JP2009062225A - ガラス光学素子およびガラス光学素子の製造方法 - Google Patents

ガラス光学素子およびガラス光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】枠体付きレンズのクラック、破損による不良率を低減させることができるガラス光学素子等を提供する。
【解決手段】環状の枠体11と、枠体11内にてガラス素子母材を加熱軟化させモールド成形されるガラス素子15と、枠体11の内周に接して設けられガラス素子15の硬度に比べて硬度が低いバッファ層12とを備えるガラス光学素子であり、枠体11は、ガラス素子15よりも熱膨張係数が同等か大きく、バッファ層12は、例えば、Al、Zn、Cu、In、Ag、Mg、Auからなる群から少なくとも一種を含有する金属または合金である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス光学素子等に係り、特に、モールド成形により製造される枠体付きレンズからなるガラス光学素子等に関する。
近年、例えばデジタルカメラや携帯電話機、医療用機器、光通信機器、DVDのピックアップヘッドなど、光学素子を用いた各種デバイスにて、その小型化が急速に進んでいる。これらのデバイスに用いられる光学素子としては、高屈折率、低複屈折、低色収差および耐高温性の観点から、ガラスレンズが広く用いられている。また、このガラスレンズの表面を非球面とすることで、単一のレンズで収差を無くすこともでき、デバイスの軽量化が可能である。
この非球面ガラスレンズの製造方法には、従来の研磨方法では加工精度および量産性に劣ることから、ガラスモールド方法が用いられる。このガラスモールド方法は、プリフォーム(ガラス光学素子)を加熱軟化させ、所望の精度に仕上げられた非球面成形表面を有する金型でプレスすることで、金型の形状をプリフォームに転写する成形法である。円形レンズの成形では、光軸を中心に合わせ込むことができないことから、必要外径より若干大き目に成形し、成形後、周辺部を除去することにより芯出しを行っている。但し、この芯出しは、プロセスが増え作業性が悪くコストが高くなる。
公報記載の従来技術では、芯出し作業を不要とするモールド方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここでは、ガラス材やセラミック材などの環状の成形用枠体を配し、成形型による押圧成形によってガラス素子と成形用枠体とを結合し、成形終了後に成形用枠体をガラス素子から離脱させる技術が示されている。
また、他の公報記載の従来技術として、円環状の金属ホルダを、その中心線が金型によるプレス方向と概略平行になるように金型間のガラスの周囲に配置し、プレスにより押し出されたガラスが金属ホルダの内周に密着するようにしたものが存在する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−7355号公報 特開平3−167514号公報
このように、例えば金属ホルダを用いたモールド方法は、成形後に金属ホルダとレンズとが一体化することから、芯出し作業が不要となる点で優れている。また、金属ホルダを用いたモールド方法では、一般に金属ホルダの線膨張係数はガラス材の線膨張係数よりも大きいことから、成形後に金属ホルダの収縮量がレンズよりも大きくなり、金属ホルダを内側に収縮させることでレンズの保持力を高めることも期待できる。
しかしながら、線膨張係数の差が大きすぎるとレンズに応力が残留することになり、レンズクラックや、光弾性効果による屈折率の不均一性を生じる可能性がある。
また、例えば金属ホルダの材料としてFe−Niを用い、Ni含有量により線膨張係数をガラス材の同係数と同等にするか、金属ホルダと同等の係数を持つガラスを選択することで、残量応力を小さくすることも提案されている。しかし、かかる技術を採用した場合には、調整範囲が狭くなり、使用できるガラス材が限定されてしまう。また、ガラス材が特定のものに指定された場合には、線膨張係数を同等にすることが困難となる。更に、かかる技術では、枠体を特殊な形状に加工しなければ、十分な密着性が得られない。
本発明は、上記課題に鑑み、枠体付きレンズのクラック、破損による不良率を低減させることを目的とする。
また他の目的は、破損による不良率を低減させた場合であっても、レンズと枠体とを強固に接着することにある。
かかる目的のもと、本発明のガラス光学素子は、環状の枠体と、枠体内にてガラス素子母材を加熱軟化させモールド成形されるガラス素子と、枠体の内周に接して設けられ、ガラス素子の硬度に比べて硬度が低いバッファ層とを備えたことを特徴とする。
ここで、バッファ層は、Al、Zn、Cu、In、Ag、Mg、Auからなる群から少なくとも一種を含有する金属または合金であることが好ましい。
また、枠体は、ガラス素子よりも熱膨張係数が同等か大きいことが好ましく、枠体は、ガラス素子がモールド成形される箇所にて面粗さRmaxが1μm〜10μmの領域を有することが更に好ましい。
また、本発明のガラス光学素子の製造方法は、環状の枠体と枠体の内部にガラス素子が備えられるガラス光学素子の製造方法であって、ガラスモールド用の上型と下型との付き合わせ面の周囲に、ガラス素子と枠体との熱膨張係数の差から生じる応力を緩和するためのバッファ層が内周に接して備えられた枠体を配置し、上型と下型との間にガラス素子母材を配置し、ガラス素子母材を加熱軟化させ、上型と下型とによりプレスし、ガラス素子の縁をバッファ層を介して枠体に融着させることを特徴とする。
本発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、枠体付きレンズのクラック、破損による不良率を低減させることが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用されるガラス光学素子10の全体構成を示した斜視図であり、図2は図1のA−A断面図である。このガラス光学素子10は、環状に形成される枠体11と、この枠体11の内側にて、枠体11の内周に接して設けられるバッファ層12とを備えている。そして、バッファ層12の内側には、ガラス素子母材を加熱軟化させモールド成形されるガラス素子(レンズ)15を備えている。
枠体11は、ガラス素子15の材料より線膨張係数が同等か大きい材料であるのが好ましい。例えば、ステンレスやコバール等が挙げられる。枠体11の線膨張係数がガラス素子15の線膨張係数に比べて大きいと、モールド成形によりガラス光学素子10を製造する工程中で、冷却時に枠体11がガラス素子15よりも大きく収縮する。その結果、枠体11がバッファ層12を通してガラス素子15を締め付け、枠体11とガラス素子15との保持力(取付け強度)を高めることができる。
枠体11の内周面は、ガラス素子15がモールド成形される箇所で面粗さRmaxが1μm〜10μmの範囲内であることが好ましい。この範囲から外れると枠体11とガラス素子15との密着性が悪くなるおそれがある。面粗さRmaxは、枠体11の初期粗さ、またはバッファ層12の作製方法によって調整することができる。
バッファ層12は、ガラス材料と枠体11の熱膨張係数の差から生じる応力を緩和し、さらに密着性を改善するためのものである。即ち、冷却時に発生するガラス素子15への枠体11の締め付けを、バッファ層12が変形することにより緩和できる。また、ガラス素子15の一部がバッファ層12に埋め込まれる形となり、ガラス素子15と枠体11の密着性を向上できる。
ガラス素子15は、例えば、シリカを主成分とし、例えば、アルミナ、ナトリウム、フッ化ランタン等が添加された低融点ガラスにより構成される。ガラス素子15は、例えば、軟化温度が約600℃以下の低融点ガラスで構成されても、軟化温度が約400℃以下の超低融点ガラスで構成されてもよい。
次に、バッファ層12について、更に詳しく説明する。
図3は、ガラス素子15を形成する前のバッファ層12が設けられた枠体11を示した概略図である。
バッファ層12は、前述の通り枠体11の内周に接して設けられる。材料としては、Al、Zn、Cu、In、Ag、Mg、Auからなる群から少なくとも一種を含有する金属または合金であるのが好ましい。このような金属または合金は、ガラス素子15(図1参照)より柔らかく硬度が低い。よって容易に塑性変形を生じさせることが可能である。
なお、ここで”硬度が低い”とは、ガラス素子15とバッファ層12との硬さの差が、ガラス光学素子10の製造の際の冷却時に、ガラス素子15によりバッファ層12が塑性変形を生じる程度であればよいことを意味する。
この硬度は、例えば、株式会社ミツトヨ製のマイクロビッカース硬度計により測定することができ、この硬度計による硬度の差がHv200以上、好ましくはHv300以上であることがよい。
バッファ層12の厚さは、ガラス光学素子10の光学的な性能に影響を及ぼさない範囲で厚い方が好ましく、100μm以上、好ましくは、300μm以上であるのがよい。これより薄いと、枠体11のガラス素子15への締め付けの応力を緩和し、密着性を向上するという効果が得にくくなるおそれがある。
また、バッファ層12を構成する金属、合金はその融点がガラス素子15を成形する際の温度より高いことが好ましい。このように構成すれば、金属、合金の成分ガラス中に拡散することを抑制でき、光学素子としての性能が低下することを抑制することができる。
バッファ層12を枠体11の内周に形成するには、溶融メッキ、溶射など既存の方法が使用できる。
次に、ガラス光学素子10を製造する装置およびガラス光学素子10の製造方法について説明する。
図4は、ガラス光学素子10をモールド成形により製造するガラス素子成形装置100を示す構成図である。
ガラス素子成形装置100は、ガラス素子15をモールド成形する下金型(下型)110及び上金型(上型)112と、下金型110及び上金型112を所定の温度に維持する下均熱プレート114及び上均熱プレート116と、下金型110及び上金型112を昇温する下加熱ヒーター118及び上加熱ヒーター120とを有して構成される。また、ガラス素子成形装置100は、上金型112を可動させる加圧シリンダー124と、ガラスレンズの成形環境を制御する窒素導入口126及び窒素排気口128と、下金型110及び上金型112等を収容するガラスレンズ成形器130と、上金型112の動作を規制するスリーブ132とを有して構成される。
下金型110と上金型112とが、載置され軟化されたガラス素子母材15aをモールドプレス法により成形してガラス素子15とし、ガラス光学素子10を製作する。下金型110、上金型112は、WC、SiCなどの耐熱性に優れた材料から構成される。また、下金型110、上金型112とガラス素子母材15aとが接触する面には、離型性を確保するために、白金、イリジウム、パラジウム等の貴金属またはその合金や、DLC(Diamond like Carbon)などからなる離型膜111、113がそれぞれ成膜されている。
下均熱プレート114と上均熱プレート116は、それぞれ下加熱ヒーター118と上加熱ヒーター120に搭載される。下均熱プレート114と上均熱プレート116は、サーマルバッファ(熱的緩衝体)の役割を果たし、下加熱ヒーター118と上加熱ヒーター120から受ける熱を、ガラスレンズの製作に支障がない程度に均一な状態にして下金型110と上金型112とに伝える。図示しない制御手段は、下金型110の表面と上金型112の表面とがモールド成形に適した温度になるように、下加熱ヒーター118と上加熱ヒーター120とを制御する。
加圧シリンダー124は、上加熱ヒーター120及び上均熱プレート116に固定された上金型112を上下動させる駆動系である。図示しない制御手段により動作が制御される。
また、窒素導入口126及び窒素排気口128は、成形時の金型の雰囲気を窒素として、高温下での酸化を防止している。
以上の構成を有するガラス素子成形装置100がガラス素子母材15aをモールド成形してガラス素子15とし、ガラス光学素子10を製造する製造工程を以下に説明する。
まず、図3に示したバッファ層12が内周に形成された枠体11をガラス素子成形装置100の下金型110と上金型112との付き合わせ面の周囲に配置する。そして、離型膜111が形成された下金型110と離型膜113が形成された上金型112との間にガラス素子母材15aを投入し、ガラス素子母材15aをガラス素子成形装置100に配置する。
次に、図示しない排気ポンプ及び処理ガス導入ポンプを使って、窒素導入口126から窒素を導入し、ガラス素子成形装置100内部の空気を窒素ガスに置換する。そして、下加熱ヒーター118及び上加熱ヒーター120を昇温し、窒素雰囲気下でガラス素子母材15aの転移点(転移温度)Tgまでガラス素子母材15aを充分に加熱し、更に、屈伏点(屈伏温度)Atまで昇温してガラス素子母材15aを軟化させる。
そして、屈伏温度At付近になったとき、加圧シリンダー124により上金型112を可動させ、下金型110と上金型112とによりプレスしてガラス素子母材15aをモールド成形する。
図5は、モールド成形時のガラス素子母材15aの状態を示した図である。
ガラス素子母材15aは、プレスの際に下金型110及び上金型112により加えられる圧力により外側に広がり、離型膜111、113を介し、下金型110と上金型112との間にできる空隙に収容される。この際に、ガラス素子母材15aの外周部分は、枠体11の内周に形成されたバッファ層12に接触するまで広がる。
その後、圧力を加えたままガラス素子成形装置100を転移温度Tgまで冷却し、更に上金型112の圧力を開放し、例えば常温まで冷却して、ガラス光学素子10を取り出す。
冷却の際、枠体11は収縮する。この収縮の際、枠体11の線膨張係数がガラス素子母材15aの線膨張係数より大きければ、枠体11がガラス素子母材15aを締め付け、密着する。ただし、線膨張係数の差が大きすぎれば、レンズに応力がかかりレンズクラック等の破損が生じやすくなる。ここで、バッファ層12を用いた場合、バッファ層12はガラス素子15の硬度に比べて硬度が低いことから、バッファ層12が変形することにより、枠体11とガラス素子母材15aとの間に生じる応力を緩和できる。この作用により、ガラス素子15のクラックや破損を防止することができる。更にガラス素子母材15aの外周部(縁)がバッファ層12に埋め込まれ融着する形となり、ガラス素子15を強固に接着することができる。
(実施例1)
ガラス素子母材15aとして硼珪酸光学ガラスVC80(株式会社住田光学ガラス製)を使用した。この硼珪酸光学ガラスVC80は、Tg(転移点)=530℃、At(屈服点)=566℃、α(線膨張係数;100−300℃)94×10−7/Kの特性を有する。
枠体11としては、材質がSUS304(線膨張係数(100−300℃);17.3×10−6/K)であり、内径15.3mm、外径17mmのサイズのものを使用した。
まず、バッファ層12として、溶融メッキにより、Al層を厚さ300μm、Rmax5μmで枠体11の内側に作製した。
成形装置としては、図4に示したガラス素子成形装置100を用いた。
まず、窒素雰囲気中で下金型110及び上金型112を600℃に加熱し、ガラス素子母材15aを投入し、ガラス素子母材15aを軟化させるため均熱時間を60秒間設けた。その後加圧シリンダー124により上金型112を可動させ、2.94×10Pa(30kgf/cm)のプレス圧で60秒間保持した。そして、9.8×10Pa(10kgf/cm)で保圧したまま540℃まで冷却した。それ以後は金型を離型させて冷却を行い、200℃になったときに作製されたガラス光学素子10を取り出した。
(実施例2)
ガラス素子母材15aと枠体11として実施例1と同様のものを使用した。
バッファ層12として、溶融メッキにより、Al−Zn層(Al;70%、Zn;30%)を厚さ300μm、Rmax5μmで枠体11の内側に作製した。
成形装置としては、図4に示したガラス素子成形装置100を用い、実施例1と同様の条件でガラス光学素子10を作製した。
(比較例)
ガラス素子母材15aは、実施例1と同様のものを使用した。
枠体11としては、材質がSUS304(線膨張係数(100−300℃);17.3×10−6/K)であり、内径15.3mm、外径17mmのサイズのものを使用した。
バッファ層12は、設けなかった。
成形装置としては、図4に示したガラス素子成形装置100を用い、実施例1と同様にガラス光学素子を作製した。
以上の成形工程を実施例1〜2、比較例のそれぞれの条件で、各合計1000回繰り返し、連続成形試験を行った。
そして、以上のようにして得られた各実施例および比較例のガラス光学素子10を顕微鏡を使用して外観検査を行い、クラック発生率の調査を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2009062225
表1に示した結果から判るように、実施例1〜2で得られたガラス光学素子10は、比較例で得られたガラス光学素子よりクラック率が低く、良好な結果を得た。
本実施の形態が適用されるガラス光学素子の全体構成を示した斜視図である。 図1のA−A断面図である。 ガラス素子を形成する前のバッファ層が設けられた枠体を示した概略図である。 ガラス光学素子をモールド成形により製造するガラス素子成形装置を示す構成図である。 モールド成形時のガラス素子母材の状態を示した図である。
符号の説明
10…ガラス光学素子、11…枠体、12…バッファ層、15…ガラス素子、15a…ガラス素子母材、100…ガラス素子成形装置、110…下金型、112…上金型

Claims (5)

  1. 環状の枠体と、
    前記枠体内にてガラス素子母材を加熱軟化させモールド成形されるガラス素子と、
    前記枠体の内周に接して設けられ、前記ガラス素子の硬度に比べて硬度が低いバッファ層と
    を備えたことを特徴とするガラス光学素子。
  2. 前記バッファ層は、Al、Zn、Cu、In、Ag、Mg、Auからなる群から少なくとも一種を含有する金属または合金であること
    を特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子。
  3. 前記枠体は、前記ガラス素子よりも熱膨張係数が同等か大きいこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のガラス光学素子。
  4. 前記枠体は、前記ガラス素子がモールド成形される箇所にて面粗さRmaxが1μm〜10μmの領域を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子。
  5. 環状の枠体と当該枠体の内部にガラス素子が備えられるガラス光学素子の製造方法であって、
    ガラスモールド用の上型と下型との付き合わせ面の周囲に、前記ガラス素子と前記枠体との熱膨張係数の差から生じる応力を緩和するためのバッファ層が内周に接して備えられた当該枠体を配置し、
    前記上型と前記下型との間にガラス素子母材を配置し、
    前記ガラス素子母材を加熱軟化させ、前記上型と前記下型とによりプレスし、前記ガラス素子の縁を前記バッファ層を介して前記枠体に融着させる
    ことを特徴とするガラス光学素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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