JP2009063645A - 電子写真装置 - Google Patents

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Michio Kimura
美知夫 木村
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Abstract

【課題】通紙、非通紙部での濃度差が生ずるのを低減し、高速の電子写真システムにおいても飛散トナーによるチャージワイヤー、ケーシングの汚れを防止する。転写チャージャーの汚染低減し、転写電流を安定化させて常に良好な印字品質を維持する。黒ポチ、白ポチ等の画像欠陥の発生を防止する。非転写部に対応した感光体部への転写電荷による繰り返しハザードを低減する。常に良好な印字品質を維持する。高解像度で且つ感光体を高速回転させた場合でも良好なクリーニング性と感光体傷を発生させない電子写真装置を提供する。
【解決手段】転写手段が転写部材幅以外の部分の転写電荷を遮蔽する部材を有し、且つ前記の電子写真感光体が支持体上にアルマイト層を有する電子写真感光体を電子写真装置内で回転させながら転写手段のみで帯電させ1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差が20V以下であることを特徴とする電子写真装置。
【選択図】図1

Description

本発明は電子写真装置に関するものである。
特許文献1(特許第3184285号公報)には、感光体上に形成されたトナー像を所定方向に通紙される記録紙に転写させる転写手段を備えた画像記録装置において、感光体の片側を基準とし他端に向けてトナー像を形成すると共に、この画像形成域に合わせて記録紙を端面基準で通紙し、記録紙の通紙幅に応じて転写手段自体の配設位置を可変するように転写手段を駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする画像記録装置が記載されており、特許文献2(特許第3216254号公報)には、像担持体と、像担持体を帯電する手段を含む静電潜像形成手段と、静電潜像形成手段による静電潜像形成位置より像担持体の移動方向下流側に設けられ像担持体に形成された静電潜像を反転現像する現像手段と、帯電手段とは逆極性の電圧が印加され像担持体上の現像画像を被転写体に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、像担持体は、少なくとも、光導電性を有し、電荷発生層と電荷発生層上に設けられた電荷輸送層とを有する感光層と、電荷輸送層上に設けられ電荷輸送層と異型の半導体を含有し電荷輸送層への転写電荷の移動に対して障壁となる表面層を有することを特徴とする画像形成装置が記載されており、特許文献3(特開2001−255679号公報)には、アルミニウム基体を電解処理して生成したアルマイト層の上に電荷発生層と電荷輸送層とを設け、積層型感光体を製造するとき、アルマイト層の最終水洗処理として、30μS以下の電気伝導度を有する75℃以上95℃以下の温度の純水にアルマイト層を10秒以上120秒以下の時間で浸漬してから、10mm/秒以上40mm/秒以下の速度で純水から出すことにより、画像形成の際に黒斑点の発生を抑え、良好な電子写真特性をもった積層型感光体および積層型感光体用基体を製造することが記載されており、特許文献4(特開2005−99077号公報)には、円筒状アルミニウム支持体上にスプレー塗工により少なくとも中間層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層形成された電子写真感光体において、中間層が無機顔料分散層であり、かつアルミニウム支持体表面が陽極酸化によって生成されたアルマイト層を有していることによりスプレー塗工で形成しても局部的な地肌汚れが発生しない電子写真感光体、及びこの電子写真感光体を搭載した画像形成装置、さらにはこの電子写真感光体を用いた電子写真プロセスを提供することが記載されている。
しかし、特許文献1(特許第3184285号公報)は、転写手段自体の配設位置を可変するための駆動手段が必要になること、及び通常より長い配設スペースが必要になる不具合がある。広幅の転写紙まで対応する必要のある場合には装置構成上難しい等の欠点があり、特許文献2(特許第3216254号公報)は、電荷輸送層への転写電荷の移動に対して障壁となる表面層を有することによりプラスメモリー現象を低減しようとしているがサイズ跡に関する記載は無い。また、特許文献3(特開2001−255679号公報)は、アルマイトの製造法が記載されているのみで、電子写真感光体に関する記載は無い。特許文献4(特開2005−99077号公報)は、電子写真感光体のアルマイト層厚さが1μm以上10μm以下であり、転写手段には転写チャージャーと分離チャージャーを併用したものが効果的との記載はあるが、サイズ跡に関する記載は無い。
特許第3184285号公報 特許第3216254号公報 特開2001−255679号公報 特開2005−99077号公報
本発明は以下のようなことを課題とする。
1)転写手段が転写部材幅以外の部分の転写電荷を遮蔽する部材を有し、且つ支持体上にアルマイト層を有する電子写真感光体を電子写真装置内で回転させながら転写手段のみで帯電させ1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差が20V以下であることにより通紙、非通紙部での濃度差が生ずるのを低減し、高速の電子写真システムにおいても飛散トナーによるチャージワイヤー、ケーシングの汚れを防止すること。
2)電子写真感光体が電荷発生物質としてチタニルフタロシアニンを含有し、電子写真プロセス速度≧1m/secであり、前記転写手段が転写チャージャーであり、転写電荷を遮蔽する部材が厚さ20μ〜100μのポリエステルフィルムであることにより転写チャージャーの汚染低減し、転写電流を安定化させて常に良好な印字品質を維持すること。
3)アルマイト層の厚さが2〜10μであることにより黒ポチ、白ポチ等の画像欠陥の発生を防止すると共に、転写でのプラス電荷注入による露光後電位の変動を低減すること。
4)転写電荷を遮蔽する部材が転写部材の幅に応じて転写部材の外側のチャージャー長手方向を遮蔽する機構を有すること、非転写部に対応した感光体部への転写電荷による繰り返しハザードを低減すること。
5)転写部材の幅によらず単位面積あたりの転写電荷量を一定に制御することにより常に良好な印字品質を維持すること。
6)電子写真感光体と現像手段のギャップが1mm未満であり、クリーニング手段がファーブラシであることにより、高解像度で且つ感光体を高速回転させた場合でも良好なクリーニング性と感光体傷を発生させない電子写真装置を提供すること。
上記課題は、以下の構成の本発明によって解決される。
(1)「電子写真感光体の周りに帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段を設けた電子写真装置において、転写手段が転写部材幅以外の部分の転写電荷を遮蔽する部材を有し、且つ前記の電子写真感光体が支持体上にアルマイト層を有し、該電子写真感光体を電子写真装置内で回転させながら転写手段のみで帯電させ1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差が20V以下であることを特徴とする電子写真装置」、
(2)「前記電子写真感光体が電荷発生物質としてチタニルフタロシアニンを含有し、電子写真プロセス速度≧1m/secであり、転写手段が転写チャージャーであり、転写電荷を遮蔽する部材が厚さ20μ〜100μのポリエステルフィルムであることを特徴とする前記第(1)項に記載の電子写真装置」、
(3)「前記アルマイト層の厚さが2〜10μであることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の電子写真装置」、
(4)「前記転写電荷を遮蔽する部材が前記転写部材の幅に応じて転写部材の外側のチャージャー長手方向を遮蔽する機構を有することを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の電子写真装置」、
(5)「前記転写部材の幅によらず単位面積あたりの転写電荷量を一定に制御することを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の電子写真装置」、
(6)「前記電子写真感光体と現像手段のギャップが1mm未満であり、クリーニング手段がファーブラシであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の電子写真装置」。
以下の詳細かつ具体的な説明から理解されるように、本発明によれば、1)転写手段が転写部材幅以外の部分の転写電荷を遮蔽する部材を有し電子写真感光体が支持体上にアルマイト層を有し、該電子写真感光体を前記の電子写真装置内で回転させながら転写手段のみで帯電させ1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差が20V以下であることにより通紙、非通紙部での濃度差が生ずるのを低減し、高速の電子写真システムにおいても飛散トナーによるチャージワイヤー、ケーシングの汚れを防止することができ、2)電子写真感光体が電荷発生物質としてチタニルフタロシアニンを含有し、電子写真プロセス速度≧1m/secであり、前記転写手段が転写チャージャーであり、前記転写電荷を遮蔽する部材が厚さ20μ〜100μのポリエステルフィルムであることにより転写チャージャーの汚染低減し、転写電流を安定化させて常に良好な印字品質を維持することができ、3)アルマイト層の厚さが2〜10μであることにより黒ポチ、白ポチ等の画像欠陥の発生を防止すると共に、転写でのプラス電荷注入による露光後電位の変動を低減することができ、4)転写電荷を遮蔽する部材が転写部材の幅に応じて転写部材の外側のチャージャー長手方向を遮蔽する機構を有する電子写真装置が提供され、非転写部に対応した感光体部への転写電荷による繰り返しハザードを低減することができ、5)転写部材の幅によらず単位面積あたりの転写電荷量を一定に制御することにより常に良好な印字品質を維持することができ、6)電子写真感光体と現像手段のギャップが1mm未満であり、クリーニング手段がファーブラシであることにより、高解像度で且つ感光体を高速回転させた場合でも良好なクリーニング性と感光体傷を発生させない電子写真装置を提供することができる、という極めて優れた効果が発揮される。
以下、図面に沿って本発明を説明する。
図1は本発明の電子写真装置の概略構成を示したものであり、感光体ドラム(1)は矢印A方向に回転する。まず、感光体ドラム(1)は、帯電チャージャー(2)により均一に帯電された後、レーザー光によるイメージ露光(3)を受け、露光された部分で、電荷が発生し、感光体ドラム(1)表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム(1)表面に静電潜像を形成した後、現像手段(4)を介して現像剤と接触し、トナー像を形成する。感光体ドラム(1)表面に形成されたトナー像は、転写チャージャー(5)により紙などの転写部材(6)へ転写され、定着手段(図示せず)を通過してハードコピーとなる。感光体ドラム(1)上の残留トナーは交流チャージャー(7)、除電光(8)により除電された後ファーブラシクリーニング手段(9)により除去される。さらに残留電荷は必要に応じては除電光(10)で除電されて、次の電子写真サイクルに移る。
帯電チャージャー(2)はマイナスの高電圧を印加して感光体ドラム(1)を帯電するチャージワイヤー(21)、一定のバイアス電位を印加して感光体をマイナス600付近に帯電させるためのグリッド(22)から構成されている。現像手段(4)は3本の現像ローラ(41,42,43)を有し、高品質な画像を維持するため、感光体ドラム(1)とのギャップは1mm未満(0.5〜1mm)が好ましい。0.5mm未満ではプロセス速度1m/秒以上の高速システムにおいては現像剤の飛散、現像ローラを回転時の現像材と周囲の部材との摩擦熱、現像材による感光体ドラム表面の摩耗等が著しく実用上好ましくない。転写チャージャー(5)は転写部材(6)の裏面からプラス電荷を印加する。プラス電荷はトナー像を効率良く転写部材に転写する。交流チャージャー(7)、除電光(8)は感光体ドラム(1)上の残留トナーを除電してファーブラシクリーニング手段(9)により除去され易くすると共に、感光体ドラム(1)を均一に除電する。
図2はコロナワイヤー(51)、コロナワイヤー(51)を張架するためのバネ(52)、遮蔽部材(11)からなる転写チャージャー(5)の構成略図を示したものであり、コロナワイヤー(51)には高圧電源(12)によりプラス電荷が供給される。遮蔽部材(11)は図示せぬ駆動手段によりB方向に可動できるよう構成されており、転写部材(6)の幅に応じて転写部材(6)以外の部分の転写電荷を遮蔽する。遮蔽部材(11)の厚みは20〜100μが好ましく、材質としてはポリエステル等の絶縁性シート部材が用いられる。また、転写電荷は遮蔽部材(11)により非転写部に対応する感光体ドラム(1)は流れないが、転写部材(6)の幅によらず均一となるよう制御することにより常に安定した転写を行なうことができる。遮蔽部材(11)は本発明の様なプロセス速度1m/秒以上の高速システムにおいては現像剤、トナーの飛散によるコロナワイヤーの汚れを低減するために必須である。
次に本発明の電子写真感光体について説明する。
感光体は円筒状アルミニウム支持体上にアルマイト層、感光層を形成したものである。
アルマイト層は陽極酸化により形成する。陽極酸化処理する前に、酸、アルカリ、有機溶剤、界面活性剤などの各種脱脂洗浄方法によって、脱脂処理を行なうことが望ましい。さらにその後、アルカリ、酸、弗化物等で表面エッチング処理を行なうことが好ましい。陽極酸化処理は、通常例えばクロム酸、硫酸、しゅう酸、ほう酸、スルファミン酸などの酸性浴中で、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成された導電性支持体を陽極にして電解処理を行ない、支持体表面にアルマイト層を形成する。この場合、直流交流いずれでもよいが、電圧は2〜160V、電流密度は0.1A/dm〜0.7A/dm、液温10〜40℃が好ましい。陽極酸化処理を施した後は、封孔処理を施すことが好ましい。封孔処理は、通常行なわれる方法で良く、好ましくは主成分として弗化ニッケルを含有する水溶液中に浸漬させる低温封孔処理、あるいは主成分として酢酸ニッケルを含有する水溶液中に浸漬させる高温封孔処理等を挙げることができる。封孔処理を行なった場合、純水で洗浄を充分に行なう必要がある。純水の温度は、75℃以上95℃以下の範囲で特に80℃以上85℃以下が好ましい。浸漬する時間は、10秒以上120秒以下の範囲で特に20秒以上40秒以下が好ましい。純水への浸漬処理は、上部に冷却配管を設けた浸漬槽を用いて行なうことが好ましい。アルマイト層の膜厚は2〜10μが好ましい。2μ未満では感光体の繰返使用時に帯電性の低下、また10μを超えると繰返使用時に露光後電位の上昇が著しい。
本発明の感光層はアルマイト層を設けた支持体上に電荷発生層、電荷輸送層を積層した積層構成からなる。また必要に応じて電荷輸送層上に保護層を設けることもできる。支持体としては、不純物として鉄、銅を併せて0.3wt%以上含有するアルミニウム、例えばJIS3003、5052、6063等の材質からなるアルミニウムが用いられる。これらのアルミニウムはJIS 1070等の不純物の少ないものに比べて鉄、銅を併せて0.3wt%以上含有することにより同一熱処理条件において機械的強度が向上しており、薄膜軽量化が可能である。
支持体の寸法精度としては全フレ量を0.05mm未満とすることが好ましい。全フレ量は感光体と現像手段とのギャップ精度に影響し、全フレ量が0.05mmを越えるとギャップ精度0.1mm未満を維持することが難しい。ギャップ精度が0.1mm以上では偏摩耗による長手方向での濃度バラツキが起こる場合が有る。支持体の表面粗さRzは加工性、支持体の反射によるモアレ等を考慮すると0.05〜1.5μmが好ましい。アルマイト層を設けることにより表面が荒れるため、鏡面に近い粗さでもモアレは発生しにくい。
電荷発生層は電荷発生物質を主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を用いることもある。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。
無機系材料には、結晶セレン、アモルファス・セレン、セレン−テルル、セレン−テルル−ハロゲン、セレン−ヒ素化合物等が挙げられる。
一方、有機系材料としては、公知の材料を用いることができる。例えば、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系または多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料などが挙げられる。これらの電荷発生物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。アゾ顔料としては、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、また、アゾ顔料に加えて金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系または多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料などを1種以上含有しても良い。
これら有機系電荷発生材料の中でもチタニルフタロシアニン、特にCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの最大回折ピークを27.2±0.2゜に有するチタニルフタロシアニンが高感度である。特にプロセス速度が1m/秒を越える高速領域ではチタニルフタロシアニンが好適である。
電荷発生層に必要に応じて用いられるバインダー樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミドなどが用いられる。これらのバインダー樹脂は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
また、必要に応じて電荷輸送物質を添加してもよい。また、電荷発生層のバインダー樹脂として上述のバインダー樹脂の他に、高分子電荷輸送物質が良好に用いられる。
電荷発生層の電荷発生材料と樹脂との比率は重量比で1/1〜10/1であることにより感光層と下引層との接着性向上、露光後電位の安定化させることができる。
電荷発生層を形成する方法には、溶液分散系からのキャスティング法が主に用いられる。キャスティング法によって電荷発生層を設けるには、上述した無機系もしくは有機系電荷発生物質を必要ならばバインダー樹脂と共にテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロロエタン、ブタノン、メチルエチルケトン等の溶媒を用いてボールミル、アトライター、サンドミル等により分散し、分散液を適度に希釈して塗布することにより、形成できる。塗布は、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート法などを用いて行なうことができる。
以上のようにして設けられる電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.05〜2μmである。
電荷輸送層は帯電電荷を保持させ、かつ露光により電荷発生層で発生分離した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層である。さらに電荷輸送層は帯電電荷を保持させる目的達成のために電気抵抗が高いことが要求され、また保持していた帯電電荷で高い表面電位を得る目的を達成するためには、誘電率が小さくかつ電荷移動性が良いことが要求される。
これらの要件を満足させるため電荷輸送層は、電荷輸送物質、バインダー樹脂をテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、ジオキソラン、トルエン、ジメトキシメタンなどの環状エーテル系溶剤に溶解した塗工液を塗布して形成される。必要により電荷輸送物質及びバインダー樹脂以外に、可塑剤、酸化防止剤、レベリング剤等を適量添加することもできる。環境面からはジクロロメタン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、トリクロロエタン、トリクロロメタンなどの塩素系溶媒が敬遠されている。これらの環状エーテル系溶剤を用いることにより感光層と支持体又は下引層との接着性を向上させることができる。
電荷輸送層中の残留環状エーテル系溶剤量は20〜5000ppmが好ましい。20ppm未満では支持体、又は下引き層との接着性低下、5000ppmを越えると感光体露光後電位の上昇の不具合が発生してしまう。
電荷輸送物質としては、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
電子輸送物質としては、たとえばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイドなどの電子受容性物質が挙げられる。これらの電子輸送物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。また、ハイドロキノン系以外のモノフェノール系化合物、高分子フェノール系化合物、パラフェニレンジアミン類、有機硫黄化合物類等の酸化防止剤も併用して使用しても良い。
パラフェニレンジアミン類
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−tーブチル−p−フェニレンジアミンなど。
有機硫黄化合物類
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
有機燐化合物類
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
正孔輸送物質としては、以下に表わされる電子供与性物質が挙げられ、良好に用いられる。
たとえば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘導体などが挙げられる。これらの正孔輸送物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
電荷輸送層の膜厚は、5〜100μm程度が適当である。
電荷輸送層に併用できるバインダー樹脂としては、ポリカーボネート(ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールZタイプ)、ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリスチレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、フェノキシ樹脂などが用いられる。これらのバインダーは、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ビスベンジルベンゼン誘導体などの可塑剤として使用されているものがそのまま使用でき、その使用量は結着樹脂100重量部に対して0〜30重量部程度が適当である。
酸化防止剤としては、例えば以下のものが使用される。
モノフェノール系化合物
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3−t−ブチル−4−ヒドロキシニソールなど。
ビスフェノール系化合物
2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)など。
高分子フェノール系化合物
1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、トコフェノール類など。
パラフェニレンジアミン類
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
ハイドロキノン類
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
有機硫黄化合物類
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
有機燐化合物類
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
電荷輸送層塗工液中にレベリング剤を添加してもかまわない。レベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類や、測鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用され、その使用量は、バインダー樹脂100重量部に対して、0〜1重量部が適当である。
電荷輸送層上に保護層を設けても良い。
保護層は結着樹脂中に金属、又は金属酸化物の微粒子を分散した層である。結着樹脂としては可視、赤外光に対して透明で電気絶縁性、機械的強度、接着性に優れたものが望ましい。保護層の結着樹脂としてはABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルベンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。金属酸化物としては酸化チタン、酸化錫、チタン酸カリウム、TiO、TiN、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化アンチモン等が挙げられる。保護層にはその他、耐摩耗性を向上する目的でポリテトラフルオロエチレンのような弗素樹脂、シリコーン樹脂、及びこれらの樹脂に等の無機材料を分散したもの等を添加することができる。保護層の形成法としては通常の塗布法が採用される。なお保護層の厚さは0.1〜10μm程度が適当である。
本発明の電子写真感光体は転写チャージャーでプラス帯電させ1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差を20V以下とすることができる。プラス帯電前後での露光後電位差は転写部に遮蔽部材を有する電子写真装置において、遮蔽部材と転写部材とに対応した電子写真感光体の露光後電位に影響を与え、幅の狭い転写部材で長期間印字後に広幅の転写部材に印字した場合に発生する遮蔽部材と転写部材とに対応したハーフトーン画像での濃度差(サイズ跡)の主要因となり、電子写真感光体としてはプラス帯電の有無での露光後電位差が少ないほど、ハーフトーン画像での濃度差(サイズ跡)が発生しにくいことが判明した。鋭意検討した結果、支持体上にアルマイト層を有する電子写真感光体がプラス帯電の有無での露光後電位差が少なく、転写部に遮蔽部材を有する電子写真装置では特に好適である。
以下に実施例を示す。「部」は重量部を意味する。
〔実施例1〕
φ262mm×L530mm、厚さ6mm、表面粗さRZ0.1μm、全フレ量0.045mmの円筒状アルミニウム支持体表面を脱脂洗浄し、以下の浴組成中で5分間浸漬しエッチング処理を行なった。
水酸化ナトリウム 5%
弗化ソーダ 2%
蒸留水 残部
浴温 60℃
その後、水洗いを繰り返した。
次に、15%の硫酸電解液(溶存アルミニウム濃度5g/l)を使用し、浴温21℃、1.5A/dmの直流電流密度で陽極酸化を行なった。陽極酸化後、水洗いを行ない、次の条件で封孔処理を行なった。酢酸ニッケル5g、ほう酸5gを蒸留水1リットルに溶解し、浴温100℃に保ち25分間浸漬した。封孔処理後、再び十分な水洗を行ない自然乾燥させ、5.3μmのアルマイト層を形成した。
続いて化学式(I)の電荷発生物質2部、固形分濃度2wt%のポリビニルブチラール樹脂(BX−1;積水化学製)/メチルエチルケトン溶液60部からなる混合物をボールミルポットに取りφ2mmのYTZボールを使用し24時間ボールミリングして電荷発生層塗布液を調整した。この塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、95℃で20分間乾燥し、厚さ0.1μmの電荷発生層を形成した。尚、(I)の電荷発生物質はX線回折測定で27.2°にピークを有していた。
Figure 2009063645
次に下記組成の電荷輸送層塗工液を調整し、この塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、135℃で25分間乾燥し、厚さ32μmの電荷輸送層を形成した。
電荷輸送物質(化学式(II))(リコー製) 7部
ポリカーボネート樹脂(TS−2050、帝人化成製) 10部
シリコーンオイル(KF−50、信越化学製) 0.002部
テトラヒドロフラン(関東化学製) 77.4部
Figure 2009063645
〔実施例2〕
実施例1においてアルミニウム支持体の表面粗さをRZ0.3μm、アルマイト層の膜厚を3.5μmにした以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
〔実施例3〕
実施例1においてアルマイト層の膜厚を7μmにした以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
〔実施例4〕
実施例1においてアルマイト層の膜厚を1.5μmにした以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
〔実施例5〕
実施例1においてアルマイト層の膜厚を12μmにした以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
〔比較例1〕
実施例1においてアルマイト層を設けなかった以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
〔比較例2〕
下記組成の混合物をボールミルポットに取りφ10mmアルミナボールを使用し120時間ボールミリングした。
酸化チタン(CR−60:石原産業製) 60部
アルキッド樹脂 18.5部
(ベッコライトM6401−50大日本インキ化学工業製;固形分50wt%)
メラミン樹脂 10.3部
(スーパーベッカミンL-121-60、大日本インキ化学工業製;固形分60wt%)
メチルエチルケトン(関東化学製) 21部
シクロヘキサノン(関東化学製) 9部
このミリング液を実施例1の陽極酸化処理前のアルミニウム支持体に浸漬塗布し、130℃で30分間乾燥して、膜厚3.5μmの下引き層を形成した。
続いて電荷発生層、電荷輸送層塗工液を実施例1と全く同様にして形成した。
〔比較例3〕
円筒状アルミニウム支持体としてフレ精度0.15mmの素管を用いた以外は実施例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。
この様にして作成した電子写真感光体を反転現像方式のinfoprint solutions製デジタル式プリンターinfoprint4100の改造機(帯電極性をマイナス、転写をプラス、露光用レーザーを波長637nm、プロセス速度1.676m/秒)に取り付けた。電子写真感光体と現像ローラ間のギャップを測定した所、実施例1〜4、比較例1〜2では0.6〜0.9mmであったが、比較例3ではプリンター手前側で0.3mm、奥側で1.2mmであった。続いて現像ローラをはずして電位計のプローブを取り付けたユニットで初期の帯電電位、露光後電位を測定した。この電子写真感光体を転写チャージャーのみで約1500Vに帯電させ30分間保持後、露光後電位を測定して露光後電位の変動量を露光後電位差を測定した。次に現像ユニットを取り付け、画像品質(サイズ跡、黒ポチ、細線の再現性)を評価した。続いて紙幅15インチのロール紙を用いて300Kftの連続印字を行なった後、19.5インチのロール紙を取り付けハーフトーン画像、白紙、1ドットライン画像を印字して、画像品質(サイズ跡、黒ポチ、細線の再現性)を評価した。また、現像ローラをはずして電位計のプローブを取り付けたユニットで帯電電位、露光後電位を測定した。連続印字時、15インチより外側の転写チャージャー部には厚さ50μmのポリエステルフィルムからなる遮蔽部材を取り付け、また19.5インチでの画像評価時には遮蔽部材が転写領域の外側になるよう機構(図示せず)を有す。
さらに300Kftの連続印字を行なった後、ハーフトーン画像、白紙、1ドットライン画像を印字して、画像品質(サイズ跡、黒ポチ、細線の再現性)の評価、帯電電位、露光後電位を測定した。
これらの結果を表1に示す。なお、サイズ跡は15インチ通紙部とその外側の19.5インチ通紙部に対応した部分でのハーフトーン画像をマクベス濃度計で測定しその差で評価した。サイズ跡、細線の再現性の評価基準を表2、表4にそれぞれ示す。また、黒ポチの評価はカラーイメージプロセッサーSPICCA(日本アビオニクス社製)を用いて黒ポチの大きさと個数を測定し、1cmあたりでのφ0.05mm以上の黒ポチ数により判定した。黒ポチ評価の判定基準を表3に示す。なお、判定における◎、○、△は実用上特に問題のないことを、×の場合は実用に適さないことを意味する。
なお、比較例3でトナー吹き出しが発生したのは現像ギャップの狭い手前側であった。
Figure 2009063645
Figure 2009063645
Figure 2009063645
Figure 2009063645
〔比較例3〕
実施例1の感光体を用いて15インチロール紙で転写チャージャー部に遮蔽部材なしで300Kftの連続印字を行なったところ、15インチの外側で転写チャージワイヤー、転写チャージャーケースが著しく汚染して印字終了時点では転写紙端部にトナー汚れが発生してしまった。
本発明の電子写真装置の概略構成を示したものである。 転写チャージャーの構成略図を示したものである。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電チャージャー
3 イメージ露光
4 現像手段
5 転写チャージャー
6 転写部材
7 交流チャージャー
8 除電光
9 ファーブラシクリーニング手段
10 除電光
11 遮蔽部材
12 高圧電源
21 チャージワイヤー
22 グリッド
41 現像ローラ
42 現像ローラ
43 現像ローラ
51 コロナワイヤー
52 バネ

Claims (6)

  1. 電子写真感光体の周りに帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段を設けた電子写真装置において、転写手段が転写部材幅以外の部分の転写電荷を遮蔽する部材を有し、且つ前記の電子写真感光体が支持体上にアルマイト層を有し、該電子写真感光体を前記の電子写真装置内で回転させながら転写手段のみで帯電させ、1500Vに30分間保持した前後での露光後電位差が20V以下であることを特徴とする電子写真装置。
  2. 前記電子写真感光体が電荷発生物質としてチタニルフタロシアニンを含有し、電子写真プロセス速度≧1m/secであり、前記転写手段が転写チャージャーであり、前記転写電荷を遮蔽する部材が厚さ20μ〜100μのポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真装置。
  3. 前記アルマイト層の厚さが2〜10μであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真装置。
  4. 前記転写電荷を遮蔽する部材が前記転写部材の幅に応じて転写部材の外側のチャージャー長手方向を遮蔽する機構を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真装置。
  5. 前記転写部材の幅によらず単位面積あたりの転写電荷量を一定に制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真装置。
  6. 前記電子写真感光体と現像手段のギャップが1mm未満であり、クリーニング手段がファーブラシであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子写真装置。
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