JP2009066625A - レーザマーキング装置 - Google Patents

レーザマーキング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009066625A
JP2009066625A JP2007238016A JP2007238016A JP2009066625A JP 2009066625 A JP2009066625 A JP 2009066625A JP 2007238016 A JP2007238016 A JP 2007238016A JP 2007238016 A JP2007238016 A JP 2007238016A JP 2009066625 A JP2009066625 A JP 2009066625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse width
print
repetition frequency
laser marking
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007238016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4957474B2 (ja
Inventor
Fumihiko Nakano
文彦 中野
Yuichi Ishizu
雄一 石津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2007238016A priority Critical patent/JP4957474B2/ja
Publication of JP2009066625A publication Critical patent/JP2009066625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957474B2 publication Critical patent/JP4957474B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

【課題】ユーザにとっての利用価値を高めることが可能なレーザマーキング装置を提供する。
【解決手段】レーザマーカ制御部20Aは入力部25を介して印字設定情報を受けるとともに、その情報に基づいてパルス駆動部30を制御することによりパルス駆動部30から出力される電流パルスのパルス幅および繰返し周波数を制御する。これにより半導体レーザ2から発せられるシード光(光パルス)の繰返し周波数およびパルス幅が制御される。光ファイバ8から出力される光パルスの繰返し周波数およびパルス幅は、半導体レーザ2から発せられる光パルスの繰返し周波数およびパルス幅にそれぞれ依存する。すなわちレーザマーカ制御部20Aは印字設定情報に基づいて光ファイバ8から出力される光パルスの繰返し周波数およびパルス幅を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はレーザマーキング装置に関し、特に光ファイバ増幅器を用いたレーザマーキング装置に関する。
従来から、物体の表面に所望の情報を印字するための装置としてレーザマーキング装置が提供されている。一般的にレーザマーキング装置はパルス発振を行なうレーザ光源を備える。このレーザ光源には固体レーザが用いられることが多い。
固体レーザでは、YAGあるいはYVO4結晶等のレーザ媒質の両端に全反射ミラーと部分透過ミラーとが設けられることにより共振器が構成される。部分透過ミラーとレーザ媒質との間にはQスイッチが配置されるとともに、レーザ媒質の周囲にはその媒質を励起するための光源が設けられる。
Qスイッチを光遮断状態とした上で励起用光源によってレーザ媒質を励起状態にすると共振器内部にエネルギーが蓄積される。そしてQスイッチを光透過状態に変化させるとレーザ媒質内で発生したレーザ光が全反射ミラーと部分透過ミラーとの間で往復するとともにレーザ媒質に蓄積されたエネルギーによって増幅される。そして、その光の一部が部分反射ミラーを透過して外部に出射される。
なお、出射されたレーザ光(光パルス)はたとえばガルバノスキャナ等の走査機構によって2次元に走査される。印字対象物の表面はレーザ光によって物理的に加工される。印字対象物の表面はレーザ光により溶けたり削れたりする。これにより物体の表面に文字や図形などから構成された情報を印字することが可能になる。
固体レーザではレーザ媒質の両端にミラーが配置されるためそのサイズが大きくなりやすい。このため固体レーザを備えるレーザマーキング装置を製造ラインに設置する場合には、設置スペースの分だけ製造ライン全体が大型化することが起こり得る。
このような問題を解決可能なレーザマーキング装置として、光ファイバレーザを備えるレーザマーキング装置が提案されている。光ファイバレーザは、一般的に、コア部分に希土類元素がドープされた光ファイバと、その希土類元素を励起するための励起光源とを備える。たとえばこの光ファイバをボビンに周回させることによって、レーザ媒質中の光路を十分に確保しつつサイズを小型化させることが可能になる。
光ファイバレーザを備える従来のレーザマーキング装置として、たとえばマーキングを行なわないときは光ファイバを予備的に励起状態とするとともに、マーキング動作を行なう際に励起光のパワーを高めるレーザマーキング装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、光ファイバに入射される信号光のパワーを変化させることにより光ファイバから出力されるレーザ光のパワーを変化させるレーザマーキング装置が提案されている(特許文献2参照)。
また、光ファイバに入射するレーザ光を発生させるための光源として固体レーザを用いた光ファイバレーザが提案されている(非特許文献1参照)。
特許第3411852号公報 米国特許第6275250号明細書 Fabio Di Teodoro and Christopher D Brooks,"Multistage Yb−doped fiber amplifier generating megawatt peak−power,subnanosecond pulses",OPTICS LETTERS,2005年12月15日,Vol.30,NO.24,p.3299−3301
特許文献3に記載の光ファイバレーザは、上述した固体レーザと同様にQスイッチを備える。Qスイッチを備えるレーザ光源が光パルスを繰返して発する場合、その光パルスの繰返し周波数はQスイッチの動作可能周波数に依存する。
Qスイッチには、AO素子(音響光学素子)タイプ、あるいはEO(電気光学)変調器タイプなどがある。これらのQスイッチの動作可能周波数の上限値は一般的に約200kHz程度である。
たとえば製造ラインでは、印字速度を高くするほど1つの製品あたりの印字所要時間が短くなるため好ましい。印字速度を高くするためにはレーザ光の走査速度を高める必要がある。しかし、光パルスの繰返し周波数が低くかつレーザ光の走査速度が高いと、ある1文字を印字する際に発せられる光パルスの数が少なくなる。この場合、文字の線が途切れるといった、印字品質に関する問題が発生する。
また、Qスイッチを備えるレーザ光源の場合、レーザ光源から発せられる光パルスのパルス幅は共振器内部のパワーと共振器の長さとによって決定される。さらに光パルスの繰返し周波数は光パルスのパルス幅と連動して変化する。すなわちQスイッチを備えるレーザ光源の場合、光パルスの繰返し周波数とパルス幅とを互いに独立に制御することはできない。
印字対象物の表面をレーザ光により加工する場合、光パルスのエネルギーのピーク値により、印字対象物の表面の加工の度合い(変色の程度、レーザ光により削られた部分の広さなど)は異なる。光パルスのエネルギーのピーク値は、パルス幅を制御することにより制御することが可能である。しかし、Qスイッチを備えるレーザ光源の場合、パルス幅を変化させると光パルスの繰返し周波数も変化するため、パルス幅の設定の自由度が小さくなる。
一方、特許文献2に開示される技術のように、信号光として半導体レーザからの光を用いることが考えられる。この場合、半導体レーザに印加される電流を制御することによって光ファイバレーザから発せられる光パルスのパルス幅および繰返し周波数を制御できると考えられる。
ここで印字対象物の材質としては、金属、樹脂、ガラス、セラミック等の様々な材質が考えられる。このためレーザ光による印字対象物の加工方法も材質ごとに異なり得る。すなわち、光パルスの条件は印字対象物の材質ごとに異なり得る。しかし特許文献2には印字対象物の材質を考慮して光パルスの条件を定めることについては開示されていない。
したがって、ユーザは、特許文献2に開示されたレーザマーキング装置を用いる場合には、印字対象物の材質が異なるたびに光パルスの条件を決定しなければならない。しかしユーザは光パルスの条件を決定するまで多数回のテストを行なわなければならない。このためユーザの負担が増大する。
本発明の目的は、ユーザにとっての利用価値を高めることが可能なレーザマーキング装置を提供することである。
本発明は要約すれば、レーザマーキング装置であって、半導体レーザと、半導体レーザをパルス駆動する駆動部と、励起状態において半導体レーザからの光パルスを増幅する光増幅成分を含み、光パルスを一方の端面に受けて、励起状態にある光増幅成分により増幅された光パルスである増幅光を他方の端面から出力する光ファイバと、光増幅成分を励起状態にするための励起光を光ファイバに入射させる励起光源と、増幅光を走査するための走査機構と、増幅光の単位時間あたりの走査量を表わす印字速度を含む印字設定情報を受けて駆動装置を制御することにより、増幅光の繰返し周波数とパルス幅とを制御する制御部とを備える。制御部は、繰返し周波数とパルス幅との対応関係を予め記憶するとともに、印字設定情報と対応関係とに基づいて、繰返し周波数およびパルス幅を制御する。
好ましくは、制御部は、対応関係として、繰返し周波数が高くなるに従いパルス幅が短くなるように定められた、繰返し周波数とパルス幅との相関関係を記憶する。
より好ましくは、印字設定情報は、印字対象物の材質の情報をさらに含む。制御部は、印字対象物の材質ごとに対応関係を記憶するとともに、印字設定情報に基づいて、繰返し周波数とパルス幅とを制御するための対応関係を決定する。
より好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。制御部は、テストモードにおいて、パルス幅を、印字設定情報と対応関係とに基づいて決定した値に保つとともに、繰返し周波数を、パルス幅と対応関係とにより決定した値を含む範囲内で変化させて、印字テストを行なう。
より好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。制御部は、テストモードにおいて、繰返し周波数を印字設定情報と対応関係とに基づいて決定した値に保つとともに、パルス幅を、繰返し周波数と対応関係とにより決定した値を含む範囲内で変化させて、印字テストを行なう。
より好ましくは、相関関係は、パルス光の平均パワーが一定である場合の繰返し周波数とパルス幅との関係である。
好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。対応関係は、繰返し周波数に対してパルス幅が一定となる関係である。制御部は、テストモードにおいて、対応関係に従う複数の値の間で繰返し周波数を変化させて、印字テストを行なう。
好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。対応関係は、パルス幅に対して繰返し周波数が一定となる関係である。制御部は、テストモードにおいて、対応関係に従う複数の値の間でパルス幅を変化させて、印字テストを行なう。
好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。対応関係は、繰返し周波数とパルス幅との複数の組合せを含む。制御部は、テストモードにおいて、複数の組合せの中から印字設定情報に対応する組合せを選択して印字テストを行なう。
より好ましくは、レーザマーキング装置は、ユーザが印字設定情報を入力するための入力部をさらに備える。印字設定情報は、ユーザにより入力された、繰返し周波数およびパルス幅の少なくとも一方を設定するための情報をさらに含む。
好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。制御部は、テストモードにおいて、走査機構を制御することによりテストパターンを印字するとともに、対応関係に従って、繰返し周波数を変化させる。
より好ましくは、制御部は、さらに、走査機構を制御することにより繰返し周波数を示す情報を印字する。
好ましくは、レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有する。制御部は、テストモードにおいて、走査機構を制御することによりテストパターンを印字するとともに、対応関係に従って、パルス幅を変化させる。
より好ましくは、制御部は、さらに、走査機構を制御することによりパルス幅を示す情報を印字する。
本発明のレーザマーキング装置によれば、ユーザにとっての利用価値を高めることが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[レーザマーキング装置の構成]
図1は、本実施の形態のレーザマーキング装置の構成を示す図である。図1を参照して、レーザマーキング装置100Aは、光ファイバ1と、半導体レーザ2,3と、アイソレータ4,6と、結合器5とを備える。
光ファイバ1は、光増幅成分である希土類元素が添加されたコアを有する。希土類元素の種類は特に限定されず、たとえばEr(エルビウム)、Yb(イッテルビウム)、Nd(ネオジム)などがある。
一般的に光ファイバでは、コアの周囲に、コアよりも屈折率がわずかに低い(たとえば1%前後程度低い)クラッドが設けられている。光ファイバ1は、コアの周囲にクラッドが二重に設けられたダブルクラッドファイバである。コアに近い側のクラッド(第1クラッド)の屈折率はコアの屈折率よりも低い。コアから遠い側のクラッド(第2クラッド)の屈折率は第1クラッドの屈折率よりも低い。
なお、光ファイバ1は、コアの周囲にクラッドが一重に設けられたシングルクラッドファイバでもよい。ただし光ファイバ1にダブルクラッドファイバを用いることによって、より高パワーの光を光ファイバ1から出力することができる。
半導体レーザ2は、シード光を発する。シード光の波長はたとえば1062±2nmである。半導体レーザ2から出力されるシード光はアイソレータ4を通過する。
アイソレータ4は一方向の光のみを透過し、その光と逆方向に入射する光を遮断する機能を実現する。本実施の形態ではアイソレータ4は光ファイバ1からの戻り光を遮断する。これによって半導体レーザ2に光が入射するのを防ぐことができる。半導体レーザ2に光が入射した場合、半導体レーザ2が損傷するおそれがあるが、アイソレータ4によってこのような問題を防ぐことができる。
半導体レーザ3は、光ファイバ1のコアに添加された希土類元素を励起するための励起光を発する。結合器5は半導体レーザ2からの光と半導体レーザ3からの光とを結合して光ファイバ1に入射させる。
半導体レーザ2からの光は光ファイバ1(ダブルクラッドファイバ)のコアを伝播する。半導体レーザ3からの光は光ファイバ1(ダブルクラッドファイバ)の第1クラッドに入射する。半導体レーザ3からの光は第1クラッドと第2クラッドとの境界面で反射を繰返しながら第1クラッドを伝播する。第1クラッドを伝播する光は、コアを通過する際にその一部が希土類元素に吸収される。これにより希土類元素は励起状態となる。さらに半導体レーザ2からの光がコアに入射すると、励起状態の希土類元素による誘導放出により、その光が増幅される。
ダブルクラッドファイバの場合、第1クラッドの中に励起光を閉じ込めることによって希土類元素に吸収される励起光の光量を増やすことができる。これにより光ファイバ1から出力される光のパワーを高くすることができる。
また、光ファイバ1は図示しないボビンに数回巻付けられている。これにより光ファイバ1の設置スペースを小さくすることができる。
アイソレータ6は、光ファイバ1から出力された光パルスを通過させるとともに光ファイバ1に戻る光を遮断する。
レーザマーキング装置100Aは、さらに、バンドパスフィルタ7と、光ファイバ8と、半導体レーザ9A〜9Dと、結合器10と、アイソレータ11と、エンドキャップ12とを備える。
バンドパスフィルタ7は、所定の波長帯の光を通過させる。「所定の波長帯」とは具体的には、光ファイバ1から出力される光パルスのピーク波長を含む波長帯である。すなわちバンドパスフィルタ7は不要な光を除去する機能を実現する。
光ファイバ8は、光ファイバ1と同様にダブルクラッドファイバであり、希土類元素が添加されたコアを含む。
半導体レーザ9A〜9Dは、希土類元素を励起するための励起光を発する。なお、本実施の形態では励起光源の個数は4であるが、特にこの値に限定されるものではない。
結合器10は、バンドパスフィルタ7を通過した光パルスと、半導体レーザ9A〜9Dからの光とを結合して光ファイバ8に入射させる。バンドパスフィルタ7を通過した光パルスはダブルクラッドファイバ(光ファイバ8)のコアを伝播する。半導体レーザ9A〜9Dの光は、ダブルクラッドファイバ(光ファイバ8)の第1クラッドに入射する。光ファイバ1と同様にコアを伝播する光は、希土類元素の誘導放出によって増幅される。アイソレータ11は光ファイバ8から出力される光パルスを通過させるとともに、光ファイバ8に戻る光を遮断する。
アイソレータ11を通過した光パルスは、アイソレータ11に付随する光ファイバの端面から大気中に出力される。エンドキャップ12は、ピークパワーの高い光パルスが光ファイバから大気中に出力される際に光ファイバの端面と大気との境界面で生じるダメージを防止するために設けられる。
なお、以下ではエンドキャップ12から出力される光パルスを「レーザ光」とも称することにする。
レーザマーキング装置100Aは、さらに、コリメータレンズ13と、走査機構14と、fθレンズ15とを備える。
コリメータレンズ13はエンドキャップ12から出力されたレーザ光の径を所定の大きさに調整する。コリメータレンズ13を通ったレーザ光は走査機構14に入射する。
走査機構14は、ガルバノスキャナ(図示せず)を含む。走査機構14は、入射された光を二次元に走査する。fθレンズ15はこの光を集光し、かつ印字対象物50の表面に照射する。fθレンズ15により集光されたレーザ光Lによって、印字対象物50の表面に文字や図形等からなる情報が印字(マーキング)される。
レーザマーキング装置100Aは、さらに、レーザマーカ制御部20Aと、入力部25と、パルス駆動部30と、ドライバ33,34A〜34D,35と、温度コントローラ41〜44,45A〜45Dとを備える。パルス駆動部30は、パルスジェネレータ31と、ドライバ32とを含む。
パルス駆動部30は半導体レーザ2にパルス状の電流を印加することにより、半導体レーザをパルス発振させる。レーザマーカ制御部20Aは、パルス駆動部30を制御することによりパルス駆動部30から出力される電流パルスのパルス幅および繰返し周波数を制御する。これにより半導体レーザ2から発せられるシード光(光パルス)の繰返し周波数およびパルス幅が制御される。光パルスの繰返し周波数はたとえば10(kHz)〜1(MHz)の範囲内の適切な値に定められ、パルス幅はたとえば5〜100(ns)の範囲内の適切な値に定められる。
ドライバ33,34A〜34Dは半導体レーザ3,9A〜9Dをそれぞれ駆動する。レーザマーカ制御部20Aは、ドライバ33,34A〜34Dを制御する。レーザマーカ制御部20Aは、ドライバ33,34A〜34Dの動作開始および動作終了を制御する。
ドライバ35は、走査機構14を駆動する。レーザマーカ制御部20Aは、ドライバ35を制御する。これにより、走査機構14はレーザ光LをX方向およびY方向に走査することができる。
温度コントローラ41,42は半導体レーザ2,3の温度を一定に保つ。温度コントローラ43,44はアイソレータ6の温度およびバンドパスフィルタ7の温度を一定に保つ。温度コントローラ45A〜45Dは、半導体レーザ9A〜9Dの温度を一定に保つ。
レーザマーカ制御部20Aは、温度コントローラ41〜44,45A〜45Dを制御する。たとえばレーザマーカ制御部20Aは、温度コントローラ41〜44,45A〜45Dの各々に対して温度の設定値を与える。各温度コントローラは、その設定値に従って温度制御を行なう。
入力部25は、ユーザが入力する印字設定情報を受けるとともに、その印字設定情報をレーザマーカ制御部20Aに送信する。レーザマーカ制御部20Aは、印字設定情報に基づいてパルス駆動部30を制御することにより半導体レーザ2から出力されるシード光の繰返し周波数およびパルス幅を制御する。
光ファイバ8から出力される光パルスの繰返し周波数およびパルス幅は半導体レーザ2から発せられる光パルスの繰返し周波数およびパルス幅にそれぞれ依存する。要するに、レーザマーカ制御部20Aは印字設定情報に基づいて光ファイバ8から出力される光パルスの繰返し周波数およびパルス幅を制御する。
なお、レーザマーカ制御部20Aは、たとえば所定のプログラムを実行するパーソナルコンピュータにより実現される。また、入力部25は、ユーザが印字設定情報を入力することができる装置であれば特に限定されず、たとえばマウス、キーボード、タッチパネル等を用いることができる。
また、本実施の形態では、光ファイバから高パワーの光パルス(増幅光)を得るために、半導体レーザ2からの光は2本の光ファイバに通される。これにより、2段階の光増幅が行なわれる。しかしながら本発明では光ファイバの本数は特に限定されるものではない。
図2は、図1のレーザマーカ制御部20Aの機能ブロック図である。図2を参照して、レーザマーカ制御部20Aは、印字制御部21Aと、励起光源制御部22と、温度制御部23とを含む。
印字制御部21Aは、入力部25から印字設定情報を受ける。印字制御部21Aは、この印字設定情報に基づいてパルス駆動部30を制御するとともに、走査機構14を駆動するためのドライバ35を制御する。
励起光源制御部22は励起光源用のドライバを制御する。具体的には励起光源制御部22は、半導体レーザ3,9A〜9Dをそれぞれ駆動するためのドライバ33,34A〜34Dを制御する。
温度制御部23は、温度コントローラ42〜44,45A〜45Dを制御する。
印字制御部21Aは入力部25からトリガ信号を受ける。このトリガ信号は、ユーザが入力部25を操作することによって、入力部25から印字制御部21Aに送られる。印字制御部21Aはトリガ信号に応答してパルス駆動部30および走査機構14の制御を開始する。
なお、励起光源制御部22および温度制御部23の動作開始のタイミングは特に限定されない。たとえば励起光源制御部22は印字制御部21Aからの指示、または、トリガ信号、あるいはレーザマーカ制御部20Aへの電源投入に応じて動作を開始してもよい。温度制御部23についても同様である。
図3は、印字制御部21Aに入力される印字設定情報の一例を示す図である。図3を参照して、印字設定情報の項目として印字モード、印字データ、印字速度、および印字開始位置などが含まれる。印字モードとはレーザマーキング装置100Aを動作させる際の動作モードを意味する。たとえば印字モードはテスト印字を行なうためのテストモード、および固定された印字条件の下で印字データを印字する通常モードを含む。
印字データは印字対象物の表面に印字されるデータを意味し、たとえば文字や図形や記号などからなるデータである。
印字速度は、単位時間(たとえば1秒)あたりの走査機構14のレーザ光の走査量である。
印字開始位置は、レーザマーキング装置100Aが定めるXY座標系における、印字開始位置のX座標およびY座標を示すものである。
図4は、印字制御部21Aが実行する処理を表わすフローチャートである。この処理は、たとえば所定の条件の成立時または一定の時間ごとにメインルーチンから呼出されて実行される。
図4を参照して、まず印字制御部21Aには印字設定情報が入力される(ステップS1)。次に、印字制御部21Aは予め記憶する所定の関係に基づいて光ファイバ8から出力される光パルスの繰返し周波数およびパルス幅を設定する(ステップS2)。
図5は、光パルスの平均パワー、パルス幅および繰返し周波数を説明するための図である。図5を参照して、繰返し周波数fは光パルスの周期の逆数により表わされる。光パルスの時間積分値(斜線で示す領域の面積)を1パルス当たりのエネルギーPeとする。平均パワーPdは1パルス当たりのエネルギーPeに繰返し周波数fを乗算することにより得られる。さらに、光パルスの半値全幅をτとすると、光パルスのピークパワーPpはPe/τと表わされる。
図4に戻り、印字制御部21Aは、走査機構14によるレーザ光の走査量の単位長さ(たとえば1mm)あたりの光パルスの数を固定値として記憶する。そして印字制御部21Aは、印字速度およびレーザ光の走査量の単位長さあたりの光パルスの数から、繰返し周波数fを決定する。
なお、光パルスの平均パワーは、たとえば固定値である。この場合、励起光源制御部22は、その固定値に基づいて半導体レーザ3,9A〜9Dから出力されるレーザ光のパワーを算出する。そして励起光源制御部22は、算出したパワーの光が半導体レーザ3,9A〜9Dの各々から得られるようにドライバ33,34A〜34Dを制御する。
ただし、光パルスの平均パワーは、たとえばユーザにより設定されてもよい。この場合、印字設定情報に光パルスの平均パワーに関するデータが追加される。たとえば励起光源制御部22は印字制御部21Aを介してこのデータを受けて、上述のようにドライバ33,34A〜34Dを制御する。
次に、印字制御部21Aはトリガ信号が入力された否かを判定する(ステップS3)。トリガ信号の入力がない場合(ステップS3においてNO)、ステップS3の処理が繰返される。印字制御部21Aにトリガ信号が入力された場合(ステップS3においてYES)、印字制御部21Aは印字処理を実行する(ステップS4)。
ステップS4において印字制御部21Aはパルス駆動部30を制御することにより半導体レーザ2から光パルスを出力させる。これによって走査機構14には高パワーの光パルスが入射する。さらに印字制御部21Aは印字設定情報に含まれる印字データが印字対象物50の表面に印字されるようにドライバ35を制御する。ドライバ35が走査機構14を駆動することにより印字対象物50の表面には印字データが印字される。ステップS4の処理が終了すると全体の処理が終了する。
このように本実施の形態のレーザマーキング装置100Aは、印字速度を含む印字設定情報に基づいて光パルスの条件(パルス幅および繰返し周波数)を決定することができる。つまりユーザが印字速度を決定するだけで光パルスの条件を決めることができる。よって本実施の形態によればユーザの負担を軽減することができるので、ユーザの利用価値を高めることができる。
図6は、励起パワーと光パルスの平均パワーとの関係を示す図である。
図7は、励起パワーと光パルスのピークパワーとの関係を示す図である。
なお、励起パワーとは、半導体レーザ3,9A〜9Dから出力されるレーザ光のパワーの合計である。図6および図7を参照して、励起パワーが高くなるにつれて平均パワーおよびピークパワーのいずれも増加することがわかる。
図8は、印字制御部21Aにより光パルスの条件を変化させながら光パルスを印字対象物に照射した結果を示す図である。図8は、光パルスのピークパワーPpをほぼ3.0(kW)に保ちながら繰返し周波数およびパルス幅を変化させた結果を示す。たとえば繰返し周波数(f)が100(kHz),200(kHz),250(kHz)の場合で互いに比較すると、本実施の形態によればパルス幅を一定(ほぼ10(ns))に保ちながら、繰返し周波数を変化させることが可能であることが分かる。
また、たとえば繰返し周波数が400(kHz),450(kHz),500(kHz)の場合で互いに比較すると、本実施の形態では平均パワー(Pd)を一定(ほぼ7.3(W))に保ちながら繰返し周波数を変えることによって、パルス幅を変化させることが可能であることが分かる。
図9は、光パルスの繰返し周波数の条件を変えながら印字対象物への印字を行なった結果を示す図である。図9を参照して、繰返し周波数を100〜500kHzの間で変化させたときの印字結果を示す。なお、各周波数に対応する平均パワー、1パルス当たりのエネルギー、およびパルス幅の条件は図8に示す条件に対応する。また、走査機構14による光パルスの走査速度を5m/sと設定し、印字対象物の材質をアルミとした。なお、このときの光パルス(レーザ光のスポット)の直径は43μm(1/e2)であった。
図9に示すように、繰返し周波数が高くなるほど印字対象物の表面に形成されるレーザ光の照射跡(以下、「マーク」と呼ぶ)の間隔が密になる。Qスイッチ素子を用いた場合には繰返し周波数の上限は約200(kHz)であるが、本実施の形態では半導体レーザをパルス駆動することによって、200(kHz)より高い繰返し周波数で印字を行なうことが可能になる。
これにより走査機構14の走査速度を高くしてもマークの間隔を密にすることができるので、図形を細密に描くことができる。また文字の線が途切れるのを防ぐことができる。さらに、本実施の形態のレーザマーキング装置を製造ラインに設置した場合には製品1個あたりに要する印字時間を短縮することができるので、製造ラインでの生産性を向上させることができる。
図10は、光パルスのパルス幅に対する印字品質への影響を示す図である。図10を参照して、グループA,B,Cの各々は、繰返し周波数および1パルス当たりのエネルギーをほぼ同じとし、パルス幅を変えた場合の印字結果を示す図である。
たとえばグループAについて説明すると、パルス幅が7.5(ns)の場合、ピークパワーPpは約3.1kWであるのに対し、パルス幅が60(ns)になるとピークパワーPpは0.4(kW)に低下する。ピークパワーが高いと光スポットの照射跡を示すように印字対象物表面が削れるのに対し、ピークパワーが低いと印字対象物表面には光スポットの跡がほとんど形成されない。
グループB,CはグループAよりも平均パワーを上げることにより1パルス当たりのエネルギーを高くした場合における光パルスの照射結果を示すものである。グループB,CについてもグループAと同様に、パルス幅が大きいほどピークパワーが下がるので、印字対象物表面には光スポットの照射跡が明確に形成されにくくなる。
このように、本実施の形態によれば、繰返し周波数の設定の自由度を高めることができる。特に本実施の形態によれば、光パルスの繰返し周波数をQスイッチの繰返し周波数の上限よりも高く設定することができる。
また、本実施の形態によれば、光パルスのパルス幅を変化させることによって光パルスのピークパワーを一定に保持しながら、1パルス当たりのエネルギーを変化させたり、1パルス当たりのエネルギーを一定に保持しながらピークパワーを変化させたりすることができる。これにより、印字対象物の表面に形成されるマークの大きさ等を様々に変化させることができる。これにより様々な加工が可能になる。
さらに、本実施の形態によればパルス幅を小さくすることにより、光パルスの平均パワーが小さくても印字対象物の表面に印字を行なうことができる。光パルスの平均パワーを小さくすることによってレーザマーキング装置の動作時の消費電力を少なくすることができる。
以下、図を参照しながら、本実施の形態のレーザマーキング装置100Aにおける光パルスのパルス幅および繰返し周波数の設定について説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1では、印字制御部21Aは、繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を記憶する。印字制御部21Aは、印字設定情報と、この相関関係とに基づいて繰返し周波数およびパルス幅を決定する。
図11は、印字制御部21Aの内部に記憶される繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を示す図である。図11を参照して、平均パワーPdが一定値に保たれた状態で、繰返し周波数fが高くなるほどパルス幅τが小さくなるように繰返し周波数fとパルス幅τとの関係が定められる。この関係は、たとえば繰返し周波数fおよび/またはパルス幅τを変えながら印字対象物にレーザ光を照射して得られた結果に基づいて予め定められたものである。
実施の形態1において、印字制御部21Aは印字設定情報に含まれる印字速度に基づいて繰返し周波数fを決定する。さらに、印字制御部21Aは繰返し周波数f、および図11に示す相関関係に基づいてパルス幅τを決定する。なお、印字制御部21Aが行なう処理については図4に示すフローチャートの処理と同様である。
実施の形態1によれば、ユーザが印字速度を設定することにより、光パルスの条件がいわば自動的に確定される。これによりユーザの負担を低減できるので、実施の形態1によればユーザにとっての利用価値を高めることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τは印字対象物の材質によらず一定である。しかしながら、たとえば印字対象物が金属の場合と樹脂の場合とでは光の反射率等が異なる。このため印字対象物が金属の場合と樹脂の場合とでは、光パルスの条件を変える必要があることが好ましい。
実施の形態2では印字対象物の材質ごとに印字条件を変えることができる。これによりユーザは1台のレーザマーキング装置を用いて様々な材質の印字対象物に印字を行なうことができる。
なお、図1を参照して、実施の形態2のレーザマーキング装置100Bは、レーザマーカ制御部20Aに代えてレーザマーカ制御部20Bを備える点で、レーザマーキング装置100Aと異なる。また、図2を参照して、レーザマーカ制御部20Bは印字制御部21Aに代えて印字制御部21Bを備える点でレーザマーカ制御部20Aと異なる。なお、レーザマーキング装置100Bの他の部分の構成はレーザマーキング装置100Aの対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
印字制御部21Aと同様に、印字制御部21Bは、光パルスの繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を予め記憶する。図12は、印字制御部21Bが記憶する光パルスの繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を示す図である。
図12を参照して、印字制御部21Bは、繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を複数記憶する。これらの相関関係は、印字対象物の材質として予め想定される材質に対して設定されるものである。図12では、印字対象物の材質として樹脂(図中、樹脂1と示す)および2種類の金属(図中、金属1、金属2と示す)を示す。
樹脂の種類および金属の種類は特に限定されるものではない。さらに印字対象物の材質は、樹脂および金属に限定されず、たとえばガラス、紙、セラミック等が含まれてもよい。
印字対象物の材質はユーザにより設定される。この場合、図13に示すように、印字設定情報に印字対象物の材質に関するデータが追加される。印字制御部21Bは、印字設定情報に基づいて、複数の相関関係の中から、印字設定情報に示された材質に対応する相関関係(図13に示す印字設定情報の場合には樹脂1に対応する相関関係)を決定する。以後の印字制御部21Bの処理は実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2によればユーザがレーザマーキング装置に対して印字対象物の材質を指示することにより光パルスの繰返し周波数およびパルス幅を設定することができる。これにより印字対象物の材質ごとに光パルスの条件を変えることができる。よって実施の形態2によればユーザの利用価値を高めるレーザマーキング装置を実現することができる。
[実施の形態3]
実施の形態1では、光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの組合せが1通りに定められる。しかしながら、この組合せは実験等によって予め決められたものである。したがって、レーザマーキング装置の使用条件によっては、繰返し周波数fおよびパルス幅τの一方を変える必要がある場合も考えられる。
実施の形態3のレーザマーキング装置は、その動作モードがテストモードである場合には、まず、光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの対応関係、および印字設定情報から、繰返し周波数fの初期値およびパルス幅τの初期値を決定する。次にレーザマーキング装置は、パルス幅τを初期値に固定した状態で繰返し周波数fを変化させながら印字テストを行なう。
なお、図1を参照して、実施の形態3のレーザマーキング装置100Cは、レーザマーカ制御部20Aに代えてレーザマーカ制御部20Cを備える点で、レーザマーキング装置100Aと異なる。また、図2を参照して、レーザマーカ制御部20Cは印字制御部21Aに代えて印字制御部21Cを備える点でレーザマーカ制御部20Aと異なる。レーザマーキング装置100Cの他の部分の構成はレーザマーキング装置100Aの対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図14は、印字制御部21Cが行なう光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの設定を説明するための図である。図14を参照して、印字制御部21Cは、まず入力される印字設定情報および予め記憶する相関関係に従って、繰返し周波数fの初期値f0およびパルス幅τの初期値τ0を設定する。この処理は実施の形態1での処理と同様である。
印字制御部21Cはパルス幅をτ0に保ったまま、繰返し周波数fをf1からf2までの範囲内で変化させる。なおこの範囲には初期値f0が含まれる。
具体的には、印字制御部21Cは、繰返し周波数fをf1からf2までの範囲内の複数の値の間で変化させるとともにテストパターンを印字する。したがって印字対象物の表面には、繰返し周波数の複数の値にそれぞれ対応する複数のテストパターンが印字される。
f1,f2の決定方法は特に限定されない。たとえばf1、f2はf0に所定の比を乗算して得られる値(たとえばf1=0.9×f0,f2=1.1×f0)としてもよいし、f0に所定の値を加算あるいは減算して得られる値(たとえばf1=f0−α,f2=f0+α)としてもよい。また、印字制御部21Cが設定する繰返し周波数fの値は特に限定されるものではない。
図9に示すように、走査機構14によるレーザ光の走査速度が同じである場合、繰返し周波数fを変えることによって、印字対象物の表面に形成されるマークの間隔を変えることができる。実施の形態3によればユーザは印字テストの結果から最適な繰返し周波数の値を見出すことができる。よって実施の形態3によれば、ユーザの利用価値を向上させることが可能なレーザマーキング装置を実現できる。
(実施の形態3の変形例)
上述のレーザマーキング装置の動作は繰返し周波数fを変化させるものであるが、パルス幅τを変化させてもよい。
図15は、実施の形態3の変形例において、印字制御部21Cが行なう光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの設定を説明するための図である。図15を参照して、印字制御部21Cは、まず入力される印字設定情報および予め記憶する相関関係に従って繰返し周波数fの初期値f0およびパルス幅τの初期値τ0を設定する。次に印字制御部21Cは繰返し周波数fをf0に保ったまま、パルス幅をτ1からτ2までの範囲内の複数の値の間で変化させるとともにテストパターンを印字する。なお、τ1,τ2の決定方法、および印字制御部21Cが設定するパルス幅τの値は特に限定されるものではない。
この変形例によれば、光パルスの平均パワーPdおよび繰返し周波数fを一定にしながらパルス幅を変化させることによって光パルスのピークパワーを変化させる。光パルスのピークパワーを変化させることにより、印字対象物に形成されるマークの大きさおよび深さ等を変えることができる。したがってユーザは印字テストの結果から最適なパルス幅の値を見出すことができる。
[実施の形態4]
実施の形態4のレーザマーキング装置は、実施の形態3のレーザマーキング装置よりも繰返し周波数またはパルス幅の設定の自由度を高めることを可能にする。
なお、図1を参照して、実施の形態4のレーザマーキング装置100Dは、レーザマーカ制御部20Aに代えてレーザマーカ制御部20Dを備える点で、レーザマーキング装置100Aと異なる。また、図2を参照して、レーザマーカ制御部20Dは印字制御部21Aに代えて印字制御部21Dを備える点でレーザマーカ制御部20Aと異なる。レーザマーキング装置100Dの他の部分の構成はレーザマーキング装置100Aの対応する部分と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図16は、印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第1の例を示す図である。図16を参照して、第1の例では、パルス幅τが一定の値であり、繰返し周波数fがf1〜f2の範囲内の値となるように光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係が定められる。この対応関係は複数のパルス幅の値(τ1,τ2等)の各々に対して繰返し周波数fの範囲がf1〜f2の範囲となるよう定められる。
たとえば、印字制御部21Dは、印字設定情報が与えられるとパルス幅をτ1に設定するとともに繰返し周波数をf1〜f2の範囲内の複数の値(fA,fB,fC)の間で変化させて印字テストを行なう。
印字制御部21Dがパルス幅を決定する方法は特に限定されない。たとえばパルス幅は固定値でも良い。また、実施の形態2のように、ユーザが印字対象物の素材の情報を設定することにより印字設定情報に印字対象物の素材の情報を含めてもよい。この場合、印字制御部21Dは、印字設定情報に含まれる印字対象物の素材の情報に基づいて、複数のパルス幅の値の中から、印字テストの際のパルス幅τ(τ1)を決定する。
図17は、印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第2の例を示す図である。図17および図16を参照して、第2の例では、繰返し周波数fが一定の値であり、パルス幅τがτ1〜τ2の範囲内の値となるように光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係が定められる。この対応関係は複数の繰返し周波数の値(f1,fA,fB,fC,f2)の各々に対してパルス幅の範囲がτ1〜τ2の範囲となるよう定められる。
たとえば印字制御部21Dは印字設定情報を受けると、印字設定情報に含まれる印字速度に基づいて、繰返し周波数fをf1に設定する。さらに印字制御部21Dは、図17に示す繰返し周波数とパルス幅との対応関係に基づいてパルス幅τをτA,τB,τCの間で変化させて印字テストを行なう。
図18は、印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第3の例を示す図である。図18を参照して、第3の例では、繰返し周波数の範囲およびパルス幅の範囲が予め定められる。具体的には繰返し周波数fの範囲はf1からf2までの範囲である。パルス幅τの範囲はτ1〜τ2の範囲である。図18では、繰返し周波数の範囲およびパルス幅の範囲によって定められる領域を斜線で示す。印字制御部21Dはこの領域の中から繰返し周波数およびパルス幅の組を複数設定する。
印字制御部21Dは、印字設定情報を受けると、複数の組の中から1組を選択してレーザマーキング装置が出力する光パルスの繰返し周波数およびパルス幅を決定し、印字テストを行なう。
図19は、印字制御部21Dが設定する繰返し周波数およびパルス幅の組の一例を示す図である。図19を参照して、繰返し周波数およびパルス幅の組は、たとえば(f1,τ1)、(fa,τa)、(fb,τb)に設定される。なお、これらの組は図18に示す斜線の領域の範囲に含まれる。
繰返し周波数とパルス幅との組を決定する方法は特に限定されるものではない。たとえば印字制御部21Dは、図18の斜線で示す領域を複数の領域(たとえば4つ)に等分するとともに、各領域の中心点に対応する繰返し周波数とパルス幅との組合せを選択してもよい。
このように実施の形態4によれば、予め定められた繰返し周波数の範囲および予め定められたパルス幅の範囲の中で、繰返し周波数およびパルス幅のいずれか一方を他方に依存せずに変化させることが可能になる。これにより、ユーザは印字テストの結果を参照しながら、所望の印字速度あるいは所望の印字品質が得られるように光パルスの条件を細かく調整することが可能になる。よって実施の形態4によれば、ユーザの利用価値を高めることが可能なレーザマーキング装置を実現できる。
(実施の形態4の変形例)
実施の形態4の変形例では、ユーザが繰返し周波数およびパルス幅を設定することができる。図1を参照して、変形例ではユーザが入力部25に繰返し周波数およびパルス幅の情報を入力する。入力部25は、ユーザが入力した情報を含む印字設定情報をレーザマーカ制御部20Dに出力する。
図20は、実施の形態4の変形例での印字設定情報の一例を示す図である。図20に示すように、印字設定情報には繰返し周波数の情報およびパルス幅の情報が含まれる。印字制御部21Dは、この印字設定情報に基づいて繰返し周波数およびパルス幅を設定するとともに印字テストを行なう。
この変形例によれば所望の印字速度あるいは所望の印字品質が得られるように、ユーザが光パルスの条件を細かく調整することができる。
[実施の形態5]
実施の形態5では、レーザマーキング装置は、光パルスの繰返し周波数またはパルス幅の条件を示す印字パターンを印字対象物の表面に印字する。
なお、図1を参照して、実施の形態5のレーザマーキング装置100Eは、レーザマーカ制御部20Aに代えてレーザマーカ制御部20Eを備える点で、レーザマーキング装置100Aと異なる。また、図2を参照して、レーザマーカ制御部20Eは印字制御部21Aに代えて印字制御部21Eを備える点でレーザマーカ制御部20Aと異なる。レーザマーキング装置100Eの他の部分の構成はレーザマーキング装置100Aの対応する部分と同様であるので以後の説明は繰返さない。
印字制御部21Eは、レーザマーキング装置の動作モードがテストモードである場合に、光パルスの繰返し周波数およびパルス幅の少なくとも一方を複数の値の間で変化させる。印字制御部21Eによる繰返し周波数およびパルス幅の設定方法は、たとえば実施の形態3による方法と同様である。ただし、繰返し周波数およびパルス幅の設定方法は実施の形態4または形態5による方法と同様でもよい。印字制御部21Eは、複数の値を示すための情報を印字する。
図21は、印字制御部21Eが光パルスの繰返し周波数を変化させた場合の印字パターンを示す図である。図21を参照して、印字対象物50の表面には、印字パターンPT1〜PT3が印字される。印字制御部21Eは、繰返し周波数を高くしながら印字パターンPT1,PT2,PT3の順に印字を行なう。よって、印字対象物50の表面に形成されるマークのピッチは印字パターンPT1,PT2,PT3の順に小さくなる。印字パターンPT1,PT2の間および印字パターンPT2,PT3の間には、繰返し周波数が切換わったことを示す印字パターンPT1A,PT2Aがそれぞれ印字される。
図22は、印字制御部21Eが光パルスのパルス幅を変化させた場合の印字パターンを示す図である。図22を参照して、印字対象物50の表面には、印字パターンPT3〜PT5が印字される。印字制御部21Eは、パルス幅を短くしながら印字パターンPT3,PT4,PT5の順に印字を行なう。1パルスあたりのエネルギーが同じ場合、パルス幅が小さいほど光パルスのピークパワーが高くなる。よって、図22に示す例では、印字パターンPT3,PT4,PT5の順にマークが大きくなる。印字パターンPT1,PT2の間および印字パターンPT2,PT3の間には、パルス幅が切換わったことを示す印字パターンPT3A,PT4Aがそれぞれ印字される。
たとえば、ユーザは、レーザマーキング装置を初めて使用する際に、図21あるいは図22に示した印字パターンに基づいて光パルスの条件を決定することができる。これによりユーザが光パルスの条件を決定する際のユーザの負担を軽減できる。したがって実施の形態5によればユーザの利用価値を高めることが可能なレーザマーキング装置を実現できる。
なお、光パルスの条件を示す情報の種類は特に限定されるものではない。たとえば繰返し周波数および/またはパルス幅の値が印字対象物の表面に印字してもよい。また、その情報が印字される場所も特に限定されるものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態のレーザマーキング装置の構成を示す図である。 図1のレーザマーカ制御部20Aの機能ブロック図である。 印字制御部21Aに入力される印字設定情報の一例を示す図である。 印字制御部21Aが実行する処理を表わすフローチャートである。 光パルスの平均パワー、パルス幅および繰返し周波数を説明するための図である。 励起パワーと光パルスの平均パワーとの関係を示す図である。 励起パワーと光パルスのピークパワーとの関係を示す図である。 印字制御部21Aにより光パルスの条件を変化させながら光パルスを印字対象物に照射した結果を示す図である。 光パルスの繰返し周波数の条件を変えながら印字対象物への印字を行なった結果を示す図である。 光パルスのパルス幅に対する印字品質への影響を示す図である。 印字制御部21Aの内部に記憶される繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を示す図である。 印字制御部21Bが記憶する光パルスの繰返し周波数fとパルス幅τとの相関関係を示す図である。 実施の形態2のレーザマーキング装置に用いられる印字設定情報の一例を示す図である。 印字制御部21Cが行なう光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの設定を説明するための図である。 実施の形態3の変形例において、印字制御部21Cが行なう光パルスの繰返し周波数fおよびパルス幅τの設定を説明するための図である。 印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第1の例を示す図である。 印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第2の例を示す図である。 印字制御部21Dに記憶される光パルスの繰返し周波数とパルス幅との対応関係の第3の例を示す図である。 印字制御部21Dが設定する繰返し周波数およびパルス幅の組の一例を示す図である。 実施の形態4の変形例での印字設定情報の一例を示す図である。 印字制御部21Eが光パルスの繰返し周波数を変化させた場合の印字パターンを示す図である。 印字制御部21Eが光パルスのパルス幅を変化させた場合の印字パターンを示す図である。
符号の説明
1,8 光ファイバ、2,3,9A〜9D 半導体レーザ、4,6 アイソレータ、5,10 結合器、7 バンドパスフィルタ、11 アイソレータ、12 エンドキャップ、13 コリメータレンズ、14 走査機構、15 fθレンズ、20A〜20E レーザマーカ制御部、21A〜21E 印字制御部、22 励起光源制御部、23 温度制御部、25 入力部、30 パルス駆動部、31 パルスジェネレータ、32,33,34A-34D,35 ドライバ、41〜44,45A〜45D 温度コントローラ、50 印字対象物、100A〜100E レーザマーキング装置、PT1〜PT5,PT1A〜PT4A 印字パターン。

Claims (14)

  1. 半導体レーザと、
    前記半導体レーザをパルス駆動する駆動部と、
    励起状態において前記半導体レーザからの光パルスを増幅する光増幅成分を含み、前記光パルスを一方の端面に受けて、励起状態にある前記光増幅成分により増幅された前記光パルスである増幅光を他方の端面から出力する光ファイバと、
    前記光増幅成分を励起状態にするための励起光を前記光ファイバに入射させる励起光源と、
    前記増幅光を走査するための走査機構と、
    前記増幅光の単位時間あたりの走査量を表わす印字速度を含む印字設定情報を受けて前記駆動装置を制御することにより、前記増幅光の繰返し周波数とパルス幅とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記繰返し周波数と前記パルス幅との対応関係を予め記憶するとともに、前記印字設定情報と前記対応関係とに基づいて、前記繰返し周波数および前記パルス幅を制御する、レーザマーキング装置。
  2. 前記制御部は、前記対応関係として、前記繰返し周波数が高くなるに従い前記パルス幅が短くなるように定められた、前記繰返し周波数と前記パルス幅との相関関係を記憶する、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  3. 前記印字設定情報は、印字対象物の材質の情報をさらに含み、
    前記制御部は、前記印字対象物の材質ごとに前記対応関係を記憶するとともに、前記印字設定情報に基づいて、前記繰返し周波数と前記パルス幅とを制御するための前記対応関係を決定する、請求項2に記載のレーザマーキング装置。
  4. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、前記パルス幅を、前記印字設定情報と前記対応関係とに基づいて決定した値に保つとともに、前記繰返し周波数を、前記パルス幅と前記対応関係とにより決定した値を含む範囲内で変化させて、前記印字テストを行なう、請求項2に記載のレーザマーキング装置。
  5. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、前記繰返し周波数を前記印字設定情報と前記対応関係とに基づいて決定した値に保つとともに、前記パルス幅を、前記繰返し周波数と前記対応関係とにより決定した値を含む範囲内で変化させて、前記印字テストを行なう、請求項2に記載のレーザマーキング装置。
  6. 前記相関関係は、前記パルス光の平均パワーが一定である場合の前記繰返し周波数と前記パルス幅との関係である、請求項2に記載のレーザマーキング装置。
  7. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記対応関係は、前記繰返し周波数に対して前記パルス幅が一定となる関係であり、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、前記対応関係に従う複数の値の間で前記繰返し周波数を変化させて、前記印字テストを行なう、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  8. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記対応関係は、前記パルス幅に対して前記繰返し周波数が一定となる関係であり、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、前記対応関係に従う複数の値の間で前記パルス幅を変化させて、前記印字テストを行なう、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  9. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記対応関係は、前記繰返し周波数と前記パルス幅との複数の組合せを含み、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、前記複数の組合せの中から前記印字設定情報に対応する組合せを選択して前記印字テストを行なう、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  10. 前記レーザマーキング装置は、
    ユーザが前記印字設定情報を入力するための入力部をさらに備え、
    前記印字設定情報は、前記ユーザにより入力された、前記繰返し周波数および前記パルス幅の少なくとも一方を設定するための情報をさらに含む、請求項7から9のいずれか1項に記載のレーザマーキング装置。
  11. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、テストパターンを印字するとともに、前記対応関係に従って、前記繰返し周波数を変化させる、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  12. 前記制御部は、さらに、前記繰返し周波数を示す情報を印字する、請求項11に記載のレーザマーキング装置。
  13. 前記レーザマーキング装置は、動作モードとして、印字テストを行なうためのテストモードを有し、
    前記制御部は、前記テストモードにおいて、テストパターンを印字するとともに、前記対応関係に従って、前記パルス幅を変化させる、請求項1に記載のレーザマーキング装置。
  14. 前記制御部は、さらに、前記パルス幅を示す情報を印字する、請求項13に記載のレーザマーキング装置。
JP2007238016A 2007-09-13 2007-09-13 レーザマーキング装置 Active JP4957474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007238016A JP4957474B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 レーザマーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007238016A JP4957474B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 レーザマーキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009066625A true JP2009066625A (ja) 2009-04-02
JP4957474B2 JP4957474B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40603441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007238016A Active JP4957474B2 (ja) 2007-09-13 2007-09-13 レーザマーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957474B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064144A (ja) * 2008-08-11 2010-03-25 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザマーキング方法
WO2011059049A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 オムロン株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法
CN102189330A (zh) * 2010-03-02 2011-09-21 欧姆龙株式会社 激光加工装置
JP2012061495A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工条件設定装置及びコンピュータプログラム
JP2012084630A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Miyachi Technos Corp ファイバレーザ加工装置及び励起用レーザダイオード電源装置
JP2013500583A (ja) * 2009-07-21 2013-01-07 モビアス フォトニクス, インク. 専用に設定されているパルスバースト
JP2021132070A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 株式会社日立産機システム パルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置
WO2022149294A1 (ja) * 2021-01-07 2022-07-14 オムロン株式会社 レーザ加工装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000340872A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Sunx Ltd レーザマーキング装置
JP2002501436A (ja) * 1997-05-27 2002-01-15 エスディーエル,インコーポレイテッド レーザーマーキングシステムおよびエネルギー制御方法
JP2006007619A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Aisin Seiki Co Ltd レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2007007699A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sunx Ltd レーザマーキング装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501436A (ja) * 1997-05-27 2002-01-15 エスディーエル,インコーポレイテッド レーザーマーキングシステムおよびエネルギー制御方法
JP2000340872A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Sunx Ltd レーザマーキング装置
JP2006007619A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Aisin Seiki Co Ltd レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2007007699A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sunx Ltd レーザマーキング装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064144A (ja) * 2008-08-11 2010-03-25 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザマーキング方法
US8581949B2 (en) 2008-08-11 2013-11-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Laser marking method
JP2013500583A (ja) * 2009-07-21 2013-01-07 モビアス フォトニクス, インク. 専用に設定されているパルスバースト
CN102474064A (zh) * 2009-11-16 2012-05-23 欧姆龙株式会社 激光加工装置及激光加工方法
WO2011059049A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 オムロン株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2011108772A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Omron Corp レーザ加工装置およびレーザ加工方法
CN102189330A (zh) * 2010-03-02 2011-09-21 欧姆龙株式会社 激光加工装置
EP2363927A3 (en) * 2010-03-02 2011-11-09 Omron Corporation Laser processing apparatus
JP2012061495A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Keyence Corp レーザーマーキング装置、レーザーマーカ用の加工条件設定装置及びコンピュータプログラム
JP2012084630A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Miyachi Technos Corp ファイバレーザ加工装置及び励起用レーザダイオード電源装置
JP2021132070A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 株式会社日立産機システム パルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置
JP7337726B2 (ja) 2020-02-18 2023-09-04 株式会社日立産機システム パルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置
WO2022149294A1 (ja) * 2021-01-07 2022-07-14 オムロン株式会社 レーザ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4957474B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4957474B2 (ja) レーザマーキング装置
JP5338334B2 (ja) レーザ光源装置およびレーザ加工装置
JP5546119B2 (ja) ファイバレーザ加工装置及びファイバレーザ加工方法
EP2136439B1 (en) Fiber laser processing method and fiber laser processing apparatus
JP5251902B2 (ja) レーザ加工装置
JP5724173B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP4445217B2 (ja) レーザマーキング装置
JP4688560B2 (ja) レーザ加工装置
JP6551271B2 (ja) 光増幅装置およびレーザ加工装置
JP5612964B2 (ja) レーザ出射方法
EP2528172B1 (en) Light amplifier and laser processing device
JP5082798B2 (ja) レーザ発振装置及びその制御方法
JP4708109B2 (ja) ファイバレーザ装置
JP3411852B2 (ja) レーザマーキング装置
JP5760322B2 (ja) レーザ加工装置
JP5260097B2 (ja) レーザ加工装置
JP5151018B2 (ja) 光源装置
JP2010167433A (ja) レーザ照射装置およびレーザ加工装置
KR20110084469A (ko) 파이버 광학 장치 및 그 구동 방법
JP2005347338A (ja) レーザ加工装置
JP3364171B2 (ja) レーザマーカ
JP2001300746A (ja) レーザマーキング装置
JP2008147335A (ja) 複合レーザ光出力装置
JP2009212108A (ja) レーザ発振方法、レーザ、レーザ加工方法、及びレーザ測定方法
JP4533733B2 (ja) レーザーマーキング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4957474

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150