JP2009062551A - セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法 - Google Patents

セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光板用保護フィルムとして用いられるセルロースエステルフィルムであって、砂目状異物の発生を防止することができて、砂目状異物が生じにくい偏光板用保護フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】偏光板保護フィルムに用いられる厚さ20〜60μmを有するセルロースエステルフィルムの製造方法であって、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05となるように調整することを特徴とするセルロースエステルフィルムの製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、偏光板用保護フィルム等に用いられるセルロースエステルフィルム、さらに詳しくは、砂目状異物が生じにくいセルロースエステルフィルムの製造方法および砂目状異物の判定方法に関するものである。
近年、液晶表示装置(LCD)は種々のところに使用されるに伴って、LCDに使用される液晶表示素子すなわち偏光板についても高生産性化(生産量増大)が求められている。しかも、液晶表示装置(LCD)については薄型化が進んでおり、LCDに使用される偏光板についても薄膜化が要望されている。
ところで、現在、LCDの偏光板用の保護フィルムとしては、主にセルローストリアセテート(TAC)フィルムが用いられているが、偏光板の高生産性化に伴い、このようなLCD用セルロースエステルフィルムの高生産性化が進むと、セルロースエステルフィルム品質に負荷が増大し、製造時にフィルム上に砂目状に微小な異物(この明細書において砂目状異物という)が見えることがあり、セルロースエステルフィルムの外観を損なうので好ましくないという問題があった。そして、このような砂目状異物によりセルロースエステルフィルムの外観を損なうと、偏光板用保護フィルムとしての使用に耐えないことは勿論であるが、異物の析出によりフィルムの外観が損なわれ、フィルムの元巻き状態の外観が劣化し、ひいては偏光板の外観不良、さらには、液晶ディスプレイの視認性の劣化につながるという問題があった。
このようなセルロースエステルフィルムの異物発生に関わる先行特許文献には、例えば、つぎのようなものがある。
特許文献1に記載の発明は、本出願人が先に提案したものであり、液晶ディスプレイなどの偏光板の保護フィルムとして適したセルロースエステルフィルムを含む光学フィルムに関するもので、この先提案の光学フィルムの発明では、特に、輝点異物といわれる偏光板の直交状態下で観察される異物を減少させることを目的としていた。そして、この先提案の光学フィルムの発明では、セルロースエステルフィルム中に含有されるFe成分の量が1ppm以下であることが開示されている。また、この特許文献1には、セルロースエステルフィルム中に含有されるCa成分の量が60ppm以下であること、及びセルロースエステルフィルム中に含有されるMg成分の量が15〜70ppmであることが開示されている。
特許文献2に記載の発明は、本出願人が先に提案したものであり、液晶ディスプレイなどの偏光板の保護フィルムとして適したセルロースエステルフィルムを含む光学フィルムに関するもので、この先提案の光学フィルムの発明では、特にフィルムの面品質及び光学的等方性の問題を改良すること、フィルムの加工性の改善、具体的には、製造時にフィルムを所望の形に打ち抜く際のカッティング特性を改善することを目的としていた。そして、この先提案の光学フィルムの発明では、TACフィルムの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比は、Mw/Mn=3.0〜5.0が開示されている。
特許文献3に記載のセルロースエステルフィルムの発明は、透明性が高く、かつ加工特性も優れている上に、高い生産性で製造することができるセルロースエステルフィルムを提供することを目的としている。そして、特許文献3の発明は、セルロースエステルと、その2〜40質量%の可塑剤を含む、流延製膜法により製造したセルロースエステルフィルムであって、少なくとも一方の側のフィルム表面における可塑剤の存在量が、セルロースエステルフィルムの内部の可塑剤の存在量の87〜96質量%の範囲にあることを特徴としている。
特許文献4に記載の発明は、パターン加工の微細化が進んでいる半導体産業において、パターン欠陥につながるより微小な異物を確実に検出する必要があるが、それが難しくなってきているが、ウエハ等の規則的な描画パターンが形成された表面上に付着した異物を良好に検出できる異物検査装置に関するもので、特に、赤外線透過による異物の検出装置が開示されている。
特開2000−313766号公報 特開2000−314811号公報 特開2000−336179号公報 特開平5−93695号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の発明は、いずれも異物発生の防止、可塑剤及び紫外線吸収剤等の析出(ブリードアウト)の防止を目的としており、いわゆる砂目状異物のような微小な異物に関しては触れておらず、従って、砂目状異物については、改善効果が不充分であるという問題があった。
また、上記特許文献4に記載の発明では、赤外線を利用しており、可視光を利用するものではないので、目視外観と判定結果とが異なることがあるという問題があった。
いずれにしても、従来技術によれば、微小な異物に起因すると思われる砂目状異物の改善は不充分なものであるとともに、砂目状異物を簡便な方法で検出、判定できず、目視に頼らざるを得ないという問題があった。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、偏光板用保護フィルムとして用いられるセルロースエステルフィルムであって、砂目状異物の発生を防止することができて、砂目状異物が生じにくい偏光板用保護フィルムを提供しようとすることにある。
また、本発明の偏光板用保護フィルムとして用いられるセルロースエステルフィルムによれば、砂目状異物を簡便な方法で検出、判定できる。
さらに、本発明のセルロースエステルフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて作製した偏光板の外観良化を果たし得るとともに、この偏光板を用いて作製した液晶ディスプレイ(液晶表示装置)の視認性を向上することができる。
上記の目的を達成するための本発明は以下の通りである。
1.偏光板保護フィルムに用いられる厚さ20〜60μmを有するセルロースエステルフィルムの製造方法であって、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05となるように調整することを特徴とするセルロースエステルフィルムの製造方法。
2.偏光板保護フィルムに用いられる厚さ20〜60μmを有するセルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法であって、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05となるものを選択することを特徴とするセルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法。
本発明の上記セルロースエステルフィルムによれば、液晶表示素子すなわち偏光板の高生産性化(生産量増大)に伴い、偏光板用保護フィルムとして用いられる厚さ20μm以上60μm以下のセルロースエステルフィルムについて、砂目状異物の発生を防止することができて、砂目状異物が生じにくい。
また、本発明の偏光板用保護フィルムとして用いられるセルロースエステルフィルムによれば、砂目状異物の発生を顕微鏡観察により、簡便に評価することができるとともに、顕微鏡観察による結果と、可視光を利用する目視による外観評価の判定結果とが一致し、しかも顕微鏡観察により、定量化の精度を上げて、確実に評価することができる。
そして、本発明のセルロースエステルフィルムによれば、フィルムの砂目状異物の発生を抑えることができて、砂目状異物に対する改善効果が大きいことから、予想外にも、セルロースエステルフィルムの透明性に優れていて、フィルムの元巻き状態の外観(色合い)がきれい、高品質の偏光板用保護フィルムの高生産性化が可能である。
さらに、本発明のセルロースエステルフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて作製した偏光板の外観良化を果たし得るとともに、この偏光板を用いて作製した液晶ディスプレイ(液晶表示装置)の視認性を向上することができる。
以下、本発明について、具体的に説明する。
本発明による偏光板用保護フィルムに用いられるセルロースエステルフィルムは、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05であることを特徴としている。
ここで、分光透過濃度は以下で定義される。すなわち、分光透過率T(%)とするとき、 分光透過濃度=−log(T/100)
本発明において、分光透過濃度は、分光光度計でセルロースエステルフィルムの分光透過率を測定し、波長500nm、波長600nmの各透過率により求める。
より具体的には、分光光度計であるスペクトロフォトメーターU−3200(日立製作所製)を用いて、セルロースエステルフィルムの分光吸収スペクトルを測定し、セルロースエステルフィルムの波長500nm、及び波長600nmにおける分光透過率を測定し、波長500nm、波長600nmの各分光透過率により求めるものである。
本発明者は、上記の従来の課題を改善するため鋭意研究を重ねた結果、セルロースエステルフィルムの顕微鏡観察時、視野の背面の色合いの違いによって、砂目状異物の観察状況が異なることを見出した。可視光のうち、波長400〜500nmの光や、波長600〜700nmの光に対する影響は受けないものの、波長500〜600nmの光の影響を大きく受けることが判り、フィルムの性状として波長500nmの透過濃度、波長600nmの透過濃度が特徴的であり、これの比を規定することで砂目状異物を改善できることを見出した。また、砂目状異物の評価を目視による外観評価ではなく、顕微鏡観察による精度の高い定量化により代用評価できることを見出し、本発明に至った。すなわち、薄膜の光学フィルムとしてのセルロースエステルフィルムであっても、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比を、0.95〜1.05の範囲に設定することにより、偏光板用保護フィルムとして用いられる厚さ20μm以上60μm以下のセルロースエステルフィルムについて、砂目状異物の発生を防止することができて、上記の従来の課題を改善できることを見出し、本発明を完成した。
本発明の上記セルロースエステルフィルムによれば、液晶表示素子すなわち偏光板の高生産性化(生産量増大)に伴い、偏光板用保護フィルムとして用いられる厚さ20μm以上60μm以下のセルロースエステルフィルムについて、砂目状異物の発生を防止することができて、砂目状異物が生じにくい偏光板用保護フィルムを提供することができる。
また、本発明の偏光板用保護フィルムとして用いられるセルロースエステルフィルムによれば、砂目状異物の発生を顕微鏡観察により、簡便に評価することができるとともに、顕微鏡観察による結果と、可視光を利用する目視による外観評価の判定結果とが一致し、しかも顕微鏡観察により、定量化の精度を上げて、確実に評価することができる。
そして、本発明のセルロースエステルフィルムによれば、フィルムの砂目状異物の発生を抑えることができて、砂目状異物に対する改善効果が大きいことから、予想外にも、セルロースエステルフィルムの透明性に優れていて、フィルムの元巻き状態の外観(色合い)がきれい、高品質の偏光板用保護フィルムの高生産性化が可能である。
さらに、本発明のセルロースエステルフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて作製した偏光板の外観良化を果たし得るとともに、この偏光板を用いて作製した液晶ディスプレイ(液晶表示装置)の視認性を向上することができる。
つぎに、本発明のセルロースエステルフィルムにおいて、セルロースエステルフィルムのマグネシウム化合物の含有量が、フィルム質量に対する質量比でマグネシウム原子として30ppm以下であり、かつセルロースエステルフィルムのカルシウム化合物の含有量が、フィルム質量に対する質量比でカルシウム原子として30ppm以下である。
この場合、セルロースエステルフィルムを誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−AES)で分析、測定したときに検出されるマグネシウム原子の検出確率が、セルロースエステルフィルムに対する質量比で30ppm以下、及びカルシウム原子の検出確率が、セルロースエステルフィルムに対する質量比で30ppm以下である。
また、本発明によるセルロースエステルフィルムにおいては、マグネシウム化合物の含有量が、セルロースエステルに対する質量比でマグネシウム原子として80ppm以下であり、かつセルロースエステルのカルシウム化合物の含有量が、セルロースエステルに対する質量比でカルシウム原子として80ppm以下である。
この場合、セルロースエステルフィルムを誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−AES)で分析、測定したときに検出されるマグネシウム原子の検出確率が、セルロースエステルフィルムに対する質量比で80ppm以下、及びカルシウム原子の検出確率が、セルロースエステルフィルムに対する質量比で80ppm以下である。
本発明のセルロースエステルフィルムの主成分であるセルロースエステルとしては、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネートなどが挙げられる。
セルローストリアセテートの場合は、特に重合度250〜400、結合酢酸量が54〜62.5%のセルローストリアセテートが好ましく、結合酢酸量が58〜62.5%のベース強度が強くより好ましい。セルローストリアセテートは綿花リンターから合成されたセルローストリアセテートと木材パルプから合成されたセルローストリアセテートのどちらかを単独あるいは混合して用いることができる。
本発明のセルロースエステルフィルムにおいては、セルロースエステルの重量平均分子量をMw、同じく数平均分子量をMnとする時、重量平均分子量と数平均分子量との比:Mw/Mnが、1.0〜5.0である。この重量平均分子量と数平均分子量との比:Mw/Mnが、1.7〜3.0であることが好ましい。
セルロースエステルは、実質的にセルローストリアセテートであるのが、好ましく、セルローストリアセテートの平均分子量については、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定できるので、これを用いて数平均分子量(Mn)、及び重量平均分子量(Mw)を算出することができる。
平均分子量の測定条件は、以下の通りである。
下記に示す装置、材料を用いて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法によりセルローストリアセテートの重量平均分子量(Mw)および平均分子量(Mn)を測定し、分子量分布Mw/Mnを算出する。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
溶媒(溶離液):ジクロロメタン
カラム名:昭和電工製 GPCk806−GPCk805−GPCk803 (3本)
試料濃度:0.1(質量%)
流量:1.0(ml/分)
試料注入量:100(μl)
標準試料:ポリスチレン(Mw:5,000,000〜6,700,000)
温度:25℃
検出:RI(示唆屈折率計)
上記セルローストリアセテートの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比:Mw/Mnが1.0未満であれば、フィルムの引き裂き強度が低下するので、好ましくない。また比:Mw/Mnが5.0を超えると、フィルムの寸法安定性、すべり性が劣化するので、好ましくない。
セルロースエステルの溶剤としては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールなどの低級アルコール類、シクロヘキサン、ジオキサン類、メチレンクロライドのような低級脂肪族塩化炭化水素類などを用いることができる。
溶剤比率としては、例えばメチレンクロライド70〜95質量%、その他の溶剤は5〜30質量%が好ましい。またセルロースエステルの濃度は10〜50質量%が好ましい。
溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の沸点以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温度が好ましく例えば60℃以上、80〜110℃の範囲に設定するのが好適である。また、圧力は設定温度において、溶剤が沸騰しないように定められる。
溶解後は冷却しながら容器から取り出すか、または容器からポンプ等で抜き出して熱交換器などで冷却し、これを製膜に供する。
本発明によるセルロースエステルフィルムは、セルロースエステルと溶剤のほかに、可塑剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有している。
可塑剤、紫外線吸収剤等の添加剤は、予め溶剤と混合し、溶解または分散してからセルロースエステル溶解前の溶剤に投入しても、セルロースエステル溶解後のドープへ投入しても良い。
本発明で用いることのできる可塑剤としては特に限定しないが、リン酸エステル系では、トリフェニルホスフェート(TPP)、ビフェニルジフェニルホスフェート(BDP)、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート等、フタル酸エステル系では、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等、グリコール酸エステル系では、トリアセチン、トリブチリン、ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート(EPEG)、メチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等を単独あるいは併用するのが好ましい。
上記の可塑剤は必要に応じて、2種類以上を併用して用いてもよい。これらの可塑剤を含有することにより、寸法安定性、耐水性に優れたフィルムが得られるため、特に好ましい。
本発明において、吸水率ならびに水分率を特定の範囲内にするために、好ましい可塑剤の添加量としては、セルロースエステルに対する質量%で、12質量%以下である。可塑剤を2種類以上併用する場合には、これらの可塑剤の合計量が12質量%以下であれば、良い。
本発明で用いることのできる紫外線吸収剤としては特に限定しないが、液晶の劣化防止の点より波長370nm以下の紫外線の吸収能に優れ、かつ良好な液晶表示性の点より波長400nm以上の可視光の吸収が可及的に少ないものが好ましく用いられる。
一般に用いられるものとしては、例えばオキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物などがあげられるが、これらに限定されない。
また本発明のセルロースエステルフィルムにすべり性の向上、巻取り後のブロッキング防止等の目的でマット剤として加える微粒子は、主ドープに添加してもよいが、添加液に加えるのが生産性の上からは好ましい。添加液に添加し、フィルムに含有せしめる。また、主ドープに含有せしめてもよいが、微粒子としてはいかなるものも用いることができる。
本発明に使用される微粒子としては無機化合物の例として、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム及びリン酸カルシウムを挙げることができる。酸化ジルコニウムの微粒子は、例えば、アエロジルR976及びR811(以上、日本アエロジル株式会社製)の商品名で市販されており、使用することができる。その中でも、微粒子はケイ素を含むものが濁度が低くなる点で好ましく、特に二酸化ケイ素が好ましい。
これらの例としては、アエロジルR972、R972V、R974、R812、200、200V、300、R202、OX50、TT600(以上、日本アエロジル株式会社製)の商品名で市販されているものがあり、使用することができる。
さらに、二酸化ケイ素微粒子の1次平均粒子径が20nm以下であり、かつ見掛比重が70g/リットル以上の二酸化ケイ素微粒子であることが好ましい。これらを満足する二酸化ケイ素の微粒子としては、例えば、アエロジル200V、アエロジルR972Vがあり、フィルムの濁度を低く保ちながら、摩擦係数をさげる効果が大きいため特に好ましい。
本発明において、上記微粒子はセルロースエステルに対して、0.04〜0.4質量%添加して使用される。好ましくは、0.05〜0.3質量%、さらに好ましくは0.05〜0.2質量%である。
本発明においては、セルロースエステルを溶解して得られるドープを支持体上に流延(キャスト工程)した後、加熱して溶剤の一部を除去(支持体上乾燥工程)した後、支持体から剥離し、剥離したフィルムを乾燥(フィルム乾燥工程)して、セルロースエステルフィルムを得る。
キャスト工程における支持体はベルト状もしくはドラム状のステンレスを鏡面仕上げした支持体が使用される。キャスト工程の支持体の温度は一般的な温度範囲0℃から溶剤の沸点未満の温度で、流延することができるが、5〜30℃の支持体上に流延する方が、ドープをゲル化させ剥離限界時間をあげられるため、好ましく、5〜15℃の支持体上に流延することがさらに好ましい。
支持体上乾燥工程ではドープを流延し、一旦ゲル化させた後、流延から剥離するまでの時間を100%としたとき、流延から30%以内にドープ温度を40〜70℃にすることで、溶剤の蒸発を促進し、それだけ早く支持体上から剥離することができ、さらに剥離強度が増すため好ましく、30%以内にドープ温度を55〜70℃にすることがより好ましい。この温度を20%以上維持することが好ましく、40%以上がさらに好ましい。
支持体上での乾燥は残留溶媒量60〜150%で支持体から剥離することが、支持体からの剥離強度が小さくなるため好ましく、80〜120%がより好ましい。剥離するときのドープの温度は0〜30℃にすることが剥離時のベース強度をあげることができ、剥離時のベース破断を防止できるため好ましく、5〜20℃がより好ましい。
フィルム乾燥工程においては支持体より剥離したフィルムをさらに乾燥し、残留溶媒量を3質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下であることが、寸法安定性が良好なフィルムを得る上で好ましい。フィルム乾燥工程では一般にロール懸垂方式か、ピンテンター方式または、クリップテンター方式でフィルムを搬送しながら乾燥する方式が採られる。液晶表示用部材用としては、テンター方式で幅を保持しながら乾燥させることが、寸法安定性を向上させるために好ましい。
フィルムを乾燥させる手段は特に制限なく、一般的に熱風、赤外線、加熱ロール、マイクロ波等で行なう。簡便さの点で熱風で行なうのが好ましい。乾燥温度は40〜150℃の範囲で3〜5段階の温度に分けて、段々高くしていくことが好ましく、80〜140℃の範囲で行なうことが寸法安定性を良くするためさらに好ましい。これら流延から後乾燥までの工程は、空気雰囲気下でもよいし窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下でもよい。
本発明のセルロースエステルフィルムの製造に係わる巻き取り機は、一般的に使用されているものでよく、定テンション法、定トルク法、テーパーテンション法、内部応力一定のプログラムテンションコントロール法などの巻き取り方法で巻き取ることができる。
本発明によるセルロースエステルフィルムの厚さは、特に限定されないが、LCDに使用される液晶表示素子すなわち偏光板用の保護フィルムに用いられることから、通常、60μm以下であることが好ましく、中でも、厚さ20〜60μm以下のセルロースエステルフィルムが好ましい。
その理由は、厚さ60μm以下のセルロースエステルフィルムは、例えば偏光板用保護フィルムとして用いられる際に、より品質に対して厳しい性能が求められるためである。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜3
(ドープ液の調製)
セルローストリアセテートのドープ液を、以下のように調製した。
セルローストリアセテート(TAC):100kg
チヌビン326(チバ・ジャパン社製):0.3kg
チヌビン171(チバ・ジャパン社製):0.5kg
チヌビン109(チバ・ジャパン社製):0.5kg
エチルフタリルエチルグリコレート(EPEG):2.8kg
トリフェニルホスフェート(TPP):9.7kg
アエロジル200V(日本アエロジル社製):0.09kg
メチレンクロライド:320kg
エタノール:20kg
これらを密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温・攪拌しながら完全に溶解させた。
(フィルム試料の作製)
上記のドープ液を濾過した後、図示しないベルト流延装置を用い、ドープ温度33℃にてダイスより、ステンレス鋼製エンドレスベルトよりなる支持体上に流延した。支持体上で60秒間保持した後に支持体上から剥離し、多数のロールで搬送させながら乾燥させた。この際、クリップテンターを用いて、フィルムを幅手方向に1.07倍に延伸しながら乾燥を行なった。乾燥後、ロール状に巻き取ることで膜厚41μmのセルローストリアセテート(TAC)フィルムを得た。
なお、実施例1〜3では、カルシウム原子及びマグネシウム原子の検出確率が後述するように異なる種類のセルローストリアセテート(TAC)を使用した。
つぎに、これらの実施例1〜3で得られたセルローストリアセテート(TAC)フィルムについて、分光光度計であるスペクトロフォトメーターU−3200(日立製作所製)を用いて、分光吸収スペクトルを測定し、各フィルムの波長500nm、及び波長600nmにおける分光透過率を測定した。
この透過率T(%)とするとき、分光透過濃度は、
分光透過濃度=−log(T/100)
と定義されることから、この式により、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比を算出し、得られた結果を、下記の表1に示した。
上記実施例1〜3で得られたセルローストリアセテート(TAC)フィルムについて、誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−AES)で分析して、カルシウム原子及びマグネシウム原子の検出確率を測定し、得られた結果を表1にあわせて示した。
比較例1と2
また比較として、カルシウム原子及びマグネシウム原子の検出確率が下記の表1に示すように異なるセルローストリアセテートフィルムを作製した。そして、これらの比較例1と2で得られたセルローストリアセテート(TAC)フィルムについて、上記実施例1〜3の場合と同様に、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比を算出し、得られた結果を、下記の表1にあわせて示した。
つぎに、本発明による実施例1〜3、及び比較例1と2の各セルローストリアセテートフィルムについて、フィルムの砂目状異物の発生、フィルムの透明性、元巻きフィルムの着色(外観)、及び液晶表示視認性を測定し、得られた結果を表1にあわせて示した。
(砂目状異物の評価)
セルローストリアセテートフィルムの砂目状異物の評価は、製造後に40cm四方の大きさに裁断した各セルローストリアセテートフィルムを、可視光のもとでフィルムの表面上に見える砂目状異物を目視により観察し、その発生の程度から、以下のような感応評価を行なった。
◎:砂目状異物が全く観察されない
○:砂目状異物がわずかに観察される
△:砂目状異物が多く観察される
×:砂目状異物が非常に多く観察される
(透明性の評価)
また、セルローストリアセテートフィルムの透明性は、枚葉フィルムの状態で観察した。すなわち、枚葉の乾燥フィルムの400nm、及び波長500nmの分光透過率を指標とした。下記の評価基準で評価した。
波長500nm 波長400nm
○:93.5%以上 70.0%以上
△:93.5%未満 70.0%未満
(フィルム元巻き外観の評価)
セルローストリアセテートフィルムの元巻き外観は、通常の元巻き状態で外観観察を行ない、着色の程度を、下記の評価基準で評価した。
○:殆ど着色なし
△:若干黄色の着色が見られる
(視認性の評価)
上記の各セルローストリアセテートフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて偏光板を作製した。作製した各偏光板を液晶パネルに張り付けて評価した。このとき、反射防止層が外側を向くように配置した。
カラー液晶ディスプレイ(富士通株式会社製 MODEL VL−1530S)の表裏両面の偏光板を剥離して、上記作製した各偏光板を吸収軸をもとの偏光板と同一となるように張り付けた。これを40℃、湿度90%RHで1ヶ月間放置した後、画面のコントラストを目視で評価し、下記の基準に則り、視認性の判定を行なった。
○:コントラスト低下は認められない
△:画面周辺部でコントラスト低下が認められる
Figure 2009062551
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜3のセルローストリアセテートフィルムによれば、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が本発明の範囲であるとともに、各セルローストリアセテートフィルムについて砂目状異物の発生が非常に少なく、フィルムの透明性が良好であるとともに、元巻きフィルムの着色も無かった。さらに、本発明によるセルローストリアセテートフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて偏光板を作製し、この作製した偏光板を液晶パネルに張り付けて評価した場合にも、液晶表示の視認性が優れていることが判る。
これに対し、比較例1と2のセルローストリアセテートフィルムでは、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が本発明の範囲から外れており、しかも各セルローストリアセテートフィルムについて砂目状異物の発生が非常に多く見られ、フィルムの外観が悪く、元巻きフィルムの外観劣化が見られ、さらに、比較例のセルローストリアセテートフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて偏光板を作製し、この作製した偏光板を液晶パネルに張り付けて評価した場合の液晶表示の視認性が劣っていた。
実施例4と5
本発明によるセルローストリアセテートフィルムであって、フィルム質量に対する質量比で示されるマグネシウム化合物の含有量、及びカルシウム化合物の含有量、並びにセルローストリアセテートフィルムの主原料であるセルローストリアセテート中のマグネシウム化合物の含有量、及びカルシウム化合物の含有量が、下記の表2に示すように異なるセルローストリアセテートを使用して、セルローストリアセテートフィルムを作製した。
つぎに、上記実施例1〜3の場合と同様に、本発明による実施例4と5の各セルローストリアセテートフィルムについて、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比を算出するとともに、フィルムの砂目状異物の発生、フィルムの透明性、元巻きフィルムの着色(外観)、及び液晶表示視認性を測定し、得られた結果を下記の表2に示した。
Figure 2009062551
上記表2の結果から明らかなように、本発明の実施例4と5のセルローストリアセテートフィルムによれば、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が本発明の範囲であるとともに、各セルローストリアセテートフィルムについて砂目状異物の発生が非常に少なく、フィルムの透明性が良好であるとともに、元巻きフィルムの着色も無かった。さらに、本発明によるセルローストリアセテートフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて偏光板を作製し、この作製した偏光板を液晶パネルに張り付けて評価した場合にも、液晶表示の視認性が優れていることが判る。
実施例6〜8
上記実施例1の場合と同様にセルローストリアセテートフィルムを製作するが、フィルムの主成分であるセルローストリアセテートの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比:Mw/Mnが、下記の表3に示すように異なるセルローストリアセテートを使用して、セルローストリアセテートフィルムを作製した。ここで、セルローストリアセテートの平均分子量については、上記のゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定し、これを用いて数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を算出するとともに、セルローストリアセテートの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比:Mw/Mnを算出した。
つぎに、本発明による実施例6〜8の各セルローストリアセテートフィルムについて、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比を算出するとともに、フィルムの砂目状異物の発生、フィルムの透明性、元巻きフィルムの着色(外観)、及び液晶表示視認性を、上記実施例1〜3の場合と同様に測定し、得られた結果を表3にあわせて示した。
Figure 2009062551
表3の結果から明らかなように、本発明の実施例6〜8のセルローストリアセテートフィルムによれば、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が本発明の範囲であるとともに、各セルローストリアセテートフィルムについて砂目状異物の発生が非常に少なく、フィルムの透明性が良好であるとともに、元巻きフィルムの着色も無かった。
さらに、本発明によるセルローストリアセテートフィルムを偏光板用保護フィルムとして用いて偏光板を作製し、この作製した偏光板を液晶パネルに張り付けて評価した場合にも、液晶表示の視認性が優れていることが判る。
なお、本発明の実施例8で用いたMw/Mn=1.5のセルローストリアセテートは、品質は良好であるが、セルローストリアセテートフィルムのコストアップにつながり、実用的ではない。

Claims (2)

  1. 偏光板保護フィルムに用いられる厚さ20〜60μmを有するセルロースエステルフィルムの製造方法であって、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05となるように調整することを特徴とするセルロースエステルフィルムの製造方法。
  2. 偏光板保護フィルムに用いられる厚さ20〜60μmを有するセルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法であって、波長600nmにおける分光透過濃度に対する波長500nmにおける分光透過濃度の比が0.95〜1.05となるものを選択することを特徴とするセルロースエステルフィルムの砂目状異物の判定方法。
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