JP2004201931A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな機種への変更時の部品の共通化を効果的に行う。
【解決手段】遊技盤の前面に組み込まれる遊技領域規制枠21を、枠本体55、外レール56、第1内レール57及び第2内レール58から構成する。外レール56、第1内レール57及び第2内レール58は、それぞれ枠本体55の所定位置にビス62等により組み付け固定される。なお、第1内レール57と第2内レール58の内部には、LEDが所定ピッチで配列されたLED基板59,60が組み込まれる。これら部品が枠本体55に組み付け固定されると、外レール56と第1内レール57との間に、打ち出されたパチンコ球を遊技領域に向けて案内するための誘導通路であるガイド部55aが形成される。また、第1内レール57及び第2内レール58の、枠本体に形成された開口55aに連なる外壁面57a,58aが、それぞれ遊技領域を規制するための壁面となる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置される弾球遊技機としてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機には遊技機の本体枠内に遊技盤が配設されており、その遊技盤の前面には開閉自在な前面枠が設けられている。このようなパチンコ機では遊技場に設置されている状態で、且つ前面枠がロックして閉じられているときには、何人もパチンコ機の内部の遊技盤や電子機器等には触れることができないようになっている。なお、遊技場の作業者がパチンコ機の内部に触れる必要があるときには、ロックを外して前面枠を開いて作業を行うことになる。
【0003】
このようなパチンコ機は、新たな機種に切り替える場合、設置されていた古い機種と新たな機種とを機種ごとに全て入れ替えることが一般的である。しかし、パチンコ機を構成する部品には共通化可能な部品を多く用いているため、交換する必要のない部品まで交換することにより、結果的にコストアップの原因となる。このため、共通化可能な部品を備えた部分のみを遊技場に据え置きにし、新たに変更となる部分のみを入れ替えることが現在検討されている。この場合、交換部を遊技盤、及び液晶(LCD)パネルユニット及び制御回路基板が組み付けられた球通路ユニットから構成された遊技盤ユニットから構成し、据え置き部を基本動作(パチンコ玉の打ち出しや入賞による払い出し)を行うための装置やスピーカー及びランプ等の演出装置を組み込んだ遊技機の本体枠から構成し、遊技盤ユニットのみを遊技機の本体枠に対して交換することで新機種への着脱交換が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記パチンコ機の場合、所定の入賞領域が形成された遊技領域へと遊技媒体を誘導するためのガイドレールが遊技盤に対し組み付けられている。このガイドレールは主にステンレス等の金属により形成され、強固に固定されているため、機種交換の際に遊技場から取り外されたパチンコ機を分解して遊技盤を廃棄する場合、遊技盤に組み付けられたガイドレールを手間をかけて取り外す必要がある。一方、取り外されたガイドレールは、正規の形状を維持しておらず、折れ曲がっていたり破損している場合が多く、リユースできない場合が多い。また、新しい遊技盤を製造する場合、ガイドレールを工具を用いて遊技盤に組み付ける作業が必要となるので、製造段階での工数も多くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、製造段階での工数削減を図るとともに、遊技機を構成する部品の共通化可能部を多くし、また、容易に機種交換が行えるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技の際に打ち出された遊技媒体を入賞口へ入賞させるための入賞領域が少なくとも設けられた遊技盤と、前記遊技盤の所定領域を前記打ち出された遊技媒体を流下させるための遊技領域として規制するとともに、所定の遊技状態に応じて制御処理が行われる制御装置に基づいて作動される演出装置が組み込まれた遊技領域規制枠とを備え、これら遊技盤及び前記遊技領域規制枠とが着脱自在のユニットとして、遊技機の本体枠内に組み込まれるものである。なお、遊技媒体としては、パチンコ球からなる遊技球等が、入賞領域としては、始動入賞口、通常入賞口又はアタッカ等の入賞に係わる構造物を備えた場所がそれぞれ挙げられる。また、所定の遊技状態とは、遊技が行われない待ち状態、所定の入賞口へ遊技媒体を入賞させた状態、該入賞に基づき抽選手段にで抽選させる状態、記憶手段にて記憶される遊技履歴が予め定められた状況になる状態などが挙げられる。また、演出装置とは、ランプ、LED等の電飾や可動物を可変させる可動装置、音声を発声させる音声装置等が挙げられる。
【0007】
また、前記遊技領域規制枠には、前記遊技の際に発射装置により打ち出される遊技媒体を前記遊技領域へと誘導する誘導通路が設けられていることが好ましい。また、前記誘導通路の終端部に、遊技領域へと打ち出される遊技媒体を前記誘導通路に逆流して戻ることを防止させる逆流防止部材を設けたことが好ましい。このようにして構成される前記遊技媒体規制枠は前記遊技盤に着脱自在であることが好ましい。
【0008】
なお、前記遊技媒体規制枠は、装飾性を有する一体成形(例えば樹脂成形)であることが好ましい。また、前記遊技媒体規制枠組み込まれる演出装置とは、前記入賞領域又は前記遊技盤に組み込まれた装飾を照明し得るための発光素子であることが好ましい。また、前記遊技媒体規制枠、又は遊技盤のいずれか一方には、遊技を行う上での主制御を行うための記憶情報、又は遊技の際に作動する各種装置を作動させるための記憶情報の少なくともいずれかを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体が組み込まれることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すように、パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面枠5が開閉自在に設けられている。この前面枠5の中央には開口5aが形成されており、この開口5aは前面枠5の裏側に着脱自在に取り付けられるガラス枠6のガラス板7により遮蔽されている。また、前面枠5の下方には、打球(遊技媒体)供給用の供給皿8及び遊技媒体となるパチンコ球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル9が設けられている。遊技者が供給皿8にパチンコ球を投入すると、内部に設けられた通路によりパチンコ球は発射装置へと誘導される。そして、操作ハンドル9を操作して遊技盤4上にパチンコ球を打ち出す。なお、前面枠5が閉じているロック状態の場合には、遊技者や遊技場の作業者は、前面枠5の裏側に取り付けられたガラス板7を介して遊技盤4の遊技領域4aを視認できると共に遊技領域4a上を流下していく打ち出されたパチンコ球を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと、本体枠3の内部に備えられた電子機器にも触れることはできないようになっている。
【0010】
このパチンコ機2は、図示しない発射装置や払い出し装置等の装置や、これら装置を作動させるための制御回路基板の他に、上述した前面枠5が開閉自在に組み付けられた本体枠3と、この本体枠3の空間部に組み込まれる遊技盤ユニット15とから構成されている。図3に示すように、遊技盤ユニット15は、遊技盤4、支持体20及び遊技領域規制枠21から構成されており、遊技盤4を支持体20と遊技領域規制枠21とで挟持する構成となっている。
【0011】
遊技盤4の正面側には、障害釘が打ち付けられる他に、始動入賞口30、通常入賞口31及びアタッカ32の他に、飾り33が配設されている。なお、これらの構造物は公知であるので説明は省略する。また、図4に示すように、遊技盤4の略中央には開口4b(図4参照)が形成され、この開口4bにセンター役物35が組み付けられる。なお、遊技盤ユニット15を本体枠3に組み付けると、センター役物35に形成された開口35aを介して、支持体20に組み付けられた液晶表示(LCD)パネルユニット50が視認できるようになっている。
【0012】
図4に示すように、遊技盤4の後面には遊技を行う際に作動が行われる各種装置を制御するためのメインプログラムやLCDパネルユニット50における可変表示制御を行うための演出プログラムが記憶されたプログラムROM(情報記憶媒体)40及び、LCDパネルユニット50で表示する画像データ、音声データ、メインプログラム等に基づいて行われる処理状況に応じて各種装置を作動させるためのデータ等が記憶されているデータROM(情報記憶媒体)41、メモリコントローラが組み付けられた回路基板42が設けられている。この回路基板42にはコネクタ43が設けられており、支持体20に組み付けられた主制御回路装置(基板)44に連接させるためのコネクタ45が嵌め込まれる。これにより、主制御回路基板44と回路基板42とがケーブル46、47を介して電気的に接続される。なお、本実施形態では回路基板に組み付ける情報記憶媒体としてROMを挙げたが、これに限定する必要はなく、RAM(Random Access Memory)を組み付けてもよい。この場合、組み付け作業時にプログラムやデータ等を記憶させるようにしたり、機種替えの際に又は弾球遊技機の起動時にプログラムやデータをインストールするようにする。なお、インストールはパチンコ店等のホールコンピュータと接続させ、ホールコンピュータに記憶されたプログラムやデータを用いて行うようにすると好適である。
【0013】
図3及び図4に示すように、支持体20には図柄表示装置である液晶表示(LCD)パネルユニット50の他に、主制御回路装置44や副制御回路装置51が組み付けられる。この支持体20の前面には複数のリブ20aが設けられ、これらリブ20aにより球通路20bが形成される。遊技を行った際に各入賞口及びアウト口に入った遊技球は、リブ20aにより形成された球通路20bを通過して所定の受け部に誘導される。この支持体20の上下4箇所にはボス52が形成されており、このボス52には後述する遊技領域規制枠21に設けられた係止つまみ63を挿通させるための開口53が形成されている(図3参照)。このボス52は遊技盤4に形成された開口4cに後面側から挿通されることで、遊技盤4と支持体20との位置決めが行われる。
【0014】
図5に示すように、遊技領域規制枠21は、枠本体55に、外レール56、第1内レール57、第2内レール58、LED基板59,60から構成されている。このうち、枠本体55、外レール56、第1内レール57及び第2内レール58は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、第1内レール57と外リール56との間は、打ち出された遊技球を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部55aとなる。また、枠本体55の中央には、遊技における遊技領域を規制(形成)するための開口55bが形成され、その下方に入賞口に入賞しなかった遊技球を所定の受け部に導くためのアウト口34の前面装飾34aが形成される。第1内レール57及び第2内レール58の側壁面57a,58aは開口55bに面しており、遊技領域4aを規制するための壁面となる。なお、外レール56、第1内レール57及び第2内レール58は、それぞれビス62等により枠本体55に組み付け固定される。
【0015】
また、この枠本体55の後面の上端部及び下端部のそれぞれ2箇所計4箇所にはボス(図示せず)が形成され、このボスにロック機構である回動自在な係止つまみ63が取り付けられる。このボスは遊技盤4に形成された開口4cに挿通されることで、枠本体55と遊技盤4との位置決め係合される。また、係止つまみ63は支持体20に形成されたボス52の開口53に挿通された後に、開口53に対して水平位置から垂直位置へと回動させることで、遊技盤4を挟持した状態で遊技領域規制枠21と支持体20との係合を行うことが可能となる。なお、ロック機構の構造及び個数は遊技盤ユニットの構成等を考慮して、適宜設定することが可能である。
【0016】
また、第1内レール57が取り付けられる枠本体55の上方終端部(図5中55c)には、打ち出された遊技球を外レール56と第1内レール57との間に形成されるガイド部(誘導通路)55aへと戻らないようにするための逆流防止片65が組み付けられる。この逆流防止片65は、枠本体55に組み付けられたピン66を中心にして一方向のみ回転可能となるように組み付けられる。またこの逆流防止片65は巻きバネ67の付勢によりガイド部55aの先端を遮蔽するように位置する。例えば遊技球が発射装置により発射されると、ガイド部55aにより遊技領域4aに向けて誘導される。そして、遊技球が逆流防止片65に当接すると、巻きバネ67の付勢に抗して逆流防止片65が回動し、遊技球が遊技領域4aへと打ち出されるが、逆方向には回動しないため、一度打ち出された遊技球はガイド部55aへ戻ることができない。
【0017】
第1内レール57及び第2内レール58の内部には、LED70(図6参照)が所定ピッチで配列されたLED基板59,60が組み込まれる。なお、第1内レール57、第2内レール58の内部の構成は同一の構成となるため、以下では第1内レール57のみの説明を行う。図6に示すように、第1内レール57の遊技領域4a側の内壁面57aは透過性からなる凸型となっており、点灯したLED70の光を集光し、遊技領域4aに向けて照射する。なお、遊技盤4の第1内レール57の近傍となる位置にはレンズ成形からなる飾り33が配設され、且つこの飾り33の内部には反射面71が形成されているので、上記LED70からの照射光が飾り33の内部に透過すると、反射面71で反射して飾り33のレンズ面Rに向かって発光する。なお、飾り33の内部に形成される反射面71は、反射板、プリズム等を配置することで形成することが可能である。さらに、飾り33の内壁面33aを凹凸を設けた拡散面から構成することで、飾り33を明るく発光させることができる。なお、LED基板59,60に組み付けられるケーブル73,74(図5参照)は枠本体55の下部に形成された開口55e,55fに挿通された後に、ランプ制御回路装置(基板)等の制御回路装置に接続され、所定の遊技状況に応じて制御処理が行われる主制御回路装置(基板)44等に基づいて点灯作動される。
【0018】
図7〜10に示すように、セキュリティーキー80は、遊技領域規制枠21と遊技盤4との封印処理、及び遊技盤ユニット15と本体枠3との封印処理をそれぞれ行うために設けられている。このセキュリティーキー80は、操作つまみ部82と係合部83と連結部84とから構成される。係合部83は、軸部83aに上下各2個の計4個の係止突起83bが設けられている。このうち、操作つまみ部82側の係止爪83bは、枠本体55の開口75に挿通された後に、キーロックケース85に形成された開口85aにその先端が挿通された後に係合爪85bと係合し、遊技盤4と遊技領域規制枠21とを封印処理する。また、係合部83の先端縁に形成された係止突起83bは、本体枠3に組み込まれたキーシリンダー86の開口86aに挿通され係止爪86bと係合し、遊技盤ユニット15と本体枠3とを封印処理する。また、軸部83aの操作つまみ部82側の端縁には、遊技領域規制枠21を構成する枠本体55に形成された開口75に形成されたガイド溝75a及び遊技盤4に組み付けられたキーロックケース85の開口85aに形成されたガイド溝85cに挿通されるガイド片83cが形成されている。なお、係止突起83bに対してガイド片83cは、90°回転した位置に設けられている。
【0019】
次に、このようにして構成されたパチンコ機の作用について説明する。図3に示すように、まず、枠本体55の後面側にロック機構である操作つまみ63を回動自在に組み付ける。そして、枠本体55の前面に外レール56をビス62で固定する。また、枠本体55の所定位置にLED基板59,60を組み付けた後に、第1内レール57及び第2内レール58をビス62で固定する。なお、第1内レール57を組み付ける際には、枠本体55のガイド部55cの先端に、戻り球防止片65がピン66を介してに組み付けられる。このようにして、遊技領域規制枠21が組み立てられる。
【0020】
図3及び図4に示すように、遊技盤ユニット15を組み立てる際には、センター役物35、所定の入賞口、飾り33及びプログラムROM40やデータROM41を搭載した回路基板42がそれぞれ組み付けられた遊技盤4の前面から遊技領域規制枠21を組み付ける。この際、遊技領域規制枠21の後面に設けられた操作つまみ63を遊技盤4の開口4cに挿通させることにより、遊技盤4と遊技領域規制枠21との位置決めが行われる。その後に、LCDパネルユニット50及び主制御回路装置(基板)44等が組み付けられた支持体20を遊技盤4の後面に組み付ける。この際、支持体20に形成されたボス52を遊技盤4の開口4cに挿入する。この際、ボス52に形成された開口53に操作つまみ63が挿通される。そして、操作つまみ63を、その長手方向が開口53の長手方向と水平となる状態から垂直となる状態へと回転させると、遊技盤4を介して遊技領域規制枠21と支持体20とが係合される。これにより、遊技盤ユニット15が完成する。
【0021】
なお、完成した遊技盤ユニット15には、遊技領域規制枠21の前面側からセキュリティーキー80が組み付けられる。図8に示すように、セキュリティーキー80の操作つまみ部82を掴んで、係合部83を遊技領域規制枠21の枠本体55に形成された開口75から挿入する。係合部83が所定量開口75に挿入すると、係合部83に形成されたガイド片83cが、開口75に形成されたガイド部75a、及びキーシリンダー85の開口85aに連なって形成されたガイド部85cに順に挿通され、セキュリティーキー80のスライドがその軸方向に規制される。そして、さらにセキュリティーキー80を押し込むと、係合部83に形成された操作つまみ部82側の係止突起83bが、キーシリンダー85に形成された係止爪85bと係合する。係止突起83bと係止爪85bとの係合が行われると、遊技領域規制枠21がセキュリティーキー80の操作つまみ部82とキーシリンダー85とにより挟持されるので、遊技盤4と遊技領域規制枠21との封印処理が行われる。
【0022】
組み立てられた遊技盤ユニット15は、パチンコ機でのゲームを行うための各種装置(例えば発射装置、払出装置、音声装置等)及びこれら装置を作動させるための制御回路基板とが組み付けられた本体枠3に組み付けられる。なお、遊技盤ユニット15として組み立てるときに、支持体20に組み付けられた主制御回路基板44に組み付けられたケーブル46の一端に設けられたコネクタ45を、遊技盤4に組み付けられた回路基板42のコネクタ43に嵌め込む。これにより、ケーブル46、47を介して主制御回路基板44と回路基板42とが電気的に接続される。そして、図2に示すように、遊技盤ユニット15を本体枠3の取り付け空間部3bに組み込んだ後に、所定の固定部材を用いて固定し、遊技盤ユニット15と、本体枠3との電気的装置の接続をハーネス等を介して行う。
【0023】
図9及び図10に示すように、遊技盤ユニット15を本体枠3に組み付けるとセキュリティーキー80の係合部83の先端がキーロックケース86の開口86aに挿通される。そして、係合部83の先端に形成された係止突起83bがキーロックケース86に形成された係合爪86bと係合する。これにより、遊技盤ユニット15を本体枠3に組み付けると同時に、封印処理も行われる。なお、主電源を入れると、主制御回路では回路基板48に組み込まれたROMからメインプログラムや各種データを読み出して各種装置を作動させる。
【0024】
このようにして組み立てられ、且つパチンコ店等の遊技場に配設されたパチンコ機の機種替えを行う場合には、まず、セキュリティーキー80の操作つまみ部82を掴んで回転させる。図11に示すように、操作つまみ部82を回転させると連結部84がねじれた後に破断して、操作つまみ部82と係合部83とが分離する。操作つまみ部82が取れると、遊技盤ユニット15と本体枠3との封印処理が解除されるので、本体枠3を固定するために用いた所定の固定部材による固定及び遊技盤ユニット15と本体枠3との電気的装置のハーネス等による接続を解除した後に遊技盤ユニット15を本体枠3から取り外す。図12に示すように、遊技盤ユニット15を本体枠3から取り外すと、セキュリティーキー80の係合部83は、キーロックケース86に保持される。図13に示すように、キーロックケース86に保持されたセキュリティーキー80の係合部83は、その長手方向を中心に所定量回転させ、係止突起83bと係止爪86bとの係合を解除した後に引き抜かれる。
【0025】
本体枠3から取り外された遊技盤ユニット15は、遊技領域規制枠21と支持体20との係合を解除した(操作つまみ63の長手方向と開口53の長手方向が一致する位置まで操作つまみ63を回転させる)後に、支持体20、遊技盤4の順で取り外す。なお、支持体20を取り外す前に、各種基板を連接させるためのケーブルに組み付けられたコネクタ43,45を取り外す。その後、支持体20に組み付けられたLCDパネルユニット50の動作確認をした後に、新しい遊技性を有する遊技盤4に組み付けられる。同様にして、遊技領域規制枠21に組み付けられたLED基板59,60の動作確認を行った後に、遊技領域規制枠も新しい遊技盤に組み付けられる。これにより、遊技盤4と回路基板42とを交換するのみで、新しい遊技性を有するパチンコ機に機種交換を行うことができるようになるとともに、共通部品を多くすることが可能となる。
【0026】
なお、本実施形態の遊技領域規制枠21を組み込んだパチンコ機で遊技を行った場合、第1及び第2内レール57,58の内部に組み込まれたLED基板59,60上のLED70を発光させ、遊技領域4a内に形成された飾り33や各入賞口に照射し得るので、遊技者には飾り33の内部でLED70が発光したように見える。また、LED基板59,60を第1内レール57及び第2内レール58の内側にそれぞれ設けることで、遊技盤4に組み込むLEDの個数を減らすことができ、パチンコ機を構成する部品の共通化を行うことができる。
【0027】
本実施形態では、遊技盤にプログラムROM及びデータROMを組み付けた回路基板を具備したが、これに限定する必要はなく、球通路を備えた支持体や遊技領域規制枠に設けてもよい。例えば、遊技領域規制枠にプログラムROMを組み付ける場合には、LED基板上にROMを設けることが有効である。この場合、新しい機種への再利用する場合には、新規ROMへ交換する必要はあるが、新規の回路基板を設ける必要がない。
【0028】
本実施形態では、遊技盤にプログラムを記憶させたプログラムROM、データROMやメモリコントローラが組み込まれた回路装置を組み込んだが、これに限定する必要はなく、プログラムROM、データROM及びメモリコントローラの他に、CPUにて前記プログラム等の情報に基づいて制御させる制御装置や、前記プログラム等の情報を情報記憶媒体に書き込むための回路が組み込まれ、転送された所定情報を記憶させる制御回路基板を遊技盤に組み付けるようにしてもよい。
【0029】
故に、プログラムやデータを記憶させる情報記憶媒体は、読み出し専用のメモリからなるROMに限定する必要はなく、所定記憶情報の書き換えが可能となるRAM(Ramdom Access Memory)であってもよい。この場合、RAMが組み込まれた遊技盤を組み付けた後で、各種データ又は遊技の際に実行されるプログラムを記憶させることができる。また、遊技盤に組み込まれているRAMを本体枠側又は他の所定部材(例えば球通路、開口枠ユニット等)に組み込むようにしてもよい。従って、RAMに記憶されたデータ又はプログラムを書き換えるだけで新たな遊技性を備えた制御を行えるようになるので、遊技盤の交換時に、上記RAMを組み込んだ回路基板を交換せずに共有化できるようになるため、効果的なコストダウンを行うことが可能である。
【0030】
本実施形態では、遊技盤に取り付けるプログラムROM及びデータROMを直接回路基板を介して組み付けるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えばROMカセットのように、上記ROMを収納部材に収納した後に遊技盤に組み付けるようにしてもよい。図14に示すように、例えばプログラムROM及びデータROMを収納したROMカセット90に封印処理を行うための例えば係止爪90aを設ける。このROMカセット90を例えば支持体91に設けられた収納部71aに形成された開口91bに取り付ける。この際、ROMカセット90の係止爪90aが撓んで支持体91の開口91b近傍の収納部側壁面に係合し、ROMカセット90を所定位置に保持する。なお、ROMカセット90の一端側には接続端子部(コネクタ)94が形成されており、本体枠側に設けられた主制御回路基板92のコネクタ93と接続される。なお、このROMカセット90の取り外しは、接続端子部側94を挟持して抜くしかないが、このROMカセット90を抜くと、係止爪90aが壊れるようになっている。これにより、ROMカセット90の不正な付け替え等を防止することができる。なお、このROMカセット90は、支持体の他に、遊技領域規制枠、LCDパネルユニット又は、後述する開口枠ユニット等に取り付けることができる。
【0031】
なお、本発明は、図15に示すように、着脱自在としたガラス枠6を備え持つ開口枠扉100、及び開口枠扉100を回動自在に保持する保持枠101とからなる開口枠ユニット102の取り付け空間部103を介して遊技盤ユニット104を着脱自在に組み付け可能とさせ、該開口枠ユニット102を本体枠105の取り付け空間部106を介して着脱自在に組み付ける構成からなる弾球遊技機とし、遊技を行う際に作動が行われる各種装置を設けた本体枠105に対して取り付けられた開口枠ユニット102に、前記装置を遊技状態に基づいて制御する制御回路装置を設けて接続処理をし、少なくとも遊技盤と、前記制御回路装置のプログラム制御に係わる記憶情報が格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を設けた遊技盤ユニット104を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、遊技の際に打ち出された遊技媒体を入賞口へ入賞させるための入賞領域が少なくとも設けられた遊技盤と、前記遊技盤の所定領域を遊技媒体を流下させるための遊技領域として規制するとともに、所定の遊技状態に応じて制御処理が行われる制御装置に基づいて作動される演出装置が組み込まれた遊技領域規制枠とを備え、これら遊技盤及び前記遊技領域規制枠とが着脱自在のユニットとして遊技機の本体枠内に組み込まれるので、遊技領域規制枠を共有化して、遊技盤構成の異なる新規の機種替えを行うことができ、コストダウンを効率よく行うことができる。
【0033】
また、遊技領域規制枠に、前記遊技の際に打ち出された遊技媒体を前記遊技領域へと誘導するための誘導通路を設けたり、前記誘導通路の前記遊技領域側の終端部に、遊技領域へと打ち出される遊技媒体の逆流を防止するための逆流防止部材を設けたりすることで、部品毎に組み付けずに一括して遊技盤に組み付けることができるため、作業効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】本体枠と遊技盤ユニットとを分解して示す斜視図である。
【図3】遊技盤ユニットの構成を分解して示す斜視図である。
【図4】遊技盤と支持体との構成を分解した状態の概略を示す断面図である。
【図5】遊技領域規制枠を分解して示す斜視図である。
【図6】第1内リールの内部及び遊技盤上の飾りの構成を示す断面図である。
【図7】セキュリティーキー及び、このセキュリティーキーが挿入される遊技領域規制枠、遊技盤及び本体枠の位置関係を示す斜視図である。
【図8】セキュリティーキーを遊技盤ユニットに差し込む場合の、セキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。
【図9】セキュリティーキーが差し込まれた遊技盤ユニットを本体枠に組み付ける場合の、セキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。
【図10】セキュリティーキーにより封印処理されたパチンコ機の、セキュリティーキー及びその近傍を示す断面図である。
【図11】セキュリティーキーによる封印処理を解除した場合の、セキュリティーキー及びその近傍を示す断面図である。
【図12】遊技盤ユニットを本体枠から取り外した場合のセキュリティーキーの状態及びその近傍を示す断面図である。
【図13】本体枠に設けられたキーロックケースからセキュリティーキーの係合部を抜いた場合の状態を示す断面図である。
【図14】ROMカセットを用いた場合の実施形態を示す断面図である。
【図15】遊技盤ユニットを開口枠ユニットを介して本体枠に組み付ける場合のパチンコ機の構成を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
5 前面枠
20 支持体
21 遊技領域規制枠
35 センター役物
40 プログラムROM
41 データROM
42 回路基板
44 主制御回路基板
50 LCDパネルユニット
55 枠本体
56 外レール
57 第1内レール
58 第2内レール
59,60 LED基板

Claims (6)

  1. 遊技の際に打ち出された遊技媒体を入賞口へ入賞させるための入賞領域が少なくとも設けられた遊技盤と、前記遊技盤の所定領域を前記打ち出された遊技媒体を流下させるための遊技領域として規制するとともに、所定の遊技状態に応じて制御処理が行われる制御装置に基づいて作動される演出装置が組み込まれた遊技領域規制枠とを備え、これら遊技盤及び前記遊技領域規制枠とが着脱自在のユニットとして、遊技機の本体枠内に組み込まれることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技領域規制枠には、前記遊技の際に発射装置に打ち出される遊技媒体を前記遊技領域へと誘導する誘導通路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記誘導通路の終端部に、遊技領域へと打ち出される遊技媒体を前記誘導通路に逆流して戻ることを防止させるための逆流防止部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技媒体規制枠は、装飾性を有する一体成形であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技媒体規制枠に組み込まれる演出装置とは、前記入賞領域又は前記遊技盤に組み込まれた装飾を照明し得るための発光素子であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技媒体規制枠、又は遊技盤のいずれか一方には、遊技を行う上での主制御を行うための記憶情報、又は遊技の際に作動する各種装置を作動させるための記憶情報の少なくともいずれかを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体が組み込まれることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の弾球遊技機。
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