JP2009075333A - 光ケーブルユニット及び集合光ケーブル並びに光ケーブルユニットの検出方法 - Google Patents
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【課題】光ケーブルユニットの曲げによる漏洩光で判別を行っても、曲がり癖が残留しない光ケーブルユニットと、該光ケーブルユニットからなる集合光ケーブル、並びに所定の光ケーブルユニットを検出する検出方法を提供する。
【解決手段】光ファイバ心線12の両側に抗張力線13を一列に並ぶように配してケーブル外被14で一括被覆した光ケーブルユニット11であって、光ファイバ心線12と両側の抗張力線13との間で、ケーブル外被14を貫通するスリット16が所定の間隔で形成されていることを特徴とする。また、前記のスリット16は、複数の切込部と連結部とをミシン目状に連続させて形成されるようにしてもよい。なお、上記の光ケーブルユニット11が、複数本束ねて集合合光ケーブルとされる。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ心線12の両側に抗張力線13を一列に並ぶように配してケーブル外被14で一括被覆した光ケーブルユニット11であって、光ファイバ心線12と両側の抗張力線13との間で、ケーブル外被14を貫通するスリット16が所定の間隔で形成されていることを特徴とする。また、前記のスリット16は、複数の切込部と連結部とをミシン目状に連続させて形成されるようにしてもよい。なお、上記の光ケーブルユニット11が、複数本束ねて集合合光ケーブルとされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバを加入者宅の近くまで布設する光ケーブルユニット及び該光ケーブルユニットを複数本集合させた集合光ケーブル、並びに集合光ケーブルから所定の光ケーブルユニットを検出する検出方法に関する。
近年の映像配信、IP電話、Bフレッツ等のブロードバンドサービスの拡大により、光ファイバによる一般家庭向けのデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)の加入者が増加している。このFTTHでは、通常、多数の光ファイバを集合した架空布設用の集合光ケーブルから、クロージャと称されている光接続函で分岐し、分岐された光ファイバにドロップ光ケーブルと言われている光ケーブルを接続して、加入者宅等に引き落とす方法が用いられている。
引き落とし用の集合光ケーブルとしては、比較的に光ファイバ心数が少ない場合は(8心程度)、図4(A)に示すように、鋼線等を樹脂で被覆した中心抗張力体3の周りに、複数本の光ケーブルユニット2(光エレメントともいう)を撚って支持させる構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、光ケーブルユニット2には、例えば、光ファイバ心線の両側に抗張力線(テンションメンバともいう)を配し、ケーブル外被で一括被覆した断面矩形状のものが用いられている。
この他、図4(B)に示すように、抗張力体3’にポリエチレンのパイプ4を一体に結合し、パイプ4内に複数本の光ケーブルユニット2をルース状態で収納し、パイプ4に開けた開口5から取り出す構成の集合光ケーブルも知られている(例えば、特許文献2参照)。また、複数本の光ケーブルユニット11を、結束部材等を用いて所定の間隔で束ね、スパイラルワイヤ等で架空支持させる例もある。
その他、複数の光ファイバを備えた光線路で、所定の光ファイバを心線対照するのに、対照すべき光ファイバの一方の端部から試験光を入射し、この試験光の伝送状態で光線路の複数箇所を曲げ、その曲げ部分からの漏洩光を検知して光ファイバを対照判別している(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−333000号公報(図1参照)
特開2003−270501号公報(図4〜6参照)
特開昭63−289511号公報
光ファイバによる光配線は、通常、図3(A)に示すように、データ通信等のサービス局から市街のメイン道路等に沿って幹線用の幹線光ケーブル6が布設される。幹線光ケーブル6としては、例えば、複数の光ファイバテープ心線等を収納したスペーサ型の多心光ケーブル(例えば、100心以上)等の汎用光ケーブルが用いられる。この幹線光ケーブル6からは、第1のクロージャ9aを介して支線光ケーブル7に分岐されて、将来の需要を予測して加入者宅に沿って布設される。この支線光ケーブル7には、図4で説明したような複数の光ケーブルユニット2を集合した集合光ケーブル1,1’が用いられる。
光ファイバ使用の加入申請があった場合は、支線光ケーブル7内の未使用の光ケーブルユニット2が、申請者の家(加入者宅)の近くで第2のクロージャ9bを介してドロップ光ケーブル8に接続され、加入者宅に個別に引き落とされる。ドロップ光ケーブル8としては、例えば、図4で説明した光ケーブルユニット2と同様な光ケーブルを用い、これをメッセンジャワイヤに巻き付けたり、スパイラルワイヤで吊支持させたりして加入者宅まで布設される。なお、光ケーブルユニット2に支持線を一体に設けた形状の自己支持型のドロップ光ケーブルを用いることも多い。
支線光ケーブル7からドロップ光ケーブル8を用いて引き落とす場合、支線光ケーブル7内のどの光ケーブルユニット2を使用するかを識別して、特定する必要がある。支線光ケーブル7として用いられる集合光ケーブル1の光ケーブルユニット2は、図4(A)(B)に示すように、通常、矩形状断面の長辺側が3mm程度で、印字されるマーキングや文字が2mm幅程度と小さい。また、支線光ケーブル7は屋外に布設されているので、風雨等による表面の汚れや擦れもあって、印字されたマーキングや文字等の判別が難しくなることがある。
また、マーキングや文字を印字する代わりに、光ケーブルユニット2のケーブル外被の色や形状を異ならせる方法も考えられる。しかし、この方法は、1つの集合光ケーブル1,1’として束ねる複数本の光ケーブルユニット2をそれぞれ別ロットで製造する必要があり、コストが高くなる。
そこで、特許文献3に開示のように所定の光ケーブルユニットに試験光を入射し、引き落とし点で光ケーブルユニットに曲げを与えてその漏洩光を検出し、所定の光ケーブルユニットを判別する方法を用いることができる。
そこで、特許文献3に開示のように所定の光ケーブルユニットに試験光を入射し、引き落とし点で光ケーブルユニットに曲げを与えてその漏洩光を検出し、所定の光ケーブルユニットを判別する方法を用いることができる。
光ケーブルユニットに曲げを与えて漏洩光を検出する場合、例えば、図3(B)に示すような心線判別器10を用いて行われる。また、試験光に可視光が用いられる場合は、目視による検出も可能である。しかし、光ケーブルユニット2が、図4で示したような、光ファイバ心線の両側に抗張力線を配し、ケーブル外被で一括被覆した構成のものは、光ケーブルユニットの抗張力線に曲がり癖が残留するという問題がある。この曲がり癖が長期間残留すると、光ケーブルユニット2内の光ファイバ心線の伝送損失を増加させ、また、光ファイバの破断を引き起す可能性がある。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、光ケーブルユニットの曲げによる漏洩光で判別を行っても、曲がり癖が残留しない光ケーブルユニットと、該光ケーブルユニットからなる集合光ケーブル、並びに所定の光ケーブルユニットを検出する検出方法を提供することを目的とする。
本発明による光ケーブルユニットは、光ファイバ心線の両側に抗張力線を一列に並ぶように配してケーブル外被で一括被覆した光ケーブルユニットであって、光ファイバ心線と両側の抗張力線との間で、ケーブル外被を貫通するスリットが所定の間隔で形成されていることを特徴とする。スリットの範囲は、100mm〜150mmで、250mm〜350mmの間隔で形成される。また、前記のスリットは、複数の切込部と連結部とをミシン目状に連続させて形成されるようにしてもよい。
また、本発明による集合光ケーブルは、上記の光ケーブルユニットが、複数本束ねられて形成される。この集合光ケーブルが布設された後、集合光ケーブル内の特定の光ケーブルユニットに始端側から試験光を入射し、次いで、集合光ケーブルの任意の位置で、光ケーブルユニットの光ファイバ心線と両側の抗張力線との間に形成したケーブル外被を貫通するスリットにより、抗張力線を含まない形態で光ファイバ心線のみを屈曲し、この屈曲により外部に漏洩する試験光を検出して、特定の光ケーブルユニットを検出する。
本発明によれば、光ファイバ心線と抗張力線とを一括被覆してなる光ケーブルユニットに、曲げを与えて漏洩光を検出し特定する際に、実質的に光ファイバ心線のみを曲げることができ、抗張力線を大きく曲げずに済む。このため、光ケーブルユニットに曲げ癖が残らず、光ファイバの伝送損失の増加や光ファイバが破断するのを低減することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は、本発明による光ケーブルユニットの断面と平面を示す図、図1(B)はその使用形態を説明する図である。図中、11は光ケーブルユニット、12は光ファイバ心線、13は抗張力線、14はケーブル外被、14aは中央外被部、14bは外側外被部、15はV溝ノッチ、16はスリットを示す。
本発明の光ケーブルユニット11は、図1(A)に示すように断面が長方形状で、中心に1〜数本の光ファイバ心線12を配し、その両側に抗張力線13(テンションメンバとも言う)を光ファイバ心線12と一列に並ぶように平行に配して、両者をケーブル外被14で一括被覆して構成される。なお、抗張力線13は、温度変化により光ファイバ心線に過度の伸びや歪および圧縮歪が加わるのを防止するとともに、ケーブル側面からの圧縮と衝撃から保護する機能も兼ね備えている。
また、ケーブル外被14の長寸側には、光ファイバ心線12の取り出しを容易にするためのV字状のノッチ15が形成されている。
また、ケーブル外被14の長寸側には、光ファイバ心線12の取り出しを容易にするためのV字状のノッチ15が形成されている。
この光ケーブルユニット11としては、例えば、短寸側が1.6mm〜2.7mmで長寸側が3.0mm〜4.0mm程度で、長方形状の他に楕円形状で形成したものであってもよい。光ファイバ心線12は、標準外径が125μmのガラスファイバを、外径0.25mm程度、あるいは0.9mm程度の保護被覆で覆ったものが用いられる。抗張力線13には、例えば、外径0.5mm程度の鋼線あるいは高強度繊維を樹脂で固めたFRPが用いられる。ケーブル外被14は、成形性がよく適度の硬度と柔軟性を備えているのが好ましく、例えば、難燃ポリエチレン、ポリ塩化ビニルが用いられる。
ケーブル外被14の側面に形成されたV溝ノッチ15は、あっても無くてもよい。また、このケーブル外被14の側面には、通常のものと同様に、識別用のマーキング文字が付されているのが望ましい。これにより、クロージャ内に収納されている光ケーブルユニット部分のケーブル外被14は、直接には外気や風雨に曝されていないので、マーキングや文字での識別が可能であり、光ケーブルユニット11の始端側での判別が可能である。
本発明は、上述した構成の光ケーブルユニットで、光ファイバ心線12と抗張力線13との間に、ケーブル外被14を貫通するスリット16を入れた構成を特徴としている。このスリット16の長さ範囲Lは、光ケーブルユニット11に曲げを付与して漏洩光を検出するのに必要な範囲で、例えば、100mm〜150mm程度で形成される。また、このスリット16は、光ファイバの引き落としに必要とされる長さ範囲内の、例えば、250mm〜350mmの間隔(ピッチ)で形成されているのが望ましい。なお、スリット16は、ケーブル外被14の押出し成型時に成型加工で形成することもできるが、成型後の工程でカッターやレーザ加工でも形成することができる。
また、このスリット16は、ケーブル外被14の側面を貫通する形態で形成されていれば、スリット16内に間隙があってもよいが、間隙が無くてもよい。このスリット16により、光ケーブルユニット11の長手方向に所定の間隔で、光ファイバ心線12のみを被覆した状態の中央外被部14aと、抗張力線13のみを被覆した状態の外側外被部14bと、が形成される。なお、スリット16が入れられた部分では、光ファイバ心線12と、抗張力線13とが分離した状態となるが、スリット16の長さLと同程度の長さ範囲でケーブル外被が一体化されているので、光ファイバ心線12に対する抗張力線13としての抗張力機能を損なうことは無い。
光ケーブルユニット11を屈曲して、ケーブル内に入射された光の漏洩光を検出する場合、図1(B)に示すように、中央外被部14aを両側の外側外被部14bから引き離す。そして、この中央外被部14aの一部の外被とともに光ファイバ心線12のみを、漏洩光を検出しやすい曲げ径に屈曲して、漏洩光の有無を検出する。この漏洩光の検出には、例えば、図3(B)で示したような心線判別器10を用いることができ、また、試験光に可視光を用いる場合は目視により検出することもできる。
一方、両側の外側外被部14bは、中央外被部14aとの長さが同じであるので、中央外被部14aの曲げにより多少の曲げは生じるが、中央外被部14aの曲げに比べて曲げ半径を大きくしておくことができる。このため、抗張力線13に弾性限界を超えるような曲げを付与せずにすむので、曲げ癖の発生を低減し、あるいは無くすことができる。また、抗張力線13がFRPのような硬直化された樹脂含浸の繊維で形成されている場合は、小さい径で曲げると破断が生じやすいが、これを軽減することができる。
また、中央外被部14aと外側外被部14bとが分離された状態となるので、心線判別後の使用に際して、抗張力線13に多少の曲げ癖が生じたとしても、光ファイバ心線12に対しては影響しない状態となる。
また、中央外被部14aと外側外被部14bとが分離された状態となるので、心線判別後の使用に際して、抗張力線13に多少の曲げ癖が生じたとしても、光ファイバ心線12に対しては影響しない状態となる。
図2は、他の実施の形態を説明する図で、図中の符号は図1で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
この実施の形態は、光ケーブルユニット11の断面形状や構成部材は、図1で説明したのと同様であるが、図1のスリット16を、切込部と連結部とをミシン目状に連続させたスリット16’としている点が異なっている。
この実施の形態は、光ケーブルユニット11の断面形状や構成部材は、図1で説明したのと同様であるが、図1のスリット16を、切込部と連結部とをミシン目状に連続させたスリット16’としている点が異なっている。
ミシン目状のスリット16’は、短い切込部17aと短い連結部17bを交互に連続させて形成される。切込部17aの長さS1と連結部の長さS2との関係は、S1>S2となるように形成されているのが望ましい。また、切込部17aと連結部17bが連続する1つのスリットL’の長さは、図1の場合と同じように、例えば、100mm〜150mm程度で形成され、また、このスリット16’は、250mm〜350mmの間隔(ピッチ)で形成される。ただ、この実施形態では、スリット16’の長さ範囲Lを限定せず、短い切込部17aと短い連結部S2を交互にケーブル全長に亘って形成された形態とするようにしてもよい。
光ケーブルユニット11を屈曲して、ケーブル内に入射された光の漏洩光を検出する場合、検出位置にあるスリット16’の一方の端部の切込部17aに、カッター等の刃を差し込んで連結部17bを順次切り裂くと、図1のスリットと同様な形態とすることができる。この後、図2(B)に示すように、図1(B)の場合と同様に、中央外被部14aを両側の外側外被部14bから引き離す。そして、この中央外被部14aの一部の外被とともに光ファイバ心線12のみを、漏洩光を検出しやすい曲げ径で曲げて、漏洩光の有無を検出する。また、図2の実施の形態は、図1の実施の形態と比べて、スリット16’がミシン目状に小刻みに形成されているので、ケーブル全体としては、スリットが無いケーブルと同等に取り扱うことができ、従来と同様な態様で識別用のマーキング文字を付すこともできる。
上述のように構成された光ケーブルユニット11は、複数本を束ねて集合光ケーブルとして使用することができる。光ケーブルユニットの集合の形態は、図4(A)で示したのと同様に、中心抗張力体3の周りに、複数本の光ケーブルユニット11を撚って支持させることができる。例えば、中心抗張力体3には、外径2.6mmの鋼線に外径5.0mmでポリエチレンを被覆したものを用い、これに8本の光ケーブルユニット11を撚り合わせる。また、図4(B)のように、樹脂製のパイプ内に複数本の光ケーブルユニット11をルース状態で収納する形態とするようにしてもよい。
この他、複数本の光ケーブルユニット11を、結束部材等を用いて所定の間隔で束ね、スパイラルワイヤ等で架空支持させるような形態としてもよい。
この他、複数本の光ケーブルユニット11を、結束部材等を用いて所定の間隔で束ね、スパイラルワイヤ等で架空支持させるような形態としてもよい。
次に、上述した集合光ケーブルを、図3(A)で説明した光配線の支線光ケーブル7に使用して布設する例について説明する。
複数本の光ケーブルユニット11からなる集合光ケーブルは、第1のクロージャ9aを用いて、幹線光ケーブル6から所定本数の光ファイバ心線を分岐して、その端部に光コネクタ等を用いて接続される。この集合光ケーブルは、支線光ケーブル7として加入者宅の地域近くに将来の需要を見込んで布設される。
複数本の光ケーブルユニット11からなる集合光ケーブルは、第1のクロージャ9aを用いて、幹線光ケーブル6から所定本数の光ファイバ心線を分岐して、その端部に光コネクタ等を用いて接続される。この集合光ケーブルは、支線光ケーブル7として加入者宅の地域近くに将来の需要を見込んで布設される。
そして、光ファイバの使用の申し込みがあった場合、光ファイバの引き落し点に小形の第2のクロージャ9bを設置し、支線光ケーブル7内の所定の光ケーブルユニット11を分岐し、これにドロップ光ケーブル8の一方の端部を接続し、他方の端部を加入者宅まで布設する。ドロップ光ケーブル8には、上述した光ケーブルユニット11を用いることもできるが、スリットを有しない通常の光ケーブルユニットや自己支持型の光ケーブルを用いることもできる。
第2のクロージャ9bでは、ドロップ光ケーブル8を支線光ケーブル7内の所定の光ケーブルユニットに接続するために、支線光ケーブル7内の光ケーブルユニットを判別し特定する必要がある。このため、先ず、光ケーブルユニット11が複数本集合された集合光ケーブルは、第2のクロージャ9bの設置点で、引き落とし接続される光ケーブルユニット11の特定が、ケーブル表面に付されているマーキングや文字等により識別できるか否かが判断される。
光ケーブルユニット11に付されているマーキングや文字等が、汚れや擦れにより識別不可の場合は、支線光ケーブル7が分岐されている第1のクロージャ9aを開いて、引き落とし接続される所定の光ケーブルユニット11を確認する。第1のクロージャ9a内では、支線光ケーブル7内の光ケーブルユニットは、屋外の外気に直接曝されていないため、各光ケーブルユニット11に付されている始端部のマーキングや文字の識別は可能である。なお、識別性を向上させるために、各光ケーブルユニット11の始端部にタグを取り付けておくようにしてもよい。
上記のようにして、第1のクロージャ9aの部分で、支線光ケーブル7内の引き落としする所定の光ケーブルユニット11を判別し、この光ケーブルユニットに始端側から試験光を入射する。引き落とし地点の第2のクロージャ9bの部分で、図1(B)で説明したように、スリット16により光ファイバ心線部分のみ被覆した状態の中央外被部14aのみを変位屈曲させて、漏洩する試験光を検出し、所定の光ケーブルユニット11を判別する。この判別された光ケーブルユニット11を切断分岐し、これにドロップ光ケーブル8を融着または光コネクタを用いて接続する。
1,1’…集合光ケーブル、2…光ケーブルユニット(光エレメント)、3…中心抗張力体、4…パイプ、5…開口、6…幹線光ケーブル、7…支線光ケーブル、8…ドロップ光ケーブル、9a…第1のクロージャ、9b…第2のクロージャ、10…心線判別器、11…光ケーブルユニット、12…光ファイバ心線、13…抗張力線、14…ケーブル外被、14a…中央外被部、14b…外側外被部、15…V溝ノッチ、16,16’…スリット、17a…切込部、17b…連結部。
Claims (6)
- 光ファイバ心線の両側に抗張力線を一列に並ぶように配してケーブル外被で一括被覆した光ケーブルユニットであって、
前記光ファイバ心線と両側の抗張力線との間で、前記ケーブル外被を貫通するスリットが所定の間隔で形成されていることを特徴とする光ケーブルユニット。 - 前記スリット長さは、100mm〜150mmであることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブルユニット。
- 前記スリットは、250mm〜350mmの間隔で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブルユニット。
- 前記スリットは、複数の切込部と連結部とをミシン目状に連続させて形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ケーブルユニット。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ケーブルユニットが、複数本束ねられていることを特徴とする集合光ケーブル。
- 請求項5に記載の集合光ケーブルが布設された後、前記集合光ケーブル内の特定の光ケーブルユニットに始端側から試験光を入射し、前記集合光ケーブルの任意の位置で、光ケーブルユニットの光ファイバ心線と両側の抗張力線との間に形成したケーブル外被を貫通するスリットにより、前記抗張力線を含まない形態で前記光ファイバ心線のみを屈曲し、該屈曲により外部に漏洩する前記試験光を検出して、前記集合光ケーブルの特定の光ケーブルユニットを検出することを特徴とする光ケーブルユニットの検出方法。
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