JP2009057897A - スクロール式流体機械 - Google Patents
スクロール式流体機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009057897A JP2009057897A JP2007226065A JP2007226065A JP2009057897A JP 2009057897 A JP2009057897 A JP 2009057897A JP 2007226065 A JP2007226065 A JP 2007226065A JP 2007226065 A JP2007226065 A JP 2007226065A JP 2009057897 A JP2009057897 A JP 2009057897A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- coating layer
- lap
- wrap
- radial gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【課題】 ラップ部間のラジアルギャップを測定値から求めて被覆層の膜厚を決定することにより、組立時の作業性、生産性を向上できるようにする。
【解決手段】 固定スクロール2,旋回スクロール3のラップ部2B,3Bのうち、一方のラップ部2Bの周面にシール用の被覆層24を形成する。このとき、旋回スクロール3の偏心量εと、固定スクロール2における隣り合うラップ部2Bの中心間距離Lとをそれぞれ測定して求める。ラップ部2Bの歯厚ts 、ラップ部3Bの歯厚tp もそれぞれ測定して求める。そして、ラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップδを、被覆層24の形成前に測定して求める。このようにして求めたラジアルギャップδに従って被覆層24の膜厚tckを決定する。
【選択図】 図6
【解決手段】 固定スクロール2,旋回スクロール3のラップ部2B,3Bのうち、一方のラップ部2Bの周面にシール用の被覆層24を形成する。このとき、旋回スクロール3の偏心量εと、固定スクロール2における隣り合うラップ部2Bの中心間距離Lとをそれぞれ測定して求める。ラップ部2Bの歯厚ts 、ラップ部3Bの歯厚tp もそれぞれ測定して求める。そして、ラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップδを、被覆層24の形成前に測定して求める。このようにして求めたラジアルギャップδに従って被覆層24の膜厚tckを決定する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、例えば空気圧縮機または真空ポンプ等として好適に用いられるスクロール式流体機械に関する。
一般に、スクロール式流体機械としては、例えば電動モータ等の駆動源により旋回スクロールを固定スクロールに対し旋回駆動することによって、両スクロールの間の圧縮室内で空気等の流体を連続的に圧縮する構成としたスクロール式圧縮機が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この種の従来技術によるスクロール式圧縮機は、筒状のケーシングと、該ケーシングに固定して設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールと対向して前記ケーシング内に旋回可能に設けられ鏡板に該固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成するラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールの背面側と前記ケーシングとの間に設けられ該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構等とにより構成されている。
そして、特許文献1による従来技術では、固定スクロールと旋回スクロールとのラップ部同士が接触、干渉するのを防ぐため、例えば固定スクロールをケーシングに組付けるときに位置調整穴等を用いて固定スクロールの取付位置を調整できるようにし、固定スクロールと旋回スクロールとの位置関係をより適正な位置に設定する構成としている。
一方、特許文献2による従来技術では、例えば旋回スクロールのラップ部周面に弾性材料等からなる被覆層を設け、この被覆層によって固定スクロールのラップ部と旋回スクロールのラップ部との間のシール性を向上させると共に、各ラップ部間のかじり、摩耗、損傷等を抑える構成としている。
ところで、上述した特許文献1による従来技術では、固定スクロールと旋回スクロールとのラップ部同士が接触、干渉を起こさないように両者の位置関係を調整する構成としている。しかし、スクロール式流体機械には、両スクロール部材や自転防止機構等を含めて多数の部品が使用されているので、個々の部品による交差が積上げられることにより各製品毎の個体差が大きくなる。
このため、固定スクロールと旋回スクロールとの各ラップ部間に形成されるラジアルギャップ(径方向の隙間)に大きなバラツキが生じる。そして、ラジアルギャップが大きい場合には、例えばラップ部の歯厚が厚い固定スクロールを用意し、ラジアルギャップが小さい場合には歯厚が相対的に薄い固定スクロールを用意する等の対策を採っている。この結果、複数個の固定スクロールを予め準備しておく必要が生じ、組立時の作業性、生産性が悪いという問題がある。
また、特許文献2による従来技術では、ラップ部の周面に弾性材料等からなる被覆層を形成している。しかし、固定スクロールと旋回スクロールとのラップ部間に形成されるラジアルギャップを考慮して前記被覆層の膜厚を決定しているものではないために、この場合も同様に複数個の固定スクロールを予め準備しておく必要が生じ、組立時の作業性、生産性が悪いという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、両スクロール部材のラップ部間に形成されるラジアルギャップを測定値から求めて被覆層の膜厚を決定することができ、ラップ部間のシール性を高めると共に、各ラップ部間のかじり、摩耗、損傷等を抑えて組立時の作業性、生産性を向上することができるようにしたスクロール式流体機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、鏡板に渦巻状のラップ部が立設された第1のスクロール部材と、該第1のスクロール部材と軸方向で対向して設けられ鏡板に該第1のスクロール部材のラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成する他のラップ部が渦巻状に立設された第2のスクロール部材とを備え、該第1,第2のスクロール部材のうち少なくともいずれか一方のスクロール部材には、前記ラップ部の周面にシール用の被覆層を形成してなるスクロール式流体機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記第1,第2のスクロール部材によって前記各ラップ部間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップを、前記被覆層の形成前に測定して求め、該被覆層の膜厚を前記ラジアルギャップの測定値に従って設定する構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記第1,第2のスクロール部材のいずれか一方が旋回運動するときの偏心量をε、前記一方のスクロール部材における隣り合うラップ部の中心間距離をL、前記被覆層が形成されるラップ部の歯厚をt1 、相手方となるラップ部の歯厚をt2 、前記ラジアルギャップの測定値をδ、前記被覆層を形成した状態で2つのラップ部が最接近したときの両者間のラジアルギャップに相当する距離をδr としたときに、前記被覆層の膜厚tck は、
δ≧ tck =(δ−δr )
δ={L−(2ε+ts +tp )}/2 ≧tck
なる2つの演算式による関係を満たす構成としている。
δ≧ tck =(δ−δr )
δ={L−(2ε+ts +tp )}/2 ≧tck
なる2つの演算式による関係を満たす構成としている。
また、請求項3の発明によると、前記第1,第2のスクロール部材には、それぞれのラップ部に被覆層を形成する構成とし、前記第1のスクロール部材に形成する第1の被覆層の膜厚tc1と、前記第2のスクロール部材に形成する第2の被覆層の膜厚tc2とは、前記被覆層の膜厚tckに対して、
tck =tc1+tc2
なる関係に設定する構成としている。
tck =tc1+tc2
なる関係に設定する構成としている。
さらに、請求項4の発明によると、前記被覆層は、二硫化モリブデンを含んだ樹脂材料、フッ素系樹脂材料またはカーボン系樹脂材料からなる自己潤滑性を有する材料により形成する構成としている。
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、第1,第2のスクロール部材によって各ラップ部間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップを、被覆層の形成前に測定して求め、該被覆層の膜厚を前記ラジアルギャップの測定値に従って設定する構成としているので、例えば従来技術で述べたようにラップ部の歯厚が異なる複数のスクロール部材を予め用意し、これらのスクロール部材をラジアルギャップの大きさに応じて選択的に組付けたりする等の手間のかかる作業を不要にすることができ、組立時の作業性、生産性を向上することができる。
しかも、例えば一方のスクロール部材に被覆層を形成する場合に該被覆層の膜厚を、前記ラジアルギャップの測定値に基づいて決定することができるので、ラップ部間のシール性を被覆層によって高めることができ、圧縮性能等を向上できる。そして、各ラップ部間でかじり、摩耗、損傷等が発生するのを抑えることができ、スクロール式流体機械としての性能を安定させることができる。
また、請求項2の発明は、第1,第2のスクロール部材のいずれか一方が旋回運動するときの偏心量をεとして測定し、前記一方のスクロール部材における隣り合うラップ部の中心間距離をLとして測定し、被覆層が形成されるラップ部の歯厚をt1 、相手方となるラップ部の歯厚をt2 としてそれぞれ測定する。そして、前記ラジアルギャップの測定値をδとし、前記被覆層を形成した状態で2つのラップ部が最接近したときの両者間のラジアルギャップに相当する距離をδr とすることにより、前記被覆層の膜厚tck は、 δ≧ tck=(δ−δr ) とし、かつδ={L−(2ε+ts +tp )}/2 ≧tck なる演算式を満たす関係に設定することができる。
また、請求項3の発明によると、第1,第2のスクロール部材には、それぞれのラップ部に被覆層を形成する構成としているので、前記第1のスクロール部材に形成する第1の被覆層の膜厚tc1と、前記第2のスクロール部材に形成する第2の被覆層の膜厚tc2とは、前記被覆層の膜厚tckに対して、 tck =tc1+tc2 なる関係に設定することができる。
さらに、請求項4の発明によると、前記被覆層は、二硫化モリブデンを含んだ樹脂材料、フッ素系樹脂材料またはカーボン系樹脂材料からなる自己潤滑性を有する材料により形成する構成としている。このため、第1,第2のスクロール部材のうち少なくとも一方のラップ部には、自己潤滑性を有する材料からなる被覆層を前述の如き膜厚をもって形成することができ、両ラップ部間のシール性を向上することができると共に、各ラップ部間でのかじり、摩耗、損傷等を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態によるスクロール式流体機械を、無給油式の空気圧縮機に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は空気圧縮機(スクロール式流体機械)の外殻を構成するケーシングで、該ケーシング1は、図1、図2に示すように、大径な筒部1Aと、該筒部1Aの一側を閉塞する底部1Bとにより、軸方向の一側が閉塞され他側が開口した略有底筒状体として形成されている。
そして、ケーシング1の底部1Bには、その中央の一側に位置して後述の補助軸受8が取付けられる小径な軸受取付筒1Cが設けられている。また、底部1Bの他側となる位置には大径な軸受取付筒1Dが設けられ、該軸受取付部1Dには後述の主軸受11が取付けられるものである。
一方、ケーシング1の筒部1Aには、後述のダクト17側に開口した流入口1Eと、該流入口1Eに対して径方向の反対側に位置し外部に開口した流出口1Fとが設けられている。そして、これらの流入口1Eと流出口1Fは、後述のファンケース15側から供給される冷却風を、後述する旋回スクロール3の裏面側に導くものである。
2は第1のスクロール部材としての固定スクロールで、この固定スクロール2は、ケーシング1と共に固定側部材を構成するものであり、ケーシング1の筒部1Aを閉塞するように該筒部1Aの他側(開口側)に固定して設けられている。そして、固定スクロール2は、中心がケーシング1の軸線O1 −O1 と一致するように配設された略円板状の鏡板2Aと、該鏡板2Aの表面に立設された渦巻状のラップ部2Bとを含んで構成されている。また、鏡板2Aの裏面側には複数の放熱フィン2C(図1中に1枚のみ図示)が形成されている。
3は第2のスクロール部材としての旋回スクロールで、この旋回スクロール3は、固定スクロール2と軸方向で対向してケーシング1内に設けられている。そして、旋回スクロール3は、略円板状に形成された鏡板3Aと、該鏡板3Aの表面に固定スクロール2側に向けて立設された渦巻状のラップ部3Bとを含んで構成されている。
また、旋回スクロール3には、図1、図2に示す如く鏡板3Aの裏面側に位置して複数の放熱フィン3C(1枚のみ図示)が形成されている。さらに、旋回スクロール3には、鏡板3Aの裏面中央となる位置に後述の偏心軸10が一体的に形成され、この偏心軸10が後述の駆動軸7に対し旋回軸受12を介して旋回可能に支持される。
4は旋回スクロール3の外周側に設けられた自転防止機構を構成する複数の補助クランク機構(1個のみ図示)で、この補助クランク機構4は、旋回スクロール3の鏡板3Aとケーシング1の底部1Bとの間に、例えば3個周方向に間隔をもって配設されている。そして、補助クランク機構4は、旋回スクロール3がケーシング1内で自転するのを抑え、後述の偏心量εをもって旋回スクロール3が旋回運動するのを補償するものである。
5は固定スクロール2と旋回スクロール3とのラップ部2B,3B間に形成された複数の圧縮室で、これらの圧縮室5は、固定スクロール2のラップ部2Bと旋回スクロール3のラップ部3Bとを所定角度だけずらして重なり合うように配設することにより両者の間に形成されている。そして、各圧縮室5は、旋回スクロール3が旋回運動するときに、ラップ部2B,3B間で連続的に縮小され、外気を外周側の吸込口(図示せず)から吸込みつつ、圧縮した空気を中央部の吐出口6から外部に吐出するものである。
この場合、2つのラップ部2B,3Bの間に形成されるラジアルギャップ(径方向の隙間)は、圧縮室5を両者で封止するように閉じる箇所でラジアルギャップが最も小さくなっている。そして、この最接近している部位のラジアルギャップを後述の測定値δとして示しているものである。
7はケーシング1に回転可能に設けられた駆動軸で、該駆動軸7は、後述の電動モータ19によって回転駆動されることにより、後述のクランクボス部9、偏心軸10等を介して旋回スクロール3を旋回運動させるものである。そして、駆動軸7は、ケーシング1の軸受取付筒1Cに対し軸線O1 −O1 上で後述の補助軸受8を介して回転可能に支持されている。この場合、駆動軸7は、その基端側がケーシング1外に突出し、ケーシング1内に位置する先端側にはクランクボス部9が設けられている。
8は駆動軸7を回転可能に支持する補助軸受で、該補助軸受8は、軸線O1 −O1 と同軸となるようにケーシング1の軸受取付筒1C内に設けられている。ここで、補助軸受8は、例えばグリース封入式の深溝玉軸受を用いて構成され、後述する主軸受11の補助をするように、主軸受11と共に駆動軸7を回転可能に支持するものである。
9はケーシング1内に位置する駆動軸7の先端側に一体的に設けられたクランクボス部を示している。このクランクボス部9は、軸線O1 −O1 と同軸をなす大径で厚肉な円板状に形成され、軸受取付筒1Dの内周側に後述の主軸受11を介して回転可能に支持されている。そして、クランクボス部9は、旋回スクロール3の放熱フィン3Cよりも軸方向の一側に離間して配置されている。即ち、クランクボス部9は、旋回スクロール3(鏡板3A)との間に冷却風の流路を形成すべく鏡板3Aから十分に離間して配設されている。
また、クランクボス部9には、軸方向の他側に開口するように軸受収容穴9Aが設けられている。この場合、該軸受収容穴9Aは、浅底な有底円形穴として形成され、その中心を通る軸線O2 −O2 は、ケーシング1の軸線O1 −O1 に対して偏心量εだけ偏心している。
そして、駆動軸7が回転駆動されるときには、クランクボス部9の軸受収容穴9Aが偏心量εをもって旋回し、このときに旋回スクロール3は、後述の偏心軸10と共に固定スクロール2に対して旋回動作するものである。なお、クランクボス部9は、駆動軸7の先端側に一体的に設けるものとして述べたが、駆動軸7とクランクボス部9とを別体に設け、ねじ止め、圧入、溶接等の固着手段を用いて両者を組付ける構成としてもよい。
10は旋回スクロール3(鏡板3A)の裏面側に一体的に設けられた偏心軸を示している。この偏心軸10は、鏡板3Aの裏面側中央部からクランクボス部9の軸受収容穴9A内に向けて軸方向一側へと突出する段付の円柱体として形成されている。また、偏心軸10は、放熱フィン3Cを越える位置まで延びた先端側が軸受収容穴9A内に後述の旋回軸受12を介して装着されている。なお、偏心軸10は、旋回スクロール3の鏡板3Aの裏面側に一体的に設けるものとして述べたが、駆動軸7とクランクボス9と同様に、旋回スクロール3と偏心軸10とを別個に設け、ねじ止め、圧入、溶接等の固着手段を用いて一体的に取付ける構成としてもよい。
11はクランクボス部9の外周とケーシング1の軸受取付筒1Dとの間に設けられた主軸受で、該主軸受11は、図2に示す如く駆動軸7の軸線O1 −O1 と同軸となるように配置されている。そして、主軸受11は、例えばグリース封入式の深溝玉軸受等を用いて構成され、クランクボス部9(駆動軸7)を軸線O1 −O1 上で回転可能に支持するものである。
12はクランクボス部9の軸受収容穴9Aと偏心軸10の小径部10Aとの間に設けられた旋回軸受で、該旋回軸受12は、例えば円筒ころ軸受等を用いて構成されている。そして、旋回軸受12は、軸受収容穴9A内で偏心軸10を回転可能に支持するものである。
13は偏心軸10に軸方向に延びて設けられた中空穴で、該中空穴13は、偏心軸10の表面積を大きくして放熱性を高める機能と、偏心軸10の断面積を小さくして熱を伝わり難くする機能とを有している。これにより、中空穴13は、圧縮室5で生じた圧縮熱が偏心軸10を通じて旋回軸受12側に伝わらないようにし、該旋回軸受12等が温度上昇するのを抑えるものである。
14はケーシング1の一側に位置して駆動軸7の基端側に取付けられた冷却ファンで、該冷却ファン14は、例えば遠心ファン等を用いて構成され、後述の電動モータ19で回転駆動されることにより、冷却風を発生するものである。
15は冷却ファン14の周囲から固定スクロール2の裏面側を覆うように設けられたファンケースで、このファンケース15は、冷却ファン14を覆うようにケーシング1の一側に取付けられ、底部に複数の吸込口16Aが形成された有底筒状の一側カバー16と、該一側カバー16からケーシング1の側方を各スクロール2,3に向けて延びるダクト17と、該ダクト17に連続して固定スクロール2の裏面側を覆う他側カバー18とにより大略構成されている。
そして、ファンケース15は、冷却ファン14で発生した冷却風を、図1中に例示した矢印の方向に一側カバー16、ダクト17、他側カバー18内で流通させることにより、固定スクロール2の裏面側に冷却風を導くと共に、このときの冷却風の一部を、一側カバー16、ダクト17で流通させ、ケーシング1の流入口1Eから旋回スクロール3の裏面側に導くものである。
19はファンケース15を形成する一側カバー16の底部側に取付けられた駆動源となる電動モータで、該電動モータ19は、回転軸となる出力軸19Aを有し、該出力軸19Aが軸継手20および冷却ファン14を介して駆動軸7に連結されている。
21,22は図1中に示す如くクランクボス部9に取付けられたバランスウエイトで、これらのバランスウエイト21,22は、静的な重量バランスをとるものである。また、23は図1中に示す如く冷却ファン14に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト23は、駆動軸7を回転駆動したときに発生するモーメントを打消して回転を円滑にするものである。
24は本実施の形態で採用したシール用の被覆層で、該被覆層24は、図5、図6に示すように固定スクロール2に対しラップ部2Bの周面を覆うようにコーティングして形成されている。ここで、被覆層24は、自己潤滑性を有する材料(例えば、二硫化モリブデンを含んだ樹脂材料、フッ素系樹脂材料またはカーボン系樹脂材料等)を塗布等の手段を用いてラップ部2Bの周面にコーティングすることにより形成されている。
このように、被覆層24をラップ部2Bの周面に塗布して形成する場合に、被覆層24の厚みが1回の塗布作業で所要の膜厚tckに達しないときには、必要に応じて複数回の塗布作業を繰返すようにする。これにより、被覆層24の厚みは、ラップ部2Bの周面に沿ってほぼ均一な膜厚tckをもって形成できるものである。
そして、被覆層24の膜厚tckは、下記の数5,数6式を満たす関係で求められる。即ち、旋回スクロール3が旋回運動するときの偏心量εを、後述の如くダイヤルゲージ25等を用いて測定し、固定スクロール2における隣り合うラップ部2Bの中心間距離をLとして測定し、被覆層24が形成されるラップ部2Bの歯厚をts (例えば、ts =t1 )、相手方となるラップ部3Bの歯厚をtp (例えば、tp =t2 )としてそれぞれ測定する。
また、被覆層24を形成する前の状態で固定スクロール2と旋回スクロール3とによって2つのラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップの測定値をδとし、被覆層24を形成した状態でラップ部2B,3Bが最接近したときの両者間のラジアルギャップに相当する距離をδr とする。
これにより、前記中心間距離Lは、図6にも示す通り、偏心量ε、ラップ部2Bの歯厚ts 、ラップ部3Bの歯厚tp およびラジアルギャップの測定値δに対して、下記の数1式の関係を満たすものである。
そして、この数1式の関係からラジアルギャップの測定値δは、下記の数2式により求められる。
また、この場合のラジアルギャップの測定値δは、被覆層24を形成した状態でラップ部2B,3B間の距離δr および被覆層24の膜厚tck に対して、下記の数3式の関係を満たす。
さらに、前記距離δr は、常に零以上の正の値とする必要があるので、前記数2の式から、下記の数4式の関係が導かれる。
従って、被覆層24の膜厚tck を、ラジアルギャップの測定値δ以下の値に設定するとして、前記数2式と数4式の関係から下記の数5,6式の関係を導くことができる。
25は旋回スクロール3が旋回運動するときの偏心量εを測定する測定具としてのダイヤルゲージで、該ダイヤルゲージ25は、図4に示すように円形のケース体25Aと、該ケース体25Aから径方向に突出した筒状のステム25Bと、該ステム25B内に変位可能に設けられたスピンドル25C等を含んで構成されている。そして、ダイヤルゲージ25は、スピンドル25Cの先端を測定対象物に当接させつつ、軸方向に変位させることにより、該スピンドル25Cの変位量をケース体25A内の目盛り(図示せず)等を用いて測定値として表示するものである。
ここで、ダイヤルゲージ25は、図4に示す如くステム25Bがケーシング1の筒部1Aに台座26(取付治具)を介して取付けられ、この状態でスピンドル25Cの先端が測定対象物(旋回スクロール3の鏡板3A)に径方向外側から当接されている。そして、測定対象の旋回スクロール3を駆動軸7(図2参照)により旋回運動させると、旋回スクロール3が図4中に実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間で変位すると共に、これに伴ってダイヤルゲージ25のスピンドル25Cが軸方向に変位量2εをもって変位する。
このように、ダイヤルゲージ25で測定した変位量2εにより、旋回スクロール3が旋回運動するときの偏心量εを求めることができる。この場合、旋回スクロール3に対するダイヤルゲージ25の測定位置を互いに異なる複数箇所とし、夫々の箇所での変位量2εを求め、これらの変位量2εからより適正な偏心量εを割出すようにしてもよい。そして、このような測定、演算作業を個々の製品毎に行うことにより、各製品(スクロール式流体機械)毎に固有な偏心量εを測定して算出するものである。
本実施の形態によるスクロール式流体機械(空気圧縮機)は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、電動モータ19によって駆動軸7を回転駆動すると、この駆動軸7と一緒にクランクボス部9が主軸受11に支持されて回転する。これにより、クランクボス部9内に旋回軸受12を介して取付けられた偏心軸10は、軸線O1 −O1 からの偏心量εをもって旋回し、旋回スクロール3を固定スクロール2に対して旋回運動させる。
そして、旋回スクロール3が旋回運動を開始すると、固定スクロール2のラップ部2Bと旋回スクロール3のラップ部3Bとの間に画成される圧縮室5が連続的に縮小される。これにより、各圧縮室5は吸込口から吸込んだ空気を順次圧縮し、このときの圧縮空気を吐出口6から外部の空気タンク(図示せず)等に向けて吐出する。
また、圧縮運転時には、駆動軸7と一緒に冷却ファン14が回転駆動され、冷却風を発生する。そして、冷却ファン14からの冷却風は、図1、図2中に矢印で示す通り、ファンケース15を構成する一側カバー16、ダクト17、他側カバー18内を流通し、その一部が固定スクロール2の裏面側に導かれ、該固定スクロール2を裏面(放熱フィン2C)側から冷却する。また、残りの冷却風は、ダクト17からケーシング1の流入口1Eを介して旋回スクロール3の裏面(放熱フィン3C)側に導かれ、該旋回スクロール3を裏面側から冷却する。
ところで、このようなスクロール式流体機械は、両スクロール部材(固定スクロール2、旋回スクロール3)や補助クランク機構4等を含めて多数の部品が使用されているので、個々の部品による交差の集積(積上げ)に伴って各製品毎の個体差が大きくなる。この結果、固定スクロール2と旋回スクロール3とのラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップに大きなバラツキが生じる。
そして、従来技術の場合には、ラジアルギャップが大きい製品に対して、例えばラップ部の歯厚が厚い固定スクロールを用意し、ラジアルギャップが小さい製品に対しては歯厚が相対的に薄い固定スクロールを用意する等の対策を採っている。しかし、この場合には、複数個の固定スクロールを予め準備しておく必要が生じ、組立時の作業性、生産性が悪いという問題がある。
そこで、本実施の形態にあっては、固定スクロール2,旋回スクロール3のラップ部2B,3Bのうち、例えば一方のラップ部2Bの周面にシール用の被覆層24を形成すると共に、ラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップ(測定値δ)を、被覆層24の形成前に測定して求め、該被覆層24の膜厚tckをラジアルギャップの測定値δに従って設定する構成としている。
即ち、本実施の形態では、旋回スクロール3が旋回運動するときの偏心量εを図4に示す如くダイヤルゲージ25等により測定して求める。また、固定スクロール2における隣り合うラップ部2Bの中心間距離Lを、図6に示すように測定して求めると共に、ラップ部2Bの歯厚ts (ts =t1 )、ラップ部3Bの歯厚tp (tp =t2 )もそれぞれ測定して求める。
そして、被覆層24を形成する前の状態で固定スクロール2と旋回スクロール3とによって2つのラップ部2B,3B間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップの測定値をδとすると、この測定値δは、前述した数2式により、δ={L−(2ε+tp +ts )}/2として求めることができる。
また、被覆層24を形成した状態でラップ部2B,3Bが最接近したときの両者間のラジアルギャップに相当する距離δr と、被覆層24の膜厚tck とに対して、ラジアルギャップの測定値δは、前述した数3式により、δ=δr +tck なる関係にあるので、被覆層24の膜厚tck は、ラジアルギャップの測定値δ以下、または測定値δよりも小さくすることによって、前述した数5式、数6式を満たす関係に設定することができる。
このため、従来技術で述べたように、ラップ部の歯厚が異なる複数の固定スクロールを予め用意する等の手間のかかる作業を不要にでき、例えば固定スクロール2のラップ部2Bに被覆層24を形成する場合の膜厚tckを、ラジアルギャップの測定値δに基づいて決定することができる。
これにより、固定スクロール2と旋回スクロール3とのラップ部2B,3B間でのシール性を被覆層24によって高めることができ、その圧縮性能等を向上できる。そして、ラップ部2B,3B間でかじり、摩耗、損傷等が発生するのを抑えることができ、スクロール式流体機械(空気圧縮機)としての性能を安定させることができる。
特に、被覆層24は、自己潤滑性を有する材料(例えば、二硫化モリブデンを含んだ樹脂材料、フッ素系樹脂材料またはカーボン系樹脂材料等)を塗布等の手段を用いてラップ部2Bの周面にコーティングすることにより形成されている。このため、固定スクロール2と旋回スクロール3とのラップ部2B,3Bのうち少なくとも一方のラップ部には、自己潤滑性を有する材料からなる被覆層24を前述の如き膜厚tckをもって形成でき、そのシール性を向上することができると共に、ラップ部2B,3B間でのかじり、摩耗、損傷等を抑えることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、固定スクロール2のラップ部2Bに被覆層24を形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば旋回スクロール3のラップ部3Bにシール用の被覆層を形成する構成としてもよいものである。
次に、図7は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、固定スクロールと旋回スクロールとの両スクロール部材に対し、各ラップ部の周面に第1,第2の被覆層を形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は本実施の形態で採用した第1のスクロール部材としての固定スクロールで、該固定スクロール31は、第1の実施の形態で述べた固定スクロール2とほぼ同様に構成され、鏡板31Aには渦巻状のラップ部31Bが立設されている。そして、ラップ部31Bの周面には後述の被覆層33が形成されている。
32は第2のスクロール部材としての旋回スクロールを示し、該旋回スクロール32は、第1の実施の形態で述べた旋回スクロール32とほぼ同様に構成され、鏡板32Aには渦巻状のラップ部32Bが立設されている。そして、ラップ部32Bの周面には後述の被覆層34が形成されている。
33は固定スクロール31のラップ部31Bに形成された第1の被覆層で、該第1の被覆層33は、第1の実施の形態で述べた被覆層24と同様に構成され、ラップ部31Bの周面を被覆している。また、この場合の被覆層33は、ラップ部31Bの周面に膜厚tcs(tcs=tc1)をもって形成されている。
34は旋回スクロール32のラップ部32Bに形成された第2の被覆層で、該第2の被覆層34は、第1の実施の形態で述べた被覆層24とほぼ同様に構成されている。また、この場合の被覆層34は、旋回スクロール32のラップ部32Bに対して、その周面を被覆するように形成され、その膜厚tcp(tcp=tc2)は、後述の数7式による関係に設定されている。
即ち、第1の被覆層33の膜厚tcsと、第2の被覆層34の膜厚tcpとは、第1の実施の形態で述べた被覆層24の膜厚tckに対して、下記の数7式による関係を満たすように設定されている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、固定スクロール31と旋回スクロール32とに対してラップ部31B,32Bの周面に第1,第2の被覆層33,34を形成することにより、ラップ部31B,32B間でのシール性等を高めることができ、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本実施の形態では、ラジアルギャップの測定値δに基づいて決定される膜厚tckに対し、第1の被覆層33の膜厚tcsと第2の被覆層34の膜厚tcpとを、前記数7式の関係に設定することにより、それぞれの膜厚tcs,tcpを適正な厚みに設定することができる。そして、この場合でも、第1,第2の被覆層33,34の厚みが1回の塗布作業でそれぞれ所要の膜厚tcs,tcpに達しない場合には、必要に応じて複数回の塗布作業を繰返すようにすればよい。
なお、前記各実施の形態では、固定スクロール2,31と旋回スクロール3,32とからなるスクロール式の空気圧縮機を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば真空ポンプ、冷媒圧縮機等にもスクロール式流体機械として広く適用できるものである。
また、前記各実施の形態では、第1,第2のスクロール部材として固定スクロール2,31と旋回スクロール3,32とを用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば互いに対向した第1,第2のスクロール部材が何れも回転する全系回転型(両回転型)のスクロール式流体機械等、種々の型式のスクロール式流体機械にも適用できるものである。
1 ケーシング
2,31 固定スクロール
2A,3A,31A,32A 鏡板
2B,3B,31B,32B ラップ部
3,32 旋回スクロール
4 補助クランク機構(自転防止機構)
5 圧縮室
6 吐出口
7 駆動軸
10 偏心軸
19 電動モータ(駆動源)
24 被覆層
33 第1の被覆層
34 第2の被覆層
2,31 固定スクロール
2A,3A,31A,32A 鏡板
2B,3B,31B,32B ラップ部
3,32 旋回スクロール
4 補助クランク機構(自転防止機構)
5 圧縮室
6 吐出口
7 駆動軸
10 偏心軸
19 電動モータ(駆動源)
24 被覆層
33 第1の被覆層
34 第2の被覆層
Claims (4)
- 鏡板に渦巻状のラップ部が立設された第1のスクロール部材と、該第1のスクロール部材と軸方向で対向して設けられ鏡板に該第1のスクロール部材のラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成する他のラップ部が渦巻状に立設された第2のスクロール部材とを備え、該第1,第2のスクロール部材のうち少なくともいずれか一方のスクロール部材には、前記ラップ部の周面にシール用の被覆層を形成してなるスクロール式流体機械において、
前記第1,第2のスクロール部材によって前記各ラップ部間に形成されるラジアルギャップのうち、両者が最接近している部位のラジアルギャップを、前記被覆層の形成前に測定し、該被覆層の膜厚を、前記ラジアルギャップの測定値に従って設定する構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。 - 前記第1,第2のスクロール部材のいずれか一方が旋回運動するときの偏心量をε、前記一方のスクロール部材における隣り合うラップ部の中心間距離をL、前記被覆層が形成されるラップ部の歯厚をts 、相手方となるラップ部の歯厚をtp 、前記ラジアルギャップの測定値をδ、前記被膜層を形成した状態で2つのラップ部が最接近したときの両者間のラジアルギャップに相当する距離をδr としたときに、前記被覆層の膜厚tck は、
δ≧ tck =(δ−δr )
δ={L−(2ε+ts +tp )}/2 ≧tck
なる2つの演算式による関係を満たす構成としてなる請求項1に記載のスクロール式流体機械。 - 前記第1,第2のスクロール部材には、それぞれのラップ部に被覆層を形成する構成とし、前記第1のスクロール部材に形成する第1の被覆層の膜厚tc1と、前記第2のスクロール部材に形成する第2の被覆層の膜厚tc2とは、前記被覆層の膜厚tckに対して、
tck =tc1+tc2
なる関係に設定してなる請求項1または2に記載のスクロール式流体機械。 - 前記被覆層は、二硫化モリブデンを含んだ樹脂材料、フッ素系樹脂材料またはカーボン系樹脂材料からなる自己潤滑性を有する材料により形成してなる請求項1,2または3に記載のスクロール式流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007226065A JP2009057897A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | スクロール式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007226065A JP2009057897A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | スクロール式流体機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009057897A true JP2009057897A (ja) | 2009-03-19 |
Family
ID=40553867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007226065A Pending JP2009057897A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | スクロール式流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009057897A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012096068A1 (ja) | 2011-01-14 | 2012-07-19 | アネスト岩田株式会社 | スクロール式流体機械、及びその弾性被膜形成方法及び装置 |
US9427771B2 (en) | 2011-01-14 | 2016-08-30 | Anest Iwata Corporation | Method for forming coating on scroll type fluid machine |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007226065A patent/JP2009057897A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012096068A1 (ja) | 2011-01-14 | 2012-07-19 | アネスト岩田株式会社 | スクロール式流体機械、及びその弾性被膜形成方法及び装置 |
US9427771B2 (en) | 2011-01-14 | 2016-08-30 | Anest Iwata Corporation | Method for forming coating on scroll type fluid machine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4828915B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP4618478B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP4949823B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP5998012B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP5433603B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH1182333A (ja) | スクロール流体機械 | |
JPH09144674A (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP4814189B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2007077805A (ja) | ポンプのロータ装置 | |
US7214044B2 (en) | Compressor having an oil passage which one end is connected to oil collecting groove and other end is opened to cover end surface of bearing | |
JP2009057897A (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP2018119521A (ja) | スクロール型圧縮機およびその組立方法 | |
JP5457943B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP2004245059A (ja) | スクロール式圧縮機及びその圧縮機に使用するスクロールの製造方法 | |
JP4291089B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP6792072B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP2003314477A (ja) | ロータリ式ポンプ | |
US11111917B2 (en) | Internally rotating gear pump | |
JP4444629B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP2008151009A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2544135B2 (ja) | スクロ−ル式流体機械 | |
JP2008057465A (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP4643028B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
JP2007270763A (ja) | スクロール式流体機械 | |
JPH11280669A (ja) | スクロール式流体機械 |