JP2009068306A - 建物の開口部内枠材の組立構造及び連結部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】側板の厚みを抑えて、側板の占めるスペースを小さくすることができる建物の開口部内枠材の組立構造及び連結部材を提供する。
【解決手段】側面どうしを互いの一辺が近接するように交差方向に突き合わせて配置された建物の開口部を形成する2枚以上の側板の、当該突き合わせ部を連結部材で連結した内枠材の組立構造において、連結部材は、第1及び第2側板の側面に沿って当接可能な第1及び第2当接面を有する連結部材本体部と、第1当接面から突出して第1側板を挟持する第1挟持部と、第2当接面から突出して第2側板を挟持する第2挟持部とを備え、第1挟持部が第1側板を、第2挟持部が第2側板を挟持した状態で、連結部材本体部を介して第1側板及び第2側板のそれぞれの側面に挿入される固定部材により連結部材と第1及び第2側板とが固定されるように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、窓や出入り口等の建物の開口部に取り付けられる内枠材の組立構造に関し、特に、内枠材の側壁を構成する側板どうしを連結する部分の構造及当該構造に用いられる連結部材に関する。
従来、この種の建物の開口部内枠材の組立構造として種々の構造のものが知られている。例えば、特許文献1(特許第3916741号公報)には、棒状の連結部材に互いに直交する2方向に向けて突出するように設けられた複数の差込み片を、内枠材の側壁を構成する縦側板及び横側板の側面に設けられた差込み孔に差し込むことで内枠材を仮組みし、その後、連結部材を介して縦側板及び横側板にビスをねじ込むことで内枠材を組み立てる組立構造が開示されている。
また、特許文献2(特開2004−176258号公報)にも、上記特許文献1と同様の連結部材を用いて内枠材を組み立てる組立構造が開示されている。
特許第3916741号公報 特開2004−176258号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2の組立構造では共に、連結部材の差込み片を差し込むための差込み孔を縦側板及び横側板の側面に設ける必要があるため、縦側板及び横側板の厚みが必然的に大きくなる。このため、縦側板及び横側板が占めるスペースが大きくなり、内枠材としての開口面積が小さくなるという問題点がある。
この問題点を抑える方法としては、例えば、連結部材の差込み片の厚みを薄くすることが考えられる。しかしながら、連結部材の差込み片は、上記仮組みの間、縦側板と横側板とを略直角な状態で保持するものであるため、高い剛性を有する必要があり、その厚みを薄くすることにも限界がある。したがって、この方法では、上記問題の根本的な解決策とはならない。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、側板の厚みを抑えて、側板の占めるスペースを小さくすることができる建物の開口部内枠材の組立構造及び当該組立構造に用いられる連結部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、側面どうしを互いの一辺が近接するように交差方向に突き合わせて配置された建物の開口部を形成する2枚以上の側板の、当該突き合わせ部を連結部材で連結した内枠材の組立構造において、
上記連結部材は、
上記互いに近接する第1及び第2側板の側面に沿って当接可能な第1及び第2当接面を有する連結部材本体部と、
上記第1側板の側面が当接する上記第1当接面から突出して上記第1側板を挟持する第1挟持部と、
上記第2側板の側面が当接する上記第2当接面から突出して上記第2側板を挟持する第2挟持部と、
を備え、
上記第1挟持部が上記第1側板を、上記第2挟持部が上記第2側板を挟持した状態で、上記連結部材本体部を介して上記第1及び第2側板のそれぞれの側面に挿入される固定部材により上記連結部材と前記第1及び第2側板とが固定されることを特徴とする、建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記連結部材本体部は、断面L字状の棒体の外側面を上記第1及び第2当接面とし、内側領域に補強用リブを備えることを特徴とする第1態様に記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記連結部材本体部は、上記内側領域に、上記第1当接面と直交する方向に伸びる第1固定部材挿入用貫通穴を形成する第1筒状部と、上記第2当接面と直交する方向に伸びる第2固定部材挿入用貫通穴を形成する第2筒状部とを備えることを特徴とする第2態様に記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記第1及び第2側板は、上記内枠材の側壁を構成する側板本体部と、上記内枠材の開口端部周縁に相当する箇所で上記側板本体部に大略直交して立設されたフランジ部とを有し、
上記連結部材は、さらに、上記第1及び第2側板の側面どうしを互いに一辺が近接するように突き合わせたときに互いに隣接するフランジ部どうしの間に生じる空間を埋めてコーナー部を形成するように、上記連結部材本体部の一端部に設けられたコーナー連結部を有することを特徴とする第1〜3態様のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第5態様によれば、上記コーナー連結部は、上記フランジ部の上記側板本体部側の面に接触可能な位置決め爪を有することを特徴とする請求項4に記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第6態様によれば、上記第1及び第2側板は、発泡倍率1.1〜5.0倍の低発泡部材で構成されていることを特徴とする第1〜5態様のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第7態様によれば、上記第1挟持部は、第1外側爪部と第1内側爪部とで構成され、
上記第2挟持部は、上記第1内側爪部と隣接する第2内側爪部と、第2外側爪部とで構成され、
上記第1又は第2内側爪部は、上記第1又は第2外側爪部よりも上記連結部材本体部からの突出量が小さいことを特徴とする第1〜6態様のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第8態様によれば、非挟持状態における上記第1外側爪部と上記第1内側爪部との間又は上記第2外側爪部と上記第2内側爪部との間の間隔は、上記連結部材本体部から離れるに従い狭くなっていることを特徴とする第7態様に記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第9態様によれば、上記第1又は第2外側爪部は、上記連結部材本体部の長手方向に間欠的に複数に分割されて配置されていることを特徴とする第7又は8態様に記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第10態様によれば、上記連結部材本体部の上記第1及び第2当接面に、上記第1当接面と上記第1側板の側面の間、及び上記第2当接面と上記第2側板の側面の間をシールするシール部材が取り付けられていることを特徴とする第1〜9態様のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造を提供する。
本発明の第11態様によれば、第1〜10態様のいずれか1つの建物の開口部内枠材の組立構造に用いられる連結部材を提供する。
本発明の建物の開口部内枠材の組立構造によれば、内枠材の側壁を構成する第1及び第2側板を、連結部材に設けた第1及び第2挟持部により挟持するよう構成しているので、特許文献1,2の組立構造のように連結部材の差込み片を差し込むための差込み孔を側板の側面に設ける必要がない。このため、側板の厚みを抑えて、側板の占めるスペースを小さくすることができる。例えば、従来の構成では、通常側板として厚み10mm以上のものを用いるが、本発明の組立構造によれば、側板として厚み5〜9mm程度の薄さものを用いることができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《実施形態》
本発明の実施形態にかかる建物の開口部内枠材の組立構造について説明する。本実施形態においては、建物の開口部内枠材として出窓を構成する窓枠を例に挙げて説明する。図1は、窓枠が建物の壁面に設けられた開口部に取り付けられた状態を示す斜視図であり、図2は、窓枠の取り付け前の状態を示す分解斜視図である。
図2に示すように、窓枠100は、4枚の側板1,…,1を矩形の開口部を形成するように側面どうしを突き合わせて配置し、隣り合う側板1,…,1の側面どうしを4つの連結部材2,…,2で連結することにより構成されている。それぞれの側板1は、窓枠100の側壁を構成する側板本体部11と、組立後において窓枠100の開口端部周縁に相当する箇所で側板本体部11から大略直交して立設されたフランジ部12とを備えている。窓枠100は、フランジ部12を室内側として開口部201に嵌め込まれ、フランジ部12を介して壁面200に例えばネジや釘などで螺合されることで、壁面200に取り付けられる。フランジ部12には、上記ネジや釘などが露出しないように、図1に示すように適宜、化粧カバー3が取り付けられる。
図3は、隣り合う2枚の側板1,1の側面に連結部材2が取り付けられた状態を示す部分拡大斜視図であり、図4は、図3の連結部材2の取り付け前の状態を示す分解斜視図である。図5は、図3とは別の角度(窓枠100の内側)から連結部材2の取り付け状態を見た部分拡大断面図である。連結部材2は、隣り合う2枚の側板1,1の側面1a,1aどうしを互いの一辺が近接するように交差方向(例えば直交方向)に配置して突き合わせた状態で、両側板1,1を連結する部材である。
図6は、連結部材2の構成を示す斜視図であり、図7は、図6とは別の角度から連結部材2を見た斜視図である。図8Aは、連結部材2を長手方向と直交する方向で切った断面図であり、図8B及び図8Cは、連結部材2を長手方向と直交する方向から見た側面図である。
連結部材2は、例えばポリプロピレンなどの樹脂材料で構成され、例えば射出成形により成形されている。連結部材2は、図4に示すように配置した側板1,1の側面1a,1aに沿って当接可能な第1及び第2当接面21a,21bを有する連結部材本体部21と、第1当接面21aから突出して一方の側板1(第1側板)を挟持する第1挟持部22と、第2当接面21bから突出して他方の側板1(第2側板)を挟持する第2挟持部23とを備えている。
本実施形態においては、図4に示すように配置された2つの側板1,1を、第1挟持部22と第2挟持部23(図8A参照)とが挟持することで、連結部材2と両側板1,1とが仮固定される。この状態で、図3に示すように当該連結部材2を介して両側板1,1の側面1a,1aに固定部材の一例であるネジ30が挿入されることで、連結部材2と両側板1,1とが固定される。
連結部材本体部21は、図7及び図8Aに示すように、概ね断面L字状の棒体で構成され、L字状を構成する壁の外側面(鈍角側の面)で第1当接面21aと第2当接面21bとを構成している。連結部材本体部21を概ね断面L字状で構成することにより、連結部材本体部21を矩形の角材で構成するよりも、樹脂材料の量を減らすとともに、柔軟性を向上させて取り扱い性を向上させることができる。なお、連結部材2を矩形の角材で構成してもよい。
第1挟持部22は、図7及び図8Aに示すように、第1当接面21aから突出する第1内側爪部22aと第1外側爪部22bとを備え、当該爪部22a,22bで側板1を挟持できるように構成されている。具体的には、図8Aに示すように、非挟持状態における第1内側爪部22aと第1外側爪部22bとの間の間隔は、第1当接面21a付近では側板1の側面1aの厚みと同じかやや大きく、第1当接面21aから離れるに従い狭くなるように構成されている。側板1の側面1aが第1当接面21aに当接する際には、第1内側爪部22a及び/又は第1外側爪部22bが側板1に押されて弾性変形し、当該爪部22a,22bの間で側板1が挟持される。
第1内側爪部22aは、図5に示すように、連結部材2の取り付け状態では人の目に触れる所(窓枠100の内側)に位置することとなる。このため、第1内側爪部22aは、第1当接面21aからの突出量が極力小さく構成されることが好ましい。一方、第1外側爪部22bの第1当接面21aからの突出量を、第1当接面21aと同様に小さく構成すると、側板1の挟持力が小さくなり、側板1を挟持できなくなる恐れがある。このため、本実施形態においては、側板1の挟持力を確保できる範囲内で、第1内側爪部22aの第1当接面21aからの突出量が第1外側爪部22bの第1当接面21aからの突出量よりも小さくなるように構成されている。
第1内側爪部22aが第1外側爪部22bよりも第1当接面21aからの突出量が小さく構成されているので、側板1の側面1aが第1当接面21aに当接する際には、主に第1外側爪部22bが側板1に押されて弾性変形する。このため、第1外側爪部22bは、弾性変形が容易になるように連結部材本体部11の長手方向に間欠的に分割されている。一方、第1内側爪部22aは、連結部材2の長手方向にわたって、間欠的に分割されることなく延在するように設けられている。これにより、側板1と第1内側爪部22aとの間に隙間が生じないようにして、水が漏れるなどの不具合を防止している。
第2挟持部23は、図7及び図8Aに示すように、第2当接面21aから突出する第2内側爪部23aと第2外側爪部23bとを備え、当該爪部23a,23bで側板1を挟持できるように構成されている。第2内側爪部23aの具体的構成は第1内側爪部22aと同様であり,第2外側爪部23bの具体的構成は第2外側爪部22bと同様であるので、説明は省略する。
連結部材本体部21のL字状を構成する壁で挟まれた内側領域(鋭角側の領域)には、図6に示すように、連結部材本体部21の長手方向にわたって補強用リブ24が間欠的に複数個設けられている。これにより、連結部材本体部21の第1及び第2当接面21a,21bが成す角度を一定に保って、連結部材2が挟持する2つの側板1,1が成す角度が一定となるようにしている。
また、連結部材本体部21の上記内側領域には、第1当接面21aと直交する方向に伸びる第1固定部材挿入用貫通穴の一例である第1貫通穴25aを形成する第1筒状部25と、第2当接面21bと直交する方向に伸びる第2固定部材挿入用貫通穴の一例である第2貫通穴26aを形成する第2筒状部26とが設けられている。第1及び第2貫通穴25a,26aを通じて、ネジ30,…,30が両側板1,1の側面1a,1aに挿入されることにより、図3に示すように、連結部材2と両側板1,1とが固定される。このとき、第1及び第2貫通穴25a,26aが第1又は第2当接面21a,21bと直交する方向に伸びているので、ネジ30,…,30は、両側板1,1の側面1a,1aに対してそれぞれ垂直に挿入される。これにより、ネジ30,…,30が側面1aに対して斜めに挿入され、その先端が両側板1,1の表面から飛び出るような不具合が防止されるので、側板1,1の厚さをさらに薄くすることが可能となる。
連結部材本体部11の一端部には、図3に示すように2つの側板1,1を配置したときに、互いに隣接するフランジ部12,12どうしの間に生じる空間を埋めてコーナー部を形成するコーナー連結部27が設けられている。コーナー連結部27には、図6及び図7に示すように、連結部材本体部11の長手方向と交差する方向(例えば直交する方向)に突出する位置決め爪28,28が設けられている。図3に示すように、側板1,1のフランジ部12,12の側板本体部11側の面にそれぞれ、位置決め爪28,28が当接することで連結部材2が位置決めされる。これにより、連結部材2の取り付け時に、連結部材2を位置決めする負担を軽減している。
次に、連結部材2の取り付け方法について説明する。
まず、側板1の側面1aに連結部材2の第1当接面21aが当接するとともに側板1のフランジ部12の側板本体部11側の面に位置決め爪28が当接するように、第1内側爪部22aと第1外側爪部22bとの間に側板1を挿入する。同様にして、第2内側爪部23aと第2外側爪部23bとの間に上記とは別の側板1を挿入する。これにより、2枚の側板1,1が、互いの側面1a,1aの一辺が近接するように交差方向に突き合わされた状態で連結部材2により仮固定される。
次いで、第1及び第2貫通穴25a,26aを通じて、ネジ30,…,30をそれぞれの側板1,1の側面1a,1aに挿入し、連結部材2と両側板1,1とを固定する。これにより、図3及び図5に示すように、連結部材2が両側板1,1を連結する。なお、このとき、側板1,1の側面1a,1aには、ネジ30の挿入用穴が予め設けられていても良いし、設けられていなくてもよい。上記挿入用穴を予め設けない場合には、側板1へのネジ30の締め込みを容易とするために、側板1は、その発泡倍率が1.1倍〜5.0倍(例えば1.5倍)である低発泡の部材で構成されることが好ましい。側板1の材質としては、例えば、塩化ビニール、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)などを用いることができる。
なお、本実施形態にかかる窓枠100は、4枚の側板1,…,1を大略矩形に配置することにより形成される側面1a,…,1aの4つの突き合わせ部を、4つの連結部材2,…,2で連結することにより作成することができる。
以上、本発明の実施形態にかかる建物の開口部内枠材の組立構造によれば、窓枠100の側壁を構成する側板1を連結部材2に設けた第1又は第2挟持部22,23により挟持するよう構成しているので、特許文献1,2の組立構造のように連結部材の差込み片を差し込むための差込み孔を側板1の側面1aに設ける必要がない。このため、側板1の厚みを抑えて、側板1の占めるスペースを小さくすることができる。例えば、従来の構成では、通常側板として厚み10mm以上のものを用いるが、本発明の組立構造によれば、側板1として厚み5〜9mm程度の薄さものを用いることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記では、第1及び第2外側爪部22b,23bは、弾性変形が容易になるように連結部材本体部11の長手方向にわたって間欠的に分割されているものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1及び第2外側爪部22b,23bは、上記のように分割されず、図9に示すように一体のものであってもよい。この場合には、例えば、コーナー連結部27の位置決め爪28を側板1のフランジ部12に当接させるときに、第1外側爪部22bの内側面(第1内側爪部22aとの対向面)に沿って側板1を連結部材本体部11の長手方向にスライド移動させることができるので、上記分割された第1外側爪部22bを用いる場合に比べて、連結部材2の取り付けが容易となる。
また、上記では、4つの側板1,…,1により矩形の窓枠100を構成したが本発明はこれに限定されない。例えば、2枚以上の側板1,…,1により、三角形や五角形などの多角形の窓枠を構成するようにしてもよい。この場合、連結部材2の第1当接面21aと第2当接面21bとが成す角度を変えることにより上記多角形の窓枠を構成することができる。
また、連結部材2の第1及び第2当接面21a,21bには、第1及び第2当接面21a,21bと側板1,1の側面1a,1aとの間をシールするシール部材が取り付けられることが好ましい。これにより、第1及び第2当接面21a,21bと側板1,1の側面1a,1aとの間に隙間が生じることを防いで、例えば当該隙間から水が入り込むような不具合を防止することができる。
本発明にかかる建物の開口部内枠材の組立構造及び連結部材は、側板の厚みを抑えて、側板の占めるスペースを小さくすることができるので、建物の出窓や出入り口などの開口部の内枠材として有用である。
本発明の実施形態にかかる窓枠を建物の開口部に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる窓枠を建物の開口部に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態にかかる窓枠における連結部材の取り付け状態を示す部分拡大斜視図である。 図3の連結部材の取り付け前の状態を示す分解斜視図である。 図3とは別の角度から連結部材の取り付け状態を見た部分拡大断面図である。 連結部材の具体的構成を示す斜視図である。 図6とは別の角度から連結部材を見た斜視図である。 連結部材を長手方向と直交する方向で切った断面図である。 連結部材を長手方向と直交する方向から見た側面図である。 連結部材を長手方向と直交する方向で且つ図8Bとは別の角度から見た側面図である。 連結部材の変形例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 側板
1a 側面
2 連結部材
3 化粧カバー
11 側板本体部
12 フランジ部
21 連結部材本体部
21a 第1当接面
21b 第2当接面
22 第1挟持部
22a 第1内側爪部
22b 第1外側爪部
23 第2挟持部
23a 第2内側爪部
23b 第2外側爪部
24 補強用リブ
25 第1筒状部
25a 第1貫通穴
26 第2筒状部
26a 第2貫通穴
27 コーナー連結部
28 位置決め爪
100 窓枠
200 壁面
201 開口部

Claims (11)

  1. 側面どうしを互いの一辺が近接するように交差方向に突き合わせて配置された建物の開口部を形成する2枚以上の側板の、当該突き合わせ部を連結部材で連結した内枠材の組立構造において、
    上記連結部材は、
    上記互いに近接する第1及び第2側板の側面に沿って当接可能な第1及び第2当接面を有する連結部材本体部と、
    上記第1側板の側面が当接する上記第1当接面から突出して上記第1側板を挟持する第1挟持部と、
    上記第2側板の側面が当接する上記第2当接面から突出して上記第2側板を挟持する第2挟持部と、
    を備え、
    上記第1挟持部が上記第1側板を、上記第2挟持部が上記第2側板を挟持した状態で、上記連結部材本体部を介して上記第1及び第2側板のそれぞれの側面に挿入される固定部材により上記連結部材と前記第1及び第2側板とが固定されることを特徴とする、建物の開口部内枠材の組立構造。
  2. 上記連結部材本体部は、断面L字状の棒体の外側面を上記第1及び第2当接面とし、内側領域に補強用リブを備えることを特徴とする請求項1に記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  3. 上記連結部材本体部は、上記内側領域に、上記第1当接面と直交する方向に伸びる第1固定部材挿入用貫通穴を形成する第1筒状部と、上記第2当接面と直交する方向に伸びる第2固定部材挿入用貫通穴を形成する第2筒状部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  4. 上記第1及び第2側板は、上記内枠材の側壁を構成する側板本体部と、上記内枠材の開口端部周縁に相当する箇所で上記側板本体部に大略直交して立設されたフランジ部とを有し、
    上記連結部材は、さらに、上記第1及び第2側板の側面どうしを互いに一辺が近接するように突き合わせたときに互いに隣接するフランジ部どうしの間に生じる空間を埋めてコーナー部を形成するように、上記連結部材本体部の一端部に設けられたコーナー連結部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  5. 上記コーナー連結部は、上記フランジ部の上記側板本体部側の面に接触可能な位置決め爪を有することを特徴とする請求項4に記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  6. 上記第1及び第2側板は、発泡倍率1.1〜5.0倍の低発泡部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  7. 上記第1挟持部は、第1外側爪部と第1内側爪部とで構成され、
    上記第2挟持部は、上記第1内側爪部と隣接する第2内側爪部と、第2外側爪部とで構成され、
    上記第1又は第2内側爪部は、上記第1又は第2外側爪部よりも上記連結部材本体部からの突出量が小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  8. 非挟持状態における上記第1外側爪部と上記第1内側爪部との間又は上記第2外側爪部と上記第2内側爪部との間の間隔は、上記連結部材本体部から離れるに従い狭くなっていることを特徴とする請求項7に記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  9. 上記第1又は第2外側爪部は、上記連結部材本体部の長手方向に間欠的に複数に分割されて配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  10. 上記連結部材本体部の上記第1及び第2当接面に、上記第1当接面と上記第1側板の側面の間、及び上記第2当接面と上記第2側板の側面の間をシールするシール部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載の建物の開口部内枠材の組立構造に用いられる連結部材。
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