JP2009064914A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】裏面照射型イメージセンサなどの半導体装置において、広範囲な受光面積を有するとともに、機械的な強度不足による信頼性の低下や、受光面の反り・歪みによる撮像歩留まりを低減した新規な構成の半導体装置を提供するとともに、その製造方法を提供する。
【解決手段】光学的に活性な画像素子を含み、能動素子領域及び第1の配線層が形成された半導体基板の第1の主面上に第1の支持基板を形成し、前記半導体基板の受光面となる第2の主面上に第2の支持基板を設ける。前記第1の支持基板には貫通孔が設けられ、第2の配線層を介して前記第1の配線層は外部端子と電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に小型・軽量な裏面照射型イメージセンサパッケージとして好適に使用することが可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路を利用したイメージセンサパッケージの小型・軽量化のため、イメージセンサチップのウェハレベルチップサイズパッケージ(WL−CSP)化が提案されている。センサチップには、貫通孔が形成され、貫通孔内に配線を設けてチップ裏面に金属バンプを配置することにより実現する。従来の貫通孔を有する半導体装置として、半導体基板の裏面からエッチングにより貫通孔を形成し、半導体表面と裏面の配線間を電気的に接続したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、半導体装置を構成するシリコンで形成された半導体基板の内部に貫通配線を形成し、前記半導体基板の表面には、フォトダイオード(受光部)やトランジスタ、それらを結ぶ配線回路で構成される半導体デバイスが設けられ、いわゆる表面照射型のイメージセンサが形成されている。また、前記イメージセンサは接着材を介して保護ガラスで覆われている。前記貫通配線は前記半導体基板の貫通孔内に設けられている。
前記貫通配線は、前記半導体基板の表面に形成された半導体デバイスと、その裏面に形成された外部端子(半田ボール)とを電気的に接続している。前記貫通孔の内壁面および基板の裏面には絶縁層が設けられており、前記貫通配線は、前記絶縁層によって前記貫通孔と電気的に絶縁されている。さらに、前記半導体基板の裏面には、裏面保護膜が設けられており、外部端子が、前記裏面の外側に突出している。上記半導体装置では、前記貫通孔と前記貫通配線は前記半導体基板の裏面から表面の前記半導体デバイスに亘って作られている。
上記のような構成の半導体装置は以下のようにして形成する。たとえば保護ガラスが接着材を介して貼りつけられた前記半導体基板の裏面に所定のマスクパターンを用いて、前記半導体基板を前記半導体デバイスが露出するまでRIE(Riactive ion etching)によりエッチングして、前記貫通孔を形成する。次に前記貫通孔の内壁面および前記半導体基板の裏面に絶縁層を形成した後、前記貫通配線をスパッタ法、CVD法、蒸着法やめっき法により前記絶縁層上に形成する。さらに前記裏面保護膜を形成したのち、前記外部端子を所定の位置に形成する。最後に前記半導体基板をダイシングブレードにより切削することで、上記半導体装置が形成される。
しかしながら、上述のような半導体装置によれば、前記貫通孔を半導体基板中に形成する際に、前記半導体デバイスのフォトダイオードの特性変動が懸念される。また、前記貫通孔は、前記半導体デバイスのフォトダイオードやトランジスタ等の活性領域を避けて形成する必要があるため、I/O数の増加に従い、貫通孔のサイズを微細化する必要があった。
更に、上述のような表面照射型のイメージセンサの場合、受光のためフォトダイオード上に配線が形成できないという配線レイアウトの制限がある。さらにプロセスの世代が進む毎に配線層数が増加するとともに、前記半導体基板の表面に形成されたフォトダイオードまでの間にゲート酸化膜、BPSG膜といった各種の膜の積層数も増加するため、入射する光を吸収・反射してしまいイメージセンサの感度が低下してしまう。また高集積化のためフォトダイオードの開口面積(配線の未形成エリア)も小さくなるため、効率良く光をフォトダイオードに集光できないという問題がある。
このような観点から、上述の表面照射型イメージセンサに対して、フォトダイオードの受光面を半導体基板の裏面に設けた裏面照射型イメージセンサが提案されている。裏面照射型イメージセンサでは、受光面に配線や余計な膜を形成する必要が無いため、表面照射型イメージセンサよりも高い感度を得ることができる。この際、裏面に入射した光を効率良くフォトダイオードに収集するため、半導体基板の薄型化が必要になる。半導体基板の厚さは受光面で発生した電荷が拡散して、フォトダイオードに収集されるまでに解像度が損なわれないように、例えば可視光を入射する場合は20μm以下に薄化するのが望ましい(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2では、半導体装置を構成するシリコンで形成された半導体基板の表面には、フォトダイオードやトランジスタが形成され、それらを結ぶ配線回路で構成される半導体デバイスが設けられている。前記半導体基板は周縁部を残して裏面から薄化され、裏面に照射される光や電子等のエネルギー線を受光しフォトダイオードに収集する受光面を有した、いわゆる裏面照射型のイメージセンサとなっている。
前記半導体基板は、矩形で環状の外部端子ピンを有したセラミックパッケージに裏面の周縁部を接着されている。金属ワイヤーは半導体デバイスの表面に形成された電極部とセラミックパッケージに形成された配線を電気的に接続している。さらに、半導体基板の表面側は充填材(例えばエポキシ樹脂)にて充填されている。
上記の半導体装置では、受光面は半導体基板の裏面から周縁部分を残して表面の半導体デバイスに向かって作られている。上記の形状は、半導体基板の裏面に所定のマスクパターンを用いて、前記半導体基板を水酸化カリウム水溶液によりウェットエッチングして薄化し、前記受光面を形成する。次に、前記半導体基板をダイシングブレードにより切削・分割した後、前記セラミックパッケージに接着しワイヤーボンディングにより前記金属ワイヤーを形成し、前記半導体基板の表面を封止することで目的とする半導体装置が形成される。
しかしながら、上述のような半導体装置によれば、前記半導体基板を薄型化し前記受光面を形成する際に、周縁部分を厚く残す必要があり、厚い半導体基板を広範囲にエッチングするには生産性の面からウェットエッチングが望ましい。ところが、ウェットエッチングされた基板側面は例えばシリコンであれば45度のテーパ角を有するため、基板の元厚に応じて薄化できる面積、つまり受光面積が制限されてしまう。
また、表面の電極部から前記金属ワイヤーを介して前記セラミックパッケージと電気接続するため、パッケージサイズがセラミックパッケージに依存し、裏面照射型のイメージセンサパッケージの小型・軽量化に限界があった。さらに、薄型化された半導体基板、つまり受光面を表面側に形成された前記充填材のみで支持するため、機械的な強度不足による信頼性の低下や、受光面の反り・歪みにより撮像歩留まりが低下するという問題がある。
特開2005−311215号 特許第34862267号
本発明は、裏面照射型イメージセンサなどの半導体装置において、広範囲な受光面積を有するとともに、機械的な強度不足による信頼性の低下や、受光面の反り・歪みによる撮像歩留まりを低減した新規な構成の半導体装置を提供するとともに、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、光学的に活性な画像素子を含む能動素子領域が形成された第1の主面及び受光面となる第2の主面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記第1の主面上に設けられ、前記能動素子領域と電気的に接続された第1の配線層と、前記第1の配線層の少なくとも一部を開口するようにして形成された絶縁層と、前記絶縁層上に設けられ、前記絶縁層の開口部と連通するような貫通孔を有する第1の支持基板と、前記貫通孔を介して前記第1の配線層と電気的に接続し、前記第1の支持基板の、前記半導体基板と相対向する側の主面上に露出するようにして形成された第2の配線層と、前記半導体基板の前記第2の主面上に設けられた第2の支持基板と、を具えることを特徴とする、半導体装置に関する。
また、本発明の一態様は、半導体基板の第1の主面に光学的に活性な画像素子を含む能動素子領域を形成する工程と、前記半導体基板の前記第1の主面上に、前記能動素子領域と電気的に接続するようにして第1の配線層を形成する工程と、前記第1の配線層上に、その少なくとも一部を開口するようにして絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層上に、前記絶縁層の開口部と連通するような貫通孔を有する第1の支持基板を形成する工程と、前記半導体基板の、前記第1の主面と相対向する第2の主面から前記能動素子領域が受光可能となるまで、前記半導体基板を薄化して受光面を形成する工程と、前記貫通孔を介して前記第1の配線層と電気的に接続し、前記第1の支持基板の、前記半導体基板と相対向する側の主面上に露出するようにして第2の配線層を形成する工程と、前記半導体基板の前記第2の主面上に第2の支持基板を形成する工程と、を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法に関する。
上記態様によれば、裏面照射型イメージセンサなどの半導体装置において、広範囲な受光面積を有するとともに、機械的な強度不足による信頼性の低下や、受光面の反り・歪みによる撮像歩留まりを低減した新規な構成の半導体装置を提供するとともに、その製造方法を提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
(半導体装置)
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における半導体装置を示す断面図である。
図1に示す半導体装置1では、半導体基板2の第1の主面にはフォトダイオードやトランジスタが形成され、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が設けられている。半導体基板2は薄化されており、第2の主面に照射される光や電子等のエネルギー線を受光しフォトダイオードに収集する受光面9を有した、いわゆる裏面照射型イメージセンサとなっている。
能動素子領域3の表面には、能動素子領域3と電気的に接続された第1の配線層4が形成され、その上に開口5aを有する絶縁層5が覆うようにして形成されている。この絶縁層5の上には、開口5aよりも大きい開口径7aを有する貫通孔7を持つ第1の支持基板6で覆われている。また、第1の配線層4と電気的に接続するようにして、貫通孔7と第1の支持基板6の表面とに亘って第2の配線層8が形成されている。さらに、第2の配線層8には外部端子12が設けられ、この外部端子12を除いて保護層11が第1の支持基板6と第2の配線層8上に被覆されている。一方、第2の面の受光面9上は光透過性を有する第2の支持基板10で覆われている。
本例において、第1の支持基板6と第2の支持基板10とは、同一の材料からなることが好ましい。これによって、第1の支持基板6と第2の支持基板10との熱膨張などの物理的な諸特性が近似し、以下に示す製造方法における製造過程や半導体装置1の使用中における反りや歪みなどを低減することができる。
第1の支持基板6及び第2の支持基板10は、例えばシリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成される。これらの内、特に第2の支持基板10は受光面9上に位置するので、半導体装置1を可視光に対して使用する場合は、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等を用い、赤外光に対して使用する場合は、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)を用いることができる。
なお、第1の支持基板6が、Siなどの導電性材料からなる場合は、貫通孔7内に第1の支持基板6と第2の配線層8とを電気的に絶縁するために図示しない絶縁層を形成する必要があるが、上述したホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成される場合、これら材料自体が十分高い絶縁性を有するため、上記絶縁層を設けなくても、第2の配線層8と第1の支持基板6との電気的絶縁性は十分に担保することができる。
絶縁層5は例えばシリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiNx)、SiOF(Fluorine−doped SiO)膜、ポーラスSiOC(Carbon−doped SiO2)膜、ポリイミド膜、BCB(ベンゾシクロブテン)膜、エポキシ樹脂膜等で構成することができる。
第1の配線層4及び第2の配線層8は、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag等)が単一もしくは複数層積み重なった状態で構成される。
また、上述のように、貫通孔7の開口部7aを絶縁層5の開口部5aよりも大きくしているので、以下に示す製造方法において、貫通孔7の外方に第1の配線層4の露出部が隠れる、いわゆるノッチ形状がなくなるため望ましい。
本態様によれば、受光面9の大きさを制限するようなセラミックパッケージなどを有しないので、広範囲な受光面積を確保することができる。また、能動素子領域3を有する半導体基板2の上下を第1の支持基板6及び第2の支持基板10で挟み込むようにしているので、機械的な強度不足による信頼性の低下や、受光面の反り・歪みによる撮像歩留まりを低減することができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態における半導体装置を示す断面図である。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図2において、半導体装置21の半導体基板2の第1の主面にはフォトダイオードやトランジスタが形成され、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が設けられている。半導体基板2は薄化されており、第2の主面に照射される光や電子等のエネルギー線を受光しフォトダイオードに収集する受光面9を有した、いわゆる裏面照射型イメージセンサとなっている。
能動素子領域3の表面には、能動素子領域3と電気接続された第1の配線層4が形成され、その上に開口5aを有する絶縁層5が覆うようにして形成されている。この絶縁層5の上には、開口5aよりも大きい開口径7aを有する貫通孔7を持つ第1の支持基板6で覆われている。また、第1の配線層4と電気的に接続するようにして、貫通孔7と第1の支持基板6の表面とに亘って第2の配線層8が形成されている。さらに、第2の配線層8には外部端子12が設けられ、この外部端子12を除いて保護層11が第1の支持基板6と第2の配線層8上に被覆されている。
また、半導体装置21の第2の主面上を覆うと共に第2の主面の受光面9を開口する接着層22を設け、この接着層22を介して受光面9が光透過性を有する第2の支持基板10で覆われている。さらに、受光面9上には、集光用のマイクロレンズ23が設けられている。
本態様の半導体装置21によれば、第1の実施形態における基本的な効果に加えて、半導体基板2の第2の主面を覆うと共に第2の面を開口する接着層22を設け、さらに接着層22を介して第2の面に第2の支持基板10を設け、第2の面と第2の支持基板10の間に間隙ができるように設定することで、受光面9上に空間(キャビティ)ができる。そのため、受光面9上に集光用のマイクロレンズ23を設けることができ、撮像特性が向上し、歩留まりが更に向上する。
なお、その他の構成要素に対して要求される特性は、上記第1の実施形態と同じである。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態における半導体装置を示す断面図である。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図3において、半導体装置31の半導体基板2の第1の主面にはフォトダイオードやトランジスタが形成され、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が設けられている。半導体基板2は薄化されており、第2の主面に照射される光や電子等のエネルギー線を受光しフォトダイオードに収集する受光面9を有した、いわゆる裏面照射型イメージセンサとなっている。
能動素子領域3の表面には、能動素子領域3と電気的に接続された第1の配線層4が形成され、その上に開口5aを有する絶縁層5が覆うようにして形成されている。この絶縁層5の上には、開口5aよりも大きい開口径7aを有する貫通孔7を持つ第1の支持基板6で覆われている。この第1の支持基板6は表面に信号処理回路あるいはキャパシタあるいはレジスタからなる活性層32が設けられている。
また、第1の配線層4と電気的に接続するようにして、貫通孔7と第1の支持基板6の表面とに亘って第2の配線層8が形成されている。さらに、第2の配線層8には外部端子12が設けられ、この外部端子12を除いて保護層11が第1の支持基板6と第2の配線層8上に被覆されている。一方、第2の面の受光面9上は光透過性を有する第2の支持基板10で覆われている。
本態様の半導体装置31によれば、上記の基本的な効果に加えて、第一の支持基板6が表面に信号処理回路あるいはキャパシタからなる活性層32を有し、さらに活性層32と第2の配線層8を電気接続することで、半導体基板2の第1の主面に画像処理回路や受動部品を積層できるため、半導体装置31の全体を更に小型・軽量化することができる。
(半導体装置の製造方法)
次に、半導体装置の製造方法について説明する。なお、上記第1の実施形態から第3の実施形態における半導体装置は、マイクロレンズ23や活性層32が設けられている点を除き、基本的な構成は同じであるので、以下においては第1の実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。
(第1の実施形態)
図4〜図11は、第1の実施形態における半導体装置の製造方法を示す工程図である。なお、各図面においては、本態様の特徴を明確にすべく、ウエハの一部に着目し、かかる部分を拡大して示している。
最初に、図4に示すように、半導体基板2の第1の主面にフォトダイオードやトランジスタや、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が形成されたウェハを準備する。次いで、図5に示すように、能動素子領域3上に第1の配線層4を所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法やめっき法により形成する。第1の配線層4は、上述したように、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag等)が単一もしくは複数層積み重なった状態で構成することができる。
次いで、図6に示すように、能動素子領域3および第1の配線層4上に絶縁層5をCVD(Chemical Vapor Deposition)法、スピンコート法やスプレーコート法により形成する。絶縁層5は、上述したように、例えばシリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiNx)、SiOF(Fluorine−doped SiO)膜、ポーラスSiOC(Carbon−doped SiO)膜、ポリイミド膜、BCB(ベンゾシクロブテン)膜、エポキシ樹脂膜等で構成することができる。
次いで、図7に示すように、絶縁層5上に半導体基板2とほぼ同じ大きさの第1の支持基板6を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第1の支持基板6は、上述したように、例えばシリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成される。
次いで、図8に示すように、断面形状が絶縁層5に向かって凸形状を有する貫通孔7を、第1の支持基板6の表面側から所定のパターンのマスクを用いて(図示は省略されている)プラズマエッチング法により形成し、絶縁層5の一部を露出する。通常、第1の支持基板6が絶縁層5に比較して相対的に大きくエッチングされるように、プラズマ中にエッチング用のガス(例えば第1の支持基板6がシリコン(Si)で絶縁層5がSiO膜の場合はSF、O、Arの混合ガス)を導入する。
次いで、露出した絶縁層5の一部をプラズマエッチング法により除去し、第1の配線層4を露出する。この場合、絶縁層5が第1の支持基板6や第1の配線層4に比較して相対的に大きくエッチングされるように、プラズマ中にエッチング用のガス(例えば絶縁層5がSiO膜やSiNx膜で第1の支持基板6がSi、第1の配線層4がTi、TiN、Alで構成される場合は、C、O及びArの混合ガス)を導入する。
なお、貫通孔7の形成過程において、上記プラズマエッチング法の代わりにレーザエッチング法を用いる場合は、マスクを用いずに一括で貫通孔7の形成及び第1の配線層4の露出を行うことができる。この場合、レーザ光源としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ、UV(固体紫外線)レーザ、エキシマレーザ、炭酸ガス(CO)レーザ等が使用される。YAGレーザの波長は355nm、UVレーザの波長は213nmおよび266nm(CLBO:セシウムリチウムトリボレート結晶)、355nm(CBO:セシウムトリボレート結晶、LBO:リチウムトリボレート結晶)、エキシマレーザの波長は、193nm(ArF)、248nm(KrF)、308nm(XeCl)、351nm(XeF)である。
例えば、第1の支持基板6がSi、絶縁層5がSiOやSiNx膜で構成される場合、レーザ光源としては波長355nmのYAGレーザを用いることが好ましい。
また、第1の支持基板6がSi等の導電性材料で構成される場合、絶縁のため、貫通孔7の内壁面を覆う絶縁膜(図示は省略されている)を形成する。一方、第1の支持基板6がホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の絶縁材料で構成される場合には、上記絶縁膜は必要としない。
次いで、図9に示すように、第1の配線層4と電気的に接続するようにして、第1の支持基板6の表面から貫通孔7内に第2の配線層8を、所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法、めっき法や印刷法により形成する。第2の配線層8は、上述したように、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag、半田材等)や導電性樹脂が単一もしくは複数層状で構成することができる。
次いで、図10に示すように、半導体基板2を第2の面から、機械研削、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing)、ウェットエッチング、ドライエッチング法により薄化し、受光面9を形成する。この際、半導体基板2は、受光面9に照射される光や電子等のエネルギー線を第1の面の能動素子領域3中に形成されたフォトダイオードで収集できる厚さまで薄化され、例えば可視光の場合、5〜20μmまで薄化する。
次いで、図11に示すように、受光面9上に半導体基板2とほぼ同じ大きさの光透過性を有する第2の支持基板10を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第2の支持基板10は、上述したように、使用する光の波長領域に応じて、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成することができる。
次いで、図12に示すように、第2の配線層8には外部端子12を設け、この外部端子12を除いて保護層11を第1の支持基板6及び第2の配線8上に被覆する。例えば、外部端子12は半田材で形成され、保護層11は、ポリイミドやエポキシ樹脂やソルダーレジスト材で形成される。
次いで、半導体基板2、第1の支持基板6、及び第2の支持基板10をダイサーの切削ブレードにより切断し、図1に示す半導体装置1の個片を得る。
(第2の実施形態)
図13〜21は、第2の実施形態における半導体装置の製造方法を示す工程図である。なお、各図面においては、本態様の特徴を明確にすべく、ウエハの一部に着目し、かかる部分を拡大して示している。
最初に、図13に示すようには、半導体基板2の第1の主面にフォトダイオードやトランジスタや、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が形成されたウェハが準備する。次いで、図14に示すように、能動素子領域3上に第1の配線層4を所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法やめっき法により形成する。第1の配線層4は、上述のように、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag等)が単一もしくは複数層積み重なった状態で構成する。
次いで、図15に示すように、能動素子領域3および第1の配線層4上に絶縁層5をCVD(Chemical Vapor Deposition)法、スピンコート法やスプレーコート法により形成する。絶縁層5は、上述のように、例えばシリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiNx)、SiOF(Fluorine−doped SiO)膜、ポーラスSiOC(Carbon−doped SiO)膜、ポリイミド膜、BCB(ベンゾシクロブテン)膜、エポキシ樹脂膜等で構成することができる。
次いで、図16に示すように、絶縁層5上に半導体基板2とほぼ同じ大きさの第1の支持基板6を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第1の支持基板6は、上述のように、例えばシリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成することができる。
次いで、図17に示すように、半導体基板2を第2の面から、機械研削、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing)、ウェットエッチング、ドライエッチング法により薄化し、受光面9を形成する。半導体基板2は、受光面9に照射される光や電子等のエネルギー線を第1の面の能動素子領域3中に形成されたフォトダイオードで収集できる厚さまで薄化され、例えば可視光の場合、5〜20μmまで薄化する。
次いで、図18に示すように、受光面9上に半導体基板2とほぼ同じ大きさの光透過性を有する第2の支持基板10を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第2の支持基板10は、上述したように、使用する光の波長領域に応じて、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成することができる。
次いで、図19に示すように、断面形状が絶縁層5に向かって凸形状を有する貫通孔7を、第1の支持基板6の表面側から所定のパターンのマスクを用いて(図示は省略されている)プラズマエッチング法により形成し、絶縁層5の一部を露出する。この場合、第1の支持基板6が絶縁層5に比較して相対的に大きくエッチングされるように、プラズマ中にエッチング用のガス(例えば第一の支持基板6がシリコン(Si)で絶縁層5がSiO2膜の場合はSF、O及びArの混合ガス)を導入する。
次いで、露出した絶縁層5の一部をプラズマエッチング法により除去し、第1の配線層4を露出する。この場合、絶縁層5が第1の支持基板6や第1の配線層4に比較して相対的に大きくエッチングされるように、プラズマ中にエッチング用のガス(例えば絶縁層5がSiO膜やSiNx膜で第一の支持基板6がSi、第一の配線層4がTi、TiN、Alで構成される場合はC、O、Arの混合ガス)を導入する。
また、上述したプラズマエッチング法の代わりに、レーザエッチング法を用いることもできる。この場合は、マスクを用いずに一括で貫通孔5を形成することができるとともに、第1の配線層4の露出を行うことができる。レーザ光源としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ、UV(固体紫外線)レーザ、エキシマレーザ、炭酸ガス(CO)レーザ等が使用される。YAGレーザの波長は355nm、UVレーザの波長は213nmおよび266nm(CLBO:セシウムリチウムトリボレート結晶)、355nm(CBO:セシウムトリボレート結晶、LBO:リチウムトリボレート結晶)、エキシマレーザの波長は、193nm(ArF)、248nm(KrF)、308nm(XeCl)、351nm(XeF)である。
例えば第1の支持基板6がSi、絶縁層5がSiOやSiNx膜で構成される場合、レーザ光源としては、波長355nmのYAGレーザが好ましい。
また、第1の支持基板6がSi等の導電性材料で構成される場合、絶縁のため、貫通孔7の内壁面を覆う絶縁膜(図示は省略されている)を形成する。一方、第1の支持基板6がホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の絶縁材料で構成される場合には、上記絶縁膜は必要としない。
次いで、図20に示すように、第1の配線層4と電気的に接続するようにして貫通孔7から第1の支持基板6の表面から貫通孔7内に第2の配線層8を所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法、めっき法や印刷法により形成する。上述したように、第2の配線層8は、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag、半田材等)や導電性樹脂が単一もしくは複数層状で構成される。
次いで、図21に示すように、第2の配線層8には外部端子12が設けられ、この外部端子12を除いて保護層11が第1の支持基板6及び第2の配線8上に被覆される。例えば、外部端子12は半田材で形成し、保護層11は、ポリイミドやエポキシ樹脂やソルダーレジスト材で形成することができる。
次いで、半導体基板2、第1の支持基板6、及び第2の支持基板10をダイサーの切削ブレードにより切断し、図1に示す半導体装置1の個片を得る。
(第3の実施形態)
図22〜29は、第3の実施形態における半導体装置の製造方法を示す工程図である。なお、各図面においては、本態様の特徴を明確にすべく、ウエハの一部に着目し、かかる部分を拡大して示している。
最初に、図22に示すように、半導体基板2の第1の面にフォトダイオードやトランジスタや、それらを結ぶ配線回路で構成される能動素子領域3が形成されたウェハが準備する。
次いで、図23に示すように、能動素子領域3上に第1の配線層4を所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法やめっき法により形成する。第1の配線層4は、上述のように、例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag等)が単一もしくは複数層積み重なった状態で構成する。
次いで、図24に示すように、能動素子領域3および第1の配線層4上に絶縁層5をCVD(Chemical Vapor Deposition)法、スピンコート法やスプレーコート法により形成する。絶縁層5は、上述のように、例えばシリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiNx)、SiOF(Fluorine−doped SiO)膜、ポーラスSiOC(Carbon−doped SiO)膜、ポリイミド膜、BCB(ベンゾシクロブテン)膜、エポキシ樹脂膜等で構成される。
次いで、絶縁層5をプラズマエッチング法により部分的に除去し、絶縁層5の開口5aを形成し、第1の配線層4を部分的に露出する。この場合、絶縁層5が第1の配線層4に比較して相対的に大きくエッチングされるように、プラズマ中にエッチング用のガス(例えば絶縁層5がSiO膜やSiNx膜で、第1の配線層4がTi、TiN、Alで構成される場合は、C、O、及びArの混合ガス)を導入する。
次いで、図25に示すように、絶縁層5上に半導体基板2とほぼ同じ大きさで、絶縁層の5aに対応した位置に、予め断面形状が絶縁層5に向かって凸形状を有する貫通孔7が形成された第1の支持基板6を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第1の支持基板6は、上述のように、例えばシリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等で構成することができる。
このとき、貫通孔7の開口7aが絶縁層5の開口5aより大きな開口径にする、すなわち、第1の配線層4の露出面積が貫通孔7の開口7aの開口径よりも小さくなるように設定することが好ましい。これによって、第1の支持基板6を表面側から見た場合、貫通孔7の開口7aより外に第1の配線層4の露出部が隠れて形成される、いわゆるノッチを排除することができる。
次いで、図26に示すように、半導体基板2を第2の面から、機械研削、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing)、ウェットエッチング、ドライエッチング法により薄化し、受光面9を形成する。半導体基板2は、受光面9に照射される光や電子等のエネルギー線を第1の面の能動素子領域3中に形成されたフォトダイオードで収集できる厚さまで薄化され、例えば可視光の場合、5〜20μmまで薄化する。
次いで、図27に示すように、受光面9上に半導体基板2とほぼ同じ大きさの光透過性を有する第2の支持基板10を貼合せる。この際、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等からなる接着材(図示は省略されている)を介して貼合わせても良いし、陽極酸化接合等により直接貼合せても良い。第2の支持基板10は、上述のように、例えばシリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス等で構成することができる。
次いで、図28に示すように、第1の配線層4と電気的に接続するようにして、第1の支持基板6の表面から貫通孔7内に第2の配線層8を所定のパターンのマスク(図示は省略されている)を用いてスパッタ法、CVD法、蒸着法、めっき法や印刷法により形成する。第2の配線層8は、上述のように例えば高抵抗金属材料(Ti、TiN、TiW、Ni、Cr、TaN、CoWP等)や低抵抗金属材料(Al、Al−Cu、Al−Si−Cu、Cu、Au、Ag、半田材等)や導電性樹脂が単一もしくは複数層状で構成することができる。
次いで、図29に示すように、第2の配線層8には外部端子12が設け、この外部端子12を除いて保護層11を第1の支持基板6及び第2の配線層8上に被覆する。例えば、外部端子12は半田材で形成し、保護層11は、ポリイミドやエポキシ樹脂やソルダーレジスト材で形成する。
次いで、半導体基板2、第1の支持基板6、及び第2の支持基板10をダイサーの切削ブレードにより切断し、図1に示す半導体装置1の個片を得る。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
第1の実施形態における半導体装置を示す断面図である。 第2の実施形態における半導体装置を示す断面図である。 第3の実施形態における半導体装置を示す断面図である。 第1の実施形態における半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。 図4に示す工程の次の工程を示す図である。 図5に示す工程の次の工程を示す図である。 図6に示す工程の次の工程を示す図である。 図7に示す工程の変形例を示す図である。 図8に示す工程の次の工程を示す図である。 図9に示す工程の次の工程を示す図である。 図10に示す工程の次の工程を示す図である。 図11に示す工程の次の工程を示す図である。 第2の実施形態における半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。 図13に示す工程の次の工程を示す図である。 図14に示す工程の次の工程を示す図である。 図15に示す工程の次の工程を示す図である。 図16に示す工程の変形例を示す図である。 図17に示す工程の次の工程を示す図である。 図18に示す工程の次の工程を示す図である。 図19に示す工程の次の工程を示す図である。 図20に示す工程の次の工程を示す図である。 第3の実施形態における半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。 図22に示す工程の次の工程を示す図である。 図23に示す工程の次の工程を示す図である。 図24に示す工程の次の工程を示す図である。 図25に示す工程の変形例を示す図である。 図26に示す工程の次の工程を示す図である。 図27に示す工程の次の工程を示す図である。 図28に示す工程の次の工程を示す図である。
符号の説明
1:半導体装置
2:半導体基板
3:能動素子領域
4:第1の配線層
5:絶縁層
6:第1の支持基板
7:貫通孔
8:第2の配線層
9:受光面
10:第2の支持基板
11:保護層
12:外部端子
22:接着層
23:マイクロレンズ
32:活性層

Claims (5)

  1. 光学的に活性な画像素子を含む能動素子領域が形成された第1の主面及び受光面となる第2の主面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第1の主面上に設けられ、前記能動素子領域と電気的に接続された第1の配線層と、
    前記第1の配線層の少なくとも一部を開口するようにして形成された絶縁層と、
    前記絶縁層上に設けられ、前記絶縁層の開口部と連通するような貫通孔を有する第1の支持基板と、
    前記貫通孔を介して前記第1の配線層と電気的に接続し、前記第1の支持基板の、前記半導体基板と相対向する側の主面上に露出するようにして形成された第2の配線層と、
    前記半導体基板の前記第2の主面上に設けられた第2の支持基板と、
    を具えることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記半導体基板の前記第2の主面と前記第2の支持基板とは互いに離隔して位置し、前記第2の主面と前記第2の支持基板との間に形成された空隙内において、マイクロレンズが配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の支持基板の、前記半導体基板と相対向する側の主面に信号処理回路又はキャパシタ又はレジスタからなり、前記第2の配線層と電気的に接続された活性層を具えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の支持基板と前記第2の支持基板とは、同一の材料からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板の第1の主面に光学的に活性な画像素子を含む能動素子領域を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第1の主面上に、前記能動素子領域と電気的に接続するようにして第1の配線層を形成する工程と、
    前記第1の配線層上に、その少なくとも一部を開口するようにして絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層上に、前記絶縁層の開口部と連通するような貫通孔を有する第1の支持基板を形成する工程と、
    前記半導体基板の、前記第1の主面と相対向する第2の主面から前記能動素子領域が受光可能となるまで、前記半導体基板を薄化して受光面を形成する工程と、
    前記貫通孔を介して前記第1の配線層と電気的に接続し、前記第1の支持基板の、前記半導体基板と相対向する側の主面上に露出するようにして第2の配線層を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第2の主面上に第2の支持基板を形成する工程と、
    を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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