JP2009054190A - 電気車サービス提供プログラム - Google Patents

電気車サービス提供プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009054190A
JP2009054190A JP2008291044A JP2008291044A JP2009054190A JP 2009054190 A JP2009054190 A JP 2009054190A JP 2008291044 A JP2008291044 A JP 2008291044A JP 2008291044 A JP2008291044 A JP 2008291044A JP 2009054190 A JP2009054190 A JP 2009054190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric vehicle
failure
service
computer
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008291044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4881363B2 (ja
Inventor
Sachiko Akiyama
幸子 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001132953A priority Critical patent/JP2002329020A/ja
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008291044A priority patent/JP4881363B2/ja
Publication of JP2009054190A publication Critical patent/JP2009054190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4881363B2 publication Critical patent/JP4881363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 電気車の検修や事故対策等のメンテナンスサービスを的確且つ効率的に実施することが可能な方法の提供。
【解決手段】 電気車200の装置、機器全部または一部に対し、鉄道会社と各種サービス契約を結び、契約された電気車200の車上の装置、機器の動作状態を常時監視、または、各種データを測定した情報を車上に設置した送受信装置により記録時または、契約事象発生時に地上の鉄道会社の指定箇所に契約した情報、またはサービスを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気車及び該電気車を運行する鉄道会社側に対して前記電気車の運行に係るサービスの提供をするプログラムに関する。
従来から、電気車は鉄道会社によって仕業点検、月検、重検などの検修項目について検査が定期的に行われている。この中で月検、重検は、車両を車庫に入れ、車両を止めて時間を取って実施されている。
しかし、検修項目の中には、営業運転中に記録できる内容が多く、しかも営業運転中に記録したデータの方が、実使用時の条件を反映している。
また、電気車内の機器に故障が発生した時、鉄道会社では、車庫や乗務員から連絡で、故障した装置、機器の製造、設計メーカー、関連メーカーに対し、電話、FAX等で連絡し、メーカー側は連絡を受けてから担当の技術者に連絡し、技術者が情報、データを収集することが行われる。
しかし、正確な情報が伝わりにくく、日をあらためて現地へ向かい、現車で再発させ故障を解析し、修理、処置にあたるというのが常である。この場合、故障部品はわかっても部品手配に時間がかかったり、出直して修理にあたるという時間と労力は費やすことが多く、このため復帰に時間がかかり、その間車両は営業運転が行えず、車両の稼動率が落ち、鉄道会社にとっても損害であり、乗客にも迷惑がかかっていた。また、故障発生時の乗務員の不適切な処置により、不安全な事態にもなりかねなかった。
このように、従来、電気車の検修や事故対策等のメンテナンスサービスにおいては、検修を必要とするときに随時検査を行うものであり、また事故時には事前対処が行われていないため、一旦事故が発生したときは、鉄道輸送に大きな障害を生じる可能性があり、何らかの対策を講じることが望まれていた。
本発明の目的は、電気車の検修や事故対策等のメンテナンスサービスを的確且つ効率的に実施する、サービスの提供をすることにある。
本発明は、電気車の運行に係るサービスを提供するためにコンピュータを、前記電気車の運行に係る情報であるモニタデータを受信するモニタデータ受信手段と、前記モニタデータ受信手段により受信した前記モニタデータに基づいて、前記電気車の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検出手段により故障が検出された場合、予め記憶された故障に関連する情報である故障情報に基づいて、故障内容を解析する故障内容解析手段と、前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に対応する故障部品を判断する故障部品判断手段と、前記故障部品判断手段により判断された前記故障部品と交換するための交換部品を、前記電気車の部品の在庫から検索する交換部品検索手段と、前記交換部品検索手段により検索された前記交換部品の払い出しを、前記交換部品を管理する倉庫に要求する交換部品要求手段と、前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に基づいて、前記電気車の乗務員に処置を指示するための指示情報を、前記電気車に送信する指示情報送信手段として機能させるための電気車サービス提供プログラムである。
本発明によれば、車上間の通信を応用し、各種情報の商品化と複合することにより、鉄道会社向の顧客の立場に立った各種のサービスを適用することにより、鉄道会社センタに対し、故障の修理時間を短縮し、車両の稼動率をあげる、保守、検修の事前に故障を防ぎ、作業を自動化することにより作業工数削減など貢献すると共に電気車の情報サービスとしての新しいビジネスとなり得る方法を提供できるものである。
以下、本発明に係る電気車に対するサービスの提供をビジネスとする方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシステム構成を示すものであり、コンピュータ100A、送受信機能付き端末3及びアンテナ4を有する鉄道会社センタ100と車庫110とを少なくとも含む鉄道会社側と、図示では3両編成の電気車200と、この電気車200の運行に係るメンテナンスや検修等のサービスを専門に行う電気車サービス会社側の電気車サービスセンタ300と部品倉庫端末310とが、通信衛星400による衛星通信及び地上波通信等によって、相互にリアルタイムな情報交換が行えるようにする通信手段により接続されている。
この通信手段は、鉄道会社センタ100、車庫110、電気車200、電気車サービスセンタ300、部品倉庫端末310に設けられた送受信器2及びアンテナ4等により実現され、伝送には、一般回線、専用回線等が用いられている。
電気車サービスセンタ300には、電気車200に直行するためのサービス車320が設けられている。
電気車200は、車上の運転台端末1及び車上送受信器2を有している。また車両毎に装備された多数の機器の中で、図1では、各車両に搭載された機器7が監視対象である。これら機器7は車両内LAN8により接続されている。機器7は、当該機器7を監視し該監視データ(モニタデータ)を収集する機器監視器9及びこの機器監視器9の専用電源10を備えている。この機器監視器9によりモニタデータは、車両内LAN8、送受信器2及びアンテナ4を介して電気車サービスセンタ300に送られる。
また、地上側である電気車サービス会社側の電気車サービスセンタ300は、送受信器付端末3、コンピュータ5、技術的情報を保持する記憶装置6を備えることにより、電気車200の機器監視器9からのモニタデータを受信すると共に電気車200及び装備された機器の設計製造メーカーと同一情報又は技術的ノウハウを保持し、サービス提供手段として機能する。
これらの技術的情報は、電子化され、データベース化して記憶装置6に保持されており、必要な情報を検索で使用したり、取出したりできるようなっている。例えば、配線図、回路図、製造図面、構造図面、機能仕様書、取扱説明書など、電気車の車両、装置、機器に関するあらゆるドキュメントも電子化し、必要な情報を検索でき、取出したりできるようになっている。
また、記憶装置6では、編成番号、号車、装置などにより、検索できるようにデータベース化し記録し又は当該記録の取出しが行えるようになっている。これらの情報は、それぞれ関連付けされてデータベース化されており、サービスセンタのコンピュータ5により取出せるようになっている。
また記憶装置6内の情報は図2に示すように、記録6a、車両情報6b、技術6c、履歴6d、部品6e、ドキュメント6fは相互に関連付けされている。なお、新たな情報や記録を追加する際や情報を更新する際にも記憶装置6においては、前記と同様に情報は関連づけされ、データベース化されたものとなっている。
鉄道会社側と電気車サービス会社側とは、図3に示すように、新車導入時、又は、メンテナンスしたい在来車両において、編成全体、装置、機器毎にサービス内容の一又は複数のサービス契約を結ぶものとなっている。
サービス契約500は、通信機能サービス510と、故障時サービス520と、検修サービス530と、保守サービス540と、バージョンアップサービス550と、データ更新サービス560と、緊急時対応サービス570と、情報サービス580とがある。各サービスの詳細には後述する。
また、車上である電気車200、地上の電気車サービスセンタ300、鉄道会社センタ100、車庫110は、それぞれ電話番号、IPアドレス、メイルアドレス等があらかじめ設定されている。これは、車上、地上の各部署間の必要な所のアドレスを選択することにより、事象発生時、指定された箇所に自動的に通報し、迅速な処置を行うためのものである。
なお、通信手段としては、複数箇所に同報通信するための手段を備える。同様に地上から車上への情報提供も行えるようにすることが好ましい。
電気車サービスセンタ300の送受信器サーバである端末3は、コンピュータ5に接続されており、該コンピュータ5により技術情報や取扱説明、各種の記録などが、取出せ、また、車上や、鉄道会社センタ100からの情報を新たに記録することもできるようになっている。なお、端末3の送受信サーバの通信機能は、大容量のデータをリアルタイムで送受信できるものであることが好ましい。
また、車上である電気車200、地上の電気車サービスセンタ300の各端末3には、オペレーション用のモニタ画面、操作及び文字入力用のキーボード、音声入力用マイクが設置され、地上の電気車サービスセンタ300の端末3と地上の鉄道会社センタ100の端末3には、電気車200の車上の緊急時用の出力用ブザーやランプが設置されている。運転席、客席など映像入力が必要な箇所には、映像入力用のカメラが設置されている。これらは全ては、モニタデータとしとて各端末3及び送受信器を経由して各所と情報通信することができるようになっている。
電気車200の車上からは、運転席からの音声、機器からの情報データ、カメラによる車内映像を、モニタデータとして地上の各部署に送ることができるようになっている。
地上の各部署からも情報データ、オペレータの音声、メイル、文字、映像の画面を車上及び他の地上の各部署に送ることができるようになっている。
以上の構成の下では、電気車200の車上装置又は機器7を、車上のLAN8で結び情報伝送を行うモニタリングシステムを経由し、モニタリングシステムと接続された無線伝送の送受信器2等より、地上側の電気車サービスセンタ300のコンピュータ5、鉄道会社センタ100のコンピュータ100A、契約した車両の所属する車庫110の端末3の送受信器と交信する形態となっている。
次に、本実施形態における各サービスについて、図5及び図6〜図12を参照して説明する。先ず、サービスの提供に先立って、図4に示すように鉄道会社側と電気車サービス会社側とは、通信機能サービス510と、故障時サービス520と、検修サービス530と、保守サービス540と、バージョンアップサービス550と、データ更新サービス560と、緊急時対応サービス570と、情報サービス580との一又は複数を契約する。
次に、図5に示す通信機能サービス510について説明する。
本サービスは、従来、車両無線など車上と地上との交信は、音声又はデータの1対1の通信でしかもある1つの限られた役割にのみ利用される通信でしかなく、また、これを多機能に用いるには連絡用の無線、データ読み出し用の無線などそれぞれに準備が必要であったことを解決するものである。
本実施形態では、図4に示したように鉄道会社側と電気車サービス会社側との間で、電気車200の編成のある機器7に対して通信機能サービスの契約をしている下で、図1に示すように、契約した鉄道会社センタ100の車庫110や鉄道会社センタ100のコンピュータ100A等の指定箇所に、有線又は無線の送受信装置と接続した端末3が設置されており、該端末3には、音声、警告音、文字テキスト、データ、映橡の入出力が行えるよう、マイク、ブザー、キーボード、スイッチ、シリアル伝送、CD、MD等データ入出力媒体、カメラなどのマン・コンピュータインターフェイス機能が接続されている。準備するマン・コンピュータインターフェイスは用途に合わせて行うものとする。
また、送受信手段は、一般回線又は専用回線と接続し、高速にて大容量の通信能力を持つ。契約した車両の運転室内にも同様の機能にマン・コンピュータインターフェイスを有する端末1を設置している。車上端末1は、同様の機能の車上にある送受信器2に接続し、車上からの情報を地上の端末3に伝送できるようになっている。
地上の端末3には、鉄道会社センタ100のコンピュータ100Aに接続するアドレス、各車庫や、工場の端末3に接続するアドレス、契約した車両の車上の端末3に接続するアドレスが設定されており、必要に応じて送信先のアドレスを選択することで、各所に同報通信もできるようになっている。
本サービスは、図5に示すシーケンスの実行により実現されるものであり、以下詳細に説明すると、車上である電気車200と、地上である鉄道会社センタ100及び車庫110と、地上である電気車サービスセンタ300及び倉庫310とは、通信機能と回線使用とが提供される。
このサービスにおいては通信機能の用途は固定でなく、鉄道会社側では、鉄道会社センタ100のコンピュータ100Aから、各車庫への緊急時の連絡や、通告券の代用、乗務員から所属する車庫への連絡などへに利用することができる。情報によっては、機密情報もあると考えられるので、専用回線であれば問題ないが、一般回線を利用する場合、伝送途上で傍受されることを防ぐために、契約した鉄道会社会社特有の暗号化する機能を送受信装置2又は端末3に持たせることにより、車上と地上との間、地上の基地間を伝送する情報を伝送路上で暗号化することでセキュリティを保つことが可能となる。
次に、図6に示す故障時サービス520について説明する。
本サービスは、従来、電気車内の装置に故障が発生した時、鉄道会社センタ100では、車庫110や電気車200の乗務員からの連絡で故障した装置、機器の製造、設計メーカー、関連メーカーに対し、電話、FAX等で連絡し、メーカー側は、連絡を受けてから、担当の技術者に連絡し、技術者が情報、データを収集しようとしていた。しかし、この手順では、正確な情報が伝わりにくく、日をあらためて現地へ向かい、現車で再発させ故障を解析し、修理、処置にあたるというのが常であった。このような不具合を本サービスは解決するものである。
また、本サービスは、上記において、故障部品はわかっても手配に時間がかかったり出直して修理にあたるという時間と労力は費やすが、復帰に時間がかかり、その間車両は営業運転が行えず、車両の稼動率が落ち、鉄道会社側にとっても損害であり、乗客にも迷惑がかかっていたことを解決するものである。
さらに、本サービスは、上記において、故障発生時の乗務員の不適切な処置により、不安全な事態にもなりかねなかったであったことを解決するものである。
本実施形態では、図4に示したように鉄道会社側と電気車サービス会社側との間で、電気車200のある編成の装置又は機器7に対して故障時サービスを契約している。ここで、契約した監視対象である車両又は装置7に故障が発生したと仮定する。各装置又は機器の動作状態は当該装置又は機器7内に記録しなくても、電気車200からの情報を常時、電気車サービスセンタ300にて自動的に送信しているため、電気車200の乗務員からの通報がなくても、電気車サービスセンタ300は故障を検出することができる。
電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6内には、監視対象の装置又は機器7の故障に対する情報やノウハウが保持されており、電気車サービスセンタ300にエンジニアが常駐していなくても電気車200の専門的解析を行うことが可能となる。
電気車サービスセンタ300は、先ず、故障内容から判断し、応急処置を電気車200の乗務員に対し連絡する。連絡は、音声とモニタ画面表示にて行う。鉄道会社側のセンタ100にも同報する。これにより、電気車200の乗務員が動揺し応急処置ができなかったり、誤って不適切な処置を行うことを回避することが期待できる。
第1例として、電気車サービスセンタ300から故障した電気車200の乗務員への具体的な対応を以下に時系列的に説明する。
1.インバータ装置の故障です。インバータ装置をカットしてください。
2.インバータ装置のNFBは、○○にあります。
3.走行に負担がかかります。指示により車両交換してください。」ここで、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5は、乗務員が指示通りの処置を行えたか、信号状態を確認する。
3.この間に、鉄道会社センタ100より、本車両の処置の判断の決定が下り、乗務員と修理を実施する車庫110の端末3、電気車サービスセンタ300に同報される。
4.音声だけでは、誤る可能性があるので、音声とメイルを送信する。
例えば、鉄道会社センタ100から電気車200の故障車両上の乗務員、車両の所属する車庫への通報を例示する。
####編成は、○○駅まで運行し、○○駅にて回送とする。
○○駅にて車両交換するため、○番線に%%%%編成を待機させる。
%%%%編成発車後、####編成は、△△車庫へ回送する(通告券に相当する。)。
5.この間に、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5は、該当車両の故障した装置又は機器7に対し、詳細データを要求し取り出す。
6.電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6内には、各装置又は機器の故障に対する情報又はノウハウが記憶されているので、エンジニアが常駐していなくても専門的解析が行える。該当車両からの詳細データにより、コンピュータ5が装置又は機器7内の故障箇所を解析し、修理方法を回答する。鉄道会社側のセンタ100と該当する車庫110へも同報する。
第2例として、電気車サービスセンタ300から鉄道会社センタ100及び車庫110への具体的な対応を以下に時系列的に説明する。
1.電気車サービスセンタ300から鉄道会社センタ100に対し、『####編成のインバータ装置2内の制御ユニット内の◇◇◇基板の故障と判断します。◇◇◇基板を交換してください。但し、◇◇◇基板の設定、インストール・ソフトバージョンは〜〜です。』の旨が連絡される。
2.電気車サービスセンタ300のコンピュータ5は、故障部品から部品の在庫データ、倉庫の棚番を検索し、コンピュータ5より、伝票が自動出票され、電気車サービスセンタ300の倉庫310から故障部品が払い出される。
3.上記と共に故障部品に設定、インストール・ソフトなどがある場合には、同様に電気車サービスセンタ300のコンピュータ5は、車両番号、装置、故障部品等から、この故障部品に付属する設定情報データ、インストール・ソフトも払い出される。
4.電気車サービスセンタ300のサービスマンは、これ持参し、修理を行う車庫110へサービス車320により急行する。このとき、関連するドキュメントも関連づけて出力、又は送信することもできる。電気車サービスセンタ300では、契約された車両の部品、装置の予備品を在庫管理している。修理する車庫に故障した該当車両が着くと、まもなく、故障装置内の交換部品が届き、修理することができる。
電気車サービスセンタ300では、故障部品を持ち帰り、解析調査することで、故障原因を追求し、鉄道会社センタ100へ報告し、またより一層のノウハウを貯える。これにより、修理時間を最短にし、稼働率をあげ、しかも安全を保つことが可能となる。
また、電気車200のどの車両のどの装置7内で何故障が発生し、どのように処置すること解決したということを故障履歴として電気車サービスセンタ300内のデータとして追加し、これらの故障履歴情報を鉄道会社センタ100が必要な場合は、必要な車両や機器7に該当するリストを送信することができる。
次に、図7に示す検修サービス530について説明する。
従来から鉄道会社センタ100により定期的に行われる電気車の検査には、仕業点検、月検、重検などがある。この中で月検、重検は、車両を止め時間を取って実施され、検修項目の中には、営業運転中に記録できる内容が多く、また営業運転中に記録したデータの方が実使用時の条件であることが多い。このことに対処するのが本サービスである。
本実施形態では、図4に示したように鉄道会社センタ100と電気車サービスセンタ300との間で、電気車200のある編成の装置又は機器7の検修項目に対し、検修サービス契約をしている。検修項目の中には、車両を止めて、検修時に時間を割いて測定しなくても、検修項目の記録条件、記録方法を機能として盛り込むことにより、営業運転中の動作時に記録することにより、実使用時の生のデータを測定することができることが特徴である。なお、本実施形態では、監視対象である機器7がLAN8で接続されているため幅広い検修項目に適用できる。
本サービスでは、予定の検修項目の動作条件を確認しておき、営業運転中に動作条件にあてはまる動作があった場合、指定された測定方法によりモニタデータを測定し、該データを検修データとして地上の電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6に記録する。
なお、本サービスでは、検修項目の動作条件にあてはまる動作は、期間内に何度も発生し、その度にデータを測定すると車両情報装置又は機器内に相当にメモリ容量を要するが、記録するごとに地上の電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6に記録することで、鉄道会社側及び電気車200において多くのメモリを必要としないメリットがある。
地上の電気車サービスセンタ300のコンピュータ5内では電気車200のどの編成のどの装置又は機器7からのいつの何の試験項目のデータかを区別し、記録する。また、試験項目ごとに、鉄道会社センタ100が定める判定基準にあてはまるかを確認する。判定基準内の場合には、指定された検修日に、まとめて検修データを鉄道会社センタ100に送付する。
しかし、判定基準外である記録が採取された場合には、検修日でなくても記録時に鉄道会社センタ100のコンピュータ100Aと所属する車庫110の端末3へ次のような連絡を行う。
この連絡は、例えば、電気車サービスセンタ300から鉄道会社センタ100のコンピュータ100A及び車庫110への連絡となる。
1.電気車サービスセンタ300は、『△△△△年△△月△△日○○時○○分の####編成の検修データにて、△号車の△装置の○○試験のデータが判定値外であった。判定値は、○○○○以上であるが、記録は、◇◇◇◇であった。』という情報を、鉄道会社センタ100に送る。
また、この情報の鉄道会社センタ100への送付に際しては、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6に保持された情報及びノウハウにより想定される原因考察を追加して送付することもできる。
コンピュータ5内で判定を出すと、応荷重によるBC圧等その時点の応荷重により判定値が変わる場合でも、演算方法を電気車サービスセンタ300のコンピュータ5及び記憶装置6に保持することで、判定は容易に行うことができる。
また、記録は、常時取っているため、時系列的に送付することもできる。
例えば、次のような送付例が考えられる。
△△△△年△△月△△日○○時○○分の記録△△△△ 判定:OK △△△△年△△月△△日○○時○○分の記録△△△△ 判定:OK △△△△年△△月△△日○○時○○分の記録◇◇◇◇ 判定:NGまた、鉄道会社センタ100のコンピュータ100Aにてグラフ化等で見やすくすることも可能である。後は、鉄道会社センタ100の対応によるが、これにより、検修日間に発生した問題を検修日を待たず、即日、対応することができる。
また、検修日には、ここまでに記録した検修データを電気車サービスセンタ300より車庫の端末、及び、鉄道会社センタ100のコンピュータ100Aに送付されているので、最新のデータの確認、記録されていない項目はないか確認することで実施する検査項目も減り、作業時間が短縮できる。車庫内での検修時では、条件を模擬して測定しているところを実際の運転時に記録したデータであるので、正確な記録が測定できる利点がある。
次に、図8に示す保守サービス540について説明する。
本サービスは電気車に特有の保守形態に基づくものである。すなわち、電気車の車体の寿命は長く、数十年使用されているものも珍しくないが、消耗する部品も多くあり、車輪、パンクは走行するごとに摩耗し、接触器やリレー接点等も部品として保証する動作回数がある。また電気車の電気品においても、表示画面のバックライト、液晶画面、電源部のアルミ電解コンデンサ、バックアップ用のバッテリ(電池)等も寿命部品である。
かかる事情の下で、電気車の1編成内の各回路、各装置内、寿命品だけでも、非常に多く、各車庫が受け持つ車両全体で、これらを効率よく管理することは、困難であり、また交換部品が届いても、交換方法、設定方法など、都度必要なドキュメントを探すのは大変である。
このような事情に対応したものが本サービスであり、本実施形態では、図4に示したように鉄道会社センタ100と電気車サービスセンタ300との間で、電気車200のある編成の装置又は機器7の検修項目に対し、保守サービス契約をしている。
契約した車両の機器、部品は、常時、動作状態、稼動時間、動作回数をモニタし、該モニタした情報を電気車200上の送受信器2より電気車サービスセンタ300のコンピュータ5へ送信する。車両内の装置又は機器7は、カウント、記録する必要はなく、車上からの動作情報により、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5内でカウントする。
これにより、車上の監視対象の装置又は機器7は、多大な処理機能やメモリを必要としないで、カウントするごとに、その機器、部品の保証する動作時間・回数等が保証内であるかを確認し、判定する。また、保証時間、回数等を超える以前に交換する必要があるため、保証時間、回数等の判定基準のほかに、交換基準をもち交換基準に達したとき、交換指示を鉄道会社センタ100と該当車両が所属する車庫110の端末3へ送信する。
このとき、交換基準は、保証期間に達するまでに充分部品交換可能な範囲に定める。また、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5内でこれまでの動作状態より、保証期間に達する日時を推測し、同時に鉄道会社センタ100へ送信する。
この電気車サービスセンタ300から鉄道会社センタ100へ送信例を次に説明する。
この例は、電気車サービスセンタ300から鉄道会社センタ100へ、さらに当該車両が所属する車庫110への情報送信例である。
####編成上り側表示器のバックライトを交換してください。
保証期間に達する日時の推測は、△△月△△日○○時です。
この情報送信と同時に、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5より、伝票が自動出票され、電気車サービスセンタ300の倉庫310から、交換部品が払い出される。並びに交換部品の交換方法の説明書もコンピュータ5及び記憶装置6から払い出される。
電気車サービスセンタ300は、交換部品と交換方法の説明書を保証期間に達する日時を添えて該当車両が所属する車庫110へ届ける。
電気車サービスセンタ300では、コンピュータ5により、契約された車両の部品、装置の予備品を在庫管理している。これにより、車庫側では、保証期間の余裕を持って寿命部品を交換することができ、寿命による問題が発生することを回避することが可能となる。
また、交換作業は、常時発生しているわけではないので、作業者が間違わないよう説明書も添付する。交換後は、車庫側から、交換日時の連絡をもらう。
これにより、本車両の本交換部品の稼動時間、動作回数等はリセットされ、交換後の部品にて新たな保守サービス管理を継続することができる。
また『####編成上り側表示器のバックライトは、△△月△▽日に交換済』という交換記録が電気車サービスセンタ300のデータとして追加され、これらの交換履歴情報を鉄道会社センタ100が必要な場合は、鉄道会社センタ100に対し、リストとして送信することができる。
次に、図9に示すバージョンアップ・サービス550について説明する。
本サービスは、従来から電気車の装置及びシステムは、ほとんどが汎用品でなくカスタム設計品であることを前提とする。マン・コンピュータインターフェイスのあるシステムにおいては、乗務員や、検修員が一通り使用してから発生する、取り扱い上の些細な追加や変更などが多い。また技術的にも時代に則して要求される機能がある。
このような要求に答え、ソフトウェア、ハードウェアにおいて機能の追加や変更をしていかない限り、顧客志向の最適な装置及びシステムにはなり得ない。
また、古い機器においては機能が対応できない、交換部品が改廃しメンテナンスできないことになることも多い。
このような事情に対応したものが本サービスであり、本実施形態では、図4に示したように鉄道会社センタ100と電気車サービスセンタ300との間で、電気車200のある編成の装置又は機器7の検修項目に対し、バージョンアップサービス契約をする。この契約には、バージョンアップする期間、バージョンアップする周期をも契約内容とする。
本サービスは、電気車200のシステムをよりいっそう鉄道会社センタ100の運転、検査、管理等の様々な立場の人から見て、使いやすい最適なシステムでありつづけるためのサービスである。
新システム、装置を導入するにあたり、システム仕様は、鉄道会社センタ100の技術担当と設計する側の会社、つまり電気車サービスセンタ300と間で検討され、実現するが、実際に使用する人は、鉄道会社センタ100の運転、検査、管理等の様々な立場の人である。
マン・コンピュータインターフェイス関係では、あらゆる立場の人が一通り操作した上で、あらたな要望がでることも多い。これらを反映しないと、日々使用するシステム及び装置であるのにいつまでも満足のいかないものになりかねない。
また、導入時には納得してもらえても、年が経過することで時代に即した機能アップの要求である。そこで、車上、地上の通信機能を利用し、多様な使用者からの種々の生の意見、要望を電気車サービスセンタ300に集め、情報を整理し、契約した次回のバージョンアップの機会の変更仕様の元とする。
これにより、次回のバージョンアップの際、ソフト、ハードの変更を行い、インプットされた種々の要望を生かすことにより、使う人にとって最も良いシステムへ近づけ続けるようにする。契約期間が長く、古い機器においては、機能が対応できない、交換部品が改廃しメンテナンスできないことになることも多いため、互換性のある新機器への置き換えに結びつくこともある。
次に、図10に示すデータ更新サービス560について説明する。
本サービスは、鉄道において特有の事情であるほぼ毎年行われるダイヤ改正、料金変更、ホームや地上子の位置の変更、新駅追加、新路線の開通、新車の投入等、車上機器のデータ更新等に対処するものである。このデータ更新する機会は、情報サービスの向上と共に増加する。また、データ更新タイミングは、一夜にして全ての車両に対して行う必要があるものがほとんどである。このような場合、床下にもぐってデータ更新、ソフト変更するなど人海戦術を要する事態も多かった。
かかる事情を踏まえて、本サービスでは、図4に示すように、鉄道会社センタ100と電気車サービスセンタ300間である編成のある機器、部品に対し、データ更新サービス契約をする。
鉄道においては、ダイヤ改正、新駅追加、駅、地上子等の位置変更などにして、多くの車両の車載機器内のデータを一夜にして一斉に更新しなければならないことが多々ある。鉄道会社センタ100から、電気車サービスセンタ300へ、契約したどの車両のどの装置において、どのようなデータ更新が、いつ(更新日時)必要であるという情報が連絡される。
電気車サービスセンタ300は、更新するデータを作成し、電気車サービスセンタ300から、該当する複数車両の送受信器2のアドレスを設定し、送信日時に更新日時を設定する。
鉄道会社センタ100は、更新日時には、該当車両の電源を入れ、停車させておくようにする。更新日時になると、電気車サービスセンタ300のコンピュータ5から遠隔操作にて、該当する複数の車両宛に、更新データを同報送信する。データには、どの装置又は機器のどのデータである種別があるため、あらかじめ仕組まれた車両情報機器により、指定された装置の指定データを更新する。更新作業が正常に完了したかは、各車両から電気車サービスセンタ300宛に返答する。全ての該当車両において指定されたデータ更新が完了したことを確認の上でいつ、どの車両のどの装置において、何のデータ更新を行い、いつ全て正常に完了したかを電気車サービスセンタ300のコンピュータ5から、リストにして鉄道会社センタ100へ送信する。また、電気車サービスセンタ300は、この更新履歴を6記録として残し、次回に備える。
本サービスにより、電気車200の複数車両のデータ更新を、短時間で人手をかけずに正確に行える利点がある。
次に、図11に示す緊急時対応サービス570について説明する。
本サービスは、電気車200においてはラッシュ時等で2000人近い乗客に対し通常乗務員は2名であり、また、ローカル線のワンマンカーの場合は運転士1名のみであって、電気車200の緊急時対応は乗務員が行っていたが、乗務員自身の緊急事態や乗務員が対応できない事態をできるだけ早く対処する手段が無かったことを解消するものである。
かかる事情を踏まえて、本サービスでは、図4に示すように、鉄道会社センタ100と電気車サービスセンタ300間である車両に対し、緊急時対応サービスの契約をする。
本サービスでは、契約された車両に乗員した乗務員に対し、電気車サービスセンタ300は、車内カメラ映像にて乗務員の自身の急病などによる緊急事態を察知すると、電気車サービスセンタ300から、通信を用いて同車上のもう一人の乗務員、鉄道会社センタ100、車庫110等へ音声及びブザー等にて非常通報することにより、緊急事態を連絡するサービスを行う。映像は、鉄道会社センタ100にも同報送信する。
これにより、乗務員自身の緊急事態に早急に対処することができる。
また、客室からの非常ボタン通報により、電気車サービスセンタ300から車上の乗務員へ、音声連絡し、乗務員(車掌)が一人で対応できない事態の場合には、急病人の患者輸送等乗務員へのサポートをすることが可能となる。
本サービスにより、乗務員は通常2名、新幹線においても数名であるのに対し、乗客は数百〜二千人であるため、乗務員だけで対応できない事態により、早く安全に対処することができるようになる。
次に、図12に示す緊急時対応サービス580について説明する。
電気車においては、営業運転時やメンテナンスを行う際にさまざまな情報が役立つものの、従来は、車両、装置の故障履歴、交換履歴、ハードウェア・ソフトウェアの変更・更新履歴駅間距離、地上子の位置データ、車輪径、応荷重の変動などはデータの取出しが簡単に行われていないことを前提としている。
また、鉄道に新技術を導入するためには検討が必要であるが、なかなか鉄道会社側に情報が届きにくく、また新しく導入した装置、システムの機能説明や、取り扱い説明が末端の作業者まで浸透しにくいことも前提としている。
かかる事情を踏まえて、本サービスでは、図4に示すように、鉄道会社側と電気車サービス会社との間で、電気車200のある編成のある機器、部品に対し、情報サービスの契約をする。
本サービスでは、電気車が営業運転、メンテナンスを行う際に、さまざまな情報が役に立ち、また役割によって必要な情報も異なるので、電気車サービスセンタ300は、鉄道会社センタ100のセンター及び車庫の端末画面3に対し、「情報サービス」契約には、どの車両のどのような情報や記録、データ6を電気車サービスセンタ300が持っているかをリストとして表示する。
例として、車両、装置の故障履歴、交換履歴、ハードウェア・ソフトウェアの変更・更新履歴、駅間距離、地上子の位置データ、車輪径、応荷重の変動、各種ドキュメントなどがある。
これらの中から、必要なデータやドキュメントを選択する。
これにより、電気車サービスセンタ300から、選択されたデータやドキュメント6が情報を要求した鉄道会社センタ100及び車庫の端末3を経由し、電子化した情報で送付される。日々更新していく記録については、記録の期間の指定を行う。
指定した車両のみの情報など条件をつけて情報6を選択することも可能とする。現状あれば、役に立つデータが取出せていない。
電気車サービスセンタ300の記憶装置6で保持する情報は、関連付けしデータベース化してあるため、条件にあった情報を検索し、取り出すことが可能となる。
また、鉄道に新技術を導入するための検討が必要であるが、なかなか鉄道会社センタ100に情報が届きにくい。提供する情報の中には、新技術を紹介するニュースや、新しく導入した装置、システムの機能説明や、取り扱い説明のビデオ等も提供することが可能となる。
さらに、他の鉄道会社の車両の情報は、取出せないようセキュリティをかける。通常、一般相手の情報であれば、インターネットのホームページということも考えられるが、必要とする相手は限られており、セキュリティがあるため、専用のサービスとして契約により提供することができる。
次に図13及び図14を参照して本発明に係る電気車サービスシステムの第2の実施形態を説明する。
図1と同一部分には同一符号を付した図13に示すように、第2の実施形態は、車上のモニタリングシステムを介さず、電気車200に装備された1又は複数の装置又は機器としてのみサービス契約している場合である。
本実施形態では、契約している装置内に装置専用の送受信器を設置し、同様に、地上の電気車サービスセンタ300のコンピュータ5、鉄道会社センタ100のコンピュータ100A、契約した車両の所属する車庫110の端末3の送受信器と通信する形態である。
図14に示すように、サービス契約された監視対象の装置機器7は、図3に示す一又は複数のサービスが契約されており、専用送受信器2を有している。装置11の故障時、電源異常時にも稼動し、情報提供できるよう監視する制御器11とは別電源10でバッテリ付により記録器12により記録保持も行えるようにする。
本実施形態は、電気車200におけ監視対象の形態が第1実施形態と相違するだけで、サービスの形態は図4〜図12と同様である。
なお、本発明に係る電気車サービスシステムの電気車サービスセンタ300の構成、特にコンピュータ5は、情報処理機能及び通信機能を有するものであるが、該コンピュータ5は、一又は複数のコンピュータ又は同等のハードウェア又はソフトウェアにより構成することができる。従って、上記実施形態における各手順のシーケンスが実施される方法又はプログラムは、当該コンピュータのハードウェア又はソフトウエアとして構成とすることができる。
また、電気車サービス会社は、新規に設立する場合のみならず、電気車メーカや鉄道会社が部門として構築するものであってもよい。
本発明に係る方法の第1実施形態を説明する図。 同実施形態におけるサービスセンタにおける情報関連付けの例を示す図。 同実施形態における契約サービスの例を示す図。 同実施形態におけるサービス契約の手順を示す図。 同実施形態における通信機能サービスの手順を示す図。 同実施形態における故障時サービスの手順を示す図。 同実施形態における検修サービスの手順を示す図。 同実施形態における保守サービスの手順を示す図。 同実施形態におけるバージョンアップサービスの手順を示す図。 同実施形態におけるデータ更新サービスの手順を示す図。 同実施形態における緊急時対応サービスの手順を示す図。 同実施形態における情報サービスの手順を示す図。 本発明に係る方法の第2実施形態を説明する図。 同実施形態における監視対象機器の詳細を示す図。
符号の説明
1…運転台端末、2…送受信器、3…送受信器付端末、4…アンテナ、5…コンピュータ、6…記憶装置、7…監視対象の機器、8…車内LAN、9…機器監視器、10…電源、11…制御機器、12…記録器、100…鉄道会社センタ、100A…鉄道会社センタコンピュータ、110…車庫、200…電気車、300…サービスセンタ、310…部品倉庫、320…サービス車、400…通信衛星。

Claims (4)

  1. 電気車の運行に係るサービスを提供するためにコンピュータを、
    前記電気車の運行に係る情報であるモニタデータを受信するモニタデータ受信手段と、
    前記モニタデータ受信手段により受信した前記モニタデータに基づいて、前記電気車の故障を検出する故障検出手段と、
    前記故障検出手段により故障が検出された場合、予め記憶された故障に関連する情報である故障情報に基づいて、故障内容を解析する故障内容解析手段と、
    前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に対応する故障部品を判断する故障部品判断手段と、
    前記故障部品判断手段により判断された前記故障部品と交換するための交換部品を、前記電気車の部品の在庫から検索する交換部品検索手段と、
    前記交換部品検索手段により検索された前記交換部品の払い出しを、前記交換部品を管理する倉庫に要求する交換部品要求手段と、
    前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に基づいて、前記電気車の乗務員に処置を指示するための指示情報を、前記電気車に送信する指示情報送信手段
    として機能させるための電気車サービス提供プログラム。
  2. コンピュータを用いて、電気車の運行に係るサービスを提供するためのサービス提供方法であって、
    前記コンピュータが、前記電気車の運行に係る情報であるモニタデータを受信するステップと、
    前記コンピュータが、受信した前記モニタデータに基づいて、前記電気車の故障を検出するステップと、
    前記コンピュータが、故障を検出した場合、予め記憶された故障に関連する情報である故障情報に基づいて、故障内容を解析するステップと、
    前記コンピュータが、前記故障内容に対応する故障部品を判断するステップと、
    前記コンピュータが、判断された前記故障部品と交換するための交換部品を、前記電気車の部品の在庫から検索するステップと、
    前記コンピュータが、検索された前記交換部品の払い出しを、前記交換部品を管理する倉庫に要求するステップと、
    前記コンピュータが、解析された前記故障内容に基づいて、前記電気車の乗務員に処置を指示するための指示情報を、前記電気車に送信するステップと
    を含むことを特徴とする電気車サービス提供方法。
  3. 電気車と、前記電気車の部品の在庫を管理する倉庫に設置された倉庫用コンピュータと、前記電気車の運行に係るサービスを提供するサービスセンタに設置されたサービスセンタ用コンピュータとを備え、前記サービスセンタが前記電気車の運行に係るサービスを提供する電気車サービス提供システムであって、
    電気車は、
    前記電気車の運行に係る情報であるモニタデータを収集するモニタデータ収集手段と、
    前記モニタデータ収集手段により収集された前記モニタデータを、前記サービスセンタ用コンピュータに送信するモニタデータ送信手段と、
    前記電気車の乗務員に処置を指示するための情報を、前記サービスセンタ用コンピュータから受信する処置情報受信手段とを備え、
    前記サービスセンタ用コンピュータを実行させるプログラムは、
    前記電気車の前記モニタデータ送信手段から前記モニタデータを受信するモニタデータ受信手段と、
    前記モニタデータ受信手段により受信した前記モニタデータに基づいて、前記電気車の故障を検出する故障検出手段と、
    前記故障検出手段により故障が検出された場合、予め記憶された故障に関連する情報である故障情報に基づいて、故障内容を解析する故障内容解析手段と、
    前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に対応する故障部品を判断する故障部品判断手段と、
    前記故障部品判断手段により判断された前記故障部品と交換するための交換部品を、前記電気車の部品の在庫から検索する交換部品検索手段と、
    前記交換部品検索手段により検索された前記交換部品の払い出しを、前記倉庫用コンピュータに要求する交換部品要求手段と、
    前記故障内容解析手段により解析された前記故障内容に基づいて、前記電気車の乗務員に処置を指示するための情報を、前記電気車の処置情報受信手段に送信する処置情報送信手段として機能させ、
    前記倉庫用コンピュータを実行させるプログラムは、前記サービスセンタ用コンピュータの前記交換部品要求手段からの要求を受け付ける受付手段として機能させること
    を特徴とする電気車サービス提供システム。
  4. 電気車と、前記電気車の部品の在庫を管理する倉庫に設置された倉庫用コンピュータと、前記電気車の運行に係るサービスを提供するサービスセンタに設置されたサービスセンタ用コンピュータとを備え、前記サービスセンタが前記電気車の運行に係るサービスを提供する電気車サービス提供方法であって、
    前記電気車が、前記電気車の運行に係る情報であるモニタデータを収集するステップと、
    前記電気車が、収集した前記モニタデータを、前記サービスセンタ用コンピュータに送信するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、前記電気車から前記モニタデータを受信するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、受信した前記モニタデータに基づいて、前記電気車の故障を検出するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、故障を検出した場合、予め記憶された故障に関連する情報である故障情報に基づいて、故障内容を解析するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、解析された前記故障内容に対応する故障部品を判断するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、判断された前記故障部品と交換するための交換部品を、前記電気車の部品の在庫から検索するステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、検索された前記交換部品の払い出しを、前記倉庫用コンピュータに要求するステップと、
    前記倉庫用コンピュータが、前記サービスセンタ用コンピュータからの要求を受け付けるステップと、
    前記サービスセンタ用コンピュータが、解析された前記故障内容に基づいて、前記電気車の乗務員に処置を指示するための指示情報を、前記電気車に送信するステップと、
    前記電気車が、前記サービスセンタ用コンピュータから送信された前記指示情報を受信するステップと
    を含むことを特徴とする電気車サービス提供方法。
JP2008291044A 2001-04-27 2008-11-13 車両メンテナンスシステム Expired - Lifetime JP4881363B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132953A JP2002329020A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電気車に対するサービスの提供をビジネスとする方法
JP2008291044A JP4881363B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 車両メンテナンスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291044A JP4881363B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 車両メンテナンスシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132953A Division JP2002329020A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電気車に対するサービスの提供をビジネスとする方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009054190A true JP2009054190A (ja) 2009-03-12
JP4881363B2 JP4881363B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=40505151

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132953A Pending JP2002329020A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電気車に対するサービスの提供をビジネスとする方法
JP2008291044A Expired - Lifetime JP4881363B2 (ja) 2001-04-27 2008-11-13 車両メンテナンスシステム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132953A Pending JP2002329020A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電気車に対するサービスの提供をビジネスとする方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2002329020A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045329A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 軌道系車両管理システムおよび対処決定方法
JP2017077055A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 公益財団法人鉄道総合技術研究所 状態診断装置及びプログラム
JP2018174525A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド プライバシー配慮型の信号監視システム及び方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314784A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Kawasaki Heavy Ind Ltd 事故現場情報通報システム
JP4090966B2 (ja) * 2003-08-27 2008-05-28 三菱電機株式会社 車両保守管理装置
JP4901349B2 (ja) * 2006-07-20 2012-03-21 株式会社東芝 電気車の保全機能付きモニタ装置
JP2008143367A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp 列車搭載映像情報配信表示システム
JP5312210B2 (ja) * 2009-06-09 2013-10-09 三菱電機株式会社 列車情報表示システムおよび列車情報表示方法
DE102009053551A1 (de) * 2009-11-18 2011-05-19 Fogtec Brandschutz Gmbh & Co. Kg Brandbekämpfungssystem für ein Schienenfahrzeug
JP5443955B2 (ja) * 2009-11-20 2014-03-19 株式会社東芝 車両情報提供システム及び車両情報提供方法
WO2013124980A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 三菱電機株式会社 監視プログラム特定装置、列車機器監視システム、監視プログラム特定方法及びプログラム
JP2014110671A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Toshiba Corp 鉄道用車両制御装置及び鉄道用車両制御システム
JP6713765B2 (ja) * 2015-12-22 2020-06-24 東日本旅客鉄道株式会社 鉄道車両の検査システム
JP6615360B2 (ja) * 2016-08-10 2019-12-04 三菱電機株式会社 列車機器管理システム、列車機器管理方法および列車機器管理プログラム
CN106506645B (zh) 2016-11-10 2019-11-22 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 轨道车辆的监控方法和系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1024784A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 車両及び車両カルテシステム並びに車両メインテナンス方法
JPH1076952A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Toshiba Corp 列車検修・列車故障復旧支援装置
JPH11259339A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Toshiba Corp コンピュータ障害保守システム及び障害対応コンピュータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1024784A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 車両及び車両カルテシステム並びに車両メインテナンス方法
JPH1076952A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Toshiba Corp 列車検修・列車故障復旧支援装置
JPH11259339A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Toshiba Corp コンピュータ障害保守システム及び障害対応コンピュータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045329A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 軌道系車両管理システムおよび対処決定方法
JP2017077055A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 公益財団法人鉄道総合技術研究所 状態診断装置及びプログラム
JP2018174525A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド プライバシー配慮型の信号監視システム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002329020A (ja) 2002-11-15
JP4881363B2 (ja) 2012-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881363B2 (ja) 車両メンテナンスシステム
CA2382972C (en) Apparatus and method for managing a fleet of mobile assets
RU2640389C1 (ru) Система управления поездом и железнодорожным депо
US8245983B2 (en) System and method for railroad wayside monitoring
US20150375870A1 (en) Method for testing a maintenance and materials management system
US20020065698A1 (en) System and method for managing a fleet of remote assets
US20030036939A1 (en) Method and system configure to manage a maintenance process
CN102497393A (zh) 高速列车智能化系统及其通信方法
MXPA02004194A (es) Metodo y sistema para administrar remotamente la comunicacion de datos utilizados para pronosticar malos funcionamientos en una pluralidad de maquinas.
US20200139845A1 (en) Battery state monitoring system and method therefor
CN105306574A (zh) 远程下载列车运行监控记录文件的方法
US20200108734A1 (en) Method and System for Monitoring Occupancy of a Seat Arranged in a Transportation Vehicle
CN113971465A (zh) 一种在线报修的方法、系统、数据采集终端及存储介质
KR100540162B1 (ko) 철도차량의 유지보수를 위한 정보화 시스템
JP2019061307A (ja) 配車システムおよび配車方法
KR101443200B1 (ko) 배전 지능화장치 관리 시스템
JP6504941B2 (ja) 列車運行管理システム、及び、列車運行管理方法
JP2009126382A (ja) 通告伝達システム
Correa-Jullian et al. Modeling fleet operations of autonomous driving systems in mobility as a service for safety risk analysis
JP2002059834A (ja) 車両保守支援方法及び支援システム
AU2005200603B2 (en) Apparatus and method for managing a fleet of mobile assets
WO2021153067A1 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
CN111709537A (zh) 用于列车故障报修的终端、平台和系统
Du Toit et al. Improving the response time for the corrective maintenance of rail infrastructure: a case study of the Western Cape Passenger Rail Network
Pate et al. Positive Train Control (PTC) Monitoring and Analysis of the Integrated Network (MAIN)-Phase I

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4881363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term