JP2009067155A - ターンシグナル制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が意図するターンシグナルランプの点滅ができるようにするターンシグナル制御装置を提供すること。
【解決手段】車速検出部30と、ハンドル操舵角検出部40と、可動接点25が右側ハーフ位置接点22あるいは左側ハーフ位置接点24に操作されるとターンシグナルランプ60を所定回数点滅させることを指示する指示信号を出力するターンスイッチ20と、ターンシグナルランプの点滅及び消灯を制御する制御装置10とを備え、制御装置10は、ターンスイッチ20から所定回数点滅させることを指示する指示信号が出力されると、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させると共に、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させている間に、車速が遅くなった場合及び操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のターンシグナル制御装置に関するものである。
従来、車両に搭載されるターンシグナル制御装置の一例として特許文献1に示されるウィンカ制御装置があった。
特許文献1に示されるウィンカ制御装置は、制御装置、作動スイッチ(レバー、ターンスイッチ)、タイマ回路、車速センサ、出力回路、フラッシャ制御回路、ウィンカ(ターンシグナルランプ)などを備えるものである。
制御装置は、作動スイッチからパルス信号が入力された時に作動する。パルス信号は、レバーを一度、短時間判押し(以下、ハーフ位置操作とも称する)にすると発せられる。つまり、作動スイッチであるレバーを右接点或いは左接点に短時間、接触させるとパルス信号が発生される。
タイマ回路は、そのパルス信号を受けると、車速センサからの車速の検出信号に応じた設定時間の分だけ第一の信号を出力回路に対して出力する。
出力回路は、この第一の信号が出されている間、フラッシャ制御回路に第二の信号を出力して、ウィンカを点滅させ、第一の信号が出されなくなったらウィンカの点滅を停止させるものである。
また、特許文献1に示されるウィンカ制御装置は、レバーが全押し(以下、フル位置操作とも称する)されて連続的に信号が入力してきたときには、タイマ回路は第一の信号を出すことをせず、この信号はフラッシャ制御回路に入力して、信号が継続している間ウィンカを点滅させる。
特開2003−291720号公報
上述のように特許文献1に示されるウィンカ制御装置は、ターンスイッチがハーフ位置操作された場合、設定時間の分だけターンシグナルランプが点滅することとなる。したがって、ターンスイッチがハーフ位置操作された場合、運転者の意図に反してターンシグナルランプの点滅が停止(消灯)してしまう可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、運転者が意図するターンシグナルランプの点滅ができるようにするターンシグナル制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のターンシグナル制御装置は、車両の車速を検出する車速検出部と、車両のハンドル操舵角を検出するハンドル操舵角検出部と、運転者によって操作されるものであり所定位置に操作されるとターンシグナルランプを所定回数点滅させることを指示する指示信号を出力するターンスイッチと、ターンシグナルランプの点滅及び消灯を制御する制御部とを備えるものであり、制御部は、ターンスイッチが所定位置に操作されて指示信号が出力されると、ターンシグナルランプを所定回数点滅させると共に、ターンシグナルランプを所定回数点滅させている間に、車速が遅くなった場合及び操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、ターンシグナルランプの点滅を継続させることを特徴とするものである。
通常、車両の運転者がターンシグナルランプを所定回数点滅させるのは、車両が右左折することや車線変更(合流も含む)することを周囲(対向車の運転者、後続車の運転者、歩行者など)に知らせるためである。そして、車両の運転者は、右左折する場合や車線変更する場合、ブレーキをかけるなどして車速を減速させるか、ハンドルを回すかの少なくとも一方の操作を行うものである。
従って、請求項1に示すように、ターンシグナルランプを所定回数点滅させる際に、車速が遅くなった場合及び操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、ターンシグナルランプの点滅を継続させることによって、運転者が意図するターンシグナルランプの点滅とすることができる。
また、請求項2に示すように、制御部は、ターンスイッチが所定位置に操作されてターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、車速が速くなった場合及び操舵角が小さくなった場合の少なくとも一方である場合は、ターンシグナルランプを消灯するようにしてもよい。
通常、ターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、車速が速くなった場合及び操舵角が小さくなった場合の少なくとも一方である場合は、右左折や車線変更が完了したとみなすことができる。したがって、請求項2に示すようにすることによって、適切にターンシグナルランプを消灯することができる。
また、請求項3に示すように、車両が存在する道路を認識する道路認識部を備えるものであって、制御部は、ターンスイッチが所定位置に操作されてターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、道路認識部にて車両が存在する道路が変更したと認識された場合は、ターンシグナルランプを消灯するようにしてもよい。
このように、車両が存在する道路が変更したと認識された場合にターンシグナルランプを消灯することによって、適切にターンシグナルランプを消灯することができる。
また、請求項4に示すように、車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、道路地図データを記憶する地図データ記憶部とを備えるものであって、制御部は、ターンスイッチが所定位置に操作されてターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、車両の現在位置と道路地図データとによって車両が右左折もしくは車線変更したと判定した場合は、ターンシグナルランプを消灯するようにしてもよい。
このように、車両が右左折もしくは車線変更したと判定した場合にターンシグナルランプを消灯することによって、適切にターンシグナルランプを消灯することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。図3は、本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施の形態におけるターンシグナル制御装置は、制御装置10、ターンスイッチ20、車速検出部30、ハンドル操舵角検出部40、ターンシグナルランプ駆動部50、ターンシグナルランプ60などを備える。
制御装置10は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも不図示)が備えられている。制御装置10は、ターンスイッチ20、車速検出部30、ハンドル操舵角検出部40、ターンシグナルランプ駆動部50と接続されており、ターンスイッチ20、車速検出部30、ハンドル操舵角検出部40から出力される信号を受けてターンシグナルランプ60の点滅及び消灯を制御する制御信号をターンシグナルランプ駆動部50に出力する。
ターンスイッチ20は、右側フル位置接点21、右側ハーフ位置接点22(本発明における所定位置)、左側フル位置接点23、左側ハーフ位置接点24(本発明における所定位置)を含む固定接点と、車室内に設けられる操作レバーの動きに連動する可動接点25などを備える。
可動接点25は、運転者によって操作レバーが操作されていない場合、どの固定接点とも接触しない中立位置に保持される。そして、可動接点25は、運転者によって操作レバーが右側のターンシグナルランプ60の点滅を示す方向(例えば下方向)に操作されると右側フル位置接点21または右側ハーフ位置接点22に接触し、運転者によって操作レバーが左側のターンシグナルランプ60の点滅を示す方向(例えば上方向)に操作されると左側フル位置接点23または左側ハーフ位置接点24に接触する。
また、ターンスイッチ20は、運転者が操作レバーを操作することによって、可動接点25が右側ハーフ位置接点22または左側ハーフ位置接点24に操作された場合、運転者が操作レバーを離すと可動接点25を中立位置に戻すと共に、操作レバーを中立位置に対応する無操作位置に戻す機構(図示省略)を備えるものである。さらに、ターンスイッチ20は、運転者が操作レバーを操作することによって、可動接点25が右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に操作された場合、運転者が操作レバーを離したとしても可動接点25を右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に保持すると共に、操作レバーを右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に対応する固定位置に保持する機構(図示省略)を備えるものである。なお、可動接点25及び操作レバーを保持する機構は、運転者によってハンドルが戻されるか、操作レバーが無操作位置側に操作されると、可動接点25及び操作レバーの保持を解除するものである。
また、ターンスイッチ20は、運転者が操作レバーを操作することによって、可動接点25が右側ハーフ位置接点22または左側ハーフ位置接点24に操作されると(可動接点25が右側ハーフ位置接点22または左側ハーフ位置接点24に接触すると)、ターンシグナルランプ60を所定回数(本実施の形態では3回)点滅させることを指示する指示信号を制御装置10に対して出力する。なお、右側ハーフ位置接点22及び左側ハーフ位置接点24をハーフ位置、可動接点25が右側ハーフ位置接点22または左側ハーフ位置接点24に接触する位置に操作されることをハーフ位置操作とも称する。
一方、ターンスイッチ20は、運転者が操作レバーを操作することによって、可動接点25が右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に操作されると(可動接点25が右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に接触すると)、その接触している間だけターンシグナルランプ60の点滅を指示する指示信号を制御装置10に対して出力する。換言すると、ターンスイッチ20は、可動接点25が右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に操作されると、ターンシグナルランプ60の継続的な点滅を示す指示信号を出力する。なお、右側フル位置接点21及び左側フル位置接点23をフル位置、可動接点25が右側フル位置接点21または左側フル位置接点23に接触する位置に操作されることをフル位置操作とも称する。
車速検出部30は、例えば、磁気センサなどを備え、自車両の走行速度に応じた信号を出力する。ハンドル操舵角検出部40は、例えばポテンショメータなどを備え、運転者が操舵時に左右に回転操作するステアリングホイール(以下、ハンドルとも称する)の回転角度(以下、操舵角とも称す)に応じた信号を出力する。
ターンシグナルランプ駆動部50は、制御装置10からの制御信号を受けて、ターンシグナルランプ60を点滅及び消灯駆動するものである。例えば、ターンシグナルランプ駆動部50は、リレー回路などを備え、制御装置10からの制御信号を受けて、ターンシグナルランプ60への通電を一定間隔でオン・オフすることによって、ターンシグナルランプ60を点滅駆動する。ターンシグナルランプ60は、例えば、LEDランプからなる灯具であり、車体前部における左右及び側面、後部における左右及び側面に設けられる。
ここで、図2および図3を用いて、本実施の形態におけるターンシグナル制御装置の処理動作に関して説明する。なお、制御装置10は、バッテリー(図示省略)から電源供給がなされると、図3のフローチャートに示される処理動作を実行するものである。
図3に示すステップS10では、制御装置10は、フル位置か否かを判定する。つまり、制御装置10は、ターンスイッチ20からの信号に基づいて、可動接点25が右側フル位置接点21又は左側フル位置接点23にあるか否かを判定し、フル位置にあると判定した場合はステップS11に進み、フル位置にないと判定した場合はステップS13に進む。換言すると、制御装置10は、ターンスイッチ20からターンシグナルランプ60の継続的な点滅を示す指示信号が出力されたか否かを判定するものである。
ステップS11では、制御装置10は、ターンシグナルランプ駆動部50にターンシグナルランプ60の点滅を指示する制御信号を出力することによって、ターンシグナルランプ60を点滅させる。より具体的には、制御装置10は、可動接点25が接触している方(右側フル位置接点21又は左側フル位置接点23)に対応するターンシグナルランプ60の点滅を指示する制御信号をターンシグナルランプ駆動部50に出力する。
そして、ステップS12では、制御装置10は、可動接点25が中立位置に戻ったか否かによって、ターンスイッチ20がオフになったか否かを判定する。フル位置に保持された可動接点25は、運転者によってハンドルが戻される(操舵角が小さくなる)か、操作レバーが無操作位置側に操作されると保持が解除されて中立位置に戻るものである。したがって、換言すると、制御装置10は、運転者によってハンドルが戻されたか否か、操作レバーが無操作位置側に操作されたか否かを判定するものである。そして、ターンスイッチ20がオフになったと判定した場合はステップS19へ進み、ターンスイッチ20がオフになってないと判定した場合はステップS11へ戻る。つまり、可動接点25がフル位置に操作された場合、制御装置10は、ターンスイッチ20がオフになるまで(運転者によってハンドルが戻されるか、操作レバーが無操作位置側に操作されるまで)ターンシグナルランプ60の点滅を継続する。なお、ステップS19では、制御装置10は、ターンシグナルランプ駆動部50にターンシグナルランプ60の消灯を指示する制御信号を出力することによってターンシグナルランプ60を消灯させる。
ステップS13では、制御装置10は、ハーフ位置か否かを判定する。つまり、制御装置10は、ターンスイッチ20からの信号に基づいて、可動接点25が右側ハーフ位置接点22又は左側ハーフ位置接点24にあるか否かを判定し、ハーフ位置にあると判定した場合はステップS14に進み、ハーフ位置にないと判定した場合は処理を終了する。換言すると、制御装置10は、ターンスイッチ20からターンシグナルランプ60を所定回数(本実施の形態では3回)点滅させることを指示する指示信号が出力されたか否かを判定するものである。
ステップS14では、制御装置10は、ターンシグナルランプ駆動部50にターンシグナルランプ60の点滅を指示する制御信号を出力することによって、ターンシグナルランプ60を点滅させる。より具体的には、制御装置10は、可動接点25が接触している方(右側ハーフ位置接点22又は左側ハーフ位置接点24)に対応するターンシグナルランプ60の点滅を指示する制御信号をターンシグナルランプ駆動部50に出力する。
ステップS15では、制御装置10は、車速検出部30からの信号に基づいて車速が大から小(つまり、減速)になったか否か、あるいは、ハンドル操舵角検出部40からの信号に基づいて操舵角が小から大(つまり、操舵角が大)になったか否かを判定する。そして、制御装置10は、車速が大から小になったと判定した場合、あるいは、操舵角が小から大になったと判定した場合はステップS17へ進み、そうでない場合はステップS16へ進む。例えば、制御装置10は、車速検出部30からの信号、及びハンドル操舵角検出部40からの信号を記憶しておき、その記憶した信号と車速検出部30からの信号あるいはハンドル操舵角検出部40からの信号とを比較することによって、車速が大から小であるか否か、操舵角が小から大であるか否かを判定することができる。
ステップS16では、制御装置10は、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させたか否かを判定し、所定回数点滅させたと判定した場合はステップS19へ進み、所定回数点滅させてないと判定した場合はステップS14へ戻る。
一方、ステップS17では、制御装置10は、ターンシグナルランプ駆動部50にターンシグナルランプ60の点滅を指示する制御信号を出力し続けることによって、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させる。
つまり、制御装置10は、図2に示すように、可動接点25がハーフ位置に操作されて、ターンスイッチ20からターンシグナルランプ60を所定回数点滅させることを指示する指示信号が出力されると、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させる。そして、制御装置10は、その指示信号が出力されてからターンシグナルランプ60を所定回数点滅させている間に、車速が大から小、あるいは、操舵角が小から大になると、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させるものである(図2の3以降)。一方、制御装置10は、その指示信号が出力されてからターンシグナルランプ60を所定回数点滅させている間に、車速が大から小、あるいは、操舵角が小から大にならなかった場合はターンシグナルランプ60を所定回数点滅させて消灯するものである。なお、本実施の形態においては、車速が大から小、あるいは、操舵角が小から大になると、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させる例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。車速が大から小、かつ、操舵角が小から大になると、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させるようにしてもよい。
通常、車両の運転者がターンシグナルランプ60を所定回数点滅させるのは、車両が右左折することや車線変更(合流も含む)することを周囲(対向車の運転者、後続車の運転者、歩行者など)に知らせるためである。換言すると、運転者は、右左折することや車線変更することを周囲に知らせることを意図してターンシグナルランプ60を点滅させるものである。そして、車両の運転者は、右左折する場合や車線変更する場合、ブレーキをかけるなどして車速を減速させるか、ハンドルを回すかの少なくとも一方の操作を行う。
しかしながら、交通状況によっては、スムーズに右左折や車線変更ができないこともありうる。このような場合、ハーフ位置操作にすると、運転者がターンシグナルランプを点滅させて車両が右左折することや車線変更することを周囲に知らせようとしているにも係らず、右左折や車線変更が完了する前にターンシグナルランプ60が消灯してしまう可能性がある。
また、運転者はフル位置操作したつもりであっても実際はハーフ位置操作がなされていることもありうる。また、上述のように本実施の形態におけるターンシグナル制御装置は、ハーフ位置操作であってもターンシグナルランプ60が所定回数点滅するものである。したがって、運転者は、ハーフ位置操作をしているが、ターンシグナルランプ60の点滅に同期した作動音によって、フル位置操作をしたと勘違いすることもありうる。このような場合、右左折や車線変更が完了する前にターンシグナルランプ60が消灯してしまうと、運転者は、ターンシグナルランプ60が点滅していると思い込んで車両を走行させてしまう可能性もありうる。
ところで、運転者は、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させる際には、スムーズに右左折や車線変更ができた場合、スムーズに右左折や車線変更ができない場合、いずれの場合であっても、車速を減速させるか、ハンドルを回すかの少なくとも一方の操作を行うものである。そこで、上述のように、ターンシグナルランプ60を所定回数点滅させる際に、車速が遅くなった場合及び操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、ターンシグナルランプの点滅を継続させることによって、運転者が意図するターンシグナルランプの点滅とすることができる。
つまり、ターンシグナルランプを所定回数点滅させる際に、車速が遅くなった場合及び操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、運転者の意図に反してターンシグナルランプの点滅が停止(消灯)することなく、ターンシグナルランプを点滅させることができる。換言すると、本実施の形態におけるターンシグナル制御装置は、ハーフ位置操作であっても、右左折や車線変更が完了するまでターンシグナルランプ60の点滅を継続することができる。
そして、ステップS18では、制御装置10は、車速検出部30からの信号に基づいて車速が小から大(つまり、加速)になったか否か、あるいは、ハンドル操舵角検出部40からの信号に基づいて操舵角が大から小(つまり、操舵角が小)になったか否かを判定する。そして、制御装置10は、車速が小から大になったと判定した場合、あるいは、操舵角が大から小になったと判定した場合はステップS19へ進み、そうでない場合はステップS17へ戻る。例えば、制御装置10は、車速検出部30からの信号、及びハンドル操舵角検出部40からの信号を記憶しておき、その記憶した信号と車速検出部30からの信号あるいはハンドル操舵角検出部40からの信号とを比較することによって、車速が小から大であるか否か、操舵角が大から小であるか否かを判定することができる。なお、本実施の形態においては、車速が小から大、あるいは、操舵角が大から小になると、ターンシグナルランプ60を消灯させる例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。車速が小から大、かつ、操舵角が大から小になると、ターンシグナルランプ60を消灯させるようにしてもよい。
通常、ターンシグナルランプ60の点滅を継続させている間に、車速が速くなった場合及び操舵角が小さくなった場合の少なくとも一方である場合は、右左折や車線変更が完了したとみなすことができる。したがって、このようにすることによって、適切にターンシグナルランプを消灯することができる。換言すると、ハーフ位置操作であっても、右左折や車線変更が完了するまで確実にターンシグナルランプ60の点滅を継続することができる。
(変形例1)
また、変形例1として、上述の実施の形態に示されるターンシグナル制御装置に車両が存在する道路を認識する道路認識部を備えるようにしてもよい。この道路認識部としては、例えば、車両前方の路面を撮像するカメラ、カメラによって撮像された路面画像から白線画像を抽出する画像処理装置、自車両に対する白線画像の位置から車線を変更したか否かを検出する検出部などを備えるものである。
そして、制御装置10は、可動接点25がハーフ位置に操作されてターンシグナルランプ60の点滅を継続させている間に、道路認識部からの検出結果に基づいて、車両が存在する道路が変更(車線変更)したと認識された場合は、ターンシグナルランプ60を消灯するようにしてもよい。つまり、制御装置10は、図3におけるステップS17の後に、
道路認識部からの検出結果に基づいて、車両が車線変更したか否かを判定し、車線変更したと判定した場合はステップS19へ進み、車線変更してないと判定した場合はステップS17へ戻る。
このように、車両が存在する道路が変更したと認識された場合にターンシグナルランプ60を消灯することによって、適切にターンシグナルランプ60を消灯することができる。
(変形例2)
また、変形例2として、上述の実施の形態に示されるターンシグナル制御装置に車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、道路地図データを記憶する地図データ記憶部とを備えるようにしてもよい。現在位置検出部としては、ナビゲーション装置に採用される位置検出装置、例えば、RTK−GPS(Real Time Kinematic GPS)方式を採用することができる。地図データ記憶部としては、ナビゲーション装置に採用される地図データ記憶装置などを採用することができる。
そして、制御装置10は、可動接点25がハーフ位置に操作されてターンシグナルランプ60の点滅を継続させている間に、車両の現在位置と道路地図データとによって車両が右左折もしくは車線変更したと判定した場合は、ターンシグナルランプ60を消灯するようにしてもよい。つまり、制御装置10は、図3におけるステップS17の後に、
現在位置検出部からの検出信号と、地図データ記憶部に記憶される道路地図データとに基づいて、車両が車線変更したか否か、もしくは右左折したか否かを判定し、車線変更したと判定した場合、もしくは右左折したと判定した場合はステップS19へ進み、そうでないと判定した場合はステップS17へ戻る。
このように、車両が右左折もしくは車線変更したと判定した場合にターンシグナルランプ60を消灯することによって、適切にターンシグナルランプ60を消灯することができる。
本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態におけるターンシグナル制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 制御装置、20 ターンスイッチ、21 右側フル位置接点、22 右側ハーフ位置接点、23 左側フル位置接点、24 左側ハーフ位置接点、25 可動接点、30 車速検出部、40 ハンドル操舵角検出部、50 ターンシグナルランプ駆動部、60 ターンシグナルランプ

Claims (4)

  1. 車両の車速を検出する車速検出部と、
    前記車両のハンドル操舵角を検出するハンドル操舵角検出部と、
    運転者によって操作されるものであり、所定位置に操作されるとターンシグナルランプを所定回数点滅させることを指示する指示信号を出力するターンスイッチと、
    前記ターンシグナルランプの点滅及び消灯を制御する制御部と、
    を備えるものであり、
    前記制御部は、前記ターンスイッチが前記所定位置に操作されて前記指示信号が出力されると、前記ターンシグナルランプを所定回数点滅させると共に、前記ターンシグナルランプを所定回数点滅させている間に、前記車速が遅くなった場合及び前記操舵角が大きくなった場合の少なくとも一方である場合は、前記ターンシグナルランプの点滅を継続させることを特徴とするターンシグナル制御装置。
  2. 前記制御部は、前記ターンスイッチが前記所定位置に操作されて前記ターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、前記車速が速くなった場合及び前記操舵角が小さくなった場合の少なくとも一方である場合は、前記ターンシグナルランプを消灯することを特徴とする請求項1に記載のターンシグナル制御装置。
  3. 前記車両が存在する道路を認識する道路認識部を備えるものであって、前記制御部は、前記ターンスイッチが前記所定位置に操作されて前記ターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、前記道路認識部にて前記車両が存在する道路が変更したと認識された場合は、前記ターンシグナルランプを消灯することを特徴とする請求項1に記載のターンシグナル制御装置。
  4. 前記車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、道路地図データを記憶する地図データ記憶部とを備えるものであって、前記制御部は、前記ターンスイッチが前記所定位置に操作されて前記ターンシグナルランプの点滅を継続させている間に、前記車両の現在位置と前記道路地図データとによって前記車両が右左折もしくは車線変更したと判定した場合は、前記ターンシグナルランプを消灯することを特徴とする請求項1に記載のターンシグナル制御装置。
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JP2009149123A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Tokai Rika Co Ltd ターンシグナル制御装置
JP2013082405A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Denso Corp ターンシグナル制御装置
CN104903149A (zh) * 2012-12-26 2015-09-09 矢崎总业株式会社 车辆转向取消信号输出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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