JP2009068427A - 内燃機関用のエアクリーナ - Google Patents

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圭功 前平
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Abstract

【課題】濾材と異なる材質からなる部品点数を削除し、製造コスト及び廃棄コストを低減することが可能な内燃機関用のエアクリーナを提供する。
【解決手段】ケース511の開口部には、保持枠50を装着するための立上げ部511aが形成され、当該立上げ部511aが帯状濾材の谷部50cに嵌め込まれた状態でフィルタエレメント510がケース511内に装着されており、且つカバー512の側壁内面と立上げ部511aの外壁面との間に帯状濾材の外折れ部50dが挟み込まれて、当該カバー512の側壁が立上げ部511a側に圧着された状態となり、カバー512とケース511とが取り外し可能な状態で当該カバー512が当該ケース511に組み付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられる内燃機関用のエアクリーナに関する。
自動車用エンジン等の内燃機関の吸気通路には、吸気した空気に含まれるゴミや埃等を除去するために、内燃機関用のエアクリーナが設けられている。このような内燃機関用のエアクリーナは、ケース及びカバーで構成されるハウジングと、該ハウジング内に装着されたフィルタエレメントとを有する(例えば、下記特許文献1,2等参照)。そして、このフィルタエレメントは、プリーツ折りにされた濾材と、該濾材の外周を保持してハウジングへの装着を補助するための樹脂フレームと、該樹脂フレームとハウジングとの間のシール性を確保するためのシール部材(例えば、ガスケット等)とを備えている(例えば、下記特許文献3等参照)。
かかるフィルタエレメントは、次のようにして製造される。例えば、図5に示すように、フィルタエレメント500を製造する際には、まず、プリーツ折りにした濾材51を用意する(図5(a)参照)。次に、この濾材51の外周に樹脂フレーム52を設ける(図5(b)参照)。具体的には、濾材51の外周に樹脂を射出成形して樹脂フレーム52を設け、この樹脂フレーム52により濾材51をフレーム保持する。続いて、樹脂フレーム52にシール部材(同図の場合には、ゴム製のガスケット)53を組み付ける(図5(c)参照)。このようにして、フィルタエレメント500が製造されるのである。
そして、このフィルタエレメント500をハウジング内に装着すると、内燃機関用のエアクリーナ600が得られる。その一例を図6,7に示す。図6は、フィルタエレメントをハウジング内に装着する様子を示す図であり、図7は、ケースとカバーとの締め付けを行う様子を示す図である。図6に示したエアクリーナのC−C線一部断面を含む拡大図が図7(a)であり、図7(a)のV部拡大図が図7(b)である。
まず、図6に示すように、フィルタエレメント500をハウジング内に装着するには、ケース501内にフィルタエレメント500を装着し、その上からカバー502を組み付ける。これらのケース501、カバー502には、それぞれエア導入管10、エア導出管20が設けられている。次に、図7に示すように、ケース501に設けた鉄フック54により、ケース501とカバー502との締め付けを行う。このような締め付けを行うことにより、ケース501とカバー502との間にフィルタエレメント500を挟み込んで、当該フィルタエレメント500のシール部材53(とりわけ、ガスケットのリップ部53a)を十分に圧縮させることが可能となり、フィルタエレメント500とハウジングとの間のシール性を十分に確保することができる。すなわち、従来のフィルタエレメント500にあっては、シール部材53に弾性体(例えば、ゴム製のガスケット)が用いられている。そのため、かかるフィルタエレメント500を挟み込んだケース501及びカバー502は、いずれも弾性体であるシール部材53の反発力を受けて、シール性が十分に確保されないことが懸念される。そこで、従来の技術にあっては、かかるシール部材53の反発力に負けないように、鉄フック54による締め付けが行われていたのである。このようにして、従来の内燃機関用のエアクリーナ600が得られる。
特開平8−28376号公報 特開平9−70515号公報 特開2005−74292号公報
しかしながら、従来の内燃機関用のエアクリーナ600にあっては、例えば、図5〜7に示す如く、樹脂フレーム52、シール部材53、鉄フック54等、濾材51と異なる材質からなる部品が必要となる。そのため、部品点数が多くなって、製造工程が増えることとなり、製造コストが増大してしまうという問題があった。
また、内燃機関用のエアクリーナは、通常、部品ごとに材質が異なるため、これを廃棄する際には、各部品の分離作業が必要となる。そして、従来の内燃機関用のエアクリーナ600にあっては、例えば、図5に示す如く、濾材51と樹脂フレーム52とが射出成形されて両部品が一体になっており、これらの部品を分離することが困難である。そのため、廃棄性が悪くなり、廃棄コストが増大してしまうという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、樹脂フレーム、シール部材、鉄フック等、濾材と異なる材質からなる部品点数を削除し、製造コスト及び廃棄コストを低減することが可能な内燃機関用のエアクリーナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられる内燃機関用のエアクリーナであって、ケースと、カバーと、フィルタエレメントとを有し、前記フィルタエレメントは、プリーツ折りにされた濾材と、該濾材と同じ材質からなる二つ折りにされた帯状濾材が前記プリーツ折りにされた濾材の外周に沿って折り曲げられてその側壁内面側の内折れ部が当該プリーツ折りにされた濾材の外周に接着するとともにその両端部が相互に接着してなる保持枠とを備え、前記ケースの開口部には、前記保持枠を装着するための立上げ部が形成され、当該立上げ部が前記帯状濾材の谷部に嵌め込まれた状態で前記フィルタエレメントが前記ケース内に装着されており、且つ前記カバーの側壁内面と前記立上げ部の外壁面との間に前記帯状濾材の外折れ部が挟み込まれて、当該カバーの側壁が前記立上げ部側に圧着された状態となり、前記カバーと前記ケースとが取り外し可能な状態で当該カバーが当該ケースに組み付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、濾材と異なる材質からなる部品点数を削減し、製造コスト及び廃棄コストを低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る内燃機関用のエアクリーナ610は、ケース511と、カバー512と、フィルタエレメント510とを有する(後述する図3,4参照)。そこで、まず、図1を参照しながら、このフィルタエレメント510について説明する。
<フィルタエレメント510>
図1に示すフィルタエレメント510は、プリーツ折りにされた濾材51と、保持枠50とを備えている(図1(d)参照)。保持枠50は、V字状に二つ折りにされた帯状濾材50が濾材51の外周に沿って折り曲げられ、その側壁内面側(すなわち内折れ部50e)が当該濾材51の外周に接着するとともに、その両端部50a,50bが相互に接着してなるものである。なお、接着する方法には、例えば、熱溶着による方法や接着剤による方法などがあるが、本実施形態では、廃棄性に優れている熱溶着による方法を使用することが好ましい。二つ折りにされた帯状濾材50は、濾材51と同じ材質からなり、この帯状濾材50には、外折れ部50dと内折れ部50eとの間に谷部50cが形成されている。このようなフィルタエレメント510は、例えば、図1に示すような工程を経て製造されたものである。具体的には、まず、V字状に二つ折りにされた帯状濾材50を四角状に折り曲げて(図1(a)参照)、両端部50a,50bを相互に接着させる。これにより、保持枠50が得られる(図1(b)参照)。続いて、この保持枠50内に濾材51を挿入し(図1(c)参照)、当該濾材51の外周に保持枠50の側壁内面側を接着させる。これにより、フィルタエレメント510が得られる(図1(d)参照)。
<ケース511にフィルタエレメント510を装着する様子>
次に、図2を参照しながら、ケース511にフィルタエレメント510を装着する様子について説明する。ケース511の開口部には、保持枠50を装着するための立上げ部511aが形成されており、この立上げ部511aの外側には、止め部511bが設けられている。なお、同図の場合には、立上げ部511aは、先端側ほど肉薄でありその断面が小さくなるように成形されているが、本発明において、立上げ部の構成は、図2に示す形状に限定されるものではない。そして、図2に示すように、このケース511にフィルタエレメント510を装着する際には、ケース511の立上げ部511aにフィルタエレメント510の保持枠50に形成された谷部50cを嵌め込む(図2(a)参照)。これにより、フィルタエレメント510がケース511内に装着された状態となる(図2(b)参照)。なお、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面を含む斜視図である。
<ケース511にカバー512を組み付ける様子>
続いて、図3,4を参照しながら、図2に示したケース511にカバー512を組み付ける様子について説明する。図3(b)は、図3(a)のB−B線断面を含む斜視図、図4(b)は、図4(a)のVI部拡大図である。
カバー512の開口外縁部には、爪部512aが設けられ、この爪部512aは、ケース511の止め部511bと勘合するようになっている。そして、図3に示すように、ケース511にカバー512を組み付ける際には、フィルタエレメント510を装着したケース511の上からカバー512を装着して、ケース511の止め部511bにカバー512の爪部512aを勘合させる(図3(a)参照)。これにより、カバー512の側壁内面と立上げ部511aの外壁面との間に、前述した帯状濾材50の外折れ部50dが挟み込まれ、当該カバー512の側壁が立上げ部511a側に圧着された状態となる(図3(b)参照)。このような状態で、カバー512がケース511に組み付けられることとなる(図4(a)参照)。但し、これらのカバー512とケース511とは、相互に取り外し可能な状態にある。具体的には、カバー512の爪部512aとケース511の止め部511bとの勘合状態(図4(b)参照)を解除することにより、ケース511からカバー512を取り外すことができる。
そこで、内燃機関用のエアクリーナ610を廃棄する際には、まず、爪部512aと止め部511bとの勘合状態を解除して、ケース511からカバー512を取り外す。次に、ケース511に装着されている使用済みとなった古いフィルタエレメント510を引き抜いて、ケース11からフィルタエレメント510を取り外す。続いて、ケース511に新しいフィルタエレメント510を装着して、フィルタエレメント510の交換を行い、再び、ケース511にカバー512を組み付ける。一方、取り外した使用済みの古いフィルタエレメント510は、そのまま廃棄することが可能である。すなわち、フィルタエレメント510は、前述した如く、濾材51と保持枠50とを有し、この保持枠50を構成する濾材は、濾材51と同じ材質からなる。そのため、これらの濾材51と保持枠50とを分離することなく、当該フィルタエレメント510をそのまま廃棄することが可能となるのである。
以上の通り、本発明の実施形態に係る内燃機関用のエアクリーナ610の場合には、前述した従来の内燃機関用のエアクリーナ600の場合と異なり、樹脂フレーム、シール部材、鉄フックが不要である。従って、本発明の実施形態に係る内燃機関用のエアクリーナ610にあっては、濾材51と異なる材質からなる部品点数が削減され、製造コスト及び廃棄コストが低減することとなる。
本実施形態においてフィルタエレメントを製造する様子を示す図である。 本実施形態においてケースにフィルタエレメントを装着する様子を示す図である。 本実施形態においてケースにカバーを組み付ける様子を示す図である。 本実施形態において爪部と止め部との勘合状態を示す図である。 従来技術においてフィルタエレメントを製造する様子を示す図である。 従来技術においてフィルタエレメントをハウジング内に装着する様子を示す図である。 従来技術においてケースとカバーとの締め付けを行う様子を示す図である。
符号の説明
50 保持枠(二つ折りにされた帯状濾材)
50c 谷部
50d 外折れ部
50e 内折れ部
51 プリーツ折りされた濾材
510 フィルタエレメント
511 ケース
511a 立上げ部
511b 止め部
512 カバー
512a 爪部

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられる内燃機関用のエアクリーナであって、
    ケースと、カバーと、フィルタエレメントとを有し、
    前記フィルタエレメントは、プリーツ折りにされた濾材と、該濾材と同じ材質からなる二つ折りにされた帯状濾材が前記プリーツ折りにされた濾材の外周に沿って折り曲げられてその側壁内面側の内折れ部が当該プリーツ折りにされた濾材の外周に接着するとともにその両端部が相互に接着してなる保持枠とを備え、
    前記ケースの開口部には、前記保持枠を装着するための立上げ部が形成され、当該立上げ部が前記帯状濾材の谷部に嵌め込まれた状態で前記フィルタエレメントが前記ケース内に装着されており、且つ前記カバーの側壁内面と前記立上げ部の外壁面との間に前記帯状濾材の外折れ部が挟み込まれて、当該カバーの側壁が前記立上げ部側に圧着された状態となり、前記カバーと前記ケースとが取り外し可能な状態で当該カバーが当該ケースに組み付けられていることを特徴とする内燃機関用のエアクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091071A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Nippon Muki Co Ltd 耐熱フィルタおよび耐熱フィルタの製造方法
WO2020248305A1 (zh) * 2019-06-10 2020-12-17 瑞安市环嘉滤清器有限公司 一种空气滤清器及其滤芯
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