JP2009076322A - フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Snのウィスカが生成したり、接着剤が劣化する恐れがなく、かつTPA線に比べて材料コストが著しく増大することのないフレキシブルフラットケーブルを提供する。
【解決手段】複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルであって、前記フレキシブルフラットケーブルの両端において、導体が所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した露出部が形成されており、前記導体は、導電基体の表面にSn層が設けられることにより形成されており、前記露出部の導体には、前記Sn層上に、Ni層が設けられ、さらに前記Ni層上にAu層が設けられていることを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルであって、前記フレキシブルフラットケーブルの両端において、導体が所定の長さに亘って前記2枚の絶縁テープのうち一方の絶縁テープより露出した露出部が形成されたフレキシブルフラットケーブルとその製造方法に関する。
近年、OA機器などの需要拡大に伴い、フレキシブルフラットケーブルの使用が増加している。従来一般的に使用されているフレキシブルフラットケーブルは、CuまたはCu合金を導電基体とし、その周囲に、Snめっきを施し、伸線・圧延した複数本の導体(TPA線)を並列配置してラミネート、即ち2枚の絶縁テープの間に挟み込んで製造されている。
前記Snめっきを施すことによって、導体の表面にSnの柔らかい層が形成されることにより、ケーブルをコネクタ類等に挿入したときに導体の変形を伴って挿入されるため、ケーブルとコネクタ類等との確実な接続を図ることができる。また、腐食防止の効果があり、さらに、CuまたはCu合金が、導体と絶縁テープを接着するための接着剤に接触して、接着剤が劣化することを防ぐことができる。
しかし、前記従来のフレキシブルフラットケーブルにおいては、ケーブルを例えばコネクタに勘合させる際などにSnのウィスカが発生し、特に並列に配置した導体間の距離(ピッチ)が例えば0.5mm以下に設定したファインピッチのケーブルに適用すると、前記ウィスカによって回路に短絡が生ずるという問題があった。
即ち、前記露出部においては、複数本の導体は、前記所定の間隔を保った状態で他方の絶縁テープの端部に接着されており、露出した複数本の導体および他方の絶縁テープの端部とで、ケーブルをコネクタに接続するための勘合部を形成しているが、コネクタとの勘合時にSnのウィスカが発生する。また、それ以外にもSnとCuとの化合物層が生成する過程で自然発生的にSnのウィスカが生成するため、前記短絡が生じる。
そこで、Snめっきに替えて導電基体の全面にNiめっきを施し(NPA線)、ラミネートした後、さらに前記コネクタ等とのより確実な電気的接続を図るため、導体の露出部分にのみNiめっきの外周面にAuめっきを施したフレキシブルフラットケーブルが実用化されている。このようなNPA線を用いたケーブルでは、Snめっきに替えてNiめっきが施されているため、Snのウィスカが生成することがなく、また、導電基体のCuやCu合金が前記接着剤を劣化させることもなく、さらに、より確実な電気的接続のためにめっきしたAuがCuやCu合金と合金を形成することも防止される。
しかし、多量のNiを消費するためにTPA線を用いたケーブルに比べて、材料コストが著しく増大するという欠点がある。また、Ni層の硬度が大きいため、絶縁テープで被覆された部分も含めて導電基体の全面にNi層を形成するとケーブルの柔軟性が損われ、さらに導体を製造するための伸線・圧延の工程でNiが欠けてCuが露出する等の不良が発生するという新たな問題が生じることが分かった。
一方、Snのウィスカの発生を防止するための別の方法として、前記の絶縁テープで被覆されている部分にはめっきを施さず、露出部分にのみNiめっきを施したフレキシブルフラットケーブルが提案されている(特許文献1)。
上記方法の場合、前記の通り、導電基体のCuやCu合金が絶縁テープの接着剤に触れているため接着剤が劣化するという問題があったが、近年接着剤の劣化を防止する防止剤が提案され、この問題を解消することができるようになった。そして、特許文献1に提案されている方法によれば、Snめっきを施していないためSnのウィスカが生成することを防ぐことができ、また、Niの多量消費によるコストの増大や、ケーブルの柔軟性が損われるという問題もない。
しかし、特許文献1に提案されている方法では、導体と絶縁テープとを所定の強度で接着しようとすると、ラミネート工程に長時間を必要とし、生産性が著しく低下するという新たな問題が生じることが分かった。
また、安価で、柔かく、かつ導電基体による接着剤の劣化を防止するというSn層の性質を生かしつつ、Snのウィスカの生成を防ぐ方法として、前記Snめっき層の厚さを20μm未満とし、かつSnめっき後に熱処理を施すことにより、CuおよびSnを含む金属間化合物拡散層を形成させたフレキシブルフラットケーブルが提案されている(特許文献2)。特許文献2に提案されているフレキシブルフラットケーブルにおいては、コストの増大を招くことがなく、かつ柔軟性が損われることがないフレキシブルフラットケーブルとすることができる。しかし、実際にはめっきの厚みおよび熱処理の制御が困難なため、特許文献2に提案されている方法では、短絡等を引き起す長いウィスカの発生を減らすことはできても、完全に防ぐことはできない。
特開2000−92819公報 特開2006−319269公報
本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みなされたものであって、Snのウィスカが生成することがなく、接着剤が劣化する恐れもなく、さらに、生産性が低下することがなく、また、コネクタとの電気的接続が良いフレキシブルフラットケーブルを提供することを課題とする。
本発明者等は、前記TPA線を用いたケーブルの構成を検討する中で、導体露出部分のSn層上に、Ni層を形成し、さらにそのNi層上にAu層を形成することによって、前記課題を解決することができること、さらに、これまで、前記Sn層上にめっきによりNi層を形成することは困難であり、Ni層を形成する技術が確立されていなかったが、Sn層表面に存在する酸化錫がNiめっきを阻害することを突き止め、Niめっきに先だって、Sn層を形成した導体に特定の前処理を施すことによりSn層上に容易にNi層を形成することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
以下、各請求項の発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、
複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルであって、
前記フレキシブルフラットケーブルの両端において、導体が所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した露出部が形成されており、
前記導体は、導電基体の表面にSn層が設けられることにより形成されており、
前記露出部の導体には、前記Sn層上に、Ni層が設けられ、さらに前記Ni層上にAu層が設けられていることを特徴とするフレキシブルフラットケーブルである。
請求項1の発明においては、導電基体の表面にSn層が設けられているため、接着剤が劣化することがなく、また、導電基体のCuやCu合金が腐食することもない。
また、絶縁テープで被覆された部分にはNiめっき層のような大きな硬度を有する金属の層がないため、柔軟性が損われることがない他、前記伸線・圧延の工程でNiが欠け、Cuが露出するという不良が発生することもない。
一方、導体が所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した導体のSn層上にNi層を有し、さらにNi層上にAu層を有しているため、Snのウィスカが生成する恐れがない。
なお、本発明におけるAu層とはAuのみからなるものに限定されず、一部他の元素を含むAu合金層であってもよい。例えば微量(0.1%程度)のCo、Niを含むAu合金は、硬質Auと呼称されるものであって、純粋なAuからなる層に比べて適度の硬度を有しているため好ましい。
また、前記露出部に一方の絶縁テープより露出した複数本の導体の表面には、接触抵抗が小さくて電気的接続に優れるAu層が形成されているため、コネクタとの接続が確実になされる。
さらに、Au層は耐酸化性に優れ、かつSn層とAu層の間には、SnとAuが拡散して合金化することを防ぐ拡散バリア層の役目を果たすNi層が設けられているため、長期間に亘り良好な電気的接続を維持することができる。
また、露出部に露出した導体上にのみNi層およびAu層が設けられた構成としているため、Ni、Auの消費量が少なく、従来のTPA線に比べて著しく材料コストが増大することがない。
さらに、CuやCu合金は接着し難くラミネートに長時間を要するのに対して、請求項1の発明においてはSn層を設けているため、接着剤と容易に接着させることができ、ラミネート工程で長時間を要することがなく、生産性が低くなることがない。
また、導体露出部分の構成以外は、従来のTPA線を用いたケーブルと同一の構成を有しているため、導電基体の表面にSnめっきを施し、伸線・圧延した後、複数本の導体を2枚の絶縁テープの間に並列に配置し、絶縁テープをラミネートする(以下FFC化ともいう)工程は、従来のTPA線を用いたケーブルの製造技術、製造設備をそのまま用いて製造することができる。
請求項1の発明において、前記Sn層、Ni層、Au層の厚さは特に限定されないが、Sn層の厚さに関しては、接着剤の劣化をより防ぐために、0.1μm以上であることが好ましく、ケーブルの柔軟性をより確保するために、Sn層の厚さが10μm以下であることが好ましい。
また、Niの厚さに関しては、Snのウィスカの生成を防ぎ、さらにSnがAu層へ拡散するのをより防ぐためには、0.3μm以上であることが好ましく、勘合部の導体の変形性をより確保するために10μm以下であることが好ましい。
さらにAu層の厚さに関しては、コネクタ類等とより確実に接続するために、また、ピンホールからの腐食をできるだけ防止するために、0.05μm以上であることが好ましく、コストの増大をより抑制するために、1μm以下であることが好ましい。
請求項2に記載の発明は、
前記露出部のSn層とNi層との間に、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属により形成された中間層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブルである。
Snは酸化され易く、Snめっきを施したCu線の伸線・圧延工程における加熱によって酸化され、生成した酸化錫がNi層形成の障害となることが分かった。そして、Sn層上にSnに比べて酸化還元電位の貴なる金属からなる中間層を形成すると、中間層は酸化され難く、中間層の表面が、清浄な金属の状態に維持されるため、Ni層形成の障害とならないことが分かった。
このように、請求項2の発明においては、前記露出部のSn層とNi層との間に、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属により形成された中間層が設けられているため、Ni層形成の障害が取り除かれ、Sn層で被覆された導体上に、確実なNi層が設けられたフレキシブルフラットケーブルを提供することができる。
ここで、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属としては、特に限定されるものではないが、Cuの他、AgやPd等の貴金属がSn層の表面に良好な層を形成することができ、かつその表面により容易にNi層を形成することができるので好ましい。
前記中間層の厚さは特に限定されるものではないが、Ni層との密着性に優れた中間層を形成するためには、欠陥の少ない中間層であって、酸化錫が残らないようにすることが重要であり、そのためには、中間層の厚さが0.001μm以上であることが好ましい。また、中間層自体が破壊してNi層との密着不良が生じるのをより防ぐためには、0.3μm以下であることが好ましい。
請求項3に記載の発明は、
前記中間層を形成する金属は、粒径が0.3μm未満の粒子状であることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルフラットケーブルである。
本発明者は、前記中間層を形成する過程において、中間層の粒径がNi層との密着性やNi層の均一性に大きく影響することを見出した。
即ち、中間層が微細な粒子から形成されていると、密着性および均一性の良いNi層を形成することができることが分かった。
具体的には、粒径が0.3μm未満という微細な粒子状の金属で形成することにより、前記密着性および均一性の良いNi層を形成することができることが分かった。
なお、ここでいう粒径とは、平均粒径を指す。
請求項4に記載の発明は、
前記中間層を形成する金属は、Cuであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフレキシブルフラットケーブルである。
Snより酸化還元電位が貴なる金属の中でも、Cuを中間層として用いると、Sn層と中間層との間にSnとCuの拡散層が容易に形成され、Sn層と中間層の間により良好な密着性が得られる。
請求項5に記載の発明は、
複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルの製造方法であって、
導電基体の表面にSn層を設けて導体を形成する工程、
フレキシブルフラットケーブルの両端において、前記導体を所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した露出部を形成する工程、
前記露出部のSn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける工程
を有していることを特徴とするフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
請求項5の発明は、請求項1に係る発明を、その製造方法の面より捉えたものである。
請求項6に記載の発明は、
前記Sn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける工程が、めっきによる工程であることを特徴とする請求項5に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
本発明に係るフレキシブルフラットケーブルにおいては、露出した導体部分のSn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける。そして前記のようにNi層、Au層は共に極めて薄い層である。請求項6の発明においては、Sn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける手段として、めっき法という薄い層の形成に適した極めて簡易な手段を採用しているため、製造コストの上昇を招くことなく、効率的にフレキシブルフラットケーブルを製造することができる。
請求項7に記載の発明は、
前記Sn層上にNi層を設ける前に、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属により形成された中間層を設ける工程を有していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
請求項7の発明は、請求項2に係る発明を、その製造方法の面より捉えたものである。
請求項8に記載の発明は、
前記Sn層上にNi層あるいは中間層を設ける前に、前記露出部におけるSn層表面の酸化錫を除去する工程を有していることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
従来、Sn層の表面にNiめっきを施すことが困難であった。検討の結果、Sn層の表面に生成した酸化錫がSn層上へのNiめっきの障害となっていること、そしてNiめっきを行う前にSn層の酸化錫を除去することによって障害が取り除かれ、Sn層上へのNiめっきが容易に可能となることが分かった。また、Sn層上にめっきにより前記中間層を形成するに際しても酸化錫を除去すると、密着性および均一性の良い中間層が形成できることが分かった。
このように、請求項8の発明においては、Sn層の表面にNi層または中間層をめっきにより形成するに際して、めっきを行う前に、前記露出部におけるSn層の表面の酸化錫を除去する工程を有するため、従来困難であったSn層上へ、Ni層を形成することができ、また、密着性および均一性の良い中間層を形成することができる。
請求項8の発明において、Sn層の酸化錫を除去する方法は特に限定されるものではないが、塩酸や硫酸などの無機の酸の希薄溶液に浸漬すると短時間で除去することができるので好ましい。
なお、Ni層との間で良好な密着性を得るためには、酸化錫を除去した後もSn層を残すことが好ましい。
請求項9に記載の発明は、
前記中間層を設ける工程が、前記露出部を前記Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属のイオンを含むめっき浴中に浸漬する置換めっきにより中間層を形成する工程であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
請求項9の発明においては、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属のイオンを含むめっき浴中に浸漬する置換メッキにより前記中間層を形成するため、前記露出部を単にめっき浴に浸漬するという簡単な操作で絶縁テープから露出した導体のSn層上に前記中間層を生成させることができる。また、浸漬時間、めっき浴中の金属のイオン濃度、温度等の条件を調節するという簡単な方法により、所望の厚さの中間層を精度良く生成させることができる。
請求項10に記載の発明は、
前記置換めっきにおけるめっき浴の温度が15℃以下であり、めっき浴中のSnに比べて酸化還元電位の貴なる金属のイオンの濃度が0.01モル/l以下であることを特徴とする請求項9に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
置換めっきにより中間層を形成するに際して、めっき浴の温度を低温度(15℃以下)に保ち、めっき浴中の前記金属のイオンの濃度を低濃度に設定すると、被めっき面上に多数の微細な粒子が析出して、微細な粒子からなる中間層を生成させることができる。そして前記の通り、このような微細な粒子からなる中間層上にNiめっきを施した場合、均一で良好な密着性および均一性の良いNiめっきを施すことができる。
請求項11に記載の発明は、
前記Au層を設ける工程の後に、60℃以上の温度で前記導体を加熱処理する工程を有していることを特徴とする請求項5ないし請求項10のいずれか1項に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法である。
請求項11の発明においては、Au層を形成した後、60℃以上の温度で前記導体を加熱処理することにより、異種金属界面において原子拡散が起きるため、露出部のSn層、Niめっき層、Auめっき層の間の密着性をより向上させることができる。
加熱処理に際しては絶縁テープが劣化変質しない温度で行う。例えば一般的に用いられるポリエステル製の絶縁テープを用いているケーブルにおいては、前記のように60℃以上であって、かつ80℃以下の温度で加熱処理を行う。
加熱処理の時間については、加熱処理による密着性向上において充分な効果を得るために、1時間以上とすることが好ましい。
本発明においては、Snのウィスカが生成することがなく、接着剤が劣化する恐れもなく、さらに、生産性が低下することがなく、また、コネクタとの電気的接続が良いフレキシブルフラットケーブルを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する、なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明の実施の形態を理解し易くするために、本発明に係るフレキシブルフラットケーブルの構成を、図面を用いて説明する。なお、ケーブルの断面を示す図2〜図4において図面が煩雑で見難くなることを避けるため、ハッチングを一部省略してある。
図1は、本発明の実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブル1を模式的に示す斜視図である。図1において、複数本の導体2が絶縁テープA(符号3)、絶縁テープB(符号4)の間に所定の間隔p(ピッチともいう)をおいて並列に配置されている。3の絶縁テープAおよび4の絶縁テープBの内面には接着剤が配され、前記複数本の導体2は2枚の絶縁テープA、絶縁テープBの間にラミネートされている。フレキシブルフラットケーブル1の両端には、3の絶縁テープAを設けず、前記導体2が所定の長さ(露出長さ)Lに亘って絶縁テープAより露出した露出部tが形成されている。
図2は、絶縁テープA(符号3)と絶縁テープB(符号4)およびその間に配置された導体2の断面構成を模式的に示す拡大断面図であって、絶縁テープと導体のみが接着され、2枚の絶縁テープ同士が未接着の状態における図である。
図2において、絶縁テープAおよび絶縁テープBは、それぞれポリエステルフィルムからなり、その内面に接着剤層31、41が設けられている。導体2は、Cu製の導電基体21の表面にSnめっき層22が設けてあり、角型の断面形状をなしている。
導体2は、接着剤層31、41を介して絶縁テープAおよび絶縁テープBに挟み込まれている。Snめっき層22は、導電基体21のCuが接着剤層31、41に接触することを妨げているため、接着剤が劣化することがない。また、Snめっき層22は柔かく柔軟性に富むため、導体2が2枚の絶縁テープA、絶縁テープBで被覆された部分も含めて導体の全面にSnめっきを施してもケーブルの柔軟性が損われることがない。
図3は、図1に示した露出部tにおける絶縁テープB(符号4)と導体2の断面構成を模式的に示す拡大断面図である。
図3において、導体2の露出した面には、Snめっき層22上にNiめっき層23が形成され、さらにNiめっき層23上にAuめっき層24が形成されている。このため、Snのウィスカが生成することがない。また、外周面に形成したAuめっき層24が電気的接続に優れるため、露出した複数本の導体と他方の絶縁テープの端部で構成される勘合部をコネクタ等と勘合させたときに、確実に電気的に接続することができる。
また、Snめっき層22とAuめっき層24の間にNiめっき層23を設けているためAuめっき層がSnやCuと合金化するこことを防ぐことができる。
図4は、別の実施の形態の露出部における絶縁テープB(符号4)と導体2の断面構成を模式的に示す拡大断面図である。図4に示す実施の形態においては、Snめっき層22とNiめっき層23の間に中間層としてCuめっき層25が設けられている。
中間層(Cuめっき層)25は粒径が0.3μm未満の球状のCuの微粒子からなる。このため、その表面に形成されるNiめっき層23との間に良好な密着性を得ることができる。また、均一なNiめっき層を形成することができる。
さらに、Snめっき層22とCu製の中間層25の間でSnとCuの拡散が生じるため、Snめっき層22と中間層25の間に良好な密着性を得ることができる。
露出部が図3および図4の拡大断面図に示した断面構成を有するケーブルは、図5に示す工程図によって製造することができる。
即ち、第1の工程で所定の断面形状を有するCu線の側面にSnめっきを施し、所定厚さのSnめっき層を形成した後、第2の工程で所定の条件で伸線し、さらに第3の工程で圧延して、所定の断面形状を有する導体を得る。
次いで、第4の工程で、ポリエステル製フィルムの片面に熱融着性の接着層を設けた所定厚さの絶縁テープ2枚を接着層が内側になるように配置し、2枚の絶縁テープの間に所定本数の導体を所定の間隔を置いて重ね合わせてラミネートする(FFC化)。なお、前記2枚の絶縁テープのうち1枚のフィルムの長さを導体の長さと等しく設定し、他の1枚の長さを導体の長さに比べて短く設定しておき、導体の両端の片面が所定の長さに亘って、長さの短い絶縁テープより導体が露出するように配置したうえでラミネートを行い、両端に勘合部を形成する。
次に、第5の工程で露出部に露出した導体の前処理をおこなう。前処理の一つの方法は、露出部を希塩酸や希硫酸の溶液に浸漬する方法である。
前処理の他の方法は、上記酸に浸漬後に置換めっきにより厚さ0.05μm程度の中間層を形成する方法である。
前記前処理後、第6の工程で、Sn層または中間層上に0.5μm程度のNiめっきを施す。
NiめっきによりNi層を形成後、AuめっきによりNi層上に厚さ0.1μm程度のAuめっき層を形成する。
Auめっき終了後必要に応じて加熱処理を行い(図示せず)各めっき層間の密着性を向上させる。
Auめっき層は、前記のように0.05μm程度という極めて薄い層であっても、良好な電気的接続を得ることができる。しかし、このように、薄いめっきではめっき層のピンホールを無くすことは困難であり、使用条件によっては導体がAuめっきのピンホール部分から腐食を受ける恐れがある。従って、必要に応じて、露出部の導体表面に封孔処理を施す。具体的には露出導体表面にチオール系化合物を含む水溶液を塗布して本発明のフレキシブルフラットケーブルを得る。
以下、1実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
イ.導体の製造
Snめっきを施したCu線に伸線・圧延を施し、長さが200m、幅0.3mm、厚さ0.035mmの平角型(断面形状が横長の長方形)の導体を製造した。なお、導体のSnめっき層の厚さは約1μmであった。
ロ.ラミネート
厚さが25μmのポリエステルフィルム(東レ社製、ルミラーS10)の片面に熱融着性の接着剤層を設けた絶縁テープを用いてFFC化を行った。具体的には、長さが200mの絶縁テープ(絶縁テープBという)の接着剤層を設けた面上に、前記導体40本を導体の両端と絶縁テープBの両端を一致させ、0.2mmの間隔をおいて並列配置した。導体の上側に長さが92mmの絶縁テープ(絶縁テープAという)を導体の端から4mm離して載置し、加熱圧着した。さらに、絶縁テープA同士の間隔が8mmとなるように、合計1999枚(前記最初に配置した絶縁テープA、1枚をあわせると合計2000枚)を、絶縁テープA同士の間隔が8mmとなるように順次載置し、加熱圧着した。
ハ.前処理その1(Sn層の酸化錫の除去)
a.電解脱脂
ラミネート後のケーブルを、1l中に100mlの濃硫酸を溶解させた30℃の水溶液中に浸漬し導体を負極として電流密度25A/dmで24秒間電解することにより露出した導体表面の脱脂を行った後、流水により5秒間、さらに純水により5秒間水洗を行った。
b.次いで、絶縁テープより露出した導体を、1l(リットル)中に100mlの濃硫酸を溶解させた50℃の水溶液中に12秒間浸漬してSn層表面の酸化錫を除去した後、前記と同じ条件で水洗を行った。
ニ.前処理その2(置換めっきによる中間層の形成)
前記水洗後、直ちに中間層の形成を行った。1l中に濃硫酸50ml、硫酸銅2gを溶解した温度15℃のめっき浴を用意し、前記電解脱脂後のケーブルを1分間めっき浴中に浸漬した後、前記と同じ条件で水洗を行った。
顕微鏡により露出した導体の表面を観察したところ導体表面が粒径が最大でも0.3μmに満たない微細な粒子状のCuで被覆されていることが確認された。
ホ.Niめっき
中間層形成後の前記ケーブルを、温度50℃のワット浴に浸漬し、電流密度8.3A/dmで2分間電解してNiめっきを行った後、前記と同じ条件で水洗を行った。
Niめっき後の露出した導体の表面および断面を顕微鏡により観察したところ、導体表面にNiがむらなくNiめっきされており、Niめっきの厚さが3μmであることが確認された。そして、テープ剥離試験を行ってもNiめっき層が剥離することがなく、良好な密着性を有していることが確認された。
ヘ.Auめっき
a.酸による活性化処理
Niめっき後の前記ケーブルを1l中に50mlの塩酸を含む室温の溶液中に30秒間浸漬した後、前記と同じ条件で水洗を行った。
b.Auストライクめっき
前記活性化処理後の前記絶縁テープより露出した導体を40℃の日本高純度化学社製のアシドストライクめっき浴中に浸漬し、電流密度0.7A/dmで6秒間電解してAuストライクめっきを行った後、前記と同じ条件で水洗を行った。
c.AuCoめっき
Auアシドストライクめっき後の前記ケーブルを温度50℃の日本高純度化学社製のワット浴(オーロブライトHS−2)中に浸漬し電流密度2.5A/dmで14秒間電解してAuCoめっきを行った後、前記と同じ条件で水洗を行った。
ト.封孔処理
AuCoめっきの水洗後、直ちに前記ケーブルを温度40℃のチオール系化合物を含む水溶液に30秒間浸漬した後、前記と同じ条件で水洗し、その後70℃の温風中で1分間放置し乾燥した。
チ.切断
封孔処理後のケーブルを長手方向に対して垂直に切断し、長さが100mm、両端に各4mmの導体の露出部を設けたフレキシブルフラットケーブルを製造した。
リ.熱処理
前記フレキシブルフラットケーブルを、大気中で60℃において1時間熱処理を行った。
上記した実施例により製造されたフレキシブルフラットケーブルは、コネクタに勘合させたときや自然にSnのウィスカが生成することがなく、長期に亘って使用しても接着剤が劣化することがないことが確認された。また、TPA線を用いたケーブルに比べて材料コストが著しく増大することがなくFFC化までの工程には従来のTPA線を用いたフラットフレキシブルケーブル製造用の製造装置を用いて同様の製造条件で製造できることが分かった。
本発明の実施の形態のフレキシブルフラットケーブルの構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態のフレキシブルフラットケーブルの絶縁テープで被覆された部分の断面構成を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの露出部の断面構成を模式的に示す拡大断面図である。 本発明の別の実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの露出部の断面構成を模式的に示す拡大断面図である。 本発明に係るフレキシブルフラットケーブルの製造工程を示す図である。
符号の説明
1 フレキシブルフラットケーブル
2 導体
21 導電基体
22 Snめっき層
23 Niめっき層
24 Auめっき層
25 中間層
3 絶縁テープA
4 絶縁テープB
31、41 接着剤層
t 露出部
L 露出長さ
p ピッチ

Claims (11)

  1. 複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルであって、
    前記フレキシブルフラットケーブルの両端において、導体が所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した露出部が形成されており、
    前記導体は、導電基体の表面にSn層が設けられることにより形成されており、
    前記露出部の導体には、前記Sn層上に、Ni層が設けられ、さらに前記Ni層上にAu層が設けられていることを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
  2. 前記露出部のSn層とNi層との間に、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属により形成された中間層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
  3. 前記中間層を形成する金属は、粒径が0.3μm未満の粒子状であることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルフラットケーブル。
  4. 前記中間層を形成する金属は、Cuであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフレキシブルフラットケーブル。
  5. 複数本の導体が、2枚の絶縁テープ間に所定の間隔をもって並列に配置されたフレキシブルフラットケーブルの製造方法であって、
    導電基体の表面にSn層を設けて導体を形成する工程、
    フレキシブルフラットケーブルの両端において、前記導体を所定の長さに亘って一方の絶縁テープより露出した露出部を形成する工程、
    前記露出部のSn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける工程
    を有していることを特徴とするフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  6. 前記Sn層上にNi層を設け、さらにAu層を設ける工程が、めっきによる工程であることを特徴とする請求項5に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  7. 前記Sn層上にNi層を設ける前に、Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属により形成された中間層を設ける工程を有していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  8. 前記Sn層上にNi層あるいは中間層を設ける前に、前記露出部におけるSn層表面の酸化錫を除去する工程を有していることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  9. 前記中間層を設ける工程が、前記露出部を前記Snに比べて酸化還元電位の貴なる金属のイオンを含むめっき浴中に浸漬する置換めっきにより中間層を形成する工程であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  10. 前記置換めっきにおけるめっき浴の温度が15℃以下であり、めっき浴中のSnに比べて酸化還元電位の貴なる金属のイオンの濃度が0.01モル/l以下であることを特徴とする請求項9に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
  11. 前記Au層を設ける工程の後に、60℃以上の温度で前記導体を加熱処理する工程を有していることを特徴とする請求項5ないし請求項10のいずれか1項に記載のフレキシブルフラットケーブルの製造方法。
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