JP2009066566A - ヘッドユニットの組立方法 - Google Patents

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JP2009066566A JP2007240516A JP2007240516A JP2009066566A JP 2009066566 A JP2009066566 A JP 2009066566A JP 2007240516 A JP2007240516 A JP 2007240516A JP 2007240516 A JP2007240516 A JP 2007240516A JP 2009066566 A JP2009066566 A JP 2009066566A
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Makoto Anami
誠 阿南
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Abstract

【課題】接着剤の固化に伴う肉痩せ、接着場所の時間的な偏りに起因する位置ズレが生じ
ることなく、機能液滴吐出ヘッドのノズル(ノズル列)の位置精度(組付け精度)やその
前提となるキャリッジの位置が高い精度で位置決め固定できるヘッドユニットの組立方法
を提供すること。
【解決手段】機能液滴吐出ヘッド3をサブキャリッジ2の所定位置に位置決めした状態で
固定するヘッドユニットの組立方法であって、機能液滴吐出ヘッドをサブキャリッジ2の
所定位置に位置決めするヘッド位置決め工程と、前記ヘッド位置決め工程後、機能液滴吐
出ヘッド3とキャリッジ2の間に接着剤を流入させ、該接着剤が固化するまでの間に前記
ヘッド位置決め工程を行い機能液滴吐出ヘッドをサブキャリッジ2に固定する固定工程と
を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドに代表される機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに組み
付けるヘッドユニットの組立方法に関するものである。
従来のプリンタ等では、複数の機能液滴吐出ヘッドを必要とする場合、各機能液滴吐出
ヘッドを個々のサブプレートに保持し、更にこれを単一のサブキャリッジに搭載して、複
数の機能液滴吐出ヘッドを、サブプレート及びサブキャリッジと共に、ヘッドユニットと
して扱うようにしている。そして、機能液滴吐出ヘッドをサブプレートに組み込む場合に
は、顕微鏡等を用いて人的に位置決め及びねじ止め固定が行われる。また、ヘッド付のサ
ブプレートをサブキャリッジに組み込む場合には、サブキャリッジにサブプレートを位置
決めするピン等を設けておいて、これにサブプレートをセットし且つ固定するようにして
いる。
この種の機能液滴吐出ヘッドは、そのノズル列から微小な液滴を精度良く且つ選択的に
吐出すことができるため、液晶表示装置や有機EL表示装置等のカラーフィルタの製造に
応用可能であると共に、各種の電子デバイスや光デバイス等の製造装置への応用も期待さ
れている。このような応用技術を考慮すると、機能液滴吐出ヘッド自体の性能に加え平面
内におけるノズル(ノズル列)の位置精度(組付け精度)やその前提となるキャリッジの
位置精度に、高い精度が要求される。
上記要求にこたえるためものとして、ヘッド位置決め機構を用いて、サブプレートに保
持された機能液滴吐出ヘッドを該サブプレートを介してサブキャリッジ上に高精度で位置
決めし配置した後、この位置決めされた状態のサブプレートとサブキャリッジの間に接着
剤を流し、該接着剤を固化して仮固定した後、本固定するヘッドユニットの組立方法があ
る。
特開2003−127392号公報 特開2003−246072号公報
上記サブキャリッジ上に高精度で位置決めした後のサブプレートとサブキャリッジの間
に接着剤を流して固化させて仮固定する方法は、ヘッド位置決め機構で機能液滴吐出ヘッ
ドをサブキャリッジ上に高精度で位置決めしたにも関わらず、接着剤の固化に伴う肉痩せ
、接着場所の時間的な偏りに起因する位置ズレが生じるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、接着剤の固化に伴う肉痩せ、接着場所の時
間的な偏りに起因する位置ズレが生じることなく、機能液滴吐出ヘッドのノズル(ノズル
列)の位置精度(組付け精度)やその前提となるキャリッジの位置を高い精度で位置決め
固定できるヘッドユニットの組立方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、機能液滴吐出ヘッドをキャリッジの所定位置に位置
決めした状態で固定するヘッドユニットの組立方法であって、機能液滴吐出ヘッドをキャ
リッジの所定位置に位置決めするヘッド位置決め工程と、ヘッド位置決め工程後、機能液
滴吐出ヘッドとキャリッジの間に接着剤を流入させ、該接着剤が固化するまでの間にヘッ
ド位置決め工程を行い機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに固定する固定工程とを備えたこ
とを特徴とする。
上記のように、機能液滴吐出ヘッドとキャリッジの間に接着剤を流入させ、該接着剤が
固化するまでの間にヘッド位置決め工程を行い機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに固定す
る固定工程とを備えたので、接着剤の固化に伴う肉痩せ、接着場所の時間的な偏りに起因
する位置ズレが再位置決めによって強制的に修正されるから、機能液滴吐出ヘッドをキャ
リッジに高精度で位置決め固定できる。
また、本発明は、上記ヘッドユニットの組立方法において、機能液滴吐出ヘッドはプレ
ートに保持されており、ヘッド位置決め工程ではプレートを介して機能液滴吐出ヘッドを
キャリッジの所定位置に位置決めし、固定工程ではプレートとキャリッジの間に接着剤を
流入させ、該接着剤が固化するまでの間にヘッド位置決め工程を行うことを特徴とする。
上記のように、固定工程ではプレートとキャリッジの間に接着剤を流入させ、該接着剤
が固化するまでの間にヘッド位置決め工程を行うので、接着剤の固化に伴う肉痩せ、接着
場所の時間的な偏りに起因する位置ズレが再位置決めによって強制的に修正されるから、
機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに高精度で位置決め固定できる。
本発明は、プレートに保持されノズル形成面を上向きにした機能液滴吐出ヘッドを、プ
レートを介して上下反転させたキャリッジに吊下するように仮装着したヘッドユニットに
対し、機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに位置決めした状態で固定するヘッドユニットの
組立方法であって、機能液滴吐出ヘッドを画像認識することによって、ヘッド位置を検出
するヘッド位置検出工程と、ヘッド位置に基づいて、キャリッジに対しプレートを介して
機能液滴吐出ヘッドを位置決めするヘッド位置決め工程と、ヘッド位置決め工程の後、プ
レートとキャリッジの間に接着剤を流入させる接着剤流入工程と、接着剤流入工程の後、
接着剤が固化するまでの間に、ヘッド位置検出工程とヘッド位置決め工程を行い、プレー
トをキャリッジに仮固定する仮固定工程とを備えたことを特徴とする。
上記のように、仮固定工程において、ヘッド位置決め工程の後、プレートとキャリッジ
の間に接着剤を流入させ、該接着剤が固化するまでの間にヘッド位置決め工程を行うので
、機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに高精度で位置決め仮固定できるから、この後の本固
定工程で機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに高精度で位置決め固定できる。
また、ヘッド位置検出工程で機能液滴吐出ヘッドの位置検出結果に基づいて、キャリッ
ジに対しプレートを介して機能液滴吐出ヘッドを位置決めするため、結果的には、ヘッド
位置決め工程及び仮固定工程で機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに直接位置決めすること
ができる。このため、機能液滴吐出ヘッドの位置決め(位置補正)を、精度良く迅速に行
うことができる。
また、本発明は上記ヘッドユニットの組立方法において、仮固定工程の後にヘッド位置
検出工程を行う仮固定後確認工程を有することを特徴とする。
上記のように、仮固定工程の後に仮固定後確認工程を有するので、仮固定のヘッド位置
も確認できるから、更に高精度のヘッドの本固定が可能となる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、ヘッド位置検出工程に先立ち、キ
ャリッジを画像認識することによって、キャリッジ位置を検出するキャリッジ位置検出工
程と、キャリッジ位置に基づいて、キャリッジを所定の位置に位置決めするキャリッジ位
置決め工程とを更に備えたことを特徴とする。
上記のようにキャリッジ位置検出工程で、キャリッジ位置決め工程を備えることにより
、機能液滴吐出ヘッドが更に高精度で位置決めされる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、仮固定後確認工程における認識結
果に基づいて、本固定を行うか否かを決定する判別工程と、判別工程により本固定を行う
ことが決定された場合に、プレートをキャリッジに本固定する本固定工程とを更に備えた
ことを特徴とする。
上記のように判別工程により本固定を行うことが決定された場合に、本固定工程でプレ
ートをキャリッジに本固定するので、本固定された機能液滴吐出ヘッドはキャリッジに高
精度で位置決め固定されたことになる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、本固定工程の後、機能液滴吐出ヘ
ッドの位置を画像認識する本固定後確認工程を更に備えたことを特徴とする。
上記のように本固定後確認工程を備えることにより、例えば本固定において、機能液滴
吐出ヘッドの位置ずれが発生し、それが許容限度を超える場合、それを除去することが可
能となる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、ヘッド位置決め工程は、機能液滴
吐出ヘッドを位置決めした後、機能液滴吐出ヘッドの位置を画像認識する仮固定前確認工
程を有することを特徴とする。
上記のようにヘッド位置決め工程は、仮固定前確認工程を有するので、位置決め精度の
悪い場合、プレートとキャリッジの間に接着剤を流し、該接着剤が固化する前に再位置決
めをする等の無駄を除去できる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、ヘッド位置決め工程は、仮固定前
確認結果において、機能液滴吐出ヘッドの目標位置と機能液滴吐出ヘッドの位置決め位置
とが異なる場合に、機能液滴吐出ヘッドの位置を補正する位置補正工程を、更に有するこ
とを特徴とする。
上記のようにヘッド位置決め工程は、位置補正工程を備えているので、目標位置に位置
決めされた機能液滴吐出ヘッドに対して仮固定工程を実施するので、機能液滴吐出ヘッド
をキャリッジに高精度で位置決め固定できる。
また、本発明はヘッドユニットの組立方法において、キャリッジの位置及びキャリッジ
に搭載された機能液滴吐出ヘッドの位置をパターン形成したアライメントマスクが用意さ
れており、キャリッジの位置決め及び機能液滴吐出ヘッドの位置決めはアライメントマス
クからそれぞれ取得したキャリッジの位置及び機能液滴吐出ヘッドの位置を目標位置とし
て、為されることを特徴とする。
上記のように、キャリッジの位置決め及び機能液滴吐出ヘッドの位置決めはアライメン
トマスクからそれぞれ取得したキャリッジの位置及び機能液滴吐出ヘッドの位置を目標位
置として為されるため、常に安定した位置決め精度をもって、機能液滴吐出ヘッドを位置
決めすることができる。
本発明によれば、接着剤が固化する前に、機能液滴吐出ヘッド位置決め工程を行うので
、接着剤の固化時の肉痩せや、接着場所の時間的な偏りに起因する位置ズレを強制的に補
正することになり、接着剤の固化により位置ズレが無くなり、接着剤流入直前の組立制度
が確保でき、機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに高精度で位置決め固定できる。
以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るヘッド
ユニットの組立方法を説明するためのヘッドユニットの概略構成を示す図である。ヘッド
ユニット1は、サブキャリッジ2と、サブキャリッジ2に搭載した複数個(図では6個ず
づ2列、計12個)の機能液滴吐出ヘッド3を備えている。なお、各機能液滴吐出ヘッド
3はサブプレート(図示は省略)に保持され、該サブプレートを介してサブキャリッジ2
に取付ける場合もある。
機能液滴吐出ヘッド3は後に具体的例を用いて説明するように、サブキャリッジ2の目
標位置に高精度で位置決めされて配置される。即ち、図示しないヘッド位置決め機構(位
置補正機構)で、各機能液滴吐出ヘッド3を図1(a)に示すようにX軸方向に移動させ
て(位置ズレを補正)X軸方向の位置決め、Y方向に移動させて(位置ズレを補正)Y方
向の位置決め、θ軸方向に回転させてθ軸方向の位置決めを行う。各機能液滴吐出ヘッド
3には、接着剤を注入するための接着剤注入口3a、3bが設けられており、図1(b)
のように各目標位置に位置決めされた各機能液滴吐出ヘッド3の接着剤注入口3a、3b
から接着剤Q、Qを注入することにより、毛細管現象により接着剤は機能液滴吐出ヘッド
3とサブキャリッジ2の間に流れ込む。なお、機能液滴吐出ヘッド3がサブプレートに保
持されている場合は、サブプレートとサブキャリッジ2の間に接着剤Qが流れ込む。
上記のように機能液滴吐出ヘッド3とサブキャリッジ2の間、又はサブプレートとサブ
キャリッジ2の間に流れ込んだ接着剤は所定時間経過すると固化し機能液滴吐出ヘッド3
はサブキャリッジ2に固定(仮固定)される。接着剤が固化するまでの時間経過により、
接着剤の固化に伴う肉痩せや、接着場所の時間的な偏りに起因して位置ズレが生じる。そ
こでここでは、機能液滴吐出ヘッド3の接着剤注入口3a、3bから接着剤Q、Qを注入
した後、機能液滴吐出ヘッド3とサブキャリッジ2の間、又はサブプレートとサブキャリ
ッジ2の間に流れ込んだ接着剤が固化するまでの間、上記ヘッド位置決め機構で、機能液
滴吐出ヘッド3のX軸方向、Y軸方向、θ軸方向の位置ズレを強制的に補正する。これに
より、接着剤の固化時に機能液滴吐出ヘッド3は目標位置に固定(仮固定)される。
機能液滴吐出ヘッド3の接着剤注入口3a、3bから接着剤Q、Qを注入し、機能液滴
吐出ヘッド3とサブキャリッジ2の間、又はサブプレートとサブキャリッジ2の間に流れ
込んだ後、該流れ込んだ接着剤が固化するまでの間、機能液滴吐出ヘッド3の位置決めを
再度行うことにより、接着剤の固化に伴う肉痩せや、硬化時の接着剤界面の時間的偏りに
起因する位置ズレを強制的に補正することができ、機能液滴吐出ヘッド3を高精度でサブ
キャリッジ2の目標位置に固定(組込む)することができる。
次に本発明に係るヘッドユニットの組立方法を具体的なヘッドユニットの構造図を用い
て説明する。図2、図3及び図4は、ヘッドユニットの構造図である。同図に示すように
、ヘッドユニット1は、サブキャリッジ2と、サブキャリッジ2に搭載した複数個(12
個)の機能液滴吐出ヘッド3と、各機能液滴吐出ヘッド3をサブキャリッジ2に個々に取
り付けるための複数個(12個)のサブプレート4とを備えている。12個の機能液滴吐
出ヘッド3は、6個ずつに二分され、主走査方向に対し所定の角度傾けて配設されている
。また、各6個の機能液滴吐出ヘッド3は、副走査方向に対し相互に位置ずれして配設さ
れ、12個の機能液滴吐出ヘッド3の全吐出ノズル57(後述する)が副走査方向におい
て連続する(一部重複)ようになっている。
即ち、実施形態のヘッド配列は、サブキャリッジ2上において、同一方向に傾けて配置
した6個の機能液滴吐出ヘッド3を2列としてものであり、且つ各ヘッド列間において機
能液滴吐出ヘッド3が相互に180°回転した配置となっている。もっとも、この配列パ
ターンは一例であり、例えば、各ヘッド列における隣接する滴吐出ヘッド3同士を90°
の角度を持って配置(隣接ヘッド同士が「ハ」字状)したり、各ヘッド列間における機能
液滴吐出ヘッド3を90°の角度を持って配置(列間ヘッド同士が「ハ」字状)したりす
ることは可能である。
いずれにしても、12個の機能液滴吐出ヘッド3の全吐出ノズル57によるドットが副
走査方向において連続していればよい。また、各種の基板に対し機能液滴吐出ヘッド3を
専用部品とすれば、機能液滴吐出ヘッド3をあえて傾けてセットする必要は無く、千鳥状
や階段状に配設すれば足りる。さらにいえば、所定長さのノズル列(ドット列)を構成で
きる限り、これを単一の機能液滴吐出ヘッド3で構成してもよいし複数の機能液滴吐出ヘ
ッド3で構成してもよい。即ち、機能液滴吐出ヘッド3の個数や列数、さらに配列パター
ンは任意である。
サブキャリッジ2は、一部が切り欠かれた略方形の本体プレート11と、本体プレート
11の長辺方向の中間位置に設けた左右一対の基準ピン12,12と、本体プレート11
の両長辺部分に取り付けた左右一対の支持部材13,13と、各支持部材13の端部に設
けた左右一対のハンドル14,14とを有している。左右のハンドル14,14は、例え
ば組み立てたヘッドユニット1を上記の描画装置Bに載せ込む場合に、ヘッドユニット1
を手持ちするための部位となる。また、左右の支持部材13,13は、サブキャリッジ2
を組立装置Aや描画装置Bのセット部に固定するときの部位となる。
さらに、サブキャリッジ2には、二分された機能液滴吐出ヘッド群3Sの上側に位置し
て、これら機能液滴吐出ヘッド3に接続される左右一対の配管接続アッセンブリ15,1
5及び左右一対の配線接続アッセンブリ16,16が設けられている。各配管接続アッセ
ンブリ15は、描画装置Bのフィルタ材料供給系に配管接続され、同様に各配線接続アッ
センブリ16は、描画装置Bの制御系に配線接続されるようになっている。なお、図1は
、一方(図示手前側)の配管接続アッセンブリ15を省略して、描かれている。
本体プレート11は、ステンレス等の厚板で構成され、左右に各6個の機能液滴吐出ヘ
ッド3を取り付けるための一対の装着開口18,18が形成されると共に、適宜位置に重
量を軽減するための複数の抜き開口19が形成されている。各装着開口18は、6個の機
能液滴吐出ヘッド3を取り付ける開口部位18aが連続したものであり、6個の機能液滴
吐出ヘッド(機能液滴吐出ヘッド群3S)3の並びに倣って、その軸線が本体プレート1
1の軸線に対しわずかに傾いている。
各支持部材13は、厚手のステンレス板等で構成され、これを固定するための2つの固
定孔(ばか孔)21,21及び2つのボルト孔22,22が形成されると共に、これら固
定孔21,21及びボルト孔22,22間に位置決め用のピンが挿入されるピン孔23が
形成されている。詳細は後述するが、組立装置Aや描画装置Bにヘッドユニット1をセッ
トするときには、ピン孔23を用いて位置決めされると共に2つの固定孔21,21を用
いてねじ止め固定される。
左右一対の基準ピン12,12は、画像認識を前提として、サブキャリッジ2をX軸、
Y軸及びθ軸方向に位置決め(位置認識)するための基準となるものであり、本体プレー
ト11の裏面に突出するように取り付けられている。各基準ピン12の先端面は鏡面加工
されており、この先端面の中心位置に基準マーク26となる小孔(直径0.3mm程度)
が穿孔されている。
詳細は後述するが、組立装置Aや描画装置Bに搭載した認識カメラ353は、上記基準
マーク26を形成した基準ピン12の先端面29aを、視野内に捕らえて画像認識(パタ
ーン認識)を行う。このため、認識カメラ353によるパターン認識では、鏡面仕上げの
先端面が明色で、その先端面29aの略中央部に形成された凹形状の基準マーク26が暗
色で認識され、十分なコントラストを持って基準マーク26が画像認識される。
各配管接続アッセンブリ15は、各機能液滴吐出ヘッド群3Sの上側に配設されており
、本体プレ―ト11の長辺方向の両端部に立設した一対のスペーサ36,36と、一対の
スペーサ36,36間に渡した押さえプレート37と、押さえプレート37に搭載した6
組の配管アダプタ38とで構成されている。6組の配管アダプタ38は、その下端のヘッ
ド側接続部分をわずかに突出するようにして、それぞれ押さえプレート37に固着されて
いる。
詳細は後述するが、機能液滴吐出ヘッド3はいわゆる2連のものであり、6組の配管ア
ダプタ38は、それぞれ2連の配管接続部材17を介して機能液滴吐出ヘッド3に接続さ
れる。即ち、各機能液滴吐出ヘッド3に配管接続部材17を嵌合接続する一方、6組の配
管アダプタ38を搭載した押さえプレート37を両スペーサ36,36にねじ止めするこ
とで、6組の配管アダプタ38が、それぞれ配管接続部材17を介して機能液滴吐出ヘッ
ド3に接続される。
同様に、各配線接続アッセンブリ16は、サブキャリッジ2の左右の端部に立設した3
個の屈曲支持部材40,40,40と、屈曲支持部材40の上端に固定したコネクタベー
ス41と、コネクタベース41上に取り付けた配線コネクタ43付きの4つのヘッド中継
基板42とで構成されている。4つのヘッド中継基板42は、それぞれフレキシブルフラ
ットケーブル(図示省略)を介して、後述する各機能液滴吐出ヘッド3の2連のヘッド基
板47に接続されている。そして、各ヘッド中継基板42には、描画装置Bにセットする
際にその制御系ケーブルの配線プラグにより配線接続される(詳細は後述する)。
なお、図3にのみ示すように、このヘッドユニット1には更に、両配線接続アッセンブ
リ16を覆う中継基板カバー24が設けられている。中継基板カバー24は、各配線接続
アッセンブリ16の側面から直上部を覆う一対の側面カバー24aと、一対の側面カバー
24a間に渡した上面カバー24bとで構成されており、このうち上面カバー24bは、
ヘッドユニット1を描画装置Bにセットした後に取り付けるようになっている。また、詳
細は後述するが、ヘッドユニット1を組立装置Aにセットする段階では、描画装置Bにセ
ットする場合と異なり、中継基板カバー24は元より両アッセンブリ15,16も組み付
けておかないものとする。
次に、図5ないし図7を用いて機能液滴吐出ヘッド3について説明する。この機能液滴
吐出ヘッド3は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針46を有する液体導入部45
と、液体導入部45の側方に連なる2連のヘッド基板47と、液体導入部45に下方に連
なる2連のポンプ部48と、ポンプ部48に連なるノズル形成プレート49とを備えてい
る。液体導入部45には、上記の配管接続部材17が接続され、ヘッド基板47には、上
記のフレキシブルフラットケーブルが接続されている。一方、このポンプ部48とノズル
形成プレート49とにより、サブキャリッジ2の裏面側に突出する方形のヘッド本体50
が構成されている。また、ノズル形成プレート49のノズル形成面52には、2列のノズ
ル列53,53が形成されている(図6参照)。
図6に示すように、ポンプ部48の基部側、即ちヘッド本体50の基部側は、液体導入
部45を受けるべく方形フランジ状に形成され、このフランジ部58には、機能液滴吐出
ヘッド3をサブプレート4に固定する小ねじ用の一対のねじ孔(雌ねじ)59,59が形
成されている。この一対のねじ孔59,59は、両長辺部分に位置し、且つノズル形成面
52の中心に対し点対称となるように配設されている。詳細は後述するが、サブプレート
4を貫通してフランジ部58に螺合した2本の小ねじ73,73により、機能液滴吐出ヘ
ッド3がサブプレート4に固定される(図9参照)。
一方、ノズル形成プレート49には、2本のノズル列53,53が相互に平行に列設さ
れており、各ノズル列53は、等ピッチで並べた180個(図示では模式的に表している
)の吐出ノズル57で構成されている。即ち、ヘッド本体50のノズル形成面52には、
その中心線を挟んで2本のノズル列53,53が左右対称に配設されている。
このように構成された機能液滴吐出ヘッド3は、そのヘッド本体50を、サブキャリッ
ジ2に形成した装着開口18からサブキャリッジ2の裏面側に突出させ、装着開口18の
縁部にあてがったサブプレート4に上記のフランジ部58の部分でねじ止め固定される。
また、サブプレート4は、サブキャリッジ2に接着により仮固定(この仮固定に際し、後
に詳述するようにサブプレート4とサブキャリッジ2の間に接着剤を流し、接着剤が固化
するまでの間に機能液滴吐出ヘッド3の再度の位置決めを行う)され、その後、ねじによ
り本固定される。
次に、図8及びび図9を参照して、サブプレート4について説明する。サブプレート4
は、機能液滴吐出ヘッド3をサブキャリッジ2に安定に取り付けるための媒介金具であり
、ステンレス等で構成された略長方形の平板状に形成されている。サブプレート4には、
その中央に機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体50が挿通する方形の挿通開口71が形成
されている。この場合、サブプレート4は、その長辺方向の両端部で装着開口(開口部位
18a)18を跨ぐようにしてサブキャリッジ2の裏面側にセットされ、これに対し機能
液滴吐出ヘッド3は、そのヘッド本体50を挿通開口71に挿通すようにしてサブキャリ
ッジ2の表側にセットされる(図5参照)。
サブプレート4の挿通開口71の周囲には、上記フランジ部58の2つのねじ孔59,
59に対応する2つの貫通孔72,72及び2本の小ねじ73,73と、2つの突出位置
規制ピン74,74が配設されている。2つの貫通孔72,72は、それぞれ装着開口1
8側に突出する2つのボス部75,75に形成されている。この場合、各ボス部75は、
サブプレート4に圧入した筒状のカラーで構成されている。この2つのボス部75,75
と2つの突出位置規制ピン74,74とは、いずれも挿通開口71の中心に対し点対称位
置に配設されており、これらボス部75,75と突出位置規制ピン74,74がヘッド本
体50のフランジ部58に当接することにより、機能液滴吐出ヘッド3のサブキャリッジ
2からの吐出寸法が規制されるようになっている。
また、挿通開口71の中心線上において、挿通開口71の外側には2つの係合孔76,
76が形成されている。この2つの係合孔76,76は、後述する機能液滴吐出ヘッド3
の組付治具Cが装着される部位であると同時に、組立装置Aにおける位置補正用の係合ピ
ン643,643が係合される部位でもある。この場合、組付治具Cの装着や係合ピン6
43の係合が無理なく為されるように、2つの係合孔76,76は、一方が円形に、他方
が上記中心線方向に長い長円形に形成されている。
さらに、挿通開口71の中心線上において、サブプレート4の両端部には、それぞれ2
つの接着剤注入孔77,77が、挿通開口71を挟んで対称位置に形成されている。各接
着剤注入孔77はサブプレート4の横断方向に延びる長孔となっており、この長孔のサブ
キャリッジ2側の端部は、面取りされている(図8参照)。各2つの接着剤注入孔77,
77が形成されたサブプレート4の両端部は、サブプレート4をサブキャリッジ2に接着
するための接着部位78,78となっている。各接着剤注入孔77から注入された接着剤
は、毛細管現象によりサブキャリッジ2と接着部位78,78との界面部分に広がって、
塗着される。
この場合、一方の端部の外側(内側)に形成した接着剤注入孔77a(77b)と他方
の端部の内側(外側)に形成した接着剤注入孔77a(77b)とは、それぞれ対となっ
ている。詳細は後述するが、組立装置Aは2本の接着剤注入ノズル387,387を有し
ており、2本の接着剤注入ノズル387,387は、対となる一方の2つの接着剤注入孔
77a,77aに同時に挿入されて接着剤を注入すると共に、上記中心線方向に移動した
後、他方の2つの接着剤注入孔77b,77bに同時に挿入されて接着剤を注入する。
なお、図中の符号79,79は、サブプレ―ト4をサブキャリッジ2に仮装着及び本固
定するときに使用する(詳細は後述する)一対の締結孔であり、この一対の締結孔79,
79は、それぞれ接着剤注入孔77,77の近傍であって、挿通開口71の中心に対し点
対称位置に形成されている。また、サブキャリッジ2の開口部位18aには、この一対の
締結孔79,79に対応する一対の本締め用ねじ孔20,20が形成されている(図11
参照)。
ところで、一対の基準ピン12,12を介して位置決めされるサブキャリッジ2に対し
、各機能液滴吐出ヘッド3は、その出力端であるノズル列(吐出ノズル57)53を基準
に、X軸、Y軸及びθ軸方向に位置決め(位置認識)される。より具体的には、2つのノ
ズル列53,53は、製造段階で相互の位置精度が保証されているため、いずれか一方の
ノズル列53の最外端に位置する2つの吐出ノズル57a,57aを位置決め基準とし、
これを認識するようにしている。また、機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体50における
先端部の四辺(厳密には、ポンプ部48の数ミリ幅に亘る先端部の四辺)も、製造段階で
相互の位置精度が保証されている。
一方、機能液滴吐出ヘッド3は、サブプレ―ト4を介してサブキャリッジ2に固定する
形態である。そこで、本実施形態では、組付治具Cを用い、上記ヘッド本体50の先端部
四辺を基準にして、機能液滴吐出ヘッド3をサブプレート4に位置決めし、ねじ止め固定
の後、上記2つの吐出ノズル57a,57aを基準にして、サブプレート4付き機能液滴
吐出ヘッド3を位置決めし、仮固定するようにしている。即ち、機能液滴吐出ヘッド3は
、組付治具Cを用いた手作業により、いったんサブプレート4に仮位置決めされ、続く組
立装置Aでの画像認識(吐出ノズル57a,57aを認識)を経て、本位置決めされる。
実施形態の組立装置Aでは、位置認識のスピードアップを図るため、上記2つの吐出ノ
ズル57a,57aを、固定的に設けた2つの認識カメラ353,353で同時に認識す
る、即ち2つの認識カメラ353,353が同時に視野内に捕らえるようにしている。こ
のため、組付治具Cを用いた機能液滴吐出ヘッド3の仮位置決めは、本位置決めの段階で
、設定した位置データに基づいて、2つの認識カメラ353,353を上記の2つの吐出
ノズル57a,57aに臨ませたときに、いずれも視野から外れることのないようにする
ものである。
ここで、図9及び図10を参照して、機能液滴吐出ヘッド3の組付治具Cについて説明
すると共に、この組付治具Cを用いて機能液滴吐出ヘッド3をサブプレート4に組み付け
る組付方法について説明する。図10に示すように、組付治具Cは、機能液滴吐出ヘッド
3のヘッド本体50を位置決めする治具本体81と、治具本体81をサブプレート4に位
置決め状態で装着する一対の装着ピン82,82とで構成されている。
治具本体81は、縦辺部84と、縦辺部84の両端から直角に延びる一対の横辺部85
,85とで、略「C」字状に一体に形成されている。一方、一対の装着ピン82,82は
、それぞれ横辺部85,85の裏面側から突出しており、この一対の装着ピン82,82
をサブプレート4の係合孔76,76に嵌合させることで、治具本体81がサブプレート
4に装着される。
縦辺部84の内側から一方の横辺部85の内側に亘る部位には、略「L」字状の位置決
め部86が形成され、この位置決め部86にヘッド本体50の一方の長辺及び短辺を当接
させることで、機能液滴吐出ヘッド3がサブプレート4に位置決めされるようになってい
る。位置決め部86は、表側を他の部分と面一として薄肉に形成され、且つコーナー部分
86aが半円状に窪入形成されている。また、治具本体81は、これをサブプレート4に
装着した状態で、その表面と機能液滴吐出ヘッド3のノズル形成面52とが、ほぼ面一(
同レベル)とになるように、その厚みが設計されている。
これにより、ヘッド本体50はその突出方向の先端部が、組付治具Cの位置決め部86
に当接して位置決めされるようになっている。即ち、製造段階で、ノズル列53に対し位
置精度が保証されたヘッド本体50における先端部の四辺のうち隣接する2つの辺を、組
付治具Cの位置決め部86に突き当てることで、機能液滴吐出ヘッド3がサブプレート4
に位置決めされるようになっている。
一方、一対の装着ピン82,82は、位置決め部86に突き当てたヘッド本体50の中
心線に合致するように配設されている。より具体的には、位置決め部86の長辺部位86
bは、一対の装着ピン82,82を結ぶ直線と平行に形成され、且つその離間寸法は、ヘ
ッド本体50の長辺位置に合わせて管理されると共に、ヘッド本体50の短辺の1/2の
寸法に形成されている。また、位置決め部86の短辺部位86cは、長辺部位86bに直
角に形成され、且つ短辺部位86c側に位置する装着ピン82との離間寸法は、ヘッド本
体50の短辺位置に合わせて管理されている。
これにより、組付治具Cは、図9の状態から180°回転した状態で、サブプレート4
に装着しても、特段の支障を生ずることなく、機能液滴吐出ヘッド3を位置決めすること
ができる。即ち、実施形態の組付治具Cは、その平面形状が左右対称ではないが、いわゆ
る右勝手・左勝手のない構造となっている。
次に、図9、図11及び図12を参照して、上記の組付治具Cを用いた、機能液滴吐出
ヘッド3のサブプレート4への組付方法について説明する。この組付作業は、組立装置A
の外工程として手作業で行われる。先ず、サブキャリッジ(厳密には本体プレート11)
2の表側の周縁部に4本の支持脚88,88,88,88をねじ止めする。次いで、サブ
キャリッジ2を上下反転させ、サブキャリッジ2を支持脚88により浮いた状態にセット
する。なお、図示では省略したが、この状態でサブキャリッジ2に、上記一対の支持部材
13,13及び一対の基準ピン12,12を取り付けておくことが、好ましい。
次に、ヘッド本体50を上向きにした機能液滴吐出ヘッド3を、サブキャリッジ2の下
側から装着開口18に挿入する。ここで、サブキャリッジ2の上側からサブプレート4の
挿通開口71をヘッド本体50に位置合わせし嵌め入れるようにして、サブプレート4を
サブキャリッジ2上にセットする。サブプレート4をセットしたら、上側からサブプレー
ト4に組付治具Cを装着すると共に、サブプレート4の位置決め部86に、これに対峙す
るヘッド本体50の2辺を押し付ける。なお、組付治具Cを複数個用意しておいて、これ
を予めサブプレート4に装着しておいてから、作業を開始してもよい。
続いて、上記の押付け状態を維持しつつ、上側から2本の小ねじ73,73を、サブプ
レート4を貫通して機能液滴吐出ヘッド3のフランジ部58にそれぞれ螺合し、機能液滴
吐出ヘッド3をサブプレート4に固定する。次に、2つの認識カメラ353,353の視
野が、2つの吐出ノズル57a,57aから外れないようにする手段として、上記一対の
締結孔79,79からサブキャリッジ2の本締め用ねじ孔20,20に、それぞれ固定ね
じ89,89を仮締め状態で螺合しておく(図9参照)。
これにより、固定ねじ89と締結孔79の寸法交差の範囲において、サブキャリッジ2
に対する機能液滴吐出ヘッド3の位置合わせが可能となると共に、2つの認識カメラ35
3,353の視野が、2つの吐出ノズル57a,57aから外れることがなくなる。この
ようにして、機能液滴吐出ヘッド3のサブプレート4への位置決め及び固定を順に繰り返
すことで、12個の機能液滴吐出ヘッド3が個々にサブキャリッジ2のヘッド保持部に組
み付けられる。最後に、サブプレート4から組付治具Cを引き抜くと共に4本の支持脚8
8を取り外して、作業を完了する。
以上のようにして、サブキャリッジ2を挟んで、12個の機能液滴吐出ヘッド3が12
個のサブキャリッジ2のヘッド保持部に組み付けられるが、この状態では、12個の機能
液滴吐出ヘッド3はサブキャリッジ2に固定されておらず、吊り下げられた状態となって
いる。即ち、サブプレート4付きの12個の機能液滴吐出ヘッド3は、サブキャリッジ2
に対し、固定ねじ89と締結孔79の寸法交差範囲内で微小移動可能に、仮装着されてい
る。
そして、サブキャリッジ2に、サブプレート4付きの12個の機能液滴吐出ヘッド3が
仮装着されたヘッドユニット1は、組立装置Aに導入され、上下反転姿勢のままこれにセ
ットされる。なお、組立装置Aに導入されるヘッドユニット1は、上記の主構成部品に一
対の支持部材13,13及び基準ピン12,12を組み込んだものとなり、描画装置Bに
導入されるヘッドユニット1は、これに更にハンドル14を始め、両アッセンブリ15,
16等を組み込んだものとなる。
ここで、描画装置Bについて簡単に説明する。図13は描画装置Bを模式的に表した概
念図であり、同図に示すように、描画装置Bは、ヘッドユニット1を搭載しこれをY軸方
向及びθ軸方向に移動させるヘッド移動部101と、ヘッド移動部101に対峙しカラー
フィルタ等の基板102をX軸方向に移動させる基板移動部103と、ヘッドユニット1
の機能液滴吐出ヘッド3を保全するメンテナンス部104とを備えている。ヘッド移動部
101は、これに搭載したヘッドユニット1を、基板移動部103を挟んでユニット導入
部105とメンテナンス部104との間で移動させる。
ヘッドユニット1を導入セットする場合には、ヘッド移動部101がユニット導入部1
05側に移動し、その仮置き台106がユニット導入部105に臨んでいる。ヘッドユニ
ット1は、この仮置き台106上に仮置きされ配管及び配線を繋ぎこんだ後、ヘッド移動
部101に送り込むようにしてセットされる。そして、ヘッドユニット1の初期位置決め
を行う準備工程では、ヘッドユニット1のθ軸方向への微小移動(角度補正)が行われる
が、フィルタ材料を吐出する製造工程では、基板102がX軸方向に且つヘッドユニット
1がY軸方向に移動して、機能液滴吐出ヘッド3の主走査及び副走査が行われる。
ヘッド移動部101は、ヘッドユニット1を垂設するようにして支持するメインキャリ
ッジ111と、メインキャリッジ111をθ軸方向に移動させるθテーブル112と、θ
テーブル112を介してヘッドユニット1をY軸方向に移動させるYテーブル113とを
有している。また、基板移動部103は、基板102を吸着するようにしてセットする基
板セットテーブル115と、基板セットテーブル115を介して基板をX軸方向に移動さ
せるXテーブル116とを有している。
この場合、Xテーブル116は、エアースライダとリニアモータとの組み合わせで駆動
し、Yテーブル113は、ボールねじとサーボモータの組み合わせで駆動する(いずれも
図示省略)。また、基板認識カメラ117はメインキャリッジ111に(図13参照)、
ヘッド認識カメラ118は基板セットテーブル115に、それぞれ搭載されている。した
がって、ヘッドユニット1のキャリッジ2に設けた一対の基準ピン12,12は、ヘッド
認識カメラ118とこれをX軸方向に移動させるXテーブル116との協働により、画像認
識される。
次に、図14乃至図16を参照して、アライメントマスクDについて説明する。実施形
態の組立装置Aでは、ヘッドユニット1の組立個数に係わらず、常に一定レベルの組立精
度を有するヘッドユニット1を供給する必要がある。そこで、サブキャリッジ2及び12
個の機能液滴吐出ヘッド3の基準位置をマークしたアライメントマスクDを用意している
。即ち、アライメントマスクDを部品位置の原型(原版)とし、複製としてのヘッドユニ
ット1を、この組立装置Aで組み立てるようにしている。これにより、ヘッドユニット1
に対する各組立装置Aが持つ癖や経時変化等の精度的影響を排除するようにしている。
アライメントマスクDは、サブキャリッジ2の基準位置及び各機能液滴吐出ヘッド3の
基準位置をマスクパターン形成したマスタプレート161と、マスタプレート161を下
側から保持するプレートホルダ162とで構成されている。上述したように、各機能液滴
吐出ヘッド3は、主走査方向に対し所定の角度(角度40°〜60°)傾けて配設されて
いる。そこで、マスタプレート161及びプレートホルダ162は、この傾き角度に合わ
せて形成されている。
より具体的には、マスタプレート161は、傾けて搭載される機能液滴吐出ヘッド3の
ヘッド本体50に対応し、その長辺に平行な2辺と短辺に平行な2辺とで方形に形成され
、無駄な部分が生じないようにしている。また、マスタプレート161は、原型として狂
いが生じないように厚手の透明な石英ガラスで構成されている。
マスタプレート161の表面には、各機能液滴吐出ヘッド3の基準位置を表す各5つの
ヘッド基準マーク164,164,164,164,164を1組として、これが両側に
6組ずつ計12組形成されている。また、この12組のヘッド基準マーク164の外側に
は、サブキャリッジ2の基準位置を表す一対のサブキャリッジ基準マーク165,165
が形成されている。さらに、端部に位置するヘッド基準マーク164の近傍には、認識カ
メラ353の画素分解能を調整するための被写体画像166が形成されている。
各5つのヘッド基準マーク164は、機能液滴吐出ヘッド3におけるノズル形成面52
の中心位置と、2列のノズル列53,53のそれぞれ最外端部に位置する計4つの吐出ノ
ズル57,57,57,57の位置を表示している。図14(a)に示すように、各ヘッ
ド基準マーク164は、円形ラインの内部に中抜きの十字を描くと共に、十字を除く円形
内に斜線を描いて形成されている。したがって、これを認識カメラ353で画像認識(撮
像)すると、暗色の円形部分の内部に、明色の十字部分が認識される。
上記と同様に、各サブキャリッジ基準マーク165も、円形ラインの内部に中抜きの十
字を描くと共に、十字を除く円形内に斜線を描いて形成されている。また、被写体画像1
66は、格子状に精度良く描いた縦横の多数のラインで形成されている。なお、ノズル形
成面52の中心位置を表すヘッド基準マーク164は、4つの吐出ノズル57の位置を表
す4つのヘッド基準マーク164から演算可能であるため、省略してもよい。
このように構成されたアライメントマスクDは、後述する組立装置Aのセットテーブル
231に固定される。このため、マスタ支持プレート168の左右の各縁部には、2つの
固定孔173,173と、2つの固定孔173,173間に配設したピン孔174とが形
成されている。そして、アライメントマスクDとヘッドユニット1とは、組立装置Aのセ
ットテーブル231に交換セットされる。
次に、機能液滴吐出ヘッド3の組立装置A及び組立方法について説明する。組立装置A
は、サブキャリッジ2に12個の機能液滴吐出ヘッド3を仮装着した上記のヘッドユニッ
ト1を組立対象物とし、ヘッドユニット1のサブキャリッジ2に各機能液滴吐出ヘッド3
を精度良く位置決めして接着(仮固定)するものである。なお、この組立装置Aで、機能
液滴吐出ヘッド3を仮固定したヘッドユニット1は、洗浄工程及び上記のハンドル14等
の部品組込み工程を経て、描画装置Bにセットされる。
図17乃至図21の外観図に示すように、組立装置Aは、架台201上に透明な安全カ
バー202を有し、架台201にエアー供給機器203等を組み込むと共に、安全カバー
202内に機台204に載置するようにして主構成装置205を収容して、構成されてい
る。架台201には、4個のキャスタ206と6個のアジャストボルト付き支持脚207
とが設けられている。安全カバー202の正面には、ヘッドユニット1を導入するための
開閉扉208が設けられ、またその上面には、警告灯209が立設されている。
主構成装置205は、ヘッドユニット1を搭載しこれを水平面内においてX・Y・θ軸
方向に移動させるユニット移動装置211と、サブキャリッジ2に仮装着されている各機
能液滴吐出ヘッド3の位置補正を行うヘッド補正装置212と、サブキャリッジ2に各機
能液滴吐出ヘッド3を接着する仮固定装置213と、機能液滴吐出ヘッド3の位置補正に
先立ってサブキャリッジ2及び各機能液滴吐出ヘッド3を位置認識する認識装置214と
、これらユニット移動装置211、ヘッド補正装置212、仮固定装置213及び認識装
置214を統括制御する制御装置(図48参照)215とを備えている。
この組立装置Aでは、予めユニット移動装置211に上記のアライメントマスクDを導
入し、認識装置214によりアライメントマスクDの各基準マーク164,165を画像
認識して、サブキャリッジ2及び各機能液滴吐出ヘッド3の基準位置データを記憶し、こ
の基準位置データ(マスタデータ)に基づいてサブキャリッジ2及び各機能液滴吐出ヘッ
ド3の位置補正が行われる。なお、アライメントマスクDは、新規のヘッドユニット1の
導入組立時は元より、同一のヘッドユニット1であっても、その組立個数や稼動時間に基
づいて、定期的に導入される。もちろん、その際に基準位置データはリセットされる。
一方、ヘッドユニット1は、各機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体50を上向きにして
ユニット移動装置211の上面にセットされ、ヘッドユニット1の組立ては、先ず認識装
置214によるサブキャリッジ2の位置認識からスタートする。サブキャリッジ2が位置
認識されると、この認識データと基準位置データとが比較され、その比較結果に基づいて
、ユニット移動装置211によりサブキャリッジ2の位置補正が行われる。次に、認識装
置214により機能液滴吐出ヘッド3が位置認識され、この認識結果(比較結果)に基づ
いてヘッド補正装置212により、機能液滴吐出ヘッド3の位置決めが行われる。なお、
この位置決めでは、機能液滴吐出ヘッド3の位置が目標位置(アライメントマスクDから
取得した基準位置)に合致するまで、画像認識と位置補正が繰り返される。
機能液滴吐出ヘッド3の位置が目標位置に合致したことが確認(画像認識)されると、
続いて、この位置補正状態を維持しつつ、仮固定装置213により、サブプレート4を介
して機能液滴吐出ヘッド3がサブキャリッジ2に接着される。またその際、サブプレート
4とサブキャリッジ2の間に流れ込んだ接着剤が硬化するまでの間に、ヘッド補正装置2
12により、機能液滴吐出ヘッド3の再度の位置決めを行う。これにより上記のように、
接着剤の硬化に伴う肉痩せや、硬化時の接着剤界面の時間的な偏りに起因する位置ズレを
を強制的に補正することができる。また、この場合、機能液滴吐出ヘッド3の位置が目標
位置に合致しているか否かを確認(画像認識)し、目標位置に合致していない場合(許容
範囲を超えている場合)、ヘッド補正装置212により、機能液滴吐出ヘッド3の再度の
位置決めを行うようにしてもよい。この接着剤が硬化するまでの間の機能液滴吐出ヘッド
3の再度の位置決めは接着剤が固化するまで連続して行うか、複数回行うのが好ましいが
、少なくとも1回は行う。また、再度の位置決め以外は、ヘッド補正装置212は、機能
液滴吐出ヘッド(サブプレート4)3を動かないように押さえている。
上記のように、接着剤が硬化するまでの間のヘッド補正装置212により再度の位置決
を行うか、又は機能液滴吐出ヘッド3の位置確認、目標位置に合致していない場合の再度
の位置決を行うことにより、接着剤の硬化に伴う肉痩せ、接着場所の時間的な偏りに起因
する位置ズレを強制的に補正することができる。この機能液滴吐出ヘッド3の位置認識か
ら接着までの工程を、機能液滴吐出ヘッド3の個数分繰り返えすようにし、全機能液滴吐
出ヘッド3の仮固定が完了する。その後、手作業による本固定(上記の固定ねじを本締結
)に移行する。
図17及び図22に示すように、ユニット移動装置211は、3個所のアジャストボル
ト217により水平に支持した板状の機台204に、広い占有面積をもって載置されてい
る。ユニット移動装置211は、ヘッドユニット1を反転状態でセットするセットテ―ブ
ル231と、セットテーブル231を下側から支持するθテーブル232と、θテーブル
232を下側から支持するX・Yテーブル233とを、備えている。ヘッドユニット1は
、セットテーブル231と共に搭載した機能液滴吐出ヘッド3の傾きに合わせ、傾けてセ
ットされている。このため、機能液滴吐出ヘッド3の主走査方向に相当する方向がX軸方
向となり、副走査方向がY軸方向となる。
図23に示すように、セットテーブル231は、複数の円形抜き孔236を形成した方
形のベースプレート235と、ベースプレート235の両側に固定した一対の帯状ブロッ
ク237,237とを有している。各帯状ブロック237の上面には、位置決めピン23
8が立設される共に2つのねじ孔239,239が形成されている。即ち、ヘッドユニッ
ト1はセットテ―ブル231に対し、左右の2個所で位置決めされ、計4個所でねじ止め
固定されるようになっている。また、ベースプレート235の中央部分には、セットテー
ブル231をθテーブル232に固定するための4つの貫通孔240等が形成されている
このように、ヘッドユニット1は、セットテーブル231を介してθテーブル232に
固定され、同様にアライメントマスクDも、セットテーブル231を介してθテーブル2
32に固定されるようになっている。この場合、ヘッドユニット1とアライメントマスク
Dとは、θテーブル232に固定したヘッドユニット1の各機能液滴吐出ヘッド3のノズ
ル形成面52と、θテ―ブル232に固定したアライメントマスクDのマーク形成面(マ
スタプレートの表面)161aとが、同一水平面内に位置するように設計されている。
次に、図24、図25及び図26を参照して、θテーブル232について説明する。θ
テーブル232は、セットテーブル231を介してヘッドユニット1を微小回転(微小回
動)させる回転作動部242と、回転作動部242を駆動する進退駆動部243とで構成
されている。回転作動部242は、セットテーブル231が固定されるテーブル本体24
5と、テーブル本体245から進退駆動部243側に延びる連結アーム246と、テープ
ル本体245を回転自在に支持するローラリング247と、ローラリング247を支持す
る支持台248とを有している。この場合、セットテーブル231は、テーブル本体24
5に設けた2個所の位置決めピン250,250と、4個所のねじ孔251を介して、テ
ーブル本体245の上面に位置決め状態でねじ止めされている。
進退駆動部243は、動力源を構成するθテーブルモータ(サーボモータ)253と、
θテーブルモータ253の主軸254にカップリング255を介して連結されボールねじ
256と、ボールねじ256が螺合する雌ねじブロック257と、雌ねじブロック257
をボールねじ256の軸方向(X軸方向に)にスライド自在に支持する主スライダ258
とを有しており、また上記の連結アーム246の先端部が連結されアーム受け260と、
ベアリング261を介してアーム受け260を回動自在に軸支する鉛直軸部材262と、
雌ねじブロック257に対し鉛直軸部材262をY軸方向にスライド自在に支持する副ス
ライダ263とを有している。
θテーブルモータ253は正逆回転可能に構成され、θテーブルモータ253が正逆回
転すると、ボールねじ256により、雌ねじブロック257が主スライダ258に案内さ
れてX軸方向に進退する。雌ねじブロック257が進退すると、これに支持されている副
スライダ263おび鉛直軸部材262もX軸方向に進退する。さらに、鉛直軸部材262
が進退すると、これに軸着されているアーム受け260を介して、連結アーム246及び
テーブル本体245がテーブル本体245の軸心を中心に回動する。即ち、テーブル本体
245が水平面内において、正逆微小回転する(θ方向に正逆移動)。
また、この回動に伴って、テーブル本体245と鉛直軸部材262との中心間距離が変
化するが、この距離の変化は、副スライダ263を介して鉛直軸部材262がY軸方向に
適宜、微小移動することにより吸収される。なお、雌ねじブロック257から突出する遮
光板265と、雌ねじブロック257の進退に伴って遮光板265が臨む3個のフォトイ
ンタラプタ266により、雌ねじブロック257の移動端位置、即ちテーブル本体245
の回動範囲(角度)が規制されるようになっている(オーバーランの防止)。
進退駆動部243は、主スライダ258の下側に設けた支持プレート267に支持され
ており、この支持プレート267が回転作動部242の支持台248に固定されている。
そして、この支持台248がX・Yテーブル233に載置されている。
次に、図22、図27及び図28を参照して、X・Yテーブル233について説明する
。X・Yテーブル233は、θテーブル232を下側から支持する支持ブロック270と
、支持ブロック270をX軸方向にスライド自在に支持するX軸テーブル271と、X軸テ
ーブル271をY軸方向にスライド自在に支持するY軸テーブル272とを有している。
支持ブロック270には、4箇所にねじ孔274を有しており、この4箇所にねじ孔27
4を介して支持ブロック270にθテーブル232が固定されている。
X軸テーブル271は、X軸エアースライダ276と、X軸リニアモータ277と、X軸エ
アースライダ276に併設したX軸リニアスケール278とで構成されている。同様に、
Y軸テーブル272は、Y軸エアースライダ279と、Y軸リニアモータ280と、Y軸
エアースライダ279に併設したY軸リニアスケール281とで構成されている。なお、
図中の符号、282,283は、それぞれX軸ケーブルベア(登録商標)及びY軸ケーブ
ルベアである。また、符号284,284は、両リニアモータ277,280のアンプで
ある。
X軸リニアモータ277及びY軸リニアモータ280は、適宜制御駆動され、θテーブ
ル232をX軸方向及びY軸方向に移動させる。即ち、セットテーブル231にセットさ
れたヘッドユニット(或いはアライメントマスクD)1は、水平面内において、θテーブ
ル231によりθ軸方向に移動すると共に、XYテーブル233によりX軸方向及びY軸方
向に移動する。
次に、ヘッド補正装置212について説明する。ヘッド補正装置212は、認識装置2
14による機能液滴吐出ヘッド3の位置認識に基づき、サブプレート4を介して機能液滴
吐出ヘッド3をX軸、Y軸及びθ軸方向に微小移動させて、機能液滴吐出ヘッド3の位置
決め(位置補正)を行うものである。また同時に、ヘッド補正装置212は仮固定装置2
13と協働し、接着剤が凝固(硬化)するまでサブプレート4をサブキャリッジ2に押し
付けるよう機能と、接着剤が凝固(固化)するまでの間に接着剤の固化に伴う肉痩せや、
接着場所の時間的な偏りに起因する位置ズレが生じた場合、再度機能液滴吐出ヘッド3の
位置決め(位置補正)を行う機能をする。
図19及び図29に示すように、ヘッド補正装置212は、上記の機台204の奥側に
取り付けた補正装置用スタンド301と、これに載置された補正用X・Yテーブル302
と、補正用X・Yテーブル302に支持された補正用θテーブル303と、補正用θテ―
ブル303に支持されたアームユニット304とで構成されている。この場合、補正用θ
テーブル303は、ユニット移動装置211のθテーブル232と全く同一の構造を有し
ているため、ここでは説明を省略する。なお、θテーブル232ではその進退駆動部24
3が左側に位置するように配設されているが、この補正用θテーブル303では右側に位
置するように配設されている(図19参照)。
補正装置用スタンド301は、図29に示すように、補正用X・Yテーブル302が載
置されるベ―スプレート307と、ベースプレート307を支持する3組の脚ユニット3
08,308,308とを有している。3組の脚ユニット308は、左部、右部及び中央
後部の3個所に配設されており、それぞれ一対の支柱309,309と、一対の支柱30
9,309の上下に固定した上板310及び下板311とで構成されている。
この場合、補正装置用スタンド301の下側空間には、ユニット移動装置211により
移動するヘッドユニット1が臨み、補正装置用スタンド301から張り出したアームユニ
ット304がこのヘッドユニット1に上側から臨む(サブプレート4に係合)ようになっ
ている。そして、ヘッドユニット1の移動及びサブキャリッジ2の位置補正は、ユニット
移動装置211により行われ、各機能液滴吐出ヘッド3の位置補正は、このヘッド補正装
置212により行われる。したがって、任意の1の機能液滴吐出ヘッド3が仮固定された
後、ユニット移動装置211がヘッドユニット1を移動させて、次の機能液滴吐出ヘッド
3をヘッド補正装置212に臨ませる。
図29ないし図32に示すように、補正用X・Yテーブル302は、補正装置用スタン
ド301の中央に載置されており、補正用θテーブル302を支持する支持ブロック31
4と、支持ブロック314をX軸方向にスライド自在に支持する補正用X軸テーブル315
と、補正用X軸テーブル315をY軸方向にスライド自在に支持する補正用Y軸テーブル
316とを有している。支持ブロック314には、4箇所にねじ孔318を有しており、
この4箇所にねじ孔318を介して支持ブロック314に補正用θテーブル303が固定
されている。
補正用X軸テーブル315は、X軸エアースライダ320と、X軸リニアモータ321と
、X軸エアースライダ320に併設したX軸リニアスケール322とで構成されている。同
様に、補正用Y軸テーブル316は、Y軸エアースライダ323と、Y軸リニアモータ3
24と、Y軸エアースライダ323に併設したY軸リニアスケール325とで構成されて
いる。なお、図中の符号、326,327は、それぞれX軸ケーブルベア及びY軸ケーブ
ルベアであり、また、符号328,328は、両リニアモータ321,324のアンプで
ある。
図33、図34及び図35に示すように、アームユニット304は、サブプレート4の
一対の係合孔76,76に係合する一対の係合アーム631,631と、一対の係合アー
ム631,631をそれぞれ支持する左右一対ブラケット632,632と、一対のブラ
ケット632,632を昇降させるアーム昇降機構633と、アーム昇降機構633を支
持する支持台634とで構成されている。支持台634は、補正用θテーブル303に固
定される固定板636と、固定板636から前方に延びるL字支持部材637と、L字支
持部材637の前端に固定した鉛直板638とで構成され、前方に向かって逆「L」字状
に延在している。
アーム昇降機構633は、両ブラケット632,632を昇降自在に支持する左右一対
の昇降スライダ640,340と、鉛直板638の下部中央に固定され昇降スライダ64
0,640を、それぞれ昇降させる左右一対のエアーシリンダ641,641とで構成さ
れている。各エアーシリンダ641は、上記のエアー供給機器203に接続されており、
エアーバルブ等の切り替えにより昇降スライダ640を案内にして各ブラケット632を
昇降させる。各ブラケット632は「L」字状に形成され、その先端部には係合アーム6
31が下向きに取り付けられている。
各係合アーム631は、サブプレート4の係合孔76に挿入される係合ピン643と、
係合ピン643を上下動自在に保持するピンホルダ644と、ピンホルダ644に内蔵さ
れ係合ピン643を下方に付勢するコイルばね(付勢手段)645とを有している。各コ
イルばね645には、ピンホルダ644の後端から逆「L」字状に起立したばね押え64
7の先端部が上側から臨み、係合ピン643の上部に固定したばね受けブロック648が
下側から臨んでいる。ばね押え647の先端部には、アジャストねじ649が螺合してお
り、アジャストねじ649の下端部が、コイルばね645を位置決めした状態で上側から
当接している。また、係合ピン643の上端部は、ばね受けブロック648から僅かに突
出しており、この突出部分がコイルばね645に挿入されてコイルばね645が位置決め
状態となると共に、ばね受けブロック648の上面がコイルばね645に下側から当接し
ている。
即ち、各コイルばね645は、ばね押え647のアジャストねじ649とばね受けブロ
ック648との間に挟持されており、ばね押え(アジャストねじ649)647を受けと
して、係合ピン643を下方(軸方向)に付勢している。また、アジャストねじ649に
より、コイルばね645のばね力、即ち係合ピン643によるサブプレート4への押圧力
を微調整できるようになっている。
また、各ピンホルダ644の内部には、上下に離間して2つのボールスプライン651
,651が挟持するようにして固定されており、この2つのボールスプライン651,6
51に、係合ピン643が上下方向(軸方向に)にスライド自在に且つ軸廻りに回転不能
に保持されている。即ち、係合ピン643は、上下2つのボールスプライン651,65
1を介してピンホルダ644に、スライド自在に且つ廻止め状態で保持されている。この
ように、ボールスプライン651を用いて、スライド自在に保持される係合ピン643を
回転不能とすることで、例えば係合ピン643の偏心(特に先端部の偏心)に伴う係合ピ
ン643の回転が阻止される。これにより、位置決め精度を向上させることができる。な
おこの場合、図36に示すように、2つのボールスプライン651,651は予め係合ピ
ン643に組み付けられており、この状態でピンホルダ644に下側から挿入され、挟持
固定される。
一方、図36に示すように、係合ピン643の先端部は、テーパー形状に形成されてお
り、このテ―パー部652は、サブプレート4の係合孔76に対し基端側が太径に先端側
が細径に形成されている。これにより、係合ピン643は係合孔76にがたつきなく、係
合するようになっている。また、テーパー部652の角度αは、30°に形成されている
。この場合、係合ピン643の先端部は、サブプレート4を押し付けながら移動させる機
能を有するため、例えば角度αが10°以上90°未満の鋭角に形成されていることが、
好ましい。
初期状態において、両係合アーム631,631は両エアーシリンダ641,641に
より上昇端位置に移動しており、ユニット移動装置211によりヘッドユニット1を移動
させた後、エアーシリンダ641,641により係合アーム631,631を下降させる
と、その一対の係合ピン643,643が、所望のサブプレート4の係合孔76,76に
係合する。また、各エアーシリンダ641は、上記の制御装置215によりタイマー制御
されており、仮固定装置213により塗布された接着剤が凝固するまで、位置補正後(接
着剤が凝固するまでに再度位置決めした後も含む)のサブプレート4をそのままサブキャ
リッジ2に押圧している。
即ち、係合アーム631,631を下降させたエアーシリンダ641,641は、サブ
プレート4の位置補正及び接着剤の塗布(詳細後述する)が行われた後、接着剤が凝固す
るまでの間に、連続して又は複数回のサブプレート4の位置補正を行い、接着剤の凝固時
間(所定の接着強度に達する時間)が経過した時に両係合アーム631,631を元の位
置に上昇させる。なお、上記の実施形態では、係合ピン643の廻止めをボールスプライ
ン651で行うようにしているが、これを多角形断面の係合ピンとこれを相補形断面で受
けるピンホルダとで、構成してもよい。
以上の構成では、アームユニット304の両係合アーム631,631が下降して、サ
ブプレート4に係合すると、補正用θテーブル303及び補正用X・Yテーブル302が
駆動して、サブプレート4を介して機能液滴吐出ヘッド3を位置決めする。そして、接着
剤が凝固するまで、補正用θテーブル303及び補正用X・Yテーブル302が駆動によ
る位置決めを繰り返し、位置決め状態が維持される。即ち、アームユニット304の両係
合アーム631,631が、位置決め状態でサブプレート4をサブキャリッジ2に向かっ
て押さえており、このサブプレート4に仮固定装置(接着)213が臨むことになる。
次に、アームユニット304廻りの第2実施形態について説明する。図37の模式図に
示すように、この実施形態では、サブキャリッジ2のサブプレート4に対応する部分に、
圧縮エアーを供給する複数のエアー穴(小穴)661が形成されており、図示しないがこ
のエアー穴661には、上記のエアー供給機器(エア―供給手段)203に接続されてい
る。これにより、サブプレート(機能液滴吐出ヘッド3)4を僅かに浮上させた状態で、
その位置決めが行えるようになっている。また、サブプレート(機能液滴吐出ヘッド3)
4が位置決めが完了したら、圧縮エアーの供給を停止し仮固定(接着剤の注入)に移行す
る。
この場合、図38に示すように、上記のコイルばね645に代えて、押圧用(付勢用)
の小型シリンダ(押圧手段)662を設けるようにしてもよい。この場合には、サブプレ
ート(機能液滴吐出ヘッド3)4の位置決め時には、各小型シリンダ662に上記のエア
―供給機器203から低圧エアーを供給し(同図(a))、サブプレート(機能液滴吐出
ヘッド3)4が位置決めが完了したら、エアー穴661側の圧縮エアーを停止すると共に
、各小型シリンダ662に高圧エアーを供給して、仮固定に備えてサブプレート4をサブ
キャリッジ2に強く押し付けるようにする(同図(b))。
次に、認識装置214について説明する。図19、図20及び図39に示すように、認
識装置214は、補正用X・Yテーブル302の前部を跨ぐように補正装置用スタンド3
01上に固定したカメラスタンド351と、カメラスタンド351の前面に固定したカメ
ラ位置調節ユニット352と、カメラ位置調節ユニット352に取り付けた一対の認識カ
メラ(CCDカメラ)353,353とで構成されている。この場合、一対の認識カメラ
353,353は、認識対象となるヘッドユニット(アライメントマスクD)1に対し、
固定的に設けられている。
カメラスタンド351は、逆「L」字状に前方に延びる左右一対の脚片部材355,3
55と、一対の脚片部材355,355間に渡した横長の前面プレ―ト356とを有して
いる。カメラ位置調節ユニット352を介して前面プレート356に固定された一対の認
識カメラ353,353は、ヘッド補正装置212の一対の係合アーム631,631よ
り幾分高い位置に、且つ幾分前方に張り出した位置に配設され(図21参照)、係合アー
ム631との干渉が防止されるようになっている。
図39乃至図41に示すように、カメラ位置調節ユニット352は、前面プレート35
6に添設したZ軸調整プレート358と、Z軸調整プレート358の下端部に取り付けた
マイクロステージ359と、左側の認識カメラ353aを保持する左カメラホルダ360
と、右側の認識カメラ353bを保持する右カメラホルダ361とを有している。Z軸調
整プレート358は、前面プレート356との間に鉛直方向に延びる一対のガイドレール
362,362を有すると共に、前面プレート356の上端に突き当てたアジャストボル
ト363を有している。このアジャストボルト363の正逆回転により、Z軸調整プレー
ト358を介して、両認識カメラ353,353の上下方向の位置が調節できるようにな
っている。
マイクロステージ359は、右カメラホルダ361を介して右側の認識カメラ353b
を支持するX軸ステージ365と、X軸ステージ365を支持すると共にZ軸調整プレート
358の下端部に固定したY軸ステージ366とで構成されている。X軸ステージ365
は、右側の認識カメラ353bをX軸方向に微小移動可能に構成され、右側の認識カメラ
353bにおける前後方向の位置を調節可能に構成されている。同様に、Y軸ステージ3
66は、右側の認識カメラ353bにおける左右方向の位置を調節可能に構成されている
一方、左カメラホルダ360は、Z軸調整プレート358の下端部に固定されている。
このため、左カメラホルダ360を介して固定的に設けた左側の認識カメラ353aに対
し、右側の認識カメラ353bをマイクロステージ359で位置調節するようになってい
る。上述したように、左右の認識カメラ353a,353bにより、2つの吐出ヘッド5
7a,57aを同時に位置認識するため、特に新規の機能液滴吐出ヘッド3を扱うときに
は、予めマイクロステージ359により、左右の認識カメラ353a,353bの離間距
離、即ち視野間距離を調節するようにしている。なお、図中の符号367は、カメラ位置
調節ユニット352及び両認識カメラ353,353を一体に覆うカメラカバーである。
このように構成された認識装置214では、一方の認識カメラ353とユニット移動機
構211のX軸テーブル271との協働により、サブキャリッジ2の2つの基準マーク(
基準ピン12,12)26,26が位置認識される。即ち、一方の認識カメラ353によ
り一方の基準ピン12の画像認識が行われ、続いてサブキャリッジ2がX軸方向に移動し
て他方の基準ピン12の画像認識が行われる。そして、この認識結果に基づいて、ユニッ
ト移動装置211によりサブキャリッジ(ヘッドユニット1)2の位置補正が行われ、さ
らに確認のため再度の位置認識が行われる。
また、一対の認識カメラ353,353により、各機能液滴吐出ヘッド3の基準となる
2つの吐出ノズル57a,57aが、同時に位置認識される。即ち、該当する機能液滴吐
出ヘッド3が一対の認識カメラ353,353の直下に移動して、2つの吐出ヘッド57
a,57aが同時に画像認識される。また、この状態で、サブプレート4にヘッド補正装
置212が臨んで、機能液滴吐出ヘッド3の位置補正が行われる、且つ仮固定装置213
による接着が行われる。なお、アライメントマスクDにおける各マーク164,165の
認識も、上記と同様に為される。
次に、仮固定装置213について説明する。図18及び図43に示すように、上記の機
台204の右部には、補正装置用スタンド301を跨ぐようにして前後方向に延びる共有
スタンド219が設けられており、仮固定装置213は、この共有スタンド219の前部
に配設されている。仮固定装置213は、4本のステー371で共有スタンド219に支
持した方形支持プレート372と、方形支持プレート372の下面に固定したエアーテー
ブル373と、エアーテーブル373の先端部に固定した接着剤塗布装置374と、ホー
ム位置に移動した接着剤塗布装置374に下側から臨む接着剤トレイ375とを備えてい
る。接着剤トレイ375は、共有スタンド219に固定されており、接着剤塗布装置37
4から垂れた接着剤を受けるようになっている。
図43乃至図47に示すように、エアーテーブル373は、方形支持プレート372に
取り付けたY軸エアーテーブル377と、Y軸エアーテーブル377の先端部に取り付け
たサブY軸エアーテーブル378と、サブY軸エアーテーブル378の先端部に取り付け
たX軸エアーテーブル379と、X軸エアーテーブル379の先端部に取り付けたZ軸エア
ーテーブル380とで構成されている。そして、これらY軸エアーテーブル377、サブ
Y軸エアーテーブル378、X軸エアーテーブル379及びZ軸エアーテーブル380は
、いずれも上記のエアー供給機器203に接続されたエアーシリンダ377a,378a
,379a,380aと、スライダ377b,378b,379b,380bとで構成さ
れている。
接着剤塗布装置374は、上記のZ軸エア―テーブル380に固定した鉛直支持板38
2と、鉛直支持板382の下部から先方に突出する左右一対の水平支持ブロック383,
383と、各水平支持ブロック383に取り付けた一対のディスペンサユニット384,
384と、上記の共有スタンド219に支持したディスペンサコントローラ385とで構
成されている。一対のディスペンサユニット384,384は、上記一対の係合アーム6
31,631や一対の認識カメラ353,353に対し、前方から対峙するように配設さ
れている。
各ディスペンサユニット384は、先端に接着剤注入ノズル387を装着したディスペ
ンサ388と、ディスペンサ388に接着剤を供給するカートリッジ形式のシリンジ38
9と、ディスペンサ388及びシリンジ389を保持するディスペンサホルダ390とを
備えている。ディスペンサホルダ390は、水平支持ブロック383の先端部に角度調節
自在に取り付けられており、本実施形態では、接着剤注入ノズル387が水平に対し45
度程度、傾くように調節されている。なお、各水平支持ブロック383は、鉛直支持板3
82に対し、前後及び左右方向に位置調節可能に固定されている。
上述したように、接着剤は、上記の2本の接着剤注入ノズル387,387を用い、サ
ブプレート4の対となる一方の2つの接着剤注入孔77a,77aに同時に注入(塗布)
されると共に、両接着剤注入ノズル387,387のY軸方向への移動を経た後、対とな
る他方の2つの接着剤注入孔77b,77bに同時に注入(塗布)される。したがって、
両接着剤注入ノズル387,387の離間寸法は、サブプレート4における対を為す接着
剤注入孔77a(77b),77a(77b)の離間寸法に対応している。また、所定の
傾き角度を有する各接着剤注入ノズル387は、長孔である接着剤注入孔77に差し込ま
れ、その内周面に吹き付けるようにして接着剤を注入する。
ところで、ヘッド補正装置212は、位置決め動作を完了した状態で、そのままサブプ
レート4をサブキャリッジ2に押し付けるようにして、これを不動に保持している。これ
に対し、X軸エアーテーブル379及びY軸エアーテーブル377が駆動して、2本の接
着剤注入ノズル387,387をサブプレート4の2つの接着剤注入孔77a,77aの
直上部に移動させる。ここで、Z軸エアーテーブル380が駆動して、2本の接着剤注入
ノズル387,387を2つの接着剤注入孔77a,77aに同時に挿入する。
つぎに、シリンジ389により、2本の接着剤注入ノズル387,387から所定量(
ディスペンサコントローラ385で調整)の接着剤が注入される。続いて、Z軸エアーテ
ーブル380により、2本の接着剤注入ノズル387,387を上昇させると共に、サブ
Y軸エアーテーブル378を駆動して、2本の接着剤注入ノズル387,387を、他方
の2つの接着剤注入孔77b,77bの直上部に移動させる。この場合、サブプレート4
における対となる2組の接着剤注入孔77a(77b),77a(77b)間の距離は、
一定しているため、ここでは、Y軸エアーテーブル377を停止させ、サブY軸エアーテ
ーブル378のみを駆動させるようにしている。
次に、再度、接着剤注入ノズル387,387を上昇させてから、仮固定装置213を
休止させて接着剤の凝固するまで間に、上記のようにヘッド補正装置212により、機能
液滴吐出ベッド3の位置決め(位置補正)を行いながら、接着剤の凝固時間を待つ。凝固
時間が経過すると、ヘッド補正装置212がサブプレート4に対する係合を解き、任意の
1つの機能液滴吐出ヘッド3の仮固定(位置決め及び接着)作業が完了する。そして、こ
のヘッド補正装置212と仮固定装置213との協働による機能液滴吐出ヘッド3の位置
決め及び接着作業が、12回繰り返されることにより、機能液滴吐出ヘッド3の仮固定が
完了し、それぞれヘッド補正装置212と仮固定装置213はホーム位置に戻る。
ここで、図48を参照して、制御装置215について説明すると共に、この制御装置2
15に基づくヘッドユニット1の一連の組立手順について説明する。同図のブロック図に
示すように、制御装置215における制御系は、サブキャリッジ2や機能液滴吐出ヘッド
3の設計上の位置データ等を操作パネル601により入力する入力部602と、ユニット
移動装置211等の構成装置を駆動する各種のドライバ等を有する駆動部603と、認識
カメラ353により位置認識を行う検出部604と、組立装置Aの各構成装置を統括制御
する制御部605とを備えている。
駆動部603は、ユニット移動装置211の各モータを駆動制御する移動用ドライバ6
07と、ヘッド補正装置212の各モータを駆動制御する補正用ドライバ608と、仮固
定装置213におけるエアーテーブル373の各エアーシリンダを駆動制御するエアー用
ドライバ609と、仮固定装置213におけるディスペンサユニット384を制御するデ
ィスペンサコントローラ385とを有している。
制御部605は、CPU611、ROM612、RAM613及びP−CON614を
有しており、これらは互いにバス615を介して接続されている。ROM612には、C
PU611で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラムの他、各種の制御デ―タ
を記憶する制御データ領域を有している。RAM613は、外部から入力した位置データ
や、認識カメラ353がアライメントマスクDから得たマスタ位置データ等を記憶する位
置データ領域の他、各種レジスタ群を有し、制御処理のための作業領域として使用される
P−CON614は、CPU611の機能を補うと共に、周辺回路とのインターフェー
ス信号を取り扱うための論理回路やタイマー616が組み込まれている。このため、P−
CON614は、操作パネル601と接続され入力部602からの各種指令などを、その
まま或いは加工してバス615に取り込む。また、PCON614はCPU611と連動
して、CPU611等からバス615に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは
加工して駆動部に出力する。
そして、CPU611は、上記の構成により、ROM612内の制御プログラムにした
がって、P−CON614を介して各種検出信号、各種指令、各種データ等を入力し、R
AM613内の各種データを処理し、P−CON614を介して駆動部603に制御信号
を出力する。これにより、ユニット移動装置211、ヘッド補正装置212、仮固定装置
213等の組立装置A全体が制御される。
例えば、認識カメラ353から得たアライメントマスクDのマスタ位置データ、及び認
識カメラ353から得たヘッドユニット1のユニット位置データは、RAM613内に格
納され、ROM612内の制御プログラムに従って、マスタ位置データとユニット位置デ
ータとが比較され、その比較結果に基づいて、ユニット移動装置211、ヘッド補正装置
212等が制御される。
ここで、実施形態の組立装置Aによるヘッドユニット1の組立方法について、順を追っ
て説明する。この組立装置Aでは、ヘッドユニット1の導入に先立って、先ずアライメン
トマスクDが導入される。アライメントマスクDがセットテーブル231にセットされる
と、ユニット移動装置211が駆動し、アライメントマスクDの一方のサブキャリッジ基
準マーク165を一方の認識カメラ353に臨ませ、一方のサブキャリッジ基準マーク1
65を位置認識する。次に、ユニット移動装置211のX軸テーブル271が駆動し、他
方のサブキャリッジ基準マーク165を認識カメラ353に臨ませ、他方のサブキャリッ
ジ基準マーク165を位置認識する。
次に、ユニット移動装置211が駆動し、アライメントマスクDの端部に位置するヘッ
ド基準マーク164を一対の認識カメラ353,353に同時に臨ませ、2個所のヘッド
基準マーク164,164を同時に位置認識する。これを、順に繰り返して、12個の機
能液滴吐出ヘッド3に対応する12組のヘッド基準マーク164を位置認識する。このよ
うにして、アライメントマスクDの位置認識が完了したら、アライメントマスクDをホー
ム位置に戻し、セットテーブル231にヘッドユニット1を載せかえる。
ここで、ヘッドユニット1を上記と全く同様の手順で移動させ、先ずサブキャリッジ2
の一対の基準ピン12,12を位置認識し、この認識結果に基づいて、ユニット移動装置
211によりサブキャリッジ(ヘッドユニット1)2を位置補正する。次に、上記と同様
の手順で、第1番目の機能液滴吐出ヘッド3のヘッド本体(サブプレート4)50をヘッ
ド補正装置212の一対の係合アーム631に臨ませ、サブプレート4に係合アーム63
1を係合させる。ここで、一対の認識カメラ353,353によりヘッド本体50の位置
基準となる2つの吐出ノズル57a,57aを位置認識する。
次に、ヘッド補正装置212を駆動し、上記の認識結果に基づきサブプレート4を介し
て機能液滴吐出ヘッド3を位置決めする。この場合、位置決めされた機能液滴吐出ヘッド
3に対し、確認のためにこれを上記と同様に認識カメラ353で位置認識し、これが目標
位置(許容範囲を含む)に合致しているか否かを確認する。合致していなければ、上記の動
作を繰り返す。そして、確認後の位置決め状態のまま、仮固定装置213を駆動し、一対
の接着剤注入ノズル387,387をサブプレート4に臨ませて、接着剤の注入を行う。
接着剤の注入は、仮固定装置213のサブY軸エアーシリンダ378により、接着剤注入
ノズル387の移動を伴って2回行われる。接着剤の注入が完了したら、タイマー制御に
より接着剤の硬化を待つと共に、硬化するまでの間ヘッド補正装置212を駆動し、サブ
プレート4を介して機能液滴吐出ヘッド3を位置決めする。この場合、認識カメラ353
で位置認識し、機能液滴吐出ヘッド3の位置が目標位置に合致しているか否かを確認し、
合致していない場合に、ヘッド補正装置212を駆動し、サブプレート4を介して機能液
滴吐出ヘッド3を位置決めしてもよい。タイマーにより接着剤の硬化時間が経過したら、
、ヘッド補正装置212のサブプレート4への係合を解く。
このようにして、第1番目の機能液滴吐出ヘッド3の位置決め及び仮固定が完了するが
、この作業を第2番目から第12番目の機能液滴吐出ヘッド3まで繰り返す。仮固定が完
了したら、再度認識カメラ353により全機能液滴吐出ヘッド3を位置認識し、各機能液
滴吐出ヘッド3が適切な位置に仮固定されていることを確認する。なお、仮固定が不適切
である場合には作業を中止し、最初から作業をやり直す。そして、最後に、ユニット移動
装置211、ヘッド補正装置212及び仮固定装置213を、それぞれホーム位置に戻し
た後、手作業による各機能液滴吐出ヘッド3の本固定を行う。この場合も、認識カメラ3
53により全機能液滴吐出ヘッド3を位置認識し、各機能液滴吐出ヘッド3が適切な位置
に本固定されていることを確認する。ここで、組み立てられたヘッドユニット1をセット
テーブル231から外す。その後、ヘッドユニット1は、機能液滴吐出ヘッド3の洗浄を
経ると共に、これに、ハンドル14や両アッセンブリ15,16等の構成部品を組み込ん
で、描画装置Bに運び込まれる。
なお、本実施形態では、機能液滴吐出ヘッド3を、サブプレート4を介してサブキャリ
ッジ2に接着し、接着部分が金属−金属の接着となるようにしているが、機能液滴吐出ヘ
ッド3を直接、サブキャリッジ2に接着する構造にしてもよい。
ところで、本発明のヘッドユニットの組立装置及びこれによって組み立てられるヘッド
ユニット1は、上記の描画装置Bのみならず、各種フラットディスプレイの製造方法や、
各種の電子デバイス及び光デバイスの製造方法等にも適用可能である。その説明は省略す
る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の
変形が可能である。例えば、ビルや建物の外壁や、種々のイベントの照明や装飾等、本発
明に係る導光器は広い分野への利用が可能となる。
本発明に係るヘッドユニットの組立方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係るヘッドユニットの平面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドユニットの正面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドユニットの側面図である。 本発明の実施形態の機能液滴吐出ヘッド廻りの断面図である。 本発明の実施形態の機能液滴吐出ヘッドを模式的に表した斜視図である。 本発明の実施形態の機能液滴吐出ヘッドの拡大断面図である。 本発明の実施形態のサブプレートの構造図である。 本発明の実施形態の組付治具を用いたヘッドユニットの組付方法を示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態の組付治具の構造図である。 本発明の実施形態の組付治具を用いたヘッドユニットの組付方法を示す平面図である。 本発明の実施形態の組付治具を用いたヘッドユニットの組付方法を示す正面図である。 本発明の実施形態の描画装置の模式図である。 本発明の実施形態のアライメントマスクにおけるマスタプレートの構造図である。 本発明の実施形態のアライメントマスクの平面図である。 本発明の実施形態のアライメントマスクの正面図である。 本発明の実施形態の組立装置の正面側から見た全体斜視図である。 本発明の実施形態の組立装置の背面側から見た全体斜視図である。 本発明の実施形態の組立装置の全体平面図である。 本発明の実施形態の組立装置の全体正面図である。 本発明の実施形態の組立装置の左側から見た全体側面図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるX・Yテーブル廻りの斜視図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるセットテーブルの構造図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるθテ―ブルの平面図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるθテ―ブルの裁断側面図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるθテ―ブルの正面図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるX・Yテーブル廻りの平面図である。 本発明の実施形態のユニット移動装置におけるX・Yテーブル廻りの正面図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置における補正用X・Yテーブル廻りの斜視図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置における補正用X・Yテーブル廻りの平面図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置における補正用X・Yテーブル廻りの正面図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置における補正用X・Yテーブル廻りの側面図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置におけるアームユニットの斜視図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置におけるアームユニットの正面図である。 本発明の実施形態のヘッド補正装置におけるアームユニットの側面図である。 本発明のアームユニットの係合アームおよびボールスプラインの外観図である。 本発明の第2実施形態に係るアームユニット廻りの模式図である。 本発明の本発明の第2実施形態の変形例に係るアームユニット廻りの模式図である。 本発明の実施形態の認識装置の斜視図である。 本発明の実施形態の認識装置の平面図である。 本発明の実施形態の認識装置の正面図である。 本発明の実施形態の認識装置の側面図である。 本発明の実施形態の仮固定装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態の仮固定装置の平面図である。 本発明の実施形態の仮固定装置の正面図である。 本発明の実施形態の仮固定装置の側面図である。 本発明の接着剤塗布装置の斜視図である。 実施形態に係る制御装置のブロック図である。
符号の説明
A組立装置
B描画装置
C組付治具
Dアライメントマスク
1 ヘッドユニット
2 サブキャリッジ
3 機能液滴吐出ヘッド
4 サブプレート
11 本体プレート
12 基準ピン
50 ヘッド本体
52 ノズル形成面
53 ノズル列
57 吐出ノズル
57a 吐出ノズル(最外端)
65 ノズル基準マーク
76 係合孔
77 接着剤注入孔
78 接着部位
81 治具本体
101 ヘッド移動部
105 ユニット導入部
161 マスタプレート
161a マーク形成面
164 ヘッド基準マーク
165 サブキャリッジ基準マーク
171 支持ピン
211 ユニット移動装置
212 ヘッド補正装置
213 仮固定装置
214 認識装置
215 制御装置
231 セットテーブル
232 θテーブル
233 X・Yテーブル
271 X軸テ―ブル
272 Y軸テーブル
302 補正用X・Yテーブル
303 補正用θテーブル
304 アームユニット
352 カメラ位置調節ユニット
353 認識カメラ
359 マイクロステージ
373 エアーテーブル
374 接着剤塗布装置
377 Yエア―テーブル
378 サブYエアーテーブル
380 Z軸エアーテーブル
387 接着剤注入ノズル
631 係合アーム
633 アーム昇降装置
643 係合ピン
644 ピンホルダ
645 コイルばね
651 ボールスプライン
652 テーパー部
661 エアー穴
662 小型シリンダ

Claims (10)

  1. 機能液滴吐出ヘッドをキャリッジの所定位置に位置決めした状態で固定するヘッドユニ
    ットの組立方法であって、
    前記機能液滴吐出ヘッドを前記キャリッジの前記所定位置に位置決めするヘッド位置決
    め工程と、
    前記ヘッド位置決め工程後、前記機能液滴吐出ヘッドと前記キャリッジの間に接着剤を
    流入させ、該接着剤が固化するまでの間に前記ヘッド位置決め工程を行い前記機能液滴吐
    出ヘッドを前記キャリッジに固定する固定工程と、
    を備えたことを特徴とするヘッドユニットの組立方法。
  2. 前記機能液滴吐出ヘッドはプレートに保持されており、前記ヘッド位置決め工程では前
    記プレートを介して前記機能液滴吐出ヘッドを前記キャリッジの前記所定位置に位置決め
    し、前記固定工程では前記プレートと前記キャリッジの間に接着剤を流入させ、該接着剤
    が固化するまでの間に前記ヘッド位置決め工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    ヘッドユニットの組立方法。
  3. プレートに保持されノズル形成面を上向きにした機能液滴吐出ヘッドを、前記プレート
    を介して上下反転させたキャリッジに吊下するように仮装着したヘッドユニットに対し、
    前記機能液滴吐出ヘッドを前記キャリッジに位置決めした状態で固定するヘッドユニット
    の組立方法であって、
    前記機能液滴吐出ヘッドを画像認識することによって、ヘッド位置を検出するヘッド位
    置検出工程と、
    前記ヘッド位置に基づいて、前記キャリッジに対し前記プレートを介して前記機能液滴
    吐出ヘッドを位置決めするヘッド位置決め工程と、
    前記ヘッド位置決め工程の後、前記プレートと前記キャリッジの間に接着剤を流入させ
    る接着剤流入工程と、
    前記接着剤流入工程の後、前記接着剤が固化するまでの間に、前記ヘッド位置検出工程
    とヘッド位置決め工程を行い、前記プレートを前記キャリッジに仮固定する仮固定工程と
    、を備えたことを特徴とするヘッドユニットの組立方法。
  4. 前記仮固定工程の後に前記ヘッド位置検出工程を行う、仮固定後確認工程を有すること
    を特徴とする請求項3に記載のヘッドユニットの組立方法。
  5. 前記ヘッド位置検出工程に先立ち、
    前記キャリッジを画像認識することによって、キャリッジ位置を検出するキャリッジ位
    置検出工程と、
    前記キャリッジ位置に基づいて、前記キャリッジを所定の位置に位置決めするキャリッ
    ジ位置決め工程と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のヘッドユニットの組立方法。
  6. 前記仮固定後確認工程における認識結果に基づいて、本固定を行うか否かを決定する判
    別工程と、
    前記判別工程により本固定を行うことが決定された場合に、前記プレートを前記キャリ
    ッジに本固定する本固定工程と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のヘッドユニットの組立方法。
  7. 前記本固定工程の後、前記機能液滴吐出ヘッドの位置を画像認識する本固定後確認工程
    、を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のヘッドユニットの組立方法。
  8. 前記ヘッド位置決め工程は、前記機能液滴吐出ヘッドを位置決めした後、前記機能液滴
    吐出ヘッドの位置を画像認識する仮固定前確認工程を有することを特徴とする請求項2乃
    至7のいずれか1項に記載のヘッドユニットの組立方法。
  9. 前記ヘッド位置決め工程は、前記仮固定前確認結果において、前記機能液滴吐出ヘッド
    の目標位置と前記機能液滴吐出ヘッドの位置決め位置とが異なる場合に、前記機能液滴吐
    出ヘッドの位置を補正する位置補正工程を、更に有することを特徴とする請求項8に記載
    のヘッドユニットの組立方法。
  10. 前記キャリッジの位置及び前記キャリッジに搭載された前記機能液滴吐出ヘッドの位置
    をパターン形成したアライメントマスクが用意されており、
    前記キャリッジの位置決め及び前記機能液滴吐出ヘッドの位置決めは前記アライメント
    マスクからそれぞれ取得した前記キャリッジの位置及び前記機能液滴吐出ヘッドの位置を
    目標位置として、為されることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項に記載のヘッ
    ドユニットの組立方法。
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