JP2009056012A - ミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】釜合わせの作業性を向上すること。
【解決手段】ミシンモータ11に連結され、このミシンモータの駆動により回転して針15を保持する針棒14を上下動させる上軸12と、ミシンベッド部に設けられ、ミシンモータの駆動により軸回りに回転する下軸31と、下軸の先端に設けられ、下軸の回転とともに軸回りに回転する釜36と、上軸と下軸を連結し、上軸の駆動を下軸に伝達する動力伝達部17と、を備えるミシン1は、下軸に連結され、操作により下軸を軸回りに回転させて釜の回転位置を調節する釜位置調節部40を備え、釜位置調節部は、作業者が針の上下位置及び釜の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ミシンモータ11に連結され、このミシンモータの駆動により回転して針15を保持する針棒14を上下動させる上軸12と、ミシンベッド部に設けられ、ミシンモータの駆動により軸回りに回転する下軸31と、下軸の先端に設けられ、下軸の回転とともに軸回りに回転する釜36と、上軸と下軸を連結し、上軸の駆動を下軸に伝達する動力伝達部17と、を備えるミシン1は、下軸に連結され、操作により下軸を軸回りに回転させて釜の回転位置を調節する釜位置調節部40を備え、釜位置調節部は、作業者が針の上下位置及び釜の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、針の上下動作と釜の回転動作が同期するように構成されたミシンに関する。
上下動により布に上糸を通す針上下動機構と、下糸が巻きつけられたボビンを収納し、回転により下糸をボビンから引き出して上糸に絡め、布に縫い目を形成する釜機構と、を備えるミシンが知られている。
具体的には、図4に示すように、ミシン100は、針上下動機構110と、釜機構120と、を備えている。
針上下動機構110は、ミシンモータMに連結された上軸111と、この上軸111の先端に設けられ、カムやリンクからなる針棒揺動機構112と、この針棒揺動機構112に上下動自在に設けられた針棒113と、針棒113の先端に設けられた針114と、を備えている。
釜機構120は、上軸111に掛けられたタイミングベルトTを介して上軸111の駆動が伝達される下軸121と、この下軸121の先端に設けられ、下軸121の回転を揺動運動に変換するギアボックス122と、このギアボックス122に連結された釜軸123と、この釜軸123に対して任意の回転方向に固定できるドライバー124と、釜126を収容する大釜125と、この大釜125に案内され、ドライバー124によって揺動回転する釜126と、を備えている。
具体的には、図4に示すように、ミシン100は、針上下動機構110と、釜機構120と、を備えている。
針上下動機構110は、ミシンモータMに連結された上軸111と、この上軸111の先端に設けられ、カムやリンクからなる針棒揺動機構112と、この針棒揺動機構112に上下動自在に設けられた針棒113と、針棒113の先端に設けられた針114と、を備えている。
釜機構120は、上軸111に掛けられたタイミングベルトTを介して上軸111の駆動が伝達される下軸121と、この下軸121の先端に設けられ、下軸121の回転を揺動運動に変換するギアボックス122と、このギアボックス122に連結された釜軸123と、この釜軸123に対して任意の回転方向に固定できるドライバー124と、釜126を収容する大釜125と、この大釜125に案内され、ドライバー124によって揺動回転する釜126と、を備えている。
このような構成のミシン100は、縫製を開始する前に、針先と釜の剣先が所定のタイミングで同期させて動作するように各位相が調節される。この作業を一般的に釜合わせという。
釜合わせにおいて各位相を調節する場合には、図4に示すように、上軸111にかさ歯車130,131を介して連結された針位置調節プーリー132を手動により回転させる。これにより、上軸111は回転するので、針位置調節プーリー132の回転量を変えることにより、針114の上下位置を釜126の剣先に合わせて調節することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3614550号公報
釜合わせにおいて各位相を調節する場合には、図4に示すように、上軸111にかさ歯車130,131を介して連結された針位置調節プーリー132を手動により回転させる。これにより、上軸111は回転するので、針位置調節プーリー132の回転量を変えることにより、針114の上下位置を釜126の剣先に合わせて調節することができる(例えば、特許文献1参照。)。
上記のようなミシンにおいては、針位置調節プーリー132を手で持ちながら針114の高さを調節し、さらに針先の位置と釜126の剣先の位置を確認して釜合わせを行い、ドライバー124で釜126を固定する必要がある。
しかし、上軸111及び針位置調節プーリー132は、ミシンテーブルより上方のミシンアームに設けられ、釜126は、ミシンテーブルより下方のミシンベッドに設けられているため、ミシンテーブル、特に被縫製物を支持して針の上下動に同期してXY方向に移送する布移送装置が大型であり、被縫製物の下方に配置したミシンテーブルとしての針板補助カバーが大きな場合には、針位置調節プーリー132を手で持ちながらミシンテーブル下方の釜を覗くことができず、目見当で針114と釜126の位置合わせ、位置の確認、さらに位置合わせ、その位置の確認と、何度か調節作業を繰り返す必要があり、釜合わせの作業性の向上が困難であった。
しかし、上軸111及び針位置調節プーリー132は、ミシンテーブルより上方のミシンアームに設けられ、釜126は、ミシンテーブルより下方のミシンベッドに設けられているため、ミシンテーブル、特に被縫製物を支持して針の上下動に同期してXY方向に移送する布移送装置が大型であり、被縫製物の下方に配置したミシンテーブルとしての針板補助カバーが大きな場合には、針位置調節プーリー132を手で持ちながらミシンテーブル下方の釜を覗くことができず、目見当で針114と釜126の位置合わせ、位置の確認、さらに位置合わせ、その位置の確認と、何度か調節作業を繰り返す必要があり、釜合わせの作業性の向上が困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、釜合わせの作業性を向上することができるミシンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ミシンモータに連結され、このミシンモータの駆動により回転して針を保持する針棒を上下動させる上軸と、
ミシンベッド部に設けられ、前記ミシンモータの駆動により軸回りに回転する下軸と、
前記下軸の先端に設けられ、前記下軸の回転とともに軸回りに回転する釜と、
前記上軸と前記下軸を連結し、前記上軸の駆動を前記下軸に伝達する動力伝達部と、を備えるミシンにおいて、
前記下軸に連結され、操作により前記下軸を軸回りに回転させて前記釜の回転位置を調節する釜位置調節部を備え、
前記釜位置調節部を手動で調節する操作部材を、ミシンベッド部よりも下方側に配置して、作業者が前記針の上下位置及び前記釜の回転位置を視認しながら操作可能に設けたことを特徴とする。
ミシンベッド部に設けられ、前記ミシンモータの駆動により軸回りに回転する下軸と、
前記下軸の先端に設けられ、前記下軸の回転とともに軸回りに回転する釜と、
前記上軸と前記下軸を連結し、前記上軸の駆動を前記下軸に伝達する動力伝達部と、を備えるミシンにおいて、
前記下軸に連結され、操作により前記下軸を軸回りに回転させて前記釜の回転位置を調節する釜位置調節部を備え、
前記釜位置調節部を手動で調節する操作部材を、ミシンベッド部よりも下方側に配置して、作業者が前記針の上下位置及び前記釜の回転位置を視認しながら操作可能に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ミシンモータを駆動させると、ミシンモータに連結された上軸が回転して針棒を上下動させ、針も上下動する。また、ミシンモータの駆動は、動力伝達部により下軸に伝達される。これにより、下軸が回転し、下軸に連結された釜が回転する。
ここで、針先と釜の剣先を合わせる、いわゆる釜合わせを行う場合には、ミシンモータを停止させて、上軸又は下軸を手動で回転させることにより行う。本発明においては、作業者が針先の上下位置及び釜の剣先の回転位置を視認しながら操作可能に設けられた操作部材により行うことで、釜位置調節部を手動で調節することができ、釜合わせを行うことができる。
これにより、針先と釜の剣先の位置合わせとその位置の確認を何度か交互に繰り返す必要がなくなり、釜合わせの作業性を向上することができる。
ここで、針先と釜の剣先を合わせる、いわゆる釜合わせを行う場合には、ミシンモータを停止させて、上軸又は下軸を手動で回転させることにより行う。本発明においては、作業者が針先の上下位置及び釜の剣先の回転位置を視認しながら操作可能に設けられた操作部材により行うことで、釜位置調節部を手動で調節することができ、釜合わせを行うことができる。
これにより、針先と釜の剣先の位置合わせとその位置の確認を何度か交互に繰り返す必要がなくなり、釜合わせの作業性を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、
前記上軸に連結され、操作により前記上軸を軸回りに回転させて針の上下位置を調節する針位置調節部を備えることを特徴とする。
前記上軸に連結され、操作により前記上軸を軸回りに回転させて針の上下位置を調節する針位置調節部を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、釜合わせにおいて、釜位置調節部による釜の剣先の回転位置の調節だけでなく、針位置調節部による針先の上下位置の調節も行うことができるので、釜合わせをより精度よく行うことができ、その作業もより容易に行うことができる。
請求項1に記載の発明によれば、針先と釜の剣先の位置合わせとその位置の確認を何度か交互に繰り返す必要がなくなり、釜合わせの作業性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、釜合わせをより精度よく行うことができ、その作業もより容易に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの最良の形態について詳細に説明する。
<ミシンの構成>
図1、図2に示すように、ミシン1は、各部の駆動源となるミシンモータ11と、このミシンモータ11の出力軸11aに連結され、ミシンモータ11の駆動により軸回りに回転する上軸12と、この上軸12の先端に設けられ、カムやリンクからなる針棒揺動機構13と、この針棒揺動機構13に上下動自在に設けられた針棒14と、針棒14の先端に設けられた針15と、を備えている。
ミシンモータ11の出力軸11aは、軸回りに回転し、上軸12は、ミシンモータ11の出力軸11aと同一軸線上に連結されている。従って、上軸12は、ミシンモータ11の出力軸11aの回転とともに軸回りに回転する。
ミシンモータ11の出力軸11aには、プーリー16が固定されており、出力軸11aの回転とともに軸回りに回転する。このプーリー16には、出力軸11aの回転を上軸12から下軸31(後述する)に伝達する動力伝達部としてのタイミングベルト17が掛け渡されている。すなわち、タイミングベルト17は、上軸12の駆動を下軸31に伝達するものである。タイミングベルト17は、その途中でガイド部材17aにより、適度な張力がかかるようになっている。また、動力伝達部としては、タイミングベルトに限らず、チェーン等を用いてもよい。
<ミシンの構成>
図1、図2に示すように、ミシン1は、各部の駆動源となるミシンモータ11と、このミシンモータ11の出力軸11aに連結され、ミシンモータ11の駆動により軸回りに回転する上軸12と、この上軸12の先端に設けられ、カムやリンクからなる針棒揺動機構13と、この針棒揺動機構13に上下動自在に設けられた針棒14と、針棒14の先端に設けられた針15と、を備えている。
ミシンモータ11の出力軸11aは、軸回りに回転し、上軸12は、ミシンモータ11の出力軸11aと同一軸線上に連結されている。従って、上軸12は、ミシンモータ11の出力軸11aの回転とともに軸回りに回転する。
ミシンモータ11の出力軸11aには、プーリー16が固定されており、出力軸11aの回転とともに軸回りに回転する。このプーリー16には、出力軸11aの回転を上軸12から下軸31(後述する)に伝達する動力伝達部としてのタイミングベルト17が掛け渡されている。すなわち、タイミングベルト17は、上軸12の駆動を下軸31に伝達するものである。タイミングベルト17は、その途中でガイド部材17aにより、適度な張力がかかるようになっている。また、動力伝達部としては、タイミングベルトに限らず、チェーン等を用いてもよい。
上軸12には、かさ歯車18が設けられており、上軸12とともに同軸回りに回転する。このかさ歯車18には、操作により上軸12を軸回りに回転させて針棒14や針15の上下位置を調節する針位置調節部20が噛み合うように設けられている。
針位置調節部20は、かさ歯車18に噛み合うかさ歯車21と、このかさ歯車21と同軸回りに回転するとともに、かさ歯車21を軸支する調節ダイヤル22と、を備えている。調節ダイヤル22は、かさ歯車21を一端で軸支する支持軸22aと、支持軸22aの他端に設けられた円形状のノブ22bと、を備えている。ここで、かさ歯車18の回転軸線とかさ歯車21の回転軸線は直交しており、ノブ22bの回転動作は、かさ歯車21及びかさ歯車18により、上軸12の回転動作に変換される。
針棒揺動機構13は、上軸12の軸回りの回転動作を針棒14の上下動作に変換するものである。
針位置調節部20は、かさ歯車18に噛み合うかさ歯車21と、このかさ歯車21と同軸回りに回転するとともに、かさ歯車21を軸支する調節ダイヤル22と、を備えている。調節ダイヤル22は、かさ歯車21を一端で軸支する支持軸22aと、支持軸22aの他端に設けられた円形状のノブ22bと、を備えている。ここで、かさ歯車18の回転軸線とかさ歯車21の回転軸線は直交しており、ノブ22bの回転動作は、かさ歯車21及びかさ歯車18により、上軸12の回転動作に変換される。
針棒揺動機構13は、上軸12の軸回りの回転動作を針棒14の上下動作に変換するものである。
ミシン1は、ミシンベッド部の下方に設けられ、ミシンモータ11の駆動により軸回りに回転する下軸31を備えている。下軸31は、その軸線が上軸12の軸線と平行になるように配置されている。下軸31の一端には、下軸31の回転を揺動運動に変換するギアボックス32が設けられている。下軸31の他端には、プーリー33が下軸31と同軸線上に固定されており、下軸31の回転とともに軸回りに回転する。このプーリー33には、タイミングベルト17が掛け渡されており、ミシンモータ11の駆動は、タイミングベルト17を介して下軸31に伝達される。
ギアボックス32には、下軸31としても機能する釜軸34が連結され、下軸31の回転とともに釜軸34も回転するように設けられている。釜軸34には、釜軸34に対して任意の回転方向に固定できるドライバー35と、ドライバー35によって揺動回転する釜36と、釜36を収容する大釜37と、が設けられている。
ギアボックス32は、例えば、上軸12が二回転する間に釜36が一回転するように釜軸34に伝達される回転速度を減速するものである。
ギアボックス32には、下軸31としても機能する釜軸34が連結され、下軸31の回転とともに釜軸34も回転するように設けられている。釜軸34には、釜軸34に対して任意の回転方向に固定できるドライバー35と、ドライバー35によって揺動回転する釜36と、釜36を収容する大釜37と、が設けられている。
ギアボックス32は、例えば、上軸12が二回転する間に釜36が一回転するように釜軸34に伝達される回転速度を減速するものである。
下軸31には、かさ歯車38が設けられており、下軸31とともに同軸回りに回転する。このかさ歯車38には、操作により下軸31を軸回りに回転させて釜36の回転位置(より具体的には、剣先の位置)を調節する釜位置調節部40が噛み合うようにミシンベッド部の下方に設けられている。
釜位置調節部40は、かさ歯車38に噛み合うかさ歯車41と、このかさ歯車41と同軸回りに回転するとともに、かさ歯車41を軸支する調節ダイヤル(操作部材)42と、を備えている。調節ダイヤル42は、釜位置調節部40を手動で操作するための操作部材であり、かさ歯車41を一端で軸支する支持軸42aと、支持軸42aの他端に設けられた円形状のノブ42bと、を備えている。ここで、かさ歯車38の回転軸線とかさ歯車41の回転軸線は直交しており、ノブ42bの回転動作は、かさ歯車41及びかさ歯車38により、下軸31の回転動作に変換される。
釜位置調節部40のうち、少なくとも作業者により操作されるノブ42bは、作業者が針15の上下位置及び釜36の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられている。
釜位置調節部40は、かさ歯車38に噛み合うかさ歯車41と、このかさ歯車41と同軸回りに回転するとともに、かさ歯車41を軸支する調節ダイヤル(操作部材)42と、を備えている。調節ダイヤル42は、釜位置調節部40を手動で操作するための操作部材であり、かさ歯車41を一端で軸支する支持軸42aと、支持軸42aの他端に設けられた円形状のノブ42bと、を備えている。ここで、かさ歯車38の回転軸線とかさ歯車41の回転軸線は直交しており、ノブ42bの回転動作は、かさ歯車41及びかさ歯車38により、下軸31の回転動作に変換される。
釜位置調節部40のうち、少なくとも作業者により操作されるノブ42bは、作業者が針15の上下位置及び釜36の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられている。
図2は、ミシンベッド部Bを下面側から見た図である。
図2に示すように。ミシンベッド部Bの下面側から作業者が覗き込むと、釜36の回転を視認することができるようになっている。また、この釜36の上方に針15が存在し、上軸12の回転により、針15が釜36に向かって進入してくるので、針15の先端の位置と、釜36の剣先の位置を調節して釜合わせを行うことができる。
このとき、ミシンベッド部Bの下面における釜36の後方には、ノブ42bが露出するように設けられている。
これにより、作業者は、ミシンベッドBの下面側からノブ42bを持った状態で針15と釜36を見ながら釜合わせを行うことができる。
図2に示すように。ミシンベッド部Bの下面側から作業者が覗き込むと、釜36の回転を視認することができるようになっている。また、この釜36の上方に針15が存在し、上軸12の回転により、針15が釜36に向かって進入してくるので、針15の先端の位置と、釜36の剣先の位置を調節して釜合わせを行うことができる。
このとき、ミシンベッド部Bの下面における釜36の後方には、ノブ42bが露出するように設けられている。
これにより、作業者は、ミシンベッドBの下面側からノブ42bを持った状態で針15と釜36を見ながら釜合わせを行うことができる。
<釜合わせの際の動作>
次に、釜合わせの際の動作について説明する。
釜合わせを行うのは、ミシン1の起動前であるため、ミシンモータ11の駆動は停止しており、上軸12及び下軸31も停止した状態である。
このような状態において、作業者は、ノブ42bを下軸31側に押し込んで、かさ歯車41を下軸31のかさ歯車38に噛み合わせる。
そして、作業者は、針15の先端の位置と釜36の剣先の位置を合わせるように、ノブ42bを回して調節する。
ここで、釜合わせをしているときは、全てミシンベッド部Bの下面側で行うことができる。
なお、釜合わせは、釜位置調節部40だけでなく、針位置調節部20を併用して行うことも可能である。
次に、釜合わせの際の動作について説明する。
釜合わせを行うのは、ミシン1の起動前であるため、ミシンモータ11の駆動は停止しており、上軸12及び下軸31も停止した状態である。
このような状態において、作業者は、ノブ42bを下軸31側に押し込んで、かさ歯車41を下軸31のかさ歯車38に噛み合わせる。
そして、作業者は、針15の先端の位置と釜36の剣先の位置を合わせるように、ノブ42bを回して調節する。
ここで、釜合わせをしているときは、全てミシンベッド部Bの下面側で行うことができる。
なお、釜合わせは、釜位置調節部40だけでなく、針位置調節部20を併用して行うことも可能である。
<作用・効果>
以上のようなミシン1によれば、ミシンモータ11を駆動させると、ミシンモータ11に連結された上軸12が回転して針棒14を上下動させ、針15も上下動する。また、ミシンモータ11の駆動は、タイミングベルト17により下軸に伝達される。これにより、下軸31が回転し、下軸31にギアボックス32を介して連結された釜36が回転する。
ここで、針15の先端と釜36の剣先を合わせる、いわゆる釜合わせを行う場合には、ミシンモータ11を停止させて、上軸12又は下軸31を手動で回転させることにより行う。
本実施形態においては、釜合わせは、作業者が針先の上下位置及び釜36の剣先の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられた調節ダイヤル42のノブ42bの操作により行う。
これにより、針15の先端と釜36の剣先の位置合わせとその位置の確認を何度か交互に繰り返す必要がなくなり、釜合わせの作業性を向上することができる。
以上のようなミシン1によれば、ミシンモータ11を駆動させると、ミシンモータ11に連結された上軸12が回転して針棒14を上下動させ、針15も上下動する。また、ミシンモータ11の駆動は、タイミングベルト17により下軸に伝達される。これにより、下軸31が回転し、下軸31にギアボックス32を介して連結された釜36が回転する。
ここで、針15の先端と釜36の剣先を合わせる、いわゆる釜合わせを行う場合には、ミシンモータ11を停止させて、上軸12又は下軸31を手動で回転させることにより行う。
本実施形態においては、釜合わせは、作業者が針先の上下位置及び釜36の剣先の回転位置を視認しながら操作可能な位置に設けられた調節ダイヤル42のノブ42bの操作により行う。
これにより、針15の先端と釜36の剣先の位置合わせとその位置の確認を何度か交互に繰り返す必要がなくなり、釜合わせの作業性を向上することができる。
また、釜合わせにおいて、釜位置調節部40による釜36の剣先の回転位置の調節だけでなく、針位置調節部20による針15の先端の上下位置の調節も行うことができるので、釜合わせをより精度よく行うことができ、その作業もより容易に行うことができる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、図3に示すように、釜位置調節部50を針15や釜36と同時に視認可能な位置に設けてもよい。
具体的には、上記実施形態で下軸31の一端に設けられていたギアボックス32を下軸の他端側にずらして下軸31の一端をギアボックス32から外部に露出させる。
下軸31の一端には、下軸31の径方向に延びる溝31aを形成し、釜位置調節部50の軸部51の先端には、軸部51の径方向に延びる突起51aを形成する。
そして、軸部51の突起51aを下軸31の溝31aに嵌め込む。ここで、軸部51は、下軸31及び軸部51の軸線方向には移動可能とされているが、下軸31及び軸部51の周方向には移動できない状態とされている。
これにより、ノブ52を回転操作することで、下軸31を同方向に回転させることができる。
また、このような構成とすることにより、ノブ52は、釜36と並んで作業者の方向に向いて配置される。
よって、作業者は、針15の先端と釜36の剣先の位置を確認しながら釜位置調節部50を見て操作することができるので、上記実施形態の場合に比べて、釜合わせの作業性をより向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、図3に示すように、釜位置調節部50を針15や釜36と同時に視認可能な位置に設けてもよい。
具体的には、上記実施形態で下軸31の一端に設けられていたギアボックス32を下軸の他端側にずらして下軸31の一端をギアボックス32から外部に露出させる。
下軸31の一端には、下軸31の径方向に延びる溝31aを形成し、釜位置調節部50の軸部51の先端には、軸部51の径方向に延びる突起51aを形成する。
そして、軸部51の突起51aを下軸31の溝31aに嵌め込む。ここで、軸部51は、下軸31及び軸部51の軸線方向には移動可能とされているが、下軸31及び軸部51の周方向には移動できない状態とされている。
これにより、ノブ52を回転操作することで、下軸31を同方向に回転させることができる。
また、このような構成とすることにより、ノブ52は、釜36と並んで作業者の方向に向いて配置される。
よって、作業者は、針15の先端と釜36の剣先の位置を確認しながら釜位置調節部50を見て操作することができるので、上記実施形態の場合に比べて、釜合わせの作業性をより向上することができる。
1 ミシン
2 ミシン
11 ミシンモータ
12 上軸
14 針棒
15 針
17 タイミングベルト(動力伝達部)
20 針位置調節部
31 下軸
36 釜
40 釜位置調節部
42 調節ダイヤル(操作部材)
B ミシンベッド部
2 ミシン
11 ミシンモータ
12 上軸
14 針棒
15 針
17 タイミングベルト(動力伝達部)
20 針位置調節部
31 下軸
36 釜
40 釜位置調節部
42 調節ダイヤル(操作部材)
B ミシンベッド部
Claims (2)
- ミシンモータに連結され、このミシンモータの駆動により回転して針を保持する針棒を上下動させる上軸と、
ミシンベッド部に設けられ、前記ミシンモータの駆動により軸回りに回転する下軸と、
前記下軸の先端に設けられ、前記下軸の回転とともに軸回りに回転する釜と、
前記上軸と前記下軸を連結し、前記上軸の駆動を前記下軸に伝達する動力伝達部と、を備えるミシンにおいて、
前記下軸に連結され、操作により前記下軸を軸回りに回転させて前記釜の回転位置を調節する釜位置調節部を備え、
前記釜位置調節部を手動で調節する操作部材を、ミシンベッド部よりも下方側に配置して、作業者が前記針の上下位置及び前記釜の回転位置を視認しながら操作可能に設けたことを特徴とするミシン。 - 前記上軸に連結され、操作により前記上軸を軸回りに回転させて針の上下位置を調節する針位置調節部を備えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
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