JP2009073256A - 車両用防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段を利用して車上荒らしや車両盗難などの犯罪を効果的に阻止できる車両用防犯システムを提供する。
【解決手段】 車両の窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段4,5と、車上荒らしや車両盗難などの犯罪による車両の異常を検出する車両異常検出手段2と、その車両異常検出手段2により車両の異常を検出したときに、その検出した異常に応じて遮光手段4,5を駆動装置41,51により駆動させて犯罪を阻止する犯罪阻止手段40,50とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用防犯システムに関する。
一般的に、夏季などの気温が高い(日差しが強い)ときに車両を駐車していると、日差し(日光)によってダッシュボード等が暖められて高温となり、そのダッシュボードが熱源(暖房装置)となって車室内の空気が暖められ、内装品などに大きなダメージを与える惧れがある。これを抑制するために、ユーザは降車時に窓ガラスを覆うように光を遮るもの(装置)を配置することがある。最近では、日射センサで日差しの強さと方向を検出し、また外気温センサと内気温センサで気温と室温とを検出するなどして、自動で日差しを遮るようにしたものも知られている。
特開平08−58367号公報 特開2004−123011号公報
特許文献1記載の技術は、車内に射し込む日光を遮断するサンシェードであり、自動車の窓ガラスを覆うカーテンを、使用時及び非使用時にも邪魔にならず、しかも車内空間を狭めることなく、簡単かつ迅速に操作できるようにそのカーテンの引き出しを許容し、かつカーテンをロール状に巻き取るカーテン巻取り手段を備えたものである。
特許文献2記載の技術は、車両が駐車時において日差しが当たる側の窓ガラスの透光率を優先的に低下させ、これにより調光ガラスの透過率を変化させるのに必要な電力の消費が増大することを抑制しつつ、車室内に注がれる日射量、つまり日射による熱負荷量を効率的に低減させて、駐車中に車室内の温度が上昇することを抑制する。
ところで、近年、車上荒らしや車両盗難などの犯罪が後を絶たない。そこで、車両(例えば、自動車)の使用者は、所有する車両において車上荒らしや車両盗難等の犯罪から守るため、例えば盗難防止装置を装着するなど自衛手段により被害発生を抑えている。ところが、それに対向するかの如く車上荒らしや車両盗難の手口が巧妙になってきており、その犯罪を有効に阻止することができる新たな盗難防止装置(システム)の開発が求められている。
本発明の課題は、上記実情に鑑みなされたものであり、窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段を利用して車上荒らしや車両盗難などの犯罪を効果的に阻止できる車両用防犯システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用防犯システムは、
車両の窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段と、
車上荒らしや車両盗難などの犯罪による車両の異常を検出する車両異常検出手段と、
その車両異常検出手段により車両の異常を検出したときに、その検出した異常に応じて遮光手段を駆動装置により駆動させて犯罪を阻止する犯罪阻止手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明によれば、遮光手段で車両の窓ガラスを透過する光を遮り、車両異常検出手段で車上荒らしや車両盗難などの犯罪による車両の異常を検出する。そして、車両異常検出手段により車両の異常を検出したときには、犯罪阻止手段が、遮光手段を利用(駆動)して車上荒らしや車両盗難などの犯罪を効果的に阻止することができる。すなわち、通常、駐車中などに車室内の室温の上昇を抑制するための遮光手段を利用することで、簡単に、また安価に実施することが可能である。
なお、犯罪阻止手段として、車両の周囲にその旨を報知するアラームを、車両異常検出手段により車両に異常が検出されたときの遮光手段の駆動と連動させて(組み合わせて)作動させることで一層効果的な車両用防犯システムを得ることができる。
車両用防犯システムの具体的な態様の第1として、遮光手段は、光の透過率を変更可能な遮光ガラスとされ、犯罪阻止手段は、駆動装置としての電源装置により遮光ガラスの光の透過率を低くして犯罪を阻止するように構成することができる。これによれば、遮光ガラスの光の透過率を低くすることで、その遮光ガラス越しに反対側(外側)を見ることが出来ない又は見難い状態となり、犯人に運転されて車両ごと盗難されることを阻止することができる。例えば、車両のフロントガラス及びバックガラスにおける光の透過率を低くすることが効果的である。
また、車両用防犯システムの具体的な態様の第2として、遮光手段は、遮光機能を有する遮光位置(展開位置)と該遮光機能を有さない格納位置(退避位置)との間を移動するサンシェードとされ、駆動装置は、サンシェードを遮光位置と格納位置との間で移動させるサンシェードアクチュエータとされ、犯罪阻止手段は、サンシェードアクチュエータによりサンシェードを遮光位置に移動させて犯罪を阻止するように構成することができる。これによれば、サンシェードが遮光機能を有する遮光位置に移動するので、そのサンシェードが窓ガラスを覆う状態(例えば、内側から覆う)となり、車室内への侵入を阻止又は抑止することができる。すなわち、もし窓ガラスが割られた場合にも、さらにサンシェードが盾(壁)となって存在するので、防犯効果が高まる。また、上述の遮光ガラスと同様に、犯人に運転されて車両ごと盗難されることを阻止する効果も奏する。
なお、サンシェードは、布状部材やプラスチック等で構成される板状部材によって形成することができる。
また、犯罪阻止手段は、サンシェードアクチュエータによりサンシェードを遮光位置と格納位置との間を連続的に移動させるように構成することができる。これによれば、車室内への侵入を効果的に阻止又は抑止するとともに、車両に対する異常を周囲に報知することができる。
また、サンシェードは、異常を検出したときの非常用サンシェードを含み構成され、犯罪阻止手段は、非常用サンシェードをサンシェードアクチュエータにより駆動させることにより、車両に対する異常を周囲に報知するように構成することができる。これによれば、非常用サンシェードが窓を覆うため、周囲が一目で車両に異常が発生していると認識することができるようになり、犯罪を阻止(限りなく最小限に抑える)することができる。
例えば、非常用サンシェードとしては、周囲に目立つ色(例えば、ボディー色の補色など)や、「異常発生」,「盗難発生」,「危険」など、この車両が盗難車と周囲が一目で認識できる文字情報(視認情報)を有するものでもよい。
車両異常検出手段は、浸入センサ、傾斜センサ、ショックセンサ、音センサ、ガラス割れセンサ、或いはフードカーテシ、ドアカーテシ、ドアロックポジションSW、プッシュスタートSWのセンサのいずれかである。これらのセンサを一つ、或いは複数組み合わせることで、より防犯効果が強化された車両用防犯システムとなる。
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る車両用防犯システムを概念的に示すブロック図、図2は危険レベルと車両異常との関係を示す図である。
図1に示すように、車両用防犯システム100は、図示しない車両の窓ガラスを透過する光を遮るための遮光装置1と、車上荒らしや車両盗難などの犯罪による車両の異常を検出するための車両異常検出手段としてのセンサ群2とを備えている。また、車両用防犯システム100は、車両の異常を報知するためのアラーム3(警報装置)を備えており、そのアラーム3に連動して遮光装置1を作動させることにより、一層効果的に上記犯罪を阻止できるものとなる。すなわち、車両用防犯システム100は、センサ群2により車両の異常を検出したときに、その検出した異常に応じて遮光装置1が作動して犯罪を阻止するようになっている。
遮光装置1は、車両の窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段として使用される遮光ガラス4(調光ガラス)とサンシェード5とを含み構成されている。遮光ガラス4は、光の透過率を変更可能であり、駆動装置41としての電源装置により遮光ガラス4の光の透過率を低くして犯罪を阻止することができる。また、サンシェード5は、遮光機能を有する遮光位置(展開位置)と遮光機能を有さない格納位置(退避位置)との間を駆動装置51(サンシェードアクチュエータ)により移動する。したがって、サンシェード5は、遮光位置に移動して犯罪を阻止することができる。さらに、サンシェード5は、遮光位置と格納位置との間を連続的に移動して犯罪を阻止することができる。また、サンシェード5は、異常を検出したときに車両に対する異常を周囲に報知するための非常用サンシェードを含み構成することができる。
遮光ガラス4の駆動装置41(電源装置)は、印加される電圧に応じて光透過率を変更するフィルム状の液晶フィルタと、遮光ガラス制御ECU40からの指令に基づいて該液晶フィルタへの印加電圧を変更する駆動回路とからなる。例えば、液晶フィルタは、車両のフロントガラス、バックガラス、各座席のドアガラスに貼り付けられ、それぞれに対応する駆動装置41が設けられている。そして、液晶フィルタは、所定電圧以上の電圧印加により遮光状態となり、それ以下の場合には透光状態(運転の妨げとならないレベルの光透過率を有する)となる。なお、本実施形態においては、液晶フィルタが設けられ、光透過率が変更可能なガラスのことを遮光ガラスという。
遮光ガラス制御ECU40は、CPU、ROM、RAM等を備える周知の構成を有し、操作装置42が、オートモードに設定されている場合に、センサ群2から入力された所定の信号に基づき駆動装置41に制御指令が出力されて駆動制御される(光透過率オート変更制御を実行する)。したがって、通常では、車両が走行中である場合(換言すれば、停止中でない場合)には、液晶フィルタへの電圧印加はなされないので、走行の妨げにならない透光状態(非遮光状態)が維持され、停止中である場合には、後述する日射センサ30、外気温センサ31及び内気温センサ32に基づき液晶フィルタへ電圧印加がなされて遮光状態となり、車室内の室温上昇を抑制する。また、操作装置42は、ユーザのマニュアルにて調光ガラスの光透過率の変更を行うマニュアルモードと、遮光ガラスの光透過率のオート変更するオートモードとを切替えることができる。
サンシェード5の駆動装置51(サンシェードアクチュエータ)は、サンシェード制御ECU50に接続するモータ駆動用の駆動回路と、サンシェード5の展開・格納するために正逆両方向に回転可能なモータとからなり、サンシェード5が例えば車両のフロントガラス、バックガラス、各座席のドアガラスを内側から蓋うように展開する。
サンシェード制御ECU50は、CPU、ROM、RAM等を備える周知の構成を有し、操作装置52が、オートモードに設定されている場合に、センサ群2から入力された所定の信号に基づき駆動装置51に制御指令が出力されて駆動制御される(サンシェードオート駆動制御を実行する)。なお、通常では、車両が停止中である場合(換言すれば、走行中でない場合)には、後述する日射センサ30、外気温センサ31及び内気温センサ32に基づき駆動回路にサンシェード展開駆動指令を送信してモータを駆動することにより、格納されていたサンシェード5を展開する。そして、サンシェード展開時に、駆動回路にサンシェード格納駆動指令を送信してモータを駆動することにより、展開されていたサンシェード5を格納する。また、操作装置52は、ユーザのマニュアルにてサンシェードの移動を行うマニュアルモードと、サンシェードの移動をオート変更するオートモードとを切替えることができる。
アラーム3は、例えばブザー6を含み構成され、ブザー音を警報出力して車両に対する異常を報知する。ブザー6の駆動装置61は、アラーム制御ECU60に接続するブザー駆動用の駆動回路を備える。アラーム制御ECU60は、CPU、ROM、RAM等を備える周知の構成を有し、操作装置52が、オートモードに設定されている場合に、センサ群2から入力された所定の信号に基づき駆動装置61に制御指令が出力されて駆動制御(警報出力)される。また、操作装置62は、ユーザのマニュアルにてブザーのブザー音を警報出力するマニュアルモードと、自動でブザー音を警報出力するオートモードとを切替えることができる。
次に、センサ群2について説明する。
傾斜センサ21は、車両の傾きを検出するもので、例えば傾斜に比例した液面レベルの変化を静電容量の変化として検出して電気信号に変換するセンサや静電容量式の変位センサ,渦電流方式の変位センサ,圧電方式の加速度センサ等の各種センサで構成することができる。
侵入センサ107は、車室内やトランクルーム内に侵入した静止物体および動物体を検出するもので、例えば、マイクロ波やミリ波などを利用する電波式センサ,超音波を利用する超音波式センサ等で構成することができる。
プッシュスタートスイッチ23は、メカニカルキーを用いることなく、所定のスイッチ操作によって信号を出力してエンジンを始動するためのものである。
フードカーテシ24は、フードの開閉を検知するもので、フードの開閉に応じた信号を出力する。
ドアカーテシ25は、ドアの開閉を検知するもので、ドアの開閉に応じた信号を出力する。そして、ドアカーテシ25は、各座席のドアやバックドア等それぞれに対応して設置される。
ガラス割れセンサ26は、車両の窓ガラスの破壊を検出するものであり、例えば窓ガラス等が割れた際の音をマイクロホン、超音波センサ等により検出し、ガラスの破壊を検知して検知信号を出力する。ショックセンサ27は、車両に対する衝撃(振動)を検出するためのもので、静電容量式の変位センサ,渦電流方式の変位センサ,圧電方式の加速度センサ等の各種センサで構成される。音センサ28は、所定の音(例えば、窓ガラスの破壊や鍵穴の抉じ開けなどにより発生する異音)をマイクロホン、超音波センサ等により検出する。
ドアロックポジションスイッチ29は、ドアロックの状態を検出するものであり、ドアがロック(閉状態)されているか、もしくはアンロック(開状態)されているかを検出して、その検出結果(ドアロックの有無)に応じた信号を出力する。また、日射センサ30は日射量を検出するものであり、外気温センサ31は車両の外気温度を検出し、内気温センサ32は、車室内の内気温度を検出するものである。
ここで、図2に示すように、遮光ガラス制御ECU40、サンシェード制御ECU50及びアラーム制御ECU60には、車両に対する危険レベル(本実施例においては6段階)が設定されており、その危険レベルごとに車両異常検出手段としてのセンサ群2におけるそれぞれのセンサが割り当てられている(記憶されている)。そして、車両の異常を検出したセンサを判定してその判定結果に基づいた危険レベルに応じて遮光装置1(遮光ガラス4やサンシェード5)を作動する。
次に、以上のように説明した本発明の実施形態に係る車両用防犯システムの処理の流れについて説明する。図3は本発明の実施形態に係る車両用防犯システムの処理の一例を示すフロー図である。まず、この車両用防犯システム100は、主に車両が停止(駐停車)状態となり車室内が無人のときに作動するものである。この例の処理は、遮光ガラス制御ECU40及び/又はサンシェード制御ECU50(以下、まとめて遮光制御ECU40,50ともいう)によって行われる。まず、シフトレバーがパーキングレンジにシフトされて、車両が停止状態で、センサ群2により車両の異常を検出すると(S1:Yes)、その信号は遮光制御ECU40,50に送信される。そして、遮光制御ECU40,50は、その入力信号に基づいて異常要因を判定する(S2)。すなわち、センサ群2の中からどのセンサで異常を検出したかを判定する。そして、その判定結果に基づいて遮光ガラス4やサンシェード5を駆動装置41,51により駆動する(S3)。そして、異常を検出したセンサが解除、或いは操作装置42,52により外部から駆動解除の操作が行われると(S4:Yes)、遮光ガラス4やサンシェード5の駆動が終了する。これにより、センサ群2から直接的に遮光制御ECU40,50に信号が送信されるので、車両の異常を検出してから短時間に遮光装置1を作動することができるので、より効果的に犯罪を阻止することができる(防犯効果が高まる)。
ここで、センサ群2の各センサに対応する遮光装置1の具体的な作動パターンについて説明する。ここで、車上荒らしや車両盗難などの車両犯罪は、車両に所有者以外が不正に浸入する場合と、積載、牽引などで車両ごと盗難する場合とが考えられる。これを検出するためにセンサ群2は車両の適所に設置されている。
例えば、車室内(車両)に浸入されるまでは、遮光装置1は、車両の周囲に異常を知らせる作動をする。具体的には、サンシェード5の展開・格納を連続で行う。また非常用のサンシェードを備えている場合には、その非常用サンシェードを展開・格納を行う。このときの異常を検出するセンサとしては、傾斜センサ21、ドアカーテシ25、ショックセンサ27、音センサ28、ドアロックポジションセンサ29が挙げられる。
また、窓ガラスが割られた場合には、ガラス割れセンサ26が異常を検出してその信号をサンシェード制御ECU50に送信し、瞬時にサンシェード5を遮光位置へと移動させる。これにより、窓から車室内への侵入に対し時間を稼ぐことができる。
最終的に車室内に浸入された場合には、遮光装置1は、運転されて車両ごと盗難されることを阻止又は抑止する作動をする。具体的には、フロントガラスやバックガラスに設置された遮光ガラス4やサンシェード5を作動する。これにより、車室内(例えば、運転席)から外側(例えば、前方後方)を視認できない状態となり、運転が不可能な状態を形成して盗難を阻止することができる。なお、各座席の窓ガラスにおいては、フロントガラスやバックガラスと同様に作動して運転が不可能な状態を形成してもよいし、車室内(車両)に浸入されるまでの作動と同様に周囲に異常を報知する作動としてもよい。このときの異常を検出するセンサとしては、侵入センサ22,プッシュスタートスイッチ23が挙げられる。
そして、車両ごと積載、牽引などによって盗難されそうな場合には、遮光装置1は車両の周囲に異常を知らせる作動をする。このときの異常を検出するセンサとしては、傾斜センサ21とドアカーテシ25が挙げられる。また、フードカーテシ24によってフードの開状態を検出した場合には、全窓ガラスの遮光装置1を作動する。これにより、例えばバッテリを外されて遮光装置1が作動できなくなることを未然に防ぐことができる。
このように、遮光装置1を異常要因(危険レベル)によって作動パターンを変更することで、より高い防犯効果を得ることができる。
続いて、車両用防犯システムの処理における別の例を説明する。図4は、遮光装置1とアラーム3とにおける各処理の流れの一例を、両者の間での信号の遣り取りとともに並列的に示したフロー図である。まず、遮光装置1では、T1〜T5において車室内が高温となるのを抑止するための通常の作動が行われる。すなわち、車両が駐車状態(停止状態)のときに(T1:Yes)、日射センサ30が日射量やその方向を検出した場合に(T2:Yes)、外気温センサ31及び内気温センサ32に基づき外気温が高い場合には(T3:Yes)、遮光ガラス4及び/又はサンシェード5を作動して窓ガラスからの光(日差し)を遮り、車室内が高温となるのを抑止する。そして、所有者によってアンロックがなされると(T5:Yes)、遮光装置1の通常作動は終了する。
一方、アラーム3では、車両が駐車状態(停止状態)のときに、センサ群2により車両の異常が検出され、その信号がアラーム制御ECU60に送信されると、その信号をアラーム制御ECU60が受信する(S11:Yes)。次いで、アラーム制御ECU60は、その入力信号に基づいて上述のように警報要因(異常要因)を判定する(S12)。そして、その判定結果の情報(信号)を遮光制御ECU40,50に向けて送信する。遮光制御ECU40,50はこれを受信して、アラーム3が作動中であると判断して(T5:Yes)、犯罪を阻止するために遮光装置1を作動する(T7)。
また、アラーム3では、ステップS12で警報要因を判定してその判定結果の情報(信号)をアラーム制御ECU60から遮光制御ECU40,50に向けて送信するとともに、アラーム制御ECU60が駆動装置61を制御してブザー6で警報を出力する(S13)。その後、異常を検出したセンサが解除、或いは操作装置62により外部から駆動解除の操作が行われると(S14:Yes)、アラーム制御ECU60が警報解除信号を遮光制御ECU40,50に送信するとともに、ブザー6の警報出力を終了する。
続いて、遮光装置1では、ステップT7で作動しているときに警報解除信号を受信することによりその作動を終了する。これにより、センサ群2からアラーム制御ECU60(アラーム3)を介して遮光制御ECU40,50(遮光装置1)に信号が送信されるので、そのシステム及び構造を簡易に構成することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る車両用防犯システムを概念的に示すブロック図。 危険レベルと車両異常との関係を示す図。 本発明の実施形態に係る車両用防犯システムの処理の一例を示すフロー図。 遮光装置とアラームとにおける各処理の流れの一例を示すフロー図。
符号の説明
1 遮光装置
2 センサ群
3 アラーム
4 遮光ガラス(遮光手段)
5 サンシェード(遮光手段)
6 ブザー
21 傾斜センサ(車両異常検出手段)
22 浸入センサ(車両異常検出手段)
23 プッシュスタートスイッチ(車両異常検出手段)
24 フードカーテシ(車両異常検出手段)
25 ドアカーテシ(車両異常検出手段)
26 ガラス割れセンサ(車両異常検出手段)
27 ショックセンサ(車両異常検出手段)
28 音センサ(車両異常検出手段)
29 ドアロックポジションスイッチ(車両異常検出手段)
30 日射センサ
31 外気温センサ
32 内気温センサ
40 遮光ガラス制御ECU(犯罪阻止手段)
41 駆動装置(電源装置)
42 操作装置
50 サンシェード制御ECU(犯罪阻止手段)
51 駆動装置(サンシェードアクチュエータ)
52 操作装置
60 アラーム制御ECU(犯罪阻止手段)
61 駆動装置
62 操作装置
100 車両用防犯システム

Claims (6)

  1. 車両の窓ガラスを透過する光を遮るための遮光手段と、
    車上荒らしや車両盗難などの犯罪による車両の異常を検出する車両異常検出手段と、
    その車両異常検出手段により前記車両の異常を検出したときに、その検出した異常に応じて前記遮光手段を駆動装置により駆動させて前記犯罪を阻止する犯罪阻止手段と、
    を備えることを特徴とする車両用防犯システム。
  2. 前記遮光手段は、光の透過率を変更可能な遮光ガラスとされ、
    前記犯罪阻止手段は、前記駆動装置としての電源装置により前記遮光ガラスの光の透過率を低くして前記犯罪を阻止する請求項1に記載の車両用防犯システム。
  3. 前記遮光手段は、遮光機能を有する遮光位置と該遮光機能を有さない格納位置との間を移動するサンシェードとされ、
    前記駆動装置は、前記サンシェードを前記遮光位置と格納位置との間で移動させるサンシェードアクチュエータとされ、
    前記犯罪阻止手段は、前記サンシェードアクチュエータにより前記サンシェードを遮光位置に移動させて前記犯罪を阻止する請求項1に記載の車両用防犯システム。
  4. 前記犯罪阻止手段は、前記サンシェードアクチュエータにより前記サンシェードを前記遮光位置と格納位置との間を連続的に移動させる請求項3に記載の車両用防犯システム。
  5. 前記サンシェードは、前記異常を検出したときの非常用サンシェードを含み構成され、
    前記犯罪阻止手段は、前記非常用サンシェードを前記サンシェードアクチュエータにより駆動させることにより、車両に対する異常を周囲に報知する請求項3又は4に記載の車両用防犯システム。
  6. 車両異常検出手段は、浸入センサ、傾斜センサ、ショックセンサ、音センサ、ガラス割れセンサ、或いはフードカーテシ、ドアカーテシ、ドアロックポジションSW、プッシュスタートSWのセンサのいずれかである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用防犯システム。
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