JP2009076762A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】MOSFETにおいて、ボディ領域に溝を設けてアバランシェ耐量を向上させている。またn型不純物拡散領域を溝により分割して、ソース領域を形成している。しかし、ソース領域より深い溝を形成することにより、チャネル領域も深くなり、セル密度が低下することによりオン抵抗が向上しない問題があった。
【解決手段】ソース領域間に、ソース領域より浅い溝を設ける。溝内に形成されるボディ領域は、従来構造より浅くすることができ、チャネル領域も浅くすることができる。これにより、チャネル領域の横拡散を防止でき、セル密度を向上させることができ、オン抵抗を低減することができる。またトレンチ構造の場合には、チャネル領域が浅く形成できるので、スイッチング特性を向上させる利点も有する。
【選択図】 図1
【解決手段】ソース領域間に、ソース領域より浅い溝を設ける。溝内に形成されるボディ領域は、従来構造より浅くすることができ、チャネル領域も浅くすることができる。これにより、チャネル領域の横拡散を防止でき、セル密度を向上させることができ、オン抵抗を低減することができる。またトレンチ構造の場合には、チャネル領域が浅く形成できるので、スイッチング特性を向上させる利点も有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は半導体装置およびその製造方法に係り、特にセル密度の向上により低オン抵抗化を実現する半導体装置及びその製造方法に関する。
図21および図22を参照し、従来の半導体装置としてnチャネル型のMOSFETを例に説明する。
図21の如く、n+型シリコン半導体基板21の上にn−型半導体層22を積層してドレイン領域を設ける。n−型半導体層22表面には複数のp型のチャネル領域24を設ける。隣り合うチャネル領域24間のn−型半導体層22表面にはゲート絶縁膜31を介してゲート電極33が設けられる。ゲート電極33はその周囲を層間絶縁膜36で被覆される。また、チャネル領域24表面にはn+型のソース領域35が設けられ、ソース領域35間には、ソース領域35より深い溝40が設けられる。溝40の内壁にはp型不純物の拡散領域であるボディ領域37が設けられ、表面に設けたソース電極38は、溝40の内壁に露出したソース領域35およびボディ領域37とコンタクトする(例えば特許文献1参照。)。
図22を参照し、上記のMOSFETの製造方法の一例を説明する。
n+型シリコン半導体基板21の上にn−型半導体層22を積層する。n−型半導体層22表面に第1絶縁膜、ドープされたポリシリコン層および第2絶縁膜36aをこの順で形成し、これらを所望のマスクMでパターンニングして、ゲート絶縁膜31、ゲート電極33および第2絶縁膜36aを形成する(図22(A))。
隣り合うゲート電極33間にp型不純物をイオン注入及び拡散してチャネル領域24を形成し、また隣り合うゲート電極33間にn型不純物をイオン注入及び拡散し、n型不純物拡散領域35’を形成する(図22(B))。
その後、全面を被覆する絶縁膜を形成し、これをドライエッチングすることによりゲート電極33の側面を覆うサイドウォール36bと溝40を形成する。第2絶縁膜36aとサイドウォール36bはゲート電極33を被覆する層間絶縁膜36となる。溝40は、ゲート電極33間のn型不純物拡散領域35’を完全に分割する深さに形成され、これにより互いに分離したソース領域35が形成される(図22(C))。
その後、溝40の内壁にp型不純物をイオン注入及び拡散してボディ領域37を形成し、全面にソース電極38を形成して、図21に示す最終構造を得る。
特許第3326366号公報
上記のMOSFETでは、ソース領域35間に溝40が形成され、溝40内にボディ領域37が形成されている。このように溝40を形成することで、ボディ領域37とソース領域35とのコンタクト面積が増加するので、この領域での抵抗が低減し、アバランシェ耐量を向上させることができる。
また、上記のMOSFETの製造方法においてソース領域35は、隣り合うゲート電極33間に連続するn型不純物拡散領域35’を形成後、当該領域を溝40で分割することで、互いに分離した領域に形成される。更にボディ領域37は、溝40内にp型不純物を注入及び拡散することによって形成している。
しかし、完全に分離したソース領域35を形成するには、n型不純物拡散領域35’より深い溝40を形成する必要がある(図22(C)参照)。そして溝40内に形成されるボディ領域37は、溝40の底部から所望の深さに形成される。
ところで、MOSFETの耐圧は、ボディ領域37の底部からチャネル領域24底部までの深さD’によって決定される。つまり溝40を形成する場合には、同じ耐圧で溝40を形成しない構造と比較して、ボディ領域37の底部が深い位置に形成される。つまり所望の深さD’を確保するためには、チャネル領域24も溝40の深さを考慮した深い位置に形成しておく必要がある。
チャネル領域24はp型不純物のイオン注入および拡散により形成した領域である。従って、深いチャネル領域24を深く形成するとその分、基板の水平方向への拡散(横拡散)も大きくなり、隣り合うゲート電極33間の距離が拡大してしまう。つまり従来の半導体装置では、セルピッチの増大によってオン抵抗が増大する問題があった。
本発明はかかる課題に鑑みてなされ、第1に、一導電型半導体基板と、該半導体基板上に設けた一導電型半導体層と、該半導体層表面に設けた第1絶縁膜と、該第1絶縁膜上に設けたゲート電極と、隣り合う前記ゲート電極間の前記半導体層表面に設けられた逆導電型のチャネル領域と、前記ゲート電極の側面および上面を被覆する第2絶縁膜と、前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に設けられ、一部が前記第2絶縁膜から露出する一導電型のソース領域と、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅く設けられた溝と、前記溝の内壁に設けられた逆導電型のボディ領域と、前記第2絶縁膜および前記溝を覆って設けられたソース電極と、を具備することにより解決するものである。
第2に、一導電型半導体基板と、該半導体基板上に設けた一導電型半導体層と、該半導体層上に設けた逆導電型のチャネル領域と、該チャネル領域を貫通し前記一導電型半導体層に達するトレンチと、前記トレンチ内に設けられた第1絶縁膜と、前記トレンチ内に埋め込まれ、且つ前記チャネル領域上に突出したゲート電極と、前記突出したゲート電極の側面および上面を被覆する第2絶縁膜と、前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に設けられ、一部が前記第2絶縁膜から露出する一導電型のソース領域と、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅く設けられた溝と、前記溝の内壁に設けられた逆導電型のボディ領域と、前記第2絶縁膜および前記溝を覆って設けられたソース電極と、を具備することにより解決するものである。
第3に、一導電型半導体基板上に一導電型半導体層を形成し、前記半導体層表面に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、隣り合う前記ゲート電極間の前記半導体層表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程と、全面に第2絶縁膜を形成し、該第2絶縁膜により前記ゲート電極の側面および上面を被覆する工程と、前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程と、前記第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅い溝を形成する工程と、前記溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程と、全面の等方性エッチングにより前記第2絶縁膜の膜厚を減少させ、前記ソース領域の表面の一部を露出する工程と、全面にソース電極を形成する工程と、を具備することにより解決するものである。
第4に、一導電型半導体基板上に一導電型半導体層を形成し、該半導体層表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程と、前記チャネル領域を貫通し前記半導体層に達するトレンチを形成する工程と、少なくとも前記トレンチ内壁を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、前記トレンチに埋設され、且つ前記チャネル領域上に突出したゲート電極を形成する工程と、全面に第2絶縁膜を形成し、該第2絶縁膜により突出した前記ゲート電極の周囲を被覆する工程と、前記ゲート電極間の前記チャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程と、前記第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅い溝を形成する工程と、前記溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程と、全面の等方性エッチングにより前記第2絶縁膜の膜厚を減少させ、前記ソース領域の表面の一部を露出する工程と、全面にソース電極を形成する工程と、を具備することにより解決するものである。
本発明によれば、プレーナー構造の縦型の半導体装置において、ソース領域間に溝を形成することによってボディ領域とソース電極とのコンタクト面積を増加させ、アバランシェ耐量を向上させた半導体装置において、当該溝をソース領域より浅くすることで、セル密度の低減によるオン抵抗の増大を防止できる。
従来では、ソース領域より深い溝を形成することにより、ボディ領域の形成位置が深くなり、所定の耐圧(ボディ領域の底部からチャネル領域の底部までの距離)を確保するためチャネル領域は更に深い位置に形成する必要があった。チャネル領域を不純物拡散領域で形成する場合には、深いチャネル領域を形成することにより横拡散も大きくなり、ゲート電極間距離が増加してしまう問題があった。
しかし、本実施形態では、ソース領域より浅い溝によって、ボディ領域の位置も浅くでき、これに伴いチャネル領域も浅く形成できる。従って、横拡散の広がりを防止でき、セル密度を向上させることができる。
また、溝の側壁および底面に露出したボディ領域がソース電極とコンタクトするため、溝を設けない構造と比較してボディ領域の抵抗を低減でき、アバランシェ耐量を向上できる。
第2に、溝の側壁にソース領域を露出させることで、ソース領域とソース電極とのコンタクト面積が増加するので、抵抗低減に寄与できる。
第3に、トレンチ構造の縦型の半導体装置の場合でも、チャネル領域を浅く形成できる。ドレイン領域の一部となるn−型半導体層は、チャネル領域の底面からn−型半導体層の底部までの厚み(深さ)およびボディ領域底面からチャネル領域底面までの厚み(深さ)が所定の値に設計され、耐圧を確保している。従ってチャネル領域を深く形成する必要があると、n−型半導体層を更に厚く形成することとなり、オン抵抗が増加してしまう。
また、特にトレンチ構造においては、チャネル領域が深いとトレンチも深く形成する必要がある。すなわち、ゲート絶縁膜の面積が増加し、ゲート−ソース間の寄生容量が増加することになる。これにより、入力容量Cissが増加するため、スイッチング特性を劣化させる問題がある。
しかし、本実施形態によれば、チャネル領域を浅く形成できるので、オン抵抗の増大やスイッチング特性の劣化を防止できる。
本発明の実施の形態を、半導体装置としてnチャネル型のMOSFETを例に図1から図20を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のMOSFETの構造を示す図であり、1つのMOSFETのセルを中心とした断面図である。図1(B)は図1(A)の拡大図である。
MOSFETは、半導体基板1と、半導体層2と、チャネル領域4と、ゲート電極7と、溝12と、ゲート絶縁膜6と、層間絶縁膜10と、ソース領域9と、ボディ領域13と、ソース電極18とを有する、いわゆるプレーナー構造の縦型MOSFETである。
図1(A)を参照して、n+型のシリコン半導体基板1の上に、n−型半導体層(例えばn−型エピタキシャル層)2を積層したドレイン領域を設ける。尚、n−型半導体基板(n−型半導体層)2の主面に不純物拡散によって低抵抗層(n+型半導体基板)1を形成する場合もある。
n−型半導体層2表面にゲート酸化膜6が設けられゲート酸化膜6上に、ドープされたポリシリコン層をパターンニングしたゲート電極7を配置する。ゲート電極7の周囲(側面および上面)は層間絶縁膜10で覆われる。
ゲート電極7は例えば平面パターンにおいてストライプ状に配置され、チャネル領域4もゲート電極7間のn−型半導体層2表面にストライプ状に配置される。
ソース領域9はチャネル領域4に設けられた高濃度のn型の不純物領域であり、ゲート電極7の下方の一部と重畳し、ゲート電極7を挟んでその両端に配置される。ソース領域9間のチャネル領域4には溝12が設けられる。
図1(B)を参照して、溝12はソース領域9より浅く、n−型半導体層2の表面からの深さD1は、例えば0.1μm〜0.3μm程度である。ソース領域9のn−型半導体層2表面からの深さD2は、例えば0.3μm〜0.5μm程度である。
溝12の幅W1は例えば1μm程度であり、隣り合う層間絶縁膜10間の離間距離W2は例えば3μm程度である。すなわち、溝12を中心とした場合に、その側壁は、層間絶縁膜12の側面より内側に位置する。
溝12の内壁(側壁および底部)には高濃度のp型不純物の拡散領域であるボディ領域13が設けられる。ボディ領域13の底部からチャネル領域4底部までの距離D3は、耐圧によって決定し、ここでは一例として2μm程度である。
ソース領域9の表面の一部は、ゲート電極7側面の層間絶縁膜10から露出する。全面に設けたソース電極18は溝12内にも埋設され、層間絶縁膜10から露出したソース領域9の一部と溝12内に露出したボディ領域13は、ソース電極18とコンタクトする。
また、図示は省略するが、基板1裏面には、ドレイン電極が設けられる。
本実施形態は、ボディ領域13内に溝12が設けられ、溝12内にソース電極18が埋め込まれる構造である。これにより、ボディ領域13とソース電極18とのコンタクト面積が向上し、溝を設けない構造と比較してボディ領域13における抵抗を低減することができ、アバランシェ耐量の向上に寄与できる。
更に、本実施形態の溝12はその底部が、ソース領域9の底部より浅く設けられる。これにより、セル密度を向上させることができるものであり、以下に説明する。
図21および図22を参照して、従来のMOSFETの製造方法において、ソース領域35は、隣り合うゲート電極33間に連続するn型不純物拡散領域35’を形成後、当該領域を溝40で分割することで、互いに分離した領域に形成している。更にボディ領域37は、溝40内にp型不純物を注入及び拡散することによって形成している。
しかし、完全に分離したソース領域35を形成するには、n型不純物拡散領域35’より深い溝40を形成する必要がある。つまり、ソース領域35より深い溝を形成することにより、溝40内に形成されるボディ領域37の形成位置も深くなっていた。
この構造において、所定の耐圧を確保するには、ボディ領域37底部からチャネル領域24底部までの距離D’は耐圧に応じた必要な深さを維持しなければならないので、チャネル領域24は更に深い位置に形成する必要があった。
チャネル領域24を不純物拡散領域で形成する場合には、深いチャネル領域24を形成することにより基板水平方向の拡散(横拡散)も大きくなり、ゲート電極間距離W’が増加してしまう問題があった。
本実施形態では、ソース領域9より浅い溝12を設けることにより、溝12の内壁に不純物を拡散して形成するボディ領域13の位置も浅くできる。これにより、図21に示す従来構造と同等の耐圧を維持する場合、すなわちボディ領域13底部からチャネル領域4底部までの距離D3を、従来の距離D’と同等にする場合であっても、従来構造よりチャネル領域4深さDcを浅く形成できる。従って、横拡散の広がりを防止でき、セル密度を向上させることができる。
具体的には、チャネル領域4深さDcが4μm程度であり、チャネル領域4幅Wcが10μm程度となり、ゲート電極10間の距離W3が15μm程度となる。同じ耐圧を確保する場合に、従来構造(図21)ではゲート電極33間の距離W’が例えば15.6μm程度であるので、本実施形態によれば、セル密度を1.04倍程度向上させることができる。
また図2の如く、溝12はその側壁からソース領域9が露出する幅W1’に形成してもよい。溝12の側壁にソース領域9を露出させることで、ソース領域9とソース電極18とのコンタクト面積が増加するので、抵抗低減に寄与できる。
図3から図10を参照し、第1の実施形態(図1)の半導体装置の製造方法について、説明する。
第1工程(図3参照):一導電型半導体基板上に一導電型半導体層よりなるドレイン領域を形成し、ドレイン領域表面に第1絶縁膜を形成する工程。
n+型シリコン半導体基板1にn−型半導体層2を積層するなどしてドレイン領域を形成する。全面を熱酸化(1000℃程度)し、閾値に応じた膜厚のゲート酸化膜6を形成する。
第2工程(図4参照):第1絶縁膜上にゲート電極を形成する工程。
全面に膜厚5000Å程度のノンドープのポリシリコン層7’を堆積し、例えばリン(P)を高濃度に注入・拡散して高導電率化を図る。レジスト膜PRを形成し、ゲート電極の形成領域を覆うマスクを形成する(図4(A))。
レジスト膜PRをマスクとしてポリシリコン層7’およびゲート酸化膜6をドライエッチングし、基板表面のパターンにおいて例えばストライプ状のゲート電極7を形成する。ゲート酸化膜6はゲート電極7と重畳し、同様のパターンに形成される(図4(B))。
尚、不純物がドープされたポリシリコン層7’を全面に堆積後、パターンニングしてゲート電極7を形成してもよい。
第3工程(図5参照):隣り合うゲート電極間のドレイン領域表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程。
ゲート電極7をマスクとして全面にp型不純物(例えばボロン:B)をイオン注入する。注入条件は、ドーズ量が5×1013cm−2、加速電圧が80KeV程度である。その後熱処理により拡散し、p型のチャネル領域4を形成する。チャネル領域4は、隣り合うゲート電極7間のn−型半導体層2表面に配置される。また、チャネル領域4端部はゲート電極7端部の下方と重畳する。チャネル領域4の深さDcは4μm程度であり、幅Wcは10μm程度である。
第4工程および第5工程(図6および図7参照):全面に第2絶縁膜を形成し、第2絶縁膜によりゲート電極の側面および上面を被覆する工程、およびゲート電極の端部のチャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程。
レジスト膜PRによりゲート電極7およびその両端のチャネル領域4の一部が露出するマスクを設け、高濃度のn型不純物(例えばヒ素:As)をイオン注入する。注入条件は、ドーズ量が1×1016cm−2、加速電圧が140KeVである(図5)。
全面に、膜厚8000Åの第2絶縁膜10’を堆積する。第2絶縁膜は例えばNSG(Non−Doped Silicate Glass)膜10’である。NSG膜10’により、ゲート電極7の側面および上面が被覆される。
NSG膜10’の成膜時の熱処理によりn型不純物を拡散し、ゲート電極7両端のチャネル領域4表面に、ソース領域9を形成する。ソース領域9も一部がゲート電極7と重畳する。また、ソース領域9の深さD2は、チャネル領域4表面から0.3μm〜0.5μm程度である(図7)。隣り合うゲート電極7間に露出したソース領域9およびチャネル領域4もNSG膜10’により被覆される。
第6工程(図8参照):第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合うソース領域間に溝を形成する工程。
NSG膜10’上にレジスト膜PRを堆積し、隣り合うソース領域9間のNSG膜10’が露出するようにパターンニングされたマスクを形成する。レジスト膜PRをマスクとしてNSG膜10’およびチャネル領域4の一部をエッチングし、溝12を形成する。溝12は隣り合うソース領域9の間のチャネル領域4のほぼ中央に設けられる。溝12のチャネル領域4(n−型半導体層2)表面からの深さD1はソース領域9深さD2より浅く、例えば0.1μm〜0.3μm程度である。
また、NSG膜10’が溝12により分離され、ゲート電極7の周囲(上面および側面)を被覆する層間絶縁膜10が形成される。
第7工程(図9参照):溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程。
溝12を形成したレジスト膜PRのマスクをそのままに、高濃度のp型不純物(例えばボロン)をイオン注入する。注入条件は、ドーズ量:5×1015cm−2、加速電圧35KeVである。その後熱処理により拡散し、溝12内壁にp型のボディ領域13を形成する。
ここでは、溝12の側壁とソース領域9は離間しており、溝12内壁にはすべてボディ領域13が露出する。これにより、溝12を設けない場合と比較して、ボディ領域13とソース電極18とのコンタクト面積を増加させることができ、ボディ領域13における抵抗を低減することによりアバランシェ耐量の向上に寄与できる。
ボディ領域13の底部からチャネル領域4底部までの深さD3は、所望の耐圧を確保できる深さに選択される。
第8工程(図10参照):全面の等方性エッチングにより第2絶縁膜の膜厚を減少させ、ソース領域の表面の一部を露出する工程。
レジスト膜PRを除去して全面を等方性エッチングし、層間絶縁膜10の膜厚を5000Å程度まで減少させる。これにより、ゲート電極7側面の層間絶縁膜10はゲート電極7方向に後退し、n−型半導体層2表面にソース領域9の一部が露出する。このように、本実施形態によれば、マスクを設けずにソース領域9と後に形成されるソース電極のコンタクト領域を露出させることができる。
第9工程(図1参照):全面にソース電極を形成する工程。
全面にバリアメタル層(不図示)を形成し、例えばアルミニウム合金の金属膜を蒸着又はスパッタ法により20000〜50000Å程度の膜厚に形成する。合金化熱処理を行い所望の形状にパターンニングしたソース電極18を形成し、図1に示す最終構造を得る。
ソース電極18は溝12内にも埋め込まれ、層間絶縁膜10から露出したソース領域9および溝12内のボディ領域13がソース電極18とコンタクトする。
このように本実施形態では、p型不純物の拡散領域であるボディ領域13の一部(中央部)に金属膜(ソース電極18)が埋め込まれる。従って、従来の如く全て不純物の拡散領域が配置される場合と比較して溝12内での抵抗値を低減でき、アバランシェ耐量の向上に寄与できる。また、溝12内壁から横拡散したボディ領域13はソース領域9下方に達し、ソース領域9下方での抵抗値も低減できる。
更に、全面エッチバックにより層間絶縁膜10を後退させることにより、溝12の側壁が、層間絶縁膜10の側面より内側に位置する。すなわち層間絶縁膜10の側壁と溝12の側壁が一致せず階段状に形成されるため、ソース電極18のステップカバレッジが良好となる利点を有する。
尚、第6工程において溝12の幅W1’をソース領域9に達する開口幅に形成してもよい(図2参照)。これにより、溝12の側壁にもソース領域9が露出するので、ソース領域9とソース電極18とのコンタクト面積を稼ぐことができる。
図11から図20には、本発明の第2の実施形態を示す。
図11は第2の実施形態のMOSFETを示す断面図である。
n+型のシリコン半導体基板1の上に、例えばn−型半導体層2を積層するなどしてドレイン領域を設ける。n−型半導体層2表面にはp型のチャネル領域4が設けられる。チャネル領域4は、イオン注入及び拡散により半導体層2表面に連続して設けられる。
チャネル領域4を貫通し、n−型半導体層2に達するトレンチ5が複数設けられ、トレンチ5内壁には駆動電圧に応じて数百Åのゲート酸化膜6で被覆される。トレンチ5内にはドープされたポリシリコン層を埋設したゲート電極7が設けられる。ゲート電極7は、トレンチ5の開口部のチャネル領域4を被覆する突出部7aを有する。ゲート電極7の突出部7aの周囲(側面および上面)は層間絶縁膜10で覆われる。ゲート電極7は例えば平面パターンにおいてストライプ状または格子状に配置される。
ソース領域9はチャネル領域4に設けられた高濃度のn型の不純物領域であり、ゲート電極7の突出部7a下方と重畳し、突出部7aの両端に配置される。ソース領域9間のチャネル領域4には溝12が設けられる。溝12の深さD1は、ソース領域9の深さD2より浅く設けられる。溝12の内壁(側壁および底部)には高濃度のp型のボディ領域13が設けられる。
ソース領域9の表面の一部は、ゲート電極7の突出部7a側面を被覆する層間絶縁膜10から露出する。全面に設けたソース電極18は溝12内にも埋設され、層間絶縁膜10から露出したソース領域9の一部と溝12内に露出したボディ領域13は、ソース電極18とコンタクトする。
尚、図示は省略するが基板1裏面にはドレイン電極が設けられる。
第1の実施形態では、プレーナ構造のMOSFETでありチャネル領域は不純物のイオン注入及び拡散にて形成した。一方、第2の実施形態はトレンチ構造のMOSFETであり、チャネル領域4は、不純物拡散領域でもよいし、エピタキシャル層でもよい。
この場合でも、耐圧は、チャネル領域4の底面からn−型半導体層2の底部までの厚み(深さ)およびボディ領域13底面からチャネル領域4底面までの厚み(深さ)により決定する。
従って、溝12をソース領域9より浅く形成することにより、チャネル領域4深さを浅く形成できる。図11の如く、チャネル領域4を全面に形成した場合には、チャネル領域4の横拡散によってセル密度が増加する、という問題は起こらない。しかし、チャネル領域4が必要以上に深い場合には、オン抵抗の低減が進まない問題がある。本実施形態では、同じ耐圧であればチャネル領域4を浅くすることができるので、低オン抵抗化が実現する。
また、特にトレンチ構造においては、チャネル領域4が深いとトレンチ5も深く形成する必要がある。すなわち、ゲート絶縁膜6の面積が増加し、ゲート−ソース間の寄生容量が増加することになる。これにより、入力容量Cissが増加するため、スイッチング特性を劣化させる問題がある。
しかし、本実施形態によれば、チャネル領域4を浅く形成できるので、スイッチング特性の劣化を防止できる。
また第2の実施形態においても、図2の如く、溝12はその側壁からソース領域9が露出する幅に形成してもよい。溝12の側壁にソース領域9を露出させることで、ソース領域9とソース電極18とのコンタクト面積が増加するので、抵抗低減に寄与できる。
図12から図20を参照し、第2の実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。
第1工程(図12参照):一導電型半導体基板上に一導電型半導体層を形成し、半導体層表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程。
n+型シリコン半導体基板1にn−型半導体層2を積層するなどしてドレイン領域を形成する。
表面に酸化膜(不図示)を形成した後、チャネル領域の形成領域の酸化膜をエッチングする。この酸化膜をマスクとして全面にp型不純物(例えばボロン:B)をイオン注入する。注入条件は、ドーズ量が5×1013cm−2、加速電圧が80KeV程度である。その後熱処理により拡散し、p型のチャネル領域4を形成する。チャネル領域4は、半導体層2表面に連続して設けられる。チャネル領域4の深さWcは例えば1μm〜3μm程度である。
尚、第2の実施形態では、チャネル領域4をp型エピタキシャル層で形成してもよい。
第2工程(図13参照):チャネル領域を貫通しドレイン領域に達するトレンチを形成する工程。
全面にCVD法によりNSG(Non−doped Silicate Glass)膜(不図示)を生成し、レジスト膜によるマスクをトレンチの開口部となる部分を除いてかける。NSG膜をドライエッチングして部分的に除去し、n−型半導体層2が露出したトレンチ開口部を形成する。
更に、NSG膜をマスクとしてトレンチ開口部のシリコン半導体基板をCF系およびHBr系ガスによりドライエッチングし、トレンチ5を形成する。トレンチ5はチャネル領域4を貫通し、n−型半導体層2に達する。トレンチ5は、平面パターンにおいてストライプ状または格子状に形成する。
第3工程(図14参照):少なくともトレンチ内壁を被覆する第1絶縁膜を形成する工程。
ダミー酸化をしてトレンチ5内壁とチャネル領域4表面にダミー酸化膜(不図示)を形成し、ドライエッチングの際のエッチングダメージを除去する。このダミー酸化で形成されたダミー酸化膜とトレンチ5形成のマスクとなったNSG膜を同時にフッ酸などの酸化膜エッチャントにより除去する。これにより安定したゲート酸化膜を形成することができる。また高温で熱酸化することによりトレンチ5の開口部に丸みをつけ、トレンチ5の開口部での電界集中を避ける効果もある。その後、ゲート酸化膜を形成する。すなわち、全面を熱酸化(1000℃程度)してゲート酸化膜6を閾値に応じて例えば厚み約数百Åに形成する。
第4工程(図15参照):トレンチに埋設され、且つチャネル領域上に突出したゲート電極を形成する工程。
全面にノンドープのポリシリコン層7’を8000Å程度の膜厚に堆積し、例えばリン(P)を高濃度に注入・拡散して高導電率化を図る。全面にNSG膜8を堆積する。その後レジスト膜(不図示)を全面に塗布してフォトリソグラフィを行い、NSG膜8をエッチングする。NSG膜8は、トレンチ5およびその周囲に選択的に残存する。
その後、NSG膜8をマスクとしてポリシリコン層7’を選択的に除去し、ゲート電極7を形成する。ゲート電極7はトレンチ5に埋設され、且つトレンチ5開口部周囲のチャネル領域4上を覆う突出部7aを有する。尚、不純物がドープされたポリシリコンを全面に堆積後、パターンニングしてゲート電極7を形成してもよい。
第5工程および第6工程(図16、図17参照):全面に第2絶縁膜を形成し、第2絶縁膜により突出したゲート電極の周囲を被覆する工程、およびゲート電極間のチャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程。
レジスト膜PRによりゲート電極7(突出部7a)およびその両端のチャネル領域4表面が露出するマスクを設け、高濃度のn型不純物(例えばヒ素:As)を選択的にイオン注入する。注入条件は、ドーズ量が1×1016cm−2、加速電圧が140KeVである(図16)。
レジスト膜PRを除去し、全面に、膜厚8000Åの第2絶縁膜10’を堆積する。第2絶縁膜は例えばNSG(Non−Doped Silicate Glass)膜10’である。NSG膜10’により、ゲート電極7の突出部7aの側面および上面が被覆される。
NSG膜10’の成膜時の熱処理によりn型不純物が拡散され、ゲート電極7両側に位置するチャネル領域4表面に、ソース領域9を形成する。ソース領域9は一部がゲート電極7の突出部7aと重畳する(図17)。
また、隣り合うゲート電極7間に露出したソース領域9およびチャネル領域4もNSG膜10’により被覆される。
第7工程(図18参照):第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合うソース領域間に溝を形成する工程。
NSG膜10’上にレジスト膜PRを堆積し、隣り合うソース領域9間のNSG膜10’が露出するようにパターンニングされたマスクを形成する。レジスト膜PRをマスクとしてNSG膜10’およびチャネル領域4の一部をエッチングし、溝12を形成する。溝12は隣り合うソース領域9の間のチャネル領域4のほぼ中央に設けられる。
溝12の深さD1はソース領域9深さD2より浅く形成される。また、NSG膜10’が溝12により分離され、ゲート電極7の突出部7aの周囲(上面および側面)を被覆する層間絶縁膜10が形成される。
第8工程(図19参照):溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程。
第1の実施形態の第7工程と同様に溝12内壁にp型のボディ領域13を形成する。
ここでは、溝12の側壁とソース領域9は離間しており、溝12内壁にはすべてボディ領域13が露出する。これにより、溝12を設けない場合と比較して、ボディ領域13とソース電極18とのコンタクト面積を増加させることができ、ボディ領域13における抵抗を低減することによりアバランシェ耐量の向上に寄与できる。
ボディ領域13の底部からチャネル領域4底部までの深さD3は、所望の耐圧を確保できる深さに選択される。
第9工程(図20参照):全面を等方性エッチングし、第2絶縁膜の膜厚を減少させ、ソース領域の表面の一部を露出する工程。
溝12を形成したレジスト膜PRを除去して全面を等方性エッチングし、層間絶縁膜10の膜厚を5000Å程度まで減少させる。これにより、ゲート電極7の突出部7a側壁の層間絶縁膜10は突出部7a方向に後退し、ソース領域9の表面の一部が露出する。このように、本実施形態によれば、マスクを設けずにソース領域9と後に形成されるソース電極のコンタクト領域を露出することができる。
第10工程(図11参照):全面にソース電極を形成する工程。
第1の実施形態の第9工程と同様にソース電極18を形成し、図11に示す最終構造を得る。
以上、本発明の実施の形態ではnチャネル型のMOSFETを例に説明したが、導電型を逆にしたpチャネル型MOSFETであっても同様に実施できる。更には、一導電型半導体基板1下方に、逆導電型半導体層を配置したIGBTであっても同様に実施できる。
1 n+型半導体基板
2 n−型半導体層
4 チャネル領域
5 トレンチ
6 ゲート酸化膜
7 ゲート電極
7a 突出部
9 ソース領域
10 層間絶縁膜
12 溝
13 ボディ領域
18 ソース電極
21 n+半導体基板
22 n−型半導体層
24 チャネル領域
31 ゲート酸化膜
33 ゲート電極
35 ソース領域
36 層間絶縁膜
37 ボディ領域
38 ソース電極
40 溝
2 n−型半導体層
4 チャネル領域
5 トレンチ
6 ゲート酸化膜
7 ゲート電極
7a 突出部
9 ソース領域
10 層間絶縁膜
12 溝
13 ボディ領域
18 ソース電極
21 n+半導体基板
22 n−型半導体層
24 チャネル領域
31 ゲート酸化膜
33 ゲート電極
35 ソース領域
36 層間絶縁膜
37 ボディ領域
38 ソース電極
40 溝
Claims (10)
- 一導電型半導体基板と、
該半導体基板上に設けた一導電型半導体層と、
該半導体層表面に設けた第1絶縁膜と、
該第1絶縁膜上に設けたゲート電極と、
隣り合う前記ゲート電極間の前記半導体層表面に設けられた逆導電型のチャネル領域と、
前記ゲート電極の側面および上面を被覆する第2絶縁膜と、
前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に設けられ、一部が前記第2絶縁膜から露出する一導電型のソース領域と、
隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅く設けられた溝と、
前記溝の内壁に設けられた逆導電型のボディ領域と、
前記第2絶縁膜および前記溝を覆って設けられたソース電極と、
を具備することを特徴とする半導体装置。 - 一導電型半導体基板と、
該半導体基板上に設けた一導電型半導体層と、
該半導体層上に設けた逆導電型のチャネル領域と、
該チャネル領域を貫通し前記一導電型半導体層に達するトレンチと、
前記トレンチ内に設けられた第1絶縁膜と、
前記トレンチ内に埋め込まれ、且つ前記チャネル領域上に突出したゲート電極と、
前記突出したゲート電極の側面および上面を被覆する第2絶縁膜と、
前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に設けられ、一部が前記第2絶縁膜から露出する一導電型のソース領域と、
隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅く設けられた溝と、
前記溝の内壁に設けられた逆導電型のボディ領域と、
前記第2絶縁膜および前記溝を覆って設けられたソース電極と、
を具備することを特徴とする半導体装置。 - 前記溝の側壁は、前記第2絶縁膜の側面より内側に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
- 前記溝内に前記ソース電極が埋め込まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
- 前記ソース領域の側面は、前記溝の側壁に露出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
- 一導電型半導体基板上に一導電型半導体層を形成し、前記半導体層表面に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
隣り合う前記ゲート電極間の前記半導体層表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程と、
全面に第2絶縁膜を形成し、該第2絶縁膜により前記ゲート電極の側面および上面を被覆する工程と、
前記ゲート電極の端部の前記チャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程と、
前記第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅い溝を形成する工程と、
前記溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程と、
全面の等方性エッチングにより前記第2絶縁膜の膜厚を減少させ、前記ソース領域の表面の一部を露出する工程と、
全面にソース電極を形成する工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記溝は、前記エッチングにより側壁に前記ソース領域が露出する幅まで開口部が広げられることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
- 一導電型半導体基板上に一導電型半導体層を形成し、該半導体層表面に逆導電型のチャネル領域を形成する工程と、
前記チャネル領域を貫通し前記半導体層に達するトレンチを形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ内壁を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、
前記トレンチに埋設され、且つ前記チャネル領域上に突出したゲート電極を形成する工程と、
全面に第2絶縁膜を形成し、該第2絶縁膜により突出した前記ゲート電極の周囲を被覆する工程と、
前記ゲート電極間の前記チャネル領域表面に一導電型のソース領域を形成する工程と、
前記第2絶縁膜上にマスクを設けてエッチングし、隣り合う前記ソース領域間に該ソース領域より浅い溝を形成する工程と、
前記溝の内壁に逆導電型のボディ領域を形成する工程と、
全面の等方性エッチングにより前記第2絶縁膜の膜厚を減少させ、前記ソース領域の表面の一部を露出する工程と、
全面にソース電極を形成する工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記溝は、前記エッチングにより側壁に前記ソース領域が露出する幅まで開口部が広げられることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ソース領域は、前記ゲート電極間の前期チャネル領域表面に一導電型不純物を注入し、前記第2絶縁膜の形成時の熱処理により拡散して形成することを特徴とする請求項6または請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2007245707A JP2009076762A (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 半導体装置およびその製造方法 |
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