JP2009074819A - Rh真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法及びこれを用いたrh真空脱ガス装置の操業方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る煉瓦厚み測定方法は、レーザ光を投光してからその反射光を受光するまでの時間に基づき距離を測定する方式のレーザ距離計を搭載した測定プローブを用いて煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)を算出するステップと、測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を測定するステップと、前記煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)と、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)とに基づき、前記煉瓦の厚みを算出するステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
図1は、RH真空脱ガス装置の概略構成を示す正面方向から見た断面図である。図1に示すように、RH真空脱ガス装置100は、円筒状の容器である真空槽(脱ガス槽)10を具備する。真空槽10は、上部槽(胴部槽)101と下部槽102とに分割された構成となっている。すなわち、下部槽102は上部槽101に対して脱着自在とされている。下部槽102の下方には、2本の環流管(浸漬管)20a,20bが、下部槽102に脱着自在に取り付けられている。2本の環流管20a,20bの内、一方の環流管20aは、その内部に流入した溶鋼を上昇させる機能を奏するために上昇管と呼ばれ、他方の環流管20bは、その内部に流入した溶鋼を下降させる機能を奏するために下降管と呼ばれる。上昇管20aの側壁には、溶鋼搬送用ガスGを外部から上昇管20a内に吹き込むための吹込孔201が設けられている。
第1の問題は、レーザ距離計により煉瓦表面までの距離を測定する際の距離測定範囲に関する問題である。下部槽内に測定プローブを挿入可能な位置は、下部槽の中心軸から外れた位置に取り付けられている環流管(浸漬管)の取り付け位置に限られるため、煉瓦表面までの距離を測定するレーザ距離計の測定範囲としては、数百mmと非常に近い距離から2m程度の遠い距離までと、非常に広い測定範囲が必要である。一般的な三角測量方式のレーザ距離計では、上記のような広い距離測定範囲を精度良く測定することは困難である。
第2の問題は、下部槽と測定プローブとの相対位置関係が煉瓦厚みの測定精度に及ぼす影響に関する問題である。一般的にRH真空脱ガス装置の真空槽は上下方向のみならず水平方向にも移動可能とされており、なお且つ、測定プローブを挿入可能な位置が環流管の取り付け位置に限られている。このため、測定プローブと下部槽との相対位置関係(水平方向の相対位置関係)を正確に求めなくては、たとえ煉瓦の水平方向の内断面形状を精度良く測定できたとしても、正確な煉瓦厚みを算出することができない。
(1)第1ステップ:
レーザ光を投光してからその反射光を受光するまでの時間に基づき距離を測定する方式のレーザ距離計を搭載した測定プローブを、煉瓦厚みを測定する対象である下部槽の下方に取り付けられた環流管内に挿入し上昇させて前記測定対象下部槽内に挿入する。
(2)第2ステップ:
前記第1ステップで測定対象下部槽内に挿入した測定プローブをその軸周りに回転させながら、前記レーザ距離計によって前記測定対象下部槽内の煉瓦表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値及び前記測定プローブの回転角度により、前記煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)を算出する。
(3)第3ステップ:
前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽及び前記測定プローブについて、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を測定する。
(4)第4ステップ:
前記第2ステップで算出した煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)と、前記第3ステップで測定した前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)とに基づき、前記煉瓦の厚みを算出する。
以上のように、本発明によれば、測定対象下部槽の内面に設けられた煉瓦表面までの水平方向距離、ひいては煉瓦の水平方向の内断面形状(煉瓦の内面の水平方向断面形状)(Xi,Yi)を短時間で精度良く測定することが可能である。
より具体的に説明すれば、第3ステップにおいて、測定プローブの回転軸に対する測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を測定(測定プローブの回転軸の水平方向位置と測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置とのずれ量を測定)することにより、第2ステップで測定した煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)(これは、測定プローブの回転軸を基準とする座標系で表される)を、測定対象下部槽の中心軸を基準とする座標系に補正することが可能である。
一方、測定対象下部槽の内面に設けられた煉瓦は、測定対象下部槽の中心軸周りに円筒状に配置されているため、その水平方向の外断面形状(煉瓦の外面(鉄皮側の表面)の水平方向断面形状)は、測定対象下部槽の中心軸を中心とする円形状になる。換言すれば、煉瓦の水平方向の外断面形状は、測定対象下部槽の中心軸を基準とする座標系で表すことができ、その寸法(直径)は、例えば、鉄皮の直径や厚み等の設計値を用いて算出可能である。
従って、第4ステップにおいて、例えば、測定対象下部槽の中心軸を基準とする座標系でそれぞれ表された、煉瓦の水平方向の外断面形状と煉瓦の水平方向の内断面形状との差を算出すれば、その断面における煉瓦の厚みを正確に算出することができる。
また、逆に、測定プローブの回転軸に対する測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を用いて、測定下部槽の内面に設けられた煉瓦の水平方向の外断面形状を測定プローブの回転軸を基準とする座標系で表し、同じく測定プローブの回転軸を基準とする座標系で表された煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)との差を算出することによっても、煉瓦の厚みを正確に算出することが可能である。
測定プローブの回転軸の水平方向位置は、例えば、レーザ距離計(この場合は、三角測量方式のレーザ距離計でもよい)を用いて、所定の基準位置から測定プローブまでの水平方向距離を直接測定し、その距離測定値及び測定プローブの形状寸法から算出することが可能である。或いは、レーザ距離計(この場合は、三角測量方式のレーザ距離計でもよい)を用いて、所定の基準位置から測定プローブを水平方向に移動させるための移動機構までの距離を測定し、その距離測定値及び移動機構と測定プローブの回転軸との水平方向の相対位置関係から算出してもよい。
一方、測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置は、測定対象下部槽の外面に設けられた鉄皮表面(外面)の水平方向位置を測定することによって算出可能である。そして、鉄皮表面の水平方向位置は、例えば、レーザ距離計(この場合は、三角測量方式のレーザ距離計でもよい)を用いて、所定の基準位置から鉄皮表面(外面)までの水平方向距離を測定することによって求めることができる。具体的には、鉄皮の水平方向の外断面形状は、測定対象下部槽の中心軸を中心とする円形状であるため、例えば、鉄皮表面の3箇所以上の水平方向位置(距離)を測定することにより、鉄皮の水平方向の外断面形状を形成する近似円を算出し、その近似円の中心位置を測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置とすることが可能である。鉄皮表面の水平方向位置の測定箇所の数は、測定対象下部槽の移動機構の位置決め精度や、測定対象下部槽の寸法のバリエーション、熱膨張の有無等に応じて決定すればよい。移動機構による測定対象下部槽の移動方向が一方向であり、移動機構への測定対象下部槽の設置再現性が高く、脱ガス処理を繰り返しても鉄皮の変形が殆ど無く、なお且つ鉄皮の直径が常に一定であるならば、鉄皮表面の1箇所の水平方向位置(測定対象下部槽の移動方向の距離)を測定することによっても、測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置を算出することが可能である。
(1)第3−1ステップ:
前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽について、所定の基準位置から前記測定対象下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値に基づき、前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置を算出する。
(2)第3−2ステップ:
前記第2ステップで前記測定対象下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定し、該距離測定値に基づき、前記測定プローブの回転軸の水平方向位置を算出する。
(3)第3−3ステップ:
前記第3−1ステップで算出した前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置と、前記第3−2ステップで算出した前記測定プローブの回転軸の水平方向位置とに基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する。
この参照用の下部槽(未使用の下部槽や脱ガス処理に用いた回数の少ない下部槽(例えば、1回だけ溶鋼の脱ガス処理に用いた直後の下部槽))は、内面に設けられた煉瓦が実質的に侵食されていないため、その煉瓦の水平方向の内断面形状は、参照用下部槽の中心軸を中心とする円形状になる。従って、測定対象下部槽の場合と同様に、測定プローブを用いて参照用下部槽に設けられた煉瓦の内断面形状を測定すれば、例えば、この内断面形状を形成する近似円を算出して、その近似円の中心位置を参照用下部槽の中心軸の水平方向位置とすることが可能である。
測定プローブを用いて測定した参照用下部槽の煉瓦の内断面形状は、測定プローブの回転軸を基準とする座標系で表されるため、上記のようにして算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向位置も、測定プローブの回転軸を基準とする座標系で表される。すなわち、上記のようにして算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向位置は、測定プローブの回転軸に対する参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置に相当する。
従って、例えば、測定プローブを用いて下部槽(参照用下部槽及び測定対象下部槽)の煉瓦の内断面形状を順次測定する時に、下部槽及び測定プローブの水平方向位置の再現性が高い(移動機構による下部槽及び測定プローブの水平方向の位置決め精度が高い)場合には、前記算出した測定プローブの回転軸に対する参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置を、測定プローブの回転軸に対する測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)としてそのまま用いることが可能である。
(1)第3−4ステップ:
前記レーザ距離計を搭載した測定プローブを、内面に設けられた煉瓦が実質的に侵食されておらず且つ煉瓦の厚みが既知である参照用の下部槽の下方に取り付けられた環流管内に挿入し上昇させて前記参照用下部槽内に挿入する。
(2)第3−5ステップ:
前記第3−4ステップで参照用下部槽内に挿入した測定プローブをその軸周りに回転させながら、前記レーザ距離計によって前記参照用下部槽内の煉瓦表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値及び前記測定プローブの回転角度により、前記煉瓦の水平方向の内断面形状(XSi,YSi)を算出する。
(3)第3−6ステップ:
前記第3−5ステップで算出した煉瓦の水平方向の内断面形状(XSi,YSi)に基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)を算出する。
(4)第3−7ステップ:
前記第3−6ステップで算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)に基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する。
(1)第3−7−1ステップ:
前記第3−5ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記参照用下部槽について、所定の基準位置から前記参照用下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定すると共に、前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽について、所定の基準位置から前記測定対象下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定し、これら距離測定値の差に基づき、前記第3−6ステップで算出した前記参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)を算出する。
(2)第3−7−2ステップ:
前記第3−5ステップで前記参照用下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定すると共に、前記第2ステップで前記測定対象下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定し、これら距離測定値の差に基づき、前記測定プローブの回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)を算出する。
(3)第3−7−3ステップ:
前記第3−6ステップで算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)と、前記第3−7−1ステップで算出した測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)と、前記第3−7−2ステップで算出した測定プローブの回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)とに基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する。
なお、この好ましい方法において、測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)と、測定プローブの回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)とは、互いに同一の座標系で測定したり、同一の座標系となるように補正する必要がない。また、測定プローブの回転軸の水平方向位置については、その変化量(ΔXD,ΔXD)さえ測定できれば良いため、必ずしも測定プローブの回転軸の水平方向位置自体を測定する必要はない。例えば、所定の基準位置から測定プローブを水平方向に移動させるための移動機構までの距離を測定し、この距離の変化量を(ΔXD,ΔXD)とすればよい。
しかしながら、本発明において、例えば、波長900nmで半値幅10〜20nsec程度のパルスレーザ光を測定対象に向けて投光し、該測定対象から戻ってきた反射光を受光するまでの飛行時間を測定して、測定対象までの距離に換算する(距離=飛行時間/2×光速)方式のレーザ距離計を用いるとすると、パルスレーザ光の長さは3〜6m(10〜20nsec×光速)程度になる。このため、レーザ距離計から投光されたパルスレーザ光の一部が光学窓で反射すると、該光学窓からの反射光と測定対象(本発明では、下部槽内の煉瓦表面)からの反射光とが重なって受光され、両反射光の識別ができなくなる結果、測定誤差が生じる虞がある。
従って、上記測定誤差発生の虞を回避するには、光学窓とレーザ距離計との間に、投光及び受光のそれぞれの光路を仕切るための仕切部材を設け、光学窓からの反射光がレーザ距離計に受光されないようにすることが好ましい。
すなわち、好ましくは、前記測定プローブは、前記レーザ距離計から投光されたレーザ光及びその煉瓦表面からの反射光を透過させるための光学窓と、前記光学窓と前記レーザ距離計との間に設けられ、投光及び受光のそれぞれの光路を仕切るための仕切部材とを備える構成とされる。
図2は、本発明に係るRH真空脱ガス装置の下部槽煉瓦厚み測定方法を実施するための装置(以下、煉瓦厚み測定装置という)の構成例を模式的に示す正面方向から見た断面図である。
RH真空脱ガス装置の真空槽10(図2には下部槽102のみ図示)は、図1を用いて前述したのと同様の構成を有する。真空槽10は、図示省略の所定の移動機構(例えば、ターンテーブル等)によって吊設されており、該移動機構によって、溶鋼の脱ガス処理を行う位置(図1参照)から、下部槽102の煉瓦厚みを測定する位置(図2に示す位置)に移動する。そして、図2に示す位置において、後述するように、煉瓦厚み測定装置により下部槽102の内面に設けられた煉瓦(ウエア煉瓦)102bの厚みが測定される。この測定結果に基づき、必要に応じて、上昇管20a及び下降管20bの取り付け位置を入れ替えたり、溶損した煉瓦を交換したりした後、真空槽10は、前記移動機構によって再び溶鋼の脱ガス処理を行う位置に移動し、脱ガス処理に用いられる。
(Xi,Yi)=(Dicosθi,Disinθi) ・・・(1)
ここで、Diはレーザ距離計12によって測定した距離測定値を測定プローブ1の回転軸からの距離に換算した値を意味する。また、θiは距離測定時におけるX軸方向からの測定プローブ1の回転角度を意味する。
上記の式(1)で算出される煉瓦102bの水平方向の内断面形状(Xi,Yi)は、図5に示すように、測定プローブ1の回転軸を基準とする(測定プローブ1の回転軸の位置を原点(0,0)とする)座標系で表したものである。
この算出した測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)は、図5に示すように、測定プローブ1の回転軸を基準とする座標系で表された測定対象下部槽102の中心軸の座標を意味する。
なお、上記測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)の算出方法の具体例については後述する。
TWi=RT/2−TE−TT−{(Xi−XC)2+(Yi−YC)2}1/2 ・・・(2)
ここで、RTは測定対象下部槽102の鉄皮102aの直径を意味する。TEは永久煉瓦及び不定形耐火物の総厚み(設計値)を意味する。TTは鉄皮102aの厚み(設計値)を意味する。
なお、測定対象下部槽102の鉄皮102aの直径RTは設計値を用いても良いし、後述するように、測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する際に鉄皮102aの直径RTを測定するのであれば、この測定値を用いることも可能である。
以下、測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)の算出方法の具体例について説明する。
測定プローブ1の回転軸に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する方法としては、測定対象下部槽102の煉瓦102b表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある測定プローブ1の回転軸の水平方向位置(XD,YD)と、測定プローブ1で煉瓦102b表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある測定対象下部槽102の中心軸の水平方向位置(XC',YC')との双方をそれぞれ測定する方法が考えられる。以下、具体的に説明する。
(XC',YC')=(XT+RT/2,YT+RT/2) ・・・(3)
(XC,YC)=(XC'−XD,YC'−YD) ・・・(4)
測定プローブ1の回転軸に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する方法としては、内面に設けられた煉瓦102bが実質的に侵食されておらず且つ煉瓦の厚みが既知である参照用の下部槽102(以下、測定対象下部槽と区別するため、適宜「参照用下部槽102A」という)を用いる方法を採用することも可能である。以下、具体的に説明する。
(XSi,YSi)=(Dicosθi,Disinθi) ・・・ (4)
ここで、Diはレーザ距離計12によって測定した距離測定値を測定プローブ1の回転軸からの距離に換算した値を意味する。また、θiは距離測定時におけるX軸方向からの測定プローブ1の回転角度を意味する。
RW=RT0−2×(TW0+TE+TT) ・・・(5)
ここで、RT0は参照用下部槽102Aの鉄皮102aの直径を意味する。TW0は煉瓦(ウエア煉瓦)102bの厚み(設計値)を意味する。TEは永久煉瓦及び不定形耐火物の総厚み(設計値)を意味する。TTは鉄皮102aの厚み(設計値)を意味する。
なお、参照用下部槽102Aの鉄皮102aの直径RT0は、設計値を用いても良いし、前述した測定対象下部槽102の鉄皮102aの直径RTの場合と同様に、レーザ距離計6c及び6dによって測定した値を用いることも可能である。
前述した第2の算出方法において、測定プローブ1の回転軸に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)をより一層精度良く算出するには、測定プローブ1を用いて下部槽(測定対象下部槽及び参照用下部槽)102の煉瓦102bの内断面形状を順次測定する時に、下部槽102及び測定プローブ1の水平方向位置にそれぞれ生じ得る変化量を考慮することが好ましい。換言すれば、測定プローブ1の回転軸に対する参照用下部槽102Aの中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)を、測定プローブ1の回転軸に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)としてそのまま用いるのではなく、上記の変化量を測定し、この測定値を用いて参照用下部槽102Aの中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)を補正することにより、測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出することが好ましい。以下、この好ましい算出方法について具体的に説明する。
一方、測定プローブ1で煉瓦表面102bまでの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある測定対象下部槽102について、例えば、図6に示すレーザ距離計6a及び6bを用いて、測定対象下部槽102の外面に設けられた鉄皮102a表面までの水平方向距離を測定する。具体的には、第1の算出方法と同様に、レーザ距離計6aで鉄皮102a表面までのX軸方向の距離XTを、レーザ距離計6bで鉄皮102a表面までのY軸方向の距離YTを測定する。
そして、上記の距離測定値の差に基づき、第2の算出方法と同様にして算出した参照用下部槽102Aの中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)を算出する。
具体的には、下記の式(6)により、測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)を算出することができる。
(ΔXC,ΔYC)=(XT−XT0,YT−YT0) ・・・(6)
一方、測定対象下部槽102の煉瓦102b表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある測定プローブ1について、例えば、レーザ距離計7を用いて、測定プローブ1までの水平方向距離を測定し、測定プローブ1の回転軸の水平方向位置(XD,YD)を算出する。ただし、必ずしも測定プローブ1の回転軸の水平方向位置自体を算出する必要はなく、移動機構3の水平方向位置を算出するだけでもよい。
そして、上記の距離測定値の差(算出した水平方向位置の差)に基づき、測定プローブ1の回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)を算出する。
具体的には、下記の式(7)により、測定プローブ1の回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)を算出することができる。
(ΔXD,ΔYD)=(XD−XD0,YD−YD0) ・・・(7)
具体的には、下記の式(8)により、測定プローブ1の回転軸に対する測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出することができる。
(XC,YC)=(XC0+ΔXC−ΔXD,YC0+ΔYC−ΔYD) ・・・(8)
本発明に係る測定方法を用いて、下部槽内面に設けられた煉瓦の厚みを測定する試験を行った。ただし、測定対象下部槽102の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)の算出方法としては、前述した第3の算出方法を用いた。
測定プローブ1に搭載するレーザ距離計12としては、パルスレーザ光を用いたTOF(Time Of Flight)方式の距離計(距離測定値の出力周波数5Hz、測定精度σ=5mm)を用い、測定プローブ1を約60秒で一回転させた。従って、測定プローブ1が一回転する間に約300点の距離測定を行うことができる。
レーザ距離計6(6a〜6d)、7としては、ハンディタイプの光波測距方式のレーザ距離計(ライカ社製の商品名「DISTO A5」,測定精度2mm)を用いた。
1回だけ溶鋼の脱ガス処理に用いた直後の下部槽(内部温度800℃程度)を参照用下部槽102Aとして用い、レーザ距離計6aで鉄皮102a表面までのX軸方向の距離XT0を、レーザ距離計6bで鉄皮102a表面までのY軸方向の距離YT0を測定した。また、レーザ距離計6c及び6dによって鉄皮102aの直径RT0も測定した。さらに、レーザ距離計7で測定プローブ1の回転軸の水平方向位置(XD0,YD0)を測定した(実際には、X軸方向の位置XD0のみを測定した)。直径RT0の測定値は、ほぼ設計値と同じ値であったため、前述した式(5)や後述する式(9)中の直径RT0としては、測定値及び設計値の何れを用いてもよいことが分かった。
そして、算出した(XC0,YC0)を用いて、下記の式(9)により、煉瓦102bの厚みTSWiを算出した。
TSWi=RT0/2−TE−TT−{(XSi−XC0)2+(YSi−YC0)2}1/2 ・・・(9)
ここで、RT0は参照用下部槽102Aの鉄皮102aの直径を意味する。TEは永久煉瓦及び不定形耐火物の総厚み(設計値)を意味する。TTは鉄皮102aの厚み(設計値)を意味する。
過去の経験から煉瓦を交換すべき直前と判断された下部槽(内部温度800℃程度)を測定対象下部槽102として用い、レーザ距離計6aで鉄皮102a表面までのX軸方向の距離XTを、レーザ距離計6bで鉄皮102a表面までのY軸方向の距離YTを測定した。また、レーザ距離計6c及び6dによって鉄皮102aの直径RTも測定した。さらに、レーザ距離計7で測定プローブ1の回転軸の水平方向位置(XD,YD)を測定した(実際には、X軸方向の位置XDのみを測定した)。直径RTの測定値は、ほぼ設計値と同じ値であったため、前述した式(2)中の直径RTとしては、測定値及び設計値の何れを用いてもよいことが分かった。
図9(a)は、内断面形状(Xi,Yi)の算出結果の一例を示す図である。具体的には、測定プローブ1を停止させる上下方向位置を変更して測定した5箇所の断面(煉瓦102bの5段分)についての内断面形状(Xi,Yi)の内、最も煉瓦厚みTWiの小さかった断面についての内断面形状(Xi,Yi)を示す図である。この内断面形状(Xi,Yi)は、測定プローブ1の回転軸を基準とする(測定プローブ1の回転軸の位置を原点(0,0)とする)座標系で図示している。なお、図9(a)には、煉瓦厚みの設計値TW0等から算出される煉瓦102bの水平方向の外断面形状も併せて図示している。この外断面形状は、上記のようにして算出した(XC,YC)を用いて、内断面形状(Xi,Yi)と同一の座標系に補正して図示している。
また、図9(b)は、図9(a)に示す内断面形状(Xi,Yi)に基づき煉瓦厚みTWiを算出した結果を示す図である。
なお、図9(b)には冷間での煉瓦厚みの実測値を、図9(a)にはこの冷間実測値に基づき算出した内断面形状を併せて図示している。
2・・・駆動機構
3・・・移動機構
4・・・コントローラ
5・・・演算装置
6・・・レーザ距離計
7・・・レーザ距離計
10・・・真空槽
12・・・レーザ距離計
20a,20b・・・環流管
102・・・下部槽
102a・・・鉄皮
102b・・・煉瓦
Claims (6)
- RH真空脱ガス装置が具備する円筒状の真空槽を構成する下部槽の内面に設けられた煉瓦の厚みを測定する方法であって、
レーザ光を投光してからその反射光を受光するまでの時間に基づき距離を測定する方式のレーザ距離計を搭載した測定プローブを、煉瓦厚みを測定する対象である下部槽の下方に取り付けられた環流管内に挿入し上昇させて前記測定対象下部槽内に挿入する第1ステップと、
前記第1ステップで測定対象下部槽内に挿入した測定プローブをその軸周りに回転させながら、前記レーザ距離計によって前記測定対象下部槽内の煉瓦表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値及び前記測定プローブの回転角度により、前記煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)を算出する第2ステップと、
前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽及び前記測定プローブについて、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を測定する第3ステップと、
前記第2ステップで算出した煉瓦の水平方向の内断面形状(Xi,Yi)と、前記第3ステップで測定した前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)とに基づき、前記煉瓦の厚みを算出する第4ステップとを含むことを特徴とするRH真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法。 - 前記第3ステップは、
前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽について、所定の基準位置から前記測定対象下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値に基づき、前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置を算出する第3−1ステップと、
前記第2ステップで前記測定対象下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定し、該距離測定値に基づき、前記測定プローブの回転軸の水平方向位置を算出する第3−2ステップと、
前記第3−1ステップで算出した前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向位置と、前記第3−2ステップで算出した前記測定プローブの回転軸の水平方向位置とに基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する第3−3ステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のRH真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法。 - 前記第3ステップは、
前記レーザ距離計を搭載した測定プローブを、内面に設けられた煉瓦が実質的に侵食されておらず且つ煉瓦の厚みが既知である参照用の下部槽の下方に取り付けられた環流管内に挿入し上昇させて前記参照用下部槽内に挿入する第3−4ステップと、
前記第3−4ステップで参照用下部槽内に挿入した測定プローブをその軸周りに回転させながら、前記レーザ距離計によって前記参照用下部槽内の煉瓦表面までの水平方向距離を測定し、該距離測定値及び前記測定プローブの回転角度により、前記煉瓦の水平方向の内断面形状(XSi,YSi)を算出する第3−5ステップと、
前記第3−5ステップで算出した煉瓦の水平方向の内断面形状(XSi,YSi)に基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)を算出する第3−6ステップと、
前記第3−6ステップで算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)に基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する第3−7ステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のRH真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法。 - 前記第3−7ステップは、
前記第3−5ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記参照用下部槽について、所定の基準位置から前記参照用下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定すると共に、前記第2ステップで煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定対象下部槽について、所定の基準位置から前記測定対象下部槽の外面に設けられた鉄皮表面までの水平方向距離を測定し、これら距離測定値の差に基づき、前記第3−6ステップで算出した前記参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)を算出する第3−7−1ステップと、
前記第3−5ステップで前記参照用下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定すると共に、前記第2ステップで前記測定対象下部槽の煉瓦表面までの水平方向距離を測定する時と同じ水平方向位置にある前記測定プローブについて、所定の基準位置から前記測定プローブまでの水平方向距離を測定し、これら距離測定値の差に基づき、前記測定プローブの回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)を算出する第3−7−2ステップと、
前記第3−6ステップで算出した参照用下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC0,YC0)と、前記第3−7−1ステップで算出した測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置の変化量(ΔXC,ΔYC)と、前記第3−7−2ステップで算出した測定プローブの回転軸の水平方向位置の変化量(ΔXD,ΔXD)とに基づき、前記測定プローブの回転軸に対する前記測定対象下部槽の中心軸の水平方向の相対位置(XC,YC)を算出する第3−7−3ステップとを含むことを特徴とする請求項3に記載のRH真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法。 - 前記測定プローブは、
前記レーザ距離計から投光されたレーザ光及びその煉瓦表面からの反射光を透過させるための光学窓と、
前記光学窓と前記レーザ距離計との間に設けられ、投光及び受光のそれぞれの光路を仕切るための仕切部材とを備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のRH真空脱ガス装置の下部槽内煉瓦厚み測定方法。 - 請求項1から5の何れかに記載の測定方法によって測定された下部槽内の煉瓦厚みに基づき、溶鋼の環流方向及び/又は溶鋼搬送用ガスの流速を決定することを特徴とするRH真空脱ガス装置の操業方法。
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- 2007-09-19 JP JP2007241770A patent/JP2009074819A/ja active Pending
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