JP2004211647A - エアクリーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアインテイク側に連通するケース10と、エアアウトレット側に連通するカバー22とを備え、エアアウトレット側カバー22は、ケース10との間に介在されてその内側にフィルタエレメント24を収装したフィルタケース20が一体的に取付けられてなるとともに、エアインテイク側ケース10と着脱可能に取り付けられている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアクリーナの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用エアクリーナの一例を図3(a),(b)に示す。同図におけるエアクリーナは、一端側部にエアインテイク用パイプ1aを脱着可能に突設し、他端開口した箱形ケース1と、一端開口し、他端にエアアウトレット用パイプ2aを一体に突設したカバー2、および前記ケース1とカバー2間に挟持固定されるフィルタケース3の3ピースから概略構成されている。
【0003】
これらはいずれも合成樹脂成形体などからなり、互いに嵌合する構造となっている。そして、フィルタケース3は、その内部にジグザグ状に折畳まれたフィルタエレメント4を備え、前記ケース1の両側に設けたクランプ5を閉じ、および図示しないビスにより締結することで、各開口部の接合端に設けたガスケット6により各部品の開口部を密封状態に閉塞し、エアインテイク側からエアクリーナに給気される外気はフィルタエレメント4を通過するときにダストを濾過され、カバー2のエアアウトレット用パイプ1aを通じてエンジンのキャブレター側に流通する。
【0004】
以上の部品のうち、フィルタエレメント4のみが交換部品であり、交換時期に応じてフィルタケース3のみをケース1とカバー2間から取外し、新たなフィルタエレメント4が収装されたフィルタケース3装着する。
【0005】
なお、箱形エアクリーナにおいて、フィルタエレメントがケースとカバー間の内部に収装され、表にでない構造のものもある(特許文献1参照)が、これも基本的には3ピースであり、フィルタエレメントのみ交換可能にしていることには変りがない。
【0006】
【特許文献1】
実開平5−74617号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の給気系はモジュール化がすすみ、エアクリーナにおいては、例えばインテークマニホールドや、エンジンカバーに締結または一体化される例が多く、この場合にはエアクリーナの搭載スペースに制限があることが多く、定期交換を必要とするエレメントの脱着性の確保およびそれを成立すべく廉価な構造が必要である。
【0008】
また、交換のためのエンジンルームの作業スペースも十分ではなく、カバークランプの数と位置を理想的な状態とすることは難しく、エレメントのシール性を十分確保できないために、ダストリークが生じ、エンジンにダメージを与える可能性もあった。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決するものであって、その目的はエアクリーナを構成するための部品数を減じ、密封性向上と交換作業の簡易化を図ることができるエアクリーナを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、エアインテイク側に連通するケースと、エアアウトレット側に連通するカバーとを備えたエアクリーナであって、前記エアアウトレット側カバーは、前記ケースとの間に介在されてその内側にフィルタエレメントを収装したフィルタケースが一体的に取付けられてなるとともに、前記エアインテイク側ケースと着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
従って、本発明では、エアクリーナの主要部を構成する部品が2ピースとなり、部品数が減ずるとともに、比較的気密性を厳密に要求されないエアインテイク側ケースとフィルタケースとの接合部が脱着箇所となる一方、気密性が要求されるクリーンサイドとなるフィルタケースとエアアウトレット側カバーとが一体なので複雑なシール構造が不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1、2は本発明の第一実施形態を示す。同図において、このエアクリーナは、合成樹脂製のエアインテイク側ケース10と、これに脱着可能に嵌合される同じく合成樹脂製エアアウトレット用カバー12の2ピースから構成されている。
【0013】
ケース10は従来とほぼ同様に、一端側部にエアインテイク用パイプ10aを挿抜可能に取付け、他端側を開口し、かつこの開口面周囲にガスケット14を一体化している。また両側部に脱着用のクランプ16を設けている。なお、符号18は、両側部底面に突設された他部品に対する取付け用ブラケットである。
【0014】
カバー12は、前記ケース10の開口面に嵌め付けられるフィルタケース20と、嵌合面とは反対側の端面に一体化されたカバー本体22とからなっており、カバー本体22からはエアアウトレット用パイプ22aが一体に突設されている。
【0015】
フィルタケース20はその一端面外周に前記ケース10のガスケット14を嵌め付けるためのL字溝20aが形成され、また両側部には前記クランプ16に契合する突起20bが突設されているとともに、内部に従来とほぼ同様にジグザグ状に折込んだフィルタエレメント24を装着し、その周囲をケース20内部に気密にシールしたものである。そして、フィルタケース20の他端外周はカバー本体22の後部開口外周に形成されたL字溝22bの内側に嵌合され、この嵌合位置の全周に亘り超音波溶接26することにより、フィルタケース20をカバー本体22に気密に一体化している。
【0016】
従って、以上の構成においては、従来のカバーとフィルタケース間の封止構造を要することなく気密性が保持されるものとなり、この部分からのダストリークを未然に防止できる。
【0017】
また、エレメント交換時には、カバー12全体を交換するものとなる。この交換時には、エアアウトレット用パイプ22aとエンジン給気系ホースとの接合をはずし、またカバー12をケース10からはずし、新たなカバー12をケース10に取付け、そのパイプ22aをホースに接続すればよい。
【0018】
この場合、従来のようにフィルタケースのみを交換する場合に比べ、エレメントに付着したダストがクリーン側にリークするおそれもないものとなる。
【0019】
図3は、本発明の他の実施形態を示すものである。本実施形態では、カバー本体22の側面に突設された延長ダクト28の先端よりエアアウトレット用パイプ22aが突設されているほかは、前記実施形態と同様である。この実施形態ではエンジンルーム内の給気系における配管引回し形状に対応したものであり、給気系配管仕様に応じて各種形状の組合わせが可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によるエアクリーナにあっては、構成部品数を減じ、より密封性向上と交換作業の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明にかかるエアクリーナの分解図および組立図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】配管仕様を変更した第二実施形態を示す斜視図である。
【図4】(a),(b)は従来の3ピース構造のエアクリーナを示す分解図および組立図である。
【符号の説明】
10 エアインテイク側ケース
12 エアアウトレット側カバー
16 クランプ(取付け金具)
20 フィルタケース
22 カバー本体
24 フィルタエレメント
26 超音波溶着
Claims (1)
- エアインテイク側に連通するケースと、エアアウトレット側に連通するカバーとを備えたエアクリーナであって、
前記エアアウトレット側カバーは、前記ケースとの間に介在されてその内側にフィルタエレメントを収装したフィルタケースが一体的に取付けられてなるとともに、前記エアインテイク側ケースと着脱可能に取り付けられていることを特徴とするエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001858A JP2004211647A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001858A JP2004211647A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | エアクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004211647A true JP2004211647A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32819770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003001858A Pending JP2004211647A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004211647A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101930104B1 (ko) | 2011-02-17 | 2018-12-17 | 만 운트 훔멜 게엠베하 | 에어 필터 시스템 및 필터 부재 |
-
2003
- 2003-01-08 JP JP2003001858A patent/JP2004211647A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101930104B1 (ko) | 2011-02-17 | 2018-12-17 | 만 운트 훔멜 게엠베하 | 에어 필터 시스템 및 필터 부재 |
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