JP2009059564A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却風と共に油煙、蒸気や調理物である煮汁等を吸気し難く、冷却効率を高くすること。
【解決手段】制御基板20の下方に基板を収納し固定する基板ケース21と調理庫22外郭底部の間に、調理器本体12内の発熱部位に送風し強制冷却するファン15により略後方へと送風された冷却風を分岐し、調理庫22側へ導風する風路を備えた構成とすることで、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口13から吸気し難く、冷却ファン15により吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫22側へ導風する構成としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、加熱調理器における発熱部品冷却用ファンの吸排気構成に関するものである。
従来、この種の加熱調理器は、調理器天面後方に開口部を設け一方を吸気口に、他方を排気口として構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−110331号公報
しかしながら、前記従来の構成では、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気するため、冷却効率や内部部品の耐久性を損なう可能性があるという課題を有していた。更に、発熱する制御基板を熱交換により強制風冷した冷却風で調理庫側の外郭および周辺部材の温度上昇を抑える方式であるため部材の冷却性能を損なう可能性があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難い構成とするかつ、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とすることで、冷却効率を高めた信頼性に富む商品価値の高い加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、熱源を有する調理器本体と、前記調理器本体内の発熱部位に送風し強制冷却するファンと、前記調理器本体の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口とを備え、前記ファンのファンケースには、ファン吸気口を略垂直平面上に有し、前記吸気口から調理器本体外の空気を吸気し前記ファンにより略後方へ送風された冷却風の下流側には、熱源の出力を制御する制御基板と、前記制御基板の下方に基板を収納し固定する基板ケースと、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫と、冷却風の出口となる複数の排気口とをを有し、前記排気口は前記調理器本体の外郭外面後方の上部又は後部に有し、前記基板ケースと前記調理庫外郭底部の間に前記ファンにより略後方へと送風された冷却風を分岐し、前記調理庫側へ導風する風路を有する構成とする。
これによって、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却効率を高めた構成となる。
本発明の加熱調理器は、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、内部部品の冷却効率の高い耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
第1の発明は、熱源を有する調理器本体と、前記調理器本体内の発熱部位に送風し強制冷却するファンと、前記調理器本体の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口とを備え、前記ファンのファンケースには、ファン吸気口を略垂直平面上に有し、前記吸気口から前記調理器本体外の空気を吸気し前記ファンにより略後方へ送風された冷却風の下流側には、熱源の出力を制御する制御基板と、前記制御基板の下方に基板を収納し固定する基板ケースと、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫と、冷却風の出口となる複数の排気口とを有し、前記排気口は前記調理器本体の外郭外面後方の上部又は後部に有し、前記基板ケースと前記調理庫外郭底部の間に前記ファンにより略後方へと送風された冷却風を分岐し、前記調理庫側へ導風する風路を備えた構成とすることで、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、内部部品の冷却効率の高い耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
第2の発明は、熱源を有する調理器本体と、前記調理器本体内の発熱部位に送風し強制冷却するファンと、前記調理器本体の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口とを備え、前記ファンのファンケースには、ファン吸気口を略垂直平面上に有し、前記吸気口から前記調理器本体外の空気を吸気し前記ファンにより略後方へ送風された冷却風の下流側には、熱源の出力を制御する制御基板と、前記制御基板の下方に基板を収納し固定する基板ケースと、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫と、冷却風の出口となる複数の排気口とを有し、前記排気口は調理器本体の外郭外面後方の上部又は後部に有し、前記ファンにより略後方へ送風された冷却風を前記制御基板の下方へ分岐し、前記調理庫側へ導風する風路を備えた構成とすることで、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、内部部品の冷却効率の高い耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、基板ケースと制御基板との間または、前記基板ケースと調理器本体外郭底部との間に断熱部材を更に有することで、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、内部部品の冷却効率の高い耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、調理庫と調理器本体外郭における前記調理庫側の側面又は後面の間に遮熱板を更に有し、前記調理庫側へ送風され、前記調理庫と前記調理器本体外郭底面との間へと導風された冷却風を、前記遮熱板と前記調理庫との間に形成され排気口へと至る風路を経由し前記排気口から排気する構成とすることにより、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、調理庫周辺部材の温度上昇を低減でき、使い勝手の良い、内部部品の冷却効率の高い、信頼性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、遮熱板と調理器本体外郭後方又は調理庫側の側面との間、又は前記遮熱板と前記調理庫の間であって、前記遮熱板上に断熱部材を更に有する構成とすることにより、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難く、冷却ファンにより吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫側へ導風する構成とし、調理庫周辺部材の温度上昇を低減でき、使い勝手の良い、内部部品の冷却効率の高い、信頼性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
(実施の形態1)
図1〜5は本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の詳細図を示すものである。熱源11を有する調理器本体12と、調理器本体12内の発熱部位14に送風し強制冷却するファン15と、調理器本体12の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口13と、ファン15のファン吸気口17を略垂直平面上に有し、吸気口13から調理器本体12外の空気を吸気しファン15により略後方へ送風された冷却風の下流側に熱源の出力を制御する制御基板20と、制御基板20の下方に基板を収納し固定する基板ケース21と、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫22と、冷却風の出口となる排気口10を複数有し、排気口10は調理器本体12の外郭外面後方の上部又は後部に有し、基板ケース21と調理庫22外郭底部の間にファン15により略後方へと送風された冷却風を分岐し、調理庫22側へ導風する風路を設ける。
以上のように構成された加熱調理器の冷却風の経路構成について、以下その作用を説明する。
熱源にガス等の炎を用いた加熱調理器や磁界を発生し鍋等を加熱する誘導加熱コイルや電気的な抵抗に電流を流すことによりジュール熱を発生させる熱源等を有する加熱調理器の場合、調理器の動作を制御する制御基板が熱源で発生した熱により加熱される。更に誘導加熱コイルにより鍋を発熱させる加熱調理器においては、誘導加熱コイルや内部の制御基板の回路上を流れる電流と回路が持つ電気抵抗により誘導加熱コイルや制御基板が自己発熱する。誘導加熱コイルや制御基板上の部品を耐熱温度以下に温度を下げるために、調理器外部の空気を吸気し、内部の部品を冷却した後、排気する強制空冷方式の冷却構成が必要となる。更に調理庫22は調理庫22の内部でヒーター等の発熱部材を発熱させることにより被加熱物を調理する方式であるため周辺部材の温度が上昇する。周辺部材の温度上昇あるいは調理器本体外郭外面の温度上昇を抑制するために冷却風を導風する必要がある。従来の加熱調理器においては熱源11の出力を制御する制御基板20上にある発熱部材を熱交換により冷却した後の冷却風を調理庫22側へ送風し排出する構成としていた。しかしながら、前記従来の方式においては制御基板20上の発熱部品14により温められた冷却風が調理庫22周辺へと導風されるため冷却効率が低下する.更に、熱源の高出力化、高火力化に伴い、制御基板20上の発熱部品14の発熱量も多くなり冷却効率の低下の要因となっている。そこで、本発明においては基板ケース21と調理器本体12外郭底部の間にファン15により略後方へと送風された冷却風を分岐し、調理庫22側へ導風するために基板ケース21の下方にリブ等で仕切られた風路(ダクト形状)を備えた構成とすることで、ファン15により吸気した外気温に近い温度の比較的低い空気を直接調理庫22側へ導風でき、内部部品の冷却効率の高い耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。更に、調理器本体12の外郭温度の上昇に伴い、調理器本体12が設置されているキッチンのキャビネット等に収納されている食材の温度が上昇する。調理器本体12の外郭温度を低減する構成とすることで、食材の温度上昇による劣化を抑制できるという効果が得られる。また、従来の加熱調理器のように調理器本体12の上面に吸気口13と排気口10を設ける構成とは異なり、排気口10のみを調理器本体の上面に設けることにより、排気口10を複数設けることができ、排気口10の開口面積を従来と比較して大きくできるという利点がある。更に、ファン吸気口17の面積と等しいまたは、それ以上の開口面積を排気口10に持たせることが容易にできる。このことにより、ファンから制御基板へと至る冷却風の排気圧損を低減でき低騒音で高効率の冷却性能が実現できる加熱調理器とすることができる。加えて、吸気口13の開口面積をファン吸気口17の開口面積よりも大きくし吸気時の圧力損失を低減し、低騒音で高効率の冷却性能が実現できる加熱調理器とすることができる。前記の吸気口およびファン吸気口と排気口の開口面積の大小は一例であって、ファンの特性や冷却風の流路の形状に応じ最適な大小関係を設定することが望ましい。加えて、基板ケース21と調理庫22の間に隔壁が設けられている構成の加熱調理器においては、前記隔壁にも開口部を設け基板ケース21に設けた導風経路と連通する位置関係に前記隔壁の開口部を設けることが望ましい。周辺部材の温度上昇が制限となり調理庫22の庫内温度が十分上げられず加熱調理性能が劣化するという課題も解決できる。
調理器本体12の上部に設けられた熱源11の更に上方に被加熱物を載置し加熱する時、熱源から発生した熱が熱源や被加熱物周辺へ伝わり、熱源周辺の空気も温められる。暖められた空気は主に上方や一部は横方向へ拡散する。調理器本体12前部または底部すなわち熱源11よりも下方へ吸気口13を設ける構成とすることにより、熱源が発生する熱により温められた空気を吸気口13から吸引し難い構成とし、冷却効率や内部部品の耐久性を高める効果が得られる。更に、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難い構成となり、内部部品の耐久性を高める効果が得られる。更に、調理器本体11の上面に設けられた排気口10から冷却風が略上方へと排出することにより、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を排気口から進入し難い構成とすることができる。また、熱源にガス等の炎を用いた加熱調理器とは異なり、磁界を発生し鍋等を加熱する誘導加熱コイルや電気的な抵抗に電流を流すことによりジュール熱を発生させる熱源等を有する加熱調理器の場合、ガスの燃焼による上昇気流がない。よって、室内に設けられた換気扇等の排気設備へと熱源で調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気が誘導され難い。調理器本体11の上面に設けられた排気口10から冷却風が略上方へと排出する構成とすることにより、上昇気流を発生させ熱源で調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気を室内に設けられた換気扇へと補助誘導し室外へと排出しやすくすることができる等の効果が得られる。更に例えば熱源の数に応じ適切な位置(熱源の略後方が望ましい)、に排気口10を熱源と同数以上設けてもよい。それぞれの熱源で調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気を室内に設けられた換気扇へと補助誘導することができる。
また、ファン吸気口17を吸気口13の近傍に設けずに略同一平面とは異なる位置、例えば略垂直平面に設置し、ファン15の吸気口13からファン吸気口17へ至る吸気経路を構成することにより、調理物である煮汁等が吸気口13へ吸引されても直ちにファン吸気口17へ至り、調理器内部へ侵入する可能性を低下させる効果がある。略垂直平面とは図3における角度θは60〜120度となる平面であることが望ましい。冷却が必要な発熱部品は一般的に冷却ファンに対しこの範囲内に存在するため望ましい構成となる。吸気口13を調理器本体12の底部もしくは、その近傍の前部に設ける位置関係上、ファン吸気口17は吸気口13よりも上方に設けられ、吸気口13からファン吸気口17へ至る吸気経路内の空気が下方から上方へ流れる。万一吸気口13から調理物である煮汁等を吸気口から吸気しても、吸気経路内で煮汁等の自重により落下し調理器内部へ侵入する可能性を低下させる効果がある。更に、吸気口13からファン吸気口17へ至る吸気経路の断面積を吸気口13の開口面積よりも大きくすることにより、経路中を流れる空気の流速を減少させ、吸気経路における煮汁等の自重落下を促進し、万一吸気口13から調理物である煮汁等を吸気口から吸気してもファン吸気口17へ至り調理器内部へ侵入する可能性を低下させる効果がある。ファン(翼車)から発生した風の向きをファンケースにより変化させた後、制御基板上の発熱部品へ送風する構成である遠心式のファン15を用いることにより、ファン吸気口17に調理物の煮汁等が進入しても、煮汁の主な成分である水分は空気と比較して自重が重いため、遠心力によりファンの回転中心よりも外側へ飛ばされファンケース16に当たり付着する。このことにより、直接調理機内の電子部品に水分が付着する可能性を低下させる効果がある。更にファンケース16に付着した煮汁等の調理物が堆積することを妨げるため、ファンケース16内部に排出溝を設け、調理器本体12外へ排出する構成としても良い。遠心式のファン15には多翼ファン(シロッコファン)、ターボファンやラジアルファン等やその他の遠心式のファンを用いても同様の効果が得られる。キッチンに組み込むビルトインタイプの加熱調理器のみならず、台上に設置する据え置きタイプの加熱調理器において前記のような構成としても同様の効果が得られる。以上のような構成とすることで、調理物を加熱する際に暖められた空気と共に油煙や蒸気および調理物である煮汁等を吸気口から吸気し難い構成となる。これにより、使い勝手の良い、冷却効率の優れた、信頼性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
(実施の形態2)
図6〜7は本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の詳細図を示すものである。基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。
熱源11を有する調理器本体12と、調理器本体12内の発熱部位14に送風し強制冷却するファン15と、調理器本体12の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口13と、ファン15のファン吸気口17を略垂直平面上に有し、吸気口13から調理器本体12外の空気を吸気しファン15により略後方へ送風された冷却風の下流側に熱源11の出力を制御する制御基板20と、制御基板20の下方に基板を収納し固定する基板ケース21と、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫22と、冷却風の出口となる排気口10を複数有し、排気口10は調理器本体12の外郭外面後方の上部又は後部に有し、ファン15により略後方へ送風された冷却風を制御基板20の下方へ分岐し、調理庫22側へ導風する風路を設ける。
以上のように構成された加熱調理器の冷却風の経路構成について、以下その作用を説明する。
図6から7に示すように、制御基板20の下方で基板ケース21の上方にリブ等で仕切られた風路へ導風することで制御基板20上の発熱部材との熱交換により温められずに、外気温に近い温度の比較的低い冷却風を調理庫側へと導風できる。これにより、調理庫周辺の部材の冷却効率を高める効果が得られる。調理器本体12の外郭温度の上昇に伴い、調理器本体12が設置されているキッチンのキャビネット等に収納されている食材の温度は上昇する。調理器本体12の外郭温度を低減する構成とすることで、食材の温度上昇による劣化を抑制できるという効果が得られる。
本発明はキッチンに組み込むビルトインタイプの加熱調理器のみならず、台上に設置する据え置きタイプの加熱調理器において前記のような構成としても同様の効果が得られる。これにより、使い勝手の良い、内部部品の冷却効率の高い、内部部品の耐久性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
(実施の形態3)
図8、9は本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の詳細図を示すものである。基本的な構成は実施の形態1および2と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。
図8、9に示すように、基板ケース21と制御基板20との間または、基板ケース21と調理器本体12外郭外面底部との間に断熱部材24を更に有する構成とする。以上のように構成された加熱調理器の冷却風の流れる経路構成について、以下その作用を説明する。
基板ケース21と制御基板20との間または、基板ケース21と調理器本体12外郭外面底部との間に断熱部材24を有することで、冷却風が流れる経路上において発熱部品14が実装されている制御基板20との熱交換により冷却風が温められることを更に抑制できる効果が得られる。その結果調理器本体12の特に調理庫22側の外郭外面および周辺部材の冷却効率が向上する効果が得られる。これにより、使い勝手の良い、内部部品の冷却効率の高い、信頼性に富む商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
(実施の形態4)
図10は本発明の第4の実施の形態における加熱調理器の詳細図を示すものである。基本的な構成は実施の形態1、2、3と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。
図10に示すように、調理庫22と調理器本体12外郭における調理庫22側の側面又は後面の間に遮熱板23を更に有し、調理庫22側へ送風され、調理庫22と調理器本体12外郭底面との間へと導風された冷却風を前記遮熱板23と調理庫22との間に形成され排気口へと至る風路を経由し排気口10から排出する構成とする。調理庫22周辺の調理器本体12側面または後方側に遮熱板23を設けることで調理庫22側へ導風した風が調理庫22の底面や側面を冷却し、その際に温められた冷却風が温度の低い調理器本体12外郭側面や後面を温めることなく排気口10から排出できるという効果が得られる。調理器本体12の外郭温度の上昇に伴い、調理器本体12が設置されているキッチンのキャビネット等に収納されている食材の温度は上昇する。調理器本体12の外郭温度を低減する構成とすることで、食材の温度上昇による劣化を抑制できるという効果が得られる。また、調理庫22周辺の部材の温度上昇が低減できる効果が得られ、調理器全体の耐久性が向上する。
キッチンに組み込むビルトインタイプの加熱調理器のみならず、台上に設置する据え置きタイプの加熱調理器において前記のような構成としても同様の効果が得られる。これにより、耐久性、信頼性に富む、調理性能の高い、使い勝手の良い商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
(実施の形態5)
図11は本発明の第5の実施の形態における加熱調理器の詳細図を示すものである。基本的な構成は実施の形態4と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。
図11に示すように、遮熱板23と調理器本体12外郭後方又は調理庫22側の側面との間、又は遮熱板23と調理庫22の間であって、遮熱板23上に断熱部材24を更に有する構成とする。
これにより、遮熱板を介した熱伝導現象による調理器本体外郭外面の温度上昇を抑制できる。また、調理庫22周辺の部材の温度上昇が低減できる効果が得られ、調理器全体の耐久性が向上する。更に、周辺部材の温度上昇が制限となり調理庫22の庫内温度が十分上げられず加熱調理性能が劣化するという課題も解決できる。調理器本体12外郭の温度上昇が抑制され、調理器本体12周辺の室温上昇も防げ快適に調理できる等の効果がある。キッチン等の調理器本体12周辺の温度上昇も抑制でき周辺部材への温度上昇を抑え温度上昇による劣化も防ぐことができる等の効果が得られる。
キッチンに組み込むビルトインタイプの加熱調理器のみならず、台上に設置する据え置きタイプの加熱調理器において前記のような構成としても同様の効果が得られる。これにより、内部部品の耐久性、信頼性に富む、調理性能の高い、使い勝手の良い商品価値の高い加熱調理器とすることができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、調理物である煮汁等や空気中を漂うチリやホコリを吸引し調理器内部へ侵入する可能性を低下させることができ、かつ、熱源や調理庫周辺の部材の温度上昇を抑制できる構成であるため、他の同じような強制空冷方式を構成するの加熱調理機器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態2における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態2における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態3における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態3における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態4における加熱調理器の詳細図 本発明の実施の形態5における加熱調理器の詳細図
符号の説明
2 トップフレーム
3 天板
4 操作部
10 排気口
11 熱源
12 調理器本体
13 吸気口
14 発熱部品
15 ファン
16 ファンケース
17 ファン吸気口
18 脚
19 カバー
20 制御基板
21 基板ケース
22 調理庫
24 断熱部材
30 ファン排気口
31 扉

Claims (5)

  1. 熱源を有する調理器本体と、前記調理器本体内の発熱部位に送風し強制冷却するファンと、前記調理器本体の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口とを備え、前記ファンのファンケースには、ファン吸気口を略垂直平面上に有し、前記吸気口から前記調理器本体外の空気を吸気し前記ファンにより略後方へ送風された冷却風の下流側には、熱源の出力を制御する制御基板と、前記制御基板の下方に基板を収納し固定する基板ケースと、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫と、冷却風の出口となる複数の排気口とを有し、前記排気口は前記調理器本体の外郭外面後方の上部又は後部に有し、前記基板ケースと前記調理庫外郭底部の間に前記ファンにより略後方へと送風された冷却風を分岐し、前記調理庫側へ導風する風路を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 熱源を有する調理器本体と、前記調理器本体内の発熱部位に送風し強制冷却するファンと、前記調理器本体の外郭外面前部もしくは底部又は双方に設けられた吸気口とを備え、前記ファンのファンケースには、ファン吸気口を略垂直平面上に有し、前記吸気口から前記調理器本体外の空気を吸気し前記ファンにより略後方へ送風された冷却風の下流側には、熱源の出力を制御する制御基板と、前記制御基板の下方に基板を収納し固定する基板ケースと、前方開口部を開閉する扉を有し内部に収納された被加熱物を加熱する調理庫と、冷却風の出口となる複数の排気口とを有し、前記排気口は前記調理器本体の外郭外面後方の上部又は後部に有し、前記ファンにより略後方へ送風された冷却風を前記制御基板の下方へ分岐し、前記調理庫側へ導風する風路を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 基板ケースと制御基板との間または、前記基板ケースと調理器本体外郭外面底部との間に断熱部材を更に有することを特徴とした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 調理庫と調理器本体外郭における前記調理庫側の側面又は後面の間に遮熱板を更に有し、前記調理庫側へ送風され、前記調理庫と前記調理器本体外郭底面との間へと導風された冷却風を、前記遮熱板と前記調理庫との間に形成され排気口へと至る風路を経由し前記排気口から排出することを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 遮熱板と調理器本体外郭後方又は調理庫側の側面との間、又は前記遮熱板と前記調理庫の間であって、前記遮熱板上に断熱部材を更に有することを特徴とした請求項4に記載の加熱調理器。
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