JP2009074728A - 火葬炉の排気制御方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の火葬炉C,C’と、各火葬炉のそれぞれを制御するための複数の制御用コンピュータ30,30’を備えた火葬炉システムにおいて、火葬炉のうち、炉内圧が設定炉内圧よりも高い火葬炉を管轄する制御用コンピュータにより、当該炉内圧が高い方の火葬炉の炉内圧力が、設定した圧力に維持されるように誘引送風機12を制御するとともに、他の制御用コンピュータにより、自己が管轄する火葬炉の炉内圧力が所定の圧力となるように自己の火葬炉の炉出口ダンパ9,9’の開度を制御する火葬炉の排気制御方法。
【選択図】図12
Description
火葬は、遺体を燃焼するという観点から以下の特徴がある。
図2において、1,1’は冷却室、2,2’は主燃焼炉、7,7’は再燃焼炉、8,8’は冷却器、9,9’は炉出口ダンパ、10はバグフィルタ、11は触媒、12は誘引送風機、13は排気筒である。なお、この火葬炉の燃焼制御システムでは、冷却室1,1’〜炉出口ダンパ9,9’を2系統備えており、共通のバグフィルタ10〜排気筒13を設けているが、3系統以上のシステムでも構わない。
また、本発明の第2の構成は、炉内台車上に載せられた柩及びその内部に納められた遺体、副葬品等を燃焼するための主燃バーナ及び主燃焼炉2次空気量ダンパを設けた主燃焼炉と、前記主燃焼炉に連通して設置され、再燃バーナ及び再燃焼炉2次空気量ダンパを設けた再燃焼炉と、前記再燃焼炉からの排気を冷却する冷却器と、前記冷却器の出口に設けられた炉出口ダンパと、からなる火葬炉を複数備え、前記複数の火葬炉の前記各再燃焼炉からの排気を1系統に集合させて誘引する誘引送風機と、前記誘引送風機で誘引された排気を大気に排出する排気筒とを備えた火葬炉の排気制御システムであって、前記各火葬炉のそれぞれを制御するための複数の制御用コンピュータを設置し、前記火葬炉のうち、炉内圧が設定炉内圧よりも高い火葬炉を管轄する制御用コンピュータにより、当該炉内圧が高い方の火葬炉の炉内圧力が、設定した圧力に維持されるように前記誘引送風機を制御するとともに、他の制御用コンピュータにより、自己が管轄する火葬炉の炉内圧力が所定の圧力となるように自己の火葬炉の炉出口ダンパの開度を制御する手段を有することを特徴とする。
本発明においては、複数の火葬炉を制御する各制御用コンピュータのうち、炉内圧力が設定圧力よりも高い火葬炉を制御している制御用コンピュータに、誘引送風機の操作権を持たせ、炉内圧力が設定圧力になるように誘引送風機を制御する。そうすると、そのままでは他の火葬炉の炉内圧力が引きすぎの状態となるので、制御用コンピュータは、自己が管轄する火葬炉の炉内圧力が所定の圧力となるように自己の火葬炉の炉出口ダンパの開度を制御する。これにより、各制御用コンピュータの操作の役割分担が明確になり、火葬炉に対して安定したコンピュータ制御が可能となる。
前記各制御用コンピュータを相互に結合し、誘引送風機の操作権の切替を可能とすることにより、精密な制御が必要な工程を実行中の特定の火葬炉について、操作権を譲り渡すことができ、また、特定の制御用コンピュータがダウンしたときに別の制御用コンピュータで制御を補完することができる。
前記制御用コンピュータは、炉内圧力の目標値を、前記主燃バーナ点火から、火葬工程の進行状況に合わせて複数段階に設定することにより、きめ細かな圧力制御が可能となる。
効率よく自動運転を行うためには、炉の各機器の性能を維持しつつ、炉をコンピュータ制御に適したシステムにする必要がある。このために他の火葬炉にはない種々の工夫を施しているが、以下にそれを述べる。
火葬点火直前においては、図3(a)のように、柩4が主燃焼炉2の容積の80%程度を占めていて、点火後に、被燃焼物の容積が徐々に減少する。この場合、不足する燃焼用空気は、炉内台車3と側壁の間を通って炉内に入ってくるリーク空気と、2次空気で補われることになる。柩4の中の副葬品が多い場合や、遺体の脂肪分が高い場合、2次空気の過度の使用は、燃焼をあおりすぎることになるので、燃焼が暴走しないように2次空気量をコントロールすることが必要である。リーク空気量は、炉内圧に反比例するが、炉内台車3の下部に高温の燃焼ガスが入り込まないように主燃焼炉2を常に負圧に保つ必要があるので、常に主燃焼炉内にリーク空気は導入されている。
(1)難燃部の温度上昇のための熱の効率的供給、
(2)難燃部燃焼のための空気(酸素)の効率的供給、
が必要である。
(1)では、水分の蒸発熱をうまく供給してやるのはもちろんのこと、前面の炭素を効率的に燃焼させるために1000℃以上の高温保持が必要となる(大気汚染全国協議会編:大気汚染ハンドブック(3)、燃焼編、コロナ社(1973)参照)。
これを実現するために、架台5を使用して炉内台車3より10cm程度浮かせて、遺体Bの難燃部を主燃バーナ14の炎でつつみ込む。また、(2)を実現するために、炉壁の2次空気口より高速の空気を遺体Bの難燃部に向けて吹き込む。
空気量を自在に調整する方法として、図5に示すように、燃焼用送風機20とコントロールダンパ21a〜21dによるシステムを構築し、ヘッダー22における空気圧を一定にするために、インバータ23を用いて、燃焼用送風機20の回転数制御を行っている。ヘッダー22に設けた圧力計24で燃焼用送風機20のヘッダー圧力を計測し、各ラインのコントロールダンパ21a〜21dを調節器25により制御することにより、主燃バーナ用空気、主燃焼炉用2次空気、再燃バーナ用空気、再燃焼炉用2次空気を、自在に供給することができる。
炉内圧の制御がうまくいかないと
(1)引きが十分でないとき
・燃焼ガスが炉から吹き出す。
・燃焼ガスが炉内台車の下部にまわり、炉内台車の車輪等を損傷する。
(2)引きが大きすぎるとき
・外部からのリーク空気が多量に炉内に入り、炉温が上昇しにくい。
(2)の場合、炉温を維持するための燃料消費量が増大し、結果として、排ガス量が増えることになり、省エネルギーの観点からも好ましくない。
炉内圧の制御は、図6に示すように、炉出口ダンパ9,9’と誘引送風機12により行うシステムを構築している。各再燃焼炉7,7’の圧力の信号を調節器26に送り、誘引送風機12の回転数制御と、炉出口ダンパ9,9’とによって、炉内圧を制御する方法である。
制御の構成は、図9に示すようであり、主制御は、6つのサブ制御を伴っていて、かつ、経験則による制御を通して相互に連動している。本実施形態のサブ制御は、主燃焼炉温度制御、再燃焼炉温度制御、炉内圧制御、再燃焼炉酸素濃度制御、排煙濃度制御、燃焼促進制御である。
主制御は、火葬炉本来の目的が、遺体を焼却して、早く焼骨にするということであるから、排煙濃度計36の値を0に保ち、酸素濃度を6%以上(火葬初期は3%程度以上)に保ちながら、主燃バーナ14の出力を早く最大にするという、極めて単純なものである。
主燃焼炉の温度の制御は、図10に示すように、主燃焼炉温度計31の信号を制御用コンピュータ30に取り込んで、主燃バーナ14の出力及び主燃焼炉2次空気量を変化させるが、主たる操作は、主燃バーナ14の出力である。すなわち、炉温が低ければ、主燃バーナ14の出力を上昇させ、炉温が高くなれば、主燃バーナ14の出力を低下させる。しかしこの制御方法では、火葬の前半では、被燃焼物が多量に主燃焼炉2内にあるために、主燃バーナ14は最小、または消火の状態を維持することになることから、主燃焼炉2次空気量の操作が重要となる。火葬前半で主燃焼炉2次空気を導入すると、主燃焼炉2の温度は一般的に上昇する傾向があるが、実際には、被燃焼物の発熱量及び主燃焼炉2次空気導入のタイミング、量に左右されるため降下する場合もある。この時点で、燃焼が暴走し、まったく手の付けられない状態になることだけは、絶対に避けなければならない。何故なら、燃焼させているのは遺体であって、水をかけて燃焼を減速させるような処置はとれないからである。この解決策として、経験則に基づく制御の追加を行い、目標温度の範囲(800℃〜1100℃程度)内で主燃焼炉温度制御を行っている。ここでは、「2次空気を吹き込んだときに、温度が上昇すれば、被燃焼物の発熱量が高く、下降すれば、発熱量が低い」という経験則を基に制御ロジックを構成している。すなわちまず、火葬前半の後期において温度の条件が満たされれば、X%だけ2次空気ダンパを一定時間開く。この時、目標温度の範囲の中にあれば、目標の動作を繰り返し、そうでなければ、この動作はやめる。ここで、時間及び温度条件、目標温度は、経験によって決められた値を使用していて、被燃焼物の発熱量が大きい場合に主燃バーナ14の最低出力または、消火の状態で、2次空気のみで良好な燃焼を行うことができる。
もちろん、被燃焼物の発熱量が小さい時は、主燃バーナ14の出力が上昇し、燃焼を維持しようとする制御が働く。
図11に再燃焼炉の温度制御系統を示す。再燃焼炉7の温度制御は、再燃焼炉出口温度計34または再燃焼炉温度計33の信号を制御用コンピュータ30に取り込んで、再燃バーナ15の出力を変化させることが主である。再燃焼炉7の温度が目標温度に達しなければ、再燃バーナ15の出力を増し、逆に再燃焼炉7の温度が上がりすぎた時は、まず、再燃バーナ15を消火し、不十分であれば、再燃焼炉2次空気の吹込量を増加し、それでも不足の場合は、再燃バーナ15より空気のみを投入する。再燃焼炉2次空気量及び再燃バーナ15からの空気量は、コントロールモーター付ダンパ21aで自在に制御できる。ここでは、再燃バーナ15を消火するタイミングと、再燃焼炉7に設置された2つの温度計33,34の使用法に経験則を用いている。
(a)火葬前半
・再燃焼炉を代表する温度を測定する温度計として、再燃焼炉7の上段に設置した再燃焼炉出口温度計34を使用する。
・再燃バーナ15を着火状態にする。
・再燃焼炉7を代表する温度を測定する温度計として、再燃焼炉7の中段に設置した再燃焼炉温度計33を使用する。
・再燃バーナ15を消火する。
ここで問題となるのが、火葬前半と後半の見極めであり、この判断に経験則を使用している。火葬時間、主燃バーナ出力、主燃焼炉2次空気量、主燃焼炉温度変化率により、主燃焼炉が、主燃バーナ14を中心とした焼却状態か否かを見極め、この時点以降を後半と判断し、(b)の制御を行っている。判断基準値は全て経験則により決定した。この改善により、燃料使用量が削減された。
本発明の実施の形態に係る火葬システムでは、図12に示すように、2炉の火葬炉C,C’に対して、1つの誘引送風機12が設けられているため、2つの火葬炉C,C’の制御用コンピュータ30,30’が連携して誘引送風機12を操作し、それぞれの炉内圧を制御している。2台の制御用コンピュータ30,30’の内、1台が誘引送風機12の操作権を持つ。また、2台の制御用コンピュータ30,30’は、相互に通信し合って、情報の共有化を行っている。
この制御の系統を図15に示す。排煙濃度とは、煙道に対向して投光器、受光器を取り付け、測定光の減衰度を演算し、ダスト濃度を「光透過率濃度(%OPACITY)」で示した値である。排煙濃度の制御は、再燃焼炉に酸素濃度計が設置されるまでは、燃焼制御の中心となる最も重要な制御であった。そもそも、ダスト濃度が高くなるということは再燃焼炉制御システムが正常に機能している条件下では、再燃焼炉の処理能力を越えて燃焼ガスが発生していることを意味している。ダスト濃度を下げる方法としては一般的に以下の方法がある。
(b)主燃バーナ14の出力を下げる、または消す。主燃焼炉2次空気量をしぼる。
図16に示すように、再燃焼炉7出口の酸素濃度を、再燃バーナ15の出力と再燃焼炉2次空気の出力で制御する。酸素濃度の目標値は通常で6%、火葬前半で3%程度としている。再燃焼炉2次空気量のみで酸素濃度が目標値に届かない時には、再燃バーナ15を停止して、空気のみを再燃バーナ15から吹き込む。酸素濃度と排煙濃度には明らかな相関があるため、炉の状況をもとに、経験則で操作できる。基本的には、酸素濃度が1%を切れば確実に発煙する。したがって、この経験則を使って、主燃バーナ14と主燃焼炉2次空気量を排煙濃度制御と同様に操作することができる。しかも、排煙濃度制御が後追い制御、つまり、排煙が出てから制御を行うのに対し、発煙する以前に制御を開始して、より最適な燃焼を行うことが経験則で可能となった。一般的に発煙しそうになると、急速に酸素濃度が減少するという現象から、酸素濃度の変化率を演算し、これが一定以上になると、主燃バーナ14を消火するという制御を行うこととした。ここで、この変化率の値が変わる点は経験値となる。この制御を導入することで、ほぼ確実に発煙を止めることが可能となった。このことから、酸素濃度制御を行えば、排煙濃度制御は副次的な制御となった。したがって、現在では、排煙濃度制御は、酸素濃度制御のバックアップとしての位置づけとしている。
図17に燃焼促進制御の系統を示す。主燃焼炉2の説明の項で火葬後半における遺体Bの難燃部の燃焼の促進について述べたが、主燃焼炉2次空気の吹込み方法が、重要なポイントとなる。すなわち、主燃焼炉温度条件、吹込みタイミング、吹込み量である。これらは、経験則で決め、主燃焼炉温度計31で計測した主燃焼炉温度に基づき、制御用コンピュータ30に予め設定している。温度条件については、一定温度より高い場合しか2次空気の吹き込みを行わないとした。これは、主燃焼炉温度が低いと、燃焼促進効果が小さいことに加え、かえって主燃焼炉温度を下げてしまい、昇温のためにムダな燃料を使用するからである。吹込みタイミング、吹込み量(時間)のいずれも経験則で決定している。
実運転における、自動燃焼システムによる炉内圧力、温度(主燃焼炉、再燃焼炉)、酸素濃度、排煙濃度、一酸化炭素濃度の制御結果を図18〜図21に示す。炉内圧力については、ほぼ、−30Pa〜−10Paの範囲に入り、しかも、火葬後半に進むにつれ、負圧の大きさが小さくなっていることがわかる。次に、主燃焼炉、再燃焼炉温度も、要求される温度領域を維持している。また、酸素濃度も火葬前半においては3%、後半においては6%以上をキープしている。一酸化炭素の発生も極めて小さい。火葬初期には少量発生しているがこれは、燃料に灯油を使用したため、着火時に一酸化炭素が発生するという理由による。なお、本炉は、手動操作は一切行っておらず、全般に亘って、自動運転されている。また、デレッキ操作も一切行っていない。以上の事により、本自動燃焼システムは、極めて有効な火葬炉の燃焼システムといえる。
火葬炉の燃焼制御システムに経験則を取り入れ、制御の安定性と遠応性を向上させた。本実施の形態の効果をまとめると以下のとおりである。
以上の結果として、安定した燃焼が行われる火葬炉が完成した。
2,2’ 主燃焼炉
3 炉内台車
4 柩
5 架台
6 遺骨
7,7’ 再燃焼炉
8,8’ 冷却器
9,9’ 炉出口ダンパ
10 バグフィルタ
11 触媒
12 誘引送風機
13 排気筒
14 主燃バーナ
15 再燃バーナ
16 2次空気の吹き込み口
17,18 絞り
20 燃焼用送風機
21a〜21d コントロールダンパ
22 ヘッダー
23 インバータ
24 圧力計
25,26 調節器
27 インバータ
28 調節器
29a,29b コントロールダンパ
30 制御用コンピュータ
31 主燃焼炉温度計
32 炉内圧計
33 再燃焼炉温度計
34 再燃焼炉出口温度計
35 酸素濃度計
36 排煙濃度計
37 主燃焼炉2次空気量ダンパ
38 主燃焼炉バーナ出力
39 再燃焼炉2次空気量ダンパ
40 再燃焼炉バーナ出力
41 炉出口ダンパ
42 誘引送風機回転数
43 操作盤タッチパネル
B 遺体
C,C’ 火葬炉
D 共通部
Claims (4)
- 炉内台車上に載せられた柩及びその内部に納められた遺体、副葬品等を燃焼するための主燃バーナ及び主燃焼炉2次空気量ダンパを設けた主燃焼炉と、
前記主燃焼炉に連通して設置され、再燃バーナ及び再燃焼炉2次空気量ダンパを設けた再燃焼炉と、
前記再燃焼炉からの排気を冷却する冷却器と、
前記冷却器の出口に設けられた炉出口ダンパと、
からなる火葬炉を複数備え、
前記複数の火葬炉の前記各再燃焼炉からの排気を1系統に集合させて誘引する誘引送風機と、
前記誘引送風機で誘引された排気を大気に排出する排気筒と
を備えた火葬炉の排気制御方法であって、
前記各火葬炉のそれぞれを制御するための複数の制御用コンピュータを設置し、
前記火葬炉のうち、炉内圧が設定炉内圧よりも高い火葬炉を管轄する制御用コンピュータにより、当該炉内圧が高い方の火葬炉の炉内圧力が、設定した圧力に維持されるように前記誘引送風機を制御するとともに、他の制御用コンピュータにより、自己が管轄する火葬炉の炉内圧力が所定の圧力となるように自己の火葬炉の炉出口ダンパの開度を制御すること
を特徴とする火葬炉の排気制御方法。 - 前記各制御用コンピュータを相互に結合し、前記誘引送風機の操作権の切替を可能とした請求項1記載の火葬炉の排気制御方法。
- 前記制御用コンピュータは、炉内圧力の目標値を、前記主燃バーナ点火から、火葬工程の進行状況に合わせて複数段階に設定することを特徴とする請求項1または2記載の火葬炉の排気制御方法。
- 炉内台車上に載せられた柩及びその内部に納められた遺体、副葬品等を燃焼するための主燃バーナ及び主燃焼炉2次空気量ダンパを設けた主燃焼炉と、
前記主燃焼炉に連通して設置され、再燃バーナ及び再燃焼炉2次空気量ダンパを設けた再燃焼炉と、
前記再燃焼炉からの排気を冷却する冷却器と、
前記冷却器の出口に設けられた炉出口ダンパと、
からなる火葬炉を複数備え、
前記複数の火葬炉の前記各再燃焼炉からの排気を1系統に集合させて誘引する誘引送風機と、
前記誘引送風機で誘引された排気を大気に排出する排気筒と
を備えた火葬炉の排気制御システムであって、
前記各火葬炉のそれぞれを制御するための複数の制御用コンピュータを設置し、
前記火葬炉のうち、炉内圧が設定炉内圧よりも高い火葬炉を管轄する制御用コンピュータにより、当該炉内圧が高い方の火葬炉の炉内圧力が、設定した圧力に維持されるように前記誘引送風機を制御するとともに、他の制御用コンピュータにより、自己が管轄する火葬炉の炉内圧力が所定の圧力となるように自己の火葬炉の炉出口ダンパの開度を制御する手段を有すること
を特徴とする火葬炉の排気制御システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012013266A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Taisho Densetsu Co Ltd | 発電システム、および火葬炉 |
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- 2007-09-19 JP JP2007242917A patent/JP4660525B2/ja active Active
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