているのか、及び、ビーム形成セッションがいつ終了するようにスケジュールされているのか、を判断する。
ある実施形態では、局296はビーム形成セッションが完了していないことを知っていても、局296は、BTタイムスロットの後のビーコン間隔292において、フィードバックフレーム298Aを送信する。このような一実施形態において、フィードバックフレーム298Aは、これまでで最も良好なセクタを規定していると解釈することができ、PCP290及び局296は、ビーム形成セッションを完結させ、その後で、局296は、別のフィードバックフレーム298Bを送信する。
図8に示すように、セットS4に含まれるBFT単位それぞれは、各セグメントにおけるBFT単位を個別に特定するローカルカウンタ、及びビーム形成セッションにおけるセグメントを個別に特定するセグメントカウンタを含む。この例において、8個の単位を有するセットS4は、4個の単位のセグメント2つに分割され、PCP310は、ビーコン間隔312及び314の間にこのセグメントを送信する。上記で説明した実施形態と同様に、2つのセグメントのそれぞれにおけるBFT単位のローカルカウンタは、3から0へのカウントダウンを規定する。さらに、BFT単位のセグメントカウンタは、1から0へのカウントダウンを規定する。図7を参照して説明した実施形態のように、局316は、セグメントの終わり、完了したビーム形成セッションの終了時、及びその両方の時点で、フィードバックを供給する。
図7及び図8に示すように、これらの実施形態によれば、局が、ビーム形成セッションの最後のセグメントでBFT単位を受信した場合には、局は、現在のビーム形成セッションが、セグメント化されているのか又は連続的であるのかを判断することができない。例えば、ローカルカウンタ及びグローバルカウンタの両方が、ビーム形成セッションセットにおける最後のBFT単位を指している場合には、局は、PCPがこれまでにビーム形成セッションの前に位置するセグメントを送信したか否かを判断できない。
図9に示すように、PCP330は、グロ−バルカウントダウンの所定の値が、セグメント化されたビーム形成セッションの最後のセグメントを指している点以外は、セットS3と同様なビーム形成セッションセットS5を使用する。したがって、セットS5におけるBFT単位のそれぞれは、各セグメントにおいてBFT単位を個別に特定するローカルカウンタ、及びセットS5におけるBFT単位を個別に特定するグローバルカウンタを含む。この実施形態において、PCP330及び局332によって使用されるプロトコルは、グローバルカウンタの最も大きな値を、63と規定する。したがって、PCP330は、ビーム形成セッションの最後のセグメントにおけるBFTそれぞれにおけるグローバルカウンタを、63に設定する。例えば、局332が、63に設定されたグローバルカウンタ及び3に設定されたローカルカウンタを有するデータ単位を受信した場合には、局332は、ビーム形成セッションの最後のセグメントの識別子として、グローバルカウンタが使用されたと判断することができる。一方、局332が、0に設定されたグローバルカウンタ及び3に設定されたローカルカウンタを有するデータ単位を受信した場合には、局332は、BFT単位が、連続ビーム形成セッションの間に送信されると分かる。
別の実施形態では、ローカルカウンタ及びグローバルカウンタ(又はセグメントカウンタ)に加えて、専用フィールドも使用される。例えば、図10に示すように、セットS6におけるBFT単位のそれぞれは、各セグメントにおいてBFT単位を個別に特定するローカルカウンタ、セットS6におけるBFT単位を個別に特定する第1グローバルカウンタ、及びセットS6におけるBFT単位を個別に特定し第1グローバルカウンタとは反対方向にカウントを行う第2グローバルカウンタを含む。この例において、BFT単位のローカルカウンタは、3から0へのカウントダウンを規定し、第1グローバルカウンタは、7から0へのカウントダウンを規定し、第2グローバルカウンタは、0から7へのカウントダウンを規定する。ここで、これら3つのカウンタは、ビーム形成セッションが連続的であるか又はセグメント化されているかを明確に示し、セグメント化されている場合には、セグメント及びビーム形成セッションにおける残りのBFT単位の数を示す。図10に例示されるように、この例では、局342は、PCP340から、値1、1、6を有するBFT単位を受信するが、値はそれぞれ、ローカルカウンタ、第1グローバルカウンタ及び第2グローバルカウンタに対応している。これら3つのカウンタに基づいて、局342は、ビーム形成セッションの終わりを判断し、フィードバックフレーム344を送信する。
一実施形態において、各BFT単位に含まれるフィールドは、ローカルカウンタ及びグローバルカウンタに加えて、セクタの全数を規定する。したがって、例示したBFT単位は、それが、16個のセクタのうちのセクタ5に対応していることを示しており、局は、更なるビーコン間隔が存在する場合には、ビーム形成セッションを完結するまでに幾つの更なるビーコン間隔を処理しなければならないかを判断することができる。
図11Aに示される実施形態では、セットS7におけるBFTのそれぞれは、セットS7におけるBFT単位を個別に特定するグローバルカウンタ、及び、ビーコン間隔の始まりからの、BFT単位が送信されるBT期間の継続時間を規定するセグメント期間インジケータd1又はd2を含む。一実施形態において、セグメント期間インジケータd1又はd2を使用して、局350は、局350がフィードバック(例えば、これまでのところ最良の)フレーム352をPCP354へと送信する期間であるA−BFTタイムスロットの開始を判断する。
図11Bに示す別の実施形態では、セグメント期間インジケータdは、BT時間間隔の終わりまでに残された時間の長さを規定する。したがって、インデックスが7のBFT単位は、期間d7を規定し、インデックスが6のBFT単位は、それより短い期間d6を規定するというように、構成される。一実施形態において、局355は、セグメント期間インジケータdを使用して、局355がフィードバック(例えば、これまでのところ最良の)フレーム356をPCP358へと送信する期間であるA−BFTタイムスロットの開始を判断する。
上記では、幾つかの技術が特定のタイムスロットを参照して説明されたが、これらの技術の少なくとも一部は、通常、その他のタイムスロットについても適用可能である。例えば、グローバルカウンタ、ローカルカウンタ、セグメントカウンタ、セグメント期間インジケータ等の一部又は全てを、2つ以上のデバイス間で使用されるあらゆるビーム形成セッションにおけるBFT単位に適用することができる。図6A−11では、主にセクタスイーピングに注目していたが、上記の技術は、ビーム微調整又は対応する通信ネットワークに実装されるその他のビーム形成段階にも同様に適用可能である。
次に、図12A−21には、A−BFTタイムスロットにおけるビーム形成に適用可能な技術のうちの幾つかが例示されている。下に記載するシナリオの少なくとも一部において、PCPは、PCPと局間のTxSWセッション全体又は一部を完了した後、次に、局は、ビーム形成セッションを反対の方向で開始する。BTタイムスロット間のPCPビーム形成と同様に、局は、N個のBFT単位d、d、・・・、d(ビーム形成セットSを規定する)が送信される時に、送信ステアリングベクトルu、u、・・・、uをそれぞれ局のアンテナアレイに繰り返し適用する。あるシナリオでは、PCPと同様に、局はセクタスイーピングを実行し、別のシナリオでは、ビーム微調整を実行する。
一実施形態において、局は、特定のビーコン間隔に対するスーパーフレームのスケジュールに関しては直接制御しない。すなわち、局は、BT、A−BFT及びその他のタイムスロットの継続期間を直接制御することはできない。替わりに、局は、対応するPCPによって決定されるスケジューリング考慮して、ビーム形成セッションをセグメント化することができる。
初めに、図12Aに示すように、PCP360は、BTタイムスロット364の間に送信されるビーコン362におけるA−BFTタイムスロットの最大許容長さを規定する。一実施形態において、ビーコン362は、TxSWセッションの一部として送信されるBFT単位である。ビーコン362において規定されている制限に基づいて、局366は、局366からPCP360への方向におけるTxSWセッションの間に、ビーム形成セッションセットがどのようにセグメント化されるべきかを決定する。図12Aに示された例では、局366は、PCP360によってスケジュールされたA−BFT368の期間に、4つのBFT単位が収まるように決定している。したがって、2つのビーコン間隔の期間に、局366は、8個の単位ビーム形成セットS8をPCP360に送信する。
図12Bに示される実施形態では、PCP370は、BFTタイムスロット374の最新の終了時間を規定する期間フィールドを含むビーコン372を送信する。局376は、局376のアンテナアレイに対する効率的な送信ベクトルを取得するTxSWセッションのようなビーム形成セッションが、どのようにセグメント化されるべきかを決定する。この例において、PCP370もビーム形成セットS8を使用する。
図12A及び12Bに示すような様々な実施形態では、セットS8における各BFT単位は、グローバルカウンタ、ローカルカウンタ、第1グローバルカウンタとは反対の順番でカウントする第2グローバルカウンタ、ビーム形成セッションがセグメント化されているかを表す1ビット等のうち、1つ又は複数を含む。PCP360及び370は、この情報を使用して、局366及び376によって実行されるビーム形成セッションの特定のセグメントが、いつ終了するのかを判断する。
また、図13に示すように、一実施形態において、PCP380は、これまでのところ最良であるセクタを規定するセクタフィードバックフレーム382を送信する。一実施形態において、PCP380は、ATタイムスロットの間にフレーム382を送信する。局384は、受信されたフィードバックに応じたステアリングベクトルを使用して、確認応答(acknowledgement)386で、フィードバックフレーム382に応答する。(例えば、フィードバックフレーム382が、これまでのところ最良の受信品質が、ベクトルuを使用して送信されたBFT単位5に対応していることを示した場合には、ベクトルuを使用する。)さらに、ある実施形態では、PCP380及び局384は、フレーム382及び386を使用して、現在実行されているビーム形成セッションの継続又は一時停止を交渉する。図4に戻り、あるシナリオでは、局384が、次に続くビーコン間隔ではセグメント化されたビーム形成セッションを再開しないように要求するために、PCP380は、L−TXSW−ACKフィールド224にゼロを設定する。別のシナリオでは、局384が、次に続くビーコン間隔において、ビーム形成セッションの少なくとももう1つのセグメントを実行することを許可するために、PCP380は、L−TXSW−ACKフィールド224に1を設定する。図13の例では、局284は、2つのビーコン間隔390及び392にわたって、ビーム形成セッションセットS9を送信し、ビーム形成セットS9全体に関するセクタ選択を有するフィードバックフレーム388を受信する。
図13の例のような実施形態では、局384は、ビーコン間隔390の残りの期間、PCP380からのフレームが来るかを注意して観察し続ける。あるシナリオ例では、PCP380は、局384がビーム形成セッションを終えることができるBFT期間の割り当てを通知する、又は、別の実施形態では、ビーム形成セッションの更なる1以上のセグメントを実行する。一実施形態において、局384は、ビーコン期間390の間、必要であれば、それに続くビーコン間隔の間も、PCP380からの通知が来るかを注意して観察し続ける。様々なシナリオでは、許可(グラント)要求に応じて動的に割り当てられた期間、動的に交渉されたコンテンションベース期間(CBP)タイムスロット、ビーコン間隔390においてPCP380によって明示的に割り当てられたSP、ビーコン間隔390又はビーコン間隔392のようなそれより後のビーコン間隔においてPCP380によって割り当てられたSPといった形式で、局384は、ビーム形成セッションを終了するための1以上のBFT期間を取得する。
具体的な例として、図14に示すように、PCP400は、局404のビーム形成セッションの1セグメントとして1以上のBFT単位を受信すると、局404へとフィードバックフレーム402を送信する。そして、局404は、フィードバックフレーム402を受信すると、いつ局404が、セグメント化されたビーム形成セッションを継続又は継続を試みることが可能となるかを示す通知フレーム又は許可期間フレームを待つことを開始する。一実施形態において、PCP400は、局404がビーム形成セッションの第1セグメントを実行したビーコン間隔410に続くビーコン間隔412におけるATタイムスロットの間に、通知フレーム又は許可期間フレーム406を送信する。ある実施形態では、ビーコン間隔410及び412は、隣接していない。更に、別の実施形態では、フレーム406は、ビーコン間隔410又は別のビーコン間隔のATタイムスロットの間に送信される。
一実施形態に係る通知フレーム又は許可フレーム406は、局404がBFT期間獲得を争うCBP割り当てを示す。局404は、送信可能状態を表すclear−to−send(CTS)フレーム416を受信すると、送信要求を表すrequest‐to‐send(RTS)フレーム414を送信して、セグメント化されたビーム形成セッションの別のセグメントの実行に移る。
図15に示すように、別のシナリオでは、PCP420は、明示的にSP422を局424に割り当てて、通知/SP割り当てフレーム426において、SP422の割り当てを通知する。
別の例では、PCP430(図16)は、CBP432を割り当てて、許可フレーム436と共にCTSフレーム434を、局438に送信する。一実施形態において、許可フレーム436は、CBP432内の局438に許可されたBFT期間の長さを規定する。局438は、BFT期間の許可を受け取り、ビーム形成セッションの少なくとも1つのセグメントの実行に進む。
図17には、A−BFTタイムスロットにおいて、ビーム形成セッションの1セグメントに続くBFT期間の取得の例が示されており、ここで、PCP440は、不完全なSP442を局444に割り当てる。一実施形態において、許可フレーム446におけるフィールド(例えば、1ビットフラグ)は、不完全なSP442が、ビーム形成トレーニングのために特に許可されたものであることを表す。
一実施形態において、図18に示すように、A−BFTタイムスロット454におけるビーム形成セッションの1セグメントに続いて、PCP450から、BFT割り当て(例えば、図15に例示したフレーム426と同様な通知フレーム)、又は、ビーム形成要求(例えば、受信セクタスイーピング要求)を受信しない局452は、次のA−BFTタイムスロット456において、セグメント化されたビーム形成セッションの次のセグメントを実行する。一実施形態において、局452は、A−BFTタイムスロット454の後、A−BFTタイムスロット456が開始するまでの間、チャネルを走査し続け、PCP450から送信される関係する通知フレーム又は期間許可フレームを逃さないようにする。
図19に示されるような幾つかの実施形態では、PCP460は、局462及び464によって実行される平行セグメント化ビーム形成セッションをサポートする。一実施形態において、A−BFTタイムスロット466は、複数のセクタスイープ(SS)サブタイムスロット1、2、・・・、Lに分割される。ある実施形態では、ビーム形成セッションを開始する前に、任意の数のSSサブタイムスロット分だけ、局462、464及び469は後退する。ある例のシナリオでは、局462及び464はそれぞれ、スロットNにおいてビーム形成セッションセットS10及びS11を送信するが、同じ数(又はゼロ)のタイムスロット分後退した後に、スロットの開始時点で送信を開始する。一方で、局469は、1タイムスロット分だけ後退し、その後で、スロットN+1においてビーム形成セッションを開始する。一実施形態において、セットS10及びS11は、送信セクタスイーピングと関連付けられる。PCP460は、セットS10における複数のBFT単位のうちの1つと、セットS11における複数のBFT単位のうちの1つとを受信する。そして、PCP460は、フィードバックフレーム468及び470を、局462及び464へと送信する。いずれの場合であっても、ビーム形成セッションセットS10及びS11が、スロットNにおいて部分的に衝突してしまう可能性があることから、PCP460は、ビーム形成の部分的な結果のみに基づいてフィードバックを提供する。
一実施形態において、フィードバックフレーム468は、局462は、セットS10全体又はそのセグメントを使用して、ビーム形成をやり直すことを試みるべきでないことを示す。この場合におけるフィードバックフレーム468は、受信に成功したBFT単位のうちのどれを許容される品質(例えば、BFT単位0)と関連付けるのかを規定する。別の実施形態において、フィードバックフレーム468は、局462は、A−BFTタイムスロット466内でビーム形成することを試みるべきでなく、替わりにDTTタイムスロットにおいてビーム形成をやり直し又は再開するべきであることを示す。一実施形態では、これに応答して、局462は、新たなTxSWセッションをDTTにおいて開始し、DTTにおいてセグメント化されたビーム形成セッションを再開する。別の実施形態では、フィードバックフレーム468は、局462は、別のSSタイムスロット(例えば、スロットN+1)においてビーム形成セッションをやり直す(又は再開する)べきであることを示す。
別の例として、図19には、局469が、2つのSSスロットの間でビーム形成セッションをセグメント化し、2つのスロットが、異なるA−BFTタイムスロットに属している様子が示されている。この例におけるSSタイムスロットそれぞれは、BFT単位を送信する8回の機会を有し、局469は、16個のセクタそれぞれをカバーするべく16個のBFT単位を送信することを望む。一実施形態において、局469は、一定数のスロット分、後退した後で、スロットN+1においてBFT単位の送信を開始する。ある実施形態では、後退オフセットは、ランダムに生成される。
次に、図20及び21を参照して、セグメント化された受信セクタスイーピングの例を説明する。図20に示されているPCP470は、ビーコン471において、PCP470がA−BFTタイムスロット472の間に受信セクタスイーピング(RxSW)を実行することを望んでいることを通知する。上記で説明した例の一部と同様に、ビーコン472は、A−BFT472の期間の境界(又は、A−BFT472の間に送信されるBFT単位の数)を指定する。一実施形態では、これと異なり、局473は、同じ無指向性モードステアリングベクトルを使用して、セットS12における複数のBFT単位のそれぞれを送信し、その一方で、PCP470は、S12のBFT単位を受信する時に、異なるステアリングベクトルを繰り返し適用する。RxSWビーム形成セッションのセグメントに続いて、PCP470は、ビーム形成セッションの残りの部分に関して局473に指示を与えるべく、BFT要求474を送信する。
一実施形態において、PCP470は、現在のビーコン間隔又はそれに続くビーコン間隔におけるATタイムスロットの間に、許可(grant)フレーム475を送信する。許可フレーム475は、局473が、PCP470の受信ステアリングベクトルのトレーニングを継続するべき、すなわち、RxSWセッションを継続するべき期間であるSP476の割り当てを示す。
別の実施形態において、BFT要求474は、次に続くビーコン間隔において別のBFTタイムスロットが割り当てられ、局473は、そのタイムスロットの間に、ビーム形成セッションの別のセグメントとして、セットS12の別のサブセットを送信するべきであることを示す。更なる別の実施形態では、局473は、PCP470から、フィードバック又は関連する通知又は許可期間を受信せず、初期設定として、次のA−BFTタイムスロットでビーム形成セッションの別のセグメントの実行に進む。
図21には、PCP477が、複数の平行セグメントRxSWセッションをサポートする技術を実装した様子が示されている。ここで、平行セグメントRxSWセッションは、フィードバックを局478−480に供給するのではなく、PCP477の受信トレーニングを継続するべく、いつそれぞれの局478−480がBFT単位を送信すべきかを示すBFT要求481−483をPCP477が送信する点を除いて、図19を参照して上記で説明した平行セグメントTxSW技術と概して同じである。
また、上記した技術と同様なセグメント化されたビーム形成技術は、関連付けられた局同士の組の間でも利用可能である。実施形態のうちの一部において、局は、割り当てられたBFT期間(SP、CBP、DTTの動的に割り当てられた部分等)において、ビーム形成セッションを開始することができる。局が、ビーム形成セッションを完結できない場合、局は、効率的にセッションを一時中断し、セッションを始めからやり直すのではなく、別の期間において(最初に割り当てられたBFT期間と同様な種類の期間であってもよいし、異なる種類の期間であってもよい)中断したセッションの再開を試みる。一実施形態において、局は、可能な限り割り当てられたBFTの使用を試みる。したがって、TxSWセッションか完結した後のBFT期間に時間が残っている場合には、局は、ビーム微調整セッションを開始する。一実施形態において、局が、開始したビーム微調整セッションを完結できない場合には、局は、ビーム微調整セッションを中断して、ビーム微調整セッションを有効なセグメント化されたビーム微調整セッションにして、利用可能な別の期間に、セッションを継続する。上記したように、ビーム形成セッションのセグメントは、同じ長さである必要はなく、局は、効率よく、BFT期間を利用することができる。
図22には、局485及び486が、PCP487と関連付けられている一実施形態が示されている。局485は、特定のBFT期間の間に、PCP487を介して、BFT要求488を局486へと転送することにより、セグメント化TxSWセッションを開始する。そして、局486は、PCP487を介して、BFT応答489を局485へと転送し、局485は、BFT期間の残りの時間に、8個の単位からなるビーム形成セッションセットS13の第1セグメントを局486へと送信する。この例において、局485は、セットS13(図8参照)におけるBFT単位それぞれに、ローカルカウンタ及びセグメントカウンタを含む。一般的に、局485は、いかなる技術を用いて上記したビーム形成セッションの進行を追跡してもよく、例えば、時間間隔の終わりまでに残された時間の長さを特定するセグメント期間インジケータに基づいて、セグメントの終わりを見積もってもよい。同様に、局486は、ビーム形成セッションの終わり又はセグメント終わりを、カウンタ、及び/又は、例えば、図6A−12を参照して説明した技術を使用したその他のインジケータの値を使用して判断又は推定してもよい。
別の実施形態では、局485は、BFT期間の終わりに更なるビーム形成要求を送信して、別の期間の割り当てを交渉する。一実施形態では、BFT要求は、ビーム形成セッションの推定された継続時間、又は、セットS13に幾つBFT単位が残されているかを示す情報を含み、局486(及び、ある条件では、PCP487)が、次に続くタイムスロット及び/又はビーコン間隔を適切に計画できるようにする。ある実施形態では、局はまた、ATタイムスロットの間にBFT要求及び応答フレームを交換して、その他のビーム形成トレーニング段階と同期させる。
一実施形態では、局の組の間におけるセグメント化された受信ビーム形成の技術は、局の組の間におけるセグメント化された送信ビーム形成の技術と同様なものである。ある実施形態では、受信セクタスイーピング又はビーム微調整セッションの間に送信されるBFT単位はそれぞれ、グローバルカウンタ又は同様なインジケータを含み、ピア局は、ビーム形成セッション(又は、そのセグメント)の継続時間を見積もることができる。一実施形態において、受信アンテナアレイが受信ビーム形成セッションの間にトレーニングされる局は、セッションの終了時にピア局に応答を送信して、更なるセッション(例えば、セクタスイーピングに続いてビーム微調整)について交渉し、ピア局に、局が反対方向でのトレーニング等が行える用意があることを知らせる。
図23に示すように、スーパーフレーム490は、BT期間491、BFT期間492及びBFTT期間493を含む一実施形態において、スーパーフレーム490は、AT及びDTTのような更なるタイムスロットを含む。ビーム形成されたチャネル(又は、場合によっては、組となった局)を失ったPCP及び局は、BFTT期間493におけるBFT期間を、上記A−BFTにおけるセグメント化されたビーム形成と概して同様なセグメント化ビーム形成のために割り当てる。図23に例示されているシナリオでは、BFT期間のタイミングは、BTタイムスロット491の間のビーコンで通知される。
PCPが、セグメント化されたTxSWセッションのBFT単位に対応するビーコンを使用して、BTタイムスロット491の間のBFTT期間に、BFT期間を通知する場合には、ある場合には、局は、PCPとのTxSWセッションを完結するのに2つ以上のビーコン間隔を走査する必要がある。しかしながら、局が、次に続くビーコン間隔における1以上の更なるBTタイムスロットを走査することによって、セグメント化されたTxSWセッションを完了する場合には、局に割り当てられたBFTT期間493におけるBFTは、効率を考えると無駄になってしまう。
したがって、一実施形態では、PCPがBFTT期間493におけるBFTの割り当てを通知する場合には、BT491におけるTxSWセッションは、連続ビーム形成セッションとする。別の実施形態では、PCPが、TxSWセッションセグメントに、BFTT期間493におけるBFTの割り当てを通知する場合には、局は、まずPCPのTxSWセッションを完結させるべく割り当てられたBFTを使用し、その後、反対(逆)方向におけるTxSWビーム形成セッションを少なくとも開始させるべくBFTの残りを使用する。このような一実施形態において、PCPは、順方向のビーム微調整段階へと移る前に、反対方向のTxSWを完了させる。別の実施形態において、局は、割り当てられたBFTを使用して反対方向のTxSWを実行した後、BFT期間に利用可能な時間が残されている場合には、すぐに、反対方向におけるビーム微調整を実行する。別の実施形態では、BTタイムスロット491におけるTxSWセッションのBFT単位として送信されたビーコンは、BFT期間を割り当てないが、A−BFTタイムスロット492のタイミングを規定するので、1つ又は複数の局が、BFTTタイムスロット493における時間について競合する、又はA−BFTタイムスロット492をビーム形成に使用することができる。
上記したように、あるシナリオでは、BFT単位、BFT要求及び応答、及びその他のフレームは、図4を参照して説明したようなBFT制御IE200を含む。また、セグメント化されたビーム形成プロセスにおけるBFT制御IE200を使用する更なる一例として、図24に示すように、PCP495は、セグメント化されたTxSWプロセス間に、2つのビーコン間隔496及び497にわたって、ビーム形成セッションセットS14を送信する。一実施形態において、セットS14におけるBFT単位は、セットS14においてBFTを個別に特定するグローバルカウンタを含む。更に、S14におけるBFT単位のそれぞれは、BFT制御IE200と同様にフォーマットされたBFT制御IEを含み、L−TXSWフィールドは、PCP495が次のセグメントの間に送信したいと望んでるBFT単位の数を規定する。したがって、図24に示すように、ビーコン間隔496と関連付けられた第1セグメントの間に送信されるBFT単位のL−TXSWフィールドには、4が設定され(次に続くセグメントでは、4つのBFT単位が送信される予定であることを示す)、ビーコン期間497と関連付けられた第2セグメントの間に送信されるBFT単位のL−TXSWフィールドには、0が設定される(これ以上BFT単位が送信される必要が無いことを示す)。
局498は、グローバルカウンタ及びL−TXSWフィールドを使用して、TxSWセグメントそれぞれの終わりを計算する。一実施形態において、局498は、完了したTxSWセグメントに応答して、フレーム499を送信する。あるシナリオでは、フレーム499は、反対方向におけるTxSWセッションに使用されるBFT単位である。一実施形態において、この場合におけるフレーム499の各々は、順方向におけるTxSWビーム形成が必要ないことを表すべく、L−TXSW−ACKにゼロが設定されているBFT制御IE200を含む。別の実施形態では、局499は、完全なTxSWセッションが予想されることを示すべく、L−TXSW−ACKに1が設定されているセグメントフィードバック情報として、フレーム499を送信する。
更に、一実施形態において、PCP495は、A−BFTタイムスロットにおける局498によって実行されるTxSWビーム形成セッションのセグメント(すなわち、反対方向のTxSWビーム形成)に対して、PCP495が、局498が逆方向ビーム形成セッションを完結すると予測していることを示すべくL−TXSW−ACKに1が設定されているセクタフィードバック情報で応答する。別のシナリオでは、PCP495からのセクタフィードバック情報は、これ以上TxSWビーム形成が必要ないことを示すべくL−TXSW−ACKにゼロが設定されているフィールドを含む。一実施形態において、セクタフィードバック情報のL−TXSW−ACKにおけるゼロの値により、局は、ビーム微調整に進む。
次に、図25及び図26をそれぞれ参照して、本開示の一実施形態に係るセグメント化ビーム形成トレーニングを実施可能な送信機及び受信機の例について説明する。
図25は、送信ユニット500例のブロック図である。送信ユニット500は、アンテナアレイ502、アナログ/デジタル伝送データ経路504、ビーム形成制御部506、BFTフレームを含む通信フレームを生成するフレーム生成器508、BFT制御IE生成器509、及びセグメント化受信セクタスイーピング及び/又はセグメント化ビーム微調整を制御するセグメント化Txビーム形成制御部514を備える。送信ユニット500は、図1−24を参照して説明した技術の一部又は全てを実装する。一実施形態において、ビーム形成制御部506は、セクタスイーピング及びビーム微調整をそれぞれ制御する、送信セクタスイープ制御部510及び送信ビーム微調整制御部512を備える。ある実施形態では、ビーム形成制御部506は更に、ピア受信トレーニングのためのBFT単位のセットをそれぞれ生成するピアRxセクタスイープ制御部542及びピアRxビーム微調整制御部544を備える。
アンテナアレイ502は、それぞれが遅延線530、532及び534に接続されたn個のアンテナ520、522及び524を備え、それぞれがデジタル的に制御可能であり、ビーム形成ネットワークを規定している。遅延線530、532及び534はそれぞれ、対応するアンテナ520、522又は524から送信された信号を、位相シフト角θでシフトさせることができる。アンテナアレイ502と遅延線530、532及び534とで、送信ユニット500の位相配列535を規定する。送信ビーム形成プロセスの間、ビーム形成制御部506は、上記したようなステアリングベクトルu、u、・・・、uのシーケンスを反復して実行し、ベクトルuの現在の値に従って、位相シフト角θ1、θ2、・・・、θnを、デジタル制御可能遅延線130、132及び134に適用する。
アンテナ520−524が、共通アナログ/デジタル送信データ経路を共有することにより、局500の実装コストを低減させている。データ経路を共有していることから、スプリッタ540は、送信データ経路504からアンテナ520−524へそれぞれ角度θ1、θ2、・・・、θnでシフトされた信号を適用するあらゆる好適な技術を利用してもよい。一実施形態において、アンテナ520−524及び対応する遅延線530−534は、別々のデータ経路に接続されていてもよい。一般的に知られるように、アナログ/デジタル送信データ経路504は、エンコーダ、インターリーバ、変調器、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理ブロック等のうちの一部又は全てを備える。
動作時には、セグメント化されたTxビーム形成制御部514は、ビーム形成セッションがどのようにセグメント化されるべきか及びどのようにBFT単位にインデックスを付す又はIDを付すかを決定する。一実施形態において、セグメント化されたTxビーム形成制御部514は、動的にビーム形成セッションのセグメントサイズを更新して、セグメント化ビーム形成セッションを一時的停止する、又は、受信信号経路547を介して受信したフィードバック情報を考慮してビーム形成セッションを再開する。
フレーム生成器508は、BFT要求フレーム、BFT応答フレーム、ビーム形成トレーニングシーケンス等を生成する。フレーム生成器508によって生成されたフレームの一部は、BFT制御IE生成器509によって生成されたBFT制御IE(上記のBFT制御IE200のような)を含む。L−TX、L−RX、L−TX−ACK及びL−RX−ACKフィールドに値を投入する(ポピュレートする)べく、BFT制御IE生成器509は、送信ビーム微調整制御部512から対応する値を取得する。そして、送信セクタスイープ制御部510は、値L−TXSW、L−RXSW、L−TXSW−ACK及びL−RXSW−ACKを、BFT制御IE生成器509に供給する。さらに、BFT制御IE生成器509は、セグメント化Txビーム形成制御部514によって規定されたセグメント化ビーム形成セッションの状態に従って、これらのフィールドの一部に値を投入する。
図25に進み、一実施形態において、送信ユニット500は、カウンタ/インジケータ生成器546を備える。カウンタ/インジケータ生成器546は、対応するビーム形成セッションセット内における特定のために、BFT単位が有するべき1以上の情報要素又はフィールドを生成する。一実施形態において、カウンタ/インジケータ生成器546は、上記したような、ローカルカウンタ、グローバルカウンタ、セッション期間インジケータ及びBFT単位特定に関するその他のデータのうちの1つ及び幾つかを生成する。
送信ユニット500では、一般的に、モジュール504、506、508、510及び512は、プロセッサ、ファームウェア及びこれらの組み合わせによって実行されるハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェア命令を使用して実装することができる。さらに、構成要素504、506、508、510及び512の一部は、例えば、電気的バスによって通信可能に接続されたカスタム集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)等の集積回路として実装されてもよい。また、遅延線530−534は、デジタル的又はアナログ的に制御可能であってもよい。
図26には、受信ユニットの例が示されている。受信ユニット550は、アンテナアレイ552、アナログ/デジタル伝送データ経路554、ビーム形成制御部556及びセグメント化Rxビーム形成制御部557、アンテナ560、562及び564、対応する遅延線570、572及び574、及び信号ベクトルvを生成する好適な技術を使用してアンテナ560−564からの信号を合成する加算器580を備える。品質評価ユニット582は、信号ベクトルvに対する品質情報又は指標(メトリック)を生成することができる。品質評価ユニット582は、計算した品質情報をそれぞれ、ベクトル選択ユニット584へと供給することができる。一実施形態において、連続及び/又はセグメント化ビーム形成と関連付けられた情報を処理するため、受信ユニット550は、BFT制御IE処理部586及びカウンタ/インジケータ処理部588を備える。
動作時には、BFT制御IE処理部586は、上記したようなL−TX、L−RX、L−TX−ACK及びL−RX−ACKといったフィールドを処理し、様々なビーム形成段階の選択及びそのタイミングを決定する。実施形態に応じて、カウンタ/インジケータ処理部588は、グローバルカウンタ、ローカルカウンタ、期間インジケータ等の値を、受信したBFT単位から読み取り、この情報を、セグメント化Rxビーム形成制御装置557へと供給する。
一実施形態において、セグメント化Rxビーム形成制御部557は、どのようにビーム形成セッションがセグメント化されたかを判断する。あるシナリオでは、ビーム形成セッションのセグメントサイズの動的更新を処理したセグメント化Rxビーム形成制御部557は、セグメント化ビーム形成セッションを一時中断する又はビーム形成セッションを再開する等の要求に応答して処理を行う。
上記したように、あるシナリオでは、品質評価ユニット582が、例えば、受信された信号レベルが許容範囲である場合には、局は、進行中のセグメント化ビーム形成トレーニングを中断する。そして、ベクトル選択ユニット584は、受信ビーム微調整制御部590及び受信セクタスイープ制御部592と通信を行う。図25に例示した送信機の構造と同様に、局は550は、ビーム形成トレーニング性能データを格納するメモリ594を備える。
更に、ビーム形成制御部556は、ピア送信トレーニングの間、セクタスイープセッション又はビーム微調整セッションの間にそれぞれ受信したビーム形成セッションセットの一部又は全体を評価するべく、ピアTxセクタスイープ制御部596及びピアTxビーム微調整制御部598を含む。実施形態の少なくとも一部において、この処理の間に、ビーム形成制御部556は、同じ受信ステアリングベクトルをアンテナアレイ552に適用する。一実施形態において、ピアTxセクタスイープ制御部596及びピアTxビーム微調整制御部598は更に、受信したトレーニングデータ単位の品質評価を管理し、ピアデバイスに送信するフィードバック情報を生成する。
図1に戻り、ある実施形態では、セグメント化ビーム形成制御部18又は19は、セグメント化Txビーム形成制御部514及びセグメント化Rxビーム形成制御部557を含む。ある実施形態では、セグメント化ビーム形成制御部18又は19は、Txビーム形成制御部506の構成要素の一部又は全て、及び、Rxビーム形成制御部556の構成要素の一部又は全てを含む。
図27は、例えば、送信ユニット500によって実装されてもよいセグメント化ビーム形成セッションと関連付けられたBFT単位をトレーニングする方法例700のフローチャートである。一実施形態において、方法700の一部又は全体は、セグメント化Txビーム形成制御部514によって実装される。ブロック702において、複数のBFT単位又はビーム形成セットSが生成される。生成された複数のBFT単位のサブセットは、ブロック704において、ビーム形成セッションのセグメントとして送信される。ある実施形態では、ブロック704又はブロック702において、BFT単位には、複数のBFT単位及び/又はサブセット内における固有の番号が付与される。一例として、ある実施形態におけるカウンタ/インジケータ生成器546は、BFT単位それぞれに対して、グローバルカウンタ及びローカルカウンタを生成する。
次に、ブロック706において、更なるタイムスロットが取得される。一実施形態では、更なるタイムスロットは、同じスーパーフレーム内(すなわち、同じビーコン間隔の間)で取得される。別の実施形態では、更なるタイムスロットは、異なるスーパーフレーム内で取得される。方法700におけるブロック708では、ビーム形成セットS全体が送信されたか、又は、ビーム形成セッションを一時中断するコマンドがその他のデバイス(例えば、局又はPCP)から受信されたかを判断する。セットSがまだ完全でなく、その他のデバイスがセグメント化ビーム形成セッションを継続することを望んでいる場合には、ブロック704に戻る。その他の場合には、方法がブロック710で完結する。
図28は、例えば、受信ユニット550によって実装されてもよいセグメント化ビーム形成セッションと関連付けられたBFT単位をトレーニングする方法例750のフローチャートである。一実施形態において、方法750の一部又は全体は、セグメント化Rxビーム形成制御部557によって実装される。ブロック752において、1以上のBFT単位がビーム形成セッションの1セグメントの間に受信される。ある実施形態では、受信されたBFT単位のそれぞれは、BFT単位が連続ビーム形成セッションではなく、セグメント化ビーム形成セッションと関連付けられていることを示す情報を含む。方法750のブロック754において、BFT単位の送信に使用されるビームステアリングベクトル(受信ビーム形成トレーニングの場合には、BFT単位を受信するのに使用されるビームステアリングベクトル)の選択が許されるレベルの品質と関連付けられている受信されたBFT単位が存在するか否かを確認する。図26に戻り、例えば、品質評価/ベクトル選択ユニット582が、許容される技術(例えば、SNR測定)を、受信されたBFT単位に適用して、品質指標を生成する。そして、少なくとも1つのベクトルが選択可能である場合には、ブロック756で方法750が完結する。そうでない場合には、制御は、ブロック752に戻り、存在する場合にはビーム形成セッションの新たなセグメントを受信する。
図29には、図1−26を参照して上記で説明したセグメント化ビーム形成技術を使用可能な高精細テレビ(HDTV)1020が示されている。HDTV1020は、マスデータストレージ1027、HDTV信号処理及び制御ブロック1022、WLANインターフェース及びメモリ1028を備える。HDTV1020は、HDTV入力信号を、有線又は無線形式の何れかで受信し、表示部1026のためのHDTV出力信号を生成する。ある実施形態では、信号処理回路及び/又は制御回路1022、及び/又はHDTV1020のその他の回路(図示せず)がデータを処理し、コーディング及び/又は符号化を実行し、計算、データのフォーマット、及び/又は必要とされるHDTVのその他の処理を実行する。信号処理回路及び/又は制御回路1022は、上述したようなセグメント化ビーム形成技術を実装する。
一実施形態において、HDTV1020は、光記憶デバイス及び/又は磁気記憶デバイスのような不揮発性の態様でデータを格納するマスデータストレージ1027と通信を行う。マスデータストレージデバイスは、約1.8''よりも小さい直径を有する1以上のプラッタを含むミニHDDであってもよい。HDTV1020は、RAM、ROM、フラッシュメモリ及び/又はその他の好適な電子データ記憶装置のような低遅延不揮発性メモリ等のメモリ1028と接続する。HDTV1020はまた、WLANネットワークインターフェース1029を介して、WLANとの接続をサポートする。WLANネットワークインターフェース1029は、上記のような信号デコード技術を実装してもよい。
上記に記載したように、ビーム形成の様々な技術が開示された。一実施形態において、通信ネットワークにおけるビーム形成の方法は、一組のデバイス間のビーム形成セッションに対する2以上のBFT単位を1セット生成する段階を備え、BFT単位のセットにおけるBFTそれぞれは異なるインデックスと関連付けられている。また、方法は、複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1タイムスロットの間に送信させる段階と、複数のBFT単位の空でない第2サブセットを、第2タイムスロットの間に送信させる段階とを備え、第1タイムスロットと第2タイムスロットとは連続していない。
別の実施形態において、通信ネットワークにおけるビーム形成の技術は、それぞれが異なる方向と関連付けられている複数のBFT単位を生成する段階と、複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1スーパーフレームの間に送信させる段階と、複数のBFT単位の空でない第2サブセットを、第2スーパーフレームの間に送信させる段階とを備える。
また、別の実施形態において、通信ネットワークにおけるビーム形成の方法は、複数のアンテナを介して複数のBFT単位を受信する段階を備え、この段階は、複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1タイムスロットの間に送信させることと、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを、第2タイムスロットの間に受信することを含み、第1タイムスロットと第2タイムスロットとは連続しておらず、複数のBFT単位のそれぞれは、異なるビームステアリングベクトルに対応する。方法はまた、受信された複数のBFT単位に基づいてステアリングベクトルを選択する段階を備える。
別の実施形態では、装置は、受信モード及び送信モードを有するセグメント化ビーム形成制御部を備え、送信モードでは、セグメント化ビーム形成制御部は、少なくとも2つの連続していないタイムスロットの間に、複数のBFT単位のそれぞれについて異なるアンテナアレイステアリングベクトルを使用して、ビーム形成セッションと関連付けられた複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を送信し、受信モードでは、セグメント化ビーム形成制御部は、複数の異なるアンテナアレイステアリングベクトルを使用して、少なくとも2つの連続していないタイムスロットの間に、送信したBFT単位を走査する。
上記で説明した様々なブロック、オペレーション及び技術のうちの少なくとも一部は、ハードウェア、ファームウェア命令を実行するプロセッサ、ソフトウェア命令を実行するプロセッサ、又はこれらの組み合わせを利用して実装されてもよい。ソフトウェア又はファームウェア命令を実行するプロセッサを利用して実装される場合には、ソフトウェア又はファームウェア命令は、磁気ディスク、光ディスク、又は、RAM、ROM又はフラッシュメモリ、プロセッサ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ等その他の記憶媒体といったコンピュータ可読メモリに格納されていてもよい。また、ソフトウェア又はファームウェア命令は、例えば、コンピュータ可読ディスク、又はその他の可搬コンピュータ記憶機構を含む周知の又は所望の伝達方法を介して、又は通信媒体を介して、ユーザー又はシステムへと伝達されてもよい。通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は、搬送波のような変調データ信号又はその他の伝達機構におけるデータとして実体化される。ここで、"変調データ信号"とは、1以上の特徴セットを有する信号、又は、信号内の情報を符号化する態様で変更が行われた信号を指す。これに限定するわけではないが、例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続のような有線接続媒体、音響、電波周波数、赤外線及びその他の無線媒体を含む。ソフトウェア又はファームウェア命令は、電話回線、DSL回線、ケーブルテレビの回線、光ファイバー回線、無線通信チャネル、インターネット等の通信チャネルを介して、ユーザー又はシステムに伝達されてもよい(このことは、可搬記憶媒体を介してこのようなソフトウェアを提供することと同じ又は同義であると見なすことができる)。ソフトウェア又はファームウェア命令は、プロセッサによって実行された場合に、プロセッサに様々な動作を行わせる機械可読命令を含んでもよい。
ハードウェアに実装される場合には、ハードウェアは、1以上の個別部品、集積回路、及び特定用途向け集積回路(ASIC)等を含んでもよい。
上記では、数多くの異なる実施形態が詳細に説明されたが、本特許の範囲は、添付の特許請求の範囲に記載された文言によって規定される。上記の詳細な説明は、例示するのみであると解釈されるべきであり、可能性のある実施形態を全て記載することは現実的でないことから、全ての実施形態が記載されているわけではない。現在の技術又は本開示が出願された日以降に開発される技術を使用して、数多くの代替となる実施形態を実装可能であり、これらに関しても本願の特許請求の範囲に含まれると考えられる。

Claims (37)

  1. 通信ネットワークにおけるビーム形成方法であって、
    一組のデバイス間のビーム形成セッションと関連付けられ、それぞれが異なるビームステアリングベクトルに対応する複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を生成する段階と、
    前記複数のBFT単位のゼロでない第1サブセットを、第1タイムスロットの間に送信させる段階と、
    前記複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを、第2タイムスロットの間に送信させる段階と
    を備え、
    前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットとは連続していないビーム形成方法。
  2. 前記ビーム形成セッションは、セクタスイーピングセッション又はビーム微調整セッションのうちの1つである請求項1に記載のビーム形成方法。
  3. 前記複数のBFT単位のそれぞれを異なるビームステアリングベクトルに対応させるべく、前記複数のBFT単位のそれぞれが複数のアンテナを介して送信される時に、異なるビームステアリングベクトルを前記複数のアンテナに適用する段階を更に備える請求項1に記載のビーム形成方法。
  4. 前記複数のBFT単位のそれぞれを異なるビームステアリングベクトルに対応させるべく、同じビームステアリングベクトルを使用して前記複数のBFT単位をそれぞれ送信し、異なるビームステアリングベクトルを使用してピアデバイスが前記複数のBFT単位のそれぞれを受信する段階を更に備える請求項1に記載のビーム形成方法。
  5. 前記第1タイムスロットは、第1ビーコン間隔と関連付けられており、前記第2タイムスロットは、前記1ビーコン間隔とは別の第2ビーコン間隔と関連付けられている請求項1に記載のビーム形成方法。
  6. 前記第1タイムスロットは、第1ビーコン時間(BT)タイムスロットであり、前記第2タイムスロットは、第2BTタイムスロットである請求項5に記載のビーム形成方法。
  7. 前記第1タイムスロットは、第1関連付けビーム形成トレーニング(A−BFT)タイムスロットであり、前記第2タイムスロットは、第2A−BFTタイムスロットである請求項5に記載のビーム形成方法。
  8. 前記第1タイムスロットは、BTタイムスロットであり、前記第2タイムスロットは、サービス期間(SP)タイムスロットである請求項5に記載のビーム形成方法。
  9. 前記第1タイムスロットは、A−BFTタイムスロット、SPタイムスロット又はコンテンションベース期間(CBP)タイムスロットのうちの1つであり、前記第2タイムスロットは、SPタイムスロット又はCBPタイムスロットのうちの1つである請求項5に記載のビーム形成方法。
  10. 前記複数のBFT単位のそれぞれが、少なくとも2つの連続していないタイムスロットの間において、前記ビーム形成セッションがセグメント化されていることを示すインジケータを含む請求項1に記載のビーム形成方法。
  11. 前記複数のBFT単位のそれぞれが、前記複数のBFT単位においてBFT単位を個別に特定するインデックスを有する請求項1に記載のビーム形成方法。
  12. 前記インデックスは、グローバルインデックスであって、
    前記第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第1サブセットにおけるBFT単位を個別に特定するローカルインデックスを更に有し、
    前記第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第2サブセットにおけるBFT単位を個別に特定するローカルインデックスを更に有する請求項11に記載のビーム形成方法。
  13. 前記複数のBFT単位の前記第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第1タイムスロットの継続時間を示す第1期間情報を更に有し、
    前記複数のBFT単位の前記第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第2タイムスロットの継続時間を示す第2期間情報を更に有する請求項11に記載のビーム形成方法。
  14. 前記複数のBFT単位の前記第1サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第1タイムスロットの終了までに残されている時間を示す第1残り時間情報を更に有し、
    前記複数のBFT単位の前記第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記第2タイムスロットの終了までに残されている時間を示す第2残り時間情報を更に有する請求項11に記載のビーム形成方法。
  15. 前記第1サブセットは、第1セグメントと関連付けられ、前記第2サブセットは、第2セグメントと関連付けられており、
    前記第1サブセット及び前記第2サブセットにおけるBFT単位のそれぞれは、前記BFT単位が関連付けられているセグメントを個別に特定するセグメントカウンタを更に有する請求項11に記載のビーム形成方法。
  16. 前記第1サブセットは、第1セグメントと関連付けられ、前記第2サブセットは、第2セグメントと関連付けられており、
    前記複数のBFT単位のそれぞれは、前記ビーム形成セッションと関連付けられているセグメントの総数を規定するインジケータを有する請求項1に記載のビーム形成方法。
  17. 前記第1サブセットが送信された後であって前記第2サブセットが送信される前に、フィードバックフレームを受信する段階を更に備え、
    前記第2サブセットを送信させる段階は、前記フィードバックフレームに含まれる情報要素に応答して、前記第2サブセットを送信させることを含む請求項1に記載のビーム形成方法。
  18. 前記第1サブセットが送信された後であって前記第2サブセットが送信される前に、少なくとも1つのスーパーフレームに関するスケジューリング情報を含むフレームを受信する段階と、
    前記スケジューリング情報に基づいて、前記第2タイムスロットを選択する段階とを更に備える請求項1に記載のビーム形成方法。
  19. 前記第1サブセットが送信された後であって前記第2サブセットが送信される前に、ビーム形成期間制限を含むビーコンフレームを受信する段階と、
    前記ビーム形成期間制限に従って、前記複数のBFT単位を、前記第1サブセット及び前記第2サブセットを含む複数のゼロでないサブセットに分割する段階とを更に備える請求項1に記載のビーム形成方法。
  20. 前記ビーム形成期間制限は、前記ビーム形成セッションに割り当てられた期間の継続時間を規定し、
    前記期間は、CBPタイムスロット又はSPタイムスロットのうちの1つと関連付けられている請求項19に記載のビーム形成方法。
  21. 通信ネットワークにおけるビーム形成方法であって、
    セクタスーピングセッション及びビーム微調整セッションのうちの1つであるビーム形成セッションの第1セグメントの間に、複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位のゼロでない第1サブセットを受信する段階と、
    受信した前記複数のBFT単位の第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルが選択できるかを判断する段階と、
    受信した前記複数のBFT単位の第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルが選択できないと判断された場合にのみ、前記ビーム形成セッションの第2セグメントの間に、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを受信する段階と
    を備え、
    前記第1サブセット及び前記第2サブセットを含むセットにおけるBFT単位はそれぞれ、異なる方向と関連付けられているビーム形成方法。
  22. 受信した前記複数のBFT単位の第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルを選択できないと判断されたことに応答して、複数のBFT単位の別のゼロでないサブセットを送信する要求を生成する段階を更に備える請求項21に記載のビーム形成方法。
  23. 第1タイムスロットの間に前記第1セグメントが発生し、
    第2タイムスロットの間に発生する前記ビーム形成セッションの前記第2セグメントの間に、複数のBFT単位のゼロでない第2サブセットを受信する段階を更に備え、
    前記第1タイムスロット及び前記第2タイムスロットは、連続していない請求項21に記載のビーム形成方法。
  24. 前記第1タイムスロットは、第1ビーコン間隔にスケジュールされ、
    前記第2タイムスロットは、前記第1ビーコン間隔とは別の第2ビーコン間隔にスケジュールされる請求項23に記載のビーム形成方法。
  25. 前記第1サブセットの処理結果を示すセグメントフィードバックフレームを生成する段階と、
    前記セグメントフィードバックフレームを、前記第1サブセットを送信したデバイスへと送信させる段階とを更に備える請求項21に記載のビーム形成方法。
  26. 受信された前記第1サブセットに基づいて、ビームステアリングベクトルを選択できると判断されたことに応答して、前記ビーム形成セッションを中断する要求を生成する段階を更に備える請求項21に記載のビーム形成方法。
  27. 前記第1サブセットを受信する段階は、第1セットにおけるBFT単位それぞれに含まれる情報要素の値にそれぞれ基づいて、前記ビーム形成セッションが、前記第1セグメント及び少なくとも前記第2セグメントへとセグメント化されたかを判断することを含む請求項21に記載のビーム形成方法。
  28. 前記情報要素は、
    前記第1サブセット及び前記第2サブセットを含む前記セットにおける前記BFT単位を個別に特定するグローバルインデックスと、
    前記第1セットにおける前記BFT単位を個別に特定するローカルインデックスとを有する請求項27に記載のビーム形成方法。
  29. 前記情報要素は、
    前記ビーム形成セッションが分割されたセグメントの数、前記ビーム形成セッションが占有するビーコン間隔の数、及び、前記第1セットにおける前記BFT単位を個別に特定するローカルインデックスのうちの少なくとも1つを示すセッション期間インジケータを有する請求項27に記載のビーム形成方法。
  30. 前記情報要素は、
    前記第1セグメントが受信されるタイムスロットの継続時間を示すセグメント期間インジケータ、及び、前記セットにおける前記BFT単位を個別に特定するグローバルインデックスを有する請求項27に記載のビーム形成方法。
  31. 前記ビーム形成セッションは、
    前記複数のBFTがそれぞれ送信される時に異なるステアリングベクトルを適用することと関連付けられている送信ビーム形成トレーニングセッション、又は、前記複数のBFTをそれぞれ受信する時に異なるステアリングベクトルを適用することと関連付けられている受信ビーム形成トレーニングセッションのうちの1つである請求項21に記載のビーム形成方法。
  32. ビーム形成セッションと関連付けられている複数のビーム形成トレーニング(BFT)単位を、少なくともゼロでない第1サブセット及びゼロでない第2サブセットへとセグメント化し、前記第1サブセットを第1タイムスロットの間に送信させ、前記第2サブセットを第2タイムスロットの間に送信させるセグメント化ビーム形成制御部と、
    前記複数のBFT単位がそれぞれ送信される時に、異なるステアリングベクトルをアンテナアレイに適用するビーム形成制御部と
    を備え、
    前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットとは連続していない装置。
  33. 前記ビーム形成セッションは、セクタスイーピングセッションであり、
    前記第1タイムスロットは、ビーコン時間(BT)タイムスロットである請求項32に記載の装置。
  34. 前記複数のBFT単位はそれぞれ、発見ビーコンである請求項33に記載の装置。
  35. 前記第2タイムスロットは、前記第1サブセットが送信された後に受信されるフレームに応答して割り当てられるサービス期間(SP)である請求項32に記載の装置。
  36. 前記第1サブセット及び前記第2サブセットにおける前記複数のBFT単位のそれぞれに対して、対応するサブセットにおける前記複数のBFT単位を個別に特定する第1インジケータと、前記複数のBFT単位が前記第1サブセットに存在するか又は前記第2サブセットに存在するかを示す第2インジケータとを生成するインジケータ生成器を更に備える請求項32に記載の装置。
  37. 前記第2インジケータは、前記第1タイムスロット又は前記第2タイムスロットの継続時間を示す請求項36に記載の装置。
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