JP2009066909A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクヘッドを本体に対して着脱する際、インク吐出ノズルが露出するのを防止して保護することができ、高品質な画像形成の遂行が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタ1は、本体2と、インク吐出ノズル22が設けられ、本体2に対して着脱が自在なインクヘッドであるライン型ヘッド21と、このライン型ヘッド21に対して装着、退避両様の位置をとり得るとともに、本体2及びライン型ヘッド21に対して着脱が自在なキャップ51とを備え、このキャップ51をライン型ヘッド21に装着したまま、本体2に対してライン型ヘッド21を着脱可能である。これにより、通常の運転時以外、常時ライン型ヘッド21にキャップ51を装着しておくことが可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、多数のノズルからインクを吐出して用紙などの記録媒体に印刷を行うインクジェット式の画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、近年、特に家庭用のプリンタとして、インクジェット式プリンタが広く普及している。インクジェット式プリンタは、記録装置である記録ヘッドに備えられた多数のノズルからインクを吐出して、用紙などに印刷を行う画像形成装置である。インクジェット式プリンタは、小型で安価、静音性に優れているといった利点から普及が進み、昨今各メーカーから多数の機種が提供されている。
さらに最近では、用紙搬送方向と直角をなす用紙幅全域をカバーするインクジェットヘッド、所謂ライン型ヘッドが開発され、このライン型ヘッドを搭載した高速印刷が可能なインクジェット式プリンタが産業用や業務用として提供されている。そのようなインクジェット式プリンタの一例を、特許文献1に見ることができる。このインクジェット式プリンタは主たる構成要素として、記録媒体トレイ(給紙カセット)、画像記録部(記録装置)、ベルト搬送装置であるプラテン部(搬送ユニット)、及び排出トレイを備えている。
記録媒体であるカットペーパーやOHPシートなどの用紙は、記録媒体トレイに複数枚積み重ねられて収容され、そこから給紙部によってプラテン部上に送り出される。プラテン部は用紙を搬送するための無端状の搬送ベルトを備え、記録媒体トレイから送り出された用紙はこの搬送ベルトの上面に載置され、略水平に搬送される。
画像記録部は、プラテン部に対向するようにその上方に配置され、用紙にインクを吐出するインク吐出装置として構成されている。そして、画像記録部は、例えばブラック、シアン、マゼンタ、イエローといった複数色のインクに対応した、各色ごとのインクヘッド列を備える。インクヘッド列は、主走査方向、すなわち用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向に延び、多数のノズルから、重力方向、すなわち垂直下方向にインクを吐出する。
プラテン部上を搬送される用紙は、その搬送過程において、上方の画像記録部のインクヘッド列から吐出されるインクによって印刷される。用紙には、複数色のインクが順次吐出され、カラー画像が形成される。そして、印刷が完了した用紙は、そのまま排出トレイまで搬送され、排出される。
ここで、上記構成のようなインクジェット式プリンタは、一般的に、画像記録部(記録装置)のインク吐出ノズルの乾燥や目詰まりを防止するために、ノズルにキャップをすることがある。このように、インクヘッドに装着するキャップを備えた画像形成装置(プリンタ)の一例を、特許文献2に見ることができる。
特開2006−206309号公報(図1) 特開2005−88423号公報(第4−5頁、図1)
インクジェット式画像形成装置のインク吐出ノズルは、非常に微細で、精密な加工が施され、他部材とのほんの僅かな接触でも破損する恐れがある。インク吐出ノズルが少しでも破損すると、高品質な画像を形成できなくなる可能性が高い。したがって、画像形成装置の製造時に本体の箇所までインクヘッドを運んだり、メンテナンス時に本体からインクヘッドを取り外したりする際には、格別の注意を払う必要がある。そこで、このようなときには、一般的に、インク吐出ノズル部分にカバー部材を取り付け、インクヘッドを運搬している。
しかしながら、このようにインク吐出ノズル部分にカバー部材を取り付ける場合であっても、本体へのインクヘッドの装着の最終段階、或いはインクヘッドの本体からの取り外しの初期段階では、インク吐出ノズル部分からカバー部材を取り外す必要がある。したがって、この期間に、インク吐出ノズルを他部材に接触させ、破損してしまう恐れがある。
また、カバー部材は、画像形成装置の通常の運転時には必要がない部材である。そのような部材を、インクヘッドごとに用意すると、コストアップすることが懸念される。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、インクジェット式の画像形成装置において、大幅なコストアップを抑制しながら、インクヘッドを本体に対して着脱する際、インク吐出ノズルが露出するのを確実に防止してそれを保護することができ、高品質な画像形成を遂行することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、画像形成装置において、本体と、インク吐出ノズルが設けられ、前記本体に対して着脱が自在なインクヘッドと、このインクヘッドに対して装着、退避両様の位置をとり得るとともに、前記本体及びインクヘッドに対して着脱が自在なキャップとを備え、このキャップをインクヘッドに装着したまま、本体に対してインクヘッドを着脱可能であることとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記キャップは、前記本体に備えられたキャップベース部材に対して連結部材にて保持され、前記インクヘッドは、キャップを支持するキャップ装着部材を備え、このキャップ装着部材を利用してキャップをインクヘッドに装着、固定したまま、本体に対してインクヘッドを着脱する際、キャップが、前記連結部材により前記キャップベース部材に対して着脱可能であることとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記キャップは、インクが溜まるインク貯留部を備え、前記本体は、先端にインクの吸引が可能な吸引孔を有するとともに、その先端を前記インク貯留部に対して抜き差しが可能なインク吸引針を備えることとした。
本発明の構成によれば、画像形成装置において、本体と、インク吐出ノズルが設けられ、本体に対して着脱が自在なインクヘッドと、このインクヘッドに対して装着、退避両様の位置をとり得るとともに、本体及びインクヘッドに対して着脱が自在なキャップとを備え、このキャップをインクヘッドに装着したまま、本体に対してインクヘッドを着脱可能であることとしたので、通常の運転時以外、常時インクヘッドにキャップを装着しておくことが可能である。また、キャップには、インクヘッドのインク吐出ノズルの乾燥や目詰まりを防止する機能に加えて、本体からインクヘッドを取り外した際の、インク吐出ノズル部分のカバー部材の機能を兼ねて持たせることができ、別途カバー部材を用意する必要がない。このようにして、大幅なコストアップを抑制しながら、インクヘッドを本体に対して着脱する際、インク吐出ノズルが露出するのを確実に防止してそれを保護することができ、高品質な画像形成を遂行することが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、前記キャップは、前記本体に備えられたキャップベース部材に対して連結部材にて保持され、前記インクヘッドは、キャップを支持するキャップ装着部材を備え、このキャップ装着部材を利用してキャップをインクヘッドに装着、固定したまま、本体に対してインクヘッドを着脱する際、キャップが、連結部材によりキャップベース部材に対して着脱可能であることとしたので、キャップを、インクヘッドに対して確実に装着することができ、且つキャップベース部材、すなわち本体に対しては容易に着脱することが可能である。これにより、インクヘッドのインク吐出ノズルを破損から保護する効果が高められるとともに、キャップを装着したインクヘッドの本体に対する着脱における手間を省くことができる。したがって、製造時やメンテナンス時における作業性の向上を図りながら、インク吐出ノズルを確実に保護することが可能になる。
また、前記キャップは、インクが溜まるインク貯留部を備え、前記本体は、先端にインクの吸引が可能な吸引孔を有するとともに、その先端をインク貯留部に対して抜き差しが可能なインク吸引針を備えることとしたので、キャップの本体への装着時、キャップに溜まったインクを、インク吸引針を通してキャップ外部に排出することができる。これにより、インク吐出ノズルの、接触に対する保護に加えて、性能維持に対する効果も高められる。したがって、より一層高品質な画像形成を遂行することが可能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1及び図2を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の一例であるインクジェット式プリンタの概略構造を示す模型的垂直断面正面図、図2はプリンタの記録装置及び搬送ユニット周辺を示す部分拡大正面図である。
図1に示すように、プリンタ1の本体2の内部下方には、用紙収容部である給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3の内部には、用紙Pが積まれて収容されている。給紙カセット3の用紙搬送方向下流部上方には、給紙装置4が配置されている。この給紙装置4により、用紙Pは図1において給紙カセット3の右上方に向けて送り出される。
給紙カセット3の用紙搬送方向下流には、用紙搬送路5、レジストローラ6、記録装置20、及び搬送ユニット30が配置されている。給紙カセット3から送り出された用紙Pは、用紙搬送路5を通ってレジストローラ6に到達する。レジストローラ6は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ、記録装置20が実行するインク吐出動作とのタイミングを計り、用紙Pを搬送ユニット30へと送り出す。なお、用紙搬送路5には、用紙Pを搬送するための搬送ローラ対を必要に応じて設けても良い。
搬送ユニット30は、駆動ローラ32、及び従動ローラ33、及びテンションローラ34に巻き掛けられた無端状の搬送ベルト31を備えている。搬送ベルト31は、駆動ローラ32により、図1において反時計方向に回転する。レジストローラ6によって送り出された用紙Pは、この搬送ベルト31の上面に載置され、図1において右方から左方へと搬送される。
搬送ユニット30の内部であって、記録装置20に対向する箇所には、図2に示すように、空気吸引ユニット35が備えられている。空気吸引ユニット35は、その上面に、多数の空気吸引用の孔(図示せず)を備えている。そして、搬送ユニット30は、空気吸引ユニット35により、その上面から下方に向かって空気を吸引することができる。また、搬送ベルト31にも、多数の空気吸引用の孔(図示せず)が設けられている。これにより、搬送ユニット30は、搬送ベルト31と空気吸引ユニット35とを用いて、用紙Pを搬送ベルト31の上面に吸着させながら搬送する。
一方、プリンタ1は、外部コンピュータ(図示せず)から、文字や図形、模様などの画像データ信号を受信する。この画像データの情報は、搬送ユニット30と対向するようにその上方に配置された記録装置20に送られる。記録装置20は、インク吐出ノズル22(図2参照)の先端部が配置された底面と搬送ベルト31の上面である用紙搬送面との間に微小間隔(例えば1mm)を設けて配置されている。
記録装置20は、インクヘッドであるライン型インクジェットヘッド21(以下、ライン型ヘッドと称す)を4台備えている。ライン型ヘッド21は、各々用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向に向かって延び、それら4台が、図1に示すように、搬送ベルト31の回転方向に沿って、回転方向上流側から下流側に向けて一列に並べて配置されている。4台のライン型ヘッド21とは、上流側から順に、ブラック用のライン型ヘッド21K、シアン用のライン型ヘッド21C、マゼンタ用のライン型ヘッド21M、及びイエロー用のライン型ヘッド21Yである。
各色のライン型ヘッド21に対応して、搬送ユニット30の下方には、4台のインクタンク23が備えられている。各色のインクは、このインクタンク23から供給チューブ(図示せず)によって、ライン型ヘッド21に補給される。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「K」「C」「M」「Y」の識別記号は省略するものとする。
記録装置20の各ライン型ヘッド21は、外部コンピュータから受信した画像データの情報に対応して、搬送ベルト31表面に載置された用紙Pに向かってインク吐出ノズル22からインクを吐出する。そして、搬送ベルト31の回転とともに、所定のタイミングで各ライン型ヘッド21から各色のインクが順次吐出されることにより、搬送ベルト31表面上の用紙Pにはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクが重ね合わされたカラーインク画像が形成、印刷される。
搬送ユニット30の用紙搬送方向下流には、乾燥装置7が配置されている。記録装置20から用紙Pに吐出されたインクは、乾燥装置7によって乾燥せしめられる。
乾燥装置7の下流には、排出ローラ8、排出口9、及び排出トレイ10が備えられている。乾燥装置7で印刷されたインクの乾燥が済んだ用紙Pは、排出ローラ8によって左方に送られ、排出口9を通して、本体2の左側面外側に設けられた排出トレイ10において機外に排出される。
一方、搬送ユニット30の下方には、搬送ユニット30の昇降装置40が備えられている。昇降装置40は、各ライン型ヘッド21のインク吐出ノズル22の乾燥や目詰まりを防止するため、インク吐出ノズル22にキャップ51(図2参照)を装着したり、搬送ベルト31上で発生したジャム処理を行ったりするため、搬送ユニット30を昇降させる。
インク吐出ノズル22の乾燥や目詰まりの防止に関して、記録装置20の長期間停止後の印刷開始時は各ライン型ヘッド21の全てのインク吐出ノズル22から、また印刷動作の合間にはインク吐出量が規定値以下のインク吐出ノズル22から、ノズル内の粘度が高くなったインクを吐出して、次の印刷動作に備える。このとき、各ライン型ヘッド21のインク吐出ノズル22部分にキャップ51を装着し、インクはキャップ51内に吐出される。
続いて、このキャップ51を備え、ライン型ヘッド21に対してキャップ51を着脱するキャップユニット50の概略構成とその動作について、図1及び図2に加えて、図3及び図4を用いて説明する。図3は搬送ユニット、記録装置及びキャップユニット周辺を示す部分拡大上面図、図4は図2と同様の記録装置及び搬送ユニット周辺を示す部分拡大正面図にして、記録装置の下方にキャップを移動した状態を示すものである。なお、図2及び図4では、キャップユニット50のスライド機構53の描画を省略している。
キャップユニット50は、図2〜図4に示すように、記録装置20の下方に備えられている。キャップユニット50は、キャップ51、キャップベース部材52、及びスライド機構53を備えている。
キャップ51は、用紙搬送方向に沿って各色ごとに配置され、さらに用紙幅方向に3個ずつ並べて配置されたインク吐出ノズル22に対応して、各色ごとに3個ずつ、計12個が設けられている(図3参照)。キャップ51は、インク吐出ノズル22が外気に触れないようにカバーできる大きさをなし、上側に開放部を有し、下方に向かう凹部を有する蓋状部材である。キャップ51は、下方から、インク吐出ノズル22をカバーしながら、インクヘッドであるライン型ヘッド21の底面に装着される。
キャップベース部材52は、キャップ51の下方に配置されている。そして、キャップベース部材52は、キャップ51を保持している。
スライド機構53は、図3に示すように、記録装置20や搬送ユニット30が配置された箇所から背面側に向かって、用紙搬送方向と直角をなす方向に延びている。スライド機構53は、用紙搬送方向に並べて配置された、2個の無端状の移送ベルト54を備えている。そして、移送ベルト54は、それら2個の移送ベルト54の間に跨る形にして、キャップベース部材52を支持している。これにより、スライド機構53は、図3に示すように、キャップベース部材52を、記録装置20のすぐ下方の箇所(二点差線で描画)と、記録装置20の配置箇所の背面側に位置する退避箇所との間で、スライド移動させることができる。
すなわち、スライド機構53により、キャップ51は、ライン型ヘッド21に対して、ライン型ヘッド21の下方である装着位置と、記録装置20の背面側に位置する退避位置との両様の位置をとり得る。
キャップユニット50を用いて、キャップ51をライン型ヘッド21に装着する動作は次のようである。
プリンタ1は、キャップ51を各ライン型ヘッド21に装着する際、昇降装置40(図1参照)を用いて、図4に示すように搬送ユニット30を通常の印刷時の位置より降下させる。これにより、ライン型ヘッド21が備えられた記録装置20と、搬送ユニット30との間に間隙ができる。
その後、スライド機構53を用いて、キャップベース部材52を、記録装置20のライン型ヘッド21と搬送ユニット30との間に生じた間隙に挿入させる。そして、キャップベース部材52を、ライン型ヘッド21の下方に配置し、図示しない昇降機構により上昇させる。これにより、キャップ51を、ライン型ヘッド21底面にあるインク吐出ノズル22部分に当接させ、装着する。
続いて、インク吐出ノズル22周辺とキャップ51周辺の詳細な構成について、図5〜図7を用いて説明する。図5はインク吐出ノズルとこれに近接するキャップを示す垂直断面側面図、図6はキャップに抜き差しされるインク吸引針の部分拡大垂直断面図、図7はキャップが装着され、本体から取り外されたライン型ヘッドを示す垂直断面側面図である。
インク吐出ノズル22が底面に備えられたインクヘッドであるライン型ヘッド21は、図5に示すように、ビスなどで構成されたヘッド固定部材24により、本体2に固定されている。そして、ライン型ヘッド21は、ヘッド固定部材24と同様にビスなどで構成されたキャップ装着部材25を備えている。
キャップ51は、前述のように、キャップベース部材52に保持されている。キャップベース部材52は、図5に示すように、キャップ51の外縁外側方向から内側に、キャップ51を挟み込む形で連結部材であるスナップフィット部材55を備えている。スナップフィット部材55は、キャップベース部材52の上面から上方に向かって突出するように延び、その先端をキャップベース部材52の外側、或いは内側に弾性変形させることができる。これにより、キャップ51は、キャップベース部材52に対してスナップフィット部材55にて保持される。
また、キャップ51は、図5に示すように、インク貯留部51aを備えている。インク貯留部51aは、下方に窪んだ凹部で構成されている。そして、このインク貯留部51aの箇所には、キャップベース部材52の下方から、キャップベース部材52及びキャップ51を貫通する形で、インク吸引針56が備えられている。
インク吸引針56は、図6に示すように、先端にインクの吸引が可能な吸引孔56aを備えている。インク吸引針56は、図5に示すように、その先端を、キャップ51のインク貯留部51aに対して抜き差しが可能である。インク吐出ノズル22の乾燥や目詰まりを防止するため、インク貯留部51a内に吐出された廃棄インクは、インク吸引針56を通してポンプ(図示せず)によって吸引され、搬送ユニット30の背面側下方に設けられた廃棄インクタンク(図示せず)に送られ、貯留される。
ここで、ライン型ヘッド21は、以下のようにして、本体2に対して着脱することができる。
ライン型ヘッド21を本体2から取り外す際、まず、その底面のインク吐出ノズル22部分に、キャップ51が当接せしめられる。このキャップ51の、ライン型ヘッド21底面への当接には、前述のキャップユニット50が用いられる。
そして、ライン型ヘッド21に備えられたキャップ装着部材25を、キャップ51に締結する。その後、ヘッド固定部材24による本体2とライン型ヘッド21との締結を解除し、ライン型ヘッド21を本体2から取り外す。このとき、スナップフィット部材55を弾性変形させ、キャップベース部材52によるキャップ51の保持を解除する。
このようにして、図7に示すような形で、ライン型ヘッド21を本体2から取り外すことが可能である。一方、ライン型ヘッド21を本体2に装着する場合は、上記と逆の工程で装着することができる。
上記のように、プリンタ1は、本体2と、インク吐出ノズル22が設けられ、本体2に対して着脱が自在なインクヘッドであるライン型ヘッド21と、このライン型ヘッド21に対して装着、退避両様の位置をとり得るとともに、本体2及びライン型ヘッド21に対して着脱が自在なキャップ51とを備え、このキャップ51をライン型ヘッド21に装着したまま、本体2に対してライン型ヘッド21を着脱可能であるので、通常の運転時以外、常時ライン型ヘッド21にキャップ51を装着しておくことが可能である。また、キャップ51には、ライン型ヘッド21のインク吐出ノズル22の乾燥や目詰まりを防止する機能に加えて、本体2からライン型ヘッド21を取り外した際の、インク吐出ノズル22部分のカバー部材の機能を兼ねて持たせることができ、別途カバー部材を用意する必要がない。このようにして、大幅なコストアップを抑制しながら、ライン型ヘッド21を本体2に対して着脱する際、インク吐出ノズル22が露出するのを確実に防止してそれを保護することができ、高品質な画像形成を遂行することが可能なプリンタ1を提供することができる。
また、キャップ51は、本体2に備えられたキャップベース部材52に対して連結部材であるスナップフィット部材55にて保持され、ライン型ヘッド21は、キャップ51を支持するキャップ装着部材25を備え、このキャップ装着部材25を利用してキャップ51をライン型ヘッド21に装着、固定したまま、本体2に対してライン型ヘッド21を着脱する際、キャップ51が、スナップフィット部材55によりキャップベース部材52に対して着脱可能であるので、キャップ51を、ライン型ヘッド21に対して確実に装着することができ、且つキャップベース部材52、すなわち本体2に対しては容易に着脱することが可能である。これにより、ライン型ヘッド21のインク吐出ノズル22を破損から保護する効果が高められるとともに、キャップ51を装着したライン型ヘッド21の本体2に対する着脱における手間を省くことができる。したがって、製造時やメンテナンス時における作業性の向上を図りながら、インク吐出ノズル22を確実に保護することが可能になる。
さらに、キャップ51は、インクが溜まるインク貯留部51aを備え、本体2は、先端にインクの吸引が可能な吸引孔56aを有するとともに、その先端をインク貯留部51aに対して抜き差しが可能なインク吸引針56を備えているので、キャップ51の本体2への装着時、キャップ51に溜まったインクを、インク吸引針56を通してキャップ51外部に排出することができる。これにより、インク吐出ノズル22の、接触に対する保護に加えて、性能維持に対する効果も高められる。したがって、より一層高品質な画像形成を遂行することが可能なプリンタ1を得ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、インクジェット式の画像形成装置において利用可能である。
本発明の実施形態に係るインクジェット式プリンタの模型的垂直断面正面図である。 図1に示す記録装置及び搬送ユニット周辺を示す部分拡大正面図である。 図2に示す搬送ユニット、記録装置及びキャップユニット周辺を示す部分拡大上面図である。 図2と同様の記録装置及び搬送ユニット周辺を示す部分拡大正面図にして、記録装置の下方にキャップを移動した状態を示すものである。 インク吐出ノズルとこれに近接するキャップを示す垂直断面側面図である。 インク吸引針の部分拡大垂直断面図である。 キャップが装着され、本体から取り外されたライン型ヘッドを示す垂直断面側面図である。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
2 本体
20 記録装置
21 ライン型ヘッド(インクヘッド)
22 インク吐出ノズル
24 ヘッド固定部材
25 キャップ装着部材
30 搬送ユニット
31 搬送ベルト
40 昇降装置
50 キャップユニット
51 キャップ
51a インク貯留部
52 キャップベース部材
53 スライド機構
55 スナップフィット部材
56 インク吸引針
56a 吸引孔

Claims (3)

  1. 本体と、インク吐出ノズルが設けられ、前記本体に対して着脱が自在なインクヘッドと、このインクヘッドに対して装着、退避両様の位置をとり得るとともに、前記本体及びインクヘッドに対して着脱が自在なキャップとを備え、
    このキャップをインクヘッドに装着したまま、本体に対してインクヘッドを着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャップは、前記本体に備えられたキャップベース部材に対して連結部材にて保持され、前記インクヘッドは、キャップを支持するキャップ装着部材を備え、
    このキャップ装着部材を利用してキャップをインクヘッドに装着、固定したまま、本体に対してインクヘッドを着脱する際、キャップが、前記連結部材により前記キャップベース部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記キャップは、インクが溜まるインク貯留部を備え、前記本体は、先端にインクの吸引が可能な吸引孔を有するとともに、その先端を前記インク貯留部に対して抜き差しが可能なインク吸引針を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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