JP2009075403A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】質量体を有し、その奥行きを長くすることなく高さを抑制し、かつ、良好なストップ感が得られる電子楽器の鍵盤装置を提供する。
【解決手段】各鍵の押鍵操作に連動して回動する複数の各質量体8が複数の鍵の下方に位置している。鍵フレームの上部取付部3aの後端近傍上面において、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して、複数の支持部3gが並設されている。その立設部3g1の左右側面の上部にある軸部3g2,3g3に白鍵本体部の鍵支点部1b,黒鍵本体部の鍵支点部2bが嵌合される。立設部3g1の上部は前方張出部3g4となり、この下面に、上限ストッパ11が配置され固定される。前方張出部3g4は、白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁間の内部に位置し、左右側壁と干渉することなく重なるように配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、押鍵操作に連動して回動する質量体を有する電子楽器の鍵盤装置に関するものである。
従来、電子楽器の鍵盤装置において、押鍵操作に連動して質量体を回動させ、アコースティック・ピアノの鍵盤機構に似た鍵タッチ感、より具体的には、質量感及びストップ感を得るものがある。
特許文献1に記載のものは、鍵本体部の後端(鍵支点部)を収容する枠体の後部に上面板があり、この上面板の下面にストッパ(上限ストッパ)が固定されている。錘(質量体)の折り曲げ部(質量集中部、自由端)は、鍵本体部の後端よりもさらに後方にまで延設され、押鍵時に折り曲げ部が上限ストッパに衝突する。この構成によれば、鍵盤装置の奥行きが長くなる。しかも、錘の支点部から自由端までの距離が長くなるに応じて自由端のストローク長は長くなるが、質量体の回動角度を小さくしない限り、鍵盤装置の高さは短縮されない。
一方、上述した質量体が鍵の下方に配置されたものがある(特許文献2,3参照)。この場合、質量体がない場合に比べて、鍵盤装置の奥行きは変わらない。
特許文献2においては、ハンマーアーム(質量体)が、軸(鍵支点)よりも前方の鍵盤シャーシ(フレーム)下面に設けられている。
しかし、鍵盤装置の高さは、鍵の側壁、鍵のストローク長、鍵と鍵盤シャーシとの間のクリアランス、鍵盤シャーシの厚さ、ストッパ部材(上限ストッパ)の厚さ、ハンマーアームのストローク長、ハンマーアームの縦幅、制動部材(下限ストッパ)の厚さ、等を加えたものとなる。
従って、ハンマーアームを配置することにより、鍵盤装置の形状が高くなり、電子楽器が嵩張るという問題がある。
特許文献3においては、アーム(質量体)の軸(回動支点部)が鍵の左右側壁に形成された凹部に嵌合し、アームの緩衝材(上限ストッパ)は、鍵内部の天井面に設けられている。押鍵時には、アームが鍵の左右側壁間の内部に入り込む。
従って、鍵の左右側壁間の内部という鍵盤装置の空きを利用しているために、鍵盤装置の高さが抑制される。
しかし、緩衝材は鍵内部に設けられているため、アームが緩衝材に衝突した時の衝撃が、鍵を介して演奏者の指に伝わるという問題がある。また、緩衝材は、各鍵ごとに個別に設ける必要があるから、全鍵に共通とした場合に比べて作業性が悪く、組立コストもかかるという問題がある。
特開平9−198037号公報(特許第3060930号公報) 特開平4−142595号公報 特公平2−019468号公報
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、押鍵操作に連動して回動する質量体を有した電子楽器の鍵盤装置において、装置の奥行きを長くすることなく装置の高さを抑制し、かつ、良好なストップ感が得られる電子楽器の鍵盤装置を提供することを目的とするものである。
本願の発明は、請求項1に記載の発明においては、複数の鍵と、該複数の鍵の下方に位置し、各鍵の押鍵操作に連動して回動する複数の各質量体と、前記複数の鍵及び前記複数の質量体が並設されたフレームと、前記複数の鍵の下方に位置し前記フレームの側に固定され、前記質量体が衝突することにより当該質量体の回動範囲の上限及び下限をそれぞれ規制する上限動作規制部材及び下限動作規制部材を有する電子楽器の鍵盤装置において、前記各鍵に対応して少なくとも当該上部が前記各鍵の左右側壁間の内部に配設され、当該下面に前記上限動作規制部材が固定される複数の上限動作規制部材固定部を前記フレームの側に有するものである。
従って、複数の質量体、上限動作規制部材及び下限動作規制部材が複数の鍵の下方に配置されていることにより、装置の奥行きが長くならない。
上限動作規制部材固定部が、鍵本体部側ではなくフレーム側にあることにより、良好なストップ感が得られる。
上限動作規制部材固定部を配設するために、鍵の左右側壁間の内部という空きスペースを有効活用しているから、鍵の左右側壁と上限動作規制部材固定部の重なり分に応じて、鍵盤装置の高さを抑制できる。
加えて、上限動作規制部材固定部の下面をも、鍵の左右側壁間の内部に配設した場合は、従来のように上限動作規制部材固定部が鍵フレームである場合に比べ、上限動作規制部材固定部の位置が上に移動する結果、鍵盤装置の高さを従来よりも低くすることができる。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置において、前記各上限動作規制部材固定部は、当該上面に垂直リブを有するものである。
従って、垂直リブにより上限動作規制部材固定部の剛性が高まるため、質量体が上限動作規制部材に衝突したときに、上限動作規制部材固定部の変形が少なくなり、演奏者の指に与えるストップ感が向上する。
請求項3に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、前記各上限動作規制部材固定部は、当該下面が前記各鍵の左右側壁の下端より下方に位置し、隣接する少なくとも2つの前記上限動作規制部材固定部の下面に、同一の前記上限動作規制部材が前記複数の鍵の配列方向に配置されて固定されているものである。
鍵盤の全ての鍵、あるいは、1〜数オクターブの鍵などに対応する、隣接する少なくとも2つの上限動作規制部材固定部の下面に、同一の上限動作規制部材が固定される。従って、個別に用意された動作規制部材を、個々の上限動作規制部材固定部に配置して固定する作業に比べ、鍵盤装置の組立性が良くなる。
本発明によれば、各鍵の左右側壁間の内部を有効に活用することにより、鍵盤装置の奥行きを長くすることなく、鍵盤装置の高さを抑制して、質量体及び動作規制部材を配置できるという効果がある。かつ、良好なストップ感が得られるという効果がある。
その結果、この鍵盤装置を組み込む電子楽器の外形を薄くすることができる。一方、電子楽器の外形の高さを従来と同じにした場合、この鍵盤装置の鍵奥側の上部に配置される電子楽器の機能部品、例えば、操作パネル上のスイッチや表示器、を実装するための空間を広くすることができる。
図1は、本願発明の第1の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図1(a)は押鍵されていない状態(離鍵状態)を示し、図1(b)は白鍵本体部1が押し切られた状態を示している。図1(c)は、図1(b)において、矢示A−Aから見た白鍵本体部1及び鍵フレーム3を模式的に示す横断面図である。
図1(a)において、1は白鍵本体部、2は黒鍵本体部、3は鍵フレーム、4は鍵フレーム底板、8は質量体である。
鍵フレーム3は、複数の鍵の配列方向に延設されたものである。この鍵フレーム3は、例えば板金、あるいは合成樹脂製であり、その各部分(アルファベットの添字が付されている)が一体成形されたものである。
その上部取付部3aには、複数の白鍵本体部1、複数の黒鍵本体部2が並設されている。上部取付部3aは、図示の例では水平であり、鍵の長手方向(奥行き方向)の前部に段差部3bがある。段差部3bには、複数の鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔15が形成されている。
段差部3bの直前は鍵フレーム3を鍵フレーム底板4へ取り付けるための基部3cであり、さらにその前方に垂直壁3dがある。垂直壁3dには鍵ガイド5が設けられている。鍵ガイド5は白鍵本体部1の先端部1aの下部に挿入される。
一方、黒鍵本体部2に対する鍵ガイド6は、上部取付部3aに立設されている。白鍵本体部の先端部1aの下部、鍵ガイド5、垂直壁3d、及び、鍵フレーム底板4の前面は、口棒部9により覆われる。
上部取付部3aに対し、鍵の長手方向の後部に段差部3eがあり、その直後は鍵フレーム3を鍵フレーム底板4へ取り付けるための基部3fである。
上部取付部3aの後端近傍の上面において、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して、複数の支持部3gが並設され、各鍵を揺動自在に支持する。支持部3gは、立設部3g1、前方張出部3g4を有する。立設部3g1は、上部取付部3aから上方に突き出ている。上部取付部3aの後方であって、支持部3gの手前には、各鍵に対応してスリット状の貫通孔16が設けられている。
図1(c)に示すように、支持部3gは、左右側面の上部に、軸部3g2,3g3を有し、これらは鍵の配列方向に突き出ている。この軸部3g2,3g3に、白鍵本体部1の後端部の左右側壁に設けられた鍵支点部1b(貫通孔)が嵌合される。一方、黒鍵本体部2に対応した図示されない支持部3gの場合も同様であり、軸部3g2,3g3に、黒鍵本体部2の後端部の左右側壁に設けられた鍵支点部2b(貫通孔)が嵌合される。
図1(a)に示す立設部3g1の上部は前方へ水平に張り出し、平板状の前方張出部(上限動作規制部材固定部)3g4となる。この前方張出部3g4の下面(図示の例では、水平面)に、上限ストッパ(上限動作規制部材)11が配置され固定される。
白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の左右側壁間の内部には、下方に開口した鍵内空間がある。
白鍵本体部1及び黒鍵本体部2に対する前方張出部3g4及び上限ストッパ11は、これらの左右側壁間の内部に位置している。すなわち、前方張出部3g4及び上限ストッパ11は、左右側壁と干渉することなく重なるように配設されている。
鍵フレームの上部取付部3aの上面には、複数の鍵スイッチ14が並設され、これらに対向して、白鍵本体部1、黒鍵本体部2の上述した左右側壁間の鍵内部空間において、上面裏側(天井面)から下方向に突部(アクチュエータ)が設けられている。この突部の図示は、図1(c)においても省略されている。
上部取付部3aの前端寄りの下面に質量体支持部3hが立設されている。図示のものは、白鍵本体部1に対するものである。白鍵本体部の先端部1a寄りの左右側壁の下端から下方に力伝達部1cが延設されている。この力伝達部1cの先端は底板を有し、この底板の上部は、鍵の長手方向に貫通している。この底板の上下面に弾性部材7が固着されている。
一方、黒鍵本体部2の力伝達部は、図示を省略しているが、黒鍵本体部の先端部2aが下方に延びてから前方に向かい、力伝達部1cとは鍵の配列方向に重なる位置にある。黒鍵本体部2に対しても、同様に、質量体支持部により回動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部の底板と弾性部材を介して係合している。
なお、白鍵本体部1,黒鍵本体部2は対応する各質量体8の自重によって復帰するが、白鍵本体部1,黒鍵本体部2と鍵フレーム3との間に、白鍵本体部1,黒鍵本体部2を離鍵位置に戻すための復帰バネを設けてもよい。
複数の質量体8、下限ストッパ10及び上限ストッパ11は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に位置する。
各質量体8は、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応し、それぞれの押鍵操作に連動して回動する。図示の質量体8は、白鍵本体部1に対するものである。
質量体8は、質量体支持部3hに支持される回動支点部8cと、この回動支点部8cの前方にあって弾性部材7を介して鍵の力伝達部1cに係合する、二股の主被駆動部8a及び副被駆動部8bと、この回動支点部8cの後方に連結部8dを介し、自由端部としての質量集中部8eを有する。
連結部8dの後端は質量集中部8eの前端部下方に結合されている。鍵の配列方向に沿った質量集中部8eの横幅は、鍵の左右側壁間の内幅よりも短い。図示のP点は、回動支点部8cから最も遠い点であり、本明細書では、これを自由端という。
連結部8d及び質量集中部8eは、回動時に大きな慣性モーメントを発生する。
質量体8は、その主被駆動部8a及び副被駆動部8bと回動支点部8cとの間において、貫通孔15を貫通している。
質量集中部8eの下端面8e1は、図示の例では、水平状態となっている。下端面8e1は、下限ストッパ10に(下限動作規制部材)対する当接部となる。下限ストッパ10は、鍵フレーム底板4の上面に固定されている。
質量集中部8eの上端面8e2は、図示の例では、前方よりも後方が低い位置にある傾斜面をなし、図1(b)に示す、鍵が押し切られた状態において水平状態となる。
図1(a)に示す離鍵状態において、鍵本体部(図示の例では、白鍵本体部1)が押下されたとき、この鍵に対応する質量体8は、重力に抗して反時計回りに回動する。質量集中部8eの上端面8e2は、貫通孔16を通過する。この間、質量体8の慣性モーメントに応じた反作用が白鍵本体部1に伝わることにより、演奏者の指に質量感が与えられる。
図1(b)に示すように、質量体の連結部8dが水平状態となり、質量集中部8eの上端面8e2が上限ストッパ(上限動作規制部材)11に衝突すると、質量体8の回動範囲の上限位置が規制される。それとともに質量体8が制動されるために、鍵を介して演奏者の指にストップ感が得られる。
質量集中部8eの自由端Pは、図1(b)において「ストローク長」として示した距離を移動することになる。
上述した前方張出部3g4は、鍵フレーム3側に配設されたものであって、白鍵本体部1,黒鍵本体部2の側に配設されたものではないから、質量集中部の上端面8e2が上限ストッパ11に衝突したときの衝撃は、鍵を介して演奏者の指に伝わることはない。
この前方張出部3g4は、鍵フレームの上部取付部3aの厚みよりも厚くすることができ、かつ、立設部3g1は剛性の高い構造にすることができ、しかも、この立設部3g1は、段差部3eに近い位置に配設されている。そのため、上限ストッパ11が配置され固定される前方張出部3g4を変形(撓み)しにくくすることが容易である。
鍵フレームの上部取付部3aの下面には、補助ストッパ12が、図示の例では、貫通孔16の前端に隣接して配設されている。鍵の押下時に質量体8が回動範囲の上限位置(押切静止位置)を過渡的に超えた(オーバーストローク)ときに、連結部8dが鍵フレームの上部取付部3aに衝突することを防止する。なお、連結部8dが鍵フレームの上部取付部3aに衝突するおそれがない場合は、補助ストッパ12を必要としない。
演奏者が鍵を離すと、質量体8は自重により逆回動して図1(a)の位置に復帰し、質量集中部の下端面8e1が下限ストッパ10に衝突することにより、質量体の初期位置(離鍵状態)を規制する。
質量集中部8eという、質量体8の質量が集中する部分の下端面8e1に下限ストッパ10に対する当接部(第2の当接部)が設けられているから、離鍵時のリバウンド、振動といったストップ感の悪化を抑制することができる。
一方、鍵フレームの上部取付部3aの前方上面に配置された下限ストッパ13は、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2が押し切られたときに、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2の左右側壁下端の揺動下限位置を規制する。
上述した下限ストッパ10,補助ストッパ12,下限ストッパ13は、通常、鍵の配列方向に沿って帯状に配置されることにより、全鍵、あるいは、1または数オクターブ単位の複数の鍵に対して共通のものとすることができる。
特許文献2のような従来の質量体は、押し切り時において鍵フレームの下面に固定された上限ストッパに当接する。
これに対し、この実施の形態では、上限ストッパ11は、上部取付部3aの下面よりも高い位置にある前方張出部3g4の下面に配置される。その結果、上限ストッパ11の位置が上方に移動(図1(b)に示す距離h)する。これに伴い、質量体8及び下限ストッパ10の位置も、従来よりも上方に移動して図1に示す配置となる。
従って、上部取付部3aの高さは、従来技術よりも距離hに応じて短縮されることになり、鍵盤装置の全高Hが従来技術よりも抑制される。
上述した短縮の効果を得るには、前方張出部3g4の下面が鍵フレームの上部取付部3aの下面よりも高い位置にあればよい。
しかし、この実施の形態では、上限ストッパ11を、鍵フレームの上部取付部3aの下面よりも、なるべく高い位置に配置するために、白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁間の内部(鍵盤装置の高さ方向の空き)に前方張出部3g4を配設している。
この場合、前方張出部3g4の下面と鍵フレームの上部取付部3aとの間に、十分な隙間が形成されるから、上限ストッパ11を、前方張出部3g4の下面に配置して固定する作業が容易になるという利点もある。
ここで、前方張出部(上限動作規制部材固定部)3g4の少なくとも上部が白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁の内部に配設されているのであれば、前方張出部3g4を、鍵の左右側壁間の内部という空きスペースを有効活用して配設していることになる。その結果、鍵の左右側壁と前方張出部3g4の重なり分に応じて、鍵盤装置の高さが抑制されている。
上述した説明では、複数の鍵スイッチ14は、鍵フレームの上部取付部aの上面に配設されているとして説明した。これに代えて、特許文献1のように、質量体8の下端面、例えば、主被駆動部8aと回動支点部8cとの間の下端面に突部(アクチュエータ)を形成し、その下方に鍵スイッチ14を載置した回路基板を配設してもよい。
上述した支持部3gは、白鍵本体部1,黒鍵本体部2を支持するだけでなく、上限ストッパ11の固定部となる前方張出部3g4を支持する部材でもある。
これに代えて、白鍵本体部1,黒鍵本体部2を支持する支持部と、上限ストッパ11の固定部を支持する支持部とを、別構成としてもよい。このようにすれば、白鍵本体部1,黒鍵本体部2の支持部材を、図示のような鍵支点部(貫通孔)と軸によるものではない、別構成のものに置き換えることもできる。
鍵フレーム3が合成樹脂製である場合、鍵毎に並設される複数の支持部3gは、鍵フレーム3の一部として一体成形できる。しかし、支持部3gは鍵フレーム3と別構成のものとして形成しておき、組立て時に、鍵フレーム3に配設してもよい。また、上限ストッパ11は、2色成型法によって支持部3gと一体のものとして成型されてもよいし、また、前方張出部3g4の下面に接着されてもよい。
上述した上限ストッパ11を含むストッパ部材は、衝撃吸収性、消音性、及び、白鍵本体部1、黒鍵本体部2の停止位置、及び、質量体8の停止位置の再現性の観点から、復元力を備えたものが必要であり、フェルト又はポリウレタン・エラストマ等の動作規制部材が使用される。
質量体8における、主被駆動部8a,副被駆動部8bから回動支点部8cまでの部材は、合成樹脂等で一体化されて基部となる。この基部は、例えば、金属製の連結部8dを金型に差し込んだ状態でアウトサート成形により一体化される。質量集中部8eは、例えば連結部8dと一体の金属製のものである。
図2は、本願発明の第2の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図2(a)は押鍵されていない離鍵状態を示し、図2(b)は白鍵本体部1が押し切られた状態を示している。図2(c)は、図2(b)において、矢示B−Bから見た白鍵本体部1a、鍵フレーム21及び上限ストッパ23を模式的に示す横断面図である。図2(d)は、図2(b)において、矢示A−Aから見た白鍵本体部1及び鍵フレーム21を模式的に示す横断面図である。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
21は鍵フレームであって、図1に示した鍵フレーム3と全体的には同様な構造のものである。
21aは上部取付部、21bは段差部、21cは基部、21dは垂直壁である。21eは段差部、21fは基部である。
上部取付部21aの後端近傍において、複数の支持部21gが立設され、白鍵本体部1,黒鍵本体部2を揺動自在に支持する。
図2(d)に示すように、支持部21gの立設部21g1は、上部取付部21aの上面から突き出ている。その左右の側面の上部には、軸部21g2,21g3が鍵の配列方向に突き出ており、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2の後端部の左右側壁に設けられた鍵支点部(貫通孔)1b又は鍵支点部(貫通孔)2bが嵌合される。
支持部21gの上部は、白鍵本体部1の左右の鉛直側壁の間に配設されている。支持部21gは、鍵フレーム21と一体的に形成されたり、別体として形成されたりする。
21hは質量体支持部である。質量体22は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して並設されている。全体としては図1に示した質量体8とほぼ同様の構造である。上述した質量体支持部21hに支持され、対応する鍵の力伝達部1cを介して回動される。
22aは主被駆動部、22bは副被駆動部、22cは回動支点部、22dは連結部、22eは自由端部としての質量集中部である。連結部22dの後端が質量集中部22eの前端部上方に結合されている。
鍵フレームの段差部21bには、複数の鍵に対応して、複数のスリット状の貫通孔25が形成され、各質量体22は、この貫通孔25を貫通している。
上部取付部21aにおいて、上述した支持部21gに近い手前部分の下面に上限ストッパ23が配設され固定されている。
図2(a)に示す初期状態においては、質量集中部の下端面22e1が下限ストッパ(下限動作規制部材)10に当接している。鍵の押下時に、この鍵に対応する質量体22は、重力に抗して反時計回りに回動する。
図2(b)に示すように、質量体の連結部22dが水平状態となり、質量集中部の上端面22e2が上限ストッパ(上限動作規制部材)23に衝突する。自由端Pは、「ストローク長」として示した距離を移動する。
一方、黒鍵本体部2にも力伝達部が設けられており、質量体支持部により回動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部により回動される。
質量集中部22eが上限ストッパ23に衝突したとき、鍵を介して演奏者の指にストップ感が得られる。ところが、上部取付部21aにおいて、上限ストッパ23がその下面に配置され固定されている上限ストッパ固定部(上限動作規制部材固定部)24が変形(撓み)すると、ストップ感が悪くなる。特に、鍵フレーム21が合成樹脂であると変形しやすい。そこで、上述した上限ストッパ固定部24における上部取付部21aの上面に垂直リブ21aa,21abを形成しておくことにより、上限ストッパ固定部24を補強し剛性を高める。
図示の垂直リブ21aaは、白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁の中央(鍵の配列方向における中央)に対応する位置に形成され鍵の長手方向に延びた薄板であり、垂直リブ21abは、垂直リブ21aaの中央から鍵の配列方向の左右に延びた薄板であり、両者が一体となって十字形の垂直リブとなる。いずれか一方のみを形成してもよく、特に、変形(撓み)しやすい鍵の長手方向の剛性を高める垂直リブ21aaのみであってもよい。
上述した上限ストッパ固定部24は、上部取付部21aに垂直リブ21aa,21abが付加された構造をいう。従って、上限ストッパ固定部24は、各鍵(各質量体)に対応して設けられたものであり、上限ストッパ固定部24の上部、すなわち、垂直リブ21aa,21abの上部は、白鍵本体部1又は黒鍵本体部2の左右側壁間の内部に配設されている。
ここで、垂直リブを、上部取付部21aの任意の位置に配設するのであれば、白鍵本体部1や黒鍵本体部2の左右側壁と垂直リブ21aa,21abとが干渉しないように、上部取付部21aから白鍵本体部1や黒鍵本体部2の左右側壁の下端までの間隔を大きくする必要がある。
しかし、この実施の形態においては、垂直リブ21aa,21abを、白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の左右側壁の間という空きスペースを有効活用して配設している。従って、垂直リブ21aa,21abと、白鍵本体部1や黒鍵本体部2の左右側壁との重なり分(距離h)に応じて、上部取付部21aから左右側壁の下端までの間隔が短縮される。その結果、鍵盤装置の全高Hが、単に垂直リブ21aa,21abが任意の位置に配設される場合よりも抑制される。
なお、図示の例では、上限ストッパ23は、従来技術と同様に上部取付部21aの下面に固定されているにもかかわらず、上部取付部21aの高さを、図1に示した実施の形態の短縮された上部取付部3aの高と同じにしている。そのため、ストローク長を図1に示した実施の形態よりも短くしている。
図3は、本願発明の第3の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。図3(a)は離鍵状態を示し、図3(b)は白鍵本体部1が押し切られた状態を示している。図3(c)は、図3(b)において、矢示A−Aから見た白鍵本体部1及び鍵フレーム31を模式的に示す横断面図である。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
鍵フレーム31は、図1に示した鍵フレーム3と全体的には同様な構造のものである。しかし、その上部取付部が前後に分かれている。前方上部取付部31a1は、段差部31a2を介して、僅かに低い後方上部取付部31a3と結合している。
31bは段差部、31cは基部、31dは垂直壁、31eは段差部、31fは基部である。段差部31bには、複数の鍵に対応して、スリット状の貫通孔35が並列形成されている。
後方上部取付部31a3の後端近傍において、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して複数の支持部31gが上方に立設されている。図示の例では、鍵フレームの前方上部取付部31a1の後方において、後述する補助ストッパ34の後端から後方上部取付部31a3における支持部31gの手前までに、各鍵に対応してスリット状の貫通孔36が設けられている。
立設部31g1は、軸部31g2,31g3が形成された上部と前方張出部31g4との間に垂直リブ31g5を有する。この垂直リブ31g5は、縦断面が三角形となる薄板であり、鍵の配列方向における白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁の中央に対応して、立設部31g1及び前方張出部31g4の中央に形成されている。
図示の軸部31g2,31g3の高さは、図1に示した軸部3g2,3g3と同じ高さにしている。
垂直リブ31g5により、前方張出部31g4(上限動作規制部材固定部)が補強されるから、前方張出部31g4の剛性が高くなり、変形(撓み)しにくくなる。その結果、前方張出部31g4の下面に固定された上限ストッパ33によるストップ感が良好になる。
図示の例では、前方張出部31g4の上部は白鍵本体部1の左右側壁間の内部にあるが、その下面は白鍵本体部1,黒鍵本体部2の左右側壁の下端よりも下の位置になるように、支持部31gが形成されている。
上限ストッパ33を、前方張出部31g4の下面に配置して固定するには、前方張出部31g4の下面と鍵フレーム31の上部取付部との間に、上限ストッパ33の厚み以上に十分な隙間が必要である。そのため、図示のように、上部取付部を前後に分けて、後方上部取付部31a3の高さを前方上部取付部31a1よりも低くしている。
なお、図1に示した実施の形態においても、上部取付部3aを前方上部取付部と後方上部取付部とに分割して、後方上部取付部の高さ位置を、前方上部取付部よりも低くしてもよい。
この実施の形態における質量体のストローク長、及び、鍵盤装置の全高Hは、図1に示した実施の形態と同じにしている。
しかし、支持部31gに垂直リブ31g5を設けたために、前方張出部(上限動作規制部材固定部)31g4の下面の位置を、図1に示した前方張出部(上限動作規制部材固定部)3g4の下面の位置ほどは高くできない。そのため、質量集中部32eの上端面の後部(後方上端面32e3)を低くすることによって、上限ストッパ33が当接する面の位置を低くしている。
また、上限ストッパ33が固定される前方張出部(上限動作規制部材固定部)31g4の下面は、白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の左右側壁の下端よりも下に配置されている。従って、上限ストッパ33を帯状のものとし、これを鍵盤の全ての鍵、あるいは、1〜数オクターブの鍵などに共通化することができる。この場合、上限ストッパ33は、鍵の配列方向に並設された複数の支持部31gにおける各前方張出部(固定部)31g4の下面に接着等の方法で固定され、複数の前方張出部(固定部)31g4間に架設することができる。
31hは質量体支持部である。質量体32は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に、複数の白鍵本体部1,黒鍵本体部2のそれぞれに対応して並設され、上述した質量体支持部31hに支持され、対応する鍵の力伝達部1cを介して回動される。
32aは主被駆動部、32bは副被駆動部、32cは回動支点部、32dは連結部、32eは自由端部である質量集中部である。32e1は下端面である。連結部32dの後端は質量集中部32eの前端部下方に結合されている。
この質量体32は、全体としては図1に示した質量体8とほぼ同様の構造である。しかし、質量集中部32eの上端面の後方が切り欠かかれて段差を有し、前方上端面32e2と後方上端面32e3とに分かれている。
白鍵本体部1が押されたとき、この鍵に対応する質量体32は、重力に抗して反時計回りに回動する。
図3(b)に示すように、質量集中部の前方上端面32e2及び後方上端面32e3が貫通孔36を通り、連結部32d、前方上端面32e2及び後方上端面32e3が水平状態になり、質量集中部32eの後方上端面32e3が上限ストッパ(動作規制部材)33に衝突する。
その結果、質量体32の回動範囲の上限位置が規制されるとともに、質量体32が制動されるために、鍵を介して演奏者の指にストップ感が得られる。図示の例では、前方上端面32e2は、白鍵本体部1の左右側壁間の内部にまで入り込む。
質量集中部32eの自由端Pは、図3(b)において「ストローク長」として示した距離を移動することになる。
一方、鍵フレームの前方上部取付部31a1の下面に配置された補助ストッパ34は、図1に示した補助ストッパ12と同様のものである。
黒鍵本体部2に対しても、同様に、質量体支持部により回動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部により回動され、同様な形状の質量集中部が上限ストッパ33に衝突する。
従来技術であれば、上限ストッパ33は、鍵フレーム(前方上部取付部31a1に対応する)の下面に配置され固定される。
従って、この実施の形態では、上限ストッパ33を固定する部材が、鍵フレームの下面から、前方張出部31g4の下面へと、上に移動した距離hに応じて、前方上部取付部31a1及び後方上部取付部31a2の位置が低くなり、鍵盤装置の全高Hが抑制される。
ここで、仮に、前方上端面32e2の高さを低くして行き、図示の後方上端面32e3と同一面となるように質量集中部32eを形成した場合でも、上述した距離hに応じて、鍵盤装置の全高Hが抑制される。
しかし、前方上端面32e2が後方上端面(第1の当接部)32e3よりも高くなるように質量集中部32eを形成することにより、質量集中部32eの質量を増やし、質量体32の慣性モーメントを大きくすることができる。
この実施の形態の質量集中部32eは、前方上端面32e2が白鍵本体部1の左右側壁間の内部に入り込むまでに前方上端面32e2が高くなる(縦幅が大きくなる)ように形成されている。従って、鍵の左右側壁間の内部という空きスペースを有効活用して、質量体32の慣性モーメントを大きくしている。
上述した各実施の形態において、複数の質量体8,22,32、下限ストッパ10、及び、上限ストッパ11,23,33は、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の下方(鍵内部空間を含む)に位置している。
ここで、下方に位置するとは、装置の高さ方向に見た場合に、上述した複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパが存在する位置の高さが、複数の白鍵本体部1及び複数の黒鍵本体部2(鍵盤面)の高さよりも、低いことを意味している。
上述した各実施の形態においては、複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパは、鍵の長手方向において、複数の白鍵本体部の先端部1aから白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の後端部までの区間内に完全に入る。
しかし、複数の質量体、下限ストッパ、及び、上限ストッパの少なくとも1つが、例えば、白鍵本体部1及び黒鍵本体部2の後端部から後方に、はみ出しても構わない。はみ出しが少しであれば、鍵盤装置以外の構成部品も組み込まれる電子鍵盤楽器の奥行きに、それほど影響を与えない。
上述した各実施の形態において、質量体8,22,32は、その自由端側に質量集中部8e,22e,32eを有した構造のものであった。しかし、各鍵の押鍵操作に連動して回動するものであればよく、質量が集中していることが明確でない構造のものであってもよい。
上述した各実施の形態において、質量体支持部3h,21h,31hは、鍵フレームの上部取付部3a,21a,31a1(前方上部取付部)の下面に立設されていた。
しかし、鍵フレームの底板4の上面に質量体支持部を立設したり、鍵フレーム3,21,31に前方下部取付部を新たに設け、この上面に質量体支持部を立設したりしてもよい。これらの場合、質量体が回動する途中で、質量体の被駆動側部分が通過する領域(貫通孔15,25、35の領域に相当)や、質量集中部が通過する領域(貫通孔16,36の領域に相当)に、鍵フレーム3,21,31の部分構成が存在しないようなフレーム構造にすることができる。
本願発明の第1の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。 本願発明の第2の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。 本願発明の第3の実施形態である電子楽器の鍵盤装置を模式的に示す右側面図である。
符号の説明
1…白鍵本体部、1a…先端部、1b…鍵支点部、1c…力伝達部、2…黒鍵本体部、2a…先端部、2b…鍵支点部、
3,21、31…鍵フレーム、
3a,21a…上部取付部、31a1…前方上部取付部,31a2…段差部、31a3…後方上部取付部、21aa,21ab…垂直リブ、
3b,21b,31b…段差部、3c,21c,31c…基部、3d,21d,31d…垂直壁、3e,21e,31e,32e…段差部、3f,21f,31f…基部部、
3g,21g,31g…支持部、3g1,21g1,31g1…立設部、3g2,3g3,21g2,21g3,31g2,31g3…軸部、3g4,31g4…前方張出部(上限動作規制部材固定部)、31g5…垂直リブ、
3h,21h,31h…質量体支持部、
4…鍵フレーム底板、5,6…鍵ガイド、7…弾性部材、
8,22,32…質量体、8a,22a,32a…主被駆動部、8b,22b,32b…副被駆動部、8c,22c,32c…回動支点部、8d,22d,32d…連結部、
8e,22e…質量集中部、8e1,22e1…下端面、8e2,22e2…上端面、32e1…下端面、32e2…前方上端面、32e3…後方上端面、
9…口棒部、10…下限ストッパ(下限動作規制部材)、11,23,33…上限ストッパ(上限動作規制部材)、12,34…補助ストッパ、13…下限ストッパ、14…鍵スイッチ、15,16,25,35,36…貫通孔、24…上限ストッパ固定部(上限動作規制部材固定部)

Claims (3)

  1. 複数の鍵と、該複数の鍵の下方に位置し各鍵の押鍵操作に連動して回動する複数の各質量体と、前記複数の鍵及び前記複数の質量体が並設されたフレームと、前記複数の鍵の下方に位置し前記フレームの側に固定され、前記質量体が衝突することにより当該質量体の回動範囲の上限及び下限をそれぞれ規制する上限動作規制部材及び下限動作規制部材を有する電子楽器の鍵盤装置において、
    前記各鍵に対応して少なくとも当該上部が前記各鍵の左右側壁間の内部に配設され、当該下面に前記上限動作規制部材が固定される複数の上限動作規制部材固定部を前記フレームの側に有する、
    ことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 前記各上限動作規制部材固定部は、当該上面に垂直リブを有するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  3. 前記各上限動作規制部材固定部は、当該下面が前記各鍵の左右側壁の下端より下方に位置し、
    隣接する少なくとも2つの前記上限動作規制部材固定部の下面に、同一の前記上限動作規制部材が前記複数の鍵の配列方向に配置されて固定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置。
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