JP2009058016A - 流体軸受装置用スリーブおよびこれを備えた流体軸受装置、スピンドルモータ、情報記録再生処理装置並びに流体軸受装置用スリーブの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体軸受装置用スリーブ42は、内層部50と、表層部51と、を備えている。内層部50は、焼結用金属粉末を焼結して形成されている。表層部51は、内層部50の表面に形成され、三酸化二鉄(Fe2O3)を含んでいる。すなわち、多孔質である流体軸受装置用スリーブ42の表面に三酸化二鉄(Fe2O3)層51bを含む表層部51を形成し封孔処理を行っている。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1は、焼結金属体の多孔質素材に400〜600℃の雰囲気温度で水蒸気処理を施すことにより、四三酸化鉄(Fe3O4)皮膜を形成する流体動圧軸受の製造方法が開示されている。これによれば、燒結金属体の表面を適切に封孔処理することが可能となる。
すなわち、流体動圧軸受の製造方法において、焼結金属体の表面に四三酸化鉄(Fe3O4)皮膜を形成させるには、水蒸気処理における炉内の酸素量や、水蒸気処理後の大気開放時における温度を厳密に管理する必要ある。このため、工程管理に対する負担が大きくコストが高くなるという問題がある。
ここでは、焼結用金属粉末によって形成される流体軸受装置用スリーブの表面に三酸化二鉄(三二酸化鉄)(Fe2O3)を含む表層部を形成し封孔処理を行っている。
この結果、流体軸受装置用スリーブの多孔質表面を適切に封孔処理するためのコストを低減することが可能となる。
ここでは、表層部における内層部側にはFe3O4層が形成され、表面側にはFe2O3層が形成されている。
これにより、流体軸受装置用スリーブを流体軸受装置として組み立てた後の酸化を防止することが可能である。
ここでは、流体軸受装置用スリーブの表面を形成するFe2O3層の厚みが表層部の厚みの50%以下となるように形成されている。
これにより、三酸化二鉄(Fe2O3)特有のもろさを解消し、流体軸受装置用スリーブ表面の耐摩耗性を確保することが可能となる。
ここでは、流体軸受装置用スリーブの表面を形成するFe2O3層の厚みが表層部の厚みが2μm以下となるように形成されている。
これにより、三酸化二鉄(Fe2O3)特有のもろさを解消し、流体軸受装置用スリーブ表面の耐摩耗性を確保することが可能となる。
ここでは、流体軸受装置が、適切に封孔処理するためのコストを低減することが可能な流体軸受装置用スリーブを備えている。
これにより、コスト低減を目的に焼結金属によって成形された流体軸受装置用スリーブを使用する場合であっても、高い性能と信頼性とを有する流体軸受装置を提供することが可能となり、さらに製造にかかるコストを低減させることが可能となる。
ここでは、スピンドルモータが、上述の高い性能と信頼性とを有する流体軸受装置を備えている。
ここでは、情報記録再生処理装置が、上述の高い性能と信頼性とを有するスピンドルモータを備えている。
この結果、流体軸受装置用スリーブを適切に封孔処理するためのコストを低減することが可能となる。
これにより、四酸化三鉄(Fe3O4)の表面部分を確実に三酸化二鉄(Fe2O3)の層に変化させ、三酸化二鉄(Fe2O3)の層を確実に形成することが可能となる。
ここでは、第2の工程において、炉内を開放する際の水蒸気処理された焼結成形体の温度が300℃以上となるように制御している。
ここでは、炉内または焼結成形体の温度と冷却時間とを制御する第3の工程をさらに備えている。
[スピンドルモータ1全体の構成]
図1に、本実施形態としてのスリーブ42を採用した流体軸受装置4を備えたスピンドルモータ1の縦断面概略図を示す。図1に示すO−Oは、スピンドルモータ1の回転軸線である。なお、本実施形態の説明では、便宜上、図面の上下方向を「軸方向上側」、「軸方向下側」等と表現するが、スピンドルモータ1の実際の取り付け状態を限定するものではない。
ベースプレート2は、スピンドルモータ1の静止側の部分を構成しており、例えば、記録ディスク装置のハウジング(図示せず)に固定されている。ベースプレート2は、ブラケット部21を有し、ステータ22が装着されている。ブラケット部21は、内周側に軸方向上側に延びる筒状部21aを有している。ステータ22は、磁気回路を構成するためのもので、筒状部21aの外周側に固定されている。筒状部21aの内周側には、後述する流体軸受装置4が固定されている。
図2に流体軸受装置4の縦断面概略図を示す。流体軸受装置4は、ベースプレート2に対してロータ3を回転自在に支持するためのもので、スリーブ42と、シャフト41と、スラストプレート44と、スラストフランジ43とを有している。
前述のように、本発明の一実施形態に係るスリーブ42は焼結金属製である。燒結金属製スリーブは、製造コストの低減を目的として、金属材料からの切削加工等に代えて製造される。ここでは、焼結金属の特性についてより詳細に説明する。
ここで、封孔処理の内容について、図3に示すスリーブ42の縦断面概略図(左半分)を用いて説明する。
内層部50は、焼結用金属粉末を成形して焼結した筒状の部分である。
表層部51は、緻密で安定的な酸化皮膜であり、内層部50の表面を覆っている。また、表層部51は、内層部50のすぐ表面に四酸化三鉄(Fe3O4)で形成されるFe3O4層51a(四酸化三鉄(Fe3O4)が50%以上含まれる層)と、Fe3O4層51aの表面、すなわち、スリーブ42の表面に三酸化二鉄(Fe2O3)で形成されるFe2O3層51b(三酸化二鉄(Fe2O3)が50%以上含まれる層)とを有している。なお、Fe3O4層51aと、Fe2O3層51bとの間には、四酸化三鉄(Fe3O4)と三酸化二鉄(Fe2O3)との両者が混合する混合層が形成される場合もある。また、Fe3O4層51aの下層には、酸化鉄(FeO)によるFeO層が形成される場合もある。そして、表層部51は、多孔質な焼結製スリーブ42の空孔を適切に封孔する。本実施形態のスリーブ42においては、表層部51の厚みが1.0μmであり、その内訳は、Fe3O4層51aが約0.7μm、Fe2O3層51bが約0.3μmである。
以下に、本発明の一実施形態に係るスリーブ42およびその製造方法の詳細について説明する。図4に本実施形態としてのスリーブ42の製造方法のフロー図を示す。図4に示すように、本製造方法は、ステップS1〜ステップS7を含んでいる。なお、ステップS1〜ステップS4は、焼結成形体の製作を概略的に示したものであり、以下に示す以外の方法で焼結成形体を製作しても構わない。
ステップS2では、例えば、成形用の上型と下型とを用いてステップS1において充填された金属粉末材料を圧縮し、成形体を成形する。
ステップS4では、成形体を冷間プレス加工(サイジング)して、成形体の表面気孔を改善する。これにより、酸化皮膜で封孔できないような大きさの表面気孔を小さくすることができるので、より確実に表面封孔することが可能となる。
ステップS5(第1の工程)では、ステップS3において焼結された成形体にスチーム(水蒸気)処理が施される。具体的には、成形体をスチーム処理炉内に格納し、例えば、約500℃の高温水蒸気に約30分から2時間程度接触させて、成形体の表面を高温酸化させる。これにより、下記反応式(1)に示すように、成形体の表面側から順に酸化されていき、成形体の表面に四酸化三鉄(Fe3O4)を含んだ表層部51を形成することができる。
次に、成形体に高温蒸気を接触させた後における残存酸素を管理する。具体的には、窒素パージを所定時間、所定流量行うことによって、スチーム処理炉内の酸素分圧をコントロールする。
ここでは、Fe2O3層51bが形成されたスリーブ42の耐摩耗性を確認するための実験を行った。具体的には、図6(a)に示すように、回転するシャフト81に対して、Fe2O3層が形成されたV断面形状の試験片80を押しつけ、その場合のFe2O3層の摩耗量(摩耗深さ/幅)について計測を行った。
1つ目は、Fe2O3層は、一般的にもろい性質を有しているので、Fe2O3層の層厚が2μmを超えたぐらいから剥離/脱落が始まり、その剥離/脱落した破片がFe2O3層と接触するようになりFe2O3層の摩耗をさらに増大させる。
(1)
本実施形態のスピンドルモータ1においては、スリーブ42の表面に三酸化二鉄(Fe2O3)を含む表層部51を形成し封孔処理を行っている。
本実施形態のスピンドルモータ1においては、表層部51を、内層部50側に四酸化三鉄(Fe3O4)によって形成されるFe3O4層51aと、表面側に三酸化二鉄(Fe2O3)によって形成されるFe2O3層51bとの少なくとも2層を含む構造としている。
本実施形態のスピンドルモータ1においては、表層部51の厚みが1.0μmであり、その内訳は、Fe3O4層51aが約0.7μm、Fe2O3層51bが約0.3μmである。このため、Fe2O3層51bの厚みは、表層部51の厚みの50%以下である。
本実施形態のスピンドルモータ1においては、Fe3O4層51aが2.0μm以下である。
これにより、三酸化二鉄(Fe2O3)特有のもろさを解消し、スリーブ42表面の耐摩耗性を確保することを可能としている。
(1)
本実施形態のスリーブ42の製造方法においては、図4に示すように、ステップS5におけるスチーム処理の後、スチーム処理炉を大気開放する温度を制御するステップS6を備えている。
本実施形態のスリーブ42の製造方法においては、ステップS6においてスチーム処理炉を開放する際、スチーム処理炉内における成形体の温度が300℃以上となるようにしている。
これにより、四酸化三鉄(Fe3O4)のFe3O4層51aの表面に、三酸化二鉄(Fe2O3)のFe2O3層51bをより効果的に形成することを可能としている。
本実施形態のスリーブ42の製造方法においては、図4に示すように、ステップS6におけるスチーム処理炉の開放の後、スチーム処理炉内における成形体の温度が第2の所定の温度になるまでの冷却時間を制御するステップS7をさらに備えている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態のスリーブ42の製造方法では、ステップS5におけるスチーム処理の後、スチーム処理炉を大気開放する際の成形体の温度を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
ステップS6におけるスチーム処理炉の酸素分圧制御は、本実施形態においては、図5(a)に示されるA、従来の製造方法においては、図5(b)に示されるBに該当する。
そして、酸素分圧の制御は、具体的には、スチーム処理炉内において所定時間、所定流量の窒素パージを行う。ここで、従来のスリーブの製造方法においては、残存酸素を極力少なくするために、図5(b)のBに該当する箇所において、窒素パージを十分に行い、酸素分圧(残存酸素量)を厳密に管理する必要がある。具体的には、酸素分圧を1×10-14より少なくなるように厳密に管理する。そして、これらの環境を実現するにあたっては、厳密なシール処理や真空ポンプ等による減圧処理等が必要である。一方、本発明の実施形態における製造方法においては、図5(a)のAに該当する箇所において、酸素分圧が1×10-14より少なくならないように管理すればよい。そして、一般的なスチーム処理炉内においては、残存酸素に対する厳密な管理をしなくても、その環境を満たすことができる。このように、本発明の製造方法は、従来の製造方法に比べて、スチーム処理後のスチーム処理炉内における残存酸素の管理負担を大幅に低減することができる。
図7は、酸化物の自由エネルギー・温度図であり、俗にエリンガムダイアグラムと呼ばれている。横軸に温度、縦軸に生成ギブスエネルギーをとって、様々な酸化物について、各温度における標準生成エネルギーをプロットしたグラフである。そして、このダイアグラムから、金属酸化物を金属に還元するために、どのような還元剤をどの程度の温度で作用させればよいかを知ることができる。また、ある酸素分圧下において、金属が酸化されずに存在できるかを知ることができる。
上記実施形態のスリーブ42の製造方法では、ステップS4のスチーム処理において、500℃雰囲気温度内で高温水蒸気に約30分から2時間程度接触させる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態のスリーブ42の製造方法では、ステップS5におけるスチーム処理の後、スチーム処理炉を大気開放する際の成形体の温度を制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態のスリーブ42の製造方法では、ステップS7において、大気開放後の成形体の温度と冷却時間とを制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態のスリーブ42の製造方法では、ステップS6およびステップS7において、成形体の温度を直接制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、スチーム処理炉内の温度を制御して、成形体の温度を間接的に制御してもよい。
上記実施形態のスピンドルモータ1においては、図1に示すような流体軸受装置4に本発明の一実施形態に係るスリーブ42を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、本発明の一実施形態係るスリーブ42をスピンドルモータ1に対して適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
2 ベースプレート
3 ロータ
4 流体軸受装置
21 ブラケット部
21a 筒状部
22 ステータ
31 ロータハブ
32 ディスク載置部
33 バックヨーク
34 ロータマグネット
41 シャフト
41a 凹部
42 スリーブ
42a スリーブ本体
42b 筒状突出部
42d 固定部
42e シール部
43 スラストフランジ
44 スラストプレート
46 潤滑油
50 内層部
51 表層部
51a Fe3O4層
51b Fe2O3層
71 ラジアル軸受部
71a 第1動圧発生用溝
72 メインスラスト軸受部
72a 第2動圧発生用溝
73 サブスラスト軸受部
73a 第3動圧発生用溝
80 試験片
81 シャフト
100 流体軸受装置
101 軸
102 フランジ
102A 動圧発生溝
103 スリーブ
103A 軸受穴
103B 動圧発生溝
103C スリーブ下面
104 潤滑油
105 上カバー
106 下カバー
107 ロータ
108 ベース
109 ディスク
200 情報記録再生処理装置
200a 記録ヘッド
201 記録ディスク
Claims (11)
- 焼結用金属粉末を焼結して形成される内層部と、
前記内層部の表面に形成されるFe2O3を含む表層部と、
を備えている流体軸受装置用スリーブ。 - 前記表層部は、前記内層部側に形成されるFe3O4層と、表面側に形成されるFe2O3層と、を有している、
請求項1に記載の流体軸受装置用スリーブ。 - 前記Fe2O3層の厚みは、前記表層部の厚みの50%以下である、
請求項2に記載の流体軸受装置用スリーブ。 - 前記Fe2O3層の厚みは、2μm以下である、
請求項2または3に記載の流体軸受装置用スリーブ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の流体軸受装置用スリーブを含んでいる、流体軸受装置。
- 請求項5に記載の流体軸受装置を備えている、スピンドルモータ。
- 請求項6に記載のスピンドルモータを備えている、情報記録再生処理装置。
- 焼結用金属粉末を成形し焼結した焼結成形体を炉内において水蒸気処理する第1の工程と、
前記第1の工程後において、前記炉内の酸素分圧および前記炉内を酸素を含んだ気体雰囲気中に開放する際の温度の少なくとも一方を制御する第2の工程と、
を備えている、流体軸受装置用スリーブの製造方法。 - 前記第2の工程における酸素分圧の制御は、所定の条件に基づいて酸素を他の気体と置換するパージを行う、
請求項8に記載の流体軸受装置用スリーブの製造方法。 - 前記第2の工程において、前記炉内を酸素を含んだ気体雰囲気中に開放する際の前記焼結成形体の温度は300℃以上である、
請求項8または9に記載の流体軸受装置用スリーブの製造方法。 - 前記第2の工程における前記炉内の開放の後、前記炉内または前記焼結成形体の温度と冷却時間とを制御する第3の工程をさらに備えている、
請求項8から10のいずれか1項に記載の流体軸受装置用スリーブの製造方法。
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Legal Events
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