JP2009068728A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物を安定して冷却する。
【解決手段】冷却装置30は、熱交換器38に設けられ、液相一次冷媒を蒸発させて気相一次冷媒とする第1熱交換部40と、気相一次冷媒を凝縮して液相一次冷媒とする凝縮器36とを有し、液相一次冷媒を凝縮器36から第1熱交換部40へ液配管44を介して流通させると共に、気相一次冷媒を第1熱交換部40から凝縮器36へガス配管46を介して流通させる一次回路32を備えている。また冷却装置30は、熱交換器38に第1熱交換部40と独立して設けられ、該第1熱交換部40に流通する冷媒との熱交換により冷却される第2熱交換部42、膨張弁EV、蒸発器EPおよび圧縮機CMを冷媒配管16で接続した二次回路34を備えている。液配管44には、液相一次冷媒の流量を調節可能なポンプ48が介挿され、凝縮器36の周囲温度の変動に応じてポンプ48で流量調節するようになっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機や空調設備等に用いられる冷却装置に関するものである。
冷蔵庫、冷凍庫、製氷機や空調設備等に用いられる冷却装置としては、図6に示すように、室内に配置した本体ユニット12に圧縮機CMおよび蒸発器EPを設置し、室外に配置した外部ユニット14に凝縮器CDを設置する所謂リモートコンデンサタイプ(セパレートタイプとも云う。)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このタイプの冷却装置10は、放熱部分である凝縮器CDを室外に設置することで、本体ユニット12側の温度上昇を抑制することができるメリットがある。
特開平8−200746号公報
前記冷却装置10は、例えば冬季等の室外の温度が低下した環境では、凝縮器CDで放熱され過ぎて、圧縮機CM、凝縮器CD、膨張弁EVおよび蒸発器EPを冷媒配管16で接続した冷却回路11における圧縮機CMの出口側から膨張弁EVの入り口側までの高圧側で冷媒の圧力を保持できなくなることがある。すなわち、冷却回路11では、高圧側の圧力が低下して、高圧側と膨張弁EVの出口側から圧縮機CMの入り口側の低圧側との圧力差がなくなると、蒸発器EPによる対象物の冷却がうまく制御できず、対象物が過剰に冷却される不都合を招来する。このように、リモートコンデンサタイプの冷却装置10は、外気温の変動に対して、冷却機能の安定性に欠ける難点があった。
そこで、前記冷却装置10は、凝縮圧力調整弁20を冷却回路11に設け、冷却回路11に循環する冷媒の流量を凝縮圧力調整弁20で調節することで、冷却回路11における高圧側の圧力低下を抑制している。具体的には、冷却装置10には、圧縮機CMおよび凝縮器CDを接続する冷媒配管16と、凝縮器CDおよび膨張弁EVを接続する冷媒配管16との間に、凝縮器CDを迂回するバイパス管18が設けられ、このバイパス管18に凝縮圧力調整弁20が介挿されている。そして、冷却装置10は、外気温が低くなると、凝縮圧力調整弁20によって凝縮器CDに冷媒が滞留するように調整することで、凝縮器CDにおける冷媒と外気との熱交換面積を減少させて、凝縮器CDにおける放熱量の低下を図り、冷却回路11の高圧側の圧力を保持している。しかし、凝縮圧力調整弁20による調整方式は、外気温の低下時に凝縮器CDに滞留させる冷媒量を確保するために、冷却回路11に充填する冷媒量を多くする必要がある。冷却回路11に充填する冷媒量が多くなると、圧縮機CMの停止時に冷媒が圧縮機CMの内部で多量に寝込んでしまい、圧縮機CMを始動した際にオイルフォーミング等により吐油し易くなり、また圧縮機CMに封入される潤滑油の粘度が低下して圧縮機CMにおける動作部分の摩耗等を招き、このため圧縮機CMの故障を招く不都合がある。また、冷却装置10には、外気温が高い場合に不要な多量の冷媒を貯留するために、受液器Rを設ける必要があり、構造が複雑になると共にコストの増加に繋がる難点がある。
また別の問題として、ホットガスにより除氷や除霜を行なうために圧縮機CMから蒸発器EPへ冷媒を直接導入するバイパス回路22を冷却回路11に備えている場合は、凝縮器CDが圧縮機CMの出口側に接続しているので、ホットガスの一部が凝縮器CDに流入して液化することで滞留することがある。このように、冷媒が凝縮器CDに滞留すると、冷却回路11を循環する冷媒量が低下し、ホットガスによる除氷能力が減じ、製氷効率を低下させてしまう問題が指摘される。前述の如く、凝縮圧力調整弁20による調整方式は、外気温の低下時に冷媒を凝縮器CDに積極的に滞留させる構成であるから、バイパス回路22を介してホットガスを蒸発器EPに導入させる形式の冷却装置10では、ホットガスによる除氷能力を大きく損なってしまう。
すなわち本発明は、従来の技術に係る冷却装置に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、周囲の温度が変動しても安定して機能する冷却装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の冷却装置は、
熱交換器に設けられ、液相冷媒を蒸発させて気相冷媒とする第1熱交換部と、気相冷媒を凝縮して液相冷媒とする凝縮器とを有し、液相冷媒を凝縮器から第1熱交換部へ液配管を介して流通させると共に、気相冷媒を第1熱交換部から凝縮器へガス配管を介して流通させる一次回路と、
前記熱交換器に前記第1熱交換部と独立して設けられ、該第1熱交換部に流通する冷媒との熱交換により冷却される第2熱交換部、絞り手段、蒸発器および圧縮機を冷媒配管で接続した二次回路とを備え、
前記液配管には、液相冷媒の流量を調節可能な流量調節手段が介挿されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一次回路における冷媒の循環経路と二次回路における冷媒の循環経路とを独立して形成すると共に、一次回路と二次回路とを熱交換器で熱的に接続する構成であるから、一次回路における凝縮器の周囲温度が変動しても、流量調整手段によって一次回路を循環する冷媒の流量を調節することで、熱交換器を介して二次回路の放熱を担う一次回路の放熱能力への影響を抑制することができる。すなわち、二次回路は、一次回路によって適切に放熱されるから、二次回路において対象物を安定して冷却することができる。また、二次回路に充填する冷媒の量を低減することができるから、二次回路の構成が簡易となり、また圧縮機の故障の原因を減らすことができる。
請求項2に係る発明では、前記流量調節手段として、液相冷媒を前記第1熱交換部へ向けて圧送すると共に、圧送する液相冷媒の流量を調節可能なポンプが用いられることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、流量調節手段としてポンプを用いることで、液配管を介して凝縮器から第1熱交換部へ液相冷媒を圧送可能であるから、一次回路の凝縮器を第1熱交換部に対して上方または下方の何れにも配置することができ、凝縮器の配置の自由度を向上し得る。
請求項3に係る発明では、前記凝縮器には、冷媒の流路における該冷媒の流通方向に離間した一対の温度測定手段が該流路に夫々添わせて設けられ、これら温度測定手段による測定温度差に基づいて前記ポンプが駆動制御されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、凝縮器に設けた一対の温度測定手段の温度測定結果に基づいてポンプを駆動制御することで、キャビテーション等のポンプへの負荷を回避できるから、ポンプの故障を防止できる。
請求項4に係る発明では、前記凝縮器が、前記第1熱交換部より高い位置に配置され、前記流量調節手段として、前記液配管を流下する液相冷媒の流量を調節可能な流量調節弁が用いられることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、凝縮器を第1熱交換部より上方に配置することで、凝縮器と第1熱交換部との圧力差および冷媒の密度差によって、一次回路で冷媒を自然対流させることができる。すなわち、一次回路は、流量調節手段として流量調節弁を設ける簡単な構成で、一次回路に循環する冷媒の流量を調整することができる。
請求項5に係る発明では、前記液配管には、前記凝縮器の出口側と前記流量調節弁との間に立ち上がり部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、液配管における凝縮器の出口側に立ち上がり部を設けることで、流量調節弁の入り口側に気相冷媒を含まない過冷却された液相冷媒を供給でき、流量調節弁の開閉による一次回路に循環する冷媒の流量調整が容易になる。
本発明に係る冷却装置によれば、周囲温度が変動しても、二次回路側への影響を抑制できるから、二次回路において対象物を安定して冷却することができる。
次に、本発明に係る冷却装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図6に示した冷却装置の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、実施例の冷却装置30は、凝縮器36が圧縮機CM等と異なる場所に独立して設置されるリモートコンデンサタイプと呼ばれるものであって、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機または空調設備等に用いられる。冷却装置30は、放熱を担う一次回路32と、冷却対象物の冷却を担う二次回路34との独立した2つの回路を備え、一次回路32と二次回路34とは熱交換器38を介して熱的にカスケード接続されている。そして、冷却装置30では、本体ユニット12および本体ユニット12と別置される外部ユニット14に分けて一次回路32の構成要素が設置され、二次回路34が本体ユニット12に設置されている。
前記熱交換器38は、一次回路32を構成する第1熱交換部40と、この第1熱交換部40と別系統に形成されて、二次回路34を構成する第2熱交換部42とを備えている。熱交換器38は、例えばプレート式のものが採用される。そして、熱交換器38では、第1熱交換部40を流通する一次冷媒(冷媒)と第2熱交換部42を流通する二次冷媒(冷媒)との間で、一次冷媒が二次冷媒から吸熱すると共に、二次冷媒が一次冷媒に対して放熱する熱交換を行なうようになっている。
前記一次回路32は、本体ユニット12に設置した熱交換器38に設けた第1熱交換部40と、本体ユニット12と別置される外部ユニット14に設置した空冷式の凝縮器36とを、液配管44およびガス配管46で接続して構成される。外部ユニット14には、図示しない送風ファンが配設され、送風ファンにより凝縮器36に対して送風するようになっている。なお、一次回路32に充填される一次冷媒としては、フロンR134a、R404A、R410A等が採用され、特に臨界温度が60℃以上の媒体が好ましい。また一次回路32には、液配管44にポンプ(流量調節手段)48が介挿され、このポンプ48により凝縮器CDから第1熱交換部40へ向けて液配管44を介して液相一次冷媒が圧送されるようになっている。ポンプ48は、液相一次冷媒の流量を調節可能なものが用いられ、例えば回転子の回転動あるいはダイヤフラムやプランジャーの往復動によって液相一次冷媒を圧送するタイプであれば、その時間当りの回転数や往復数を可変制御することで流量を調節したり、あるいは弁体の開閉により吐出抵抗を可変制御することで流量が適宜調節される。凝縮器36は、水平方向に延在する直線部分が上下の関係で配置された蛇行状に形成した放熱管路(流路)36aと、この放熱管路36aに接続され、熱伝導性に優れたアルミや銅等の金属材料からなるフィン(図示せず)とを備えるフィンアンドチューブタイプが採用されている。
実施例の冷却装置30は、本体ユニット12より外部ユニット14が下方に配置されており、外部ユニット14に設置した凝縮器CDが、本体ユニット12に設置した熱交換器38の第1熱交換部40より下方に位置している。この第1熱交換部40と凝縮器36との位置関係において、液配管44は、始端が凝縮器36の下部に位置する放熱管路36aの流出端に接続されると共に、終端が第1熱交換部40の下部に接続されている。一方、ガス配管46は、始端が第1熱交換部40の上部に接続されると共に、終端が凝縮器36の上部に位置する放熱管路36aの流入端に接続されている。そして、一次回路32には、第1熱交換部40で液相一次冷媒を蒸発させて気相一次冷媒とし、この気相一次冷媒を第1熱交換部40から凝縮器36へガス配管46を介して導入し、凝縮器36で気相一次冷媒を凝縮して液相一次冷媒とし、液相一次冷媒をポンプ48によって凝縮器36から第1熱交換部40へ液配管44を介して圧送する一次冷媒の循環サイクルが形成される。
前記冷却装置30では、外部ユニット14の周囲温度の変動による凝縮器36の放熱能力の変化に応じてポンプ48の圧送量が可変制御されて、一次回路32を循環する一次冷媒の流量が調節される。また冷却装置30は、凝縮器36に設けた温度測定手段50,52による温度測定結果に基づいてポンプ48が駆動または停止制御される。冷却装置30は、外部ユニット14の周囲温度が低下して凝縮器36の放熱能力が大きくなると、ポンプ48の圧送量を減少させる制御を行ない、一次回路32に循環する一次冷媒の流量を減少させるようになっている。また冷却装置30は、更に周囲温度が低下して凝縮器36の放熱能力が過剰となると、ポンプ48を停止する制御を行ない、一次回路32における一次冷媒の循環を停止するようになっている。そして、冷却装置30は、外部ユニット14の周囲温度が上昇して放熱能力が小さくなると、ポンプ48の圧送量を増大させる制御を行ない、一次回路32に循環させる一次冷媒の流量を多くする。このように、冷却装置30では、周囲温度を測定する温度センサTHの温度測定結果に基づいて求められる凝縮器36の放熱能力の変化に反比例させて、ポンプ48による一次冷媒の流量を増減するよう構成される。
前記ポンプ48の駆動または停止制御に関して具体的に説明する。凝縮器36には、放熱経路36aにおける一次冷媒の流通方向に離間した一対の温度測定手段50,52が、該放熱経路36aに添わせて設置され、夫々の温度測定手段50,52によって放熱経路36aを流通する一次冷媒の温度が測定される。一方の温度測定手段(以下、第1温度測定手段と云う)50は、凝縮器36においてポンプ48の入り口と同じ高さまたは当該入り口より高い位置に配置されている。これに対し、他方の温度測定手段(以下、第2温度測定手段と云う)52は、凝縮器36において放熱経路36aの流入端から放熱経路36aにおける第1温度測定手段50の配置位置までの間に設けられる。ここで、第2温度測定手段52は、第1温度測定手段50より上方で、かつ凝縮器36の放熱経路36aにおいて、ガス配管46から流入した気相一次冷媒と、該気相一次冷媒が周囲雰囲気と熱交換することで凝縮した液相一次冷媒とが共存(安定したつり合った平衡状態)した飽和状態となる予定位置またはその近傍に配置される。すなわち、第2温度測定手段52は、一次回路32における冷媒循環サイクルの飽和温度を測定するようになっている。
前記冷却装置30は、第1温度測定手段50による温度測定結果と、第2温度測定手段52による温度測定結果とを比較して、第1温度測定手段50による温度測定結果が、第2温度測定手段52による温度測定結果から予め設定した余裕値を差し引いた値より低い場合に、ポンプ48の駆動を許容するよう構成される。また冷却装置30は、第1温度測定手段50による温度測定結果が、第2温度測定手段52による温度測定結果から余裕値を差し引いた値以上である場合に、駆動しているポンプ48を停止し、停止しているポンプ48の停止状態を継続するよう構成される。ここで、余裕値は、ポンプ48の保護のために設定された数値であって、0℃〜数℃の間で設定され、すなわち条件によっては余裕値を設定しない場合もある。なお、第1温度測定手段50および第2温度測定手段52の温度測定結果から、周囲温度の変動による凝縮器36の放熱能力の変化を算出してもよい。
前記二次回路34は、気相二次冷媒を圧縮する圧縮機CMと、気相二次冷媒から熱を奪って凝縮液化する第2熱交換部42と、液相二次冷媒の圧力を低下させる膨張弁(絞り手段)EVと、液相二次冷媒を蒸発気化させる蒸発器EPとを、冷媒配管16で接続して構成される。なお、二次回路34に充填される一次冷媒としては、フロンR134a、R404A、R410A、R290またはR600a等が採用され、特に0℃〜60℃の範囲で凝縮および蒸発が可能な媒体が好ましい。二次回路34では、圧縮機CMによる二次冷媒の圧縮によって膨張弁EVを境にして生じる圧力差により、圧縮機CM、第2熱交換部42、膨張弁EV、蒸発器EPおよび圧縮機CMの順に、二次冷媒が強制循環され、各機器の作用下に蒸発器EPにより対象物を冷却するようになっている。第2熱交換部42では、圧縮機CMから流入した気相二次冷媒が、管路を流通する過程で第1熱交換部40を流通する液相一次冷媒と熱交換して熱が奪われることで凝縮液化して、液相二次冷媒とされる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る冷却装置30の作用について説明する。冷却装置30の一次回路32では、気相一次冷媒が凝縮器36の放熱管路36aを流通する過程で放熱することで液化し、気相一次冷媒から液相一次冷媒に相転移する。液相一次冷媒は、ポンプ48により圧送されて液配管44を介して第1熱交換部40に流入し、第2熱交換部42を流通する気相二次冷媒と熱交換することで蒸発し、液相一次冷媒から気相一次冷媒に相転移する。そして、気相一次冷媒は、ガス配管46を介して凝縮器36に流入する。このように、一次回路32において、一次冷媒が凝縮器36と第1熱交換部40との間で循環するサイクルを繰返す。
一方、二次回路34では、圧縮機CMで気相二次冷媒が圧縮されて、この気相二次冷媒が冷媒配管16を介して第2熱交換部42に流入し、第1熱交換部40を流通する一次冷媒に冷却されて凝縮液化することで液相二次冷媒に相転移する。液相二次冷媒は、膨張弁EVで減圧され、蒸発器EPにおいて周囲から熱を奪って一挙に膨張気化することで、蒸発器EPにより対象物が冷却される。そして、蒸発器EPで蒸発した気相二次冷媒は、冷媒配管16を経て圧縮機CMに帰還する強制循環サイクルを繰返す。
前記冷却装置30は、外部ユニット14の周囲温度が低下して凝縮器36の放熱能力が高くなると、ポンプ48による液相一次冷媒の圧送量を減らして一次回路32に循環する冷媒の流量を減少させることで、凝縮器36に滞留させる一次冷媒を多くする。なお、凝縮器36の放熱能力は、温度センサTHによる前記周囲温度の測定結果から求められる。凝縮器36に滞留する一次冷媒が多くなるにつれて、凝縮器36における周囲雰囲気との熱交換面積が減少するので、温度の低い周囲雰囲気と一次冷媒との熱交換量のバランスが調節される。また、外部ユニット14の周囲温度が上昇して凝縮器36の放熱能力が低くなると、ポンプ48による液相一次冷媒の圧送量を増大して一次回路32に循環する冷媒の流量を多くすることで、凝縮器36に滞留させる一次冷媒を減少させる。凝縮器36に滞留する一次冷媒が減少するにつれて、凝縮器36における周囲雰囲気との熱交換面積が増大するので、温度の高い周囲雰囲気と一次冷媒との熱交換量のバランスが調節される。すなわち、外部ユニット14の周囲温度が変動しても、凝縮器36における放熱能力を適宜に調節することができるから、第1熱交換部40による第2熱交換部42の冷却能力を適切に保つことができ、二次回路34の第2熱交換部42における気相二次冷媒の凝縮作用に対して影響を与えない。そして、二次回路34では、高圧側と低圧側との圧力差が適切に保持されるので、蒸発器EPにおいて対象物が過冷却することを回避できる。このように、冷却装置30は、周囲温度の変動の影響を受けずに安定した冷却機能を示す。
例えば、冷却装置30を製氷機に組み込む場合には、第2熱交換部42および膨張弁EVを経由せずに圧縮機CMから蒸発器EPへホットガスを直接導入するバイパス回路(図示せず)が設けられ、製氷運転では圧縮機CM、第2熱交換部42、膨張弁EVおよび蒸発器EPを二次冷媒を循環して、蒸発器EPで対象物である製氷部(図示せず)を冷却する。また除氷運転では、圧縮機CMからバイパス回路を介して蒸発器EPへホットガスを導入し、蒸発器EPを加熱することで製氷部を加熱する。ここで、除氷運転では、蒸発器EPへ導入するホットガスが高温高圧になる程除氷能力が高くなることから、二次回路34における高圧側の圧力を低下させないことが求められる。一方、製氷運転では、膨張弁EVに液相二次冷媒を流すための圧力差があればよいので、二次回路34における高圧側と低圧側との間で要求される圧力差が除氷運転より低い。前述の如く、二次回路34は、熱交換器38で一次回路32と熱的に接続されただけで、冷媒の経路としては一次回路32と独立して構成され、かつ外部ユニット14の周囲温度の変動に応じて一次回路32における放熱能力を調節することで、二次回路34における高圧側と低圧側との圧力差の変動を抑制することが可能である。これに加えて冷却装置30は、ポンプ48によって外部ユニット14の周囲温度にかかわらず積極的に流量調節することで、運転状況等に合わせて冷却装置30全体のバランスを適宜に調節することも可能である。具体的には、製氷運転では、ポンプ48の圧送量を少なく制御して一次回路32による二次回路34の放熱能力を抑えることで、二次回路34の高圧側の圧力を低下させて、蒸発器EPにおける冷却能力を向上させることができる。除氷運転では、ポンプ48の圧送量を多く制御して一次回路32による二次回路34の放熱能力を高くすることで、二次回路34の高圧側の圧力を上昇させて、蒸発器EPにおける除氷能力を向上させることができる。
前記冷却装置30は、ポンプ48を停止して一次回路32における一次冷媒の循環を停止すると、一次回路32による二次回路34の放熱が行なわれなくなる。すなわち、冷却装置30は、ポンプ48の停止によって二次回路34が外部ユニット14側の温度変動の影響を全く受けない状態とすることができる。従って、外部ユニット14の周囲温度が低い場合であっても、二次回路34の高圧側を高く維持することができ、除氷運転を短縮して製氷効率を向上し得る。また、ホットガス回路を備えていないオーガ式の製氷機に冷却装置30を適用した場合であっても、周囲温度の変動による蒸発器EPの過冷却を回避し得るから、回転刃やこの回転刃を駆動するモータ等の機構部の過負荷を抑制できる。なお、前記機構部の負荷をセンサで検出して、この検出結果に応じてポンプ48を流量調節して一次回路32による二次回路34の放熱能力を調節することで、更に機構部への負荷を軽減し得る。
前記冷却装置30は、外部ユニット14の周囲温度の変動に対応するために二次回路34に二次冷媒を滞留させる必要がないから、二次回路34に充填する二次冷媒の量を少なくすることができる。二次回路34に充填する二次冷媒量を低減することで、圧縮機CMを始動した際に起こるオイルフォーミング等による吐油や、圧縮機CMに封入した潤滑油の粘度低下による圧縮機CMにおける動作部分の摩耗等を回避でき、圧縮機CMの信頼性を向上できる。また、二次冷媒を貯留するための受液器を二次回路34から省くことが可能となり、二次回路34の構成を簡易にすることができる。
前記冷却装置30は、一次回路32に圧縮機CMを備えていないので、一次回路32内に圧縮機CMの潤滑油等の油分が存在しておらず、第1熱交換部40や凝縮器36の放熱管路36aに二次冷媒の熱交換を阻害する油膜が付着することがなく、熱交換器38における熱交換効率や凝縮器36における放熱能力に優れている。図6を参照して説明した従来例の冷却装置10では、圧縮機CMから流出した潤滑油が冷却回路11内を冷媒と一緒に循環するので、本体ユニット12と外部ユニット14の設置位置を離して冷媒配管16が長くなると、圧縮機CMにおいて潤滑油不足を招く問題がある。これに対し、実施例の冷却装置30は、二次回路34が本体ユニット12に全て設けられると共に一次回路32と二次回路34とが独立しているので、本体ユニット12と外部ユニット14との設置位置が離れても従来の如き問題は生じない。すなわち、冷却装置30は、本体ユニット12および外部ユニット14の設置位置の自由度が高い。
前記第1温度測定手段50および第2温度測定手段52の温度測定結果に基づくポンプ48の駆動制御について説明する。第2温度測定手段52は、凝縮器36の放熱管路36aにおける気相一次冷媒と液相一次冷媒とが平衡状態となる予定位置に対応して設置され、第1温度測定手段50により一次冷媒の飽和温度が測定される。第1温度測定手段50は、気相一次冷媒と液相一次冷媒とが平衡状態となる予定位置に対応して設置された第2温度測定手段52より下方に設置され、過冷却された液相一次冷媒の温度を測定することを予定している。ここで、飽和温度より過冷却された液相一次冷媒の温度は低くなる。すなわち、冷却装置30では、第1温度測定手段50の温度測定結果と第2温度測定手段52の温度測定結果を比較した際に、第2温度測定手段52の温度測定結果より第1温度測定手段50の温度測定結果が低くなれば、放熱管路36aにおいて第1温度測定手段50の設置位置まで液相一次冷媒が満たされていることが確認される。また、第1温度測定手段50は、ポンプ48の入り口側以上の高さに配置されているから、第1温度測定手段50の設置位置まで放熱管路36aに液相一次冷媒が満たされていれば、液配管44側の液相一次冷媒の滞留高さがポンプ48の入り口まで少なくとも達していることが判定できる。これに対し、第2温度測定手段52の温度測定結果より第1温度測定手段50の温度測定結果が高くなれば、放熱管路36aにおいて第1温度測定手段50の設置位置まで液相一次冷媒が満たされておらず、液配管44側の液相一次冷媒の滞留高さがポンプ48の入り口まで達していないことが判定できる。ポンプ48の入り口まで液相一次冷媒が満たされていなければ、ポンプ48を停止する一方、ポンプ48の入り口まで液相一次冷媒が満たされた状態で、ポンプ48の駆動を許容するよう制御することで、気相一次冷媒をポンプ48が吸い込むことに起因するキャビテーションを回避して、ポンプ48の故障を防止できる。また、ポンプ48による流量調節の精度も向上し得る。そして実施例では、余裕値を設定して、判定の確実性を増している。
(変更例)
本発明は、実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。なお変更例において、特に説明しない構成は実施例の構成が採用される。
(1)図2に示す変更例1に係る冷却装置60は、外部ユニット14が本体ユニット12より上方に配置され、外部ユニット14に設置した凝縮器36が、本体ユニット12に設置した熱交換器38の第1熱交換部40より上方に位置している。この第1熱交換部40と凝縮器36との位置関係において、液配管44は、始端が凝縮器36の下部に位置する放熱管路36aの流出端に接続されると共に、終端が第1熱交換部40の上部に接続されている。一方、ガス配管46は、始端が第1熱交換部40の下部に接続されると共に、終端が凝縮器36の上部に位置する放熱管路36aの流入端に接続されている。そして、一次回路62では、第1熱交換部40で液相一次冷媒を蒸発させて気相一次冷媒とし、この気相一次冷媒が、第1熱交換部40と凝縮器36の圧力差および一次冷媒の密度差によって第1熱交換部40から凝縮器36へガス配管46を介して自然に導入される。また一次回路62では、凝縮器36で気相一次冷媒を凝縮して液相一次冷媒とし、液相一次冷媒が、第1熱交換部40と凝縮器36の圧力差および一次冷媒の密度差によって凝縮器36から第1熱交換部40へ液配管44を介して自然に流下する。このように、変更例1の一次回路62には、一次冷媒の自然対流サイクルが形成される。更に、液配管44には、該液配管44を流下する液相一次冷媒の流量を調節可能な流量調節弁(流量調節手段)64が介挿されている。
変更例1の冷却装置60では、温度センサTHによって測定した外部ユニット14の周囲温度の変動から求めた凝縮器36の放熱能力の変化に応じて、流量調節弁64が開閉制御される。すなわち、冷却装置60は、外部ユニット14の周囲温度が低下して凝縮器36の放熱能力が大きくなると、流量調節弁64を開放度合いを絞って、一次回路32に循環する一次冷媒の流量を減少させるようになっている。また冷却装置60は、更に周囲温度が低下して凝縮器36の放熱能力が過剰となると、流量調節弁64を閉成し、一次回路32における一次冷媒の循環を停止するようになっている。そして冷却装置60は、外部ユニット14の周囲温度が上昇して放熱能力が小さくなると、流量調節弁64の開放度合いを大きくして、一次回路32に循環させる一次冷媒の流量を多くする。このように、冷却装置60では、凝縮器36の放熱能力の変化に反比例させて、流量調節弁64によって一次冷媒の流量を増減することで、第1熱交換部40による第2熱交換部42の冷却能力を適切に調節することができ、二次回路34における第2熱交換部42の気相二次冷媒の凝縮作用に対して影響を与えない。
変更例1の一次回路62には、液配管44における凝縮器36の出口側と流量調節弁64の入り口側との間に立ち上がり部44aが設けられている。立ち上がり部44aは、液配管44において管路を上方に立ち上げた部位であって、立ち上がり部44aにおいて上昇勾配から下降勾配に切り替わる変曲点は、凝縮器36における放熱管路36aの流出端に接続する液配管44の始端の高さより上方で、放熱管路36aの流入端より下方に配置される。すなわち、液配管44に立ち上がり部44aを設けることで、凝縮器36の放熱管路36aに立ち上がり部44aの変曲点の高さまで液相一次冷媒を滞留させることが可能となり、滞留した液相一次冷媒を送風ファンによる送風によって過冷却することができる。従って、流量調節弁64には、気相一次冷媒を含まない液相一次冷媒を流下させることができ、流量調節弁64の開閉による一次回路62に循環させる冷媒の流量調整が容易になる。なお、流量調節弁64に気相一次冷媒を含んだ液相一次冷媒が供給されると、気相一次冷媒の影響を受けて流量調節弁64の開放度合いと一次回路62における一次冷媒の流量との調節をすることが難しい。
(2)図3に示す変更例2に係る冷却装置70は、一次回路71における凝縮器36と第1熱交換部40との間に液タンク72を付加した構成となっている。液タンク72は、第1熱交換部40より上方に配置されている。液タンク72と凝縮器36との間は、第1液配管73および第1ガス配管74で接続され、液タンク72と第1熱交換部40との間は、第2液配管75および第2ガス配管76で接続されている。第1液配管73は、始端が凝縮器36の下部に位置する放熱管路36aの流出端に接続されると共に、終端が液タンク72の下部に接続され、第1液配管73を介してポンプ48により凝縮器36から液タンク72へ液相一次冷媒を圧送するようになっている。第1ガス配管74は、始端が液タンク72の上部に接続されると共に、終端が凝縮器36の上部に位置する放熱管路36aの流入端に接続されている。第2液配管75は、始端が液タンク72の下部に接続されると共に、終端が第1熱交換部40の上部に接続され、液タンク72から下降勾配となる第2液配管75を介して液相一次冷媒が自然に流下するようになっている。第2ガス配管76は、始端が第1熱交換部40の下部に接続されると共に、終端が液タンク72の上部に接続されている。また、第2液配管75には、該第2液配管75を流下する液相一次冷媒の流量を調節可能な流量調節弁64が介挿されている。変更例2の冷却装置70では、一次回路71においてポンプ48による流量調節と流量調節弁64による流量調節とを行なうことができる。変更例2の冷却装置70によれば、一次回路71に液タンク72を備えているので、一次回路71に循環させる一次冷媒の量を多く設定することができる。
(3)実施例、変更例1および2では、一次回路32,62,71において凝縮器36と第1熱交換部40とが1対1の対応関係にある場合を説明したが、図4に示す変更例3の冷却装置80または図5に示す変更例4の冷却装置90の如く、1基の凝縮器36に対して複数(図では2基)の第1熱交換部40を接続する構成であってもよい。すなわち、複数の本体ユニット12で、1基の凝縮器36を備えた1台の外部ユニット14を共有することができる。
(4)実施例では、圧力を下げる絞り手段として、膨張弁を挙げたが、キャピラリーチューブであってもよい。
本発明の好適な実施例に係る冷却装置を示す概略図である。 変更例1に係る冷却装置を示す概略図である。 変更例2に係る冷却装置を示す概略図である。 変更例3に係る冷却装置を示す概略図である。 変更例4に係る冷却装置を示す概略図である。 従来の冷却装置を示す概略図である。
符号の説明
16 冷媒配管,32,62,71 一次回路,34 二次回路,36 凝縮器,
36a 放熱管路(流路),38 熱交換器,40 第1熱交換部,42 第2熱交換部,
44 液配管,44a 立ち上がり部,46 ガス配管,48 ポンプ(流量調節手段),
50 第1温度測定手段(温度測定手段),52 第2温度測定手段(温度測定手段),
64 流量調節弁(流量調節手段),73 第1液配管,75 第2液配管,
74 第1ガス配管,76 第2ガス配管,EV 膨張弁(絞り手段),EP 蒸発器,
CM 圧縮機

Claims (5)

  1. 熱交換器(38)に設けられ、液相冷媒を蒸発させて気相冷媒とする第1熱交換部(40)と、気相冷媒を凝縮して液相冷媒とする凝縮器(36)とを有し、液相冷媒を凝縮器(36)から第1熱交換部(40)へ液配管(44,73,75)を介して流通させると共に、気相冷媒を第1熱交換部(40)から凝縮器(36)へガス配管(46,74,76)を介して流通させる一次回路(32,62,71)と、
    前記熱交換器(38)に前記第1熱交換部(40)と独立して設けられ、該第1熱交換部(40)に流通する冷媒との熱交換により冷却される第2熱交換部(42)、絞り手段(EV)、蒸発器(EP)および圧縮機(CM)を冷媒配管(16)で接続した二次回路(34)とを備え、
    前記液配管(44,73,75)には、液相冷媒の流量を調節可能な流量調節手段(48,64)が介挿される
    ことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記流量調節手段として、液相冷媒を前記第1熱交換部(40)へ向けて圧送すると共に、圧送する液相冷媒の流量を調節可能なポンプ(48)が用いられる請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記凝縮器(36)には、冷媒の流路(36a)における該冷媒の流通方向に離間した一対の温度測定手段(50,52)が該流路(36a)に夫々添わせて設けられ、これら温度測定手段(50,52)による測定温度差に基づいて前記ポンプ(48)が駆動制御される請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記凝縮器(36)は、前記第1熱交換部(40)より高い位置に配置され、前記流量調節手段として、前記液配管(44)を流下する液相冷媒の流量を調節可能な流量調節弁(64)が用いられる請求項1記載の冷却装置。
  5. 前記液配管(44)には、前記凝縮器(36)の出口側と前記流量調節弁(64)との間に立ち上がり部(44a)が設けられている請求項4記載の冷却装置。
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