JP2009053215A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着ローラ21は弾性層23を有し、ヒータ25を内蔵している。加圧手段30は、無端状の加圧接触部材35を、弾性部材である加圧部材32により押圧して定着ローラ21に圧接させている。ニップ部領域内における加圧部材32の見掛けゴム硬度がゴム荷重方向厚さに対して急激に変化し始める点よりも見掛け硬度が高くなるように構成する。これにより、ニップ中央領域のみ加圧部材32のゴム硬度が硬くなる現象が起き、ニップ出口部の用紙突出姿勢が適正化されて用紙剥離性が向上する。
【選択図】図2
Description
また、前記加圧部材弾性層は、圧力0〜0.735N/mm2 の範囲で見掛けゴム硬度が50度(ASKER−C)以下であると好ましい。
また、前記加圧部材弾性層はゴム永久歪4%以下であると好ましい。
また、前記定着部材が弾性層を有する定着ローラとして構成され、前記加熱手段が該定着ローラ内部に配置されると好ましい。
また、前記定着部材が無端状部材として構成され、該無端状定着部材を前記加圧接触部材に圧接させる弾性部材を有すると好ましい。
また、前記加圧接触部材と前記加圧部材の間、または、前記定着部材と前記弾性部材の間に、両者間の摩擦を低減させる低摩擦部材を配置すると好ましい。
請求項5の構成により、ニップ形状の経時的変形を防ぎ、定着特性及び用紙剥離特性の低下を抑制することができる。
請求項7の構成により、簡単な構成の加熱定着ローラを用いることで、用紙剥離性に優れた定着装置を低価格にて実現することができる。
請求項9の構成により、ニップ形状の経時的変形を防ぎ、定着特性及び用紙剥離特性の低下を抑制することができる。
図1は、本発明に係る定着装置を備える画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を模式的に示す断面図である。この図に示すレーザプリンタ100は、像担持体としての感光体ドラム1を備えており、感光体ドラム1の周囲には、帯電手段2,現像装置3,転写手段4,クリーニング手段5,除電手段6等が配設されている。帯電手段2と現像装置3の間は露光位置となっており、上方に配置されたレーザ書込み装置装置7からの書き込み光が感光体ドラム1に照射される。
画像形成動作が開始されると、感光体ドラム1が図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転駆動され、その感光体ドラム1の表面が帯電手段2によって所定の極性に一様に帯電される。レーザ書込み装置7においては、パソコン等のホストマシーンより送られた画像データに基づいて図示しないLD(レーザダイオード)が駆動され、書込み光としてのレーザ光を感光体ドラム1上に照射する。これにより感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。その静電潜像に現像装置3からトナーが付与され、トナー像として可視化される。
この図に示す定着装置20は、用紙に直接接触する定着部材として加熱定着ローラ21を用いるものである。加熱定着ローラ21は、表面被覆層22,弾性層23,芯金24を有している。また、芯金24の内部には熱源としての定着ヒータ25が配置されている。この加熱定着ローラ21は、図示しない駆動手段により図中時計回りに回転駆動される。そして、加熱定着ローラ21に対して加圧手段30が圧接されている。未定着トナー像Tを担持する転写紙等の用紙Pは、加熱定着ローラ21と加圧手段30が圧接されて形成された定着ニップを通過し、定着ヒータ25により加熱された加熱定着ローラ21からの熱と、定着ニップにおける圧力とにより、未定着トナー像Tが用紙P上に定着される。
直線93、94、95は、ASKER−Cゴム硬度計でJIS−A規格のゴムの硬度を測定した場合のゴム厚さに概ね線形比例するゴム硬度の範囲を一次近似して得られた近似直線である。直線93はゴム硬度8Hs(JIS−A)の近似直線であり、直線94はゴム硬度20Hs(JIS−A)の近似直線であり、直線95はゴム硬度30Hs(JIS−A)の近似直線である。
実験点85は、後述する剥離実験を行った条件で、ゴム硬度20Hs(JIS−A)、ゴム荷重方向厚さ4mmの見掛けゴム硬度を示す。
実験点86は、後述する剥離実験を行った条件で、ゴム硬度30Hs(JIS−A)、ゴム荷重方向厚さ4mmの見掛けゴム硬度を示す。
(1) ゴム硬度8Hs(JIS−A)、ゴム永久歪4%、ゴム荷重方向厚さ2mm、ゴム搬送方向幅4mm、ゴム軸方向(ローラ軸方向)長さ230mm
(2) ゴム硬度20Hs(JIS−A)、ゴム永久歪4%、ゴム荷重方向厚さ4mm、ゴム搬送方向幅6mm、ゴム軸方向長さ230mm
(3) ゴム硬度30Hs(JIS−A)、ゴム永久歪4%、ゴム荷重方向厚さ4mm、ゴム搬送方向幅6.5mm、ゴム軸方向長さ230mm
曲線63は曲線65に比べて最大圧力値が大きく、ニップ端部での圧力の傾斜が大きいことが分かる。加熱定着ローラ側の弾性層のゴム永久歪が大きい場合、加熱定着ローラ表面形状が局所的に変形し、画像の光沢ムラ等の画像劣化を起こす原因となる。今回の実験から、加熱定着ローラ弾性層のゴム永久歪が5%以上の場合、光沢ムラが目立ち、ゴム永久歪4%以下が望ましいことが分かった。
20,40 定着装置
21 加熱定着ローラ(定着部材)
22 表面被覆層
23 弾性層
24 芯金
25 定着ヒータ(加熱手段)
30 加圧手段(加圧手段)
31 加圧接触部材(無端状加圧接触部材)
32,42 加圧部材(加圧部材)
33,43 支持部材
34,44,51 加圧スプリング
35,45 低摩擦部材
41 無端状定着部材(定着部材)
46,48,49 加熱ローラ
50 熱源(加熱手段)
100 レーザプリンタ
Claims (13)
- 加熱手段により加熱される定着部材であって、表面が弾性変形可能な定着部材と、
前記定着部材に圧接される無端状の加圧接触部材と、該加圧接触部材を前記定着部材に押圧する加圧部材とを有する加圧手段と
を備え、
前記定着部材と前記加圧接触部材間に形成されるニップ部に未定着トナー像を担持する記録媒体を通過させて定着を行う定着装置において、
前記加圧部材が弾性層を有し、
前記ニップ部領域内における前記加圧部材弾性層の見掛けゴム硬度(ASKER−C)がゴム荷重方向厚さに対して急激に変化し始める点よりも見掛け硬度が高くなるように構成されていることを特徴とする定着装置。 - 前記加圧部材の記録媒体搬送方向の長さが、前記定着部材に無限平板を圧接させたときに形成されるニップ幅以下であることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記加圧部材弾性層は、圧力0〜0.735N/mm2 の範囲で見掛けゴム硬度が50度(ASKER−C)以下であることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記加圧部材弾性層は、ゴム硬度8Hs(JIS−A)以下、ゴム荷重方向厚さ2mm以下であることを特徴とする、請求項1又は3に記載の定着装置。
- 前記加圧部材弾性層はゴム永久歪4%以下であることを特徴とする、請求項1,3,4のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記加圧部材弾性層は、ゴム荷重方向厚さ2mm以下であることを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
- 前記定着部材が弾性層を有する定着ローラとして構成され、前記加熱手段が該定着ローラ内部に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記定着ローラは直径が27mm以下であり、該定着ローラの前記弾性層はゴム硬度8Hs(JIS−A)以下、ゴム厚さ0.8mm以上であることを特徴とする、請求項7に記載の定着装置。
- 前記定着ローラの前記弾性層は永久歪4%以下であることを特徴とする、請求項7又は8に記載の定着装置。
- 前記定着部材が無端状部材として構成され、該無端状定着部材を前記加圧接触部材に圧接させる弾性部材を有することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
- 前記定着部材が、熱源を内蔵する複数の加熱ローラに張架されていることを特徴とする、請求項10に記載の定着装置。
- 前記加圧接触部材と前記加圧部材の間、または、前記定着部材と前記弾性部材の間に、両者間の摩擦を低減させる低摩擦部材を配置したことを特徴とする、請求項1又は10に記載の定着装置。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2007202182A JP2009053215A (ja) | 2006-08-03 | 2007-08-02 | 定着装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012181402A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、及び画像形成装置 |
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2007
- 2007-08-02 JP JP2007202182A patent/JP2009053215A/ja active Pending
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