JP2009071403A - オペレータ受付監視・切替システム - Google Patents

オペレータ受付監視・切替システム Download PDF

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Abstract

【課題】 コールセンタで,一次オペレータから二次オペレータへの受付切替を客観的かつ自動的に行えるようにする。
【解決手段】 オペレータ受付監視・切替システム10は,通話の応対中の一次オペレータの発話音声データを取得し(151),発話音声データから抽出した音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量を検出し(152),発話音声データから所定の禁止語句を検出する(153)。音声ピッチの変動量が所定閾値以上であるか,禁止語句が検出されたときは,その応対状態に対応する監視区分を表示する(171)。さらに,所定閾値を超える音声ピッチの変動量の検出回数または禁止語句の検出回数が所定回数を超えるかを判定し(154),いずれかの検出回数が所定回数を超える場合に,一次オペレータの通話の受付を二次オペレータに切り替える(172)。
【選択図】 図1

Description

本発明は,電話を受け付け,応対するオペレータの体制が一次受付および二次受付の複数段階で構成されるコールセンタにおいて,最初に顧客の通話を受け付ける一次オペレータの応対状態を監視し,顧客の応対に困難が生じている一次オペレータの通話の受付を,二次オペレータに切り替え,応対を引き継がせるオペレータ受付監視・切替システムに関する。
コールセンタにおいて通話の受付業務を行うオペレータは,顧客が目的を達成して満足を得られるように応対することが求められている。しかし,通話応対中に生じる状況は様々であり,オペレータが応対に苦慮するような状況が生じることもある。一般的に,オペレータは,応対が困難になっている場合に大きなストレスを受けている。そのため,オペレータのストレスをできる限り軽減させて受付業務が行えるように支援する必要がある。
オペレータの顧客受付時のストレス軽減のために,顧客との電話応対に窮しているオペレータを補助するシステムが,特許文献1に記載されている。特許文献1のシステムは,オペレータが顧客と通話するときの送話音声から,感情解析技術を適用してオペレータの困惑度を評価し,この評価結果が所定の条件を満たす場合に,そのオペレータの通話音声をオペレータ支援者の聴取に供するものである。
特開2007−4000号公報
本発明におけるコールセンタは,オペレータの受付体制を複数段階にして運用し,一次オペレータから二次オペレータへ応対を引き継ぐことによって,顧客の通話目的を達成できるようにするものである。
オペレータによる受付を多段階に構成している場合に,通話の受付を一次オペレータから二次オペレータへ切り替える運用において,受付切替のタイミングは,一次オペレータ自身の主観的な判断,または二次オペレータや管理者の経験則による判断に委ねられていることが多かった。
例えば,一次オペレータは応対が困難であると感じたときに,自ら合図を出して受付切替を依頼していた。または,二次オペレータやオペレータ管理者が,一次オペレータの応対の様子や経過時間などを監視して,応対の継続が困難であると判断したときに,受付切替を促したりしている。
そのため,受付切替のタイミングと応対の困難性とに関連性がなく,タイミングや応答の正確性確保にばらつきがあった。特に,受付切替のタイミングが遅すぎると,以下のような問題が生ずる。
・一次オペレータが強いストレスを感じるようになり,適切な応対が継続できなくなる。
・応対が困難な状態が長引くにつれて,顧客は一次オペレータの応対に不満を感じるようになり,顧客の満足度が低下しやすくなる。
・受付切替が必要な一次オペレータの状態に気づかない状況が続くと,コールセンタ全体での受付業務の質や効率が低下する。
本発明は,上記の問題を解決するためになされたものであり,その目的は,一次オペレータの応対を監視し,一次オペレータの応対状態を可視化し,応対の状態が通常の状態に比べて一定割合を超えて変化している場合に,二次オペレータへ受付切替を行うことができるシステムを提供することである。
本発明は,一次オペレータが使用するフロント端末および二次オペレータが使用するバック端末を備えるコールセンタ制御システムが設定され,前記一次オペレータが顧客の通話を受け付けて応対し,前記二次オペレータが前記通話を引き継いで応対することができるコールセンタにおいて,前記一次オペレータの応対状態を監視し,前記フロント端末から前記バック端末へ前記通話の受付を切り替えるオペレータ受付監視・切替システムである。
本発明にかかるオペレータ受付監視・切替システムは,1)通話の受付を前記一次オペレータから前記二次オペレータへ切り替える切替要求の出力を判定するための条件であって,前記一次オペレータの発話の音声ピッチの変動量にもとづく判定条件を記憶する判定条件記憶部と,2)前記一次オペレータの標準的な発話における音声ピッチを示す標準音声ピッチを記憶する標準音声ピッチ情報記憶部と,3)前記一次オペレータの通話応対中の発話音声データを取得する発話音声情報取得部と,4)前記発話音声データから音声ピッチを特定し,前記特定された監視時の音声ピッチの前記標準音声ピッチに対する変動量を検出する音声ピッチ変動量検出部と,5)前記変動量が所定の変動量閾値以上の場合に,当該応対状態に対応づけられた監視区分を表示する表示処理部と,6)一定時間内において前記変動量閾値以上の変動量が検出された回数を計測し,当該変動量の検出回数が前記判定条件を満足する場合に,前記通話の受付をバック端末へ切り替える切替要求を出力する受付切替判定部と,7)前記切替要求を受け付け,前記通話の受付を前記バック端末へ切り替える受付切替を行う受付切替部と,8)前記フロント端末で生成された前記通話の応対に関する応対情報を前記バック端末へ送信する応対情報引継処理部とを備えることを特徴とする。
本発明は,以下のように作用する。
本発明に係るシステムは,発話音声情報取得部が一次オペレータの通話応対中の発話音声データを取得すると,音声ピッチ変動量検出部が発話音声データから音声ピッチを特定し,特定された監視時の音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量を検出する。
標準音声ピッチは,顧客と平常な状態で応対しているときの一次オペレータの音声ピッチである。例えば,当日の業務開始時に,決められた比較用フレーズ「申し訳ありません」などの音声ピッチを,標準音声ピッチとして登録しておく。
そして,表示処理部が,変動量が所定の変動量閾値以上の場合に,この応対状態に対応付けられた監視区分を表示する。
応対状態に対応する所定の区分を示す色やマークなどで表示される。
所定の監視区分は,例えば,オペレータが平常どおり応対している状態に対する「通常継続監視」,オペレータが応対に困難を感じ始め,応対を注意して監視する必要がある状態に対する「警告監視」,オペレータが応対にかなり困難を感じており,二次オペレータへの受付切替が必要となった状態に対する「切替」,受付切替が必要であるが,一次オペレータの希望により応対が継続している状態に対する「希望継続監視」である。これらの監視区分を,それぞれ「青表示」「黄表示」「赤表示」「赤点滅表示」などの所定の態様で表示画面に表示する。
これにより,オペレータ管理者や二次オペレータは,一次オペレータに対して行う監視の区分を目視で把握することができる。
さらに,受付切替判定部が,一定時間内において変動量閾値以上の変動量が検出された回数を計測し,この変動量の検出回数が判定条件を満足する場合に,通話の受付をバック端末へ切り替える切替要求を出力する。すると,受付切替部が,切替要求を受け付け,通話の受付をバック端末へ切り替える受付切替を行う。また,応対情報引継処理部が,フロント端末で生成された通話の応対に関する応対情報をバック端末へ送信する。
応対中に監視された発話音声データの音声ピッチが,平常時に比べて一定以上に変化しているときは,応対が平常時と異なっているとみなすことができる。そこで,本発明は,監視された発話音声データの音声ピッチの変動量が一定の程度を越えた場合には,応対の継続が困難であると判断して,自動的に受付切替を実行し,問題が生じていると考えられる一次オペレータの応対を二次オペレータに速やかに引き継ぐことができるようにする。
これにより,一次オペレータの応対に受付切替が必要かどうかを,客観的に判断することができる。また,受付切替を遅滞なく実行することができる。
また,本発明に係るシステムは,前記構成をとる場合に,通話の応対中に使用が制限されている禁止語句を記憶する禁止語句記憶部と,前記発話音声データから前記禁止語句を検出する禁止語句検出部とを備えて,前記判定条件記憶部に,一次オペレータの発話に含まれる禁止語句の検出回数にもとづく判定条件が記憶されている場合に,前記表示処理部が,禁止語句の検出回数が所定の禁止語句検出閾値以上の場合に,禁止語句検出閾値に対応づけられた応対状態に対する所定の監視区分を表示する。そして,前記受付切替判定部は,変動量閾値以上の音声ピッチの変動量が検出された回数および禁止語句の検出回数が判定条件を満たす場合に,フロント端末で受付中の通話をバック端末へ切り替える切替要求を出力する。
禁止語句は,例えば「絶対に○○です」,「運が悪い」などの語句である。スキルや経験不足などから応対に不適切な表現を用いている場合にも,状況を放置することによって顧客とトラブルが生じるおそれがあるため,二次オペレータへの受付切替が必要となる。本発明は,禁止語句を用いた応対状態に対応付けられた監視区分を表示し,適切な監視を行い,表現の不適切さが一定以上であれば,二次オペレータへの受付切替を行えるようにするものである。
さらに,一次オペレータの音声ピッチの所定の変動量の検出回数および禁止語句の検出回数を組み合わせ使用することにより,きめ細かな応対状態の監視および受付切替を行うことができる。
さらに,本発明に係るシステムでは,前記受付切替処理部は,一次オペレータに対し受付切替の同意を問い合わせ,受付切替の同意を受け付けた場合にバック端末への受付切替を行うことができる。
一般的に,一人のオペレータによって応対が終了することが望ましい。また,オペレータは,自分の意思で対応継続にチャレンジし,スキル向上を図りたい場合もある。そこで,受付切替に相当する状態であると判定された場合でも,一次オペレータに対し受付切替の同意を求め,一次オペレータが応対の継続を選択することができるようにしている。
さらに,本発明に係るシステムは,前記受付切替判定部が使用する判定条件を一次オペレータごとに記憶しておくことができる。これにより,一次オペレータの応対の熟練度に応じて,柔軟な判定処理を行うことができる。
また,本発明に係るシステムは,切替要求が出力された場合に,切替要求の出力に係る一次オペレータの発話音声データから検出された音声ピッチの変動量または禁止語句を用いて判定条件を更新する判定条件更新部を備える。
さらに,前記判定条件更新部は,一次オペレータが,受付切替に同意せずに前記通話の応対を完了した場合に,一次オペレータの判定条件を所定の重み付けを行って更新することができる。これにより,一次オペレータの応対状態を反映させた判定条件を用いて受付切替の判定処理を行うことができる。
また,本発明に係るシステムでは,前記応対状態表示処理部は,一次オペレータの応対状態を時系列に並べて示す表示画面,または,複数の一次オペレータの応対状態をフロント端末の配置に対応させて示す表示画面のいずれかの表示画面を表示することができる。
これにより,特定の一次オペレータに着目して応対状態に対応付けられた監視の区分の遷移を確認したり,一次オペレータの全体またはグループ単位について,ある時点での監視区分を一覧することができる。
また,本発明に係るシステムは,一次オペレータの発話音声データから検出した禁止語句を蓄積する抽出禁止語句記憶部と,蓄積された禁止語句について所定の統計処理を行う禁止語句統計処理部とを備える。
これにより,一次オペレータが実際の応対中に使用した禁止語句の統計的情報を得ることができ,実態に即したオペレータの教育計画立案に資することができる。
以上の本発明に係るシステムは,コンピュータのハードウェア資源とソフトウェアプログラムとして実現される各処理手段とによって実施することができる。さらに,このソフトウェアプログラムは,コンピュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ,これらの記録媒体に記録して提供され,または,通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供される。
コールセンタにおいて,一次オペレータが顧客との応対に困難を感じている状況は,受付業務の質や効率を低下させ,顧客への印象も悪化させ,一次オペレータ自身のストレス程度も高めていると考えられる。
本発明によれば,一次オペレータの応対状態にもとづく監視区分を目視で確認することができ,さらに,一次オペレータから二次オペレータへの受付切替(エスカレーション)のタイミングを客観的に判断することができる。よって,エスカレーション自動化および効率化を図ることができる。
また,通話の応対が困難な状態になっている一次オペレータを早期に発見し,一次オペレータが受けるストレスを軽減させることができる。特に,一次オペレータの離職率を改善することができる。
また,二次オペレータへのエスカレーションを早期に行って,顧客の満足度の低下を抑止することができる。
さらに,本発明によれば,一次オペレータの同意を得て受付切替を行い,オペレータが自分で対処する機会を残すことができる。これにより,オペレータにスキルに対する向上心を持たせることができる。
また,本発明によれば,一次オペレータが実際の応対中に使用した禁止語句の統計的情報を得ることができ,実態に即したオペレータの教育計画立案に利用することができる。
以下,本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明に係る装置は,コールセンタに設置されるコールセンタ制御システム内に組み込まれ,または別個に構成される。
本発明が実施されるコールセンタでは,パーソナルコンピュータの操作方法,不具合や修理などの問い合わせを顧客から受け付けて応対する業務を行い,一次および二次の体制で通話を受け付ける。
顧客の通話を最初に受け付ける一次オペレータと,一次オペレータの応対を引き継ぐ二次オペレータとは,例えば10対1などの割合で構成される。二次オペレータは,一次オペレータより業務経験が長く,一次オペレータが応対に困難を感じるような状況をカバーする役割である。
図1に,本発明の構成例および本発明が実施されるコールセンタの装置構成例を示す。
コールセンタに設置されるコールセンタ制御システム1は,フロント端末2,フロント受付制御装置3,バック端末4,バック受付制御装置5,CTI(Computer Telephony Integration)装置6で構成される。
フロント端末2およびバック端末4は,それぞれ,ヘッドホン,マイクを備え,CTI装置6に接続され,電話網7を介して顧客の通話を受け付ける。
本発明にかかるオペレータ受付監視・切替システム10は,判定条件記憶装置11,表示装置12を備える。
図2に,本発明にかかるオペレータ受付監視・切替システム10の構成例を示す。
オペレータ受付監視・切替システム10は,CPUおよびメモリからなるコンピュータであり,ソフトウェアプログラムなどによって構成される,発話音声データ取得部151,音声ピッチ変動量検出部152,禁止語句検出部153,切替判定部154,応対継続通知部155,表示処理部171,受付切替部172,応対情報引継部173,判定条件更新部174,禁止語句統計処理部175,抽出禁止語句記憶部176を備える。
図2に示す構成例は,オペレータ受付監視・切替システム10を,フロント側装置15およびバック側装置17の2つの装置として構成する例を示している。
オペレータ受付監視・切替システム10の判定条件記憶装置11には,標準音声ピッチ,禁止語句,受付切替判定処理用の判定条件が記憶される。
標準音声ピッチは,一次オペレータの平常時の発話音声データから採取された音声ピッチである。各オペレータで音声ピッチが異なるので,一次オペレータ各々の音声ピッチを予め登録しておく。
また,図3に示すように,音声ピッチは,発話者が苦慮したり困惑している状態で発話される場合には変化し,平常時のピッチより短くなる傾向がある。標準音声ピッチを基準に,監視時の音声ピッチの変動量を調べて,発話者の状態を知ることができる。
禁止語句は,顧客の応対中に使用が制限されている語句である。
図4に,禁止語句のレベル例を示す。図4に示す禁止語句は,応対中での使用の制限の程度に応じて3つのレベルに区分けした場合の例である。
禁止語句レベル1は,顧客に不快感を与えるおそれがある表現であって,数回の使用ならば許容されるものである。
禁止語句レベル2は,顧客とのトラブルが発生する危険がある表現であって,1〜2回程度の使用であれば許容されるものである。
禁止語句レベル3は,顧客とのトラブルがかなり高い確率で発生すため,絶対に使用してはならない表現であって,1回でも使用が認められないものである。
判定条件は,監視区分を特定する処理,受付切替を判定する処理の判定条件である。ここでは,一次オペレータ各々に対応付けられたオペレータ別の判定条件が記憶される。
判定条件として,例えば以下のような条件が設定される。
「禁止語句レベル1=3回以上/10分;
禁止語句レベル2=2回以上/10分;
禁止語句レベル3=1回以上/10分;
音声ピッチ閾値th1=2回以上/10分;
音声ピッチ閾値th2=1回以上/10分;
タイムアウト=10分以上/1顧客」
例えば,「禁止語句レベル1=3回以上/10分」は,所定の時間(10分)内に発話音声データから禁止語句レベル1に区分される禁止語句が検出された場合,検出回数が3回以上になったときは,判定条件に合致したとして,受付切替の切替要求が出力されることを示す。
また,「音声ピッチ閾値th1=2回以上/10分」は,定の時間(10分)内に発話音声データから抽出された音声ピッチで,閾値th1以上の変動量の検出回数が3回以上になったときは,受付切替の切替要求が出力されることを示す。
音声ピッチ閾値th1は,標準音声ピッチを10%減じた値,音声ピッチ閾値th2は,標準音声ピッチを15%減じた値とする。
「タイムアウト=10分以上/1顧客」は,顧客の応答開始から10分が経過した場合に,受付切替の切替要求が出力されることを示す。
表示装置12は,オペレータ受付監視・切替システム10が処理した情報,一次オペレータの応対状態に対応する監視区分を表示する装置である。
オペレータ受付監視・切替システム10のフロント側装置15には,発話音声データ取得部151,音声ピッチ変動量検出部152,禁止語句検出部153,切替判定部154,応対継続通知部155が設けられる。
また,オペレータ受付監視・切替システム10のバック側装置17は,表示処理部171,受付切替部172,応対情報引継部173,判定条件更新部174,禁止語句統計処理部175,抽出禁止語句記憶部176が設けられる。
この場合に,フロント側装置15,バック側装置17各々は,それぞれ通信部156,177が設けられ,必要なデータが通信される。
発話音声データ取得部151は,フロント受付制御装置3を介して,フロント端末2で録音された一次オペレータの通話応対中の発話音声データをリアルタイムで取得する処理手段である。
音声ピッチ変動量検出部152は,発話音声データから音声ピッチ(監視時音声ピッチ)を抽出し,監視時音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量を検出し,一定時間に検出された変動量のうち所定の変動量閾値以上である変動量を検出した回数を計測する処理手段である。
禁止語句検出部153は,発話音声データから禁止語句を検出し,検出した禁止語句のレベルを特定し,所定の時間内での禁止語句の検出回数を計測する処理手段である。
切替判定部154は,計測された変動量の検出回数が前記判定条件を満足する場合に,前記通話の受付をバック端末4へ切り替える切替要求を出力する処理手段である。また,禁止語句の検出回数が所定の判定条件を満足する場合に,前記通話の受付をバック端末4へ切り替える切替要求を出力する。
応対継続通知部155は,受付切替部172から通知された受付切替の同意に対し,一次オペレータが受付切替に同意しない場合に,応対継続を通知する処理手段である。
表示処理部171は,一次オペレータの発話音声データから抽出された音声ピッチの所定の閾値以上の変動量および禁止語句の検出にもとづいて,一次オペレータの応対状態に対応する監視区分を特定し,特定した監視区分を示すマーク表示する処理手段である。
表示処理部171は,一次オペレータ単位に,一定間隔における監視区分を時系列に並べて示す表示画面を表示する。または,複数の一次オペレータについて,時点で取得された一次オペレータ各々に対する監視区分をフロント端末2の配置に対応させて示す表示画面を表示する。
図5に,監視区分例およびその表示例を示す。
図5に示すように,所定の監視区分として4つの区分に分類して表示する。区分は,「通常継続監視」,「警告監視」,「切替」,「希望継続監視」とする。
「通常継続監視」は,一次オペレータが平常どおり問題なく応対している状態に対する監視を意味し,表示画面上で青色,二重丸のマークなどで表示される。
「警告監視」は,応対中に平常とは異なる状態が散見される状態に対する監視を意味し,表示画面上で黄色,丸のマークなどで表示される。
「切替」は,応対に困難が生じていると考えられる状態で,切替要求の出力の条件を満たしていることを意味し,表示画面上で赤色,丸に斜線のマークなどで表示される。
「希望継続監視」は,監視区分が「切替」であるが,一次オペレータの希望により応対を継続している状態を示す。「希望による継続の状態」は,表示画面上で赤色点滅,太線の丸に斜線のマークなどで表示される。
これらの監視区分の区分けの条件を以下に示す。
「発話音声データから禁止語句が1回検出された=警告監視(黄色);
発話音声データの音声ピッチが音声ピッチ閾値th1を超過/以上である=警告監視(黄色);
発話音声データから一定の時間内に所定回数以上の禁止語句が検出された=切替(赤色);
発話音声データの音声ピッチが音声ピッチ閾値th2を超過/以上である=切替(赤色);
上記の状態以外の状態=通常継続監視(青);
「切替」に該当する状態だが,本人が継続を希望=希望継続監視(赤点滅)」
図6および図7に,一次オペレータの監視区分の表示画面の例を示す。
図6は,オペレータごとの監視の経過を示す表示画面200を示す図,図7は,複数オペレータのある時点での監視区分を示す表示画面300を示す図である。
図6の表示画面200では,一次オペレータごとに,5分間隔で取得された発話音声データから特定された応対状態に対する監視区分を時系列に並べて表示する。なお,一次オペレータが休憩中の場合には,所定の「休憩」マークを表示する。
表示画面200の「全体の状態の表示」ボタン210が,クリック操作などによって選択されると,表示処理部171は,図7に示す表示画面300に表示を切り替える。
図7の表示画面300では,ある時点で取得された発話音声データから特定された一次オペレータ各々の応対状態を,「列」と「席」とで示すフロント端末2の配置に対応させて表示する。
表示画面300の「経時の状態を表示」ボタン310が,クリック操作などによって選択されると,表示処理部171は,図6に示す表示画面200に表示を切り替える。
受付切替部172は,切替要求を受け付け,フロント端末2の通話の受付をバック端末4へ切り替える処理手段である。具体的には,フロント受付制御装置3およびバック受付制御装置5に,該当する通話の切替を依頼する。
応対情報引継部173は,受付切替部172によって受付切替が実行された場合に,フロント端末2で生成された通話の応対に関する応対情報を,バック受付制御装置5を介して,バック端末4へ送信する処理手段である。
応対情報は,応対中の一次オペレータの操作によって,フロント端末2で入力された情報,CTI装置6を介して検索・取得された応対に関する情報などである。
判定条件更新部174は,切替要求が出力された場合に,一次オペレータの判定条件を,一次オペレータの発話音声データから検出された音声ピッチの変動量または禁止語句の検出回数を用いて更新する処理手段である。
また,判定条件更新部174は,一次オペレータが,受付切替に同意せずに応対を完了した場合に,一次オペレータの判定条件を所定の重み付けを行って更新する。
図8に,判定条件の更新の例を示す。
図8(A)は,初期値として設定された判定条件の例である。ここで判定条件は,音声ピッチの所定の変動量閾値(閾値th1,閾値th2)を超える変動量の一定時間内での検出回数と,各レベルの禁止語句の検出回数を判定するための条件である。
図8(B)は,一次オペレータE氏の判定条件の例である。
一次オペレータE氏の判定処理で,まず,図8(A)の判定条件(初期値)が使用される。その後,応対中の発話音声データから禁止語句レベル1の禁止語句が検出され,この条件(3回/10分以内)を超える検出回数であったとする。一次オペレータE氏が,受付切替に同意せずに応対を継続し完了したとする。
この場合に,切替要求の出力時の一次オペレータE氏の状態の記録情報を保存する。そして,保存した記録情報をもとに,切替要求の出力時の契機となった判定条件の禁止語句レベル1の条件項目について,所定の重み付け(1回を加算)を行って更新する。更新後の判定条件では,禁止語句のレベル1に対する条件が,「4回/10分以内」となる。
図8(C)は,一次オペレータR氏の判定条件の例である。
一次オペレータR氏の判定処理でも,まず,図8(A)の判定条件(初期値)が使用される。その後,応対中の発話音声データから音声ピッチ閾値th1を超える変動量が所定の検出回数(3回/10分以内)を超えて検出された。そして,切替要求が出力されたが,一次オペレータR氏は,受付切替に同意せずに応対を継続し完了したとする。
切替要求の出力時に一次オペレータR氏の状態の記録情報を保存し,切替要求の出力の契機となった判定条件の音声ピッチ閾値th1の条件項目に所定の重み付け(1回を加算)を行って更新する。更新後の判定条件では,音声ピッチ値閾値th1の条件が,「3回/10分以内」となる。
禁止語句統計処理部175は,禁止語句検出部153によって発話音声データから検出された禁止語句を抽出禁止語句記憶部176に蓄積し,蓄積した禁止語句について所定の統計処理を行う処理手段である。
所定の統計処理として,例えば,禁止語句の検出数や頻度を語句単位またはオペレータ単位で算出する。禁止語句の使用傾向などの統計資料は,オペレータの応対マナー向上,新規導入される製品・サービスに対する応対訓練などの教育計画立案に利用される。
図9〜図12に,本発明の処理フローを示す。
図9は,オペレータ受付監視・切替システム10のメイン処理の処理フロー図である。
図9の処理が開始される前に,判定条件記憶装置11に,一次オペレータの声紋情報,標準音声ピッチ,判定条件が記録されているものとする。
また,図9の処理フローは,一次オペレータ各々に対する処理であり,フロント端末2を使用している一次オペレータごとにステップS1〜S10の処理が行われる。
オペレータ受付監視・切替システム10の発話音声データ取得部151は,所定時間のタイマ監視を行い(ステップS1),所定時間経過ごとに,監視処理を実行する(ステップS2)。
ステップS2の監視処理によって得た,処理対象の一次オペレータの応対状態に対する監視区分の状態を表示する表示画面200または表示画面300を表示装置12に表示する(ステップS3)。
ここで,切替判定部154は,一次オペレータが応対する顧客との応対開始時刻を調べ,同一顧客との応対時間が判定条件のタイムアウト時間を超えているかを調べる(ステップS4)。同一顧客との応対時間がタイムアウト時間を超えている場合のみ(ステップS4のYES),一次オペレータの監視区分を“切替”に変更し,表示処理部171は,該当する一次オペレータの監視区分を“赤表示(要切替の状態)”に変更する(ステップS5)。
次に,受付切替部172は,一次オペレータが“赤表示(切替)”であるかを調べ(ステップS6),“赤表示(切替)”であれば(ステップS6のYES),受付切替部172は,受付切替処理を行う(ステップS7)。
ステップS7の受付切替処理で,一次オペレータが受付切替に同意しているかを調べる(ステップS8)。一次オペレータが受付切替に同意していた場合のみ(ステップS8のYES),一次オペレータに休憩を指示する(ステップS9)。
その後,判定条件更新部174は,管理処理を行ない(ステップS10),所定時間のタイマ監視へ戻る(ステップS1)。
ステップS6の処理で,一次オペレータが“赤表示(切替)”でなければ,ステップS1の処理へ戻る。
図10は,ステップS2の監視処理の処理フロー図である。
発話音声データ取得部151が,一次オペレータの発話音声データをリアルタイムで取得する(ステップS201)。音声ピッチ変動量検出部152が,既に登録しておいた一次オペレータの声紋情報と比較し,一次オペレータを特定する(ステップS202)。
さらに,禁止語句検出部153は,発話音声データに禁止語句が出現するかどうかを検出し(ステップS203),禁止語句が出現していなければ(ステップS204のNO),音声ピッチ変動量検出部152が,発話音声データから音声ピッチを特定し,監視時音声ピッチを得る(ステップS205)。音声ピッチ変動量検出部152が,監視時音声ピッチと標準音声ピッチとを比較し,監視時音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量が音声ピッチ閾値th1以上でなければ(ステップS206のNO),切替判定部154は,一次オペレータの応対状態を“通常継続監視”と判断し,表示処理部171は,表示画面上の該当する監視区分の印を“青表示”にする(ステップS207)。
ステップS204の処理で,発話音声データから禁止語句が検出されていれば(ステップS204のYES),禁止語句検出部153が,検出した禁止語句のレベルを特定し,所定時間内の禁止判定語句の検出回数が判定条件に該当するかを調べる(ステップS208)。切替判定部154が,禁止語句の検出回数と判定条件とを比較し,検出回数が判定条件に該当していなければ(ステップS209のNO),音声ピッチ変動量検出部152が,監視時音声ピッチと標準音声ピッチとを比較し,監視時音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量が音声ピッチ閾値th2以上でなければ(ステップS210のNO),切替判定部154は,一次オペレータの応対状態を“警告監視”と判断し,表示処理部171は,表示画面上の該当する応対状態の印を“黄表示”にする(ステップS211)。
ステップS209の処理で,禁止語句の検出回数が判定条件に該当していれば(ステップS209のYES),切替判定部154は,一次オペレータの応対状態を“切替”と判断し,表示処理部171は,表示画面上の該当する応対状態の印を“赤表示”にする(ステップS212)。
また,ステップS210の処理で,監視時音声ピッチの標準音声ピッチに対する変動量が音声ピッチ閾値th2以上であれば(ステップS210のYES),ステップS212の処理を行う。
図11は,ステップS7の受付切替処理の処理フロー図である。
受付切替部172が,受付切替処理の対象となった一次オペレータのフロント端末2の表示装置に,“切替同意”を表示する(ステップ701)。一次オペレータが“切替同意”を選択して同意した場合は(ステップS702のYES),一次オペレータの切替要求の出力時(切替時)の応対状態および判定条件を保存し(ステップS703),フロント受付制御装置3が,フロント端末2で対応していた応対データをバック受付制御装置5へ転送・保存する(ステップS704)。受付切替部172が,顧客にオペレータの切替を通知し,例えば,音声で「二次対応者へ切り替えますので暫くお待ちください」とメッセージを発信する(ステップS705)。そして,バック端末4の空いている二次オペレータを検索し(ステップS706),空きオペレータが存在すれば(ステップS707のYES),顧客の通話の受付切替を実行する(ステップS708)。表示処理部171は,表示画面の一次オペレータの“赤表示”を消去する(ステップS709)。
ステップS702の処理で,一次オペレータが“切替同意”を同意しなかった場合は(ステップS702のNO),受付切替部172が,一次オペレータの切替要求の出力時(非切替時)の応対状態および判定条件を保存する(ステップS710)。そして,切替判定部154が,一次オペレータの応対状態を“希望継続監視”と判断し,表示処理部171は,表示画面の一次オペレータの“赤点滅”を表示し,ブザーを鳴動する(ステップS711)
図12は,ステップS10の管理処理の処理フロー図である。
判定条件更新部174は,保存されていた一次オペレータの切替時の応対状態および判定条件を読み取り(ステップS111),一次オペレータが単独で応対を完了した場合に(ステップS112のYES),一次オペレータの判定条件を更新する。
以上,本発明をその実施の形態により説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
例えば,図10に示す監視処理の処理フローにおいて,一次オペレータの識別処理を,声紋情報の比較によって行っている。しかし,一次オペレータの識別処理は,一次オペレータが使用するフロント端末2に,予め一次オペレータの識別情報を入力しておき,発話音声データに識別情報を付与し,オペレータ受付監視・切替システム10が識別情報付きの発話音声データを取得して,一次オペレータを識別するようにしてもよい。または,一次オペレータが使用するフロント端末2が固定されている場合には,フロント端末2を特定する情報を利用して,一次オペレータを識別するようにしてもよい。
本発明の構成例および本発明が実施されるコールセンタの装置構成例を示す図である。 本発明にかかるオペレータ受付監視・切替システムの構成例を示す図である。 音声ピッチの変化の例を示す図である。 禁止語句のレベル例を示す図である。 監視区分例およびその表示例を示す図である。 一次オペレータの監視区分の表示画面の例を示す図である。 一次オペレータの監視区分の表示画面の例を示す図である。 判定条件の更新の例を示す図である。 オペレータ受付監視・切替システムのメイン処理の処理フロー図である。 監視処理の処理フロー図である。 受付切替処理の処理フロー図である。 管理処理の処理フロー図である。
符号の説明
1 コールセンタ制御システム
2 フロント端末
3 フロント受付制御装置
4 バック端末
5 バック受付制御装置
6 CTI装置
7 電話網
10 オペレータ受付監視・切替システム
11 判定条件記憶装置
12 表示装置
151 発話音声データ取得部
152 音声ピッチ変動量検出部
153 禁止語句検出部
154 切替判定部
155 応対継続通知部
156 通信部
171 表示処理部
172 受付切替部
173 応対情報引継部
174 判定条件更新部
175 禁止語句統計処理部
176 抽出禁止語句記憶部
177 通信部

Claims (11)

  1. 一次オペレータが使用するフロント端末および二次オペレータが使用するバック端末を備えるコールセンタ制御システムが設定され,前記一次オペレータが顧客の通話を受け付けて応対し,前記二次オペレータが前記通話を引き継いで応対することができるコールセンタにおいて,前記一次オペレータの応対状態を監視し,前記フロント端末から前記バック端末へ前記通話の受付を切り替えるオペレータ受付監視・切替システムであって,
    通話の受付を前記一次オペレータから前記二次オペレータへ切り替える切替要求の出力を判定するための条件であって,前記一次オペレータの発話の音声ピッチの変動量にもとづく判定条件を記憶する判定条件記憶部と,
    前記一次オペレータの標準的な発話における音声ピッチを示す標準音声ピッチを記憶する標準音声ピッチ情報記憶部と,
    前記一次オペレータの通話応対中の発話音声データを取得する発話音声情報取得部と,
    前記発話音声データから音声ピッチを特定し,前記特定された監視時の音声ピッチの前記標準音声ピッチに対する変動量を検出する音声ピッチ変動量検出部と,
    前記変動量が所定の変動量閾値以上の場合に,当該応対状態に対応付けられた所定の監視区分を表示する表示処理部と,
    一定時間内において前記変動量閾値以上の変動量が検出された回数を計測し,当該変動量の検出回数が前記判定条件を満足する場合に,前記通話の受付をバック端末へ切り替える切替要求を出力する受付切替判定部と,
    前記切替要求を受け付け,前記通話の受付を前記バック端末へ切り替える受付切替を行う受付切替部と,
    前記フロント端末で生成された前記通話の応対に関する応対情報を前記バック端末へ送信する応対情報引継処理部とを備える
    ことを特徴とするオペレータ受付監視・切替システム。
  2. 通話の応対中に使用が制限されている禁止語句を記憶する禁止語句記憶部と,
    前記発話音声データから前記禁止語句を検出する禁止語句検出部とを備えるとともに,
    前記判定条件記憶部に,前記一次オペレータの発話に含まれる前記禁止語句の検出回数にもとづく前記判定条件が記憶され,
    前記表示処理部は,前記禁止語句の検出回数が所定の禁止語句検出閾値以上の場合に,前記応対状態に対応付けられた所定の監視区分を表示し,
    前記受付切替判定部は,前記変動量閾値以上の音声ピッチの変動量が検出された回数および前記禁止語句の検出回数が前記判定条件を満たす場合に,前記フロント端末で受付中の通話をバック端末へ切り替える切替要求を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のオペレータ受付監視・切替システム。
  3. 前記受付切替判定部は,前記一次オペレータの応対状態として同一の状態が一定時間を超過した場合に,前記切替要求を出力する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のオペレータ受付監視・切替システム。
  4. 前記判定条件記憶部には,前記禁止語句の検出回数または前記音声ピッチの前記変動量の検出回数の各々について複数の閾値を設定した判定条件を記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のオペレータ受付監視・切替システム。
  5. 前記受付切替部は,前記一次オペレータに対し,前記受付切替の同意を問い合わせ,前記受付切替の同意を受け付けた場合に,当該受付切替を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  6. 前記判定条件記憶部に,一次オペレータごとの判定条件が記憶される場合に,
    前記受付切替判定部は,前記判定条件記憶部から前記一次オペレータの判定条件を抽出し,前記受付切替の判定処理に用いる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  7. 前記切替要求が出力された場合に,当該切替要求の出力に係る一次オペレータの発話音声データから検出された音声ピッチの変動量または禁止語句の検出回数を用いて,前記一次オペレータの判定条件を更新する判定条件更新部とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  8. 前記判定条件更新部は,前記一次オペレータが,前記受付切替に同意せずに前記通話の応対を完了した場合に,当該一次オペレータの判定条件を所定の重み付けを行って更新する
    ことを特徴とする請求項7に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  9. 前記応対状態表示処理部は,前記一次オペレータの応対状態を時系列に並べて示す表示画面,または,複数の一次オペレータの応対状態をフロント端末の配置に対応させて示す表示画面のいずれかの表示画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  10. 前記一次オペレータの発話音声データから検出した禁止語句を蓄積する抽出禁止語句記憶部と,
    前記蓄積された禁止語句について所定の統計処理を行う禁止語句統計処理部とを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載されたオペレータ受付監視・切替システム。
  11. 一次オペレータが使用するフロント端末および二次オペレータが使用するバック端末を備えるコールセンタ制御システムが設定され,前記一次オペレータが顧客の通話を受け付けて応対し,前記二次オペレータが前記通話を引き継いで応対することができるコールセンタにおいて,前記一次オペレータの応対状態を監視し,前記フロント端末から前記バック端末へ前記通話の受付を切り替えるオペレータ受付監視・切替システムであって,
    通話の受付を一次オペレータから二次オペレータへ切り替える切替要求の出力を判定するための条件であって,一次オペレータの発話に含まれる禁止語句の検出回数にもとづく判定条件を記憶する判定条件記憶部と,
    通話応対中に使用が制限されている禁止語句を記憶する禁止語句記憶部と,
    前記一次オペレータの通話応対中の発話音声データを取得する発話音声情報取得部と,
    前記発話音声データから前記禁止語句を検出する禁止語句検出部と,
    前記禁止語句の検出の回数が所定の禁止語句検出閾値以上の場合に,前記応対状態に対応づけられた所定の監視区分を表示する表示処理部と,
    一定時間内において前記禁止語句の検出回数が前記判定条件を満たす場合に,前記通話の受付をバック端末へ切り替える切替要求を出力する受付切替判定部と,
    前記切替要求を受け付け,前記通話の受付を前記バック端末へ切り替える受付切替を行う受付切替部と,
    前記フロント端末で生成された前記通話の応対に関する応対情報を前記バック端末へ送信する応対情報引継処理部とを備える
    ことを特徴とするオペレータ受付監視・切替システム。
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