JP2009072692A - 籾摺選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降機底部に残粒を回収するためのポケットを備える引出部を昇降機内に昇降機と一体形成して設けて、コストダウンを図るとともに、機能的かつコンパクトな籾摺選別装置を提供する。
【解決手段】籾還元昇降機7の底部に引出可能な引出部31を備えるとともに、引出部31の引出方向下手側に穀粒回収用のポケット33を備えるものである。また、ポケット33は、籾還元昇降機7の底部に設けた仕切板39の下方に配置し、ポケット33の容積v´は、引出部31上方であって、引出部31と、籾還元昇降機7のバケット7aの軌跡lとの間に有するスペースsの容積vに略等しい。そして、引出部31は、機体中央部に設けた籾還元昇降機7に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備える。
【選択図】図7
【解決手段】籾還元昇降機7の底部に引出可能な引出部31を備えるとともに、引出部31の引出方向下手側に穀粒回収用のポケット33を備えるものである。また、ポケット33は、籾還元昇降機7の底部に設けた仕切板39の下方に配置し、ポケット33の容積v´は、引出部31上方であって、引出部31と、籾還元昇降機7のバケット7aの軌跡lとの間に有するスペースsの容積vに略等しい。そして、引出部31は、機体中央部に設けた籾還元昇降機7に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、穀粒を揚穀する昇降機を備える籾摺選別装置に関し、より詳細には、昇降機の底部に引出可能な引出部を備えるとともに、引出部の引出方向下手側に穀粒回収用のポケットを備えることに関する。
従来の籾摺選別装置には、例えば、風選部と、揺動選別部との間であって、風選部で風選した穀粒を、揺動選別部に供給する混合米タンク内に揚穀するための昇降機を備え、この昇降機は、下部に穀粒供給口および上部に穀粒排出口が設けられ、さらに昇降機内の上部と下部にそれぞれ設けられたプーリを巻装するベルトには、一定間隔で複数のバケット10が取付けられるとともに、昇降機内側壁には、昇降機内底部に噴射口を向けたエアノズルを備えるものがある。(特許文献1)
しかし、このような従来の籾摺選別装置では、昇降機底部に溜った残粒を除去する際、エアノズルからエアなどを噴射して吹き上げられた残粒を、バケットで掬い、混合米タンクに揚穀するが、これでは昇降機底部に溜った残粒を容易に全て除去することができない。そこで、昇降機底部にシャッターを設け、このシャッターを開放して残粒除去を行うものもあるが、この場合、シャッター開放時に残粒を落下させるスペースが必要となり、籾摺選別装置の高さを低くすることができず、装置のコンパクト化が図れないとともに、さらには、落下させた残粒を回収するために別途受け皿などを設置する必要もあり、無駄にコストアップしてしまうという問題があった。
そこで、この発明の目的は、昇降機底部に残粒を回収するためのポケットを備える引出部を昇降機内に昇降機と一体形成して設けることで、コストダウンを図るとともに、機能的かつコンパクトな籾摺選別装置を提供することにある。
そこで、この発明の目的は、昇降機底部に残粒を回収するためのポケットを備える引出部を昇降機内に昇降機と一体形成して設けることで、コストダウンを図るとともに、機能的かつコンパクトな籾摺選別装置を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、穀粒を揚穀する昇降機を備える籾摺選別装置において、前記昇降機の底部に引出可能な引出部を備えるとともに、前記引出部の引出方向下手側に穀粒回収用のポケットを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記ポケットは、前記昇降機の底部に設けた仕切板の下方に配置することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記ポケットの容積は、前記引出部上方であって、前記引出部と、前記昇降機のバケットの軌跡との間に有するスペースの容積に略等しいことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記引出部は、機体中央部に設けた籾還元昇降機に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、穀粒を揚穀する昇降機を備える籾摺選別装置において、昇降機の底部に引出可能な引出部を備えるとともに、引出部の引出方向下手側に穀粒回収用のポケットを備えるので、別途残粒回収のためのスペースを昇降機の底部に設けるとともに、残粒回収用の受け皿などを設ける必要がなく、揚穀後に昇降機の底部に残った穀粒を、引出部を引き出すことによりポケットに収納して容易に回収することができる。従って、作業性が向上するとともに、コストダウンを図り、機能的かつコンパクトな籾摺選別装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ポケットは、前記昇降機の底部に設けた仕切板の下方に配置するので、引出部を引き出す際に、引出部の上面に残留した穀粒を、仕切板によってポケット内に誘導して、容易に収納することができる。従って、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ポケットの容積は、引出部上方であって、引出部と、昇降機のバケットの軌跡との間に有するスペースの容積に略等しいので、揚穀後に昇降機の底部に残った穀粒の全量を、引出部を引き出すことにより、昇降機の底部にあふれこぼすことなく、ポケットに収納して容易に回収することができる。従って、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、引出部は、機体中央部に設けた籾還元昇降機に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備えるので、籾還元昇降機の底部に残留した穀粒を、籾ホッパ内に容易、かつ迅速に還元することができるとともに、機体の左右方向に引き出し幅を必要とせず、装置設置の自由度を向上することができる。従って、作業性が向上するとともに、コンパクトな籾摺選別装置を提供することができる。
以下図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の一例としての籾摺選別装置の左側面図、図2は籾摺選別装置を左前方からみた斜視図、図3は籾摺選別装置の平面図、図4は籾摺選別装置内部の側面模式図である。
図1は、この発明の一例としての籾摺選別装置の左側面図、図2は籾摺選別装置を左前方からみた斜視図、図3は籾摺選別装置の平面図、図4は籾摺選別装置内部の側面模式図である。
この例の籾摺選別装置1は、図1〜図3に示すように、機体上部中央に籾ホッパ2と、この籾ホッパ2の側面視背面には、混合米昇降機3と混合米タンク4が連設される。さらに機体前端には、籾殻排出筒5および機体後端に玄米昇降機6が備えられ、玄米昇降機6の上部後端に仕上米出口9が設けられている。また、機体中央の左側部には、籾還元昇降機7が設けられる。
そして、図4に示すように、主軸11aと副軸11bとからなる籾摺ロール11cを有する籾摺部11の下方には、籾摺ロール11cで籾摺され、得られた粃や玄米などの混合米(混合穀粒)が通過する風選路12aを有する風選部12が配設される。この籾摺ロール11c下方であって、風選路12a終端下部の機体前部(側面視左端)には混合米に吸引作用する吸引ファン13、この吸引ファン13の後部(側面視右隣)であって、籾摺ロール11cの下方には、風選路12aから混合米中の小米を含む粃(中間穀粒)が落下する粃排出樋14、さらに粃排出樋14の後部には、混合米中の籾や玄米(選別穀粒)が落下する混合米受樋15などが列設される。なお、図1〜2は、籾摺部11の内部が見えるようにカバー24を開けた状態が示されたものである。
混合米受樋15に落下した籾や玄米を搬送する図示しない螺旋の搬送終端側は、側面視機体背面側に立設され、複数のバケット3aを備える混合米昇降機3に連通し、この混合米昇降機3の揚穀終端側は混合米タンク4に連通されている。
さらに、混合米タンク4の下方には、混合米を搬送する均分樋17を有し、この均分樋17の下方には揺動選別部18が備えられる。この揺動選別部18は、均分樋17の搬送終端側に複数の流路からなる分配ケース18aと、分配ケース18aの側方に有し、多段からなる揺動選別板18bと、揺動選別板18bの前部および中央部にそれぞれ配設される籾仕切板18c、玄米仕切板18dなどから構成される。
揺動選別部18の下方には、選別部18の前部から順に籾用流路19、混合米用流路20、玄米用流路21がそれぞれ配設される。そして、籾用流路19の終端に有する返り籾入口部16aが、返り籾出口部16bを介して側面視手前に備えられる図4に示す複数のバケット7aを備える籾還元昇降機7に連通され、この籾還元昇降機7の上部は、籾ホッパ2に連通される。また、混合米用流路20と玄米用流路21の間には玄米の機内循環と機外排出とを切り替える切替弁22が設けられる。そして、機体後端には玄米用流路21が下部に連設され、複数のバケット6aを備える玄米昇降機6が立設される。なお、ベルトに取付けられたバケット3a,6a,7aは、それぞれ図示しない駆動モータにより回転するプーリで上下に循環される。
また、符号23は、籾摺選別装置1を運転操作する操作盤で、装置各部を駆動制御する不図示のコントローラが内臓されている。
ここで、籾摺選別装置1を使用して籾摺作業を行うときは、籾ホッパ2に籾(原料穀粒)を供給し、操作盤23の図示しないスイッチにより機体各部を駆動させ、籾ホッパ2底部に有する不図示のシャッタ板を開いて、籾摺ロール11cに供給された籾が籾摺された後、落下した混合米は風選路12aで風選され、最も軽い籾殻は吸引ファン13により吸引され、籾殻排出筒5を介して機外に排出される。
そして、風選路12aで風選された比較的軽い粃(小米を含む)は、粃出口14から排出される。一方、重量の重い玄米と籾摺を損ねた籾との混合米は受樋15に落下し、混合米昇降機3のバケット3aで揚穀されて混合米タンク4に供給された後、均分樋17および分配ケース18aを介して揺動選別板18bに供給される。なお、粃出口14から排出された粃を、図示しない粃還元装置を介して籾還元昇降機7内に移送し、バケット7aにより籾ホッパ2に還元してもよい。
混合米は、揺動選別板18bでの揺動により、小さく比重の重い玄米は揺上側に、また玄米よりも大きく比重の軽い籾は揺下側に、さらに中間部分には分離されない籾と玄米との混合米がそれぞれ偏流分布しながら選別される。
揺動選別板18bで選別された玄米などの穀粒は、籾仕切板18cと玄米仕切板18dで仕切られ、揺動選別板18bより排出される。このとき、切替弁22は揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が不安定な際、混合米用流路20と玄米用流路21との間を連通させて、混合米と玄米を再度受樋15に流入させるようにするが、揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が安定すると、混合米用流路20と玄米用流路21との間を遮断させるように切り替えられる。
その結果、混合米が混合米用流路20に落下し、受樋15を介して再度選別部18に搬送され、玄米は玄米用流路21から玄米昇降機6のバケット6aにより揚穀され、機外に取り出される。また、返り籾(返り穀粒)は籾用流路19から流入した返り籾入口部16aを介して返り籾出口部16bから籾還元昇降機7内に流入し、バケット7aにより籾ホッパ2に還元され、再度籾摺される。
次に、本願発明の特徴である昇降機の引出部について、その具体的構成を説明する。図5は混合米昇降機下部の内部を示す左側面模式図、図6は引出部および混合米昇降機底部の平面断面模式図、図7は引出部を引き出した混合米昇降機下部を左側面方向から見た斜視図、図8は混合米昇降機の正面図である。
籾摺選別装置1には、昇降機として、混合米昇降機3、玄米昇降機6および籾還元昇降機7を備えており、ここでは、引出部の詳細を、籾還元昇降機7を用いて説明するが、混合米昇降機3および玄米昇降機6にも同様に備えられる、もしくは適用し得るものとする。
籾還元昇降機7の底部には、図5〜6に示すように、籾還元昇降機7における底部の一部を形成するとともに、籾還元昇降機7の外枠7c(外側壁)に内設し、籾還元昇降機7に略同形状および略等しい大きさを有する、例えば機体前方(機体後方であってもよい)に引き出し可能な、籾還元昇降機7と同じ材質の金属製などからなる引出部31が備えられる。
なお、籾還元昇降機7の底部における前部は開口されており、引出部31の前面を、鉛直方向で籾還元昇降機7の前部側壁と一致させて、引出部31が籾還元昇降機7の底部に収納される。
この引出部31は、図6〜7に示すように、浅い箱型の収納ケースであって、前端部上面から後部の中途部まで上面が底シャッター32で覆設されるとともに、後部上面は開口されたポケット33が備えられる。なお、引出部31が機体後方に向けて引き出される構成であれば、後端部上面から前部の中途部まで上面が底シャッター32で覆設されるとともに、前部上面は開口されたポケット33が備えられる。
そして、ポケット33は、図5に示すように、引出部31が籾還元昇降機7の底部に収納された状態においては、接触する底シャッター32の上面から籾還元昇降機7の外枠7cの前後内壁に斜設された前後仕切板39a,39b(仕切板39)の、例えば後仕切板39b下方に位置するように備えられる。なお、前後仕切板39a,39bは、後述するバケット7aの軌跡lに接触しない位置に設けられるとともに、籾還元昇降機7の底部に落下する穀粒を、引出部31の前部および後部のポケット33(ポケット33は前部であってもよい)へ落下させず、底シャッター32上面に誘導する。また、引出部31の前面には、把持部34が取付けられる。
籾還元昇降機7内には、図5に示すように、上下に設けられたプーリ35(図中では下部のプーリ35のみ示す)に巻回されるベルト36に、等間隔で複数のバケット7aが取付けられており、このバケット7aが、プーリ35の駆動によりベルト36を介して籾還元昇降機7内の下部を下方向から上方向に反転する。そして、この反転の際に生じる各バケット7a先端部が円弧を描くように移動する軌跡lに接触せず、かつ軌跡lよりもやや低く、軌跡lと底シャッター32との間に隙間cを有する位置に底シャッター32を位置させるとともに、引出部31は、この底シャッター32を上面とする籾還元昇降機7底部までの高さhを有する構成とされる。
さらに、底シャッター32上であって、後述するエアノズル37近傍の高さに至るまでの、底シャッター32上および前後仕切板39a,39b上と、バケット7aの軌跡lとの間のスペースsの容積vは、ポケット33の容積v´と略等しい容積とされる。
また、籾還元昇降機7下部内であって、例えば籾還元昇降機7の前後壁などには、混合米昇降機3の底部に溜った残粒を吹き上げて、バケット7a内に掬い入れて回収するための、複数のエアノズル37が、噴射口を籾還元昇降機7の底部に向けて設けられる。これは、上述したように特開2007−45628号公報などに開示される周知技術であるため、詳述は省略する。
ここで、籾摺選別装置1の稼動時に、揺動選別部18などから籾還元昇降機7に還元され、穀粒還元口7bやバケット7aなどからこぼれて、籾還元昇降機7の底部に落下して残留した籾などの穀粒を回収する際には、装置の稼動を一時停止した後、オペレータは、図7に示すように、把持部34を握って籾還元昇降機7から引出部31が機体前方(後方でもよい)に引き出される。
このとき、底シャッター32上および前後仕切板39a,39b上に堆積した穀粒は、引出部31の摺動に伴い、後仕切板39b上(前仕切板39a上でもよい)を誘導されてポケット33内に収納されるとともに、前仕切板39a(後仕切板39bでもよい)の下端部に接触して、ポケット33内に落下し、引出部31内に収納される。
その結果、混合米昇降機3前方(後方でもよい)に引き出された引出部31から残粒が容易に取り出される。なお、籾還元昇降機7の底部に残留する穀粒量は、最大でも底シャッター32上と、バケット7aの軌跡lとの間であって、エアノズル37近傍の高さまでのスペースsに滞留する容積v分となるため、ポケット33の容積をこの容積vに等しいv´にしたことから、引出部31を引き出した際、籾還元昇降機7の底部に残留する穀粒の全てをポケット33に収納することができ、引出部31を籾還元昇降機7の底部から引き抜いたときに、穀粒がポケット33から溢れ出て、籾還元昇降機7の底部に残留してしまうことを防ぐことができる。
このような構成にすることで、揚穀後に籾還元昇降機7の底部に残った穀粒の全量を、引出部31を引き出すことにより容易に回収できるとともに、それら残粒を籾ホッパ2などに迅速に還元することができる。また、引出部31の引き出しに必要なスペースが、籾還元昇降機7の前後方向のみでよく、図8に示すように、引出部31の左右周辺に、装置から突設される部材や、装置本体あるいは設置スペースの端部など障害物38を有する場合であっても、引出部31の引き出しが妨げられない。
また、機体の左右幅をさらに広く使用する必要がなく、装置設置の自由度を上げることができるとともに、籾還元昇降機7の底部に引出部31を内設するため、別途残粒回収用の受け皿や、残粒回収のためのスペースを籾還元昇降機7の底部下方に設けたり、装置の高さを高くする必要がなく、コンパクトな装置にすることができる。そして、残粒回収時に、籾還元昇降機7底部におけるスペースsの容積vと、引出部31におけるポケット33の容積v´とが略等しいため、籾還元昇降機7の底部に残った穀粒の全量をポケット33内に収納でき、それら残粒を容易に回収することができる。さらに、ポケット33は、後仕切板39b(仕切板39)の下方に配置するので、引出部31を引き出す際に、底シャッター32の上面に残留した穀粒を、後仕切板39bによってポケット33内に誘導するとともに、前仕切板39aに接触させてポケット33内に容易に収納することができる。
一方、引出部31内の残粒を回収後、引出部31を籾還元昇降機7の底部に再び設置して、籾摺選別装置1を稼動させた際、バケット7aの軌跡lと、底シャッター32との間の隙間cの間隔が狭いため、籾還元昇降機7の穀粒還元口7bやバケット7aからこぼれて籾還元昇降機7の底部に落下した残粒の堆積を少なくできるとともに、エアノズル37からの噴風により籾還元昇降機7底部に有する残粒を吹き上げる際にも、隙間cの間隔が狭いため、吹き上げられた残粒がバケット7a内に掬い入れ易くなり、効率的に残粒を回収することができる。
なお、上述したように、引出部31は、籾還元昇降機7への設置に限定されず、混合米昇降機3および玄米昇降機6などにも設置してもよく、その場合各昇降機においても上述同様の効果が得られる。また、これら昇降機は、バケット式に限定されず、スクリューコンベア式など他の方法で揚穀するものであってもよい。
以上詳述したように、この例の籾摺選別装置1は、穀粒を揚穀する籾還元昇降機7(昇降機)を備え、籾還元昇降機7の底部に引出可能な引出部31を備えるとともに、引出部31の引出方向下手側に穀粒回収用のポケット33を備えるものである。加えて、ポケット33は、籾還元昇降機7の底部に設けた仕切板39の下方に配置し、ポケット33の容積v´は、引出部31上方であって、引出部31と、籾還元昇降機7のバケット7aの軌跡lとの間に有するスペースsの容積vに略等しい。そして、引出部31は、機体中央部に設けた籾還元昇降機7に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備える。
1 籾摺選別装置
7 籾還元昇降機7
7a バケット
7b 穀粒還元口
7c 外枠
31 引出部
32 底シャッター
33 ポケット
34 把持部
35 プーリ
36 ベルト
37 エアノズル
38 障害物
39 仕切板
39a 前仕切板
39b 後仕切板
c 隙間
l 軌跡
h 高さ
s スペース
v,v´ 容積
7 籾還元昇降機7
7a バケット
7b 穀粒還元口
7c 外枠
31 引出部
32 底シャッター
33 ポケット
34 把持部
35 プーリ
36 ベルト
37 エアノズル
38 障害物
39 仕切板
39a 前仕切板
39b 後仕切板
c 隙間
l 軌跡
h 高さ
s スペース
v,v´ 容積
Claims (4)
- 穀粒を揚穀する昇降機を備える籾摺選別装置において、
前記昇降機の底部に引出可能な引出部を備えるとともに、前記引出部の引出方向下手側に穀粒回収用のポケットを備えることを特徴とする籾摺選別装置。 - 前記ポケットは、前記昇降機の底部に設けた仕切板の下方に配置することを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
- 前記ポケットの容積は、前記引出部上方であって、前記引出部と、前記昇降機のバケットの軌跡との間に有するスペースの容積に略等しいことを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
- 前記引出部は、機体中央部に設けた籾還元昇降機に、機体の前方向もしくは後方向に引き出し可能に備えることを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
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- 2007-09-20 JP JP2007243916A patent/JP2009072692A/ja active Pending
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