JP2009072618A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤ユニットの不正な取り外しを確実に防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】紐状の回動禁止部材36の一端が固着されている楔部材30を第2内レール28に回動自在に組み込む。ガイドレール枠19を遊技盤ユニット16に取り付ける際に、楔部材30を楔部材挿通孔4d、挿通孔18aの順に挿通させてから、楔部材30の係合部33をキーシリンダー53の略十字状に形成されている挿通開口54aから本体部54に挿入し、係合部33を本体部54の内部に設けられている係止爪54bに係止させる。回動禁止部材36の他端に設けられている封止部材41の封止部47を穴部48に嵌め込む。回動禁止部材36の長さは、楔部材30を90度以上回動させることができないような長さに設定されているので、楔部材30の回動量は回動禁止部材36によって90度未満に制限される。
【選択図】図9

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機であるパチンコ機は、遊技媒体であるパチンコ球に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。パチンコ機は、遊技盤の背面や遊技盤を装着させる本体基部に、パチンコ球の供給に基づいて作動させる各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。
最近のパチンコ機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
ところで、遊技場でパチンコ機の入替を行うときには、取り付け枠を含む本体基部ごと取り外して交換することが通常である。しかし、パチンコ機を構成する部品には、そのまま流用可能なものも含まれているのが実情で、機種入替時のコストアップの大きな原因となっている。このため、流用可能な部品を遊技場に据え置きにし、新たに変更になる部品のみを交換することが現在検討されている。この場合、本体基部、遊技の際の基本動作を行うパチンコ球発射装置や払い出し装置、演出効果を行うランプやスピーカを遊技場に据え置きにし、遊技盤、図柄可変表示装置、制御回路装置などをユニット化した遊技盤ユニットを交換することが一般的に考えられる。このため、遊技盤ユニットは、本体基部に着脱可能となっている。
しかし、遊技盤ユニットは本体基部に着脱可能なため、遊技盤ユニットを不正に取り外し、各種入賞口や入賞球装置、障害釘などが改変された不正な遊技盤ユニットに取り替えられることがあった。また、遊技盤ユニットを取り外すと制御回路装置が露呈されるため、遊技盤ユニットを不正に取り外し、本体基部内部または遊技盤ユニットの背面に取り付けられた制御回路装置の制御プログラムが不正に改変されてしまうという問題があった。
現在、この問題を解決する方法として、例えば、楔状に形成された連結部材(楔部材)によって本体基部と遊技盤ユニットとを継合するという方法が検討されている。この方法によると、本体基部と遊技盤ユニットとの継合を解除する場合、連結部材を破壊し、連結部材の再使用を不可能にすることができる。これにより遊技盤ユニットを不正に取り外して制御回路装置に違法な細工を施すといった不正行為を防止することができる。
しかしながら、本体基部や遊技盤ユニットに組み込まれている制御回路装置の修理又はメンテナンス作業を行うにあたって連結部材を破壊すると、その都度新しい連結部材を用意しなければならず、コストが増大してしまうといった問題が生じる。また、連結部材を破壊して遊技盤ユニットを不正に取り外し、偽造した連結部材によって再び遊技盤ユニットと本体基部とが継合された場合、遊技盤ユニットが不正に取り外れたか否かを識別することができないといった問題が生じる。さらに、上述したような連結部材を用いた場合、修理又はメンテナンス作業の行われた回数を識別することができないといった問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技盤ユニットの不正な取り外しを確実に防止することができ、また、遊技盤ユニットが取り外れた回数を容易に確認することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤を有する遊技盤ユニットと、前記遊技盤ユニットが着脱自在に取り付けられる本体基部とを備えたものであり、前記遊技盤ユニットに、前記遊技領域とは反対側となる前記遊技盤ユニットの背面側に突出する楔部材を回動自在に設けるとともに、複数の穴部を形成し、前記本体基部に、前記楔部材が挿入された場合に前記楔部材を挿入方向とは反対方向に脱不可状態に係止する係止部を設けるとともに、前記係止部に係止された前記楔部材が所定量回動された場合に前記係止を解除して前記楔部材を前記本体基部から脱可能状態にする係止解除部を設け、前記穴部に挿入された場合に前記穴部に脱不可状態に係止される封止部を、前記穴部のそれぞれに対応するように複数設け、一端を前記楔部材の回動中心となる軸部の周面に固着状態とするとともに、他端を前記封止部のいずれかに固着状態とする紐状であり、前記封止部が前記穴部に脱不可状態に係止された場合に前記楔部材が前記所定量回動することを禁止する回動禁止部材を、前記封止部のそれぞれに対応するように複数設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記穴部のそれぞれは、前記楔部材の軸心からの距離が互いに異なる位置に形成され、前記回動禁止部材のそれぞれの長さは、互いに異なる。
本発明の遊技機よれば、遊技盤ユニットを本体基部に取り付けるときに、複数ある回動禁止部材の中から所定の回動禁止部材を選択して、その回動禁止部材に対応している穴部に封止部を挿入し、遊技盤ユニットを本体基部から取り外すときに、回動禁止部材を破壊してから楔部材と係止部との係止を解除して遊技盤を本体基部から取り外すようにしたので、回動禁止部材が破壊された痕跡により遊技盤ユニットが本体基部から取り外されたことを容易且つ確実に確認することができる。これにより遊技盤ユニットの不正な取り外しを防止することができる。また、穴部に差し込まれている封止部から遊技盤ユニットが本体基部から取り外された回数を確認することができ、これにより修理やメンテナンス作業の回数を容易に知ることができる。さらに、所定の穴部に所定の封止部が挿入されているか否かを確認することにより、遊技盤ユニットが不正に取り外されたか否かを容易に識別することができる。よって、遊技盤ユニットの不正な取り外しを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、構造物を遊技盤から取り外すことにより楔部材を容易に取り外すことができる。これにより楔部材の交換作業を効率良く、且つ低コストに行うことができる。
図1に示すように、パチンコ機(遊技機)2は、本体基部3の内部に遊技盤4が配設されており、本体基部3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。
遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置9が設けられている。図柄可変表示装置9の周りには、始動入賞口10、通常入賞口11、アタッカ12、アウト口13、飾り14が設けられている。また、遊技盤4の略中央には、センター役物15が設けられており、センター役物15に形成された開口15aを介して、図柄可変表示装置9を視認することができる。
遊技者は、供給皿6にパチンコ球7を投入してパチンコ球7を供給皿6内に設けられた誘導路を介して球発射装置へと導き、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置の駆動を制御することで、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けてパチンコ球7を打ち出す。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で各入賞口10, 11及びアタッカ12のいずれかに入るか、あるいはアウト口13から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造体は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、前面扉5は、本体基部3の前面に開閉自在に取り付けられている。前面扉5の内側には、視認可能なガラスが取り付けられている。なお、前面扉5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、ガラスを通して遊技盤4の遊技領域4aを流下していくパチンコ球7を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体基部3の内部にも触れることができないようになっている。
図3に示すように、本体基部3には、略矩形状の開口3bが形成された略矩形状の枠体である遊技盤ユニット取り付け部3aが設けられている。遊技盤ユニット16は、遊技盤ユニット取り付け部3aに交換可能に係止されており、遊技盤ユニット取り付け部3aに遊技盤ユニット16が取り付けられた際には、開口3bに後述する制御回路装置21が嵌め込まれる。
遊技盤ユニット係止部材17は、係止部17aと円柱状の回動支持軸17bとから構成されている。係止部17aは、略楕円状に形成されている。係止部17aは回動支持軸17bの一端に回動自在に軸着されており、回動支持軸26の他端は遊技盤ユニット取り付け部3aに固着されている。回動支持軸17bのうち、係止部17aと遊技盤ユニット取り付け部3aとの間に露呈されている部位の長さは遊技盤4の厚さtよりもやや長くなっている。
図3及び図6に示すように、遊技盤ユニット16は、遊技盤4、支持体18及びガイドレール枠(構造物)19を備え、詳しくは後述するが、遊技盤4は、支持体18とガイドレール枠19との間に配され、支持体18とガイドレール枠19とで挟持された状態となる。
遊技盤4の右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット係止部材17が挿通され、遊技盤ユニット係止部材17を係止するための係止部材係止孔4bが形成されている。係止部材係止孔4bは遊技盤ユニット係止部材17が挿通可能な大きさで、係止部17aと係止可能となるように形成されている。遊技盤4の四隅には、後述するガイドレール枠係止部材22を係止するための係止部材挿通孔4cが形成されている。係止部材挿通孔4cはガイドレール枠係止部材22が挿通可能な大きさで、後述する係止つまみ24が係止可能となるように形成されている。遊技盤4の右側端部には後述する楔部材30が挿通される楔部材挿通孔4dが形成されている。
図4に示すように、遊技盤ユニット16を本体基部6に取り付ける際には、遊技盤ユニット係止部材17の係止部17aは長手方向が鉛直方向に向けられた取付位置にセットされる。遊技盤4の遊技領域4aの反対側となる遊技盤4の背面側から、遊技盤ユニット係止部材17の係止部17aが係止部材係止孔4bに挿通され、係止部17aが回動自在となるように係止部材係止孔4bから突出する。
図5に示すように、係止部17aが係止部材係止孔4bから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回動されると、係止部17aは、本体基部3と遊技盤ユニット16とを一体に保持する保持位置にセットされる。係止部17aは、保持位置への回動によって、係止部材係止孔4bと係合し、係止部材係止孔4bから挿脱不能となり、遊技盤ユニット16を係止する。
図6に示すように、支持体18は略板状に形成されており、支持体18の前面には複数のリブ18aが設けられ、これらリブ18aにより球通路18bが形成される。遊技を行った際に各入賞口10, 11、アタッカ12及びアウト口13に入ったパチンコ球7は、リブ18aにより形成された球通路18bを通過して所定の受け部に誘導される。支持体18の背面には、図柄可変表示装置9の他に、パチンコ機2に組み込まれている各種装置の駆動を制御する制御回路装置21が設けられている。支持体18の右側端部には、後述する楔部材30が挿通される挿通孔18cが形成されている。
支持体18の四隅にはガイドレール枠係止部材22が設けられている。ガイドレール枠係止部材22は、遊技盤ユニット係止部材17とほぼ同様の構成になっているので詳しい説明は省略するが、ガイドレール枠係止部材22は、円柱状の軸部23と、軸部23の先端部に回動自在に設けられた係止つまみ24とから構成されている。係止つまみ24を、遊技盤4の係止部材挿通孔4c及びガイドレール枠19のつまみ係止孔25cを挿通した後に、つまみ係止孔25cに対して水平位置から鉛直位置へと略90度回動することで、遊技盤4を挟持した状態で支持体18とガイドレール枠19との係止を行うことができる。
ガイドレール枠19は、板状に形成され前面の外周にリブが形成された枠本体25に、外レール26、第1内レール27、第2内レール28が取り付けられた構成となっている。枠本体25、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、外レール26と第1内レール27との間は、打ち出されたパチンコ球7を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部25aとなる。また、枠本体25の中央には、遊技におけるパチンコ球7の移動を規制するための開口25bが形成され、その下方に各入賞口10, 11及びアタッカ12のいずれにも入賞しなかったパチンコ球7を所定の受け部に導くためのアウト口29の前面装飾29aが形成されている。なお、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は、それぞれ図示しないビス等により枠本体25に組み付け固定される。
枠本体25の四隅には、支持体18に設けられたガイドレール枠係止部材22を挿通し、挿通したガイドレール枠係止部材22の係止つまみ24を係止するためのつまみ係止孔25cが形成されている。第1内レール27の下側端部には、つまみ係止孔25cから突出した係止つまみ24を回動(操作)可能に露呈するためのつまみ露呈溝27bが形成されている。第2内レール28の下側端部には、つまみ係止孔25cから突出した係止つまみ24を回動(操作)可能に露呈するためのつまみ露呈開口28bが形成されている。つまみ露呈開口28bから露呈された係止つまみ24を回動操作することにより、ガイドレール枠19を遊技盤4に対して着脱自在に設けることが可能となる。
第2内レール28には楔部材30が設けられている。楔部材30は本体基部3と遊技盤ユニット16とを継合するためのものである。図7に示すように、楔部材30は、略円柱形状の第1、第2軸部31、32、係合部33、鍔部34、及び操作つまみ部35から構成されており、これらは樹脂で一体に成形されている。第1軸部31、第2軸部32は軸心が同一となるように形成されている。係合部33は、第1軸部31の先端部の外周面31aに一対のテーパ状の突起となるように設けられている。鍔部34は、前記軸心を中心にして略円環状に形成されており、第1軸部31と第2軸部32との間に設けられている。
図9に示すように、鍔部34は、第2内レール28に形成されている溝28cに、第1、第2軸部31、32の軸心を中心にして回動自在となるように嵌め込まれており、第2軸部32と操作つまみ部35とが第2内レール28に形成されている開口28dから露呈されている。これにより、操作つまみ部35を摘んで楔部材30を回動させることが可能となる。なお、特に図示しないが、第2内レール28は複数の成形品から構成されており、第2内レール28の溝28c及び開口28dは、複数の成形品を接合することによって形成される。楔部材30を第2内レール28に組み込む場合、成形品同士を接合する前に溝28cに楔部材30の鍔部34を嵌め入れ、その後に成形品同士を接合することにより、楔部材30を第2内レール28に回動自在に組み込むことができる。
楔部材30が第2内レール28に組み込まれると、楔部材30の第1軸部31が第2内レール28の背面28e側に突出する。また、第2内レール28が遊技盤4に組み付けられる際、楔部材30が、遊技盤4の楔部材挿通孔4d、支持体18の挿通孔18cに順次に挿通されると、第1軸部31は、遊技盤4の遊技領域4aとは反対側となる遊技盤ユニット16の背面16a側に突出する。
図7に示すように、第2軸部32には紐状の回動禁止部材36〜40が設けられている。回動禁止部材36〜40は、後述する封止部材41〜45を穴部48〜52に嵌め込んだ際に、楔部材30が第2軸部31、32の軸心を中心にして90度(所定量)以上回動することを禁止するためのものである。回動禁止部材36〜40は、それぞれの長さが異なるように形成されており、回動禁止部材36〜40のそれぞれは後述する穴部48〜52に順次に対応するように第2軸部32に設けられている。回動禁止部材36〜40の一端は第2軸部32に固着されている。回動禁止部材36〜40のそれぞれの長さは、後述する封止部材41〜45を穴部48〜52に嵌め込んでから操作つまみ部35を摘んで楔部材30を回動させようとした際に、楔部材30を90度(所定量)以上回動させることができないような長さに設定されている。なお、回動禁止部材36〜40及び後述する回動禁止部材36〜40は、楔部材30とともに一体成形するようにしても良い。
回動禁止部材36〜40の他端には、封止部材41〜45が設けられている。以下、封止部材41〜45は同様の構成になっているので、封止部材41を例に挙げて説明する。図7及び図9に示すように、封止部材41は、回動禁止部材36とともに一体成形された樹脂成形品であり、円盤状の台座46と封止部47とから構成されている。台座46の側周面46aは回動禁止部材36の他端に固着されている。
封止部47は碇状に形成されている。封止部47は軸47aと係止片47bとからなり、円柱状の軸47aの基端が台座46の上面46bに固着されており、軸47aの先端の両側に、その軸心方向に向かって弾性変形する一対の係止片47bが形成されている。軸47aの外径は、後述する穴部48の挿入口48aの直径αよりも小さく設定されており、係止片47bは、封止部47を穴部48に挿通可能にする挿通可能位置と、封止部材41を穴部48に挿通して収容部48bに収容した際、挿通方向とは反対の方向に脱不可状態となるように挿入口48aの収容部45側の縁に係止する係止可能位置との間で弾性変形するように構成されている。なお、特に図示しないが、台座46の下面46cには、「1」という数字が書かれている。同様にして、封止部材42〜45の台座の下面には、順次に2〜5の数字が書かれている。
図3、図6、及び図9、10に示すように、第2内レール28の楔部材30が設置されている箇所の上方には、鉛直方向で下方から順に穴部48〜52が形成されている。以下、穴部48〜52は同様の構成になっているので、穴部48を例に挙げて説明する。図9に示すように、穴部48は、封止部材41の封止部47が挿入可能な大きさに形成された挿入口48aと、この挿入口48aに連通しており、挿入口48aから挿入された封止部47が収容される収容部48bとから構成されている。挿入口48aの直径αは封止部47の軸47aの外径よりも大きく設定されている。これにより、封止部材41の封止部47が穴部48に挿入されると、封止部47の係止片47bが、穴部48の収容部48b側の縁に、挿入方向とは反対の方向に脱不可状態に係止する。同様にして、穴部49には封止部材42の封止部が、穴部50には封止部材43の封止部が、穴部51には封止部材44の封止部が、穴部52には封止部材45の封止部が挿入される。
図3に示すように、遊技盤ユニット取り付け部3aの右側端部の2つの遊技盤ユニット係止部材17の間にはキーシリンダー53が設けられている。図8に示すように、略円筒状の本体部54と、遊技盤ユニット取り付け部3aへの取り付け用の取り付け鍔部55とから構成されている。遊技盤ユニット取り付け部3aには、キーシリンダー53の本体部54を嵌め込むための取付孔3cと、キーシリンダー53をビス締め固定して取り付けるためのビス締め孔3dとが形成されている。取り付け鍔部55には、ビス締め孔3cに対応する位置にビス締め孔55aが形成されている。キーシリンダー53を取付孔3cに嵌め込み、ビス締め孔3cとビス締め孔55aとをビス56によりビス締め固定することにより、キーシリンダー53が遊技盤ユニット取り付け部3aに固定される。
本体部54には、楔部材30が挿通される挿通開口54aが形成されている。挿通開口54aは、略十字形状で形成されている。略十字形状の鉛直方向の開口は、楔部材30をキーシリンンダー53に挿入するときに、楔部材30の係合部33が通過可能となる大きさに形成されており、略十字形状の水平方向の開口は、キーシリンンダー53から楔部材30を引き抜くときに、楔部材30の係合部33が通過可能となる大きさに形成されている。
本体部54の内部には、楔部材30が挿通された際に、係合部33と係合する係止爪(係止部)54bが、挿通開口54aの上下の縁から本体部54の内部に向かって突出するように設けられている。楔部材30の係合部33がキーシリンダー53の本体部54の内部に挿入されると(図10参照)、楔部材30が挿入方向とは反対の方向に脱不可状態になるように、係合部33が係止爪54bに当接することで係止する。この状態から楔部材30が90度(所定量)回動されると、係合部33は、係止爪54bとの係止を解除する係止解除部54cの位置に到達する。係止解除部54cとは、本体部54の内部のうち、挿通開口54aにおける略十字形状の水平方向の開口に対向している箇所のことであり、係合部33が係止爪54bとの当接を回避する係止解除部54cに到達すると、楔部材30はキーシリンンダー53から脱可能状態になる。楔部材30が脱可能状態になると、キーシリンンダー53から楔部材30の係合部33を引き抜くことが可能となる。
キーシリンダー53は、弾性変形可能な樹脂により成形されており、係止爪54bの内壁面は、図10に示すように、楔部材30の挿通時に、係合部33と当接することによって先端側の口径が拡大するように弾性変形する形状に形成されている。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。遊技盤ユニット16を組み立てるにあたって、先ず、遊技盤4と支持体18とをビス締め固定することにより一体化させる。次に、支持体18に設けられたガイドレール枠係止部材22の係止つまみ24を、遊技盤4の係止部材挿通孔4c、ガイドレール枠19のつまみ係止孔25cに順次に挿通させ、つまみ露呈開口28bから露呈させるとともに、図9に示すように、ガイドレール枠19に設けられている楔部材30を、遊技盤4の楔部材挿通孔4d、支持体18の挿通孔18cに順次に挿通させる。そして、つまみ露呈開口28bから露呈している係止つまみ24を回動操作することにより、遊技盤4、支持体18、及びガイドレール枠19を一体化させる。
このようにして組み立てられた遊技盤ユニット16を本体基部6に取り付ける場合、先ず、遊技盤ユニット係止部材17の係止部17aを取付位置にセットする(図4参照)。そして、遊技盤ユニット16の背面16a側から係止部17aを係止部材係止孔4bに挿通させ、遊技領域4a側に突出させるとともに、遊技盤ユニット16の背面16a側から突出している楔部材30をキーシリンダー53に挿入する。図10に示すように、係合部33がキーシリンダー53の本体部54に挿入されると、係合部33が係止爪54bに係止し、楔部材30が挿入方向とは反対の方向に脱不可状態となる。そして、係止部17aを回動操作して保持位置にセットすると(図5参照)、係止部17aは、係止部材係止孔4bと係合し、係止部材係止孔4bから挿脱不能となり、遊技盤ユニット16が本体基部4に固定された状態となる。
このようにして遊技盤ユニット16を本体基部6に取り付けた後、封止部材41の封止部47を穴部48に嵌め込む。封止部47を穴部48に嵌め込むと、封止部47の係止爪47bが、挿入口48aの収容部48b側の縁に、挿入方向とは反対の方向に脱不可状態に係止する。これにより、楔部材30の回動量が回動禁止部材36によって90度未満に制限されるので、楔部材30が90度以上回動できない状態となる。すなわち、楔部材30を脱不可状態から脱可能状態に移行させることができない状態となる。これにより、遊技盤ユニット16の不正な取り外しを防止することができる。
遊技盤ユニット16を本体基部3から取り外す場合、先ず、回動禁止部材36をニッパなどの切断工具を用いて切断する。次に、楔部材30の操作つまみ部35を摘んで楔部材30を90度回動させ、係合部33と係止爪54bとの係止を解除する。そして、楔部材30の係合部33をキーシリンダー53から引き抜くようにして、遊技盤ユニット16を本体基部3から取り外す。これにより、仮に、回動禁止部材36が切断され、遊技盤ユニット16が不正に取り外されたとしても、回動禁止部材36を切断した痕跡が残されるので、遊技盤ユニット16が不正に取り外されたことを容易に確認することができる。
遊技盤ユニット16を再び本体基部3に取り付ける場合、上述した手順で遊技盤ユニット16を本体基部3に取り付けた後、封止部材42を穴部49に差し込む。遊技盤ユニット16を再び本体基部3から取り外す場合には、回動禁止部材37を切断してから上述した手順で遊技盤ユニット16を本体基部3から取り外す。以後、同様にして、遊技盤ユニット16を本体基部3に取り付ける度に、封止部材43〜45を穴部50〜52に順次に差し込み、遊技盤ユニット16を本体基部3から取り外す度に、回動禁止部材38〜40を順次に切断する。
これにより、封止部材41〜45のうち、どの封止部材が穴部に差し込まれているかを目視するだけで遊技盤ユニット16が本体基部3から取り外された回数を容易に確認することができる。また、台座46の下面46cには数字が書かれているので、その数字によって遊技盤ユニット16が本体基部3から取り外された回数を知ることができる。さらに、穴部に嵌め込まれているはず封止部材が嵌め込まれていない場合、あるいは、穴部に嵌め込まれていないはずの封止部材が嵌め込まれていた場合には、遊技盤ユニット16が不正に取り外された可能性があることを容易に認識することができる。例えば、修理やメンテナンスなどで、過去に1度も遊技盤ユニット16を本体基部3から取り外したことがないにも関わらず、封止部材42が穴部49に嵌め込まれていた場合には、遊技盤ユニット16が不正に取り外された可能性があると認識することができる。
上記実施形態では、第2内レール28に、穴部48〜52を形成し、楔部材30を設けたが、遊技盤4に穴部48〜52を形成し、楔部材30を設けるようにしても良い。
上記実施形態では、穴部48〜52を鉛直方向に形成したが、これに限ることなく、穴部48〜52を形成する箇所は適宜に決定すれば良い。
上記実施形態では、遊技盤4に楔部材挿通孔4dを形成し、楔部材30を楔部材挿通孔4d、支持体18の挿通孔18cの順に挿通させたが、楔部材挿通孔4dの代わりに遊技盤4の縁に切り欠きを形成し、楔部材30をその切り欠きを介して挿通孔18cに挿通させるようにしても良い。
上記実施形態では、回動禁止部材36〜40を設けたが、回動禁止部材の設置数は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、楔部材30の第2軸部32に回動禁止部材36〜40を設けたが、回動禁止部材36〜40の設置箇所は、楔部材30の遊技領域4a側に露呈されている箇所であればどのような箇所に設置されていても良く、例えば、操作つまみ部35に取り付けられていても良い。
上記実施形態では、回動禁止部材36〜40が紐状に形成されているとしたが、紐状とは、柔軟性のある棒状のものも含み、その柔らかさや形状、長さなどは、穴部48〜52と係着させる関係において適宜に設定すれば良い。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開放した状態を示す斜視図である。 本体基部及び遊技盤ユニットを示す斜視図である。 係止部が取り付け位置にセットされた状態を示す正面図である。 係止部が保持位置にセットされた状態を示す正面図である。 遊技盤ユニットの構成を分解して示す斜視図である。 楔部材の構成を示す斜視図である。 キーシリンダーの構成を示す斜視図である。 楔部材をキーシリンダーに挿入するときの楔部材、第2内レール、遊技盤、支持体、及びキーシリンダーとその近傍を示す断面図である。 楔部材をキーシリンダーに挿入したときの楔部材、第2内レール、遊技盤、支持体、及びキーシリンダーとその近傍を示す断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
3 本体基部
4 遊技盤
4a 遊技領域
16 遊技盤ユニット
16a 背面
19 ガイドレール枠(構造物)
30 楔部材
36〜40 回動禁止部材
41〜45 封止部材
47 封止部
54b 係止爪(係止部)
54c 係止解除部
48〜52 穴部

Claims (2)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤を有する遊技盤ユニットと、前記遊技盤ユニットが着脱自在に取り付けられる本体基部とを備えた遊技機において、
    前記遊技盤ユニットに、前記遊技領域とは反対側となる前記遊技盤ユニットの背面側に突出する楔部材を回動自在に設けるとともに、複数の穴部を形成し、
    前記本体基部に、前記楔部材が挿入された場合に前記楔部材を挿入方向とは反対方向に脱不可状態に係止する係止部を設けるとともに、前記係止部に係止された前記楔部材が所定量回動された場合に前記係止を解除して前記楔部材を前記本体基部から脱可能状態にする係止解除部を設け、
    前記穴部に挿入された場合に前記穴部に脱不可状態に係止される封止部を、前記穴部のそれぞれに対応するように複数設け、
    一端を前記楔部材の回動中心となる軸部の周面に固着状態とするとともに、他端を前記封止部のいずれかに固着状態とする紐状であり、前記封止部が前記穴部に脱不可状態に係止された場合に前記楔部材が前記所定量回動することを禁止する回動禁止部材を、前記封止部のそれぞれに対応するように複数設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記穴部のそれぞれは、前記楔部材の軸心からの距離が互いに異なる位置に形成され、
    前記回動禁止部材のそれぞれの長さは、互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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