JP2009055311A - 屋外設置用マイクロホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雨水が浸み込み難く、音響特性が劣化することがなく、測定精度を低下させることがない屋外設置用マイクロホン装置を提供する。
【解決手段】 音を検出するマイクロホン2と、このマイクロホン2を屋外空間に固定する支持部3とからなる屋外設置用マイクロホン装置1であって、マイクロホン2を覆う略レモン形状の防風スクリーン4を備えた。防風スクリーン4はオープンセル構造ウレタンフォームで構成され、マイクロホン2には防風スクリーン4より目の細かいオープンセル構造ウレタンフォームで構成されたインナーキャップ12が装着され、防風スクリーン4とインナーキャップ12の間には空間13が形成されている。また、マイクロホン2の基部2aに音圧の反射を防止する音響反射防止手段15を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロホンに作用する風圧による雑音や風切り音を防止する屋外設置用マイクロホン装置に関する。
従来、マイクロホンに作用する風圧による雑音や風切り音を防止するために用いられている防風スクリーンとしては、外形が球形状のオープン発泡ウレタンのスポンジで、雨を避けるためにマイクロホンにナイロン不織布性の耐水布のカバーをかけて二重構造にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、雨が防風スクリーンに浸み込んで、マイクロホンが濡れるのを防ぐために、防風スクリーンに撥水加工を施したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
更に、鳥対策のために、防風スクリーンの中央部にアンテナを立てたものが市販されている。
特開平08−130787号公報 特開平11−275672号公報
しかし、従来の球形状のオープン発泡ウレタンのスポンジで形成された防風スクリーンにおいては、次のような問題がある。長期に雨水に濡れると、雨水がスポンジ内部に浸み込んでくる。特に、球面上部は傾斜角度が浅いので、雨水が表面を伝って落ち難く、浸み込み易い。球面上部から浸み込んだ雨水は、スポンジを伝わり、耐水布に浸み込み、更にはマイクロホンを濡らしてしまう。雨水が浸み込んだ耐水布は音響特性が劣化する。防風スクリーンを装着することで、マイクロホンの付け根部分で音圧の反射が発生し、測定の障害となる。
また、防風スクリーンに撥水加工を施しても、短時間の使用には効果を発揮するが、長期に屋外で使う場合には向かないという問題がある。
更に、鳥対策のアンテナを伝って、雨水がしみこむ場合がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、雨水が浸み込み難く、音響特性が劣化することがなく、測定精度を低下させることがない屋外設置用マイクロホン装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、音を検出するマイクロホンと、このマイクロホンを屋外空間に固定する支持部とからなる屋外設置用マイクロホン装置であって、前記マイクロホンを覆う略レモン形状の防風スクリーンを備えたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の屋外設置用マイクロホン装置において、前記防風スクリーンはオープンセル構造ウレタンフォームで構成され、前記マイクロホンには前記防風スクリーンより目の細かいオープンセル構造ウレタンフォームで構成されたインナーキャップが装着され、前記防風スクリーンと前記インナーキャップの間には隙間が形成されている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の屋外設置用マイクロホン装置において、前記マイクロホンの基部に音圧の反射を防止する音響反射防止手段を設けたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載の屋外設置用マイクロホン装置において、前記防風スクリーンに貫通孔を設け、この貫通孔に防風スクリーンより長い棒状部材を嵌挿し固定した。
請求項1に係る発明によれば、防風スクリーンを略レモン形状とすることで、上部表面の角度が球面に比べて急になり、雨水が表面を伝って落ち易くなる。
請求項2に係る発明によれば、防風スクリーンとインナーキャップの間に隙間を設けることで、雨水がインナーキャップに伝わり難くなり、音響特性も劣化し難くい。
請求項3に係る発明によれば、マイクロホンと防風スクリーンの接合部であるマイクロホンの基部に音響反射防止手段を設けることで、マイクロホンが反射音を採取することが無くなり、測定精度が向上する。
請求項4に係る発明によれば、バードスパイクとして棒状部材を防風スクリーンに通すことで、マイクロホンの設置空間に雨水が浸入し難くなる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る屋外設置用マイクロホン装置の断面図、図2は同じく平面図である。
本発明に係る屋外設置用マイクロホン装置1は、図1に示すように、音を検出するマイクロホン2と、このマイクロホン2を固定する支持部3と、マイクロホン2を覆う防風スクリーン4からなる。防風スクリーン4は、マイクロホン2に作用する風圧による雑音や風切り音を防止し、所定の音響特性を確保するために、オープンセル構造ウレタンフォームで略レモン形状に構成されている。このオープンセル構造ウレタンフォームのセルピッチは、13個/25mmである。
略レモン形状に形成された防風スクリーン4の回転対称軸Rの方向で、その一端部4aに開口部5を開け、この開口部5から中心に向かって略円柱形状のマイクロホン2を収めることができる円筒形状の穴6を形成している。この穴6にマイクロホン2が挿入されている。防風スクリーン4の回転対称軸Rとマイクロホン2の中心軸は一致している。
また、防風スクリーン4の穴6には、穴6の形状を保持する内枠7が防風スクリーン4の内壁4bとマイクロホン2との間に配設されている。内枠7は、リング状のベース部材8から起立する逆U字状のピアノ線で骨組を形成し、リング状の中間部材(不図示)によって骨組を固定して構成され、マイクロホン2を覆ってその基部2aに取付けられている。
開口部5を開けた防風スクリーン4の一端部4aは、円筒形状(長さ2〜3cm程度)に形成され、防風スクリーン4の内壁4bと支持部3の接合部10から風が入り込み難くしている。防風スクリーン4は、風で飛ばないように固定用ばね11を介してマイクロホン2の基部2aに固定されている。マイクロホン2を垂直に設置した場合、防風スクリーン4の他端部4cは、傾斜がきついので、雨水が表面を伝わって落下し易いため、雨水が浸み込み難い。
また、マイクロホン2の先端部には、断面が逆U字状のインナーキャップ12が取り付けられている。このインナーキャップ12は、防風スクリーン4より目が細かく、オープンセル構造ウレタンフォームで構成されている。このオープンセル構造ウレタンフォームのセルピッチは、20個/25mmである。ナイロン不織布と比べて音響的な劣化が少ない。防風スクリーン4の内壁4bとインナーキャップ12の間には、十分な空間(隙間)13が設けられている。インナーキャップ12の形状は、上述のように内枠7に沿った形状をしているが、略レモン形状にすることもできる。
防風スクリーン4の内壁4bとインナーキャップ12の間に十分な空間13があるので、防風スクリーン4に浸み込んだ雨水がインナーキャップ12に伝わり難い。雨水がインナーキャップ12に垂れた場合にも、インナーキャップ12が目の細かいウレタンフォームを使っているので、雨水はインナーキャップ12の表面を伝わって落下し易い。防風スクリーン4とインナーキャップ12のセルピッチは、本発明の実施の形態の値に限らず、寸法・形状により最適なものを選択すればよい。
インナーキャップ12に比べて防風スクリーン4の方が音の通過距離が長いので、防風スクリーン4には目の粗いもの、インナーキャップ12には目の細かいものを選択し、それらを組み合わせて用いることで、十分な防風・防雨の効果を得つつ、音響的な劣化を小さくできる。
また、マイクロホン2の基部2aには、マイクロホン2の先端に向かって徐々に細くなると共に、外周面になだらかな傾斜を有する略円筒形状の音響反射防止手段15が設置されている。このようななだらかな傾斜を設けることで、防風スクリーン4の内壁4aと支持部3の接合部10で反射する音圧がマイクロホン2の方向へ向かい難くなる。また、音響反射防止手段15を設ける代わりに、グラスウールなど吸音効果のある部材を接合部10近傍に配置することで反射を防いでもよい。
更に、防風スクリーン4に、その回転対称軸Rと平行でマイクロホン2の周囲に等間隔に貫通孔16を3つ開け、これらの貫通孔16に防風スクリーン4より長い樹脂製の棒状部材17を嵌挿し固定している。棒状部材17はバードスパイクとして働く。棒状部材17の本数は、3本に限られない。また、棒状部材17の両端には、棒状部材17が防風スクリーン4から脱落しないようにビーズ18が装着されている。棒状部材17は防風スクリーン4に貫通して取り付けられているので、棒状部材17を伝わって浸み込んだ雨水は棒状部材17を伝わって外部に排出され易い。
以上のように構成した本発明に係る屋外設置用マイクロホン装置1の動作について説明する。防風スクリーン4を略レモン形状とすることで、他端部4cの表面の角度が球面に比べて急になり、雨水が表面を伝って落ち易くなる。また、防風スクリーン4とインナーキャップ12の間に十分な空間13を設けることで、雨水がインナーキャップ12に伝わり難くなり、音響特性も劣化し難くい。
マイクロホン2と防風スクリーン4の接合部10であるマイクロホン2の基部2aに、音響反射防止手段15を設けることで、マイクロホン2が反射音を採取することが無くなり、測定精度が向上する。バードスパイクとして棒状部材17を防風スクリーン4に通すことで、マイクロホン2の設置空間に雨水が浸入し難くなる。
本発明によれば、防風スクリーンを略レモン形状とすること、防風スクリーンとインナーキャップの間に隙間を設けること、マイクロホンの基部に音響反射防止手段を設けること、棒状部材を防風スクリーンに通すことなどにより、雨水が浸み込み難く、音響特性が劣化することがなく、測定精度を低下させることがない屋外設置用マイクロホン装置を提供することができる。
本発明に係る屋外設置用マイクロホン装置の断面図 本発明に係る屋外設置用マイクロホン装置の平面図
符号の説明
1…屋外設置用マイクロホン装置、2…マイクロホン、2a…基部、3…支持部、4…防風スクリーン、12…インナーキャップ、13…空間(隙間)、15…音響反射防止手段、16…貫通孔、17…棒状部材。

Claims (4)

  1. 音を検出するマイクロホンと、このマイクロホンを屋外空間に固定する支持部とからなる屋外設置用マイクロホン装置であって、前記マイクロホンを覆う略レモン形状の防風スクリーンを備えたことを特徴とする屋外設置用マイクロホン装置。
  2. 前記防風スクリーンはオープンセル構造ウレタンフォームで構成され、前記マイクロホンには前記防風スクリーンより目の細かいオープンセル構造ウレタンフォームで構成されたインナーキャップが装着され、前記防風スクリーンと前記インナーキャップの間には隙間が形成されている請求項1記載の屋外設置用マイクロホン装置。
  3. 前記マイクロホンの基部に音圧の反射を防止する音響反射防止手段を設けた請求項1又は2記載の屋外設置用マイクロホン装置。
  4. 前記防風スクリーンに貫通孔を設け、この貫通孔に防風スクリーンより長い棒状部材を嵌挿し固定した請求項1、2又は3記載の屋外設置用マイクロホン装置。
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