JP2009062712A - 作業機部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るブーム4は、四角形断面を有し、少なくとも1の角部が溶接により接合されており、一対の側板23,24と、上面部と、下面部とを備える。一対の側板23,24は、所定間隔を隔てて配置される板状の部材であり、長手方向の中間位置における間隔が大きくなるように、それぞれ少なくとも1個所で屈曲している。上面部は、側板の上方を閉じる。下面部は、側板の下方を閉じる。
【選択図】図2
Description
本発明の一実施形態にかかる作業機部材としてのブーム4を備えた作業機械1を図1に示す。この作業機械1は、油圧ショベルであり、ブーム4を含む作業機2と、ブーム4が取り付けられる本体部3とを備える。
図2に示すように、ブーム4は、ブーム本体10と、第1ブラケット11と、第2ブラケット12と、第3ブラケット13と、第4ブラケット14とを備える。
ブーム本体10は、長手方向の中間部において上下方向に屈曲した形状を有し、図3に示すように、複数の板材が溶接により接合されることにより形成されたものである。なお、図3は、図2におけるブーム本体10のIII−III端面図である。具体的には、ブーム本体10は、上面部21と、下面部22と、一対の側板23,24とを有し、これらが四角形断面を有するように組み合わされ、4つの角部がそれぞれ溶接により接合されて形成されている。
第1ブラケット11は、アームシリンダ19を取り付けるためのものであり、上面部21すなわちブーム本体10の上面に溶接により固定されている。より詳しくは、第1ブラケット11は、側面視において、ブーム本体10の湾曲部27と第1直線部25とに亘って設けられている。第1ブラケット11には、第1ブラケット11を水平方向に貫通する第1孔61が設けられている。この第1孔61には、ブーム4にアームシリンダ19を取り付けるための固定ピン(図示せず)が通される。
(1)
このブーム4では、一対の側板23,24に屈曲を設けることにより、ねじれによるせん断変形を小さくすることができ、ブーム本体10の剛性を向上させることができる。また、側板23,24に屈曲を設けることにより、側板23,24の面の剛性を増大させて、座屈の発生を抑えることができる。
従来のブームのように、ブーム本体10の内部に仕切部材が設けられる場合には、仕切部材の全周とブーム本体10の内面とを溶接する必要があり、製造工程が複雑になる。また、仕切部材の全周が溶接によって接合されると、この溶接部の止端に応力が集中するため、補強のために上面部21、下面部22、側板23,24の板厚を大きくする必要がある。この場合、ブームの重量が増大してしまう。
(a)
図6に示すように、上記の実施形態に係るブーム4に対して第2屈曲部45の位置が異なるブーム5が用いられてもよい。このブーム5では、第2屈曲部45が第2仮想直線L2と交差しておらず第2仮想直線L2より後方に位置している。他の構造については上記の実施形態に係るブーム4と同様である。
図7に示すように、上記の実施形態に係るブーム4に対して第1屈曲部44の位置が異なるブーム6が用いられてもよい。このブーム6では、第1屈曲部44が第1仮想直線L1と交差しておらず、第1仮想直線L1より前方に位置している。他の構造については上記の実施形態に係るブーム4と同様である。
上記の実施形態では、ブーム4の第1側板23に第1屈曲部44および第2屈曲部45が設けられているが、第1屈曲部44および第2屈曲部45のいずれか一方のみが設けられてもよい。この場合も、第1側板23に屈曲が設けられない場合と比べて、第1側板23の剛性を増大させてブーム4の強度を向上させることができる。第2側板24についても同様である。
側板23,24の屈曲は上記の実施形態における形状に限られない。例えば、側板23,24が外側に緩やかに膨出するように屈曲した形状であってもよい。
上記の実施形態では、別体の板状部材が所定角度で溶接により接合されることによって屈曲が形成されているが、一体の板状部材をプレス等によって曲げ加工することによって屈曲が形成されてもよい。
上記の実施形態では、ブーム本体10は四角形断面を有しているが、六角形断面など他の多角形断面を有するものであってもよい。
上記の実施形態では、上面部21と、下面部22と、一対の側板23,24との4つの別体の部材が組み合わされて4つの角部が溶接により接合されることによりブーム本体10が構成されているが、複数の角部の全てが溶接されている場合に限らず、複数の角部のうちの少なくとも1つが溶接により接合されていればよい。
上記の実施形態では、ブーム4に対して本発明が適用されているが、アーム8に対して本発明が適用されてもよい。
11 第1ブラケット
12 第2ブラケット
21 上面部
22 下面部
23,24 側板
25 第1直線部
26 第2直線部
27 湾曲部
41 第1板状部材
42 第2板状部材
43 第3板状部材
61 第1孔
62 第2孔
Claims (6)
- 多角形断面を有し、少なくとも1の角部が溶接により接合されている作業機部材であって、
間隔を隔てて配置される板状の部材であり、長手方向の中間位置における間隔が大きくなるように、それぞれ少なくとも1個所で屈曲している一対の側板と、
一対の前記側板の上方を閉じる上面部と、
一対の前記側板の下方を閉じる下面部と、
を備える作業機部材。 - 一対の前記側板は、上端部および下端部が湾曲した形状を有する湾曲部と、前記湾曲部の前端部に繋がっており上端部および下端部が直線状の形状を有する第1直線部と、前記湾曲部の後端部に繋がっており上端部および下端部が直線状の形状を有する第2直線部とをそれぞれ有する、
請求項1に記載の作業機部材。 - 一対の前記側板は、前記第1直線部と前記第2直線部との少なくとも一方において屈曲している、
請求項2に記載の作業機部材。 - 前記上面部に取り付けられ、油圧シリンダを取り付けるためのピンを通す第1孔が設けられた第1ブラケットと、
前記下面部に取り付けられ、油圧シリンダを取り付けるためのピンを通す第2孔が設けられた第2ブラケットと、
をさらに備え、
一対の前記側板は、側面視において前記第1孔と前記第2孔との中心間を結ぶ仮想直線と屈曲の山とが交差するように屈曲している、
請求項2または3に記載の作業機部材。 - 前記側板の屈曲は、別体の板材が所定角度をなして溶接されることにより形成される、
請求項2から4のいずれかに記載の作業機部材。 - 一対の前記側板は、前記第1直線部を構成する第1板状部材と、前記第2直線部を構成する第2板状部材と、前記湾曲部を構成する第3板状部材とをそれぞれ有し、
前記第1板状部材と前記第3板状部材、及び、前記第2板状部材と前記第3板状部材は、一対の前記第3板状部材間の間隔が、一対の前記第1板状部材の前端部間の間隔および一対の前記第2板状部材の後端部間の間隔よりも大きくなるように、それぞれ所定角度をなして溶接されている、
請求項2から5のいずれかに記載の作業機部材。
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JP2007230797A JP5160172B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 作業機部材 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
JPH08333765A (ja) * | 1995-06-07 | 1996-12-17 | Kubota Corp | バックホーのブーム構造 |
JPH0978621A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-25 | Yutani Heavy Ind Ltd | 分割型ブームの構造 |
JPH11315550A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-11-16 | Caterpillar Inc | 作業機械のリフトア―ム組立体を製造するための方法 |
JP2002242227A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 作業機械の作業腕構造 |
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2007
- 2007-09-05 JP JP2007230797A patent/JP5160172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002242227A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 作業機械の作業腕構造 |
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