JP2021132070A - パルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置 - Google Patents

パルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ加工装置等に用いる、小型、低コスト、高安定で、高出力なパルスレーザ光生成伝送装置を提供する。【解決手段】パルスレーザ光生成伝送装置は、パルスレーザ光を出力するファイバレーザ発振器101と、前記ファイバレーザ発振器が出力するパルスレーザ光のパルス幅を圧縮するパルス圧縮器102と、前記パルス圧縮器が出力するパルスレーザ光を伝送する中空コアファイバ103とが、光の伝搬方向に従って順に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を用いて対象物を加工するレーザ加工装置等に用いる、パルス幅がピコ秒またはフェムト秒クラスである超短パルスレーザ光を生成および伝送する技術に関する。
食品、医薬品、工業製品などに賞味期限やバーコード等を非接触で印字する方法として、レーザ光をビームスキャナで走査し、対象物に照射することで表面を加工するレーザ印字方式が知られている。近年では、より多くの情報をより小さな領域に印字するために、高精細なレーザ印字技術が要求されている。また、印字機会の増加にともない、印字材料の多様化も進んでいる。高精細で多品種の材料に印字可能な技術として、パルス幅がピコ秒またはフェムト秒クラスである超短パルスレーザを用いた方法が知られている。パルス幅が短く、ピークパワーが非常に大きなレーザ光を材料に照射した場合、材料表面にプラズマが形成され、熱的に非平衡な状態で加工されることで、非常に高精細な加工が実現できる。また、材料の吸収による発熱を伴わない加工であるため、同一のレーザ波長で多種多様な材料の加工が可能である。
超短パルスの生成方法としては、固体レーザを用いたものが知られている。一般的に固体レーザでは、増幅媒体や、レンズやミラーなどの光学部品が高精度な位置決め精度で配置された自由空間光学系からなり、装置が大型、高価、安定性が低いという課題がある。それらは超短パルスレーザを上述したような製造ラインで用いられるレーザ印字装置に適用する場合は、特に大きな課題となる。
一方、別の超短パルス生成方法としては、ファイバレーザを用いたものが知られている。例えば下記特許文献1には、超短パルスファイバレーザ装置が開示されている。ファイバレーザでは各種光学部品を一体化できるため小型であり、製造性が高いため安価である。また、光軸ずれがないため、安定性が高い。また、レーザ光を光ファイバで低損失で伝送することも可能であり、製造ラインで用いられるレーザ印字装置に適用する場合、電源やレーザ本体を光走査用ヘッドから分離し、製造ラインと干渉しない離れた位置に配置することも可能である。
超短パルスを生成するファイバレーザの課題は、高出力化が困難なことである。ファイバレーザでは直径数〜数十μmの非常に小さな領域に光が閉じ込められているためパワー密度が高い。さらに、パルス幅が短いほど、極短時間の間に非常に大きなパルスエネルギーが出力されるためピークパワー密度が高い。よって、パワーを大きくしすぎるとファイバが損傷してしまう課題がある。よって、超短パルスを生成するファイバレーザの高出力化は困難であり、レーザ印字装置に適用することは困難である。
損傷閾値が高いファイバとしては、光が導波するコア部が空気である中空コアファイバが知られている。特許文献2には、ピークパワー密度が高い超短パルスを中空コアファイバを用い伝送する方式が開示されている。
特開2005−174993号公報 特表2018−518703号公報
本発明者は、レーザ加工装置、特にレーザ印字装置に適用される超短パルスレーザの小型、低コスト、高安定化に向け、超短パルスファイバレーザ、およびその高出力化を検討した。特に損傷閾値が高い中空コアファイバを用いた超短パルスファイバレーザについて検討した。
検討の結果、超短パルスファイバレーザを構成するファイバを中空コアファイバで置き換えようとした場合、新たな課題が生じることが判明した。中空コアファイバの損傷閾値が高い理由は、ファイバ母材とファイバ中の導波モードとの重なり合わせが小さく、ファイバ中を伝送する極わずかな光のみがファイバ母材中を透過するためである。光を伝搬させるなどパッシブ素子においては好都合な条件であるが、光増幅などアクティブ素子においては、重なり合わせが小さいことは実効的な利得が小さく、低効率であることを意味するため、不適な条件である。すなわち、中空コアファイバを超短パルスファイバレーザを構成するアクティブ素子に適用することは不可能であることが分かった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、レーザ加工装置等に用いる、小型、低コスト、高安定で、高出力なパルスレーザ光生成伝送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明の「パルスレーザ光生成伝送装置」の一例を挙げるならば、パルスレーザ光を出力するファイバレーザ発振器と、前記ファイバレーザ発振器が出力するパルスレーザ光のパルス幅を圧縮するパルス圧縮器と、前記パルス圧縮器が出力するパルスレーザ光を伝送する中空コアファイバと、を備えるパルスレーザ光生成伝送装置である。
本発明によれば、レーザ加工装置等に用いる、小型、低コスト、高安定で、高出力であるパルスレーザ光生成伝送装置を提供することができる。
本発明のパルスレーザ光生成伝送装置の基本構成を示すブロック図である。 実施例1に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。 実施例1に係るパルスレーザ光生成伝送装置におけるファイバレーザ発振器の別の形態を示す図である。 実施例1に係るパルスレーザ光生成伝送装置におけるパルス圧縮器の別の形態を示す図である。 実施例1に係るパルスレーザ光生成伝送装置における中空コアファイバの別の形態を示す図である。 実施例1に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るレーザ加工装置の適用例を示す図である。 実施例2に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。 実施例2に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成の別形態を示す図である。 実施例2に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成の別形態における要部断面図である。 実施例3に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。 実施例3に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成の別形態を示す図である。 実施例4に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。
本発明の実施形態に係るパルスレーザ光生成伝送装置およびレーザ加工装置について、以下に、詳細な説明をする。なお、以下に示す図は、あくまで、実施例を説明するものであって、図の大きさと本実施例記載の縮尺は必ずしも一致するものではない。また、同一の構成要素には同一の符号を付け、それらの説明については繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態に係るパルスレーザ光生成伝送装置の基本構成を示すブロック図である。パルスレーザ光生成伝送装置は、ファイバレーザ発振器101と、パルス圧縮器102と、伝送用中空コアファイバ103とが、レーザ光の伝播方向に従って順に配置されている。図において、符号104はファイバレーザ発振器101の出力パルスを、符号105はパルス圧縮器102の出力パルスを、符号106は中空コアファイバの伝送パルスを示す。
ファイバレーザ発振器101は、符号104に示すようなパルス幅が広く、ピークパワーを抑えたレーザパルス104を出力する。パルス圧縮器102は、ファイバレーザ発振器101から出力されたレーザパルス104のパルス幅を圧縮し、ピークパワーを増大したレーザパルス105を出力する。伝送用中空コアファイバ103は、短パルス幅で高ピークパワーのレーザパルス105を伝送し、短パルス幅で高ピークパワーのレーザパルス106を出力する。そして、例えばレーザ印字装置においては、印字対象物の近傍まで伝送され、印字対象物に照射することで印字が行われる。
ここで重要なことは、ファイバレーザ発振器101から出力されるレーザ光はピークパワーがファイバの損傷閾値よりも十分小さくなるように調整されていると同時に、1パルス当たりのエネルギーは加工に必要となるエネルギーよりも十分大きくなるようにパルス幅が十分長くなるように調整されていることである。例えば、ファイバレーザ発振器101が出力するレーザ光のパルス幅が1ns以上であり、パルス圧縮器が出力するレーザ光のパルス幅が100ps以下、ピークパワーが100kW以上である。パルス圧縮器102によりパルス幅が圧縮された光は、損傷閾値が大きな中空コアファイバ103で伝送されるため、ファイバが損傷することはない。
以上のように本発明の実施形態では、パルスレーザ光の発生、および伝送路としてファイバを用いているため、従来の固体レーザと比較し、小型、低コスト、高安定である。また、従来の短パルスファイバレーザ発振器では光の増幅と短パルスレーザ光の生成を同一のファイバ中で行うため、ファイバ損傷の影響により高出力化が困難であったのに対し、本発明の実施形態では、光の増幅と短パルスレーザ光の生成を独立の光学系で行うことで短パルスファイバレーザの高出力化が可能である。さらに、損傷閾値が高い中空コアファイバを用いることで高出力短パルスレーザ光の伝送が可能である。
以下の実施例では、ファイバレーザ発振器101、パルス圧縮器102、中空コアファイバ103の構成についてより詳しく説明する。
図2は、本発明の実施例1に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。ファイバレーザ発振器はQスイッチ方式ファイバレーザ発振器201であり、パルス圧縮器は回折格子パルス圧縮器202である。
Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201は、希土類添加光ファイバ204、FBG(Fiber Bragg Grating)ミラー205a、b、励起用半導体レーザ206、Qスイッチ207から構成される。励起用半導体レーザ206から出力されたレーザ光は、希土類添加光ファイバ204に導光され、2つのFBGミラーで反射を繰り返す過程において希土類添加光ファイバ204で光が増幅されレーザ発振に至る。ここでQスイッチ207は可飽和吸収体などからなり、ナノ秒クラスの短パルス光を生成する光学部品である。Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201は構成が簡易であり、比較的安価という利点がある。なお、図中では励起用半導体レーザ206は1つのみを図示しているが、それに限ったことではなく複数あってもよい。
回折格子パルス圧縮器202は、ビームスプリッタ209、回折格子対210a、b、2枚の反射ミラー211、212から構成される。回折格子は波長により回折角が異なるように設計されており、光路長に差異が生じるため、入力光の分散の影響を補償して、パルス幅を圧縮することができる。回折格子パルス圧縮器202では光が透過する光学部品がなく、すべて反射型であるため、高強度な光を取り扱える利点がある。また、分散補償量が大きいため、パルス圧縮率が高い、もしくは同じ圧縮率ならば装置サイズが小型という利点もある。
中空コアファイバ203は、コア部が空孔であればよい。空孔中に光を閉じ込めるための構成としては、中空構造の光ファイバの内壁に金属膜と、誘電体保護膜とが形成された金属膜中空コアファイバであればよい。また、中空構造の光ファイバの内壁に屈折率が異なる少なくとも2つの誘電体からなる周期的多層膜が形成された中空コアブラッグファイバであってもよい。
Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201と回折格子パルス圧縮器202との光学的接続には、コリメートレンズ208を用いることができる。また、回折格子パルス圧縮器202と中空コアファイバ203との光学的接続には、集光レンズ213を用いることができる。レンズを用いた場合、より高い効率で光結合することができる。
なお、図2には図示していないが、コリメートレンズ208とビームスプリッタ209との光軸上には光アイソレータが挿入されていてもよい。光アイソレータが挿入された実施形態においては、パルス圧縮器202からファイバレーザ発振器201への戻り光がなく、安定性がより高いパルスレーザ光生成伝送装置が実現できる。
また、同じく図2には図示していないが、ビームスプリッタ209を偏波依存性を有するものとし、ビームスプリッタ209と回折格子対210aとの光軸上に1/4波長版が挿入されていてもよい。その場合、ファイバレーザ発振器201からビームスプリッタ209に入力される光と、回折格子パルス圧縮器202でのパルス圧縮後のビームスプリッタ209に入力される光では偏波方向が直行しているため、光の入射方向により光路を変更することができる。
次に、図3を用いて、ファイバレーザ発振器の別の形態について説明する。ファイバレーザ発振器は、MOPA(Master Oscillator Power Amplifier)方式ファイバレーザ発振器300である。MOPA方式ファイバレーザ発振器300は、希土類添加光ファイバ301a、b、励起用半導体レーザ302a、b、c、コンバイナ303a、b、シード半導体レーザ304、光アイソレータ305a、b、cから構成される。励起用半導体レーザ302から出力されたレーザ光は、コンバイナ303で合波され、希土類添加光ファイバ301に導光される。シード半導体レーザ304から希土類添加光ファイバ301aに入力された光はプリアンプされた後、2つ目の希土類添加光ファイバ301bにてさらに増幅される。MOPA方式ファイバレーザ発振器300はシード半導体レーザ304の出力光の繰り返し周波数やパルス幅、パルス形状などを調整することで、増幅後の波形を任意に変更することが可能である。また、シード半導体レーザ304でアクティブに波形を調整することができるため、安定性が高いという利点がある。なお、図3においては図2と同様に、励起用半導体レーザの数は図示したものに限ったことではない。
次に図4を用いて、パルス圧縮器の別の形態について説明する。プリズムパルス圧縮器400は、ビームスプリッタ401、プリズム対402a、b、2枚の反射ミラー403、404から構成される。プリズムは、材料分散により波長により屈折角が異なるため、プリズムの配置方法により光路長に差異が生じ、入力光の分散の影響を補償して、パルス幅を圧縮することができる。プリズムは回折格子と比較し構造が簡易であり、安価である利点がある。また、プリズムの配置により分散を正にも負にも補償することができる利点もある。
次に図5を用いて、中空コアファイバの別の形態について説明する。中空コアファイバは、中空構造の光ファイバの内壁近傍に空孔が周期的に配置された中空コアフォトニック結晶ファイバ500であってもよい。中空コアフォトニック結晶ファイバ500は、フォトニック結晶クラッド部502の中心部に中空コア部501を有している。最適に設計されたフォトニック結晶においては特定の波長において光が伝搬できないフォトニックバンドギャップが形成されることが知られており、フォトニックバンドギャップを有するフォトニック結晶をクラッド部に形成すれば、コア部が中空であっても光はクラッド部に漏れ出すことなく、低損失でファイバ中を伝送することが可能である。上述した、金属膜中空コアファイバや中空コアブラッグファイバと比較し損失が低いことに加え、設計次第ではユニークな分散特性を発現させることも可能である。
図6は、実施例1に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。レーザ加工装置は、ファイバレーザ発振器101を駆動するためのファイバレーザ発振器ドライバ604と、パルス圧縮器102を制御するためのパルス圧縮器制御ドライバ605と、パルス圧縮器102が出力する光の一部を分岐しパルス幅を測定するパルス幅モニタ606と、中空コアファイバ103を伝送した光の一部を分岐しパワーを測定するパワーモニタ607と、中空コアファイバ103を伝送した光を走査し走査レーザ光を出力するビームスキャナ603と、ビームスキャナ603を制御するためのビームスキャナ制御ドライバ608と、反射光611を入力しビームスキャナ603の位置を測定するビームスキャナ位置モニタ609と、ユーザ入力信号601を入力し、ファイバレーザ発振器ドライバ604、パルス圧縮器制御ドライバ605、ビームスキャナ制御ドライバ608に入力される信号を生成するレーザマーカコントローラ610から構成される。ファイバレーザ発振器ドライバ604に入力される信号は、パルス幅モニタ606、パワーモニタ607、ビームスキャナ位置モニタ609が出力する信号に基づき生成される。また、パルス圧縮器制御ドライバ605に入力される信号は、パルス幅モニタ606が出力する信号に基づき生成される。さらに、ビームスキャナ制御ドライバ608に入力される信号は、ビームスキャナ位置モニタ609が出力する信号に基づき生成される。このようにレーザ加工装置は各種モニタからの信号に基づきフォードバック制御されることで、高安定性で高精度な加工をすることが可能である。
図7は、実施例1に係るレーザ加工装置をレーザ印字装置に適用した例を示す図である。レーザ印字装置本体701と走査型レーザ印字ヘッド702は中空コアファイバを含む伝送ケーブル703で接続されており、走査型レーザ印字ヘッド702は搬送装置704上を移動する印字対象物705a、b、cの近くに配置され、走査型レーザ印字ヘッド702よりも大型なレーザ印字装置本体701は、搬送装置704と物理的に干渉しない位置に配置されている。このように本発明の実施形態においては、中空コアファイバを用いている点において、レーザ印字装置本体701と走査型レーザ印字ヘッド702とを分離することが可能であり、生産ラインの種類に対し柔軟に対応できる利点がある。本実施例のレーザ印字装置では、走査レーザ光706を印字対象物705a、b、cに照射することで各対象物に識別子707を印字することが可能である。
図8は、実施例2に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。実施例1において、図2を用いて説明したパルスレーザ光生成伝送装置の構成との違いは、パルス圧縮器が分散補償用中空コアファイバ801である点である。分散補償用中空コアファイバ801とは、中空コアフォトニック結晶ファイバなどからなり、ファイバ中を伝送する光の波長により、群速度に差異が生じるように設計されており、入力光の分散の影響を補償して、パルス幅を圧縮することができるファイバのことである。実施例1において説明した回折格子パルス圧縮器202やプリズムパルス圧縮器400と比較し、部品点数が少ないことで、より小型で安価である利点がある。さらに光軸ずれの影響が小さいため、安定性が高いという利点もある。
Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201と分散補償用中空コアファイバ801との光学的接続、および分散補償用中空コアファイバ801と伝送用中空コアファイバ203との光学的接続には、レンズ802、803を用いることができる。光学的に接続する両者のファイバのNAやモードフィールド径に合わせてレンズを適切に設計すれば低損失で接続することが可能である。なお、図中ではレンズの枚数はそれぞれ1枚のときを図示したが、それに限ったことではなく複数枚からなる合成レンズを用いてもよい。
次に図9を用いて、分散補償用中空コアファイバ801の別の実装形態について説明する。本実施形態においては、分散補償用中空コアファイバ801の入出力端部が、それぞれQスイッチ方式ファイバレーザ発振器201の出力端部、伝送用中空コアファイバ203の入力端部と直接突合せ接続されている。上述した実施形態と比較し、レンズ802、803が不要であり、より部品点数が少ないことで、より小型で安価である。さらに一度実装してしまえば光軸ずれが一切起きないため、安定性が非常に高いという利点がある。
次に図10を用いて、異種ファイバの接続方法について詳しく説明する。中実コアファイバ1001と中空コアファイバ1002とを光学的に接続するとき、両者のファイバにおけるそれぞれの伝搬モードの等価屈折率が異なる場合は、端面で反射が生じる。そのような反射を抑制するには接続する界面に誘電体多層膜からなる反射防止膜1005を形成すればよい。等価屈折率が異なる場合においても、進行波と後進波が互いに打ち消しあうことで反射が抑制される。図において、符号1003は中実コア部を、符号1004は中空コア部を示す。両者のファイバの界面に反射防止膜1005を形成するには、初めに中実コアファイバ1001の端面に反射防止膜1005を形成したのち、両者のファイバ端面を突合せ、融着することで接続すればよい。さらに、ここで融着するための放電条件を最適に設計すれば、熱拡散技術により光ファイバのモードフィールド径を局所的に拡大させ、異種径ファイバを低損失に接続させることも可能である。
図11は、実施例3に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。実施例1において、図2を用いて説明したパルスレーザ光生成伝送装置の構成との違いは、Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201と回折格子パルス圧縮器202との間に、スペクトル幅を拡大するスペクトル幅拡大器であるスペクトル幅拡大用高非線形ファイバ1101が挿入されている点である。スペクトル幅拡大用高非線形ファイバ1101とは、中実コアフォトニック結晶ファイバなどからなり、ファイバの屈折率が伝送する光の強度に強く依存しており、自己位相変調の影響が大きいことで、スペクトル幅を拡大させることができるファイバのことである。レーザ発振器の出力光のチャーピング(波長揺らぎ)が無視できるとき、スペクトル幅とパルス幅はフーリエ変換の関係式が成立するため、スペクトル幅を広くすることで、パルス幅をより狭くすることができる。すなわち、本実施例ではより波形品質が高いレーザ光を生成できる利点がある。なお、スペクトル幅拡大器の非線形定数は50W−1km−1以上が好ましい。
Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器201とスペクトル幅拡大用高非線形ファイバ1101との光学的接続は、図示したように、両者をファイバ融着してもよく、また図示していないがレンズを用いて接続してもよい。また、スペクトル幅拡大用高非線形ファイバ1101と回折格子パルス圧縮器202との光学的接続は、コリメートレンズ1102を用いることができる。
次に図12を用いて、スペクトル幅拡大用高非線形ファイバ1101を用いた別の形態について説明する。本実施形態においては、上述した実施形態における回折格子パルス圧縮器202が分散補償用中空コアファイバ801で代替され、またそれぞれのファイバがすべて融着で接続されている点が異なる。上述した実施形態と比較し部品点数が少ないことで、より小型で安価である。さらに一度実装してしまえば光軸ずれが一切起きないため、安定性が非常に高いという利点がある。
図13は、実施例4に係るパルスレーザ光生成伝送装置の構成を示す図である。実施例1において、図2を用いて説明したパルスレーザ光生成伝送装置の構成との違いは、回折格子パルス圧縮器202と伝送用中空コアファイバ203との間に波長を変換する非線形光学結晶1301が配置されている点である。非線形光学結晶1301とは、結晶内の分極により入射光に対して非線形的に応答し、かつ複屈折が存在する結晶である。例えば、KTiOPO(KTP)、CsLiB10(CLBO)、LiB(LBO)、KHPO(KDP)、LiNbO(LN)などであればよい。また、LN結晶にMgOを混ぜたMgO:LiNbO(MgLN)や、LN結晶やMgLN結晶を周期的反転構造としたPPLNやPPMgLNなどであればよい。これらの結晶中に入射される光の波長、位相、偏光などがある整合条件を満足するとき短波長のレーザ光が生成される。例えば波長1064nmの光をLBO結晶に入射することにより波長532nmの光を生成し(第二次高調波発生)、さらに波長1064nmと532nmの光をLBO結晶に入射し和周波発生を実施することにより波長355nmの光を生成(第三次高調波発生)することもできる。その他の例としては、波長1064nmの光をKTP結晶に入射することにより波長532nmの光を生成し(第二次高調波発生)、さらに波長532nmの光をCLBO結晶に入射することにより波長266nmの光を生成(第四次高調波発生)することができる。
非線形光学結晶1301を用いて波長を変換することにより、加工対象物からの反射が少なく、吸収が大きい波長の光を加工対象物に照射することができる。これにより、小さなエネルギーで効率的に加工することができる。加工対象物の材料によっては不要な熱の発生を抑制することができ、より微細に高品質で加工することができる。また、同じレンズ系で集光したときのビーム径は波長に比例するので、レーザ光を短波長化することにより、ビーム径を小さくすることができ、より微細に高品質で加工することができる。
<本発明の変形例について>
本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101:ファイバレーザ発振器
102:パルス圧縮器
103:伝送用中空コアファイバ
104:ファイバレーザ発振器の出力パルス
105:パルス圧縮器の出力パルス
106:中空コアファイバの出力パルス
201:Qスイッチ方式ファイバレーザ発振器
202:回折格子パルス圧縮器
203:伝送用中空コアファイバ
204:希土類添加光ファイバ
205a,b:FBG(Fiber Bragg Grating)ミラー
206:励起用半導体レーザ
207:Qスイッチ
208:コリメートレンズ
209:ビームスプリッタ
210a,b:回折格子対
211,212:反射ミラー
213:集光レンズ
300:MOPA方式ファイバレーザ発振器
301a,b:希土類添加光ファイバ
302a,b,c:励起用半導体レーザ
303a,b:コンバイナ
304:シード半導体レーザ
305a,b,c:光アイソレータ
400:プリズムパルス圧縮器
401:ビームスプリッタ
402a,b:プリズム対
403,404:反射ミラー
500:中空コアフォトニック結晶ファイバ
501:中空コア部
502:フォトニック結晶クラッド部
601:ユーザ入力信号
602:走査レーザ光
603:ビームスキャナ
604:ファイバレーザ発振器ドライバ
605:パルス圧縮器制御ドライバ
606:パルス幅モニタ
607:パワーモニタ
608:ビームスキャナ制御ドライバ
609:ビームスキャナ位置モニタ
610:レーザマーカコントローラ
611:反射光
701:レーザ印字装置本体
702:走査型レーザ印字ヘッド
703:伝送ケーブル
704:搬送装置
705a,b,c:印字対象物
706:走査レーザ光
707:識別子
801:分散補償用中空コアファイバ
802、803:レンズ
1001:中実コアファイバ
1002:中空コアファイバ
1003:中実コア部
1004:中空コア部
1005:反射防止膜
1101:スペクトル幅拡大用高非線形ファイバ
1102:コリメートレンズ
1301:非線形光学結晶

Claims (15)

  1. パルスレーザ光を出力するファイバレーザ発振器と、
    前記ファイバレーザ発振器が出力するパルスレーザ光のパルス幅を圧縮するパルス圧縮器と、
    前記パルス圧縮器が出力するパルスレーザ光を伝送する中空コアファイバと、
    を備えるパルスレーザ光生成伝送装置。
  2. 前記ファイバレーザ発振器が出力する光のパルス幅が1ns以上であり、
    前記パルス圧縮器が出力する光のパルス幅が100ps以下である
    請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  3. 前記パルス圧縮器が出力するパルスレーザ光のピークパワーが100kW以上である
    請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  4. 前記ファイバレーザ発振器は、
    励起用の半導体レーザと、
    光増幅用の希土類添加光ファイバと、
    パルスレーザ光生成用のQスイッチと、
    光反射用のファイバブラッググレーティングと、
    を備えたQスイッチ方式ファイバレーザ発振器である請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  5. 前記ファイバレーザ発振器は、
    パルス光生成用の第1の半導体レーザと、
    励起用の第2の半導体レーザと、
    光増幅用の希土類添加光ファイバと、
    光整流用の光アイソレータと、
    を備えたMOPA方式ファイバレーザ発振器である請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  6. 前記パルス圧縮器は、
    分散補償用の回折格子対を備えた、回折格子パルス圧縮器である請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  7. 前記パルス圧縮器は、
    分散補償用のプリズム対を備えた、プリズムパルス圧縮器である請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  8. 前記中空コアファイバは、
    中空構造の光ファイバの内壁に金属膜と、前記金属膜上に誘電体保護膜とが形成された金属膜中空コアファイバ、または、
    中空構造の光ファイバの内壁に屈折率が異なる少なくとも2つの誘電体からなる周期的多層膜が形成された中空コアブラッグファイバである請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  9. 前記中空コアファイバは、
    中空構造の光ファイバの内壁近傍に空孔が周期的に配置された中空コアフォトニック結晶ファイバである請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  10. 前記パルス圧縮器は、
    分散補償用の中空コアファイバである請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  11. 前記ファイバレーザ発振器は、
    中実コアファイバの端面からパルスレーザ光が出力されるレーザ発振器であり、
    前記中実コアファイバの端面には反射防止膜が形成されており、
    前記反射防止膜が形成された中実コアファイバの端面と、前記分散補償用の中空コアファイバの一方の端面とが、光軸をそろえ融着により接続されている請求項10に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  12. 前記ファイバレーザ発振器と前記パルス圧縮器との間の光軸上に、
    スペクトル幅を拡大するスペクトル幅拡大器が配置されている請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  13. 前記パルス圧縮器と光伝送用の前記中空コアファイバとの間の光軸上に、
    光の波長を変換する非線形光学結晶が配置されている請求項1に記載のパルスレーザ光生成伝送装置。
  14. パルスレーザ光を出力するファイバレーザ発振器と、
    前記ファイバレーザ発振器が出力するパルスレーザ光のパルス幅を圧縮するパルス圧縮器と、
    前記パルス圧縮器が出力するパルスレーザ光を伝送する中空コアファイバと、
    前記ファイバレーザ発振器を駆動するためのファイバレーザ発振器ドライバと、
    前記パルス圧縮器を制御するためのパルス圧縮器制御ドライバと、
    前記パルス圧縮器が出力する光の一部を分岐しパルス幅を測定するパルス幅モニタと、
    前記中空コアファイバを伝送した光の一部を分岐しパワーを測定するパワーモニタと、
    前記中空コアファイバを伝送した光を走査するビームスキャナと、
    前記ビームスキャナを制御するためのビームスキャナ制御ドライバと、
    前記ビームスキャナの位置を測定するビームスキャナ位置モニタと、
    前記ファイバレーザ発振器ドライバ、前記パルス圧縮器制御ドライバ、前記ビームスキャナ制御ドライバに入力される信号を生成するレーザマーカコントローラと、
    を備え、
    前記ファイバレーザ発振器ドライバに入力される信号は、前記パルス幅モニタ、前記パワーモニタ、および前記ビームスキャナ位置モニタが出力する信号に基づき生成され、
    前記パルス圧縮器制御ドライバに入力される信号は、前記パルス幅モニタが出力する信号に基づき生成され、
    前記ビームスキャナ制御ドライバに入力される信号は、前記ビームスキャナ位置モニタが出力する信号に基づき生成される
    レーザ加工装置。
  15. レーザ加工装置は、
    印字対象物に前記パルスレーザ光を用いて印字するレーザ印字装置である請求項14に記載のレーザ加工装置。
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