JP3936884B2 - ストーカ式焼却炉の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に都市ごみや産業廃棄物等を焼却処理する焼却炉、特に乾燥ストーカ、燃焼ストーカ及び後燃焼ストーカから成るストーカを備え、後燃焼ストーカ上で発生した後燃焼段ガスを炉外へ引き抜いて冷却した後、後燃焼段ガスを還流ガスとして炉内へ吹き込むようにしたストーカ式焼却炉の制御方法の改良に係り、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスの性状を測定することによって後燃焼ストーカ上での燃焼量(後燃焼ストーカ上の可燃分量)を把握し、これに基づいて後燃焼ストーカに供給する一次燃焼空気の量を最適化し、焼却灰の仕上がりを安定化させると共に、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜く後燃焼段ガスの性状を安定化させるようにしたストーカ式焼却炉の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、都市ごみや産業廃棄物等(以下ごみと云う)の処理方法としては、所謂焼却による処理がその主流を占めており、ストーカ式焼却炉や流動床式焼却炉を用いた処理方法が多く実用化されている。その中でもストーカ式焼却炉は、多くの稼働実績を有する焼却炉であり、ごみを比較的安定して燃焼させることができると云う優れた実用的効用を有している。又、ストーカ式焼却炉には、大都市部でのごみの排出量の増加に伴い、大量のごみを連続的に焼却処理できるように大容量で且つ自動運転型のものが多く用いられている。
【0003】
図3は従来のストーカ式焼却炉の一例を示すものであり、当該ストーカ式焼却炉30は、炉本体31、ごみ供給ホッパ32、ストーカ33、乾燥ストーカ33a、燃焼ストーカ33b、後燃焼ストーカ33c、ストーカ下ホッパ34、一次燃焼室35、二次燃焼室36、灰出し口37、排ガス出口38、一次燃焼空気供給ダクト39、一次燃焼空気送風機40、二次燃焼空気供給ダクト41、二次燃焼空気送風機42、ダンパ43、還流ガスダクト44、還流ガス送風機45及び熱交換器46等から構成されている。
【0004】
而して、前記ストーカ式焼却炉30によれば、ごみ供給ホッパ32から炉内に供給されたごみは、乾燥ストーカ33a上へ連続的に供給され、ここで乾燥ストーカ33a下から供給される一次燃焼空気A1と高温状態にある一次燃焼室35からの輻射熱により加熱・乾燥されると共に、ごみの一部に燃焼が始まる。これにより、ごみ中の水分や揮発分が蒸発すると共に、COやHC等の未燃ガスが放出される。
次に、乾燥されたごみは、引き続き乾燥ストーカ33aから燃焼ストーカ33b上へ送られ、ここで燃焼ストーカ33b下から供給される一次燃焼空気A1によって火炎を上げて燃焼をすると共に、燃焼ストーカ33bの下流側端部に於いて丁度燃え切り点に達する。
そして、燃焼ストーカ33bの下流側端部に於いて燃え切ったごみは、引き続き後燃焼ストーカ33c上へ送られ、ここで後燃焼ストーカ33c下から供給される一次燃焼空気A1により所謂おき燃焼をして未燃分が殆どない焼却灰となった後、灰出し口37から落下排出される。
【0005】
一方、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生した揮発分や未燃分を多く含む乾燥・燃焼段ガスG1(又は主燃焼ガス)は、一次燃焼室35内を上昇して行き、又、後燃焼ストーカ33c上で発生した残存酸素を多く含む後燃焼段ガスG2は、後燃焼ストーカ33cの上部空間から引き抜かれて熱交換器46により減温された後、還流ガスとして一次燃焼室35の下流側領域に吹き込まれる。これにより、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1は、一次燃焼室35の下流側領域に於いて後燃焼段ガスG2により攪拌・混合されることになる。その結果、一次燃焼室35と二次燃焼室36との間には、燃焼ガス(乾燥・燃焼段ガスG1と後燃焼段ガスG2が混合されたガス)の温度及び組成が均一な還元ゾーン47が形成されることになり、NOxの発生が抑制される。
その後、還元ゾーン47内の燃焼ガスは、二次燃焼室36へ上昇して行き、ここで二次燃焼室36内に吹き込まれる二次燃焼空気A2により更に攪拌・混合され、燃焼ガス中に含まれる未燃ガス等が完全燃焼された後、排ガスとなって排ガス出口38から排出される。
【0006】
前記ストーカ式焼却炉30は、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1を炉内へ吹き込まれる後燃焼ストーカ33c上方の後燃焼段ガスG2(還流ガス)と二次燃焼空気A2とにより二回に亘って攪拌・混合するようにしているため、大量の燃焼空気を炉内へ吹き込むことなく、燃焼ガス(乾燥・燃焼段ガスG1と後燃焼段ガスG2が混合されたガス)中の未燃ガスや未燃物を完全燃焼させることができると共に、NOxやダイオキシン類等の発生を抑制することができると云う優れた利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ストーカ式焼却炉30に於いては、燃焼ストーカ33b上の燃え切り点の位置を安定させることは、焼却灰の熱灼減量(焼却灰に含まれる未燃分の割合)の低減や燃焼ガスの完全燃焼、焼却炉の長寿命化を図るうえで極めて重要な要因である。
そのため、従来のストーカ式焼却炉30では、工業用テレビによる画像処理や放射温度計による温度測定によって燃焼ストーカ33b上の燃え切り点の位置を検出し、これに基づいて一次燃焼空気A1の供給量やストーカ33の作動速度等を自動調整し、燃焼ストーカ33b上の燃え切り点の位置を制御するようにしている。
【0008】
ところが、ストーカ式焼却炉30で焼却処理されるごみは、収集の形態や地域性、季節等によりごみ質が多様に変化する。その結果、燃焼ストーカ上33bの燃え切り点の位置も、ごみ質の変化等により変動することになる。
従って、後燃焼ストーカ33c上方の後燃焼段ガスG2を炉外へ引き抜いてこれを還流ガスとして炉内へ吹き込む方式のストーカ式焼却炉30に於いては、後燃焼ストーカ33cの上部空間から引き抜く後燃焼段ガスG2の量を一定にすると、ごみ質の変動に伴う燃焼ストーカ33b上の燃え切り点の位置の変動により後燃焼ストーカ33c上での燃焼量(主に固定炭素の燃焼)が変化し、後燃焼ストーカ33c上方から引き抜かれる後燃焼段ガスG2の性状も変動することになる。
【0009】
特に、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生するHClやSOx等の腐食性ガスを多く含んだ乾燥・燃焼段ガスG1の一部を引き抜くと、還流ガスダクト44内を流れる後燃焼段ガスG2(還流ガス)のHCl濃度やSOx濃度が高くなるため、還流ガスダクト44や還流ガス送風機45、熱交換器46に腐蝕の問題を生じることになり、これらの寿命が低下することになる。
又、後燃焼ストーカ33c上方から引き抜く後燃焼段ガスG2の量は、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1を攪拌・混合するのに必要な量を確保しなければならないため、燃え切り点の位置より下流側で発生するガス量に合せて後燃焼ストーカ33c上方から引き抜く後燃焼段ガスG2の量を変動させるのは好ましくない。
【0010】
図4(A)〜(C)はストーカ33上の燃え切り点の位置と後燃焼ストーカ33c上方のガスの性状を示す説明図である。
即ち、図4(A)に示すようにストーカ33上の燃え切り点の位置が基準位置(燃焼ストーカ33bの下流側端部)にある場合には、後燃焼ストーカ33cの上部空間から常時同じ性状の後燃焼段ガスG2(酸素濃度が高くて揮発分や未燃分の少ない後燃焼段ガスG2)を引き抜くことができると共に、後燃焼ストーカ33c上での燃焼量(後燃焼ストーカ33c上の可燃分量)も最適なものとなり、焼却灰の仕上がりも安定化することになる。
又、図4(B)に示すようにストーカ33上の燃え切り点の位置が基準位置よりもストーカ33の下流側(図4の右側)に移動した場合には、後燃焼ストーカ33c上での燃焼量(後燃焼ストーカ33c上の可燃分量)が増加するためにそれに見合った一次燃焼空気A1を供給しなければ、焼却灰の仕上がりの低下(未燃分の増加)を招くことになる。然も、乾燥ストーカ33a及び燃焼ストーカ33b上で発生するHClやSOx等の腐食性ガスを多く含んだ乾燥・燃焼段ガスG1の一部を後燃焼ストーカ33cの上部空間から引き抜き易くなるため、還流ガスダクト44内を流れる後燃焼段ガスG2(還流ガス)のHCl濃度やSOx濃度が高くなって還流ガスダクト44や還流ガス送風機45、熱交換器46に腐蝕の問題を生じることになる。
更に、図4(C)に示すようにストーカ33上の燃え切り点の位置が基準位置よりもストーカ33の上流側(図4の左側)に移動した場合には、後燃焼ストーカ33c上での燃焼量(後燃焼ストーカ33c上の可燃分量)が少なくなるために必要以上に一次燃焼空気A1を供給すると、焼却灰を過冷却することになり、焼却灰の仕上がりを低下させることになる。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスの性状を測定することによって後燃焼ストーカ上での燃焼量を把握し、これに基づいて後燃焼ストーカに供給する一次燃焼空気の量を最適化し、焼却灰の仕上がりの安定化並びに後燃焼ストーカの上部空間から引き抜かれる後燃焼段ガスの性状の安定化を図るようにしたストーカ式焼却炉の制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明の請求項1に記載の発明は、乾燥ストーカ、燃焼ストーカ及び後燃焼ストーカから成るストーカを備え、後燃焼ストーカ上で発生した後燃焼段ガスを炉外へ引き抜いてこれを還流ガスとして炉内へ吹き込むようにしたストーカ式焼却炉に於いて、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスのO2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、何れか一つ又は複数のガス濃度を測定し、測定したガス濃度の値が設定値になるように後燃焼ストーカへ供給する一次燃焼空気の量を制御するようにしたことに特徴がある。
【0013】
又、本発明の請求項2に記載の発明は、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスのO2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、何れか一つ又は複数のガス濃度をレーザ式ガス濃度計により測定するようにしたことに特徴がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の方法を実施するためのストーカ式焼却炉1の一例を示すものであり、当該ストーカ式焼却炉1は、炉本体2、ごみ供給ホッパ3、ストーカ4、乾燥ストーカ4a、燃焼ストーカ4b、後燃焼ストーカ4c、ストーカ下ホッパ5、一次燃焼室6、二次燃焼室7、灰出し口8、排ガス出口9、一次燃焼空気供給装置10、還流ガスダクト11、還流ガス送風機12、熱交換器13、二次燃焼空気供給装置14、レーザ式ガス濃度計15及び制御装置16等から構成されており、各ストーカ4a,4b,4c下に個別に一次燃焼空気A1を供給してストーカ4上のごみを順次乾燥、燃焼、おき燃焼させつつ、後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスG2を還流ガスとして一次燃焼室6の下流側領域に吹き込んで一次燃焼室6と二次燃焼室7との間に還元ゾーン17を形成し、更に、還流ガスダクト11内の後燃焼段ガスG2の性状を測定し、これに基づいて後燃焼ストーカ4cへ供給する一次燃焼空気A1の量を制御すると共に、二次燃焼室7内に二次燃焼空気A2を吹き込んで燃焼ガス(乾燥ストーカ4a及び燃焼ストーカ4b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1と後燃焼ストーカ4c上で発生した後燃焼段ガスG2が混合されたガス)中の未燃ガス等を完全燃焼させるようにしたものである。
【0015】
前記ストーカ4は、乾燥ストーカ4a、燃焼ストーカ4b及び後燃焼ストーカ4cから成り、各ストーカ4a,4b,4cの下方にはストーカ下ホッパ5が夫々配設されている。これら各ストーカ4a,4b,4cは、従来公知のものと同様に可動火格子(図示省略)と固定火格子(図示省略)とを交互に配列して成り、各可動火格子を流体圧シリンダ等の駆動装置(図示省略)で前後方向へ一定のピッチで往復動させることによって、ストーカ4上のごみを攪拌しながら上流側から下流側(図1の左側から右側)へ前進させるようになっている。
又、ストーカ4の上方位置には、ストーカ4下から供給された一次燃焼空気A1によりストーカ4上を順次前進するごみを燃焼させる一次燃焼室6と、一次燃焼室6で燃焼して生成された未燃ガスや未燃物を燃焼させる二次燃焼室7とが夫々設けられている。
【0016】
前記一次燃焼空気供給装置10は、ストーカ4下の各ストーカ下ホッパ5に分岐状に接続され、各ストーカ4a,4b,4cの下方へ一次燃焼空気A1を夫々供給する一次燃焼空気供給ダクト18と、一次燃焼空気供給ダクト18に接続された一次燃焼空気送風機19と、一次燃焼空気供給ダクト18の分岐部分に介設され、各ストーカ4a,4b,4cの下方へ供給される一次燃焼空気A1の供給量を調整する複数のダンパ20等から構成されており、各ダンパ20を制御することによって各ストーカ4a,4b,4cの下方へ供給される一次燃焼空気A1の供給量を調整できるようになっている。
この実施の形態に於いては、ストーカ4下から供給する一次燃焼空気A1の供給量を一次空気比(一次燃焼空気量/理論燃焼空気量)で0.9〜1.0となるようにしている。
【0017】
前記還流ガスダクト11は、後燃焼ストーカ4c上で発生した後燃焼段ガスG2(残存酸素が多く含まれ、揮発分や未燃分の少ないガス)を引き抜いてこれを還流ガスとして一次燃焼室6の下流側領域に導くものであり、後燃焼ストーカ4c上方の炉壁に形成したガス引抜き口11aと一次燃焼室6の下流側領域の炉壁に形成したガス吹込み口11bとを連通状に接続し、還流ガスダクト11に介設した還流ガス送風機12により後燃焼ストーカ4cの上部空間から後燃焼段ガスG2をガス引抜き口11aへ吸い込み、この吸い込んだ後燃焼段ガスG2を還流ガスとしてガス吹込み口11bから一次燃焼室6の下流側領域へ吹き込めるようになっている。
【0018】
ところで、後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜く後燃焼段ガスG2(還流ガス)の量は、乾燥ストーカ4a及び燃焼ストーカ4b上で発生した揮発分や未燃分を多く含んだ乾燥・燃焼段ガスG1を良好且つ確実に攪拌・混合するため、常時必要量以上確保(一定)するのが好ましい。
この実施の形態に於いては、後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜く後燃焼段ガスG2(還流ガス)の量は、燃焼ストーカ4b上の燃え切り点の位置が基準位置にあるときに後燃焼ストーカ4cへ供給されている必要な一次燃焼空気A1の量をベースに一定量としている。
【0019】
尚、後燃焼ストーカ4cの上部空間から後燃焼段ガスG2を炉外へ引き抜き、引き抜いた後燃焼段ガスG2を還流ガスとして二次燃焼空気A2の吹き込み位置より上流側の炉内に吹き込むのは、一次燃焼室6内で発生した乾燥・燃焼段ガスG1(又は主燃焼ガス)を攪拌・混合し、一次燃焼室6と二次燃焼室7との間にガスの温度及び組成が均一な還元ゾーン17を形成するためである。
【0020】
前記熱交換器13は、還流ガス送風機12よりも上流側部分(この例ではガス引抜き口11a内)に配置されており、後燃焼ストーカ4c上方から引き抜かれた後燃焼段ガスG2(還流ガス)を還流ガス送風機12の耐用温度以下に減温するためのものである。
【0021】
前記二次燃焼空気供給装置14は、二次燃焼室7の炉壁に形成した複数の空気吹込み口21aに接続された二次燃焼空気供給ダクト21と、二次燃焼空気供給ダクト21に接続された二次燃焼空気送風機22等から構成されており、常温若しくは予熱された二次燃焼空気A2を空気吹込み口21aから二次燃焼室7内に吹き込めるようになっている。
又、二次燃焼室7内に吹き込まれる二次燃焼空気A2は、二次燃焼室7内の燃焼ガス(乾燥・燃焼段ガスG1と後燃焼段ガスG2が混合されたガス)を攪拌・混合して温度及び組成が均一な燃焼ガスとし、燃焼ガス中の未燃ガス等を完全燃焼できるように適切な量に調整されている。この二次燃焼空気A2の調整は、二次燃焼空気供給ダクト21に介設したダンパ20を制御することにより行われている。
この実施の形態に於いては、二次燃焼室7に供給する二次燃焼空気A2の供給量を二次空気比(二次燃焼空気量/理論燃焼空気量)で0.3〜0.4とし、一次燃焼空気A1と二次燃焼空気A2の合計空気量を空気比で約1.3となるようにしている。
【0022】
前記レーザ式ガス濃度計15は、還流ガスダクト11に設置されており、還流ガスダクト11内を流れている後燃焼段ガスG2の特定成分のガス濃度を検出するものである。
即ち、レーザ式ガス濃度計15は、還流ガスダクト11に対向状に配設したレーザ発信部15a及びレーザ受信部15bと、レーザ発信部15a及びレーザ受信部15bに接続されたレーザ発信器兼信号処理器15cとから成り、レーザ発信部15aより測定対象となるガスの吸収波長のレーザ光を照射し、レーザ受信部15bで受信したレーザ光の減衰度合いによりガスの濃度を測定するものである。
このレーザ式ガス濃度計15は、還流ガスダクト11のダクト径が大きい場合には図2(A)に示すようにレーザ発信部15a及びレーザ受信部15bを還流ガスダクト11の径方向に対向状に配置し、又、還流ガスダクト11のダクト径が小さい場合には図2(B)に示すようにレーザ発信部15a及びレーザ受信部15bを還流ガスダクト11の長手方向に対向状に配置する。
この実施の形態に於いては、還流ガスダクト11にレーザ式O2 濃度計を設置し、還流ガスダクト11内を流れる後燃焼段ガスG2の酸素濃度を測定するようにしている。
【0023】
前記制御装置16は、レーザ式ガス濃度計15(レーザ式O2 濃度計)からの検出信号に基づいて後燃焼ストーカ4cのストーカ下ホッパ5に接続されている一次燃焼空気供給ダクト18の分岐部分に介設したダンパ20を開閉制御するものであり、レーザ式ガス濃度計15(レーザ式O2 濃度計)により測定された還流ガスダクト11内の後燃焼段ガスG2の酸素濃度が設定値(ストーカ4上の燃え切り点の位置が基準位置にあるときに還流ガスダクト11内を流れている後燃焼段ガスG2のO2 濃度の値)となるように前記ダンパ20を制御し、後燃焼ストーカ4cへ供給される一次燃焼空気A1の量を調整するようになっている。
【0024】
即ち、レーザ式ガス濃度計15(レーザ式O2 濃度計)により測定した還流ガスダクト11内の後燃焼段ガスG2の酸素濃度が設定値より低い場合には、後燃焼ストーカ4c上での燃焼量(後燃焼ストーカ4c上の可燃分(主に固定炭素)量)が多いこととなり、一次燃焼空気A1が不足していると同時にHCl等の腐食性ガスが高くなっているので、制御装置16により後燃焼ストーカ4cのストーカ下ホッパ5に接続されている一次燃焼空気供給ダクト18の分岐部分に介設したダンパ20を制御し、後燃焼ストーカ4cへ供給される一次燃焼空気A1の量を増加する。
反対にレーザ式ガス濃度計15(レーザ式O2 濃度計)により測定した還流ガスダクト11内の後燃焼段ガスG2の酸素濃度が設定値より高い場合には、後燃焼ストーカ4c上での燃焼量(後燃焼ストーカ4c上の可燃分量)が少ないのに後燃焼ストーカ4cへ一次燃焼空気A1が過剰に入り、後燃焼ストーカ4c上の焼却灰を冷却していることになるので、制御装置16により後燃焼ストーカ4cのストーカ下ホッパ5に接続されている一次燃焼空気供給ダクト18の分岐部分に介設したダンパ20を制御し、後燃焼ストーカ4cへ供給される一次燃焼空気A1の量を減少させる。
これにより、燃焼ストーカ4b上の燃え切り点の位置が基準位置になく、ストーカ4の下流側又は上流側へ変動した場合でも、後燃焼ストーカ4cの上部空間から常時同じ性状の後燃焼段ガスG2(酸素濃度が高くてHCl等の腐食性ガスの少ない後燃焼段ガスG2)を引き抜くことができると共に、焼却灰の仕上がりも安定化することになる。
【0025】
而して、上述したストーカ式焼却炉1に於いては、ごみ供給ホッパ3から炉内に供給されたごみは、乾燥ストーカ4a、燃焼ストーカ4b及び後燃焼ストーカ4c上を順次前進しながら、一次燃焼空気送風機19から一次燃焼空気供給ダクト18及び各ストーカ4a,4b,4cを通して一次燃焼室6に供給される一次燃焼空気A1によって一次燃焼される。
【0026】
即ち、ごみ供給ホッパ3から炉内に供給されたごみは、ごみ供給プッシャー(図示省略)により乾燥ストーカ4a上へ連続的に供給され、ここで乾燥ストーカ4a下から供給される一次燃焼空気A1と高温状態にある一次燃焼室6からの輻射熱により加熱・乾燥されると共に、ごみの一部に燃焼が始まる。これにより、ごみ中の水分が蒸発すると共に、COやHC等の未燃ガスが放出される。
次に、乾燥されたごみは、引き続き乾燥ストーカ4aから燃焼ストーカ4b上へ送られ、ここで燃焼ストーカ4b下から供給される一次燃焼空気A1によって火炎を上げて燃焼をすると共に、燃焼ストーカ4bの下流側端部に於いて丁度燃え切り点に達する。
そして、燃焼ストーカ4bの下流側端部に於いて燃え切ったごみは、引き続き後燃焼ストーカ4c上へ送られ、ここで後燃焼ストーカ4c下から供給される一次燃焼空気A1により所謂おき燃焼をして未燃分が殆どない焼却灰となった後、灰出し口8から落下排出される。
【0027】
このストーカ式焼却炉1に於いては、後燃焼ストーカ4c上で発生した後燃焼段ガスG2(腐食性ガスが殆ど存在せず、酸素濃度の高いガス)を後燃焼ストーカ4cの上部空間から還流ガス送風機12によりガス引抜き口11aに引き抜き、この引き抜いた後燃焼段ガスG2を熱交換器13により減温した後、還流ガスとしてガス吹込み口11bから一次燃焼室6の下流側領域に吹き込んで乾燥ストーカ4a及び燃焼ストーカ4b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1(又は主燃焼ガス)を攪拌・混合している。その結果、一次燃焼室6と二次燃焼室7との間に燃焼ガス(乾燥・燃焼段ガスG1と後燃焼段ガスG2が混合されたガス)の温度及び組成が均一な還元ゾーン17が形成されることになり、NOxの発生を十分に抑制することができる。
又、二次燃焼室7内に二次燃焼空気A2を吹き込み、還元ゾーン17から二次燃焼室7内に上昇して来た燃焼ガスを二次燃焼室7内に於いて二次燃焼空気A2により更に攪拌・混合するようにしている。その結果、二次燃焼室7内に高温の完全燃焼ゾーンが形成されることになり、燃焼ガス中のCO等の未燃ガスが完全燃焼されると共に、ダイオキシン類等の未燃物が完全分解されることになる。
【0028】
特に、このストーカ式焼却炉1に於いては、還流ガスダクト11内を流れる後燃焼段ガスG2の酸素濃度をレーザ式ガス濃度計15(レーザ式O2 濃度計)により測定し、測定された酸素濃度が設定値となるように制御装置16により後燃焼ストーカ4cのストーカ下ホッパ5に接続された一次燃焼空気供給ダクト18に介設したダンパ20を制御し、後燃焼ストーカ4cへ供給される一次燃焼空気A1の量を調整するようにしているため、炉内に供給されるごみ質の変化等によりストーカ4上の燃え切り点の位置が基準位置からストーカ4の下流側又は上流側に変動した場合でも、後燃焼ストーカ4cの上部空間から常時同じ性状の後燃焼段ガスG2(酸素濃度が高くて腐食性ガスの少ない後燃焼段ガスG2)を引き抜くことができる。その結果、還流ガスダクト11や還流ガス送風機12、熱交換器13の腐蝕を抑制することができると共に、後燃焼ストーカ4cから排出される焼却灰の熱灼減量を低減させることができる。
又、このストーカ式焼却炉1に於いては、後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜く後燃焼段ガスG2(還流ガス)の量を一定量としているため、乾燥ストーカ4a及び燃焼ストーカ4b上で発生した乾燥・燃焼段ガスG1の攪拌・混合に必要な燃焼ガス量を確保することができ、乾燥・燃焼段ガスG1の攪拌・混合を確実且つ良好に行える。
【0029】
尚、上記実施の形態に於いては、レーザ式ガス濃度計15にレーザ式O2 濃度計を使用し、レーザ式O2 濃度計により還流ガスダクト11内を流れる後燃焼ガス(還流ガス)の酸素濃度を測定し、これに基づいて後燃焼ストーカ4c上での燃焼量(燃焼位置)を把握するようにしたが、他の実施の形態に於いては、レーザ式ガス濃度計15にレーザ式CO濃度計、レーザ式CO2 濃度計、レーザ式HCl濃度計又はレーザ式SO2 濃度計を使用し、これらのレーザ式ガス濃度計15により還流ガスダクト11内を流れる後燃焼段ガスG2のCO濃度、CO2 濃度、HCl濃度又はSO2 濃度を夫々測定し、測定したガス濃度の値が設定値(ストーカ4上の燃え切り点の位置が基準位置にあるときに還流ガスダクト11内を流れている後燃焼段ガスG2のCO濃度、CO2 濃度、HCl濃度又はSO2 濃度の値)になるように後燃焼ストーカ4cへ供給する一次燃焼空気A1の量を制御するようにしても良い。
この場合、後燃焼段ガスG2のCO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度が設定値より高ければ、乾燥・燃焼段ガスG1の一部を後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜いていることとなり、ストーカ4上の燃え切り点の位置がストーカ4の下流側へ移動しているので、制御装置16によりダンパ20を制御し、後燃焼ストーカ4cへ供給する一次燃焼空気A1の量を増加する。
【0030】
又、上記実施の形態に於いては、後燃焼ストーカ4cの上部空間から引き抜いた燃焼ガスのO2 濃度のみを測定し、これに基づいて後燃焼ストーカ4cへ供給する一次燃焼空気A1の量を制御するようにしたが、他の実施の形態に於いては、O2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、複数のガス濃度をレーザ式ガス濃度計15により測定し、これに基づいて後燃焼ストーカ4cに供給する一次燃焼空気A1の量を制御するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスのO2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、少なくとも何れか一つのガス濃度を測定し、その測定値が設定値になるように後燃焼ストーカへ供給する一次燃焼空気の量を制御するようにしているため、次のような優れた効果を奏することができる。
(1)即ち、本発明は、ごみ質の変化による後燃焼ストーカ上での燃焼量(後燃焼ストーカ上の可燃分量)の変動を後燃焼段ガスの特定成分のガス濃度を測定することにより把握し、これに基づいて後燃焼ストーカに供給する一次燃焼空気の量を制御するようにしているため、後燃焼ストーカに供給する一次燃焼空気の量を最適化することができ、灰の熱灼減量(未燃分)を低減することができる。
(2)又、本発明は、後燃焼ストーカへ供給される一次燃焼空気の量を最適化して後燃焼ストーカの上部空間から引き抜かれる後燃焼段ガスの性状を安定化するようにしているため、後燃焼ストーカの上部空間からHCl、SOx等の腐食性ガスを多く含んでいる乾燥・燃焼段ガスを引き抜くことがなく、燃え切り点以降の酸素濃度が高くHCl等の腐食性ガスの少ない後燃焼段ガスのみを引き抜くことができ、還流ガスダクト及び還流ガス送風機等の腐蝕を抑制することができる。
(3)更に、本発明は、後燃焼ストーカへ供給される一次燃焼空気の量を最適化してストーカ上の燃え切り点以降のガス量を一定とし、これを後燃焼ストーカの上部空間から引き抜くようにしているため、乾燥・燃焼段ガスの攪拌・混合に必要な還流ガス量を確保することができる。
(4)加えて、本発明は、後燃焼ストーカに供給される一次燃焼空気の量を最適化しているため、ストーカ上の燃え切り点の位置によらず、乾燥ストーカ及び燃焼ストーカ上で発生する乾燥・燃焼段ガスを引き抜くことがなく、熱交換器へ入る後燃焼段ガス温度の変動を抑えることができ、熱交換器の余裕率を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を実施するためのストーカ式焼却炉の概略図である。
【図2】 還流ガスダクトに設置したレーザ式ガス濃度計を示し、(A)はレーザ発信部及びレーザ受信部を還流ガスダクトの径方向に配置した状態のレーザ式ガス濃度計の概略図、(B)はレーザ発信部及びレーザ受信部を還流ガスダクトの長手方向に配置した状態のレーザ式ガス濃度計の概略図である。
【図3】 従来のストーカ式焼却炉の概略図である。
【図4】 ストーカ上の燃え切り点の位置と後燃焼ストーカ上方のガスの性状を示す説明図である。
【符号の説明】
1はストーカ式焼却炉、4はストーカ、4aは乾燥ストーカ、4bは燃焼ストーカ、4cは後燃焼ストーカ、15はレーザ式ガス濃度計、A1は一次燃焼空気、G2は後燃焼段ガス。
Claims (2)
- 乾燥ストーカ、燃焼ストーカ及び後燃焼ストーカから成るストーカを備え、後燃焼ストーカ上で発生した後燃焼段ガスを炉外へ引き抜いてこれを還流ガスとして炉内へ吹き込むようにしたストーカ式焼却炉に於いて、後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスのO2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、何れか一つ又は複数のガス濃度を測定し、測定したガス濃度の値が設定値になるように後燃焼ストーカへ供給する一次燃焼空気の量を制御するようにしたことを特徴とするストーカ式焼却炉の制御方法。
- 後燃焼ストーカの上部空間から引き抜いた後燃焼段ガスのO2 濃度、CO濃度、CO2 濃度、HCl濃度、SO2 濃度のうち、何れか一つ又は複数のガス濃度をレーザ式ガス濃度計により測定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のストーカ式焼却炉の制御方法。
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